◇ 編集後記 ◇ No,47

              (平成17年(2005)2月発行) 


       
『三寒四温』という言葉が、
       ようやく実感できるようになってきましたが、
       まだまだ、寒さは残っているようです。

       ただ、夏の
『残暑』という表現に対して、
       冬の寒さは
『余寒』と称されるようで、
       日本人の言葉の使い方の
巧みさには
       不思議な
【深み】を感じさせられてなりません。

       『ぼたもち』や『おはぎ』といった、
       その当時の
【格別の御馳走】を、
       まず最初に仏壇に供えた日本という国で、
       悲しい事件が増加しているのはなぜでしょうか?

       
『お金』『時間』といったものが、
       
【生きる(もちろん、自分ひとりでという意味合いではなく、
        生きとし生けるものがすべて、という意味で)
ことから、
       
【遊ぶ・楽しむ】ためのものへと、
       大きく変化してきたことに、その一因があるような
       気もしています。

       【遊ぶ】ための『お金』や『時間』って、
       つい、
【自分だけのモノ】だと、誤解しがちですよね。

       
【みんなで生きる】ための『お金』や『時間』の
       上手な使い方を、
       この
『お彼岸』の機会に思い出してみませんか?

       なくしてしまったのなら仕方ありませんけど、
       ただ、忘れているだけのことなら、
       きっと、
思い出せるはずでしょうし、ね。


                   編集後記のページへ

                   トップページへ