第26回 新政研21フォーラム


                                              (このページの写真はすべて私が撮影した写真です)     河野 善福

       
H20.02.01 グランドプリンスホテル赤坂 別館「ロイヤルホール」 昼食会

  
   講演会    講師   早稲田大学 大学院教授 田勢 康弘 先生       H20.02.01
  

   福田総理は、「こういう者になりたい・こういう職位に就きたいと自分から言うことは下品だ」というお考えをお持ちの方で、口の堅い頑固な人です。 
 「若い人には任せて置けない」という考えのタイプの人です。
   私は年内に解散・総選挙はないと思います。 今の政局には福田カラーが見えません。 しかし、年度 内に来年度予算を成立させねばなりませ 
 ん。7月には洞爺湖サミットがあります。直前に開催国の総理が替わったのでは失礼でしょう。解散権は総理大臣にあるのです、任期は来年の9月
 まで有るのですから、じっくりとやっていただければ良いと思いますよ。 選挙をやって3分の2を自民党が取れたとしても、参議院とのねじれは解消
 しないのですから、早くやりたがる人が居ることが良くわかりません。
  日系三世のマイク・ホンダという人が「従軍慰安婦問題で日本の謝罪を求める」という法案を米国議会に提案し、賛成多数で法案が通りました。
 「日本が数十人拉致されたと騒いでいるが、10万人の女性を拉致し慰安婦にした責任はどうする」と言うものです。 日本はいつも「話せば判る」と
 言うが、北方領土も北朝鮮の拉致もまったく解決しそうにありません。
  「横田めぐみさんは生きている」との情報が飛び交っています。 めぐみさんの遺骨は3箇所でDNA鑑定されました。2箇所は「焼却された骨から
 は鑑定できなかった」と回答し、帝京大学医学部の吉井氏が「疑わしい」と回答したのですが、最近は「はっきり違うという自信はない」と言っています。
 外国からは「なぜ、DNA鑑定を第3国にやらせなかったのか、あれは政府による捏造ではないのか?」という声も聞かれます。
  過日ジェンキンスさんに会いました。彼は「めぐみさんは生きている」と言いました。出てこられない理由は「米国人男性と結婚しており、彼が米国の
 諜報機関と関係が有るためだ」と言いましたが、話を聞いた五人全員がその話を信じませんでした。
  米国高官が北朝鮮を訪問するとの噂が流れています。米朝の国交回復があれば、世界中が北朝鮮に殺到するでしょう。日本だけが拉致問題が解 
 決しなければだめだと言い続ける覚悟を我々は持てますか?。
  コップの水を半分飲んだとき、「もう半分しか残っていない」と思う日本人と、「まだ半分ある」と考える楽天的な欧米人は違う。
  地方を廻ると、都会と地方は格差が有るという。「毎日往復三時間、電車に詰め込まれて40年通勤」これで本当に幸せだろうか?。毎日ミットタウ
 ン・六本木ヒルズで買い物し、新宿で遊んでいるわけではないでしょう。 地方にはシャッター通りとなっているところが沢山あります。 親が子供を都
 会に送り込んでいるから、地方に若者がいないのです。 地方でも大学進学率は50%を越えました。親が「いい会社に入れば、将来が安定する」と
 思って大学に行かすが、子供は勉強をしないでアルバイトをやり、フリーターになる。いい会社に入ったと思ったら、報道陣の前で並んで頭を下げて
 いるような会社だった。 すし屋の子供は大学など行かなくても、親を見習って修行し、立派なすし職人になればいいのです。 
  今の政治家は顔が良すぎる。韓流スターのホームルームみたいになってしまった。

                  (講演の概要を筆記したもので、講演のすべてではありません)                  記  河野 善福