デンジャラス・ビューティ2



                                                                        〔文中に挿入している花はすべて私が撮影した写真です〕          河野 善福

 5年前世界的な大ヒットとなった「デンジャラス・ビューティー」の続編。 仕事一筋・色気ゼロのFBI捜査官グレーシーが、 前編では
 犯人逮捕のためにミス・コンに潜入し、胸のすくよなスカッとする大活躍を観せてくれた。 続編を待望する女性たちからのアンコール
 に応えて作られた第2編。 少々おちゃらけだけど・・まあいいか。  レディス・アクション
          作品.  監督 ジョン・パスキン   字幕翻訳  栗原とみ子        H17.05.21 鑑賞





【キャスト】
 グレーシー・ハート(サンドラ・ブロック) FBIの女性捜査官。 犯人逮捕のために潜入したミスコンで準優勝。 そのため知らない人がいない
            ほどの有名人。
 サム・フラー  (レジーナ・キング) 敏腕なFBIの黒人女性捜査官。グレーシーと新らしくコンビを組むが、短気で喧嘩っ早い相棒。
 ジェフ・フォアマン(エンリケ・マルシアノ) FBIラスベガス本部の捜査官。 グレーシーの連絡係りに任命され、グレーシーの協力者として活躍。
 シェリル・フレイジャン(へザー・バーンズ) 「ミス・アメリカコンテスト」でグレーシーと一緒に戦い、栄冠を掴んだ女性。
            付き人スタンと一緒に誘拐される。
 スタン・フィールズ(ウィリアム・シャトナー) TVの司会者。「ミス・コン」優勝者のシェリルの付き人。 シェリルとともに誘拐される。
 ジョエル・マイヤーズ(ディードリッヒ・ベイダー) オカマの美容コンサルタント。 グレーシーの専属スタイリストに任命された男。
 ウォルター・コリンズ(トリート・ウィリアムズ)
 ルー・スティール(エイブラハム・ベンルービ)
   
                                       
【ストーリー】

 FBIの本部内、男たちがあわただしくピストルをカバンにつめたり、上着の内側に入れてビルを飛び出す。 "ミス・コンジェニアリティー”に輝き、
いまや全米の有名人となったグレーシーも、さすがに今はイブニングドレスはもう着ていない。 地味な黒いスーツ姿で男たちと車に乗り込んで
行った。 ボスが「全員油断するな!」とみんなに声をかける。 すでに9つの銀行を襲撃している主婦たちの強盗軍団を逮捕するため、グレー
シーも潜入捜査に参加している。 私服姿に変装した捜査官たちが車を銀行に乗り付けて、各々が張り込み体制をとる。 ベビーカーにはカメラ
が取り付けられ銀行の入り口を監視している。 FBI本部ではボスが監視カメラの画像を見ながら無線で指示を出している。 予想どおり主婦軍
団が姿を現す。 捜査官がマイクで本部に伝える「正面に"主婦”がきました」 配置に付いている捜査官全員が緊張して本部からの指示を待つ。

 その時銀行の店内に居た見ず知らずの婦人が、そばに居るグレーシーに気付き声をかけてくる。「あら・・ミス・コンで活躍した刑事さんね。・・・
ベスト・フレンドでしょ?・・」 夫人はグレーシーだということを確信すると周りのみんなに聞こえるように、はしゃぎながら「グレーシー・ハートよ!」
と大声を出す。 周りに居た客が一斉にざわめきだす。 ミス・コン捜査官グレーシーがそこにいることを知った主犯の女が、FBIが配置されてい
ることに気付き「FBIよ!」と仲間に知らせる。 
主犯の女は銃を抜いて、近くに居た客の女性を人質に取り首にナイフを突きつける。 人質を取った主犯の女が「全員そこを動くな!・・手を上げ
ろ!・・他の捜査官はどこにいる!」と叫ぶ。 しかし犯行グループは捜査官に一瞬のフイを突かれて全員逮捕されてしまう。

 グレーシーが同僚の男性捜査官と事務室に居る。 フアンからの贈り物やフアンレターがいっぱい届いている。 チョコレートもある。 グレーシ
ーが差出人の名前を見ながら「高校の同級生が書いてくれてる」と言って喜ぶ。 グレーシーは抱えきれないほどの贈り物や手紙を持って部屋を
出る。

 グレーシーが自分の部屋に戻って一人で食事をしている。 食卓にローソクを立て、缶ビールを一口飲む。 台所に行った時電話のベルが鳴る。
 「あら・・エリック。 パイも出来上がる頃よおいでよ。・・ポコノ山脈ってどこにあるの?。・・週末二人でドライブしない。・・・私たち恋愛関係だと思
ってたけど? もうダメなの?・・・そろそろ一人も飽きたし結婚もいいかなと・・・セックスがへただからなの?・・それならマニアル本を買ってきて
勉強するわよ・・・そう、そろそろ切ってもいい?。お隣さんにパーティーに誘われてるの・・・それじゃあ・・」 電話を切ったグレーシーは恋人のエリ
ックに振られたことにショックで、しばらく部屋の中で忘然としている。  気を取り直してグレーシーはフアンから届いたチョコレートを食べる。 
フアンレターを読む。 子供の文字でかわいく描かれた封筒を見つけて開く。 プリシアと署名があり、グレーシーのフアンだと書いてある。

 FBIニューヨーク本部。 捜査官たちが激しい格闘技の練習をし、互いに取っ組み合い投げ飛ばしている。 サム・フラーが男たちに混ざって格
闘技の真剣勝負をしている。 「怪我をしたら労災が下りるのかな?」なんて冗談らしき会話も聞こえてくる。
       

 グレーシーは新しいパートナーと格闘実技の訓練中。 練習に一息ついたグレーシーとボスが立ち話をしているとサムが騒いでいる。
 グレーシーがサムに「だまっててシスター!」と注意をする。 グレーシーの目とサムの敵意に満ちたような冷たい視線が合う。 サムは「シスタ
ーって何!・・私はやせっぽちと組んだ覚えは無いわ」と言う。 グレーシーが「やせっぽちは正解ね」といやみを言う。 勝気なサムは立っている
グレーシーの身体にわざと突き当たって部屋から立ち去ろうとする。 グレーシーがサムを呼び止めて言う「わざと当たったわね!」 「何よ!・・」
 「やる気なの!」 「それでこそスターよ勝負する?」 二人は激しい喧嘩になるが、同僚が割って入ってこの場は収まる。

 グレーシーは上司に呼ばれる。 上司は「顔が知れ渡った以上、君はもう潜入捜査にも加われないだろう・・・君の知名度を利用してFBIのイメ
ージを改善したい。・・デスクワークを取るか、FBIの顔になるか、二つに一つだ」という。 グレーシーは「ボス、私は只のFBI捜査官よ」と言うが、
上司は「長官の命令だよく考えろ」と言う。 ”スター捜査官”はみんなの憧れでFBIのPR活動に従事するのである。 グレーシーは「ボス、分かり
ました人間改造のプロに会います」と答える。
 
レーシーのところにボスがオカマのような、ひ弱そうな男を連れて来る。 「ジョエル・・・こちらがグレーシーだ」。 ジョエルはグレーシーを見て「い
つも私度120%だ。・・君をモナリザにしよう」と言う。 グレーシーは「FBIの広告塔になろうなんて初めてだし・・・FBIのバービー人形になんかなる
のは嫌よ。・・底上げブラを着けなきゃダメね」と自信無げに言うが、ジョエルは「ミス・コンに出るだけなら、あれは3日も付いてりゃいいけどこれ
は一生だ」といい、「君なら優雅で洗練されたレデーになれる。僕の言うとおりに従えばいいよ」と言ってくれる。

10ヵ月後

 グレーシーはFBIの広告塔に仕立て上げられている。 黒塗りのリムジンが与えられ、専属のスタイリストにメイクアップアーティストやネイルア
ーティストまで揃えている。 シャネルのスーツにフェンディのバッグ、すべて最高級のブランド品を身に着けたセレブ・ファッションのグレーシーが
営業用の笑顔を振りまいている。 誇張した華麗な捜査経歴で埋まった自伝が出版され、各地でイベント、テレビ出演、サイン会が行われている。
 
 今日はグレーシーがテレビのトーク番組に出ている。 女性アシスタントが「ハート捜査官です」とグレーシーを紹介する。 司会のスタンが「FBI
の人に見えないね」と話しかける。 グレーシーがスタンに「護身術はどう?」と聴くと、彼は「興味あるね」と言う。 グレーシーは新しく彼女の護衛
に任命されたサムを呼ぶ。 舞台の袖からサムが出てくる。 「後ろから彼女に抱きついて」とスタンに言う。 スタンがサムの背後から抱きつくと、
サムはスタンの足を思いっきり踏んで、続いて「腹!。胸!。股間」と声を出し、力いっぱいの肘鉄を食らわす。 司会者のスタンがその場にうず
くまる。

 続いてミス・コンの時、5人に絞られたところまでは一緒に戦い、最後に栄冠を掴んで行った大切な親友シェリルが登場する。 グレーシーが「ご
無沙汰して・・・本当に逢いたかったわ」というと、シェリルが「エリックは?・・」と聞く。 「エリックとは別れたの・・」 「なぜ別れたの?」 「彼がしつ
こくって・・・」 グレーシーは振られたとは言えなかった。

 サムはグレーシーの傍にいるが、いつも敵意に満ちたような冷たい視線で彼女を見ている。 グレーシーが「そんなに敵視されるようだと話し合
いが必要ね」というが、サムは「分かった。・・辞めてやる」とまで言う。 

 酒場で力自慢の男たちが腕相撲をやっている。 誰も立ち向かえない大男の兄弟がいる。 兄弟が風采の上がらない男に言う「グラントに借り
た500ドル、今返せんか?」 「オクティビア回答できないのか。」

 グレーシーは記者会見や取材で大忙しの日々を送っている。 今日は著書のサイン会。 誇張した捜査経歴で埋まった自伝が売れている。 
サインを求める列の中にフアンレターを呉れた少女プリシアが来ている。 少女はグレンシーに「学校に来て私の書いた感想文を読んで欲しい」
といい、グレーシーは「いいわ。・・きっと行くわ」と約束をする。 グレーシーにサインを求めてきた男性が、「ミス・アメリカはお気の毒なことに・・・」
と言う。 グレーシーは放送されているテレビニュースを見てシェリルが誘拐されたとことを知る。

 シェリルとTV司会者のスタンが「誘拐されたの・・助けて・・」と訴えているビデオがテレビで流されている。 グレーシーは「ミス・アメリカが可哀
想」と悲しむ。 上司には「君はテレビに出て国民を安心させてればいいんだ」と言われる。

 FBI本部。 広報活動の一環としてグレーシーたちはラスベガスに飛ぶこととなった。 ボスは「捜査はいいから君は事件には絶対係わっちゃい
かん。・・君はベガスのセレブに変身しろ。・・君たちの任務は広報活動だ」と念をおす。  本部内の射撃の訓練所でサムが射撃訓練をしている。
ボスがサムに近づいて「ハートとベガスに行け」と命令する。 サムは「あの女を殺しそうで私は彼女とは行けません」と答える。 ボスは「FBIには
相棒が必要なんだ」とサムを説得しサムは渋々承諾する。
                                 

 トラックの荷台に「ミス・アメリカ」優勝者のシェリルとテレビの司会者が、手足を縛られ、猿ぐつわをされて寝かされている。 身体の上にはシー
トが掛けられ見えないようにされている。 オクティビアと呼ばれた男が酒場にいた大男の兄弟に「身代金は三等分するのか?・・・俺たちが拉致
したんだ」と尋ねる。 兄弟は二人でオクティビアを羽交い絞めにして引きずり、橋の上から身体を突き出したり、足首を掴んで逆さまにして何度
も落とすマネをする。 オクティビアは「もう言わない、命だけは助けてくれ」と哀願し、釈放されると車に飛び乗って走り去る。 残った兄弟二人が
人質を乗せたトラックを運転し砂漠の中を走る。

ボスの命令で、グレーシーとサムと美容師ジョエルの三人が飛行場に向かっている。 サムが言う「これはボスの命令よ・・・私はあなたの警護を
しているだけだから、勘違いしないでね」 美容コンサルタントのジョエルは「のんびりと離陸したいよ」と言っている。

 砂漠の中の荒れ果てた一軒家の小屋の中、犯人の大男たち二人が身代金要求の録画を取ろうとしている。 ビデオをセットして、シェリルにし
ゃべらそうとしている。 「二人の男に誘拐された。 金曜日に殺される・・・」シェルリが泣きながらしゃべるが、男たちは「やり直しだ!」と言う。
テレビ司会者のスタンが「俺は演技の経験もあるから俺がやる」というが男たちは認めない。 シェルリが「ミス・アメリカはいつも王冠を冠ってな
いとおかしいわ」と言ったので男が王冠を持ち出し、シェルリの頭上に王冠を載せて、改めてビデオを取り直す。

ラスベガスの飛行場に飛行機が降り立った。 まもなくFBIラスベガス本部にグレーシーたち一行がやって来た。 出迎えた本部長が「みんな聞い
てくれ・・・グレーシー・ハートだ。 PR活動で来てくれた」と話す。 オフイスでコンピューターを操作していた職員全員が立ち上がって歓迎の挨拶
をした。 ここで、グレーシー達との連絡係りとして、若者が任命された。 ボスが紹介する「ジェフ・フォアマンだ」 ジェフは不満そうにグレーシー
に「僕は年上の女に趣味は無いよ」と言う。 グレーシーも負けずに「私も若い子は苦手なの。良かったわ。・・」と皮肉たっぷりに言葉を返した。
 
グレーシーたちが世界有数の見本市会場を持つベネチアン・ホテルにやって来た。 室内にベニス風の水路があり、大道芸など無料で見せてく
れる。 支配人が「ハートさまですね」と出迎える。 グレーシーはたちまちフアンに見つかり取り囲まれる。 グレーシーは逃げ出す。
 
誘拐した犯人が身代金を要求したビデオがテレビで流れている。  シェリルが泣きながら「お願い助けて・・・彼らは金曜の夜までに500ドル準
備できないと、殺すといっているの」と訴えている。 スタンも「彼女も私も死ぬには若すぎる。・・助けてくれ」と訴えている。

 ボスに「事件に係わってはいけない」と強く言われているのに、グレーシーはシェリルのことが心配で、「何とかしなきゃあ」と監視の目をかいくぐ
り情報収集に乗り出す。 

 グレーシーは誘拐の現場を録画したビデオを部屋で改めて見る。 グレーシーはリムジン会社に電話をする。「そこで働いている運転手のこと
を聞きたいのですが?・・」

グレーシーはリムジンの運転手を探し出して、運転手がいる酒場に行く。 酒場内の電話からFBI本部を装ってカウンターに電話をする。 カウ
ンターにいる男は「グレーシーさん・・・FBIの長官からお電話です・・」と大声で呼ぶ。 グレーシーは自分で電話に出て、相手が居ないのに相槌
を打ち電話を切る。 FBI長官からの電話に出たような印象を持たせた上で、リムジン運転手の隣に座る。 グレーシーが運転手に聞く「誘拐の
前日女が尋ねてきたでしょ。・・なぜ、みんなから離れたところに駐車したの?」と聴く。 運転手は「女優のドリー・パートン似の女から、離れたと
ころに駐車すれば200ドル払うと言われた。・・これが全部だ」と答える。
            
 サムはグレーシーとすぐ喧嘩になる。 サムはグレーシーが命令するのが気に入らない。 「いーい、私たちには上下関係は無いのよ。 チー
ムメイトなのよ」と怒り出す。

  ベネチアン・ホテルの中。 ショーの出し物に「ものまねショー」があると広告が出ている。 グレーシーは人ごみの中でドリー・バートン似の女
を見つける。 誘拐犯の仲間の偽者ドリー・バートンだと思って声をかける。「そこのドリーさん・・FBIの・・」と声をかけると彼女が逃げ出す。 
「ちょっと・・どいて・・捕まえて・・・FBIよ」 グランドキャナルショッパー 内を女が逃げて、グレーシーが後を追う。 グレーシーがジャンプして女に
飛び掛り、やっと捕まえると、偽者だと思っていたドリー・バートンは本物のドリー・バートンだった。 「なぜ、逃げたの?」 「フアンが追っかけて
来てると思ったからよ・・判らず追われれば誰だって逃げるわ」 グレーシーは「あなたの歌大好きよ、・・大フアンなの」と言って謝る。
  
FBIのボスはグレーシーが誘拐事件にのめり込んで行くのが気に入らない。 「この誘拐事件には75人も投入しているんだ。 邪魔されては困る。
 手を引け」とグレーシーに迫る。 ボスが言う「私はここも捜査している、もしFBI長官が、あのドリー・バートンへのタックルを見たら私は首だ」 
サムが「ドリーを襲ったのは私にも責任があるわ。 この任務は失敗です」と言う。

 FBIラスベガス本部で捜査官たちが、犯人グループがシェリルとスタンを誘拐した時の、誘拐現場の防犯カメラに残ったビデオを見る。 リムジ
ンに乗せられるときの画像を見て、「彼らは彼女に触ってもいない。 彼女が犯人の手を掴んでいる。・・・目を瞑っているようだ。」と言う。 犯人
たちはシェリルとスタンの乗るリムジンを遠くに駐車させておいて、別のリムジンを差し向けて二人を乗せ、誘拐したことが分かった。

 サムが「このままニューヨークに戻ったら首になるわ」といい、グレーシーが「フラー・・お願いだから私を助けて・・・」と言う。 サムは「セレブに
なるのが私たちの任務でしょ」とつれない。 グレーシーは「潜入捜査をやりたいの・・この10ヶ月一緒にいろんなことをしたじゃない。・・・むかつ
くけどあんたの助けが必要なの」と言う。 サムは「神様私をお助け下さい」と祈りだす。 かまわずグレーシーは「助けてくれるわよね」と念をおす。

 犯人たちの兄弟が小屋で話している。 「身代金を受け取る前に、二人を船底に縛り付けてしまおう。 船が沈めばミス・コンもおさらばさ」    

 ジェフ捜査官がFBIの部屋に入って調べる。  本部とアクセスする。 ボスは「我々は犯人と交渉する気は無い。 データで容疑者を洗い出せ
」と言う。 ジェフは「ハートとフラーも一緒で誘拐事件の捜査を始めている」と話す。   ボスは激怒して「全員本部の会議室にあつめろ。 聴聞
会に出席してもらう」と言う。

 新たなビデオがテレビで放映されている。 シェリルが「身代金の期限が明日から今夜に変わったの」と泣きながら訴えている。

 ラスベガスの郊外。砂漠のような荒地の中の17号線を南下する不審車をヘリが発見する。 

 ボスが言う「ここに居残ってみろ聴聞会どころか、君たちを逮捕する。 君はFBIからすぐにニューヨークに帰せといわれているんだ」 
 
「ドリーのそっくりはこちら」 グレーシーはクラブ"ローズの”物まねショー”にドリー・バートン似の女が出演することを知るが、本部での聴聞会に
帰ってくるよう命令されて、帰ることにした。 グレーシーはサムに「いつもの自信はどこに行ったの?・・何んて情けないのしっかりして」と言われる。

 グレーシーたち三人がニューーヨークに帰るために空港に来て飛行機への搭乗手続きをしている。 アナウンスが流れる。「ニューヨーク行き、
只今より搭乗を開始します。」 サムが「どう始末するの?」と聴く。 グレーシーは急におなかが痛み出した振りをする。 ジョエルが驚いて聴くと
「月経前症候群でパンツが汚れたの」と言ってトイレに駆け込む。
 ジョエルは心配でオロオロするが結局飛行機に乗り遅れる。

 FBIが砂漠の中の、誘拐犯人たちがシェリルとスタンを匿っていた小屋を急襲する。 「FBIだ・・床に伏せろ」 銃を構えて小屋の中に飛び込む
が「もぬけの殻です・・・」 彼らが逃げた後だった。 トラックで再び逃げている犯人たちの上空にヘリが来る。「ヘリだ!・・・FBIだよ」

 ラスベガス空港からFBIに電話が入る。 「オークン捜査官電話です」 「なんだって・・ハートが逃げた・・」  「元彼よ・・・同僚をだまして、一緒
に逃げたわ」

 三人は”物まねショー”の楽屋に入ってドリー・バートン似の女と会おうとするが、出演者以外は楽屋に入れない。 そこで "オアシス・ドラッグ・
クラブ”の”物まねショー”に出演することになり、衣装合わせに行く。 ショーは有名人の物まねを勝ち抜き戦で行っている。 大部屋には入れた
が、女の居る部屋は勝ち抜き戦の予選通過者しか入れない。 「僕は逃亡を阻止する」 「作戦開始」 ハートたち三人が衣装を身に着けてくる。
 「ライザ・・出番よ」 「ここよ・・ライザ・ミネリ」  「うまくいくわ・・ティナになりきって・・・笑って・・落ち着くのよ」  グレーシーとジョエルが舞台に
上がり、音楽に合わせて踊り、唄う。 客席から、「ブーブー」と不満の声や口笛がなる。 FBIが店内に来てグレーシーたちを探しているのが見
える。 サムが踊りに加わり唄うと客が喜び、会場が盛り上がる。 踊りながらグレーシーがジョエルに「5番の楽屋に集合・・FBIよ」と伝える。
 グレーシーたちは二回戦進出が決定する。   

 三人はドリー・バートン似の女のところに行く「誘拐事件のことなんだけど」と聞くと、女は「ある男に脅されてるの・・”宝島”のショーに出てたい
かと」 女の自白で誘拐犯たちが”宝島”のショーに関係していることを掴む。 すぐに飛び出したいが、FBIがクラブ内にいるので出られない。
 サムが楽屋の裏に行って電機の配電盤にイスを投げつけ配電盤を壊す。 劇場内が停電となり、真っ暗となる。 三人は騒ぎの隙に衣装を
着けたままで劇場を逃げ出す。  劇場の玄関に車で乗り付けたばかりの客に「FBIだ」と言って車に乗り込む。 「車はちゃんと返してくれよ」と
言って客は渋々車から降りる。  「静かにすれば何もしない」と言い残してグレーシーとサムは車で街に出る。 

FBI本部のボスは「公務執行妨害でグレーシーたちを逮捕せよ」といきまいている。 

グレーシーたちは奪った車で”宝島”へ急ぐ。 が、途中の街の中で、車の大渋滞で動けなくなる。  クラクションを鳴らすが前の車は動いてく
れない。 グレーシーとサムは衣装を着けたままの姿で、動けなくなっている車の間を走る。 ネオンの瞬く夜のラスベガス。 ストリップ通りを
走り、カジノをくぐって”宝島”にやってくる。  

 ”宝島”自慢のショーが始まった。 広い人口プールに海賊船を浮かべ、派手な爆破シーンがあって、海賊船が沈んでいく。 グレーシーがプ
ールに飛び込む。 爆破で飛んだ流木をガラスのドアに投げて船のドアを壊す。 船内にはもう水が大量に流れ込んでいる。 奥の柱に猿ぐつ
わをされてシェリルとスタンが縛り付けられている。 先にスタンを助ける。 「スタン泳いで!」 「分かった・・」 「出口に急いで・・」 シェリルの
縄を解き終わった時にはもう足が床に届かない。 潜水して先にシェリルをドアから出し、グレーシーが出ようとしたら、大砲の車輪に衣装の裾
が挟まり、引っ張っても外れない。 グレーシーはだんだん意識が無くなり、力が入らなくなっていく。 心配してサムがプールに飛び込む。 意
識の無くなったグレーシーがドアのすぐ中に居る。 サムは大砲を押し動かして、衣装を引き抜く。 グレーシーを押し出す。 浮上したグレーシ
ーを見てFBIラスベガス捜査官のジェフが飛び込み助けに行く。 「もう大丈夫・・つかまって・・」  FBIの仲間たちが駆けつける。 ボスが「彼
女だ・・・よくやった」と言う。

 記者会見場 グレーシーが「私のせいで疲れたでしょ」といえば、「いいえ・・いい運動よ、でも大活躍だったわね」」とサムが言う。  グレーシ
ーが言う「どうも・・それと、ありがとう・・許してくれる?」 サムも「私も悪かったわ」と言った。  二人は顔を見合って笑い転げる。 

 グレーシーが少女プリシアの居る学校を訪ねる。 教室中が大騒ぎになる。 プリシアが「本当に来てくれたのね」と喜ぶ。 グレーシーがプリ
シアの書いた感想文を二人で一緒に読む。”世界平和  やはり世界平和が一番だ。”   = 終わり =
              H17.05.21 鑑賞                                     娘の美佳
     

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