項目別バックナンバー[4]:ショップ情報:1
情報化時代
販売・ショップも情報化の影響を受けます。製造と販売との繋がり、広告
宣伝方法。規模の問題と、専門店の問題などです。地域・国際化も視野にい
れる必要もあるでしょう。
いずれにしても、情報化・インターネットの影響の大きい分野です。
通信販売
昔からある、製造・卸・小売りのスタイルが、直販・フランチャイズ化の
登場で大きく影響を受けました。後者は情報化が無ければ実現は難しかった
と思います。
販売形態に通信販売はかなり前からありました。そこでは、主に紙ベース
のカタログを使用していました。現在では、これに加えてインターネットを
利用した通信販売が加わりました。販売する物が情報に分類できる場合は、
販売物の受け渡し方法自体の変化も生じます。
ネット上の費用決済
製品の販売は現金取引から、カード決済などが発達しましたが、ネット内で
のショップの費用決済はどのようになってきているのでしょうか。
現在でも、料金の先払い・後払いの現金取引に近い方法も利用されています。
同様にカード決済も利用が多いです。ただし、その安全性の確保は技術と管理
上で重要度が増しています。
また、発達した流通サービスの利用もあります。宅配便の代引きです。発達
した現金取引です。
ネット特有の決済サービスの登場があります。これは今後も課題になるでし
ょう。プリペイドカード・プロバイダ決済・ネット専用銀行・決済を受け持つ
ショップモールの発達等です。他にもあると思いますし、その中にも初心者を
考慮した技術開発があります。
しかし、まず最初に安全性・機密性の確保があります。インターネット自体
はこれに欠けますので、暗号技術・パスワード・認証カード確認などを組み合
わせて使用します。そして、個々の内容の検証が必要になります。
ネットショップでは、万引きは無いですが詐欺や上記の不備による問題は、
重要です。
通信販売 暗証方法
インターネットは情報の安全面での保証がありませんので、暗号を使用した
SSLモードは不可欠です。OSのバージョンによって暗号のビット数は異なります。
ビット数に依って暗号の組み合わせは極端に大きくなり、安全性も向上します。
現状のWINDOWSでは128ビットが中心ですが、古いOSでは56ビットしか使用
できませんので、一般に56ビットを使用するケースが多くなりました。しかし
使用OSの主流が128ビット対応になり、通信内容の安全性の必要が重要になる
に従い128ビット対応に限定する傾向にあります。古いバージョンを使用化に
するために新技術への移行が遅れるのは、情報業界の永遠の課題となるでしょう。
一方、パスワードは個人のモラルと安全意識の問題と言えます。金融機関のサ
イトにログインする度にパスワードの定期変更のメッセージが出ます。また機関
により暗証パスワードの入力回数も異なります。ATMの標準が4桁ですので、通
信での危険性は分かると思います。パスワードが多数設定が必要になると、記憶
可能な物に統一するのか、バラバラにしてメモしておくのとどちらが良いのか悩
みます。少なくても誕生日や電話番号などの類推可能なものがまだ使用されてい
るのは意識の低さと思います。
さて通信販売では、通信による決済はどのように必要でしょうか。個人差はあ
ると思いますが、私個人的にネット決済が可能な場合全て利用すると、やめられ
ないのが実状です。
バイオ暗証:本人確認の為には暗証が必要です。ネットでは暗号通信と、暗証
番号(パスワード)で対応しています。現在、世間ではバイオ(人体)暗証
の研究成果が多く報告されています。指紋・声紋・眼球・顔・てのひらなど
対象は多くあります。ただネットの世界では映像・音などが正確に送れる様
になりましたが、デジタル物はコピーができますので具体的な使用はまだ、
未提案と思います。難しいでしょう。
ただ、崩し字暗証は、しばしば使われるようになりました。パスワード等が
パソコンに記憶させる事ができるので、人間しか読めない崩し字や格子と一
緒に書かれた文字を人間が読んで入力させるものです。
また、メールを使用した本人確認も多くなりました。メールアドレスもパス
ワードも他人に知られていては意味はありませんが、一度確認をメール宛に
送ることでパスワードだけの盗用は防げます。
通信暗証:パソコンレベルでは、SSLが一般です。暗号文を通信に使用しま
す。対応ホームページに、マークが表示されています。また、SHTTPサイトと
呼び、通常のホームページ(HTTP)と区別します。
またメールでも、暗号を使う方式が多数提案されています。高度なメーラー
では対応できるようになりつつあります。ただまだ普及はしていない様です。
暗号:方式は多数ありますが、公開鍵暗号方式がデータ通信用として有望とさ
れています。そのうちに普及する可能性があります。文を暗号化する暗号鍵
と、それを元にもどす複合鍵のふたつを使用します。受け取り側が複合鍵か
ら暗号鍵を作り公開します。暗号鍵からは、複合鍵を作れない事がポイント
になります。
ネットショップは使用しやすい事は重要ですが、代金の決済方式と本人確認が
重要です。
ネットショップの商品探し
買い物かごシステム:一番簡単なネットショップは、ホームページのコンテン ツをカタログかわりにする方法です。当然注文もメールでやりとりします。 ネット特有の方法で改良したのが買い物かごシステムです。購入したい物を かごの中に入れて行き、最後に確認後にまとめて決済するシステムです。 人間がメモする必要もないし、決済前に購入の可否の決定を出来ますし、 この時点で合計金額も分かります。現在の特に大型のショップでは、必需と なっています。
マイページ:一時保管システム:ショップやオークションで、目についた物を
直ぐに購入しなくても、再度探す必要がないシステムです。これには、登録
が必要です。そして個人のページをもらって、そこに直ぐに購入しないもの
を保管しておきます。迷っているとき、送料の関係でまとめ買いしたい時、
オークションの進行を監視したい時など用途は多いです。
ショップ内検索システム:最近は大型の本屋さんでもありますが、ネットショ
ップの便利さのひとつは、目的の品物がある時に検索で簡単に探すことがで
きる事です。ただし、検索の絞りこみにはある程度の知識と慣れ等が必要で
す。
検索ポータルサイト:ポータルとは入り口で、そこから色々な所に行きます。
普通に検索エンジンと呼んでいるのもそこで自分が行きたい所・情報を捜し
て、そこに行くことを目的にしています。ネットショップでは紙のカタログ
の様に商品を並べておいても成り立ちます。しかし、商品が多い・規模が大
きい場合は顧客は商品を探すのが難しくなります。ネットショップでは、紙
カタログと異なり商品検索が可能です。方法は全く検索エンジンと同様です。
純検索型:グーグルは純検索ですが、ショップでも一部ではこれを使用してい
ます。規模が大きくないか、取り扱い商品が種類が少ない場合などが適しま
す。例えば、書店などが使用しています。また古書店などは加盟店全てをデ
ータ化して調べるシステムもあります。
カテゴリー型:ヤフー等で使用している方法です。ただし、検索型と併用して
います。ショップでも規模が大きい・商品の種類が多いときはこの方法が使
用されます。商品の種類別にカテゴリーに分けています。ある程度中に入っ
て行くと最後は目的の商品のなにか特徴があれば、キーワードとして検索す
ると見つけ易くなっています。逆の方法も可能です、いきなり検索しますと
沢山の商品がヒットする場合が多いです。絞り込み検索・AND検索などの知
識があれば使いこなせるでしょう。
オークション
オークション自体は昔からありましたが、一般人が気軽に参加出来るようにな
ったのは、インターネット普及によります。
オークションは直接は、ネットショップとは関係しませんが、最近ではオーク
ション方式を取り入れている場合が多くあります。
狙いとしては、スーパーのタイムセールのような客寄せの意味・中古品等の
安価販売・個人レベルの疑似出店等があると思います。
ただ、絶えずトラブル・詐欺問題が有り問題になっています。また、本来は
販売側が価格をつけるのですが、知識に自信のない販売者が顧客に価格をつ
けてもらう意味で出品する事も多くあります。ただ、通常の販売でもアンテ
ナショップがありますので、有効に利用すれば意味は生じます。
ネットオークションも数々の技術が必要です。また23時過ぎのように回線が
混雑するときには、機能しなくなる場合もありまだまだ改善の余地がありま
す。