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東京女子医大事件のときに(医師や病院から)カルテや記録の「書き換え」を迫られたことを契機に 看護協会は「NOと言える看護婦」キャンペーン[1]を開始し、法制化も、ということですが、 他の業界では「うそを言うのが辛かった」というレベルではなく、安全や事故・規則違反に関することは その場できちんと「確認」することが教育トレーニングに組み込まれています。 航空界では
我が業界では
[1]リンク先「悪魔の代弁者」を参照にして下さい [2] 報告書は大変よく出来ているのですが、大きな問題点がひとつ指摘されています。 というのは横市大関係者への聞き取り調査は「部内」でのみ行われたこと、学外の調査委員による直接の聞き取り調査はなかったことです。 人間がかかわった事故がヒューマンファクター専門家の入った事故調査委員会の直接の調査を受けていないことは、 報告書の価値が半減します。それでも、ネットで公開されたことで、その後、(報告書の範囲ではあれ)航空界、原子力発電等の ヒューマンファクター専門家に分析される機会を得たわけです。 [3]「航空事故に遭遇する確立は、統計的に見ればごくわずか。飛行機に毎日乗っていても、事故に遭うのは438年に1回です」といわれています。 航空界はこれを減らそうと必死に訓練しています。医療事故に遭う率、は分りませんが 米国で年間48000から80000人が医療事故でなくなっているそうです。 [4] 報告書そのものはネットで公開されています。それに対するヒューマンファクター分析は原子力界、航空界、 心理学者などから分析されています。興味のある方はご連絡ください。いくつかはあります。 とりあえず直ぐ手に入るものとしては、柳田邦男「緊急発言いのちへU」でしょうか。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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