2014映画マイ・ベスト10

順位 映画名 監督
邦画1 るろうに剣心 京都大火編 大友啓史
るろうに剣心 伝説の最期編 大友啓史
ジャッジ 永井聡
神去なあなあ日常 矢口史靖
舞妓はレディ 周防正行
永遠の0 山崎貴
洋画1 インターステラー クリストファー・ノーラン
ゴーン・ガール デヴィッド・フィンチャー
オール・ユー・ニード・イズ・キル ダグ・リーマン
チョコレート・ドーナツ トラヴィス・ファイン
ワンチャンス デヴィッド。フランケル
 今年観た映画は邦画が25本、洋画が28本、合計53本でした。今年のベスト10は順位なしで次のとおりです。
 日本映画からは次の6本。
 「ジャッジ」は、代役でCMコンクールの審査員にさせられたダメダメ男が次第に自分の意思を主張していくようになります。二枚目の妻夫木くんの三枚目ぶりが素晴らしい。脚本がソフトバンクの“ホワイト家族シリーズ”のCMを手がけた人だけのことはあります。大いに笑わせてもらいました。
 「永遠の0」は、大ベストセラーの映画化。原作者の言動は好きになれませんが、この作品は主演の岡田准一くんの熱演でベスト1O入り。
 「るろうに剣心」は「京都大火編」と後編である「伝説の最期編」を合わせてベスト10入り。なんといっても剣での戦いのシーンが見所です。福山雅治さんの比古清十郎役での出演も評判になりました。
 「舞妓はレディ」は、周防監督作品。田舎での方言丸出しの女の子が舞妓になるまでをミュージカルとして仕立てているところが楽しめました。
 「神去なあなあ日常」は、三浦しをんさん原作の同名小説の映画化。都会の男の子が携帯もつながらない山の中で、林業の素晴らしさに目覚めていくストーリー。原作も面白かったですが、染谷将太くんの演技にこれまた大いに笑わせてもらいました。
 外国映画からは次の5本。
 今年のSF映画のナンバー1といえばクリストファー・ノーラン監督の「インターステラー」でしょう。アインシュタインの相対性理論等々難しい部分はありましたが、父と娘の物語には泣かせられます。
 もう1本、SF映画からはトム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」。日本の漫画が原作というこの映画ですが、タイムループに落ち込んでしまった男の戦いを描きます。「インターステラー」ほどのストーリーに難しさはなく、単純に楽しめます。
 今年最後に衝撃的な作品として出会ったのが「ゴーン・ガール」です。ネタバレになるので詳細は書けませんが、男性にとっては怖い映画でいた。カップルで観に行かない方がいいですよ。
 ゲイと知的障害者というマイノリティを描いた感動作が「チョコレート・ドーナツ」です。出演者が本当にゲイの役者と知的障害者で作られているところが凄いです。特にダウン症の少年役を演じたアイザック・レイヴァンくんに拍手です。
 「ワン・チャンス」は、イギリスの人気オーディション番組から歌手となったポール・ポッツの波乱万丈の人生を描く実話です。見てくれも良くなく、不運な人生を送ってきた男がただ―度のチャンスをものにするまでを描きます。ラストは思わずスタンディング・オベージョンをしたくなります。