2011映画マイベスト10

順位 映画名 監督
英国王のスピーチ トム・フーパー
ステキな金縛り 三谷幸喜
阪急電車 三宅喜重
リアル・スティール ショーン・レビ
トゥルー・グリッド ジョエル・コーエン イーサン・コーエン
ソーシャル・ネットワーク デヴィッド・フィンチャー
ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル ブラッド・バード
探偵はバーにいる 橋本一
ツレがうつになりまして。 佐々部清
ハリーポッターと死の秘宝 Part2 デヴィッド・イエーツ
猿の惑星 創世記 ルパート・ワイアート
 今年の第1位はアカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞に輝いた作品です。特に主演男優賞を受賞した吃音の英国王を演じたコリン・ファースの演技が素晴らしい。いつもはあくの強い役を演じるヘレナ・ボナム=カーターが彼を支える国王妃としていい演技をしています。
 第2位は三谷監督の「ステキな金縛り」です。笑いあり涙ありの三谷監督作品の最高傑作です。今までの三谷作品に顔を出してした豪華出演陣も見所ですが、なんといっても主役を演じた深津絵里さんがかわいいです。昨年の「悪人」とはまったく違う深津さんを見せてくれます。
 第3位は有川浩さん原作の同名小説の映画化です。賢くて勝気な女性を演じた中谷美紀さんが役柄にぴったりです。温かな気持ちにさせてくれる映画です。
 第4位は「リアル・スティール」です。最初はお金のために親権を譲った父親が、次第に親として息子への情を感じていくようになるところが予定調和的ですが、泣かせます。親子で泣きたい映画として一番です。
 第5位はジョン・ウェイン主演の「勇気ある追跡」のリメイク、「トゥルー・グリッド」です。この作品はやはり、父を殺され、男たちを雇って犯人を追う少女マティを演じたヘイリー・スタインフェルドの演技の素晴らしさが見ものです。
 第6位は「ソーシャル・ネットワーク」です。今では全世界を席巻し、今年のアフリカなどの民衆蜂起のきっかけを演出したフェイスブックを考えたマーク・ザッカーバーグを描いていきます。フェイスブックのきっかけが女性に振られたことからとか、赤裸々に事実を描いていくことで観客を飽きさせません。
 第7位は先日観たばかりの「ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル」です。第1作のおもしろさに比べ、第2作、第3作がパワーダウンしていましたが、今までとは違って今回はちょっとユーモアもある作品に仕上がっています。トム・クルーズのアクションは相変わらず。
 第8位は東直己さん原作のススキノ探偵シリーズの映画化、「探偵はバーにいる」です。主役のススキノ探偵を演じた大泉洋さんが意外に役柄にぴったりです。松田さんとのコンビもなかなかお似合いです。。
 第9位は3作。まずは、鬱になってしまった夫を支える妻を描いた「ツレがウツになりまして。」です。鬱になった夫を演じた堺雅人さんが気弱そうな、いかにも鬱になりそうな夫を好演。その夫を支える妻を演じた宮崎あおいさんがこれまたかわいい奥さんを好演しています。こんな奥さんだったら、鬱になりそうもありません。
 第9位の2作目はついに最後となった「ハリーポッターと死の秘宝 Part2」です。これで、ボルデモードとの戦いに終止符が打たれました。お祝いの第9位という側面もちょっとあります。
 第9位の3作目は「猿の惑星 創世記」です。タイムトラベルといういかにもSFらしい前シリーズと異なって、今回は認知症の特効薬による知能の発達という、いかにもありそうな話になっています。見所はパフォーマンス・キャプチャーで描かれた猿ですが、シーザーを演じたアンディ・サーキスの目の表情はすごいです。
 今年劇場に観に行った映画は47本。昨年より多かったですが、週1本という目標は達成することができませんでした。来年も目標は週1本ですが、仕事が忙しくなる予定なので、果たして目標達成できるかどうか雲行きは怪しいです。でも、時間を見つけて、少しでも多く劇場に足を運びたいと思っています。