2008年映画マイベスト10

順位 映画名 監督
洋画1 ダークナイト クリストファー・ノーラン
アメリカン・ギャングスター リドリー・スコット
最高の人生の見つけ方 ロブ・ライナー
レッドクリフ ジョン・ウー
フィクサー トニー・ギルロイ
番外 インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 スティーブン・スピルバーグ
邦画1 アフタースクール 内田けんじ
おくりびと 滝田洋二郎
容疑者Xの献身 西谷弘
クライマーズ・ハイ 原田眞人
陰日向に咲く 平川雄一郎
番外 20世紀少年 堤幸彦
 今年劇場で観た映画は47本。今年は目標の月4本のペースをクリアすることができませんでした。
 今年も昨年同様、洋画、邦画5本ずつのベスト10としました(番外あり)。
 洋画の第1位は、キース・レジャーの鬼気迫ると言っていい演技が評判だった「ダークナイト」。もう完全に主役のクリスチャン・ベイルを喰ってしまいました。撮影終了後に死亡してしまうとは惜しい。
 第2位は、デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ共演の「アメリカン・ギャングスター」です。1970年代のアメリカを舞台に黒人ギャングと刑事の闘いを描いた硬派な映画でした。いやぁ〜二人の演技が見事と言わざるを得ません。
 第3位は、中年男性である僕にとって、今後の老年の行き方を考えさせてくれた「最高の人生の見つけ方」です。最後にどう死んでいくか、悲しさの中にもユーモアを交えてジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン演じる二人の男の生き様を描いていきます。
 第4位は、中国映画の「レッドクリフ」。三国志の中でも有名な赤壁の闘いを描いていますが、三国志のヒーローたちの活躍ぶりが観ていて楽しい作品です。中村獅童らの日本の俳優が頑張っているのもうれしいところです。
 第5位は、ジョージ・クルーニーの「フィクサー」です。企業の顧問弁護士として、企業の不正に苦悩する男をジョージ・クルーニーが見事に演じています。男性社会の中で企業の法務部長を演じたティルダ・ウィンストンが悲しい役を演じています。
 番外編として久しぶりのシリーズ再会となったインディ・ジョーンズシリーズ第4弾「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」です。あのテーマソングが流れただけで嬉しくなってしまったのですが、ラストはなんだこれは!?という終わり方。賛否両論あるでしょうが老体に鞭打って頑張ったハリソン・フォードに拍手です。
 邦画の第1位は、ミステリ好きにはやっぱり大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人共演の「アフタースクール」でしょう。大がかりなシーンがあるわけでもなく、淡々と物語は進んでいきますが、最後に明かされる事実には「やられた!!!」と脱帽です。このところ善人ばかりの佐々木さんのちょっと嫌な男がまたいいですね。
 第2位は本木雅弘さん主演の「おくりびと」です。納棺師という馴染みのない職業を前面に出し、死という現実を描いた作品でした。
 第3位は東野圭吾さん原作小説の映画化「容疑者Xの献身」です。今年は福山雅治さんがガリレオを演じたテレビの人気もあってか、東野さんの小説が売れました。原作は大好きな作品だったのですが、堤真一さんが湯川のライバルを演じるとあって、イメージ違うなあと危惧したのですが、これが意外によかったですねえ(堤さん、すみません)。
 第4位は今度は堤さんが主役を演じた「クライマーズ・ハイ」です。20年以上前の夏に起こった日航機墜落事件を題材にした横谷か秀夫さん原作小説の映画化です。事件の全面にいた新聞記者たちの生き様を描いた日本映画にしては珍しい硬派な映画でした。
 第5位は劇団ひとりの原作小説の映画化「陰日向に咲く」です。V6の岡田くんがなかなかいい演技を見せるんですよね。今年大ブレークした宮崎あおいさんも主演しています。泣けますよ。
 番外は、「20世紀少年」。僕らの子どもの頃を舞台に始まった大河マンガ(?)の映画化です。登場人物を演じる役者さんたちは原作の漫画に似ているところが凄いです。来月末から始まる第2作が期待できます。