2006年映画マイベスト10

順位 映画名 監督
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズチェスト ゴア・ヴァービンスキー
クラッシュ ポール・ハギス
硫黄島からの手紙 クリント・イーストウッド
トンマッコルへようこそ パク・クァンヒョン
ミュンヘン スティーブン・スピルバーグ
ミリオンズ ダニー・ボイル
プロデューサーズ スーザン・ストローマン
OO7 カジノ・ロワイヤル マーティン・キャンベル
ホテル・ルワンダ テリー・ジョージ
10 THE有頂天ホテル 三谷幸喜
 今年劇場で観た映画は52本。今年は目標の月4本のペースをクリアすることができました。
 第1位はダントツでパイレーツ・オブ・カリビアンの第2弾、「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズチェスト」です。とにかく、娯楽に徹していて誰が見ても飽きずに2時間30分を楽しめる映画でした。通常、シリーズものは第2作以降つまらなくなっていくのですが、この映画は例外、第1作を凌ぐおもしろさでした。相変わらず、ジョニー・デップのジャック・スパロウは最高です。ラスト、思わぬ人物の登場によって第3作への興味を煽ります。来年5月公開の第3弾が早く観たい!
 第2位は「パイレーツ〜」とは一転して地味な映画、「クラッシュ」です。地味な映画ながらアカデミー作品賞を獲ったほど、内容は素晴らしい映画でした。ミステリ・ファンとしても、いろいろなところに伏線が張ってあって、なるほどなあと唸らせられます。日本でそれほどヒットしなかったのが不思議です。脚本家のポール・ハギスが監督をしていますが、この人の才能というのはすごいと感じさせる作品です。
 第3位は先日見たばかりの「硫黄島からの手紙」です。太平洋戦争中の硫黄島の戦いをアメリカ側から描いた「父親たちの星条旗」に続く、日本側から描いた作品です。アメリカ人のクリント・イーストウッドが監督したとは思えないほど、日本人を、そして戦争の悲惨さを丁寧に描いていました。来年のアカデミー賞が楽しみです。
 第4位は韓国映画の「トンマッコルへようこそ」です。朝鮮戦争中、人里離れた村で偶然出会った韓国軍兵士、北朝鮮軍兵士、アメリカ軍兵士と村人との滑稽で心温まる交流を描いたファンタジック映画です。
 第5位はスティーブン・スピルバーグがアカデミー賞狙いで制作した「ミュンヘン」です。ミュンヘン・オリンピックの最中に実際に起こったテロ事件のその後を描いています。テロの連鎖の中で苦しむ男を描いた骨太の作品です。
 第3位から第5位までは、それぞれ描き方は違いますが、戦争というものを見つめた作品が続きました。
 第6位はミニ・シアター系から「ミリオンズ」です。あの「28日後」のダニー・ボイル監督が全く趣の異なる作品を撮りました。通貨がユーロに切り替えになる直前に思わぬ大金を手にした幼い兄弟の行動をおもしろおかしく描いていきます。弟役のアレックス・エテルくんの表情が素敵です。
 第7位はミュージカルものから「プロデューサーズ」です。トニー賞受賞作をオリジナル・キャストが演じているのですからおもしろくないわけがありません。マシュー・ブロデリックがミュージカル俳優とは思いませんでした(笑)
 第8位は「007 カジノ・ロワイヤル」です。この作品からジェームズ・ボンド役が「ミュンヘン」にも出演していたダニエル・クレイグに変わりました。観る前の印象としては、なんだかイギリス人らしくなくて大丈夫かなあと危惧したのですが、予想に反してあの野性的な雰囲気がよかったですね。
 第9位はミニ・シアター系の「ホテル・ルワンダ」です。あのツチ族とフツ族との間で起こった虐殺から多くの人を救ったホテルマンの実話を映画化したものですが、主人公を演じたドン・チードルの演技が光ります。
 第10位は日本映画を代表して「THE有頂天ホテル」です。「博士が愛した数式」とどちらにしようか迷いましたが、上映時間中ずっと笑わしてくれたこちらを。三谷幸喜が監督だけあって、とにかくおもしろいです。あの役所広司がコメディやっていますからねえ(笑) ただ、映画の設定からして年末に公開されるべきだったのに、「ハリー・ポッター」との争いを回避して正月第2弾としたところが残念ですねえ。そんなことしなくても、あれだけおもしろければ観客は入ったでしょうに。
 
 さて、来年は「パイレーツ・オブ・カリビアン3」、「スパイダーマン3」、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」などシリーズものの大作が公開されるほか、期待したいのは香港映画「インファナル・アフェア」のハリウッド・リメイク「ディパーテッド」が正月第2弾として公開されます。ディカプリオとマット・デイモンの共演が楽しみですね。