北の佐川の"音曲捕り物帖"

leaflet 連載 第九十九回

「 満員御礼 マツダ合唱団 4thコンサート 」


・梅雨の間の晴れ間となった6月30日、広島市の街中、紙屋町にある広島県民文化センターホールで定期演奏会を行ないました。  マツダ合唱団にとっては2年に1度の大きなイベントです。
 
(2007.07.01up)

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  ◆マツダ合唱団 4thコンサート   
   2007年6月30日 16時開演    
   広島県民文化センターホール   
   指揮:門野光伸   
   ピアノ:矢野文乙   
   ソプラノ独唱:門野葉   
     第1ステージ:混声合唱組曲『光と風をつれて』(詩 工藤直子  曲 木下牧子 )    
     第2ステージ:日本のうた あ・かぺら あ・ら・かると   
     第3ステージ:『Magnificat』(作曲:John Rutter)
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  ◆梅雨の間の晴れ間となった6月30日、広島市の街中、紙屋町にある広島県民文化センターホールで定期演奏会を行ないました。  マツダ合唱団にとっては2年に1度の大きなイベントです。   
  ・この日は、ちょうどデパートのバーゲン開始日&広島市民球場ではカープがジャイアンツを迎えての対戦とあって、紙屋町界隈は朝からざわついて、メイン道路や駐車場は混雑していました。  その余波で、ピアノの調律師の到着が遅れてリハーサルの開始がずれたり、開演時間になってもお客様の入りが途切れないため開演を少し遅らせたりしました。   
  ・2年ぶりの定期演奏会、しかも開催時期を前回の2月から6月に変更したため、準備時間的には余裕が有ったはずですが、それなりに切羽詰らないと本気にならないが世の常で、今回もぎりぎりセーフとなりました。   
  ・一方、マツダ合唱団の演奏会にしては珍しく(失礼)、開場前から観客の行列が出来、結果としてホールの定員分530部刷ったプログラムが全てなくなり、立ち見が出るまでになってしまいました。  お陰で、団員用にはプログラムが1部も回ってきませんでした。   
  ・因みに、プログラムとチケットは印刷・製本(チケットはミシン目入れ)まで全部団員による自作です。もちろん表紙のデザインや中の文章は皆で分担しましたが、活字のフォントやレイアウトなどの意匠関係や、実際の両面印刷・製本などは全て”ある団員”が自宅で行いました。  さすがにチラシは枚数が多いので、専門の印刷屋さんに頼んだ方が安くつくという判断で専門業者に依頼したそうです。   
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  ◆こうした中、過去最大となる36名がマツダ合唱団初の3列に並んで開演しました。   
  ・1ステは、木下牧子の『光と風をつれて』。  敢えて当日一回も練習しなかったという、第1曲目、無伴奏曲の”いっしょに”の出始めがピタッと決まって、指揮者の門野先生は”今日はいける”と思ったそうです。(何かギャンブルみたいですが)   
  ・2ステは、懐かしい日本のうたを色々な編成に分かれて無伴奏のアンサンブルで演奏するもの。  メンバーにとっては不安いっぱいのステージでしたが、その分一生懸命に練習してきました。  一番心配していた男声合唱の”からたちの花”がすばらしかっらと評判でした。女声合唱の”ほたる”も良かったようです。(共に私は歌っていません)   
  ・3ステは、J・ラッター作曲の『Magnificat』。  指揮者門野先生のご令嬢、門野葉さんにソプラノソロをお願いし、気心の知れた矢野先生のピアノ演奏で、一気に歌いきりました。  ラテン語や英語が並び ところどころグレゴリオ聖歌のような変拍子を交えたこの曲は はっきり言って難曲で、1ステや2ステの日本語の曲に比べて歌うときの表情が硬いと門野先生から何度も言われました。  別名「マリアの賛歌」とも呼ばれるこの曲、喜びと感謝を持って歌っているように見えたでしょうか?   
  ・このステージに関しては、パートリーダーに頼んで、マイケル・ウォン(Michael Wong)さん(連載第九十七回参照)の隣で歌わせてもらいました。  素晴らしいテナーの隣に立ち、口を開けているだけで自分も上手く歌えているような疑似体験をすることが出来ました。  気持ちよかったです。   
  ・どのステージも無事に・・・、というよりも実力以上の出来栄えで歌い終え、”ブラボー”の声を頂いて歌ったアンコール曲は、今が旬の「千の風になって」。  事前の打ち合わせ時、ホールの方曰く、「近頃はどの演奏会でもアンコールはこの曲ですよ!」。  そんなことは別に気にしません。  「千の風になって」の後、マツダ合唱団代表幹事久慈さんのウルウルするような謝辞を挟んで 更に、1ステ第1曲目の”いっしょに”を再び歌って終演。   
  ・こうして、思いの他沢山のお客様にご来場頂いた演奏会は、当然のごとく、あっという間に終わってしまいました。 やはり、お客さんが多いと歌い甲斐がありますね、大変励みになりました。   
  ・まだ録音を聴いていないし、出来の程は歌った自分にはわかりません。  技術的な面ではまだまだのところが多かったのではないかと思います。   しかしながら、合唱を歌うことに対するマツダ合唱団の楽しさはお客様に伝わり、共感していただけたのではないかと思っております。   
  ・聴きに来てくださった多くの皆様、本当に有難うございました。   
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  ◆演奏会後はいつものように、大打ち上げ大会。  今回、幹事さんのはからいで座敷での宴会となり、膝を突き合わせながら盛り上がりました。   
  ・2次会で久しぶりにカラオケへ。  2時間ほど歌い 日付が替わったところでお開きとし、店を出た本通りのアーケードの下で、”いざ起て戦人よ”を歌い、通りすがりのギャラリーから拍手を受け、解散しました。  おしまい。   
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(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手