北の佐川の"音曲捕り物帖"
連載 第九十六回
『 団員の結婚披露宴へ合唱団が歌いに行くという、良くあるお話し。 』
・お久しぶりです。 この時期、仕事が忙しい、家庭も忙しい、合唱も本番を控えて練習や各種準備で忙しい状況ですが、ある方から、「最近HPの更新が滞っている!」というお叱りを受けまして、内輪の話題ではありますが上記の話題で「音曲捕物帖」を更新しました。
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(2007.06.04up)
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◆マツダ合唱団、今年は慶事続きで、結婚する団員が4名もいます。(これで独身者率がグッと下がります。)
・その第1弾、テナーの”O西君”の披露宴が先日6/2(土)、R・ロイヤルホテル広島の32階スカイバンケットフロアの一室で行なわれました。 何を隠そう、O西君は東京は都の西北に位置するあの有名なW大学のグリークラブでトップテノールを歌っていた美声の持ち主です。
・親族のみの披露宴という事ですが、男声合唱を聴かせたいという本人の希望でマツダ合唱団の男声メンバーがお祝いに駆けつけました。
・マツダ合唱団の男性は現在17名です。 6月30日の定期演奏会を控えた時期では有りますが、直前に体調を崩してしまった1名を除く16名(新郎本人含む)が集いました。 ほぼ全員参加! 16人揃えばもう立派な男声合唱団です。 しかも、トップ、セカンド、バリトン、ベース、各パート4人ずつのベストバランスです。
・演奏曲と演奏順は、本人の希望で、1.「いざたて戦人よ」、2.「からたちの花」、3.「Aura Lee」、4.「それゆけカープ」、5.「ウルトラセブン」、という内容。 1曲目「いざたて戦人よ」、2曲目「からたちの花」、はグリークラブアルバムにも載っている超有名な男声合唱の定番、3曲目「Aura Lee」はプレスリーの”Love Me Tender ”として有名。 そして、なぜかその後、4曲目「それゆけカープ」、最後に5曲目「ウルトラセブン」と2段階で落ちを続けるという構成。
◆本番は14時40分からの予定。
・当日第1陣の集合は、12時に披露宴会場横の広島グリーンアリーナ地下武道場の地下通路。 雨風がしのげて静かなところのつもりで練習場所に選びましたが、当日たまたま高校生の武道大会か何かがあるらしく、コンビ二弁当を持ったお兄ちゃん・お姉ちゃんがうじゃうじゃ。
・最初はここで練習するのを恥ずかしがるメンバーもいましたが、小一時間も歌った後は、逆に「歌っている横を無視して通り過ぎられると気になってしまう!」と言ったのには笑ってしまいました。
・その後、13時にホテルの親族控え室に集合して更衣&直前練習。 他の部屋の方に迷惑になるというので、小さな声で合わせてみましたが、これまた、緊張感漂う男声合唱のピアニシモの魅力を味わうことが出来ました。
・更に、14時15分に披露宴会場に移動して本番までの間、近くの部屋でもう1クールしっかりと練習。
・こうして15時から臨んだ本番・・・、お馴染み、マツダ合唱団の宴会男”O石さん”の名司会と共に、リラックスして演奏することが出来ました。
・基本的に指揮は無しで、入りと終わりの合図くらいにとどめましたが、”からたちの花”も適当にテンポを揺らしながら上手くあわせて歌えました。
・指揮が無い方が返って皆の緊張感と集中力が増し、息の合った演奏が出来るようです。 正に男声合唱アンサンブルの醍醐味といったところです。
・実際の演奏の出来栄えがどうであったかは判りません(実は録音したので判ります)が、演奏する我々が楽しめたのだから、聴き手にもその楽しさが伝わったはずだ!という自己満足の内に無事演奏を終了しました。
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◆今回は新郎の期待に応えるべく、5月連休中にも男性だけで練習するなど、練習に練習を重ねて本番に臨みました。
・合わせてみるとなんとなく呼吸がそろって自然にハモリが体感できるところが男声合唱の魅力。 マツダ合唱団のメンバーは男声合唱経験者は少ないのですが、これでまた、男声合唱のとりこになった人が増えたことでしょう。
・今回歌った曲の一部は、6/30(土)のマツダ合唱団「4thコンサート」でも演奏しますので、その実力のほどを確認すべく、ぜひご来場ください。
・なに、そんなことより、「新婦さんはどんな人だったか」、ですって? 歌うのに一生懸命でよく見ていません。
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(!斬捨て御免!、!問答無用!)