北の佐川の"音曲捕り物帖"

leaflet 連載 第九十五回

『 Vocal Ensemble ”The Maple Mates” 2007 Preliminary Concert 』

・Preliminary Concert =予備演奏会?
・The Maple Matesのメンバーとして、この演奏会に参加しました。
 
(2007.05.02up)

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Vocal Ensemble ”The Maple Mates”
『2007 Preliminary Concert』
2007/4/29 (sun)  18:30−20:00 
広島市東区民文化センター スタジオ1(小ホール) 入 場 無 料
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プログラム
 ・Opening
   ◆ G.P.Palestrina:Laudate Dominum ( Motette for 8 Voices )
 ・1st Stage ( Renaissance Sacred Music )
   ◆ W.Byrd:Mass for Five Voices  (1) Kyrie (2) Gloria (4) Sanctus (5) Benedictus (6) Agnus Dei
 ・2nd Stage ( Equal Voices )
   Female chorus  ◆ F. Guerrero:Gabriel archangelus ◆ A. Pestalozza:Ciribiribin
   Male choir  ◆ T. L. Victoria:O vos omnes ◆ Spiritual:Peace In The Valley     
 ・3rd Stage ( Our Favorite Songs )
   ◆ A. Hawthorne:Whispering Hope ◆ T. Morley:My bonny lass ◆ H. Schutz:Der Engel sprach zu den Hirten ◆ Spiritual:Here's One ◆ ロシア民謡:トロイカ ◆ J. Pachelbel:Canon in D ◆ Irish Air:Believe Me
 ・Ending
   ◆ アイルランド民謡:春の日の花と輝く
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  ◆The Maple Matesのメンバーとして、この演奏会に参加しました。The Maple Matesは声楽アンサンブルで、今回はS4,A3,T3,B3の13人でステージに上がりました。男性6人は全て広大GLEEのOBで、いわゆる団塊の世代の方々を筆頭に私が一番弱輩です。女性7人の内3人は男性メンバーの奥様です。1997年に活動を開始し、昨年のゴールデンウィークに第1回演奏会を行いました。私が加わったのは1年半前からです。   
  ◆”Preliminary”とは、〈【形】 準備の、予備的な、、仮の〉といった意味で、今回のPreliminary Concertは、来年のゴールデンウィークに開催予定の第2回演奏会に向けて、モチベーションの維持と実力の確認・向上を目的として行いました。   
  ・一応、チラシを作って一部の方にご案内し、プログラムも作って客席で聴いていただきました。アンコールを含めた全15曲を1時間半かけて歌い、スタジオ備え付けの機器で録音しました。    
  ◆プログラム前半は中世ルネサンス期のポリフォニーで1曲目が8声(複合唱SATB+SATB)のためのモテット、2曲目が5声(SATTB)のためのミサ曲で、共に無伴奏です。 各声部を3人ずつ(特にテナーは各声部を1人か2人)で受け持つので大変でしたが、これをじっと聴くお客様も忍耐力が要ったと思います。   
  ・中間は、男声・女声に分かれてのステージ。ここも男声4部合唱を6人で分担するわけで相当きつかったです。   
  ・後半は日本語の曲を含んだ愛唱曲で楽勝!と思いきや、一部の英語の歌詞に四苦八苦しましたが、お客様には楽しんでもらえたものと思います。   
  ◆正式な録音はまだ聴いていませんが、録音機能付きの小さなデジタルオーディオプレーヤーで録音したのを聴いた限りでは、なかなか良い出来です。   
  ・しっかりとしたベース、端正なテナー、深みの有るアルト、艶やかなソプラノ。 それなりの円熟したメンバーのアンサンブルで、味わいのある演奏をお聴きいただけたものと思います。   
  ・今回演奏した東区民のスタジオ1は縦長で天井も高く豊かな響きの小ホールで、気持ちよく歌うことが出来ました。ステージ幅が狭いので、半円形になってお互いの顔を見ながら歌えたのも良かったかもしれません。   
  ・この半年間一生懸命練習を重ねました。特に女声は人知れずかなり練習をしたようです。本番でも理性を保ちながらも一生懸命演奏し、心残り無く全てを楽しみつくすことが出来たような気がします。   
  ・少人数で演奏するアンサンブルは、一人一人の発声やピッチ、テンポのズレがダイレクトに演奏に反映されるため気を抜くことが出来ませんが、その緊張感を楽しみとして捉えた途端、アンサンブルで歌うことが病みつきになり止められなくなってしまいます。”The Maple Mates”のメンバーは皆その楽しみにはまってしまっているようです。   
  ◆客席141席に対して家族や親しい友人を中心に60名弱のお客様に聴きに来ていただきました。ほとんど宣伝しなかったのでこんなものでしょう。   
  ・チラシは120枚ほど印刷してメンバーで分けました。少々気取って横文字ばかりのチラシにしたため、小難しい英文の並んだチラシを見て聴きに行くのを止めようと思った方がいらっしゃるかも知れませんん。反省。   
  ・プログラムは60部刷りましたが、当日、他の演奏会のチラシのプログラムへの挟み込みが5枚もありました。各メンバーが加わっている他の合唱団の定演のチラシが中心でしたが、それにしてもすごいですよね(私も2種類持ち込みました)。
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  ◆ちょうど1年後の2008年4月29日に、同じ東区民文化センター スタジオ1で本番(第2回演奏会)をやります。今度は141席分のプログラムを印刷するつもりです。 そのプログラムに今回演奏した曲が何曲残っているでしょうか?

(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手