北の佐川の"音曲捕り物帖"

leaflet 連載 第八十八回

『 広島大学グリークラブ 第46回定期演奏会 OBステージ 』


・北の佐川の ”クリスマスファイトシリーズ”報告 第5弾。(クリスマスとは直接は関係ありませんが・・・。)
・第3ステージ(現役・OB合同ステージ)で、多田武彦作曲の男声合唱組曲 『雨』を歌いました。 
(2006.12.20up)

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   ◆広島大学グリークラブ 第46回定期演奏会   
     日時: 2006年12月16日(土) 開場18:00〜、 開演18:30〜   
     場所: 広島市西区民文化センター   
     演奏曲:   
        第1ステージ:『ふるさとの四季』 編曲/源田俊一郎   
        第2ステージ: 『曠野の歌』 作曲/柳川直則   
        第3ステージ(現役・OB合同ステージ):男声合唱組曲 『雨』より 作曲/多田武彦 
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  ◆現役6名に、OB12名が加わって18名で歌いました。  定番のタダタケの”雨”です。  何度か練習にも参加しました。  故有って4曲目をとばして、1〜3、5、6の5曲を演奏しました。  この際、演奏会の詳細は省略しますが、Topテナーの一員として、1年ぶりにたっぷりと男声合唱を堪能することが出来ました。   
  
  ・もちろん混声合唱も良いでしょう。  オケ付きの宗教曲も面白いです。  アンサンブルの楽しいですね。  しかし、誰が何と言おうと、歌うなら男声合唱、特に無伴奏男声合唱曲が一番。   
  ・まあ、ベースは、混声で歌っても男声で歌っても最低音の外声パートで、あまり差を感じないかもしれません。  2ndテナーとバリトンも、どちらで歌っても内声に変わりありません。   
  ・しかしTopテナーは男声合唱ならば外声ですが、混声合唱では内声を歌うことになり、そのギャップは大きなものがあります。  肝心なところでの”美味しさ”がまったく違います。   
  ・男声合唱の場合は、ffで終わるにせよppで終わるにせよ、歌い終わる瞬間の満足感とその後の心地よい疲労感は最高です。  思わず、観客のことを忘れて自己満足の世界に入ってしまいます。  歌った後のビールも旨いはずです。   
  ・混声合唱でテナーを歌う場合にはこうはいきません。  曲の最後でエネルギーを出し切り完全燃焼して歌い終える快感はほとんど味わえません。  あくまでも内声パートとして支えあう立場です。  残念ながら、はじけるわけには行きません。   
  
  ・全国的に男声合唱は下火のようです。 広グリに至っては正に風前の灯といった状態です。   
  ・しかし、偏屈な私は、男声合唱が下火になればなるほど、その密かな楽しみを独り占め出来ることに喜びを覚えてゆくわけであります。   
  ・演奏会後の打ち上げも凄いです。  もちろん会場を貸切ってのその宴会の後半は愛唱歌演奏の渦と化し、皆ここぞとばかりに歌いまくります。  音叉1本でこんなに楽しめる男声合唱はやはり最高です。
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(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手