連載 第八十五回
『 第53回イタリア音楽の夕べ 「クリスマス 2006 〜Una ragione per vivere 人生の目的〜」 』 北の佐川の ”クリスマスファイトシリーズ”報告 第1弾。 カント イタリアーノのクリスマスコンサートへ参加しました。 (2006.12.17up) |
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◆第53回イタリア音楽の夕べ 『クリスマス 2006 〜Una ragione per vivere 人生の目的〜』
日時 : 2006年12月3日(日)14:00開演(13:30開場)
場所 : 広島県民文化センター ホール
プログラム : 「私たちは彼に出会った」「道を示して下さい」 ほか
出演者 : 門野光伸 門野葉 清水路子 牧登視生 益田真 益田由身子 他
企画・指導 : ルチアノ・ベルタニョリオ
主催 : カント イタリアーノ
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◆私はバックコーラスメンバーとしてエキストラ参加ですが、昨年に続いて2回目の参加です。 今回も本番に向けての数回の練習を通じて、皆さんの練習ぶりを非常に興味深く見学させていただきました。
・演奏する全19曲の内、17曲は独唱又は2重唱を中心とした曲です。 しかし11曲はサビの部分にコーラスがつきます。 私はもちろん合唱(バックコーラス)のみですが、結局13曲は何らかの形で歌いました。 しかも全てイタリア語。 早口言葉のようなイタリア語とポップス調の後打ちリズムの組み合わせに大変苦労しました。
・演奏するのは全て最近のイタリアの曲で、どうも、歌詞カードを見ながらCDを聴いてメロディーを採譜し、伴奏のコード記号を付したものが元になっているようです。 したがって、元の演奏は素材のようなもので、どのような曲に仕上げるかは練習しながら決めてゆきます。 毎回の練習が、真剣勝負の音楽創造の場で、その進捗によって生き物のように曲の表情が変わってゆきます。
♪ソリストの歌いやすいように音の高さを変えてみるが、 そうすると合唱が歌い難くなってしまい、次回の練習の時にはまた調を変えてある。
♪ソリストと合唱のバランスを考えながら合唱の歌う箇所がカットされたり追加されたりするため、練習の度に合唱パートの歌う箇所が変わります。 本番当日にも2曲ほど合唱部分の変更が入りました。
♪エレクトーン(と一部ドラムセット)の華麗な演奏が伴奏ですが、独唱とのバランスをみながらその音色やテンポ、間奏部のメロディーなどが何度も変更されました。
♪企画&指導であるベル先生は、どのような場でも、凛とした姿勢と遠くへ届く美しい発声を要求されます。 皆さん、立派なソリストでありながらベル先生の弟子。 各ソリストとベル先生との個性のぶつかり合いも見ものでした。
♪本番当日のリハーサルでは、拡声装置の関係でソリストと伴奏との調和がなかなか取れず、開場15分前までエレクト−ンの位置を変えてみたりして、なかなかスリリングな開演となりました。
◆聴きに来てくださった皆様、有難うございました。 門野先生の独唱良かったでしょう。(その後、マツダ合唱団のクリスマスコンサートでも特別にお願いしてこの曲を独唱していただきました。) 私は合唱メンバーですから、皆さんの邪魔をしないように注意しながら自然に盛り上げるように努めました。
・楽しい打ち上げにも参加させていただき、無事終了。
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(!斬捨て御免!、!問答無用!)