連載 第七十四回
『 広島交響楽団 第16回 呉定期演奏会にチョイと出演 』 7/17(月)広島県合唱連盟の合唱団員として同演奏会に参加し、”アヴェ・ヴェルム・コルプス”を歌いました。 (2006.07.19up) |
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広島交響楽団 第16回 呉定期演奏会
モーツァルト・アニバーサリー 〜生誕250周年記念〜
2006年7月17日(月・祝) 開演14:30
場所:呉市文化ホール
指揮:渡邊一正 ヴァイオリン:長原幸太 合唱:広島音楽高等学校・広島県合唱連盟
Program
【モーツァルト】
・アヴェ・ヴェルム・コルプス
・歌劇「フィガロの結婚」序曲
・ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調
・交響曲第41番ハ長調「ジュピター」
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◆という演奏会に”出演”しました。 出たのはもちろん”アヴェ・ヴェルム・コルプス”の合唱です。
・合唱メンバーは、広島音楽高等学校の生徒さん約30名、広島県合唱連盟約70名、合計約100名です。(翌日の新聞記事には200人の合唱と書いてありましたが・・・。) 合唱連盟の内訳は、広島合唱同好会約40名の他、呉混声合唱団、コール・トロイメン、マツダ合唱団でした。 男声が足りないという門野先生の依頼を受けて、マツダ合唱団からは男声8名女声1名の計9名参加しました。
◆合唱練習は、前日夜と当日の2回だけ。 しかも前日練習の時間と場所の変更の連絡がその日に入るという有様で、マツダ合唱団の中にも場所の変更(広島市内)を知らずに呉へ行ってしまった人がいました。 かわいそうに。
・事前の発声練習は有ったものの、指揮者 渡邊一正氏による練習は、前日・当日共に2〜3回通しただけ。 指示はロウソクを吹き消さないような歌い方という一言だったそうです。 私は所要で前日の練習に参加できなかったため、当日の練習に参加しましたが、合唱に対する明確な指示はまったくありませんでした。
◆で、どうなるかというと、指揮者に何にも言われない分、その微妙なタクトの動きから指揮者の意図を汲み取ろうと、みんな真剣に指揮に集中することになります。
・ろくに合同練習も無しにプロのオーケストラの演奏会で歌おうというわけですから、元々腕に覚えのある人が参加しており、しかも皆何度も演奏したことのある”アヴェ・ヴェルム・コルプス”です。 それぞれのメンバーが描いているこの曲のイメージを表現しようと最大限の努力をせざるを得ません。
・呉市文化ホールのステージは、自分の声がクリアーに聴こえて歌いやすかったです。 静かな弦楽の響きに乗って、限りなく柔らかく、しかも緊張感のあるピアニシモの”アヴェ・ヴェルム・コルプス”が演奏されたのは言うまでもありません。
(今回の演奏はCDになるそうです。誰か買ったら聴かせておくれ。)
◆合唱団の出番は最初の5分間だけであっという間に終了し、後は客席で聴きました。 1階下手の最後列ですから、音量的に少し物足りませんでした。 しかし、渡邊一正氏の指揮はポイントを指示するだけで、拍子をとるための余分な動作はしないという私好みのスタイルで見ていて気持ちよかったです。 呉生まれのヴァイオリニスト長原幸太さんの演奏も上手でした。 広響も破綻無く演奏し切りました。
◆4時過ぎに無事演奏会終了。 マツダ合唱団のメンバー有志はせっかく呉に来たのだから”屋台”にでも寄って帰ろうということになり(実は最初からそのつもりでしたが)、屋台を探しましたが、雨上がりの月曜夕方4時半、祭日とはいえ屋台は1軒も店を開いていませんでした。
・やむなく、4人で呉駅食堂街の一軒に入り、晩酌セットを注文してアルコールで身を清めつつ1時間ほど深く反省をし、電車で広島へ帰りました。 電車の中でさらに缶ビールをあおっているメンバーもいましたが、その人が無事家にたどりつけたかどうかは知りません。
(!斬捨て御免!、!問答無用!)