連載 第七十三回
『 広島メンネルコール 第36回 定期演奏会・・・なんと55名の大合唱団! 』 7/9(日)定演を聴きに行きましたが、なんと55名の男声合唱! これが上手い!! (2006.07.11up) |
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広島メンネルコール 第36回 定期演奏会
2006年7月9日 13:30開演
アステールプラザ大ホール
指揮 : 益田 遙
ピアノ : 望月友利栄
賛助出演 : フェミニンコール広島
プログラム
1.男声合唱組曲「柳河風俗詩」(作詩:北原白秋 作曲:多田武彦)
2.”メンネルあの歌、この曲...2006”
3.女声合唱組曲「ゴスペル・シャワー」(作詩:村田さち子 作曲:小六禮次郎)
4.男声合唱組曲「島よ」(作詩:伊藤海彦 作曲:大中 恩)
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◆この時期、広島でもいろいろな演奏会が目白押しで、どれを聴きに行こうかと迷うほどです。 しかも、自分が参加している合唱団の練習日が重なったりして悩んでしまいます。
・広島メンネルコールは、私の好きな男声合唱団ですので、何はさておいても聴きに行きました。 招待券をゲットし損ねたため、当日券を購入して入場しました。
・早めに行ったつもりですが、客席はかなりいっぱい。 先日の"ある”さんといい、今回の”メンネル”といい、凄い集客力です。 ”ある”と少し違ったのは、年配のお客さんが多かったことでしょうか。 特に女性の・・・。
◆昨年の演奏会は、創立50周年記念の演奏会で、フェニックスホールで賑々しく行われ、東京からもメンバーが参加して大変熱のこもった演奏であったことを覚えています。 さて今年はどうかな?
◆1ステ : お馴染みの「柳河風俗詩」。 ステージ上に出てきたのは、なんと総勢55名の大男声合唱団。 昨年の演奏会後、団員が20名くらい、しかもトップテナーがたくさん増えたようです。 50余名の大合唱団で”柳河”を聴くのは久しぶりでしたが、上手い!! 音程もバランスも響きもGood。 皆さん歌いなれた曲らしく、心地よい演奏で言うことなし。
・見た目はそんなに若返った様には見えませんが(失礼)、安定した男らしいベース系のハーモニーに乗って艶やかなテナーの声が心地よく余裕を持って聴こえてきました。
◆2ステ : メンネルの定番となった”あの歌、この曲...”ステージ。 練習量に差があったのか、曲によって多少出来不出来があったように感じましたが、そんなことは気にならない楽しいステージでした。 男声50人のピアニシモの演奏に鳥肌が立ちました。
◆3ステ : こちらもある意味おなじみ、賛助出演「フェミニンコール広島」の艶やかなステージ。 広島を代表する女声合唱団の実力を遺憾なく発揮されていました。 夫々の衣装の他に帽子や鞄などの小道具まで揃え、にこやかに客席に微笑みかけながら歌い踊る完璧な演技力。 素晴らしい。
◆4ステ : 大中 恩作曲の混声合唱組曲「島よ」の男声合唱版で、作曲者本人による編曲版だそうです。 恥ずかしながら、この曲知りませんでした。 おかげで、ついうとうととしてしまいました。 不快な刺激が無く心地よく聴けたということですが、もう少し盛り上がりが有っても良かったかも・・・。
・言い訳のようになりますが、初めて聴いて良いなと思った曲がすぐ飽きて締まったり、逆に最初は良く分からなかった曲が繰り返す聴くうちに自分にとって無くてはならない曲になることが多々あります。
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◆要らぬことを一言。
・数年前までは、ステージに彩を添える意味でも集客の面でも、実力に勝る「フェミニンコール広島」の賛助出演が必要であったと思いますが、ここまでメンネルコールのレベルが上がれば、もう賛助出演の力に頼る必要は無いのではないでしょうか?
・「メンネル」と「フェミニン」の方向があまりにも違いすぎて、違和感を覚えてしまいました。 はっきり言うと、「フェミニン」のステージが浮いてしまって、演奏会全体のまとまりがなくなってしまったような気がします。
・何せ、当のメンネルコールは、途中のステージでちょっと上着を脱いでネクタイを替えただけで、ずっと同じ衣装(白シャツ、黒靴、黒ズボン)。 並びも、最初から最後まで全て横一列に並んでの演奏でした。
・しかし、そんな昔ながらの素朴な男声合唱団らしい演奏スタイルを守るメンネルコールを私は好きです。 聴きにきてくださった多くのお客様も、そういった男声合唱の魅力を楽しみに来てくださったているのではないでしょうか。
◆最後にひとり言。
・終演後、ロビーでのストームをトップテナーのすぐ後ろで聴きましたが、皆さん美声揃いで高音も楽々。 こりゃあ、上手いはずだわ。 メンネル恐るべし!
(!斬捨て御免!、!問答無用!)