北の佐川の"音曲捕り物帖"

leaflet 連載 第六十七回

『  “The Maple Mates” 第1回演奏会 無事終了 』


連載 第64回でお知らせした、コーラス アンサンブル“The Maple Mates”の第1回演奏会に参加し、無事終えることが出来ました。
(2006.05.01up)

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    (コーラスアンサンブル)
    “The Maple Mates”
    第1回演奏会
    2006年4月29日(土) 午後3時開演
    広島市安芸区民文化センター スタジオ
    入場無料      

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  連載 第64回でお知らせした、コーラス アンサンブル“The Maple Mates”の第1回演奏会に参加し、無事終えることが出来ました。  懸念していた雨も降らず、”みどりの日”にふさわしい天気に恵まれた4/29(土)、安芸区民文化センターのスタジオで開催しました。  
  今回参加したのは12人で、男声6人は全て広大GleeClubのOB。(私が一番若輩です!)  そして女声6名の内、3名は男声メンバーの奥様。  
  因みに、平生の練習は、月1回、リーダーのご自宅へお邪魔して、途中お茶とお菓子で休憩をとりながら、皆で丸くテーブルを囲んで練習しています。 メンバー構成や年齢層、練習のやり方などからして、一生続けられそうなサークルです。  
 
  第一ステージはルネッサンス期の作曲家パレストリーナが作曲した”教皇マルチェルスのミサ曲”から、“Credo”、“Sanctus,Benedictus”、“Agnus Dei”の3曲。  ラテン語のミサ通常文をもちいた6声の無伴奏曲ですが、どれも非常に流暢でおおらかな美しい旋律を持っています。  
  全曲同じ調性ですが、音取りは最初の1回だけ。 後は一気に約23分間歌い続けました。  途中、崩れかけたところが有ったかもしれませんが、上手く持ち直し、最後は綺麗にまとめて結果オーライ。  
  私としては、今回の演奏の中で、このミサ曲の最初の”Credo”が最も難しかったです。  男声が4部に分かれている部分が多く、各パートをひとりかふたりで受け持ちます。  しかもポリフォニーですから休む暇がありません。  
  歌う方も大変でしたが、聴きに来られた方も最初にこのポリフォニーを連続で20分以上も聴かされて面食らったのではないかと思います。  
 
  10分間の休憩を挟んだ後半の第二ステージは愛唱歌を7曲。  メンバーが交代で曲を紹介しながら進めていきましたが、最後の3曲はピアノ伴奏付き。  さらにその内の1曲、カッチーニの”アヴェマリア”はフルートのオブリガートを付けて演奏に彩を添えました。  
  個人的には、1ステのミサさえ終わってしまえばこちらのもの。  リラックスして楽しく歌うことが出来ました。  特に、モンテヴェルディのマドリガル「波はささやき」と、ジョン・ウィルビーのマドリガル”Lady、your words do spite me”は歌い応えがあって面白かったです。  
  プログラムの最後は、”アメージング・グレース”を、お客様と共に歌って一応終了。  リーダー高橋さんのお客様に対するお礼の挨拶の後、さらにアンコールを2曲続けて全て終了しました。  
  ご来場くださった皆様、本当に有難うございました。  
 
  それにしても、アンサンブルというのは面白いものですね。少人数で基本的に指揮者は無し。  一人一人の責任は重大ですが、他のメンバーと微妙な駆け引きをしながら音楽を進めていく緊張感がたまりません。  これまで、本気でアンサンブルに加わったことがありませんでしたが、これ、やりだしたらはまりますね。  普通の合唱団をやめてアンサンブルに走る人の気持ちが少しばかりわかりました。  

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  演奏会の後は、街中のレストランの2階を借切って、お手伝いしていただいたメンバーのご家族と共に19名で打ち上げです。  ”乾杯!”の後、皆、”ふう〜。” と安堵の溜息をついて座り込む辺りに年齢層を感じましたが、アルコールを補給するにしたがって皆さん元気いっぱい、楽しい会話と共に夜は更けていくのでありました。  
 
  翌朝、聴きに来てくれた長女に率直な感想を聞きましたが、「第1ステージの最初は少し緊張気味だったけど、だんだん調子が出てきたみたい。  春らしい爽やかさが伝わってきて良かった。」と言ってくれました。
  その言葉、お世辞にしてもうれしかったです。

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(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手