北の佐川の"音曲捕り物帖"

連載 第五十七回

『 ”北の佐川”の、「2005クリスマス・ファイトシリーズ」ファイナル! 』


”北の佐川”がこの年末に参加した演奏会の結果報告、大晦日にぎりぎりセーフです。
(2005.12.31up)

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   この年末は、コンサート本番が続いた上に、仕事も忙しくて休出を繰り返し、忘年会も沢山有り、年賀状も書いていなかった為、なかなかHPの更新まで手が回りませんでした。
   と、言い訳をしておいて、思い出しながら『2005クリスマスファイトシリーズ』を結果報告します。
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その1
カント・イタリアーノ 『クリスマス 2005』 (第51回 イタリア音楽の夕べ)
2005.12.5(月)18:30- 広島県民文化センター
  (前回報告済みです)
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その2
広島大学グリークラブ 第45回定期演奏会
2005.12.10(土)18:30- 広島市南区民センター
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   OBメンバーとして同演奏会のステージに上がりました。  歌ったのは、3ステ 黒人霊歌集と、4ステ 男声合唱組曲「わがふるき日のうた」(三好達治作詞 多田武彦作曲)、の2つのステージです。
   黒人霊歌では、”Ride the Chariot”のテナーソロ歌いました。  ハッキリ言って、私は声量も無ければ高い音も出ません。  しかも気が弱くて緊張して声が出なくなるためソロは出来ません(ホント)。  2〜3回断りましたが、それでもといわれ、失敗覚悟で引き受けましたが・・・、やはり本番では失敗してしまいました。  (誰も聴きに来てくれてなくてよかった。)
   それはそれとして、「わがふるき日のうた」は、練習・本番ともにトップテナーにとっては非常に疲れる曲で、今年度私が歌った曲の中で最もしんどい曲でした。  何せ、フォルテの箇所が来る度に、指揮の難波先生が我々トップテナーに向いて、”叫んだら殺す!”と、にらむのです。  テナーの高音はあくまでも legato で sotto voce でなければならないのです!。
   ということで、非常に疲れまたが、この曲は、三好達治の文語調の締まった暗めの詞に、おなじみの多田節が絶妙にマッチした隠れた名曲です。  歌えば歌うほど味わいを感じて好きになってきます。  男声合唱ならではの、ある意味”甘い”響きに包まれた満足のいく時間を過ごす事が出来ました。  久しぶりに男声合唱を堪能することが出来ました。  やはり(歌うのは)男声合唱が一番です。
   実はこの男声合唱組曲「わがふるき日のうた」、慶応ワグネルのHPで演奏を聴くことができます。 104回定演(1979年12月)の部分にあります。  ぜひ聴いてみてください。  慶応ワグネル 演奏ライブラリー
   そういえば、この前の合唱コンクール全国大会で、ある中学校がこの組曲の中の第6曲”鐘鳴りぬ”を歌っていました(混声3部?)。興味を持って聴きましたが、ハッキリ言って上手かったです。  しかし、詞の内容がどこまで理解できているのか少々不安になりました。

   OB&現役の合同演奏は大変盛り上がりましたが、現役メンバーが限りなく減少しているのが最大の問題です。  このままでは、消滅してしまいそうな状況です。   ・・・が、45年前、クラブ創立時は数人で歌う始めたはずです。  現役メンバーが今の状況を新たな広大グリーの創出の時と捉え、志さえ高く持ち続ければ大丈夫・・・のはずです。
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その3
マツダ合唱団 クリスマスコンサート
2005.12.13(火)18:45- マツダ病院待合室特設ステージ
2005.12.15(木)18:30- マツダ竃{社ロビーショールーム特設ステージ
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   ”クリコン”と呼んでいる毎年開催するクリスマスコンサートです。  今年はクリスマスにふさわしい新曲として、「ザ・クリスマス・ソング」、「恋人はサンタクロース(松任谷由実)」、「For the beauty of the earth (J.Rutter)」を投入しました。  どの曲もGood、お勧めです。
   さらに、合間で男声合唱を2曲挿みました。  1曲目は、来期への期待を込めて「それ行けカープ」(HPのBGMで流してたあの編曲のやつです)。  2曲目は先月の団員の結婚披露宴で歌った加山雄三の「君といつまでも」の使いまわし。  ベースのO石さんが途中のせりふを『師走(=幸せ)だなあ、僕は君といるときが一番師走(=幸せ)なんだ。・・・・。』と言って、無理矢理12月(師走)の歌にしてしまうという”寒い”演出でした。

   そして、12/15のロビーコンサートの後は、そのまま近くのレストランを貸し切ってマツダ合唱団大忘年会へ突入しました。  恒例の大演芸大会です。  男声合唱団『エレベーターホールズ』の歌で幕を開け、出し物は7つくらいありましたかね。  歌あり、踊りあり、物まねあり。  ラジカセや鍵盤楽器を持ち込み、衣装替えもある力の入ったものです。  余りにも皆が芸に集中しすぎるため、幹事さんが食事を早く食べるよう忠告するほどの盛り上がりようでした。  拍手と爆笑の渦の中で無事、年忘れすることが出来ました・・・かな。
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その4
ひろしま市民クリスマスミサ(第2ミサ)
2005.12.24(土)20:00- 世界平和記念聖堂(幟町カトリック教会)
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   今年最後の演奏会。  私はクリスチャンではありませんが、市民合唱団に混じって歌っていました。 神父さんの説教を聴き、この一年を振り返って平和について考える良いチャンスです。
   マツダ合唱団からは有志として8名(男声5名、女声3名)が参加し、いつものように、お御堂の後ろの2階聖歌隊席で生のパイプオルガンを真近に聞きながら歌いました。  練習が少なく、かなりスリリングな演奏となりましたが、門野先生の指揮で何とかなりました。
   (右上の写真はミサ終了後に聖歌隊席からお御堂の様子を写したもの。正面に立っていらっしゃるのが、お馴染みの門野光伸先生です。)   

   この日も、演奏の後はマツダ合唱団関係者男女6名で”反省会”です。  クリスマスイブの夜なのに皆家族をおいたままで大丈夫だったのでしょうか?。

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(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手