北の佐川の"音曲捕り物帖"

leaflet 連載 第五十一回

『 幌型自動車で行く “第44回 中国合唱コンクール” 1泊2日の旅 』


予告通り、ロードスターに乗って鳥取市で開催された 第44回中国合唱コンクールへ参加してきました。 本稿、前半は演奏中心の感想、後半はデジカメ写真で旅を振り返ります。
(2005.10.01up)

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まずは、マツダ合唱団 職場の部参加の記。
  
  ・9/24(土)朝、5時40分にロードスターで出発。 もちろんオープンです。 他のメンバーもそれぞれ車に分譲して広島から鳥取へ移動。
 
  ・12時から14時前まで練習会場にあてられた博物館で直前練習。 門野先生は、ノートルダム清心高校合唱部の本番演奏が有るため、この練習には不参加です。
  ・先生不在の中、不安が不安を駆り立て、“軽くヤバイ”状況に・・・。

  ・気を取り直して、本番会場へ。 集合時間までの間、私は客席に入って高校Bグループを2校聴くことができました。 この梨花ホール、響きも有るが、一人一人の声が生々しく聞こえてくるのにびっくり。
  ・集合場所で門野先生と合流して、直前練習時の“軽くヤバイ”状況を説明。 受付・リハ・演奏・写真と、いつもの流れであっという間に本番は終了してしまいました。

  ・そして、わくわくどきどき表彰式。 結果は“想定外”の圧倒的銅賞(最下位)。 金賞は無いと思っていましたが、審査員全員そろっての3位=最下位の銅賞という結果に一部の団員に動揺が走りました?
  ・因みに、広島市役所合唱団が審査員全員一致の1位金賞。 山陰合同銀行混声合唱団が審査員全員一致の第2位銀賞。  
 
  ・しかし、個人的には今回の演奏にちょっぴり満足しています。 恥ずかしながら、本番で自由曲の「初心のうた(信長貴富作曲)」を歌っている途中、だんだんと自分の中で盛り上がってきて胸がいっぱいになり、後半の肝心の部分で歌えなくなってしまいました。   
  ・幼稚な感傷と笑われるかもしれませんが、歌いながら感動できる曲を選んで下さった門野先生に感謝しています。 聴き手を感動させようとするなら、まず演奏する側が感動できなければなりませんよね。 この曲は 元々、中学生のために作曲された曲だそうで、コンクールに使うには少々役不足かもしれませんが、心から納得して歌うことが出来たことに満足しています。
  ・今回は、合唱は初めて、もちろんコンクール出場も初めてという新人さんが多く加わっての参加でしたが、コンクールの面白さ・楽しさは十分味わえたのではないかと思っています。
  ・ただし、現実は最下位で、決定的に基礎的な力が不足しているのは間違いありません。 自己満足を脱して気持ちを人に伝えるためには、発声、発音、音感、などなど鍛え直さなければならないと深く反省しました。

  ・その夜は、「湖山池」湖畔の保養施設”レーク大樹”に宿泊して、大宴会。 個人的には、こちらが本番で、このために中国コンクールに参加したようなものです。 銅賞という想定外の結果に妙に盛り上がりながら無事初日のイベントを終了することだ出来ました。 
1時15分消灯。


2日目は、広島中央合唱団 一般部門Bグループ参加の記。

  ・9/25(日)、私は広島中央合唱団の助っ人としてステージに上がりました。

  ・前日の大宴会を理性的に乗り切った私は絶好調。 朝6時前に目を覚まし、露天風呂を楽しみました。 ロビーで行われていたミニ朝市では、本場鳥取の二十世紀なしが5個で100円!で売っていました。 もちろんお土産に買いました。 朝食の後、マツダ合唱団宿泊組解散。 適宜グループに分かれて、観光へ向かったようです。 

  ・私はすぐにコンクール会場へ向かい、昼まで中学生部門を聴きました。 混声合唱の部 島根県代表の上手いこと。 中学生とは思えません。 曲も難しい。 歌ってて感動するのかな?と要らぬ心配をしてしまいました。
  ・それに対し、その次に演奏した、○×県代表の幼いこと。 女の子の声は可愛いし、男の子の声は上がりきらず苦しそうです。 思わず頑張れと心の中で応援してしまいました。 単なる判官贔屓(はんがんびいき)と言われればそれまでですが、コンクールではなく、どちらかの演奏会を聴きにいくとしたら迷わず後者を選びます。

  ・その後、軽く昼食を摂って、13時から15時まで中央合唱団の直前練習に参加。 場所は前日のマツダ合唱団と同じく近くにある博物館の講堂です。
  ・肝心の演奏曲目は、課題曲がG2ブラームス。初めて聴く曲ですが、憂いを含んだ味わい深い曲です。 自由曲はラフマニノフの、(昔で言うところの)“晩祷”。 この曲を演奏すると知ったとき、30年前に買ったレコードを持っているのを思い出して聴きました。 ロシア語の無伴奏曲で、こちらも弱音部分に緊張感のあり、極低音のベースの響きが特徴的な名曲です。
  ・本番は出演順が最後から3番目で、17時ころでした。 音楽的に質の高い良い演奏が出来たと思います。
  ・18時からの表彰式を聞いていたらその日の内に広島まで帰れなくなるため、結果を聞かずに帰途へ就きました。 もちろんロードスター、幌全開です。
  ・途中で結果を聞いたら、残念ながら銀賞との事。 しかし、良い音楽が出来たから個人的には満足。 勝ちにいくには、それなりの選曲と割り切りが要るようです。 さあどうする、広島中央合唱団!
  ・ずっとオープンで走っていましたが、さすがに高速を降りる少し手前で少し寒くなって幌を閉め、22時半過ぎに無事自宅車庫へ到着。 往復610km、楽しい鳥取の旅でした。

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後半はデジカメ写真で旅を振り返ります。
(限りなく私的な写真とそのコメントですのであしからず。)
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9/24(土)5:40自宅スタート
のっけから訳の分からない写真ですみません。 まさに”闇夜のゴキブリ”。 黒い車にフラッシュ焚いても黒は黒。 白っぽい車のほうが視認性が良いようです。
幌はオープンしていますが、判りませんね。
行きはJR芸備線沿いの県道37号線を北上して、三次ICから中国縦貫道へ乗りました。
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津山IC出口
三次ICから乗った中国自動車道を津山ICで降り、国道53号線で一路鳥取を目指します。
写真は津山IC出口付近。 運転中の携帯電話使用は禁止されています。 では、運転中のデジカメ撮影は・・・?
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中国山脈超え
国道53号線に有るループ橋をぐるっと駆け上がりトンネルを抜けると鳥取県。 山間部はところによりにわか雨でしたが、オープンカーでも走っていれば雨は入ってきません。
その後、一気に下ったら鳥取市です。
途中、レーダーによるスピード違反の取締りを見かけましたが、安全運転で無事通過。
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10時半過ぎ、コンクール本番会場の島根県民文化会館梨花ホール駐車場に鎮座した我ロードスター。
一応 幌をかけてお休みです。 私は歩いて15分ほどの練習会場へ向かいました。
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練習会場の博物館で待っていてくれたのが、前日の代表者会議に参加するため一人先に鳥取入りした、マツダ合唱団副代表幹事で今回の中国コンクールまとめ役のK玉君。
博物館のレストランで、一人静かに昼食の図です。
その後も、本番会場でのまとめ役、宿泊&宴会幹事と大活躍、お世話になりました。
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11時過ぎ、練習会場の博物館へ到着するマツダ合唱団員。
左から、余裕の表情、アルトのT本さんと、ソプラノのO野さん。
呉から車を運転し、この二人を乗せてきたS水さん。お疲れさんでした。
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ピアニストファミリー。
ピアニストY野先生とご主人のテナーK濱さん。
最愛の圭世君と先生のお母様も加わり万全のサポート体制でいざ本番へ。
翌日 広島で次のステージがあるために日帰りの強行軍だったそうです。 ありがとうございました。
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練習後、14時過ぎに本番会場の梨花ホール受付へ集合するマツダ合唱団の面々。 
その後の厳しい結果など知る由も無く、まだまだ元気な笑顔のS々木さんとM久田さん。ピース。
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集合後、くつろぎのひとコマ。完全に観光旅行モードです。
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首に赤いタオルを巻いて団員に諸注意を垂れているのは、マツダ合唱団副代表幹事で広島県合唱連盟広報部長を務めるベースのO石さん。
「男性陣 蝶ネクタイ、Yシャツ、黒靴、忘れずに持ってきてますか?」
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“マニュアル通り”に案内役を務めてくれた地元女学生。
大変お世話になりました。
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14:35受付全員集合。 結構人数いますね。
一番奥が直前に高等学校部門AグループでND清心高校合唱部の本番を終えられた指揮者の門野先生。

(ここからは、カメラを置いて本気モードで演奏に集中!)
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再度デジカメを手に取り、期待の表彰式へ。
想定外の銅賞(最下位)に動揺し、用意していたパフォーマンスを発揮できなかった、H谷部さんとA井君。
写真のピントが甘くてすみません。(私も動揺してカメラがブレました・・・嘘です。)
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コンクール会場から車で15分のところにある「湖山池」湖畔 “レーク大樹”での打ち上げ大宴会。 
温泉にゆっくり浸かっていて、打ち上げの開始時間に遅れてくる人が続出、そのたびに乾杯してました。
立っているのは、元気いっぱいの我が子健洋(たけひろ)君の話題で銅賞(最下位)という現実から逃避する(冗談ですよ。)マツダ合唱団代表幹事のK慈さん。
名幹事K玉さんの司会によって、ゲームで大いに盛り上がり、全員一言ずつ感想を述べて思いを確認し合いました。
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こちらは、部屋へ戻っての2次会風景。実はこの後、カラオケルームへ行き、戻ってきてさらに飲み続けている4次会の風景です。
右から、
@コンクールの余韻に浸るマツダ合唱団代表幹事でベースのK慈さん(初代カラオケ帝王)。
Aにこやかに手を振るのは、合唱は新人ながらマイクを持ったら離さない魅惑のベースY田さん(現カラオケ帝王)。
Bその影に隠れているのが 既に”おねむ”のテナーT辺さん。
C奥に見えるのが 副幹事で今回中国コンクールを取り仕切ったベースのK玉さん(前カラオケ帝王)、お疲れ。
D左手前は こちらも合唱初心者ながら、“1番”以外は嫌いだというベースの大型新人A井君(新カラオケ帝王)。
Eその後ろに体だけ写っているのが、酔っ払って足の親指を柱に強打し血を流しながら悶え苦しむ前代表幹事のO石さん。
隣の部屋に迷惑にならないよう気を使いながら、1時過ぎまで宴は続きました。
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9/25(日)午前6時前後、4階の部屋から望む日本最大の池「湖山池」の夜明け。
この後、天然温泉の展望露天浴場で朝風呂を浴びて7:30から朝食。
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出発前に、宿泊した“レーク大樹”の前で1枚。
9:30までに全員出発。それぞれ観光して帰るグループ、直帰するグループなどに分かれて乗車。
私は、この後、梨花ホールへ取って返して中学校部門を途中まで聴き、一般部門Bグループの広島中央合唱団の演奏に参加。
テナーのメンバーとして演奏を終えて18時前に鳥取を出発、22時半ころ無事広島へ到着しました。
全行程610kmの旅でした。
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(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手