北の佐川の"音曲捕り物帖"

leaflet 連載 第四十一回
『(予告)広島県立広島観音高等学校音楽部OB合唱団 第4回祈念コンサート』

(2005.05.29up)

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・この夏、私が参加する予定の2つの平和コンサートの紹介、その2。

「広島県立広島観音高等学校音楽部OB合唱団 第4回祈念コンサート」 (チラシ抜粋)
・公演場所:広島県民文化センターホール
・公演日時:8月7日13:30開演
・指揮:益田 遙
・演奏曲目:
  無伴奏による混声歌集 「小さな空」 「死んだ男の残したものは」 他
  混声四部合唱 「唱歌の四季」 (編曲:三善晃)
  委嘱作品 ( うたってください、 相生橋、 八月の空 )
  混声合唱のためのレクイエム 「碑」
・入場料:900円(大人)


・母校である旧制広島二中(現 広島観音高校)生徒の被爆をとりあげたレクイエム「碑」(薄田純一郎作詞・森脇憲三作曲)の祈念演奏会。 現在は廃部になっている同校音楽部(合唱部)のOB&OGが集まり、全盛期の指揮者であった益田遙先生の指揮で行っている演奏会で、今年で4回目。 私は高校時代音楽部ではありませんでしたが故有って第2回から参加させてもらっています。

   無伴奏による混声歌集  →  最初のステージは、武満徹の「小さな空」をはじめとした、無伴奏混声合唱小品集です。この合唱団のポテンシャルの高さを生かしてじっくりと聴いてもらえる筈です。

   混声四部合唱「唱歌の四季」  →  続いて、日本の唱歌メドレーです。三善晃の巧みな編曲によってお馴染みの唱歌が華麗に変身します。 人によって好き嫌いがあるかもしれませんが、一度は聞いてみる価値のある編曲だと思います。

   委嘱作品  →  後半のはじめは、団員の半田亨雄氏が中国新聞の詩壇に投稿して掲載された詩を元に、母校OBの作曲家 蒔田尚昊氏(別名 冬木 透、なんと、あのウルトラセブンの作曲者です!)に作曲を委嘱したもので、昨年の「うたってください」に続いて、今年は新たに「相生橋」、「八月の空」を加えて3曲を演奏します。 混沌とした不協和音の部分と、その不安から解き放たれたような美しいメロディーが交錯する佳作です。

   混声合唱のためのレクイエム「碑」  →  そして、最後が祈念演奏である 混声合唱のためのレクイエム「碑」です。 ちなみに、この曲は、元々、広島メンネルコールが委嘱した男声合唱組曲で、その後、混声合唱曲版が追加されたものです。
   くしくも、今年はメンネル創立50周年にあたり、定演でその 男声合唱のためのレクイエム「碑」を演奏するそうです。時は7月10日、場所は広島国際会議場フェニックスホール、OB団員を含めて約80名でステージに上がるそうです。 そして指揮は常任指揮者の益田遙先生。 ・・・ということは、益田先生はこの夏、男声合唱版(7/10)と混声合唱版(8/7)の両方を指揮されるということです。

・自分たちの混声版「碑」演奏に先立ち、メンネルの男声版「碑」を聴くのが楽しみです。 (実は、男声合唱版の方を歌いたかったりする今日この頃です)


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(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手