連載 第179回
    「Catalyst 北の佐川」   

     〜 2014年 年頭所感  〜
                       (2014.01.03 up)    
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   明けましておめでとうございます。 
  昨年は忙しさにかまけて後半からHPをほとんど更新せずじまいでした。 今年は気を入れ替えてこまめに更新して行こうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。    
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   さて、昨年の合唱関係の忘年会で、ある方から「君は”触媒”のような存在だ。」と指摘されました。    
  注) 触媒 【しょくばい catalyst】 :それ自身は変化をしないが,他の物質の化学反応のなかだちとなって,反応の速度を速めたり遅らせたりする物質。【大辞林 第三版の解説.】    
  確かに、よく次のように言われます。    
    ・北の佐川のそばで歌うと歌いやすい。    
    ・北の佐川が加わると、テナー全体が上手く聴こえる。    
  一方で、私自身は以下のような自覚を持っています。    
    ・合唱の中では、自分は声は小さく、声の通りが悪い。    
    ・事実、録音を聴いてみても自分の声はほとんど聴こえない。    
  ・・・そうだったのか、私は”触媒人間”だったのか! 私が”触媒”の役割を担っているのであるならば、周囲の評価と自覚との辻褄が合います。    
  わかりやすく良い方に解釈すると、「北の佐川本人の声は大した事ないが、皆の中で一緒に歌うと周りの人の歌声が良くなる。」 という事でしょうか。
   最近は、合唱では自分の声が周囲の声に飲み込まれて自己の存在感が感じられない為、自分が歌っているという実感を得やすい少人数のアンサンブルへの参加に傾注していました。 また、元々Soloist(独唱者)が出来るような存在でない事は自覚していましたが、それでも上手な人・声の大きな人の傍に立つとどうしても張り合う様に無理をして歌うことがありました。
  今後は、Catalyst(触媒)に徹し、皆さんの引き立て役として微力ながら合唱に貢献していきたいと思っております。    
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   ・・・と、いつもに無く神妙な事を、お屠蘇を飲みながら考えてみました。

(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手