連載 第173回
 合唱団そら 第21回 定期演奏会

   〜今回は、難波先生の古希のお祝いとして特別に男声合唱のステージが設けられ、私も参加しました〜
        (2012.08.14 up)    
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  合唱団そら 第21回 定期演奏会    
    2012年9月15日(土) 18時開演    
    広島県民文化センターホール    
     指揮:難波憲二    
     演奏:合唱団そら    
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   ◆今回の演奏会は、難波先生の古希のお祝いとして、特別に男声合唱のステージが設けられ、団員以外にも広く声がかかり賛助出演という形で多くの男声が参加しました。   
   ・私も以前から男声合唱に賛助出演するつもりでしたが、8月に入って他のステージも歌ってくれないかという話が来て、結局他のステージも歌うことになりました。   
   ・3ステの男声合唱「柳河」は歌うとして、2ステのブラームスの「ドイツ民謡集」はドイツ語の習熟が難しそうなので出演をパスし、1ステのモンテヴェルディの「四声のミサ曲」と4ステの武満徹「うたU」に参加させてもらうことにしました。   
   ・本番まで1ヶ月余り。 しかも8月の後半には、マツダ合唱団の合唱コンクールが入っていたため、練習に参加できたのは、そらのステージ分3回と、男声合唱1回のみでした。モンテヴェルディのミサ曲はまったく初めてですが、楽譜が届いたのは盆連休に入ってから。 必死で練習しました。   
   ◆あっという間に本番当日。   
   ・今回の演奏会は、合唱団そらにしては珍しく(初めて?)、全曲無伴奏の曲です。 その為かどうか判りませんが、参加人数が少なく、各パート8名ずつの合計32人。   
   ・男声合唱団は、そら男声メンバーと賛助出演者合わせて総勢31人。 半数以上は賛助出演者でした。   
   ◆1ステのミサ曲はテナーの高音から始まる曲ばかりでしたが、必死の練習の甲斐あってミスせずに歌いきれました。   
   ・2ステは聴く方に回りました。 ブラームスらしく落着きのある綺麗な演奏でしたが、もう少し民謡らしい泥臭さがあってもよかったかな、という印象を受けました。   
   ・3ステの柳河ステージに集まったのは、広グリや、メンネルコール、広島グリークラブ、寺漢、など、さすがに歌う気満々の実力者ぞろい。 皆ガンガン声が出るため、そばで歌う私もついつい自分の実力以上に頑張って無理をしていまい、おかげで次の武満徹の高い音をピアニシモで歌うのに苦労しました。   
   ・しかし、この男声合唱、フォルテシモもすごいが、ピアニシモもすごい。 混声のそらの演奏では聴いたことの無いような本当のピアニシモを30人で奏でます。 難波先生がピアニシモを出させた訳です。   
   ・4ステ武満徹。 例によってどの曲も難しいハーモニーと掴み辛いテンポの連続ですが、そらの皆さんお上手なので、上手くそこにはまることが出来ました。   
   ◆以上、短期決戦で臨んだ合唱団そらの演奏会でしたが、何とか歌いきることが出来ました。 そらの演奏分については少しはお役に立てたのではないかなと思います。 逆に3ステ、男声合唱「柳河」については、賛助出演の皆さんが余りにも強力で、非力な私の出る幕はありませんでした。   
   ・本番の後はお楽しみの打上げ。 今回の打上げの参加者は男声合唱ステージ参加者を中心にほとんどが男性でした。 女声陣は身の危険を察して参加を辞退されたのでしょうか? 難波先生は「柳河」を演奏できてお喜びのご様子でした。    
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   ◆他の地域のことは知りませんが、最近広島では、やさしく指導される合唱指揮者が多いように感じます。 丁寧な説明で指揮も綺麗で悪くないのですが、どうも慇懃無礼とまでは言いませんが、指揮者の熱意や個性といったものがが伝わって来ません。   
   ・難波先生のご指導はその対極にあり、「文句を言わずに、黙って俺に付いてこい!」とばかりに、睨む、怒る、叱る、・・・。 個性の塊りでグイグイと指導されます。 指揮は結構個性的で、発言内容もいろいろ変わりますが、誰も難波先生にはむかうことは出来ません。 音楽が進化し成長している過程だと信じて、難波先生の指揮に喰らい付いてく。 今回の男声合唱の練習&本番演奏は正にその様なものでした。   
   ・しかしながら、合唱団そらの練習の時には、なぜか、女性団員から「指揮がはっきりしないので歌いにくい」とか、「前回練習で言ったことと違う」とか、いろいろ発言が難波先生にむけて普通に発せられます。 この違いは何なのでしょうかね??

(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手