leaflet 連載 第167回
 第6回 ヴォーカル・アンサンブル・コンテスト in ひろしま 


2年ぶりに参加しました。
今回は、3つのグループで演奏しました。
        (2012.03.24 up)
   
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    第6回 ヴォーカル・アンサンブル・コンテスト in ひろしま
      2012年3月11日(日)10時開演
      エリザベト音大セシリアホール
       審査員
        長谷川 冴子(合唱指揮者)
        桂 政子  (エリザベト音大准教授)
        折河 宏治 (エリザベト音大専任講師)    
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   ◆3月11日、ちょうど東日本大震災の1年目にあたる日に、”アンサンブルコンテストinひろしま”が開催されました。   
   ・参加全22グループで朝10時から休憩をはさんで夕方16時半までのコンテストでした。   
   ・今回私は3つのグループで参加しました。   
   @広島大学グリークラブOB、バーバーショッパーズ(男声4名)   
   A広島大学グリークラブOB、コール・スローンチェ(男声15名)   
   BThe Billiard Ensemble(混声5名)   
   ◆@"バーバーショッパーズ"はその名の通り、バーバーショップスタイルで、Georgia on my mind、Shenandohなど、英語の小曲を3曲演奏しました。   
   ・言い訳っぽいのですが、昨年10月に4人で合わせたあと集合が滞り、今年になってアンコン出場を決めたものの、その次に4人が集まって練習したのは、じつに本番前日の3月10日、その間約5か月間は4人で合わせることは有りませんでした。   
   ・こうしたレベルでコンテストに出場するというのも失礼な話ですが、広大グリーを復活させるための宣伝という使命の下、しっかりと4人で楽しみました。   
   ・結果は、当然”奨励賞”(参加賞)。審査員コメントは、4人で楽しんでいるのはわかるが、それが客席まで届かない、というものでした。まあ、練習不足を補うべく4人丸く輪になって息を合わせるのが精一杯でしたから、ご指摘ごもっともというところです。   
   ◆A"コール・スローンチェ"はTop4人、Sec4人、Bar3人、Bas3人、指揮1人の15名で参加。   
   ・これも主目的は広大グリー復活のための宣伝です。   
   ・曲は、多田武彦作曲の北原白秋の詩による「雪と花火」から終曲「花火」。   
   ・我々なりに良く頑張ったつもりですが、少人数で歌うのはなかなか難しい面もあり、結果は奨励賞でした。   
   ・”花火か何なのか?”という中身の分かり難いちょっと凝った曲で、コンテストで単体で演奏したのでは理解しにくいと思われる曲です。   
   ・こうした受けそうもない選曲をするところが、世間に流されない広グリOBらしいところでしょうが、この頑固さが良いところでもあり悪いところでもあり・・・、結局広大グリーは現役生がゼロになってしまいました。   
   ◆B"The Billiard Ensemble"は3回目の参加。   
   ・今回は、マンハッタン・トランスファーの"A nightingale sang in Berkeley square"など、ジャズっぽい英語の曲を頑張って暗譜で臨みました。   
   ・演奏後、ある方から”最も難しいジャンルの曲を選びましたね。”と言われてしまいました。   
   ・また、コンテストの最後に審査委員長から、”その時代の音楽の型を知らなければならない。型にはまり込む必要はないが、形無しや型崩れは良くない、型破りは良い。”というコメントが有りました。   
   ・ネイティブのジャズの世界を知らない我々が、付け焼刃でジャズっぽく歌おうとしたところに無理が有ったのかもしれません。   
   ・結果、奨励賞。   
   ◆私は参加していませんが、我が母体であるマツダ合唱団の有志・精鋭8名で参加した”コール・エコ”が、初参加にして堂々の優秀賞をもらいました。おめでとうさん。   
   ・私はこの本番の演奏を審査員の近くの客席で聴きましたが、綺麗なハーモニーで好印象でした。当然、審査員のコメントも良いものでした。   
   ・事前の練習に何回か立ち会っており、実は本番どうなるかとかなり心配でしたが、パート間のバランスも良く、変な癖も出ずギスギスしたところも全く感じられませんでした。急に上手くなったのにおどろきました。   
   ・翌日、このコール・エコの公式録音CDを入手して自宅で聴きました。ステージ先端の足元に置かれたマイクで録音されたものですが、そこから聞こえてきたのは、いつも聴きなれている個性的な彼らの歌声でした。当然 生声の比率が高く、客席で聴くのとはかなり違ったたくさんの音が入っていました。   
   ◆自分たちの演奏録音も聴きましたが、同様に歌っているときのイメージとそう違いませんでした。ということは、逆に客席で聴いたらかなり違って聞えたのだと思います。   
   ・審査員席近くにマイクを立てて録音した演奏を聴いてみたいものです。   
   ・審査員&聴衆は客席に座っているのですから、その客席で聞こえる音が審査の対象となります。アンサンブルだからといってこじんまりと演奏していたのでは、客席中央に陣取った審査員には思いは伝わらない。   
   ・特に、セシリアホールは残響が多いと評判のホールです。響きで勝負できる曲を選ぶか、さもなくば残響に負けないようにスッキリはっきり遠くへ声を飛ばすテクニックが求められるようです。   
   ・今頃になってそんなことが分かったのかと笑われそうですね。   
   ・それはそれとして、客席で聴いて良いなと思った演奏は優秀賞に選ばれていました。上手い演奏はどうやって聴いても上手いということでしょう。    
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   ◆私には、アンサンブルというと少人数で微妙なニュアンスを互いに楽しむというイメージが有ります。ですから、普通の合唱のような正面を向いて、遠くの客席に向かって比較的しっかりとした声を出す歌い方と馴染みません。   
   ・今回のように広い客席の奥に座って遠くから審査するのは止めて、審査員席を客席の最前列に持ってきてかぶりつきで聴いてもらいましょうよ。   
   ・YouTubeなどで見られるバーバーショップのコンテストでは、審査員席が客席の最前列にあるものが有ります。   
   ・800席近くあってもどうせ一般のお客さんはほとんどいないのですから、後ろ半分は締切にして皆で前に詰めて座りましょう。次回から是非!!
   

(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手