leaflet 連載 第163回

The Billiard Ensemble "The 4th Concert"

                       (2011.12.10 up)

日時:2011年10月22日(土) 17時開演
会場:旧日本銀行広島支店 1階ロビー


Program
◆ 1st Stage
 『 Anton Bruckner : モテット集 』
・ Ave Maria
・ Christus factus est
・ Locus iste
・ Os justi
◆ 2nd Stage
 『 Japanese Pops 』
・ 少年時代
・ ハナミズキ
・ ありがとう
・ 涙そうそう
・ 見上げてごらん夜の星を
◆ 3rd Stage 
 『 木下牧子:日本の情景 作品集 』
混声合唱曲集『にじ色の魚』より
・ にじ色の魚
・ ひとり林に…
・ 湖上
ア・カペラ混声合唱のための『春の予感』より
・ たそがれ
・ 冬の小さな旅人たち
・ 星の話し

   
********************************************************************************   
◆ソプラノ、メゾソプラノ、アルト、テナー、ベースの5人で活動している アカペラ ヴォーカル アンサンブル の4回目の演奏会です。 昨年7月の2ndコンサートに続いて、響きの良い旧日本銀行広島支店のロビーで開催しました。   
・2階まで吹き抜けの古い銀行のロビーで、演奏用のホールではないので、どちらを向いて歌おうとも自由です。 しかし、反射板等がないので肝心の響きが発散してしまい、互いの声が聞き取り難くてなかなか上手く歌えません。 あっちを向いたりこっちを向いたりして、やっと立ち位置を決めました。 自分たちで折り畳み椅子を70客ほど並べ、照明のセッティングも行いました。   
◆演奏は3ステ構成で、すべて無伴奏、1時間半の演奏です。   
・1ステは、ブルックナーのモテットを4曲演奏。元々教会で演奏することを想定して作られた曲なので、この会場の響きに一番マッチしていたと思います。 全休符(G.P.)が随所に出てきて効果的だったのですが、なにせ会場がオ−プンスペースで出入り自由、外は路面電車が通る街中のメインストリートのため、肝心なところで、電車のブレーキ音や救急車のサイレンが入ってきてしまいました。 止む無し。   
・2ステは、日本のポップス。最近のリードヴォーカル+バックコーラスという編成の曲が中心でしたが、会場が響きすぎて、ソロヴォーカルの声が埋もれてしまい、なかなか客席に届かなかったようです。 事前に想定していたことなので、ソロを中央に配置したりしましたが、やはり聴き取りにくかったようです。 歌う方もお互いの声が聴きにくくて苦労しました。   
・3ステは、木下牧子の合唱曲。 2つの曲集から3曲ずつ選んで演奏しましたが、どの曲も個性的だし、どのパートも音の動きに流れが有って気持ちよく歌えました。 しかし、木下牧子の曲は微妙に難しいです。   
◆演奏終了後は、家族も加わって「アンデルセン」のバイキング料理で打上げを行いました。 次の演奏会は何時でしょうかね?    
********************************************************************************   
◆結局、歌う方はある程度満足して終わったのですが、果たして聴きに来てくださったお客様にどの程度満足していただけたのでしょうか?    
・正面にマイクを立てて録音しましたが、お客様はそれよりずっと後ろに座って聴かれており、生声と反響音のバランスは録音とは全然違っていたと思います。 メロディーラインがぼやけて歌詞も聴き取り難く、演奏そのものにはあまり満足していただけなかった様です。 事実、そういうコメントも頂きました。   
・お客様に聴いていただくための演奏会として、会場選びを再考する必要があると感じました。   
◆リーダーのYさんが、YouTube に過去の演奏録音をアップしています。 参考に聴いてみてください。   
http://www.youtube.com/profile?user=BilliardEnsemble#p/u

(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手