連載 第159回
広島版 当世 男声合唱 愛好家 気質 （ その２ 男声合唱の魅力 ）
(2011.06.05 up)
もちろん混声合唱も良いでしょう。 オケ付きの宗教曲も面白いです。 アンサンブルも楽しいですね。
しかし、誰が何と言おうと、歌うなら男声合唱、特に無伴奏男声合唱が一番。 ・・・最近、広大グリーのOB合唱団の練習に参加し、改めて男声合唱の楽しさを再確認しました。
そこで、徒然なるままに、男声合唱の持つ”独特の魅力”について独善的に考察すると共に、広島の男声合唱団を概観してみました。
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【その２ 男声合唱の魅力】
「そうですか、男声合唱団に入っておられましたか！」・・・それを知っただけで何か共感が湧いてきます。男声合唱には混声合唱や女声合唱では味わえない独特な魅力があると思います。
以下、男声合唱の楽しさを独断と偏見で思いつくままに列記してみました。
◆歌いながら味わう男声合唱
・何といっても、男声合唱のハーモニーが良いですね。歌いながらその倍音を聴いて音の広がりを楽しめます。女声合唱や混声合唱では倍音が聴き取り難くいです。
・純正律の倍音が堪能できる男声合唱の楽しみを知ってしまうと、もう女性の声が邪魔をする混声合唱団には戻りたくない！、という気になりませんか？？
◆皆知ってる愛唱歌
・男声合唱曲の名曲は皆良く知っており、いつでも誰とでも一緒に歌うことが出来ます。
・市販されている男声合唱曲は、混声合唱曲や女声合唱曲に比べると極端に少なく、男声合唱曲の名曲は皆良く知っています。特に愛唱歌は、どの団でも同じ様な曲がピックアップされており、他の男声合唱団へ飛込んでも何曲かはすぐに歌えます。
◆打ち上げの盛り上り
・演奏会後の宴会も凄いです。 会場を貸切っての打ち上げともなれば、後半は愛唱歌演奏の渦と化し、OB諸氏も加わって皆ここぞとばかりに歌いまくります。 音叉１本でこんなに楽しめる男声合唱はやはり最高です。
◆歌ったあとのお楽しみ
・演奏会本番後の打ち上げに限らず、平生の練習後も反省会と称して飲むのがお決まり。男同士の為 気兼ねなく誘い合い、即決で飲みに行けるのが魅力です。
◆男性だけなのが良い】
・シンプルで実直な男性だけの集まりが良いですね。
・女性は、おしゃべりがうるさい。休憩時間が長い。おやつが要る。荷物が多い。必ず座りたがる。わがままを言う。香水の匂いがキツイ。一人では歌い出さない。・・・。
◆貧困＆硬派（のつもり）
・一般的に大学の男声合唱団員には遠方出身者も多く、当然ながら皆、”質素な”一人住まいをしています。苦学生と言うほどではないにしても、そういった連帯感を感じます。
・かつて私が所属していた広大グリーも、お金も無いけど彼女もいない人が多かったような気がします。傍にある混声合唱団のボックス（部室）を横目で見ながら、男の世界にこだわり続ける意地（やせ我慢）のようなものがありました。
◆少数派ならではの優越感
・全国的に男声合唱は下火のようです。広島は比較的男声合唱が盛んだ、とは言いながらやはり少数派。母校の広大グリーに至っては現役部員がゼロになってしまいました。しかしながら、こうして男声合唱が下火になればなるほど、実はその密かな楽しみを独り占めしていることに喜びを覚える、という偏屈な男性も多いのではないでしょうか。
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＝全３回シリーズ予定。乞う！ご期待！＝
（その１ 男声合唱と混声合唱、女声合唱の違い）
（その２ 男声合唱の魅力）
（その３ 広島の男声合唱団）
（！斬捨て御免！、！問答無用！）
