連載 第158回
広島版 当世 男声合唱 愛好家 気質 (その1 男声合唱と混声合唱、女声合唱の違い)
(2011.05.29 up)
もちろん混声合唱も良いでしょう。 オケ付きの宗教曲も面白いです。 アンサンブルも楽しいですね。
しかし、誰が何と言おうと、歌うなら男声合唱、特に無伴奏男声合唱が一番。 ・・・最近、広大グリーのOB合唱団の練習に参加し、改めて男声合唱の楽しさを再確認しました。
そこで、徒然なるままに、男声合唱の持つ”独特の魅力”について独善的に考察すると共に、広島の男声合唱団を概観してみました。
********************************************************************************
【その1 男声合唱と混声合唱、女声合唱の違い】
常々、『女声合唱は見るもの。混声合唱は聴くもの。男声合唱は歌うもの。』、というのが私の持論であります。
さらに、純粋に人の声のハモリを味わうという意味で、特に無伴奏の合唱曲を愛好しています。
ということで、男声・女声・混声の各合唱に対する私の私見。
【男声合唱】
・見る:×【服装は黒か白しか見たこと無し。時々、何を血迷ったか、チンドン屋のような派手な衣装あり。歌う表情は参考になる。】
・聴く:×【概して音程のぶら下がりが目立ち、聴いていて心地よくない場合が多い。メロディーラインが分かり難く、凝ったハーモニーの曲ではカオス状態。ベースが吼えすぎるのも×。】
・歌う:○【倍音を聴きながら歌えるのが男声合唱の魅力。ストレス発散といってしまうと他のメンバーに失礼だが、歌うのがキツイだけに演奏後の達成感&爽快感は大きい。練習後の反省会?も大きなポイント。】
【女声合唱】
・見る:○【少なくとも男声合唱団に比べれば、その衣装も含めて観賞(≠鑑賞)に向いていると思う。ただし、一部のケバいママさんコーラスは除く。】
・聴く:△【低音部が弱い為、ハーモニーの厚みに欠ける。故にピアノ伴奏を伴う演奏が主体で、アカペラ好きの私は興味を失う。また、若い女声のストレートで澄んだ声には惚れ惚れするが、ビブラートの強く掛かった女声合唱は鑑賞に堪えない。】
・歌う:×【当然、私には歌えない。男声合唱に混じって歌う女性は広島にも居られるようですが・・・。】
【混声合唱】
・見る:△【まあ、どうでもよい。】
・聴く:○【男声と女声がバランスよく混じり、多彩で心地よい音楽が響いて、聴くのに最も適している。ソプラノパートが突出していないことが前提。】
・歌う:△【男声合唱団のトップテナーの立場から言うと、混声のテナーは内声パートで面白みに欠ける。練習を含めて、歌うのは楽だが少々ぬるい。椅子に座って練習している中に身を置くと、気力が萎えてしまう。】
********************************************************************************
=全3回シリーズ予定。乞う!ご期待!=
(その1 男声合唱と混声合唱、女声合唱の違い)
(その2 男声合唱の魅力)
(その3 広島の男声合唱団)
(!斬捨て御免!、!問答無用!)