連載 第135回
第47回 中国合唱コンクール
〜 オープンカーで行く2008年度中国合唱コンクールin松江の巻 〜
今回も、マツダ合唱団(9/20職場)と広島中央合唱団(9/21一般B)で参加しました。
(2008.09.23 up)
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◆恒例?の”オープンカーで行く中国合唱コンクール”シリーズ。 今回は松江です。
マツダ合唱団(9/20職場)と広島中央合唱団(9/21一般B)の2つに参加しました。 お暇な方は、いい加減なスナップ写真と共に御覧ください。
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↑お決まりの暗くて見えない集発風景。
9月20日(土)、余裕を持って早めに出発しようとは思っていましたが、思いのほか早く目が覚めたため4時に出発。 遠足を心待ちにして寝付けない小学生と同じです。 昨年の中国大会では、電装系のトラブルで当日の朝になってロードスターで行くことを断念しましたが、今年はOK.!
天気も良さそうで、幌全開。 半月と満天の星空を眺めながら、まずは国道2号線で東広島に向かい375号線で庄原へ。
↑朝6時、庄原は朝霧で霞んでいます。 ここから国道183号線、314号線を上って行き、登りきった島根県との県境が三井野原。 スキー場、JR木次線のトロッコ列車などで有名。
↑2重螺旋のおろちループを下ったこの後、スイッチバックのJR出雲坂根駅や延命水、おろちの水といった湧き水もあります。
↑その後は、国道432号線へ入り、一山越えて松江市へ。一部道の狭いところもありましたが、快適なオープンドライブ。 コンクール会場の松江県民会館へ到着したのは、朝8時半、早っ!
結果、218kmを4時間半で走破。 平均時速は48km/hでした。 高速道を使わない山道のアベレージとしては良いペースでした。道がすいていましたから。
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↑写真は7時間ほど飛んで、15時過ぎのマツダ合唱団、リハーサル前の集合風景。 この日(9/20)はマツダ合唱団(職場)、翌日(9/21)は広島中央合唱団(一般B)での参加です。
左手前は、我らが指揮者の門野光伸先生。 ノートルダム清心の中・高とマツダの3団体を指揮し、今回の大会役員も務められている、広島県合唱連盟副理事長。 偉い。
誘導係は女性お二人。女子高生の方は、元陸上部で今はソプラノだそうです。
↑本番前の余裕の女声陣
↑16時過ぎの出演直前、前2団体の演奏をステージ裏で聴きながら待機。 前2団体ということは、同じ職場の部の、”ごうぎん”さんと、”市役所”さんの演奏を両方とも聴いたということです。 聴かない方がしあわせだったかも。
マツダ合唱団の演奏曲は、課題曲(G1)バード作曲の”Cibavit eos”、自由曲は谷川俊太郎作詞、三善晃作曲の”地球へのバラード!”より、第1曲 私が歌う理由”と、第2曲”沈黙の名”。 マツダ合唱団は三善晃は初挑戦。色々な意味で難しい曲でした。
↑演奏後の集合写真のひとコマ、ソプラノの皆さんです。 本番の演奏でもこのようにさわやかな笑顔で歌えましたか?
↑こちらはアルト。
えっ?何故 男が2人混じっているのか?
市役所合唱団さんも、女性混じりでM1(男声合唱曲)を歌うのですから、別に不思議とは思いませんが、O西君、シャツの襟が出て、ネクタイが傾いています。 まさかこの状態で歌ったわけではありませんよね。
↑そして、いつもの表彰式風景。
演奏順の表彰で、最初に”ごうぎん”銅賞という言葉を聞いた時には、一瞬あれっと思いましたが、次の”市役所"金賞で落着きました。 そうして”マツダ”は銀賞。 いつもの事と言ってしまえばそれまでですが、マツダ合唱団は金賞取れませんね。
↑貼り出された審査結果はこちら。
おおっ、マツダに1位を付けてくださった審査員がいらっしゃいますね。 何々、音楽史学者の那須輝彦先生ですか。 他の方の審査結果と見比べると・・・、どうも那須先生は変り者のようです(失礼)。
今回も中国大会で金賞に手が届かず、テンションが下がるかと思いきや、さにあらず。 表彰式後にタクシーで宍道湖の夕日を眺めに行くグループや、打ち上げ宴会後21時を過ぎてから松江城周辺の堀川沿いの”水灯路祭り”を見学に出かけるグループなど、積極的に松江を楽しみ尽くすメンバーが続出。 このエネルギーをもう少し演奏の方に注ぎ込んでいれば結果は違ったのではないかと思うほどでありした。
↑当日の、お泊りはこちら。 一畑電鉄 松江温泉駅前にある岡本旅館。
写真の車は、別に玄関に突っ込んだわけではありません。 駐車場にあふれてしまい、無理矢理玄関前に密着駐車することになった、マツダ合唱団代表幹事K慈さんの車プレマシーです。
↑因みにこちらは、O石さんが最近購入してマツダの新車ビアンテと国際通のS山夫妻の愛車フォードモンデオ。
O石さんは、自分がメンバー全員の配車割を取り仕切り、8人乗りのビアンテに女性7人を同乗させて来たという策士です。 ハーレム状態を思い出し、思わずVサインが出ています。
↑宴会は旅館併設の味処・五歩屋で19時から開宴。 純和風の美味しい料理をいただきました。
↑例によって、全員の一言コメントがありましたが、じっと耳を傾ける人、食べる方に忙しい人、人様々のようでした。 残念ながら、指揮者の門野先生は、翌日、中学校の本番指揮を控えての前日練習と重なり参加していただけませんでした。
私は、2次会と称して松江駅近くのレストランで飲み直して、一人で旅館に戻った時には12時をまわっており、玄関には鍵がかかっていました。 携帯に電話して開けてもらおうと、めぼしいメンバーにTELしても誰も出てくれません。 少々焦って3〜4人目の人にやっと繋がったと思ったら、奥さんが出てきて”宅の主人は今松江に行っているはずですが。”という言葉が返ってきてびっくり。 真夜中に大変失礼しました。 何とか中に入れて、入浴し、さっさと就寝したかったのですが、部屋に戻ったら戻ったで・・・。
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翌朝は、誰が決めたか知らないが、7時半朝食、8時半出発、という年寄りの早起きスケジュール。 久しぶりに、ご飯に、シジミの味噌汁、ノリに玉子に魚焼きという、純和風の朝食を堪能して出発。 誰がどの車に乗ってどういうルートで帰って行ったかは知りません。
↑写真の浦Tさんは、最近大型2輪の免許を取得し、一人ツーリングを楽しみながら参加した変り者。 前日から雨を予測して、愛車CB750ではなく、別の単車で参加。 帰りは完全防備で広島に向かったらしいですが、大雨には勝てず、パンツもステージ衣装も楽譜も全て水浸しになってしまったそうです。 でも、事故せずに帰れたので良しとしましょうね。 なお、本人のたっての希望で、今回使用した単車の車名とナンバーは伏せさせていただきます。
この日は広島では大雨警報が出たようですし、この日の一般の部に参加する日帰りの団体は、新幹線が止まったり、山陰本線が遅れたりして、大変だったようです。
↑私は、広島中央合唱団の一般Bの演奏に参加すべく、まずは、松江市総合文化センター”プラバホール”での午前中の練習に合流。 昨日のマツダ合唱団の練習会場もここでした。
この日は朝から至極体調不良、何故でしょうか? 喉に負担を掛けない様に口パクで歌う真似をしながら、徐々に体調が回復するのを待ちました。
↑こちらは、15時40分の出場受付場所での集合風景。
一部男性に既に白黒蝶ネクタイ姿が見えるのは、同じく寺沢希先生が指揮された一般A参加の男声合唱団”寺漢(てらおとこ)”に中央の男声メンバー数名が参加しておられた為です。
この後、本番演奏を終えたのは17時過ぎ。 演奏曲は、課題曲はマツダと同じG1バード作曲の”Cibavit eos”。 自由曲は6月の定演で演奏したDobrogosz曲の「Mass」より、Kyrie(ピアノ:山下雅靖)と、グレゴリオ聖歌「Qui manducat carnem meam」.
表彰式は18時から19時前までの予定ですが、天候も悪く夜道となるため、私は結果発表を待たずに帰途に就く事にしました。
↑私のロードスターは昨日朝8時半から、県民会館真前の無料の県庁駐車場にじっと待機してくれていました。 バックに見えるのが、コンクール会場の島根県民会館。
↑まだ雨の残る中、帰りは安全を考慮して、国道9号線〜国道54号線という常識的なルートを選びました。
18時に出発。 写真は宍道湖畔沿いの国道9号線、まだ明るかったです。 小雨と他車の巻き上げる水しぶきのため残念ながら、幌を閉めて帰りました。 途中からは路面も乾き順調で、自宅に辿り着いたのは21時半。 175kmを3時間半かかったので、平均時速はちょうど50km/h。 こちらも一般道のみとしては良いペースでした。 合計393kmの旅でした。
無事帰宅できたのが何よりです。 他の方からも不具合の連絡は入らず、良かった良かった。
広島中央合唱団が銀賞であったという結果は、次の日の朝、新聞の記事を教えてもらって知りました。
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最後に、演奏についての感想をまとめて一言。
◆職場部門
山陰合同銀行混声合唱団は、ステージ裏から自由曲の演奏を聴き素晴らしいソプラノの声に感心するばかりでしたが、せっかくのブストー特有の微妙なハーモニーが全部ソプラノの声に隠されてしまいもったいなかったです。
課題曲の演奏は聴いていませんがG1をあの調子で演奏したのだとしたら、、ポリフォニーの絡み合いのバランスが保てなかったのではないかと思います。 合唱団としては大変上手なのに、選曲ミスだったような気がして惜しいです。
広島市役所合唱団は、7月に定演があり、県大会の演奏は明らかに練習不足でした。 この中国大会には予想通りキチッと仕上げてこられましたね。
最後の追い込み練習もかなり力を入れられたようで、実力通りの演奏で金賞獲得おめでとうございます。 素直にお喜び申し上げたいと思います。 しかしながら、いつものことですが、ステージ裏で聴いていて演奏が長く退屈に感じてしまうのは何故でしょうかね。
マツダ合唱団の演奏について客観的には判りませんが、聴いてくださったある方の感想によれば、課題曲G1は良かったが、自由曲は自信なさそうに演奏していて人数が多い割りに訴えてくる力が弱かったそうです。
三善晃の作品はハーモニー、リズム共に難しく、谷川俊太郎の詩も正解と言える解釈は無く、皆、不安だらけでした。 この自由曲は制限時間をオーバーしそうで、最後の9/17の練習でテンポアップすることになりました。 並びも、広がりのある2列にするか、互いの声がよく聞こえる3列にするかで直前まで決まらず。
第一、練習不足です。 8/10の県大会の後、盆休み9連休中は一切練習なし。 9月の練習も、水曜日の定期練習3回だけでした。 しかも門野先生が到着されるのは最後の1時間だけ。 今にして思えば、無理を言ってでも練習回数を増やしたり、時間延長をしたほうが良かったかなと、技術委員として反省しています。
・・・どうも言い訳がましくなってしまいました。
しかしながら、勝ち負けはともかく、このコンクールへの参加が自らの成長に役立ったと思えれば成功だったと思います。・・・これも負け惜しみに聞こえますね。
◆一般部門Bグループ
他の団体の演奏はさて置き、私の歌った広島中央合唱団の演奏について言えば、自由曲の方はこのジャズテイストの曲をよく歌いこなしたなと感心しています。 一方、課題曲G1は、本番のテンポがちょっと遅くて、歌っていて演奏が間延びしたような感じがしました。
しかしながら、マツダ合唱団の3倍も有ろうかと思うくらい十分に練習を重ねて本番に臨んでおり、実力を出し切った演奏で悔いは無いと思います。
◆なお、来年度の中国合唱コンクールの会場は広島国際会議場フェニックスホール、 全国大会は北海道!だそうです。
ご静聴有難うございました。。
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(!斬捨て御免!、!問答無用!)