leaflet 連載 第125回

第2回 ヴォーカルアンサンブルコンテスト in ひろしま


・〜素朴な疑問、ヴォーカルアンサンブルとは?〜
(2008.02.23 up)
  
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      第2回 ヴォーカルアンサンブルコンテスト in ひろしま  
        日時:2008年3月16日 10時開演  
        会場:エリザベト音楽大学セシリアホール  
        主催:広島県合唱連名・エリザベト音楽大学    
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  ◆昨年の第1回のコンテストが大変面白かったため、今回も大いに期待して聴きに行きました。 参加要件は前回同様、”メンバーが2人〜16人である事”、だけです。 広島合唱連盟へ加盟している事も不要です。 自由度のある、懐の大きな募集要項で、さすが広島合唱連盟と感心。  
  ・出演は全部で24団体の予定が、残念ながら1団体直前キャンセルが有り、23団体の演奏。持ち時間は演奏と講評あわせて13分/団体くらい。  
  ・音曲捕物帖で取り上げる限りは、一部のみを聴いて終わらす訳にはいかず、10時から18時前まで全団体を聴きました。 今回も、前回に負けないくらい多彩な構成の団体がステージに上がりました。   
  ・途中 昼食時には、同じく聴きに行っていた友人2人と近くの”ステーキハウス”で、ステーキ定食+グラスビールでテンションアップ!  
  ・長時間の演奏会ではありましたが、飽きることなく楽しく全ての演奏を聴くことができました。 1団体の演奏が終わる毎に審査員の講評があり、とても参考になりました。   
  ・最後に、”コスプレ”男声クァルテットが出てきたのも良かった。 確かに「パフォーマンスの前に演奏がキチッと出来ることが前提である」という、審査委員長のコメントは真摯に受け止めなければいけないと思いますが、新しいコーラスユニットの力試しの場、既存の合唱の枠に捕らわれない自由なパフォーマンス表現の実験場として、これからも門戸を広く開放して運営して欲しいと思いました。  
  ・めでたし、めでたし・・・。
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  〜 素朴な疑問、”ヴォーカルアンサンブル”とは? 〜  
  ◆独り言1  
  ・”ヴォーカルアンサンブル”とは何を指すのでしょうか?  
  ・私は、数名が指揮者無しで息を合わせて音楽を作り演奏を楽しむのがアンサンブルだというイメージを強く持っています。  
  ・今回、女声アンサンブルがどれも良かったですね。 アンサンブルとしての繊細な動き中に物凄いエネルギーを感じました。 演奏後の拍手を聞くと客席の評価も高かったように思います。  
  ・逆に、15〜16人がずらっと並んでしかも指揮者が前に立たれると、私には普通の合唱団の演奏に”見えて”しまいました。 しかも、お互いが牽制しあっているようで人数の割りに声が出ていないように思いました。 とは言いながら、審査員は熱のこもった前向きなコメントをかなりの時間を割いて述べており、演奏のレベルは高かったのだと思います。(アンコンとは関係ないようなコメントでしたが・・・。)
  ◆独り言2  
  ・昨年の第1回の折、その趣旨からして1位、2位と順番をつけることはせず大きく奨励賞と優秀賞に分けるだけにすると、壇上で理事長が話され、それは良いことだと深く共感しました。  
  ・・・・が、今年第2回目にして、優勝1団体、準優勝2団体を選出する方式に改められていました。 せっかく、いつもの合唱コンクールとは違う自由な力試しの場が出来たと心の中で喜んでいたのにガックリ。 何故でしょうね? 実際には色々事情があっての事でしょうけれど、昨年そのことを売り物にしただけに何らかの説明が有っても良かったと思いますが? ねえ、理事長。  
  ◆独り言3  
  ・そして、今回”優勝”したのは、次週行なわれるという、”2008 第1回声楽アンサンブルコンテスト全国大会”に広島県代表として県連の推薦を受けて出場する団体でした。   
  ・演奏前後に司会者から全国大会に出場する旨のアナウンスがあり、審査員に対してもそれを考慮したコメントをするよう促していました。 既に全国大会に出場することが決まっており、こういう審査結果を出すしかなかったのでしょうか。  
  ・この団体の演奏はちょっと特殊で、非常に上手いソリスト+バックミュージシャンといった編成で、歌謡コンクールならば句無く優勝でしょう。 しかしヴォーカルアンサンブルという視点で聴くと、明らかに声部間のバランスが悪く、私の持つアンサンブルのイメージとあまりにも違いすぎます。  
  ・この団体は、今回は一般参加にせず、棚上げして全国大会出場記念特別参加として演奏してもらい順位付けの対象から外すべきだったと思います。
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  ◆来年は、審査結果を聞かずに帰ろうかな。 もちろん、演奏自体はどれも皆面白く参考になるので必ず聴きに行きますよ。

(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手