連載 第120回
『 信長貴富さんのコーラスクリニック 』
・「信長作品の魅力を求めて」をテーマに、作曲家の信長貴富さんを講師に迎えて、広島県合唱連盟の平成19年度合唱講習会が開催され、マツダ合唱団がコーラスクリニックを受講しました。
(2008.02.04 up)
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広島県合唱連盟 平成19年度合唱講習会
・ 日 時
2月2日(土) 13:30〜17:00 一般参加合唱曲講習会
2月3日(日) 10:00〜17:00 コーラスクリニック
・ 会 場
エリザベト音楽大学本館3階 ザビエルホール (200席)
・ 講師および講習テーマ
講師:作曲家 信長貴富先生
講習テーマ:信長作品の魅力を求めて
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◆マツダ合唱団は、クリニック用に「初心のうた」の終曲「泉のうた」と、「ノスタルジア」から「故郷(ふるさと)」の2曲を選びました。「初心のうた」は2年前に法政大学とのジョイントコンサートで、マツダ合唱団が演奏した信長さんの曲、「故郷(ふるさと)」は信長さんの編曲で昨年の4thコンサートやクリスマスコンサートで歌ったアカペラ曲です。
・当初、団員の参加予定者が少なく心配ましたが、最終的に30名を超える人数でクリニックを受けることが出来ました。 指揮は門野先生、ピアノは矢野先生です。
・2月2日(土)が、一般参加合唱講習、3日(日)が、コーラスクリニックです。マツダ合唱団はコーラスクリニックのトップバッターとして、日曜朝、9時半から、信長さんの指導を受けました。
・「朝早くから大変ですね。」という信長さんの挨拶で始まり、(信長さんのほうがお疲れかもしれませんが・・・。)「泉のうた」の方からクリニックを受けました。
・以前に一度だけ宴会でお会いした時の信長さんは朴訥とした好青年?であったため、コーラスクリニックでどのような指導をして下さるのか非常に楽しみでしたが、随所で作曲者として意図した点を説明しながら、こういう風に演奏して欲しいという指示を控えめに出されていました。
・細かいクリニックの内容を書くのは控えますが、それぞれの曲に対する作曲者自信の思いを聞いて、なるほどねと至極納得してしまう反面、それを絶対視ししてしまうと画一的な解釈をしてしまいそうで少し怖い気にもなりました。
◆ということで、曲の解釈に関するコメントの内容紹介は差し控えるとして、マツダ合唱団に対するコメントを要約すると・・・、
@外見より、声が若々しく、「初心のうた」の演奏にマッチしている。
(「初心のうた」は元々中学生を対象とした曲ですが、声が幼いとは言われませんでしたよ・・・)
A中には和音ばかり気にして歌の心を失っている合唱団があるが、マツダ合唱団は、言葉を丁寧に扱って、”歌”を感じられる演奏が出来ている。
(いつものように、技術の無さを心でカバーしています、ハイ!)
Bテナーが上手い!
(クリニックの途中、「テナーが素晴らしい」といった内容のコメントを何回か頂きました。 日ごろ上手いといわれるマツダ合唱団のテナーの実力を発揮した形となりました。)
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・聞くところによると、前日土曜日に有った合唱講習会では女声合唱の指導でかなり盛り上がったようです。 受け狙いの冗談や茶化しを連発する他の世慣れした指揮者や作曲家とは一線を隔する信長さんですが、その後成長されたのでしょうか。
・マツダ合唱団のクリニックの後、他団体のクリニックの様子を聞きたかったのですが、所要があって聴講することが出来ませんでした、残念。
(!斬捨て御免!、!問答無用!)