leaflet 連載 第118回

『 広島女学院 第23回 クリスマスコンサート・メサイア 』


・12月23日に行なわれた恒例の演奏会。昨年に続き聴きに行きました。はたして今年の出来栄えは。
(2007.12.30 up)
  
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  広島女学院 第23回 クリスマスコンサート・メサイア   
    THE MESSIAH  (G.F.Handel)   
      プログラム:メサイア(ヘンデル作曲)   
      日時:2007年12月23日(日) 17時開演   
      場所:広島女学院ゲーンスホール   
      指揮:佐伯康則   
      オルガン:立谷由香 チェンバロ:榎本暁子   
      ソプラノ:乗松恵美 アルト:小玉妙 テノール:枝川一也 バス:門野光伸   
      合唱:広島女学院メサイア合唱団(広島女学院高等学校&広島女学院大学関係者、一般)   
      合奏:広島女学院メサイアオーケストラ(広島女学院高等学校&広島女学院大学関係者、一般有志)   
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  ・昨年に続き聴きに行きました。 指揮者は佐伯康則先生、バスソロを門野光伸先生が担当されました。 ソプラノ、アルト、テノールの各ソリストは昨年と同じ顔ぶれです。   
  ・広島女学院高校OGソプラノ乗松さんは張りのある美しい声。 アルト小玉さんは低音まで澄んだ幅のある声。 バスの門野先生もいつもの軟らかい声。 テナーの枝川さんは今回何かちょっときつい声で耳に付きました。 いずれにしても、ソリストは落ち着気のある堂々とした演奏でした。   
  ・佐伯先生は丁寧な指揮ですが、早いパッセージでも妥協することなく しっかりとテンポを維持して振られていました。 これに対して、昨年と違って今回の男声合唱は良くそれに答えて頑張っていたと思います。 人数も揃っていて余裕のある合唱が聴けました。 女声合唱は学生さんが加わっているせいもあって、ヴィブラートの無い若々しい響きの演奏でした。   
  ・例によってオケの事は良く分かりませんが、パイプオルガンのタイミングが合わないのが少し気になりました。 立派なパイプオルガンが2階席横に設置して有ります。 当然ステージからは遠い為に指揮者をTVカメラで撮影しオルガニストのモニターTVで見れるようにして有りましたが・・・。 モニタースピーカーは無かったのでしょうか。   
  ・メサイア部分で2時間くらいだったと思いますが、間延びするわけでもなく、逆に焦るわけでもなく、全体に締まりのある堂々とした質の高い演奏だったと思います。 しかしながら、若干短縮してあったとは言え、休憩なしで3部まで歌い通す演奏は、歌う方も大変でしょうが、聴いている方も少々疲れました。    
  ・メサイア演奏終了後、”Oh Holy Night”の演奏をバックに献金。 最後に”きよしこの夜を”皆で歌っておしまい・・・らしかったのですが、最初に合唱団が英語で歌った後、佐伯先生が振り向いて日本語の1番を振り始めても客席の照明はなかなか明るくならず、3番はまた突然合唱団だけで演奏するなど、少々チグハグでした。   
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  ・それにしても、相変わらず演奏中に客席のほうでザワザワと人が出入りしたり、ガタガタと補助椅子を出したりする音のする演奏会でした。 チャリティーコンサートだし仕方が無いのでしょうね。

(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手