≪ 北の佐川の音曲捕物帖 連載100回超記念 夏季特別報告 ≫

leaflet 連載 第106回

北の佐川の”ジョッキ片手にドイツ紀行”
≪ドイツの常識 乗り物編(その2:その他の乗り物)≫ 


・故有って、7月末にドイツに遊びに行きました。 観光地の旅行記は、ガイドブックや他のインターネットのHPを見たほうが正確なので、止めます。 その代わりに、1週間近く滞在したベルリンを中心に日本との違いを感じた点について列記します。
・題して、”ドイツの常識”乗物編。 続いては乗用車以外の乗り物について。  
(2007.8.18 up)

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  ◆バス   
  ・ロンドンと同様(行った事ありませんが)、2階建てバスが沢山走っています。 観光バスだけでなく、普通の路線バスも2階建てです。   
  ・昔からですが、こちらのバスは、停留所に着くとエアサスを調節して昇降口側に車体を傾けステップの段差を低くします。  10センチ弱くらいでしょうか。 2階建てバスも同様に傾けます。    
  ・右の写真の窓ガラスの白い模様は落書きです。バスも地下鉄もガラスは落書きの傷だらけ。
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  ・観光バスの2階はフルオープンのものもあります。(最近東京のはとバスでもあるそうですね。) 連結式のバスも沢山いました。
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  ◆路面電車(トラム)   
  ・基本的には日本(広島)のものと同じような感じで、私にとっては最も違和感の無い乗り物でした。
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  ・皆 連結式の低床車両。手すりは黄色。(バスも)
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  ◆地下鉄(Uバーン)   
  ・日本と同じようなものですが、出発時の加速と停車時の減速が機敏。  かなりのGです。   
  ・また、無駄に駅には停車しておらず、すぐに合図(ランプ&音)が有って扉が閉まり発車します。  おっと、停車してもボタンを押さなければ扉は開きません。  冬場寒いからでしょうね。   
  ・また、改札口というものはありません。  出入り自由。  切符はホームの自販機で買います。  滅多に検札に来ないそうですが、もし、切符の提示を求められて持っていないとかなり高額の罰金を取られるらしいです。   
  ・窓ガラスは落書きで傷だらけ。   
  ・自転車を押して乗れます。
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  ◆鉄道(DB、Sバーン)   
  ・DBはドイツ鉄道、Sバーンはローカル線。   
  ・・DBの中でも、写真の流線型のICEは日本の新幹線のような高速鉄道。  ただし、踏み切りの有る一般の軌道を走るのでそれほど早くは走れないと思いますが、トンネルもほとんど無くダラダラとした丘陵地を走り続けるため結構速いかも。   
  ・ガタンゴトンという鉄道特有の音はしませんでした。 ロングレールを使っているのかな。
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  ・ヨーロッパらしいのは、大都市の中央駅(ターミナル)はアーチ型の大屋根で、各番線とも行き止まり。 そのから先は逆向きに走りだします。
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  ◆自転車   
  ・ほとんどの自転車は外装変速機付きのスポーツ車やクロスバイク。 ママチャリ皆無。  荷台は後。前カゴ付きは皆無。
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  ・車道か自転車専用道を走行。  車道を走行する場合、バスが停車していたらその車道側を堂々と追い越してゆきます。   
  ・歩道に併設した自転車専用道もあるが、そこを人が歩いていたら怒られます。  逆に歩道をチンタラ走る自転車はいません。  皆ヘルメットかぶって本気で走っています。 
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  ・前述の通り、鉄道や地下鉄に押して乗れます。料金は知りません。  ここは地下鉄のエレベーター。階段を担いで昇降する人もいます。
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  ・ドイツ鉄道(DB)が運営する貸し自転車。あちこちに置いてあります。  街角に放置してあるこの自転車の登録番号をTELで連絡すれば、自動で開錠されて使用できるらしいです。
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  ◆その他   
  ・形のかわいい小型土木工事用車両。 さすがにドイツと思ってよく見たら、前側の黄色いショベルカーはコマツ製でした。
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  ・単車。 日本のようにミニバイク(スクーター)がチョロチョロしていることはありません。 特徴的なのは巨大な四角形のナンバープレート。 視認性良好。 でも、格好ワル!
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  ・ベロタクシー(VELOTAXI)。 ここベルリンが発祥の地の高性能3輪自転車タクシーだそうです。最近、日本(広島)でも見かけます。  高性能とは言っても遅い。 でもベルリンでは堂々と車道を走り、停車中のバスをゆっくりと追い越し、発車しようとするバスの邪魔をします。
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  ・最後はこれです。 ここは、あの「ノイ・シュヴァン・シュタイン城」へ向かう山道の上り坂。 お馬さんも息が切れて、到着したときにはゼェゼェと苦しそうでした。
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(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手