≪ 北の佐川の音曲捕物帖 連載100回超記念 夏季特別報告 ≫

leaflet 連載 第102回

『 北の佐川の”ジョッキ片手にドイツ紀行”≪音楽編その2≫
< ドレスデンのお土産(クロマチック ピッチパイプ)> 』


・故有って、7月末にドイツに遊びに行きました。 せっかくなので、音楽に関係した内容を書き止めます。
・<その2> ドレスデンのお土産(クロマチック ピッチパイプ)  
(2007.8.7 up)

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  ◆宿泊先のベルリンから、日帰りでドレスデンに行ってみました。  約2時間の高速鉄道の旅です。   
  ・予定を立てていなかったので出発が遅くなり、ドレスデン着いたのは昼過ぎ。   旧市街を中心に歩き回りましたが、ここは落ち着いた良い街ですね。   
  ・音楽に関係した内容としては、「ザクセン国立歌劇場」、通称ゼンパーオーパー”Semperoper"の館内見学ツアーに参加しようと行ってみましたが、この日の最終ツアー開始時刻を過ぎており入れませんでした。
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  ・1870年代に建てられたルネッサンス様式のオペラ劇場ですって。    外観を眺めて終了。
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  ◆その後、駅に戻る途中、偶然町並みの一角に小さな楽器屋を見つけました。  その名も「ムジーク・シューベルト」。  とっさにドイツに来た記念にこちらのピッチパイプを買うことを思いつきました。   
  ・店の中に入って一回りしましたが、それらしいものが見当たらないので、店のおじさんに「ピッチパイプ」と”カタカナ”で言って、吹く真似をしてみました。  おじさん、ハハーンといった表情をして、まず電子式のチューナーを持ち出してきました。  私が、「これ違うね」みたいな仕草をすると、続いて出てきたのがオレンジ色の四角い小箱。  クロマチック何とか・・・、と箱に書いてあります。  正にこれです。  中を開けると、丸くて可愛いらしいピッチパイプが鎮座しています。  嬉しくして即、購入。
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  ・帰りに、歩きながら取り出して見ました。  箱の裏には、Made in Germany と書いてあります、よしよし。  片面は乳白色の樹脂製、反面は鉄板メッキです。  日本製の、あの茶色のタツノオトシゴがドクロを巻いたような形のピッチパイプに比べると上品だと思います。   しかし、吹いてみると低い音がなかなか鳴りにくいですね。
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  ◆私はこれまで音叉一筋で通してきたので、ピッチパイプを持っていません。  日本に帰って、インターネットで国産のピッチパイプを検索してみました。  日本製に比べると、ユーロ高のせいもあって2倍くらいの値段がします。  また、想像するに、実用性から行くと日本製の方が明らかに勝っていると思われます。   
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   @丸くて可愛いのは良いのですが、つるっとして吹き口に突起が無いため、よく見て構えないと違う音を吹いてしまう。  ちなみに、日本製の能書きを読んでみると、「口でくわえられるので、音を出しながら両手を使ってピッチを合わせられます。」と書いてあります。  あの突起はそういう機能を備えていたのか、恐るべし!   
   Aしっかりとした箱に入っているが、この箱は使わないときのための保管用です。  ステージや練習の途中で使う度にわざわざ箱から取り出すわけには行きません。   
   B購入したのはCスケールで、Cの音がオクターブで2つ鳴りますが、ニ長調や変ホ長調の根音など低い音は鳴りにくい。  日本製も同じかもしれませんが、低い音は吹き始めが鳴りにくく、ピッチも安定しませんね。  日本製は、EスケールとAスケールがあるようです。   
   C外側の片面が鉄板製で、実は重い?。   
   D写真を比べてみて気付いたのですが、A、B、C・・・と書いてある文字の向きが日本製と上下(外内)逆です。  ということは、目で吹き口を判読してから口元に持って行く一連の動作が違ってきます。  ドイツ製は円盤を垂直に縦てA、B、C・・を読んで、その頂点部分を吹く。  日本製は円盤を水平にしてA、B、C・・を読んで、その手前側を吹く。  ・・・・・・まあ、どうでも良いですか?   
  ・などなど、相違点(問題点)も多々有るようですが、今回のドイツ旅行で自分用に購入した唯一のお土産がこれです。  大事に使います。   
   (因みに、下の写真が日本製です。)   
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  ・失礼。もうひとつ、ベルリンの”がらくた市”で、中古の壁掛けフック(5ユーロ)を購入しました。

(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手