北の佐川の"音曲捕り物帖"

candle 連載 第十回
"世界平和記念聖堂
   市民クリスマスミサ"

12/24(水)広島市中心部にある世界平和記念聖堂(カトリック幟町教会)で市民クリスマスミサが行われます。
(2003.11.30up)

・12/24(水)広島市中心部にある世界平和記念聖堂(カトリック幟町教会)で市民クリスマスミサが行われます。 マツダ合唱団を指導していただいている門野先生がこの市民クリスマスミサのお世話をなさっている関係で、マツダ合唱団員にもお誘いがあり、有志でこのミサの聖歌隊として参加しています。
・もう少し詳しく言うと、エリザベト音楽大学有志を中心とた聖歌隊の奏でる荘厳なグレゴリオ聖歌を中心とした第1ミサと、公募による一般市民コーラスを中心とした聖歌隊によるポピュラーなクリスマスの名曲を中心とした第2ミサ、その他、があり、私の参加しているのは第2ミサの公募市民コーラス聖歌隊の方です。
・お正月には神社へ初詣に行っておみくじを引き、お盆には仏壇に手を合わせ、クリスマスにはサンタさんのプレゼントを期待する私です。 決してクリスチャンではありませんが、誰でも参加できると言うことで、毎年楽しみにしています。 クリスマスイブの日が平日の場合には、仕事の関係で参加できない年もありますが、極力、聖歌隊として参加するようにしています。  

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・この市民クリスマスミサの聖歌隊、なかなかの面白さです。
・聖歌隊として参加した場合には、普通では上がれない最後列2階の聖歌隊席に座ることができます。少々寒い日でも、2階にあるため比較的暖かく、全体を見渡すことが出来てなかなか居心地よいものです。
・それにこの聖歌隊席の真後ろに壮大なパイプオルガンが鎮座しており、聖歌隊はこのパイプオルガンの生演奏をバックにすぐそばで歌います。 司祭団の入退場の折には、このパイプオルガンの生演奏がずっと続くのですが、それをまさに手の届くほどの近さで聴けるのですから、感激ものです。 地を揺るがすような重低音から横向きに突き出たトランペット管の輝きまで堪能できます。 私などははっきり言ってこのパイプオルガンの演奏を真近かで聴くために聖歌隊に参加しているようなものです。
・少し前までは、この幟町教会世界記念聖堂で毎月1回、合計で300回以上のパイプオルガン定期演奏会を続けておられたフランス・ボーン神父がクリスマスミサのオルガン演奏を担当されており、個人的にはその大様な演奏ぶりが大好きでした。 残念ながら、一昨年ご病気により帰天され、今は、他のオルガニストが演奏されています。
・余談ですが、少し早く行って、このパイプオルガンの後ろ側へ回ってみると、パイプオルガンを鳴らすための、昔で言う”ふいご”代わりの電動ブロワーが、騒音を出さないために遮音箱のようなものに入れて置いてあったり、予備?の笛(パイプ)が無造作に置いてあったりするのを目にすることも出来ます。

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・巷では、12月になるとクリスマスだと言ってはしゃいでいますが、世界に目を転じると、ご存知の通り相変わらず暗い話題ばかりです。 クリスマスの時こそ、”本当の?”教会でのクリスマスミサに参加し、聖書の朗読や神父さんの説教、賛美歌などによって粛々と進められるミサを通じて、平和の意義とその世界平和実現に向けて自ら何が出来るかについて考え直す必要があると思います。
(世界平和記念聖堂(カトリック幟町教会)市民クリスマスミサ 第2ミサ 12/24(水)午後8時より)

(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手