北の佐川の"音曲捕り物帖"

連載 第壱回 (2003.07.18up)
広島みなと祭り 花火大会かぶりつき(7/26予定)

・7月26日(土)は、広島港祭りの花火大会です。我が家は広島市は南区の宇品にあり、毎年この花火大会に出向いています。特に今年は、大田川夏祭りの花火大会が廃止されたため、この港祭りの花火大会はいつもにも増して大混雑しそうです。

・ところで、彼方は最近こうした打ち上げ花火大会へ行ったことがありますか?行ったならば、どのあたりから見ますか?ハッキリ行って、私はかぶりつきです。極力打ち上げ場所の近くまで行きます。宇品の場合は水中の船台から打ち上げるため限界がありますが、それでもなるべく前へ行ってみます。

なぜか?
・まず、その花火の大きさと向きです。花火は横から見るものではありませんよ。目いっぱい近寄って、天空いっぱいに丸く花開く様を下から見上げましょう。まるで、ひかりのシャワーを真上から浴びるような感じです。
・そして、あの音。”シュポッ”という打ち上げ音の後、ヒュルヒュルと音をのばしながら上昇し、一瞬の間をおいて光の花が急膨張してこちらに襲い掛かってきたかと思うと、後を追ってあの頬を揺らすほどの圧倒的な音圧に身体が包まれるのです。
・思わず泣き出してしまう幼子、ウォーと歓声を上げる若者、手をたたいてその感動を表現する人々。さらに、天から降ってくる花火の燃えかすや、あたりに漂う火薬の匂いが、雰囲気をいっそう盛り上げます。
いやー、花火大会って本当に面白いですね。やはり、生が一番ですよ。
・音楽もそうでしょう。いくら高価なステレオで聴いても、ハイビジョン映像で見ても、会場のざわめきや上下方向の立体感、演奏終了後の余韻といったものはなかなか伝わらないですよね。CDで完璧な演奏を聴くよりも、演奏会に足を運んで得られる、一回限りの感動を大事にしたいものです。

と言う事で、祈満天夜花火大会!

(!斬捨て御免!、!問答無用!)

十手