日記

 

 

(ピーター:冬)

 

リーマスと、雪がお菓子ならいいのに、ってはなした。

 

雪がお菓子ならどんな味だろうかとおもった。

雪の結晶は透明で花みたいで固そうだったから、氷砂糖みたいだし、

白く積もった雪は、メレンゲみたいだと思ったから、甘くなる魔法をかけてみた。

味をつけるのは成功だった。

でもすぐに溶けるのでそのまま口に運べなかった。

それで、すぐに溶けないくらい冷たくなる魔法をかけてみた。

まるで薄いキャンディみたいになった。

サクサクパリパリしてて、愉しかった。

ココナッツ味をつけてみると、すごくおいしくて止まらなくなった。

 

気がついたらおなかが冷たくて、おなかを壊した。

リーマスが持ってきてくれた夕食のカラメルプディングも全然食べられなかった。

 

…今度は食べる分を決めて魔法をかけようとおもう。

 

 

 

(リーマス:春)


湖の水に魔法をかけてみた。

ヒツジ草を足場にして水面を動くたび、水からいろんな音がする。

ピアノの鍵盤をでたらめにたたいたみたいな音はたぶんおたまじゃくし。

小さな魚の影が鋭く動くとシンバルみたいな音がした。

ひっきりなしになっているいろんな種類のウィンドチャイムは水草だろうか?

ティンパニみたいなドラムみたいな音は、大イカの寝返りかもしれない、とおもうとわくわくした。

マグルの楽団の指揮者って魔法使いみたいだとおもったけれど、

なんか指揮者になったみたいな気分でずうっと音の中にいたいと思った。

 

追記

今日、校長室に呼び出された。

校長先生に、マーピープルから騒がしくて昼寝が出来ないと抗議が来たといわれた。

先生は、あの湖の水にそんな魔法をかけるとは大したものだと、笑っていわれたけど。

マーピープルのごめんなさいはなんていうのか、先生に聞くのを忘れた。

それから、みんなにこの魔法を教えるのはちょっと止めておこう、と思う

 




つぶやき
おいしいこととたのしいこととまほうの関係(そして季節は無視の方向で)
文量的には断片ですが、中身的にこちらの気分…
ピーのアイデアを鹿が実行すると、中庭は砂糖菓子でいっぱいになって
靴がべたべたで誰も歩けなくなるとか(下級生だけ大喜び,見たいな)
リマの魔法は湖水の一部ですが、水中って音響くんだよね
リマの魔法を黒犬がやっていたら、怒った住人が直接怒鳴り込み…(手加減とかいう単語知らないから)


06.07.01


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