冬至の日付と日没時刻

(2008年12月15日記載)

木下眞二

 

 
日没が一番早い日は冬至より2週間も前

 今年の冬至は12月21日です。冬至は1年の中で最も日の短い日です。この日は、1年の中で、日の出が一番遅く、日の入りが一番早いと思っている人が多いのではないでしょうか。

 今日(12月15日)の札幌の日の入りは16時ちょうどです(気象協会発表)。このところ、12月3日から毎日16:00でした。その前は16:00より遅くなっていました。
ところが、明日16日の日の入りは16:01で、また、16時より遅くなってきています。やっと、早い日の入りのピークが過ぎ、これからは、16時過ぎまで明るくなって行くということです。
つまり、札幌で、日の入りが一番早くなるのは、冬至の日より2週間くらいも前の日です。
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日没が早いのは憂鬱

 一日の仕事が終わる前に、もう暗くなっているのは、憂鬱なものです。
一般に、晩秋から冬にかけて、気分が憂鬱になる傾向があるのは、外の明るさが減って、脳内セロトニンの分泌が減るためと言われています。

 夕方の暗くなる時刻が同じでも、日の入りがだんだん早くなっていく頃と、だんだん遅くなっていく頃とでは、気分が大分違うようです。
明日から、また、夕方の明るさが次第に増していくと思うと、気分もちょっと良くなって行くように感じます。
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日の出が一番遅いのは冬至より2週間も後

 日の入りと反対に、日の出が一番遅いのは、冬至の日より2週間近くも後になります。札幌の12月9日の日の出は6:53でしたが、次第に遅くなって、明日の16日には、7時ちょうどになり、さらに7時より遅くなって行くようです。
これらのことを合わせると、結局、1年で一番日の短い日は冬至の日ということになります。

 どうして、日の入りが一番早い日と、日の出が一番遅い日との間隔が1か月近くもあるかということは、地球の自転の回転軸が約23度傾いていることの他に、公転軌道が正確には円軌道でなく、楕円軌道になっていることによるようです。
(同じように、夏至の頃でも、札幌では、日の入りが一番遅い日と、日の出が一番早い日との間に、2週間くらいものずれがあります。「
北国の夏至と太陽」のページを見てください。)

 朝、だんだん明るくなって行く頃の暗さと、夕方、だんだん暗くなって行く頃の暗さでは、同じ暗さでも、夕方の暗さの方が心理的に憂鬱であるように思います。
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冬至の日付が12月22日から21日へ

 冬至の日付は、ほとんど毎年、12月22日と決まっていました。
子供の頃、12月22日生まれの兄弟の誕生日には、バースデーケーキの代わりに、暖かい、かぼちゃのしるこを作って祝ったものです。北海道では、冬至に、かぼちゃのしるこを作っていました。

 ところが、今年の冬至は22日でなく、「例外的に」21日になっています。20世紀では、ほとんどの年で、22日となっていたのです。

 昭和時代では、21日が冬至になったことは一度もありませんでした。20世紀で、冬至が21日になったのは、1996(平成8)年と2000(平成12)年の2回だけです。
2027年まで、冬至の日付が4年に1度、21日になるという「例外」が続きますが、2028年からは、4年に2度の21日の「例外」となります。さらに、今世紀末の2092年からは、毎年21日ばかりという「例外」が続きます。

 どうして、このような「例外」が多くなったかというと、2000年に、グレゴリオ暦の調整を行わなかったからです。
16世紀末に、グレゴリオ暦が制定されてから、1700年、1800年、1900年は、4の倍数の年であるが、うるう年とせず、2月は28日までとしました。
これによって、春分の日付がなるべく一定になるようにしたのです。その結果、春分だけでなく、秋分も、夏至も、冬至も、なるべく一定になるようになっていました。

 ところが、2000年だけは、例外的に、このような調整を行わなかったため、今世紀は、春分だけでなく、秋分も夏至も冬至も、日付のぶれがこれまでの世紀より、かなり大きくなって来ています、

 このようなぶれを、最も合理的に調整するために「キノシタ暦」を提案していますが、残念ながら、今のところ、採用されそうにありません。

 詳しくは、木下眞二の次ぎのページを見てください。

キノシタ暦
3月21日の春分を守る暦:グレオリオ暦からキノシタ暦へ」
秋分の日付
6月22日の夏至を守る暦

 

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