タバコでは痩せない(2)

喫煙者と非喫煙者の肥満度

(札幌社会保険病院 院長 秦 温信 先生のデータより)

 
腹囲メタボリック診断基準該当者(喫煙者・非喫煙者別)

(左側の黒棒が喫煙者)


(2010年5月記載)

木下眞二

タバコを吸っている人の方が吸わない人より痩せていると勘違いしている人が少なくないようです。既に40年以上も前の調査で(1968年)、木下眞二は喫煙者と非喫煙者の肥満度の調査から、タバコでは痩せないことを報告しております。前のページを見てください。

このことを、さらに裏付ける調査報告が秦温信先生によって報告されましたので、ここに紹介させていただきます。(秦温信:禁煙について:北海道におけるタバコ・コントロール. 札医通信2020年;No.512:6-9)

その報告の中で、上に示す図2のように、「当院に併設している検診センターのデータでも腹囲から見た(メタボリックシンドロームの)診断基準該当者はどの年代でも喫煙者が非喫煙者より多く、脂質からみた診断基準者も66歳以上を除きどの年代でも喫煙者が非喫煙者より多かった。」と述べておられます。

札幌社会保険総合病院では、秦院長はじめ病院全体で、早くから禁煙指導に取り組んで居ります。私が、江別の大学の人間福祉学部の教授をしていた時代も、私の担当の多くの学生の卒業論文の「禁煙指導」について、協力していただきました。

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「タバコが値上げになったらタバコをやめたい」

タバコは日本人の3大死亡原因であるガン(とくに肺がん)、心臓病、脳卒中のいずれにも、深く関与しています。
健康診断に来る若い人も、このことは良く知っており、できればタバコをやめたいと思っている人が多いようです。しかし、簡単にやめられないのは、タバコは「中毒」の一種だからです。「タバコが値上げになったらタバコをやめたい」と言う若い人が多いようです。
いよいよ、この10月から、タバコが1箱、300円から400円以上に値上げになるようです。

今回のタバコの値上げが禁煙効果をかなり上げることを期待しています。欧米並みに、1箱1000円になれば、大きな禁煙効果があることは確実と考えます。

 

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