名言集7

1.
自分を愛するように隣人を愛していれば、その人を傷つけたり、だましたり、殺したり、その人のものを盗んだりしたいとは思わないでしょう。
またその人の妻と罪を犯すとか、その人のものを欲しがるといった、「十戒」で禁じられていることは何一つしないでしょう。
このように、「姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな」という戒めは、「自分を愛するように、あなたの隣人を愛しなさい」という一つの戒めに含まれるのです。
愛はだれにも悪を行いません。だからこそ、愛は神の要求をすべて完全に満たすのです。
愛こそ、あなたがたに必要なただ一つのおきてです。
(ローマ 13:9ー10)

For this, “You shall not commit adultery, You shall not murder, You shall not steal, You shall not covet,” and if there is any other commandment, it is summed up in this saying, “You shall love your neighbor as yourself.”
Love does no wrong to a neighbor; therefore love is the fulfillment of the law.
(Romans 13:9-10)

所感と祈り:
神様が私たちを愛してくださっているように、私たちも互いに愛し合うなら、私たちは幸いな人生を歩むことができます。
今日関わり合う人たちに感謝し、その人たちにとって良いことをすることができますように。
その人たちの必要に対して配慮することができますように。
私たちは愛する人のためなら労を惜しむことはありません。
かえってそのために労することが喜びになります。
喜ぶ声を聞きたい、安心した表情を見たいと願い、それがかなうととても幸せな気持ちになります。
互いに愛し合い、助け合い、赦し合うことができますように。

主よ。私たちにとって一番大切なことをお示しくださり感謝します。
主は私たちを分け隔てなく愛してくださいます。
どのような時もその愛は変わることがありません。
そのように安定した思いによって人を愛することができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

2.「罪に定めようとするのはだれですか。死んでくださった方、いや、よみがえられた方であるキリスト・イエスが、神の右の座に着き、私たちのためにとりなしていてくださるのです。」(ローマ人への手紙8章34節)
*黙想と祈り
サタンは私たちを罪に定めようとねらっています。しかし、イエスさまは私たちが払うべきであった罪の代価をすでに支払ってくださいました。「父なる神様。今日も私たちのためにとりなしていてくださるあなたの姿を拝させてください。」

3.神のさばきへの訴え。サウルと同じ部族の出であるクシュは、サウルと心を合わせて、ダビデのいのちをうかがった。彼は偽りの話をふれ回ってダビデの非難をした。身に覚えのないダビデは、神の正しいさばきの前にそれを訴え出ている。ダビデは自分が罪のない完全な者だというのではない。そうでないことを明言したのである。ダビデは彼を陥れようとするサウルのいのちを、一度ならず救ったことがあった。ダビデにとってできることは一つしかなかった。すべてを神に訴えることである。神に訴えることは、迂遠のことのように見える。仕返しではなく、神に訴える時、神がさばいてくださる。それはすぐになされないかもしれない。しかし神は悪しき者に死の器を備えられる。そして悪人はその悪計によって自分の上に災いを招く。(詩篇7篇)

4.
Giving up smoking is the easiest thing in the world. I know because I've done it thousands of times.
禁煙することは世界で最も易しいことです。私は知っています、何故なら私は何千回も実行してきたからです。

5.私たちの手の中には、数知れない小さなものが毎日落ちてきます。それは小さい好機です。神様は私たちが利用するのも悪用するのも自由なように、これを残して行かれるのです。(ヘレン・ケラー)

6.核兵器は絶滅の兵器、人間と共存できません。どんな理由があろうとも絶対に使ってはなりません。核兵器を持つこと、持とうと考えること自体が反人間的です。最初の核戦争地獄を生身で体験した私たちは、65年前のあの8月、核兵器の恐ろしさを本能的に学びました。核攻撃に防御の手段はなく、「報復」もあり得ません。もしも、3発目の核兵器が使われるならば、それはただちに人類の絶滅、地球とあらゆる生命の終焉を意味するでしょう。人類は生き残らねばなりません。平和に、豊かに。<谷口稜曄>

7.
愛する人たち。神がこれほどまでに愛してくださったのですから、私たちもまた、互いに愛し合おうではありませんか。
(1ヨハネ4:11)

Beloved, if God so loved us, we also ought to love one another.
(1 John 4:11)

所感と祈り:
神様はみことばを通して、何度も何度も私たちに互いに愛し合いなさいと教えています。
互いに愛し合うことが私たちにとってどれほど大切なことであるのかがわかります。
愛は、私たちの人間関係の問題を解決する最強の鍵なのだと思います。
幸せを願い、いたわり、寄り添う愛を持つことができますように。
おだやかでやさしい気持ちを持ちことができますように。
苛立ちや怒りではなく、相手の置かれた状況に立って思いやる包容力を持つことができますように。

主よ。主が愛しておられるその愛で、人を愛することができますように。
主はどれほど忍耐を持って愛し続けてくださったことでしょう。
その愛の大きさを覚え、人を受け入れ、愛することができますように。
どうぞ、大きな心をお与えください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

8.「これらの出来事の後、主のことばが幻のうちにアブラムに臨み、こう仰せられた。『アブラムよ。恐れるな。わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きい。』」(創世記15章1節)
*黙想と祈り
神様はご自身をあらわされるときに、しばしば「恐れるな」と言われます。本来神様の御前に立ち得ない者へのあわれみです。「主なる神様。あなたがいつも最善の時に親しく語りかけてくださることを心から感謝します。」

9.神と人。羊飼いダビデは、夜半の見張りをしながら、大空を眺め、全宇宙が神の指のわざであることを思って、神を讃美する心で一杯になった。そのような偉大な神が人を顧み、みこころにとめてくださるとは、なんという不思議であろうか。そしてそれは事実であった。しかも神は、強く賢い人でなく、幼児のように弱い者をも用いられて、神の目的に逆らう敵を抑えてしまわれる。天を見、月星を見る時、人間の卑小さを思わないわけにはいかなかった。しかもその人間に、神は他のすべての被造物にまさる「栄光と誉れ」とを与えられ、神の造られた万物を治めさせられる。ダビデは、自分の守っている羊の群れを初めとして、すべてのものについてこのことを実感した。私たちもこの神のくすしい恵みを覚えないわけにはいかないだろう。(詩篇8篇)

10.ばかを申すな。表面だけの騒ぎを喜んでいたら大間違いだ。彼らは、少しでも情勢が変われば、またおれを「断頭台に送れ」と言って、やはり、このように騒ぐだろう。大衆の歓迎など、あてになるものか。(ナポレオン)

11.露と落ち 露と消えにし 我が身かな 難波のことも 夢のまた夢 (豊臣秀吉)

12.人の一生は重荷を背負って遠き道をゆくがごとし (徳川家康)

13.会者定離 ありとはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思わざりけり

14.未来というものは、来たるべきときに訪れてくるものだから、未来を憂うのは、止めなさい。いま現在に真向かっているのと同じ気持ちで、未来に対処すればよいのだ。「マルクス・アウレリウス(ローマ皇帝)」

15.神が人間を試されるのは、人間に、自分も動物にすぎないということを見極めさせるためだ。(旧約聖書、「コヘレトの言葉」)

16.
Don’t compare yourself with anyone in this world… if you do so, you are insulting yourself.
- Bill Gates
【訳】 自分と他人とを比べてはいけない。もしそうしたなら、それは自分自身を侮辱している。
<ビル・ゲイツ: 1955年〜。米国の実業家、マイクロソフト社の創業者。>

17.
We don't know who we are until we see what we can do.
- Martha Grimes
【訳】 人は、自分が何をできるかがわかるまで自分がどんな人間なのかわからないものよ。
<マーサ・グライムズ: 1931年〜。米国の推理作家(女性)。>

18.
財産は天にたくわえなさい。そこでは価値が失うこともないし、盗まれる心配もありません。
(マタイ6:20)

But store up for yourselves treasures in heaven, where neither moth nor rust destroys, and where thieves do not break in or steal;
(Matthew 6:20)

所感と祈り:
お金がなくては困りますが、お金のために心を消耗し、家族との会話を失い、ともに楽しむ時間を失い、奔走するだけで日々が過ぎていくなら、それもまた問題です。
自分の生活の中に神様と人に対する愛があるだろうか、自分の心がどのようなことに多くの時間を費やしているだろうかと考えてみることも必要なのではないでしょうか。
本当に大切なことのために生きることができますように。
心が明るく健全でいられますように。

目が澄みきっているなら、あなたのたましいも輝いているはずです。(マタイ6:22)

自分のたましいが輝いているかどうか確かめてみましょう。

主よ。今日もともに主を賛美し、感謝と喜びをもって主をほめたたえます。
それは私たちの幸いです。
心を全開にして、主を礼拝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

19.「狭い門からはいりなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そして、そこからはいって行く者が多いのです。」(マタイの福音書7章13節)
*黙想と祈り
神様はあえて狭い道を通らせなさいます。しかし、その道中には必ず神様がともにいてくださるのです。「父なる神様。あなたがいつも私たちとともに歩んでくださる幸いを心から感謝します。力を尽くして狭い門からはいる道を選択できますように導いていてください。」

20.勝利の感謝。ダビデはその与えられた多くの勝利の戦いの一つを記念して、この感謝の歌を作ったらしい。神は正しい者の訴えを聞き、正しいさばきを行なわれる方であることが確認されている。神の民に逆らう者は、その名を消され、その跡さえもなくされた。神は永遠であり、変わることのない原則によって世を支配しておられる。そのさばきは公正である。主が喜んで助け、救われる者は、しいたげられた者、苦しむ者、貧しい者である。あらゆる救いの希望が消えてなくなったように見える困難のきわみにも、神はとりでとなってくださる。さばきは、神を忘れる人々に向かう。神を忘れる者は、いかにも強く、繁栄しているように見えても、やがて滅んでしまう。主は貧しい者の訴えを忘れるお方ではない。(詩篇9篇)

21.利他の実践こそ、真の幸福に通じる道。「渡辺利夫(拓殖大学総長※掲載当時)」

22.「いかに偉大な業績を後世に残したとしても、いざ死んでいくその人にとって、それが何になるであろうか」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)

23.たしかにあなたが死んでも、あなたの思い出はしばらく他の人の心に残るでしょう。歴史に名を刻むような人物であればなおさらです。しかしその幸運も永遠には続きません。何と言っても、『人類はいつか消えてなくなる』のですから。(明治大学で教鞭をとる心理学者、諸富義彦)

24.煩悩具足の凡夫、火宅(かたく)無常の世界は、万のこと皆もって、そらごと・たわごと・真実(まこと)あることなし。「歎異抄」

25.
続けてイエスは群衆に言われました。「貪欲にはくれぐれも注意しなさい。どんな金持ちでも、人のいのちは財産とは無関係なのですから。」
(ルカ12:15)

Then He said to them, “Beware, and be on your guard against every form of greed; for not even when one has an abundance does his life consist of his possessions.”
(Luke 12:15)

所感と祈り:
どんなにお金を蓄えても、この世を去るときにみな等しく、何も持たずに行きます。
そのお金を蓄えるために、何か大切なものを見失って過ごしたとするなら、その人の人生はとても儚いものに思えます。

ごちそうがあっても毎日争いごとがある家より、
たった一切れのパンを
仲良く食べる家のほうが幸せです。(箴言17:1)

人の幸せは、人を思いやり、互いに愛し合う中にあるのではないかと思います。
仕事をする時も、お客様のために心からの対応をすることができますように。
協力し合う同僚たちと助け合い、互いに成果を喜びあうことができますように。
家庭においても、家族の団欒を愛情豊かなものにできますように。
この世のことだけに心を奪われるのではなく、永遠にともにおられる主を仰ぎ、感謝をもってほめたたえることができますように。

主よ。本当に大切なものに対して目を開かせてください。
適切な優先順位をもって考え、判断し、有意義に日々を過ごすことができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

26.「しかし、ユダヤ人たちを恐れたため、イエスについて公然と語る者はひとりもいなかった。」(ヨハネの福音書7章13節)
*黙想と祈り
人に対する恐れは私たちから言葉を失わせます。しかし、神様を真に畏れる者が口を閉ざすことはありません。「父なる神様。どのような時にも私の口にあなたへの感謝と賛美と証しをさずけてくださることを感謝いたします。」

27.この世で悪が栄えているのに、神が何もしておられないように見えるために心を悩ましたことがないだろうか。神がこの世の不幸、圧迫、暴力、不正に何らの関心も示しておられないかのように見える時がある。しかしもちろん、それは事の真相ではない。神は完全な支配権をにぎっておられ、時が熟し、適当と認められる場合には介入して来られる。事柄がすべて、その逆のように見えても、私たちはこのことを堅く心に信じていなければならない。悪しき者が下に落ちて行く道筋が示されているではないか。彼はまず神を棄て(4)、まるで神がおられないかのように自分の生活を計画していく。そして神に逆らっていく(11)。そして神がいますことさえ認めず、神を拒む(13)。彼らはどうなるのだろうか(16〜18)。

28.やらなければならないことだけをやっているようではダメです。本来、やる必要のないことをどれだけできるかです。それが人間の魅力をつくります。「鍵山秀三郎(日本を美しくする会相談役)」

29.
All the things I really like are either immoral, illegal or fattening.
本当にやってみたいことは、不道徳なこととか、違法なこととか、太ることとかです。

30.知らないんじゃない、知ろうとしないだけ。解らないんじゃない、解ろうとしないだけ。辛いんじゃない、辛かった後の喜びを知らないだけ。(工藤 公康 福岡ソフトバンクホークス監督)

31.「乏しきとき与えるは富みて与えるにまさる」

32.やったことは、たとえ失敗しても、20年後には、笑い話にできる。しかし、やらなかったことは、20年後には、後悔するだけだ。「マーク・トウェイン(作家)」

33.成功の反対は、失敗ではなく何もしないことだ。(ジェイムズ・キルツ)

34.未来に希望を持ち続ける方法、それは、他人に喜びを与えることです。幸せはゴールではなく、副産物なのです。(エレノア・ルーズベルト)

35.
しかし、神は、こう言われました。
「愚か者よ!あなたのいのちは、今夜にもなくなる。そうしたら、ここにある物は、いったい誰のものになるのか。」
いいですか。この地上でいくらため込んでも、天国に財産を持っていない者は、愚か者なのです。」
(ルカ12:20ー21)

But God said to him, ‘You fool! This very night your soul is required of you; and now who will own what you have prepared?’
So is the man who stores up treasure for himself, and is not rich toward God.”
(Luke 12:20-21)

所感と祈り:
人々がお金を蓄えたいと願う動機の一つには、将来の生活の不安を解消したいという思いがあるのではないでしょうか。
私たちは、自分が生活できるためにどのような備えをしなければならないかを考え、備える必要はありますが、神様が私たちに目をとめ、必要に備えをしてくださることを信じ、必要以上の不安を持たないことも大切なのだと思います。
お金を蓄えて安心するよりも、神様に信頼して安心することができますように。

主よ。私たちのことをいつも見てくださっていることを感謝します。
お金を蓄えることに心を消耗させるのではなく、主を仰ぎ、平安と感謝と喜びをもって過ごすことができるようにお導きください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

36.「私はあなたに、ただあなたに、罪を犯し、あなたの御目に悪であることを行ないました。」(詩篇51篇4節前半)
*黙想と祈り
「神の前に罪を犯した」という、ダビデのこの意識が彼を回復へと向かわせました。「父なる神様。みこころに沿った悔い改めは私たちを正しい道へと引き戻します。私たちを熱心に悔い改める者としてください。」

37.この詩篇は、おそらくダビデがその子アブシャロムにそむかれた日に、祈りとしてできたものであろう(第二サムエル15:10〜14)。彼は悪しき者が暗闇で集合し、兵力を集めたことを知り、自分の一生の仕事がむだになろうとしていることを感じたのだろう。神の子にとって、悪が圧倒的な勝利をえたとか、信仰の基盤が取り去られてしまったと思われるようなことは決してまれではない。しかし主は生きてられる。そして主はご覧になっておられる。そして正しい者も悪しき者も主は調べられる。主は正しいことを愛されるお方である。義人の苦しみを主は決して見のがされはしない。愛する主のために、苦難に会うのであったなら、どんなに苦しいことでも、私たちは主の勝利利ために耐えぬける。(詩篇11篇)

38.未来についてわかっている唯一のことは、今とは違うということだ。(ピーター・F・ドラッカー)

39.やけになったりせず、自分にできることをコツコツやっていくと、いつしか道は開けていく。「吉田都(バレリーナ)」

40.限界って自分が思っているより上にあって、まだ先なのにあきらめて最後までやってない。満足して勝手に自分で限界をつくっているんだ。(緒方 孝市 広島東洋カープ監督)

41.たとい大火ありて三千大千世界に充満せんに、かならずまさにこれを過ぎてこの経法を聞け (大無量寿経)

42.『雑宝蔵経』の無財の七施
1眼施…………優しい温かい眼差しで周囲の人々を明るくすること。
2和顔悦色施…優しい微笑みを湛えた笑顔で人に接すること。
3言辞施………優しい言葉をかけること。
4身施…………肉体を使って人のため、社会のために働くこと。
5心施…………心から感謝の言葉を述べること。
6床座施………場所や席をゆずり合う親切。
7房舎施………求める人、訪ねて来る人があれば一宿一飯の施しを与え、その労をねぎらう親切。

43.
だれも、二人の主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方に忠実であるか、あるいは、一方を重んじて他方を軽んじるようになるからです。神と富の両方に仕えることはできないのです。」
(ルカ16:13)

No servant can serve two masters; for either he will hate the one and love the other, or else he will be devoted to one and despise the other. You cannot serve God and wealth.”
(Luke 16:13)

所感と祈り:
富は正しく管理すべき対象であって、それに仕えるようであってはいけないのだと思います。
自分が富に仕えているのか、神様に仕えているのかを見分けるためには、行動を選択する時、自分の利益を第一優先にしているのか、神様に喜ばれることを第一優先にしているのかを見ればよのではないでしょうか。
自分の利益だけを優先にしている人は、困っている人を見ようとはしません。
見れば何もしない自分の心がとがめられるからです。
神様は、互いに愛し合うことを望んでおられ、私たちが助け合うことを喜ばれるお方です。

主よ。自分にできることで互いに助け合うことができますように。
自分の利益だけに執着することなく、人を思いやり、その人の必要を見分ける心をお与えください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

44.「牛がいなければ飼葉おけはきれいだ。しかし牛の力によって収穫は多くなる。」(箴言14章4節)
*黙想と祈り
収穫を求めるならば、収穫のための労苦が必要です。そこには必ず実りがあります。「父なる神様。今日もたましいの刈り入れのために祈り、労する者としてください。」

45.この詩篇は、一人寂しさを感じている神の子のためのものである。神の子がただ一人の環境に置かれることがある。そのような家庭、学校、職場にいる人は、このダビデの心境をよく理解することができるだろう。ただ一人、だれも自分の心境を理解してくれないような時に、ダビデは自分の心の思いを語ることのできる主を持っていた。祈りはすぐに答えられた。神の答えこそ寂しさを覚える信仰者にとって、真の慰めと励ましである。6〜8節で詩人は再びこの世のことに心を向ける。しかし嘆きは去って、主のきよいことばにより頼む者は、空虚な多弁を避け、真実のことばに頼る。またこの世の人々から、主が私たちを守ってくださることを確信することができる。(詩篇12篇)

46.解決策は、自ら現場に行かなければ見えてこない。「笹川陽平(日本財団会長)」

47.練習場に何をしに来たのか!を自分に問いかけながら練習に取り組む。(吉田 沙保里 レスリング選手・指導者)

48.笑われて、笑われて、強くなる。(太宰 治)

49.
しかし、金持ちになりたがる人はもうけ話に見境がなく、すぐ悪に走ってしまいます。
その結果、ひどい目に会い、心を汚し、ついには地獄へ送り込まれることになります。
金銭を愛することが、あらゆる悪の根です。ある人たちはお金を愛するあまり、信仰から迷い出て、ひどい苦痛をもって破滅に陥りました。
(1テモテ6:9ー10)

But those who want to get rich fall into temptation and a snare and many foolish and harmful desires which plunge men into ruin and destruction.
For the love of money is a root of all sorts of evil, and some by longing for it have wandered away from the faith and pierced themselves with many griefs.
(1 Timothy 6:9-10)

所感と祈り:
金銭にかかわるトラブルで人間関係が壊れてしまうなら、それはとても残念なことです。
金銭欲にとらわれてガツガツとした思いになることがありませんように。

あなたは神に仕える者です。ですから、これらすべての悪から離れて、正しく良いことに熱心に励みなさい。神を信頼し、人を愛し、忍耐強く、ものやわらかな態度を身につけ、信仰のために戦い続けなさい。(1テモテ6:11)

私たちはどのようなことに熱心なのでしょうか。
そして、何のために戦っているでしょうか。
いつも御霊に導かれて、神に仕える者としてのふさわしい態度を身につけることができますように。

主よ。金銭欲に支配されて一喜一憂することがないようにお守りください。
いつも主に目を向け、主が人を愛するように人を愛し、寛容でおだやかな心でいられますように、お導きください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

50.「しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。」(ローマ人への手紙8章37節)
*黙想と祈り
「しかし」は、神様による逆転をあらわしています。希望に満ちた大逆転です。「父なる神様。私たちの人生にはさまざまな困難があります。しかし、あなたがともにいてくださるので圧倒的な勝利が約束されています。感謝します。」

51.ダビデが「私の心には、一日中、悲しみがある」と言った状態は、ただ自分を苦しめ、自分の不利をはかる敵がわがもの顔にふるまっているからばかりではない。神が自分を忘れ、あるいはわざわざ自分から顔を隠そうとしておられるので、敵が勢いを得ているのではないかと考えたくなるからだ。苦闘が長く、試練がいつまでも続く時、ふと「いつまでですか」という気が起こってくることがあろう。しかしダビデはそれを主に向かって訴えている。そして彼は祈るほどに、その重荷は消えていき、信仰が新しく、いきいきと働き出す。ダビデはまだ困難から脱出したわけではないのに、神の恵みによってつづられた過去を思い、これからも必ず恵みをもって扱ってくださることを信じることができたのである。(詩篇13篇)

52.秋の空は高く澄みきり、夜には無数の星が見える。秋の夜の夢は、大きく高いほどよい。問題は夢に負けない努力だ。あくまでも燃え続けることだ。「平澤興(京都大学元総長)」

53.「安室奈美恵」には誰もなれないし、私も他の誰かになれないし、その必要もない。(安室 奈美恵 歌手・ダンサー)

54.
Laugh and grow fat.
(笑って太りなさい)
「笑う門には福来(きた)る」
<その他の類似表現>
Laugh and get [be] fat.
Laugh and the world laughs with you; weep and you weep alone.
Fortune comes in by a merry gate.
Fortune comes to a merry home.
A merry heart lives long.
Fortune favors cheerful homes.
Laughter will make one fat.
Laughter is the best medicine.

55.
Better keep yourself clean and bright; you are the window through which you must see the world.
-- George Bernard Shaw
自分自身をきれいに明るくしておくこと。自分という窓を通して世の中を見ないといけないのだから。

56.やりたいことが上手くいかなかったら、できることから突破口を探すこと。(小柴 昌俊)

57.
テモテよ。富んでいる人には、高慢にならないように、そして、すぐになくなるお金に望みをかけないように教えなさい。また、必要なものをいっさい備えて、私たちの人生を楽しませてくださる生ける神を誇りとし、この方だけを信頼するように忠告しなさい。
(1テモテ6:17)

Instruct those who are rich in this present world not to be conceited or to fix their hope on the uncertainty of riches, but on God, who richly supplies us with all things to enjoy.
(1 Timothy 6:17)

所感と祈り:
私たちは、現実に降り掛かっている目前の問題に対して神様が生きて働かれることをどれほど信じているのでしょう。
不安を解消するために祈るのではなく、問題を解決するために祈るべきなのだと思います。
問題への対策を検討し、手を具体的に打つ必要がありますが、そのときにすべてをご存知である神様が具体的な解決のプロセスに働いてくださることを信じ、期待することが信仰者の姿なのではないでしょうか。
信じて頼む者に、神様はその御力を示してくださいます。
実際的な信仰を働かせることができますように。

主よ。私たちのために、問題の解決への展開を導いてくださり、助けてくださることを感謝します。
私たちに必要なものをすべてご存知であり、備えてくださることを感謝します。
生きて働かれる主への信仰を堅く持たせてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

58.「そして、彼を外に連れ出して仰せられた。『さあ、天を見上げなさい。星を数えることができるなら、それを数えなさい。』さらに仰せられた。『あなたの子孫はこのようになる。』(創世記15章5節)
*黙想と祈り
このとき、神様はアブラムへの約束を目に見える形で示してくださいました。優しいご配慮です。「主なる神様。日々の大小さまざまな出来事の中にあなたの恵みを数える者としてください。」

59.神は、この世界とその中にある万物とを造られた。それなのに、愚かな者は心のうちに神はいないという。そしてこのような愚かさはこの世的に知能の高い人々の中にも見られる。人人は、神がいてもいなくても大した違いはないというような倣慢な態度で、それぞれ自分のよしとすることを追及して、繁栄を誇り、成功をうたっている。しかし主の御名を呼ぶことをしない者には、しばしば大いなる恐れが襲いかかることがある。神は、神により頼む者とともにおられる。神は主に頼る貧しい者の逃げこむ避難所である。神は信仰をもって主に逃げこむ者を元気づけてくださるお方である。神に頼る者は、愚かな者のできないことをする。それは、神を求め、神の御名を呼ぶことである。その時、神は答えてくださるのである。(詩篇14篇)

60.永久に未完、でも常に100パーセントを目指して最大の努力を続けていく。「成瀬正(行列と弟子入り希望が絶えないパン屋 トラン・ブルー オーナーシェフ)」

61.
What a beauty! She had a smile that could ripen bananas.
何たる美しさだ!彼女はバナナを熟させるスマイルを持っている。

62.普通の暮らしは退屈だけど悪くない。(映画 ドラッグストア・カウボーイより)

63.からだの運動はじつにさまざまな方法で治癒系の働きを活発にする。血液の循環をよくし、心臓のポンプ作用を強化し、動脈の弾力性を高める。と同時に、呼吸器系のはたらきを円滑にし、酸素と二酸化炭素の交換を促進して、からだが代謝産物を排出するのを助ける。代謝産物の排除はまた、呼気のいきおいと腸の運動によっても助けられる。さらに、脳からのエンドルフィン分泌を促進し、抑うつ状態を改善して、気分を爽快にする。代謝とからだ全体のエネルギー効率を高める。ストレスを緩和し、深いリラクセーションと眠りをもたらす。そして、免疫機能そのものをも高める。ようするに、からだの治癒力を高めようとするいかなるプログラムにも、規則的な運動は欠かせないということである。(アンドルー・ワイル博士)

64.きっぱりノーと言うことは、人生を楽にしてくれる方法なんです。(大島 渚)

65.戦争が最高の解決策なんて、とんでもないわ。この前の戦争で勝った者は誰もいなかったし、この次の戦争だって、誰も勝ちはしないのよ。<エレノア・ルーズベルト>
 I can not believe that war is the best solution. No one won the last war, and no one will win the next war. - Eleanor Roosevelt -

66.
また、自分の持ち物はすべて神から頂いた物だとわきまえ、困っている人には喜んで分け与えるように教えなさい。そうすれば、神の前でたくさんの善をほどこす者となり、自分のために、ほうとうの宝を天に積むことになります。
これこそ、未来に備えて永遠のいのちの基礎を築く生活です。
(1テモテ6:18ー19)

Instruct them to do good, to be rich in good works, to be generous and ready to share, storing up for themselves the treasure of a good foundation for the future, so that they may take hold of that which is life indeed.
(1 Timothy 6:18-19)

所感と祈り:
御前で平安をもって過ごすこのひとときを持つことができることは、なんという幸いでしょうか。
この恵みをいただくのに、高価な取引などなにも必要ないのです。
恵みをいただく器を御前に差し出せば、神様がそこに満たしてくださいます。
必要なのは信仰と希望と愛です。
豊かな愛をもって私たちを満たして下さる神様を信じ、そして期待し、与えてくださるものを謙虚に受け取るのです。
すべて神様からの恵みであると知れば、その恵みを自分だけで抱え込む必要はありません。
愛をもってささげる者に、神様はさらに豊かに注いでくださることでしょう。

主よ。御前で過ごすひとときを感謝します。
主がこの心を満たしてくださいます。
受けるだけでなく、愛の溢れ出る者にしてください。
主の愛がかかわる人々に感じられるほどに、真実とまことをもって仕えることができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

67.「わたしに向かって、『主よ、主よ。』と言う者がみな天の御国にはいるのではなく、天におられるわたしの父のみこころを行なう者がはいるのです。」(マタイの福音書7章21節)
*黙想と祈り
口先だけの信仰は救いに至るものではありません。神様は私たちの心を見抜かれます。「父なる神様。私たちがいつも心を見られるあなたの目を意識してみこころを行なう者となることができますようにお守りください。」

68.この詩篇は、ダビデが生ける神との交わりを求める心を表わしている。神が聖なる山に住ませてくださる人とはどんな人のことであろうか。絶対的に正直、真実、善意の人で、隣人に対しては、注意深く、ことばによっても行ないによっても傷つけないように努力する人、神を恐れる人を尊び、神を敬わぬ倣慢な人を軽蔑して避け、約束は必ず守り、実行する人、不当利得を取らず、わいろを得て私利をはからない人。つまり、そのような人にしてはじめて聖なる神との交わりを楽しむことができる。このような人は、人生の転換の中にあっても動かされることはない。真にこのような人生を送った人は、主イエス・キリスト以外にはありえなかった。だから、今日私たちは主イエス・キリストを信じ、主にあってのみ、このような人生を全うできるのである。(詩篇15篇)

69.地球は38億年もの間、生命を途切れることなく維持し、成り立たしめてきた。いまここに我々が存在することが、いかに素晴らしいことか。「村上和雄(筑波大学名誉教授)」

70.誕生から分解に至るまでの時間のなんと短いかを考え、誕生以前の無限と分解以後の永遠に思いを至らすがよい。(マルクス・アウレーリウス、「自省録」)

71.
Friendship is like money, easier made than kept.
- Samuel Butler
【訳】 友情は、お金と似ていて、手に入れることよりも持ち続ける(維持する)ことの方が難しいようだね。
<サミュエル・バトラー: 1835〜1902年。イギリスの作家。>

72.
The best advice I could give anyone is to spend your time working on whatever you are passionate about in life.
- Richard Branson
【訳】 私から皆さんへの一番のアドバイスは、人生で情熱を持てるものがあればどんなことでもよいのでそのために時間を使うようにすることだよ。
<リチャード・ブランソン: 1950年〜。イギリスの実業家。ヴァージン・グループの創設者。>

73.
主人は彼の働きをほめました。『よくやった。おまえはわずかなお金を忠実に使ったから、今度はもっとたくさんの仕事を任せよう。私といっしょに喜んでくれ。』
(マタイ25:21)

His master said to him, ‘Well done, good and faithful slave. You were faithful with a few things, I will put you in charge of many things; enter into the joy of your master.’
(Matthew 25:21)

所感と祈り:
神様は、私たちのそれぞれに役割を与えておられるのではないかと思います。
私たちが置かれているその状況、その場所で、私たちはその役割を果たします。
そのために必要なものを神様は備えてくださっています。
私たちにとって誰かほかの人のようになることが大切なのではなく、私たちがそれぞれ自分の役割を果たすことが大切なのだと思います。
私たちが大切にしなければならないものは、どこか遠くにあるのではなく、いつもそばにあるのではないでしょうか。
私たちが置かれているところは、神様がお遣わしになっているところです。
そして、日々かかわる人々も、神様が私たちがかかわるようにと備えておられる存在です。
その中で自分が自分らしくその存在価値をあらわすとき、神様は喜んでくださいます。
そして、わたしといっしょに喜んでくれ、と言ってくださるのです。
『わたしはあなたを愛している。あなたは、あなた以外のどこにもいない特別な存在なのだ。』と抱きしめてくださいます。

主よ。主は私たち一人一人の名を呼び、愛して下さることを感謝します。
今日も愛する兄弟姉妹とともに、主の御名をほめたたえることができることが楽しみです。
私たちの心からの礼拝をお受け取りください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

74.「うわべによって人をさばかないで、正しいさばきをしなさい。」(ヨハネの福音書7章24節)
*黙想と祈り
私たちはとかく目に見えるものに支配されやすい傾向があります。しかし主は、心をご覧になります。「父なる神様。日常の物事の中にも『神様だったらどうされるか…』という視点をお与えください。」

75.この詩篇は、「今のいのちと未来のいのちが約束されている敬虔は、すべてに有益です」(第一テモテ4:8)というみことばによって要約される。1〜4節では、敬虔な人が神への信頼を述べている。神を敬い恐れることは、主ご自身が敬虔な人の「受ける分」であられるから、今のいのちの約束を得させることなのである。父なる神によって「私のものは全部あなたのものである」と言える者は、最上のもの、つまり「すばらしいゆずりの地」を得たのである。神はその人の右にいて守り、導いてくださる。では未来はどうであろうか。9〜11節のことばは、ペテロがペンテコステの日に、キリストの復活について引用したものだが、これはまたキリストのものとされたキリスト者一人一人にも当てはまる。キリストと同様、私たちも復活する。(詩篇16篇)

76.自分の身に起こることのみを、運命の糸が運んでくるもののみを愛しなさい。「マルクス・アウレリウス(ローマの哲人皇帝)」

77.
与えられたものを上手に使う者はもっと多くのものが与えられ、ますます豊かになる。
だが不忠実な者は、与えられたわずかなものさえ取り上げられてしまうのだ。
(マタイ25:29)

“For to everyone who has, more shall be given, and he will have an abundance;
but from the one who does not have, even what he does have shall be taken away.
(Matthew 25:29)

所感と祈り:
神様は私たちの信仰をみておられます。
神様が私たちのために計画を立て、恵みを注がれます。
信じる者は、注がれる恵みを信仰の器に満たします。
大きな器を備える人にも小さな器を備える人にも、その器いっぱいに満たしてくださいます。
その器は、どれだけ神様を信頼し、期待するのかによってその大きさが決まるのではないかと思います。
信じて神様の祝福を豊かに受け取るものでありたいと願います。
何をどれだけ期待して神様に祈っているのかを振り返ってみる必要があるのではないでしょうか。

主よ。信じない者にならずに、信じる者になりたいと思います。
信仰を働かせ、豊かな恵みを受け取らせてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

78.「主よ。彼らに恐れを起こさせてください。おのれが、ただ、人間にすぎないことを、国々に思い知らせてください。」(詩篇9章20節)
*黙想と祈り
私たちひとりひとりが本当にこのみことばに立ったならば、世界から争いはなくなるのではないでしょうか。「父なる神様。私たちのうちにある傲慢の罪をおゆるし下さい。ただあなたを恐れて歩む者とさせてください。」

79.ダビデは情け容赦のない敵に追われて、非常な難儀に会っている。敵は餌物におそいかかろうと身構えている獅子のようである。彼は神に助けを叫び求める。彼は自分の良心に責められることがないこと、また神は今まで自分を救い、驚くばかりにいつくしみを現わしてくださったことを頼りにしている。彼は緊急の助けを要し、神に叫び求めている。彼は自分の潔白さを大胆に神に訴えているが、それは、力強く戦っている者の大胆なことばであり、真剣な信仰、神の律法への服従のまごころを示すことばである。神の聖さを無視して、自分の無罪を主張しているのではない。「この世の人々」の希望は、この世のことに限られている。それで報いを得ることもある。しかしダビデは、何よりも神を見ること、神に似る者となることを願っている。(詩篇17篇)

80.苦難に直面したときに、打ち負かされて夢をあきらめてしまったり、いい加減なところで妥協をしてしまったりするのか、それとも苦労を苦労と思わず、ひたむきに努力を重ねることができるのか、ここに人間的に成長できるかどうか、その分岐点がある。「稲盛和夫(京セラ名誉会長)」

81.
He crossed a carrier pigeon with a woodpecker so that it would not only carry messages but also knock on the door when it arrived.
彼は伝書鳩とキツツキとを交配させた。そうすればメッセージを運ぶだけでなく、着いたらドアをノックするだろうから。

82.戦争は決して地震や津波のような天変地異ではない。何の音沙汰もなく突然やってくるものではない。(石川 啄木 歌人)

83.自分に能力がないなんて決めて、引っ込んでしまっては駄目だ。なければなおいい。今まで世の中で能力とか、才能なんて思われていたものを越えた、決意の凄みを見せてやる、というつもりでやればいいんだよ。(岡本 太郎)

84.先に進むための秘訣は、まず始めること。まず始めるための秘訣は、複雑で圧倒する仕事を、扱いやすい小さな仕事に分解して、最初のひとつを始めることだ。(マーク・トウェイン)

85.やりたいことが見つからないと言う若者は、どこかに必ず自分にぴったりあった仕事があって、いつかそれに出会えるはずだと言う錯覚を持っているような気がしてならない。それは順番が逆だ。どこかに好きな仕事があるのではなく、目の前にある仕事を好きになれるかどうか。(小倉 昌男)

86.一歩踏み出せるなら、もう一歩も踏み出せる。(トッド・スキナー)

87.
けれども、キリストは私たち一人一人に、それぞれ賜物を与えてくださいました。
ご自分の豊かな賜物の宝庫から、お心のままに与えてくださったのです。
(エペソ4:7)

But to each one of us grace was given according to the measure of Christ’s gift.
(Ephesians 4:7)

所感と祈り:
神様は私たち一人一人をそれぞれの役割の中に置いてくださっています。
その役割が果たせるように賜物を与えてくださっているのだと思います。
人目に目立つ役割もあれば、目立たないからこそ果たし得る役割もあることでしょう。
語りかける役割があれば、聞くだけの役割もあります。
何かをすることによって果たす役割もあれば、その場に居るだけで果たしている役割もあります。
愛もまた賜物なのかもしれません。
そばに居るだけで安心し、心を癒やし、その息遣いさえも、心を溶かす力を持ちます。
私たちがかわいい幼子や愛する人に微笑むように、神様は私たちに微笑んでくださっているのではないでしょうか。

主よ。私たちを個々に特別な存在として遣わしてくださることを感謝します。
今日もいつもともにいてくださることを感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

88.「心がその人自身の苦しみを知っている。その喜びにもほかの者はあずからない。」(箴言14章10節)
*黙想と祈り
私たちは本当の意味で他者の痛みや喜びに共感することができません。しかし神様は、私たちの心にいつも寄り添ってくださいます。「父なる神様。あなたは私のすべてをご存知でおられます。心から感謝します。」

89.この詩篇はいくぶんの相違は見られるが、サムエル記第二、22章に出ている詩と同じである。これは、神の救いと勝利への感謝の歌であるが、「わが力なる主よ、私はあなたを讃美します」ということばで始まらず、「私は、あなたを慕います」ということばで始まっている。神の力については、2節で述べているが、この表現は、ダビデが神を親しく、よく知りまつっていることを表わしている。ダビデが述べている救いは、祈りの答えとして与えられたものであった。ダビデが祈った時、この答えとして「すると、地はゆるぎ、動いた。また山々の墓も震え揺れた」(7)。私たちはかよわく、とるに足らぬ者だが、生ける神、創造者が祈りに答えられる時、驚くべきことが起こる。それは、私たちの想像をはるかに越えている。(詩篇18篇1節〜15節)

90.これからの日本は精神大国というか、徳行大国をめざして進んでいかなければならない。「松下幸之助(経営の神様)」

91.人間は、差が激しい時代が長く続くと、平等にしたとき喜んで働く。ところが平等が長く続くと、残念ながら今度は差が欲しくなる。それが人間の本性だと思う。(日下 公人 評論家・作家)

92.悲しみがあるからこそ、私は高く舞い上がれるのだ。逆境があるからこそ、私は走れるのだ。涙があるから、私は前に進めるのだ。(ガンジー)

93.
神様は、必要なものは何でもありあまるほど与えて、不足がないようにしてくださいます。
それで、必要が満たされたあと、なお十分な余裕があるので、他の人々に喜んで分けることができるのです。
(2コリント9:8)

And God is able to make all grace abound to you, so that always having all sufficiency in everything, you may have an abundance for every good deed;
(2 Corinthians 9:8)

所感と祈り:
私たちが他の人々のことを思いやり、その必要に気をとめ、助けようとするなら、神様はそのために必要となるものを豊かな恵みによって溢れるばかりに満たしてくださるのだと思います。
神様は私たちの心をご覧になるお方です。
私たちがどのような思いをもって行動するのかを知っておられます。
神様の愛を語る者には、愛が溢れるほどに満たされ、語る言葉に不足することがないようにしてくださることでしょう。
神様は私たちにそれぞれに応じた賜物を与え、それによって神様の栄光をあらわすようにと導いてくださいます。
その賜物を用いる者には、さらに豊かにお与えになります。
神様によって輝く者となりますように。

主よ。かかわる人々に喜びを与えることができるように私たちを満たしてください。
幸いな人間関係を築き、愛し合い、助け合うことができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

94.「…高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。」(ローマ人への手紙8章39節)
*黙想と祈り
「どんな被造物」とは、まことの神様以外のすべてのものです。何ものも私たちを主の愛から引き離すものはないのです。「父なる神様。あなたが御子を与えてくださった愛は、私たちをとらえて離しません。心から感謝します。」

95.長くて事件の多かったダビデの生涯の中には、この詩篇のことばが当てはまるような時期が数多く見られる。これは、おそらく彼がペリシテ人と戦っていた時か、サウル王から逃れて、放浪していた時か、あるいはアブシャロムの反逆によっておびやかされていた時であろう。そしてこの詩篇の表題には、第二番目のサウル王の手から救い出された日に歌ったものだとしるされている。きょうの箇所は、要約すると、次のみことばで表わすことができよう。「主は、人の行ないを喜ぶとき、その人の敵をも、その人と和らがせる」(箴言16:7)。ダビデが自分の成功と勝利について語る態度はこれである。神が彼を喜ばれ、彼を助けられたのである。しかしこの神は、そのしもべたちを時に敵の手中において悩むのを許されることがある。(詩篇18篇16節〜31節)

96.物事を悪い方向に向かわせるのも、よい方向に向かわせるのも、すべては自分の心次第。「鈴木秀子(国際コミュニオン学会名誉会長)」

97.自分に対する否定的な心を捨てるのよ。自分自身ではなく自分を怖気づかせる原因を作った人たちを否定するの。(レディー・ガガ アメリカのミュージシャン)

98.すべての障害は、形を変えた祝福です。(ジョセフ・マーフィー)

99.【アメリカのジョーク】

<< Meeting rules >>

 Meeting rules for managers:
 1) Never arrive on time, or you will be stamped a
   beginner.
 2) Don't say anything until the meeting is half over;
   this stamps you as being wise.
 3) Be as vague as possible;
   this prevents irritating the others.
 4) When in doubt, suggest that a subcommittee be
   appointed.
 5) Be the first to move for adjournment;
   this will make you popular - it's what everyone is
   waiting for.

<< 会議のルール >>

 経営者のための会議のルール
 1.けっして、時間通りには行かないこと、さもないと新人とし
   て扱われてしまう。
 2.会議が中盤になるまで、何も言わないこと。そのほうが、利
   口だと思ってもらえる。
 3.できるだけ、あいまい(な発言)にすること。
   それで、みんなをイライラさせなくて済む。
 4.疑問があれば、小委員会をつくることを提案すること
 5.延期の動議を行うこと、このことは、みんなが望んでいるこ
   とでさしさわりのない状態にすることができる。

100.
神は一人一人に、何かすぐれた賜物を授けてくださっています。
ですから、預言する(神に託されたことばを語る)賜物を授かっているなら、預言しなさい。
他の人々に仕える賜物を授かっているなら、快く仕えなさい。
教える立場にあるなら、よく教えなさい。
説教をする人であれば、人の助けとなるように説教しなさい。
多くのものを与えられているなら、惜しみなく分け与えなさい。
管理者としての賜物を与えられ、人を監督する立場にあるなら、その責任を果たしなさい。
悲しんでいる者を慰める賜物のある人は、喜んでそうしなさい。
(ローマ12:6ー8)

Since we have gifts that differ according to the grace given to us, each of us is to exercise them accordingly:
if prophecy, according to the proportion of his faith;
if service, in his serving;
or he who teaches, in his teaching; 
or he who exhorts, in his exhortation;
he who gives, with liberality;
he who leads, with diligence;
he who shows mercy, with cheerfulness.
(Romans 12:6-8)

所感と祈り:
神様が授けてくださった賜物を用いてその働きをするなら、神様が備えてくださった良い影響力を及ぼすことができます。
そしてその賜物を用いるほどに磨きがかかり、さらに神様に喜ばれる結果を残すことができることでしょう。
神様は私たち一人一人に良い計画を立て、用いてくださいます。
私たちは、私たちを用いてくださいと神様にささげるとき、神様は豊かな祝福をもって私たちに良い働きをさせてくださいます。

主よ。私たちを目的をもって生まれさせ、生かしてくださることを感謝します。
どうぞ私たちを用いてください。
「山々が生まれる前から」という賛美の歌詞を連想しました。
感謝をささげます。
https://youtu.be/AXOpUll5tUA
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

101.「彼は主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。」(創世記15章6節)
*黙想と祈り
アブラムは、望み得ない時に望みを抱いて信じました。それは知識や理解ではなく、信仰の領域に関わることでした。「主なる神様。あなたがアブラムの信仰を見て、義と認められたように私たちをも同じ祝福にあずかるものとしてくださいましたことを心から感謝します。」

102.ダビデの神はただじっとしている神ではない。ご自分のしもべたちの祈りをいつも聞いていて、ともに戦ってくださり、心を強めてくださる方である。つまり、救いを与えられる神なのである。というのは、ダビデの神は、生きておられるからだ。異教徒たちは、自分の神々を一種のマスコットのように考え、至高の創造者について、いささかでも考えたとしても、それは遠くへだたった、じっとしていて動かない不可知の存在としてしか考えなかった。しかしダビデにとっては、神は生きていて、働かれるお方であった。キリスト者の礼拝している神は、生きておられ、愛を注がれる神である。遠くにいる傍観者ではなく、人類のいろいろな事の単なる注釈者でもない。ご自分を恐れる者たちを助けようとして積極的に働かれるお方である。(詩篇18篇32節〜50節)

103.人間の偉大さは不運に対してどのように耐えるかによって決まるものだ。(プルターク)

104.艱苦を経るに因〈よ〉って精神を倍〈ま〉す (困難に遭い、苦しみ悩むことによって、精神は鍛えられる) 「吉田松陰(幕末の志士)」

105.成功があがりでもなければ、失敗が終わりでもない。肝心なのは、続ける勇気である。(ウィンストン・チャーチル イギリスの政治家)

106.
神はあなたがた一人一人に賜物を与えておられます。それぞれに与えられた賜物によって、
互いに助け合い、神からのあふれる恵みを他の人と分かち合いなさい。
(1ペテロ4:10)

As each one has received a special gift, employ it in serving one another as good stewards of the manifold grace of God.
(1 Peter 4:10)

所感と祈り:
与えられている賜物は、それによって自慢するのではなく、互いに助け合うために用いるべきものです。
その賜物によって神様と人とに仕えるとき、神様の栄光があらわされます。
自慢話は鼻持ちならない悪臭を放ち、嫌われます。
しかし、神様の栄光は、人の喜びとなり、互いに恵まれます。
神様から与えられた豊かな恵みを分かち合うことができますように。
互いに赦し合い、励まし合い、支え合うことができますように。

主よ。主が賜物を与えてくださっていることを感謝します。
その賜物を通して互いに助け合うことによって、私たちのうちにさらに豊かな恵みが増し加わることを感謝します。
主の恵みは遠慮しないで受け取ります。
私たちの備える信仰の器いっぱいに満たしてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

107.「だから、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なう者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。」(マタイの福音書7章24節)
*黙想と祈り
建物の土台の真価は災害の時に試されます。信仰の真価は、人生の嵐の時に試されます。「父なる神様。イエスさまを人生の土台としているならばどのような嵐をも恐れる必要がないことを心から感謝します。」

108.神は、ご自分を三つの方法で表わされる。これは、また神の啓示の三つの方法と言ってもいい。それは、自然界(1〜6)と聖書(7〜11)と良心(12〜14)である。自然界を見て、そこに造化の神のすばらしさを見ることのできぬ人は、あきめくらだ。見よ、この自然界に示された神の雄大さ、壮麗さ、その秩序を。しかしそれだけで、神のすべてを知ることはできない。神がどのようなお方で、私たちのためにどのようなことをしてくださるのかということは、聖書の中で示されている。救われるためには、だから、聖書を読まなければならないのである。自然界は神について語り、聖書は救いについて語るが、聖霊が罪人を新生させるときには、私たちの良心に語りかけられる。(詩篇19篇)

109.
1、善意と好意は与えっぱなし
2、善意の基本は効果を期待しない
3、「待つこと」(育てる)も人生の大事な柱
4、深い呼吸を身につける
━━━━━━━━━━━━━━
北川八郎(陶芸家)

110.
My dad was so delighted when I was born that he rushed out to tell all his friends. We're expecting him back any day now.
私の父は私が生まれた時大変喜んで友達に伝えるために飛び出していきました。もうそろそろ帰ってくるのではと思っています。

111.恐怖を引き起こす原因は噂やテレビ、インターネットを信じることです。彼らの言葉は病気よりずっと危険なんです。(映画 コンテイジョンより)

112.苦しみを恐れる者は、その恐怖だけですでに苦しんでいる。(モンテーニュ)

113.ウコチャランケ(言葉の力)という言葉があって ウ=お互い コ=目的 チャ=言葉 ランケ=降ろす 全て話し合いで解決する。だからね、アイヌの長老として、どんなに切れる刀よりも、どんな猛毒を塗った矢よりも大切なのは言葉だ、とそう思ってます。だからウコチャランケの精神をもう一度みんな世界中の人たちに、それと自然をもっと大事にして欲しいと、そう思っています。<萱野茂>

114.
説教するために選ばれた人は、神があなたを通してじかにお語りになるように語りなさい。
人に奉仕するために選ばれた人は、神が下さる力に満たされて人々を助けなさい。
それは、すべてのことにおいて、イエス・キリストを通して神がほめたたえられるためです。
どうか、栄光と力がいつまでもキリストにありますように。アーメン。
(1ペテロ4:11)

Whoever speaks, is to do so as one who is speaking the utterances of God;
whoever serves is to do so as one who is serving by the strength which God supplies;
so that in all things God may be glorified through Jesus Christ, to whom belongs the glory and dominion forever and ever. Amen.
(1 Peter 4:11)

所感と祈り:
神様は、私たちが与えられた賜物を用いて事をなす時、力を満たしてくださいます。
私たちが自分の力を人に見せて誇るためではなく、神様の力が私たちを通して働くことをお示しになるためです。
そのことによって神様は栄光をあらわされ、人々は神様をほめたたえるのです。
ですから、高ぶらず、神様に仕える心で人々に仕えることができますように。

主よ。あなたが与えてくださった賜物を用いて、主の栄光があらわされますように。
主の栄光があらわされるとき、私たちの心は喜びで満たされます。
そしてともに主の御名を賛美し、ほめたたえます。
私たちのうちにどうぞ、主が満ちてくださいますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

115.「さて、祭りの終わりの大いなる日に、イエスは立って、大声で言われた。『だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。』」(ヨハネの福音書7章37節)
*黙想と祈り
大切なのはイエスさまのもとに行くことです。そこでしか渇きをいやすことはできません。「父なる神様。あなたが私たちを招いてくださり、いやし、満たしてくださることを心から感謝いたします。」

116.ダビデは翌日起こるはずの戦闘をひかえて、この詩を歌っている。戦いのための祈り(1〜4)、勝利の確信(5〜6)、神への信頼(7〜8)、勝利のための祈り(9)。これはまた、私たちの日ごとの霊的戦いと同じである。私たちの戦いも、勝利は主によるのである。そして、日ごとの戦いが行なわれていく。悪魔は私たちのすきをうかがっており、私たちは悪魔との戦いを回避することはできない。しかし、主はそれをすべてご存じであって、私たちに保護の御手を加えてくださる。私たちは戦いのために種々の計画を立て、準備をする。しかし、その計画がそのままに成功するわけではない。神がそれを用いてくださらなければ、どんなに準備をしても無益である。勝利はいつも神からくるからである。(詩篇20篇)

117.わたくしは、皆さん方に一つの「黄金のカギ」をさしあげたいと思います。それは何かというと、われわれ人間にとって真に生きがいのある人生の生き方は、「自己に与えられたマイナス面を、プラスに逆転し、反転させて生きる」という努力であります。「森信三(教育者/哲学者)」

118.
It is not because things are difficult that we do not dare; it is because we do not dare that they are difficult.
- Lucius Annaeus Seneca
【訳】 物事が難しいので思い切ってやれないのではなく、思い切ってやらないので難しくなるのさ。
<ルキウス・アンナエウス・セネカ:BC27年〜BC68年。ローマ帝国の政治家、哲学者、詩人。>

119.
Strength does not come from physical capacity. It comes from an indomitable will.
- Mohandas Karamchand Gandhi
【訳】 強さは、身体的な能力からではなく、不屈の意志からくるものだよ。
<マハトマ・ガンディー:1869年〜1948年。インドの弁護士、宗教家、政治指導者。>

120.ひとやりの道ならなくにおほかたはいきうしといひていざ帰りなむ (源実、「古今和歌集」)

121.
アブラハムも、神を信じました。神に、生まれ故郷を離れて新しく与える地に向かうようにと指示された時、彼はそのことばに従い、行く先も知らずに出て行ったのです。
(ヘブル11:8)

By faith Abraham, when he was called, obeyed by going out to a place which he was to receive for an inheritance; and he went out, not knowing where he was going.
(Hebrews 11:8)

所感と祈り:
アブラハムは、いずれ必ず天の都に行くことができるという望みを持っていました。
神様を信頼し、そのみことばに従えば、必ず神様が良くしてくださることを知っていました。
神様を信じる者のゴールは天にあり、この世で辛く厳しい状況にあっても、その望みによって耐えることができます。
この世ではさまざまな問題が私たちを悩ませますが、私たちは永遠に神様とともにあり、その尺度からみるなら、それらは一時的なものです。
目先の問題に振り回されることなく、永遠の神様を見上げ、喜びの賛美をささげることができますように。

主よ。今、御前にあって静まり、御名をあがめることができることを感謝します。
さまざまな思い煩いから私たちを解放し、主を仰がせてください。
今日もまた、ともに喜びを持って主をほめたたえます。
私たちの礼拝をお受け取りください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

122.「神よ。私にきよい心を造り、ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。」(詩篇51篇10節)
*黙想と祈り
ダビデは、今自分に何が一番必要であるのか、何が欠けてしまったのかをわきまえていました。「父なる神様。私たちのたましいはあなたでしか変え、満たされることはありません。日々自分の心を見張るものでありますように導いてください。」

123.人々は王の願いがかなえられるように願った(20:5)。この詩では、この願いのかなえられたことが感謝のうちに述べられている。20篇では、人々が王の救いを喜んでいるが、この篇では、王が救いを喜んでいる。前の篇では予期されていたことが、この篇では歓喜になっている。確実さというものは、いつも主に信頼することからくる。疑いは出てこない。8〜12節では人々は主に呼びかけているが、過去の勝利は、将来の勝利の保証としてとられている。悪人どもはこみいった計画を立てるが、いつも神を除外して考えているので、完成する力を持っていない。これは主を愛する者たちにとって、真の慰めである。ダビデとイスラエルの人々がその敵について願ったことは、たしかに最後において、神の敵について実現される。(詩篇21篇)

124.よい習慣を持つことが自分の身を助ける、人生を素晴らしいものにする。「里岡美津奈(人財育成コンサルタント)」

125.
聖書は私たちに、「主キリストを信じる者は、決して失望させられることがない」と教えています。
(ローマ10:11)

For the Scripture says, “Whoever believes in Him will not be disappointed.”
(Romans 10:11)

所感と祈り:
自分できよくなり、神様に近づこうと努力すればするほど、自分を裁く基準が厳しくなり、ついには失望してしまうことでしょう。
神様のきよさは、人の努力で到達できるようなきよさではないのだと思います。
神様は、私たちにキリストを通しての救いを与えてくださいました。
私たちがキリストを信じさえすれば、罪が赦され、義と認めてくださいます。
その救いは完全で、私たちが行う付け足しなど必要ありません。

主よ。主に喜ばれるような生活をすることができるように助け導いてください。
私たちの弱さのうちに主の力を注いでください。
この心を主からのもので満たしてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

126.「人の目にはまっすぐに見える道がある。その道の終わりは死の道である。」(箴言14章12節)
*黙想と祈り
何を基準として歩むかによって私たちの道は決まります。神様を基準とするならば祝福があるのです。「主なる神様。私がいつもあなたを見上げて、御国に至る道をまっすぐに歩めますようにお導き下さい。」

127.これは、みなキリストの十字架のときに成就した。キリストが十字架上で語られたことばは、この詩篇の1節のことばである。主はあたかもこの詩篇がこれから成就しようとしているのだと言わんばかりに、この最初の句、日ごろ愛誦しておられたこの詩の冒頭の句を述べられたのである。これがわが身に成就することを承知しておられた主は、よくこれを味わわれたことだろう。だから、この詩は敗北の詩ではない。死にのぞむ叫び(1)、あざける者のののしり(7〜8)、十字架の苦しみ(14)、かわいた口(15)、衣服の処分(18)は、21節で突然の沈黙のうちに語り、22節からは勝利の願いになる。つまり、十字架と復活についての預言の詩である。このような苦難を受けられた主に対して、私たちは心からの感謝以外にないはずである。(詩篇22篇)

128.三流の人は、道を追う。二流の人は、道を選ぶ。一流の人は、道を創る。「井村雅代(シンクロナイズドスイミング日本代表ヘッドコーチ)」

129.
I'm so depressed. My twin brother forgot my birthday!
私は非常にがっかりした。私の双子の兄弟は私の誕生日を忘れたのだ!

130.シンプルであることは、複雑であることよりも難しい。(スティーブ・ジョブズ)

131.
わたしは契約を破りはしない。
前言を翻すようなこともしない。
(詩篇89:34)

My covenant I will not violate,
Nor will I alter the utterance of My lips.
(Psalm 89:34)

所感と祈り:
神様はダビデについてこのように語られました。

常に彼を守り、祝福し、愛で包もう。
彼はわたしのゆえに、偉大な者となる。(詩篇89:24)

彼は勢いづき、栄えましたが、神様が祝福しそのようにされたからでした。
そのようなダビデでも、慢心したとき、大きな罪を犯してしまいました。
神様に祝福される歩みが私たちに平安をもたらし、幸いをもたらします。
しかし、私たちは、幸いが続くと、いつの間にか、それらを自分の力で勝ち取ったかのように錯覚してしまう弱さを持っています。
日々与えられている恵みをいつも感謝するものでありたいと思います。
当たり前のものなどないのだと思います。
変わらないような日常であっても、神様に守られていることを覚えることができますように。

主よ。いつも変わらない愛で私たちを包んでくださることを感謝します。
すべてのことに感謝する心を持たせてください。
主が与えてくださる祝福こそ、私たちの幸いです。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

132.「したがって、事は人間の願いや努力によるのではなく、あわれんでくださる神によるのです。」(ローマ人への手紙9章16節)
*黙想と祈り
神様のあわれみがあるということは100%神様の恵みのみわざです。「父なる神様。どこまでも深いあなたのあわれみにいつもよりすがるものでありますようにお守りください。」

133.主が私たちの羊飼いであるということが本当なら、よい羊飼いであられる主が、その羊である私たちのために愛の心を用いてくださり、祝福を与えてくださるはずである。まず羊飼いは群れを保護してくださる。羊は自力では防御力のない動物だ。ライオンや熊や狼が近づく時、羊飼いが羊を守ってくれる。羊飼いは重いこん棒で追い払ってくれる。また杖をもって羊を導き、谷底へ落ちかかった羊を、曲がった杖で救い出してくれる。また羊飼いは羊を豊かな牧草地や水辺へと導いていく。そのように、主は神のみことばによって私たちを成長させてくださる。だから、私たちは「私の杯は、あふれています」と言うことができる。主は、また私たちの先に立って私たちを導き、またうしろからも祝福を与えてくださる。だから乏しいことはない。(詩篇23篇)

134.自分のやるべきことを精いっぱいやったら、後は天にお任せする。「北尾吉孝(SBIホールディングス社長)」

135.レモンを手に入れたらレモネードを作れ。すっぱいからといって捨ててしまうな。(ジュリアス・ローザンヴォルド アメリカの会社経営者)

136.極楽は極めると楽しいとなる。極める途中は苦しいのかもしれない。(桂 小春團治)

137.
まさに、聖書の次のことばどおりです。
「人が、これまで見聞きしたことも、
想像したこともないほどすばらしいことを、
神は、ご自分を愛する人々のために
用意してくださった。」
(1コリント2:9)

but just as it is written,
“Things which eye has not seen and ear has not heard,
And which have not entered the heart of man,
All that God has prepared for those who love Him.”
(1 Corinthians 2:9)

所感と祈り:
神の御子が私たちのために十字架につけられ、ただ信仰によって救われる道が備えられました。
そればかりか、私たちのうちに御霊を住まわせてくださり、神様の真理を理解するように導いてくださいました。
神様は、神様を愛する人々のために、良い計画を立て、すばらしいことをしてくださいます。
この豊かな恵みの中に生きる成長したクリスチャンとならせていただけますように。

主よ。信じる人々にはその信仰に応じて、豊かな恵みを注いでくださることを感謝します。
思い煩うのではなく、主への信頼によって、おおらかな気持ちで恵みを喜ぶ者にしてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

138.「アブラムが99歳になったとき主はアブラムに現われ、こう仰せられた。『わたしは全能の神である。あなたはわたしの前を歩み、全き者であれ。』」(創世記17章1節)
*黙想と祈り
いよいよ神様の約束の時がやってきました。神様は決して遅れることのないお方です。「主なる神様。あなたが全能者であられることを心から賛美いたします。感謝しつつ今日もあなたの道を踏み行かせてください。」

139.この詩は、サムエル記第二、6章にしるされているように、ダビデが新しくエルサレムの城をとって、確保したことを記念したものだ。地は、すべて主のものである。だから、その一部であるエルサレム市を神によって獲得するために前進するのである。主の山に登ることのできる者は、外的にもきよめられ、また内的にもきよめられた人々でなければならない。この人々は、神の宮に礼拝のために登る人々を示している画である。エルサレムの城門のところに彼らは立つ。王をかしらにいただいているのだが、また目に見えない王の王でいますお方がそこにおられる。勝利の獲物を得るために入城しようとして、前の門を開くように呼びかけられるお方である。主が人の魂を征服されるのをよく表わしている。(詩篇24篇)

140.夢は見るものではなく、達成するもの。「坂井宏行(「ラ・ロシェル」店主)」

141.向かってくるものが大きければ大きいほどやる気が出る。(米倉 涼子 女優)

142.品質とは誰も見ていないときにきちんとやること。(ヘンリー・フォード)

143.
実際に見ることによってではなく、信じることによって、これを事実と認めているのです。
(2コリント5:7)

for we walk by faith, not by sight―
(2 Corinthians 5:7)

所感と祈り:
肉体の死は、私たちの終わりではなく、天の家に主と共に住むことを意味するのだと聖書に書かれています。
この希望によって、この地上で生きるときも、平安をもって生きることができます。
信仰によって罪を赦されているのですから、安心して神様に近づくことができます。
いつも神様に喜ばれる生き方ができますように。
そのような生き方が、人に対しても神様に対しても喜びのある幸いを実らせるのだと思います。

主よ。キリストによって罪を赦し、平安と喜びと感謝のある生活を与えてくださり感謝します。
この世にあっても、その後もいつも共におられる恵みを与えていただき、感謝します。
どのようなときも主を仰がせてください。
この心は主のうちにあって憩い、喜びます。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

144.「イエスは手を伸ばして、彼にさわり、『わたしの心だ。きよくなれ。』と言われた。すると、すぐに彼のらい病はきよめられた。」(マタイの福音書8章3節)
*黙想と祈り
重い病の彼にとってイエスさまが自分にふれてくださったのは、何より心を動かされることだったのではないでしょうか。「父なる神様。あなたのあわれみの御手がいつも述べられていることを心から感謝いたします。私たちも弱さを覚える方に慰めの手をのべることができますようにお守りください。」

145.これは導きを求める祈りである。私たちは、自分の過去の罪のゆえに、主が導きを拒まれるのではないかと恐れる必要はない。神は道を罪人に教えるお方である。主は不義を赦されるお方、そしてその罪を覚えられないお方である。しかし主が導き、その道を教えられる人々は、へりくだる者である(9)。主が示される道は、恵みとまことである(10)。そして主の恵みを知る者は、ますます自分の不義を認め、主の赦しを祈る。ダビデは神の導きの約束、またすべて主をうやまい恐れる者に与えられる親しい交わりを確信して、自分を励ましている。誘惑に勝つ道はただ一つ、主を仰ぐことである。神が約束されたことを必ず果たされることを確信しながら、それを求め続けることは、神の御旨にかなうことである。(詩篇25篇)

146.自分の長所にうぬぼれてはならない。自分の短所に劣等感をもつ必要もない。長所も短所も天与の個性、持ち味の一面なのである。(松下 幸之助)

147.自分にとって割に合わないことを笑顔ですすんで引き受けていく。そしてそれを続けること。その時、人はよくあそこまでやったと感動してくださるのです。「鍵山秀三郎(日本を美しくする会相談役)」

148.希望を持たない人は失望することもない。(ジョージ・バーナード・ショー イギリスの劇作家)

149.
Make good flour and you need no trumpet.
(良い粉を作れば、ラッパを吹いて宣伝する必要がない)
「桃李(とうり)もの言わざれども下(した)自(おの)ずから蹊(けい)を成す /
 声なくして人を呼ぶ」
<その他の類似表現>
Good coral needs no coloring.
Fair faces need no paint.

150.
Courage is not the absence of fear, but rather the judgment that something else is more important than fear.
-- Ambrose Redmoon
勇気というのは、恐怖心を持たないことから生まれるものではなく、むしろそれを超える何かがあると判断することから生まれるものだ。

151.【 松下幸之助 名言集 】
・「人を使うには、ほめて使う、叱って使う、批判して使うなどいろいろあるが、ほめて使う人が概して成功している。」
・「仕事には知恵も才能も大事。しかし、より大事なのは平凡、些細なことを疎かにしない心がけです。」
・「世の中の多くの人は、少々うまい事いかなくなると途中で諦めてしまう。本当に物事を成し遂げる為には、成功するまで諦めない事である。やっていくうちに、世の中の情熱が有利に展開していくことだってあるのだから・・・」
・「誰も争うために商売しているわけではありません。」

152.
主を信頼し、いつも主のことに思いをはせる者を、
主は何の心配もないように守ってくださいます。
(イザヤ26:3)

“The steadfast of mind You will keep in perfect peace,
Because he trusts in You.
(Isaiah 26:3)

所感と祈り:
しっかりと主への信仰に根ざし、熱心に主を慕い求める者を、主は特別に取り計らってくださいます。
みことばによって教え、支え、励まし、その歩みを確かなものとし、正しい道へと導いてくださいます。
また、私たちを強め、困難があっても、乗り越えさせてくださいます。
主に信頼する者は幸いを見ます。
主の祝福の内を歩ませてくださるからです。

主よ。主が私たちを守ってくださることを信じ、目先の問題に思い煩うことがないように強めてください。
必要な知恵と力を与えてくださり、私たちの状況をも良い方向へと変えてくださることを感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

153.「わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。」(ヨハネの福音書7章38節)
*黙想と祈り
流れ出た生ける水の川はとどまることなく人々を潤していきます。「父なる神様。あなたのおことばは一つも地に落ちることなく、必ず実現することを感謝いたします。私たちのうちから出る流れが周囲の人々をも潤すことができますように用いてください。」

154.聖書記者は、しばしば生活することを「歩む」と言っている。ダビデは、「私は善を行なうことを願い、正直に生活してきた」と言っている。しかし自分が完全なのだと言っているのではない。それは「私は誠実に歩みます」と決意を述べたあと、すぐに続けて「私を贖い出し、私をあわれんでください」(11)と言っていることからもわかる。しかし神の吟味の前にあっても(2)、彼の生活は全体として善に傾き、神を信頼していた(1)彼は神を信じていない人々に混じって生活していたが、彼は悪人を自分の仲間に選ぶようなことはしなかった(4、5、9、10)。事実、彼が最も望んだ交わりは、神との交わりであった。彼は神の栄光がとどまっている神の家にいることを愛した(8)。彼は福音宣教を喜びとした(7)。(詩篇26篇)

155.真剣に取り組んでいたら人は認めてくれる、力になってくれる。人生とはその繰り返し。「左野勝司(石工)」

156.
Quick! Send an SOS! How do you spell it?
急いで!SOSを送れ! スペルはどうだったっけ?

157.もし俺がパートナーを必要とするんだったら、自分でちゃんと一人前のやつを見つけてくるってことだ。(映画 ダーティハリーより)

158.たとえ醜い真実であっても、真実の中には人間を磨き上げる美しさがある。(田宮 虎彦)

159.ひとつひとつの悲しみには意味がある。時には、思いもよらない意味がある。どんな悲しみであろうと、それは、このうえなく大切なもの。太陽がいつも朝を連れてくるように、それは確かなことなのですよ。<エラ・ウィーラー・ウィルコックス>

160.
そういうわけで、神の祝福は、無償の贈り物として、信仰によって与えられるのです。
ユダヤ人の慣習に従うか否かに関係なく、アブラハムと同じ信仰を持っているなら、神の祝福を確実に頂けるのです。信仰の面から言えば、アブラハムは、私たちすべての者の父です。
(ローマ4:16)

For this reason it is by faith, in order that it may be in accordance with grace, so that the promise will be guaranteed to all the descendants, not only to those who are of the Law, but also to those who are of the faith of Abraham, who is the father of us all,
(Romans 4:16)

所感と祈り:
アブラハムは語られた神様の約束を信じました。
目先にある現実を見るなら、その約束が実現しそうにない状況であったのにもかかわらず、神様のことばをしっかりと握っていました。
普通なら「やっぱりだめか」と思ってしまうような進展のない状況の中にあっても信じ続けたのでした。
そして神様はその信仰によって彼を豊かに祝福しました。
みことばを自分のものとして握りしめる者は幸いです。
神様は、私たちの想像を遥かにこえた素晴らしい祝福を与えてくださるお方です。
疑わずに信じ続ける者でありたいと願います。

主よ。主がどれほど私たちを愛しておられることでしょう。
私たちの心が離れたときでさえ、変わることのない愛を持って、お導きくださいます。
目先の状況にまどわされることなく、主にある希望を持ち続けさせてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

161.「主は正しく、正義を愛される。直ぐな人は、御顔を仰ぎ見る。」(詩篇11篇7節)
*黙想と祈り
主なる神様はどこまでも正しく義なるお方です。決して人をかたより見ることはなさいません。「主なる神様。私たちもまたあなたの義を愛し、歩む者でありますように助けていてください。」

162.敵にとり囲まれている人がいる。そのよりどころである城を、大軍がとり囲んでいる。しかし彼は全く神により頼んでいるので、信仰は恐れを追い払っている。神がもし自分の光であるなら、どうして暗黒に心を悩ます必要があろうか。主が救いであり、命の力であるなら、目に見える敵を恐れることがあろうか。敵はやがて躓き倒れる。しかし神に守られる者は、完全な安全さの中に敵のはるか上におかれる。戦いの激しさの中で、ダビデは勝利を第一としていたのではなく、神との交わりを第一の特権としていた(4)。7節になると、突如悲しみの調べになる。その中にあっても彼の心は主に向かう。御顔の隠されることこそ彼の最も大きな恐れであった。主に心を向ける者は、人間の助けがだめの時にも、なお神の御助けを当てにできる。(詩篇27篇)

163.プラスの考え方をして、プラス言葉を発し、潜在意識の中にプラスの貯金をすることが大切。「井垣利英(人材教育家)」

164.
All men contain several men inside them, and most of us bounce from one self to another without ever knowing who we are. (Paul Auster, “The Brooklyn Follies”)
「すべての人間の中には複数の人間がいる。僕らの殆どは自分が何者かを知らず、ある自己から別の自己へと飛び移っている。」

165.
人を恐れることは危険な罠ですが、
主に頼れば安心です。
(箴言29:25)

The fear of man brings a snare,
But he who trusts in the Lord will be exalted.
(Proverbs 29:25)

所感と祈り:
人目を恐れて正しいことを曲げることがありませんように。
いつも神様の御前に正しく喜ばれることが何であるのかを的確に判断することができますように。
神様を頼る者を、神様は守ってくださいます。

神のことばはすべて真実で、
神は頼ってくる者をみな守ってくださいます。(箴言30:5)

永遠の神様に守られるほど安心なことはありません。
私たちはいつも御手の中に置かれています。
御前に正しいことをいつも堂々と行うことができますように。

主よ。私たちを愛し、かたときも忘れることなく、見守ってくださることを感謝します。
主への信頼によって、恐れを捨て去り、いつも平安でいられるように強めてください。
いつも主がともにおられることを心でしっかりと感じ取らせてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

166.「力強い信頼は主を恐れることにあり、子たちの避け所となる。」(箴言14章26節)
*黙想と祈り
私たちの拠り所は主を恐れることにあります。それは確かな避け所です。「主なる神様。今日も自分の悟りに頼ることなく、あなたを恐れ歩む者としてください。」

167.祈りが答えられたことについて歌っている詩篇は多い。しかしこの詩篇は、答えがまだ見えない時にも、神が祈りに答えてくださったことを見通して、感謝とさんびの叫びをあげている。1〜2節は、神が聞いてくださらなければ、彼には救われる道がないことを訴えている叫びである。困難の中で、主の助けも主のあわれみの証拠も見ることができないことは恐ろしい経験である。主のご臨在の前に、ダビデは熱心に主に求めている。彼は不信と叛逆の徒、つまり口は蜜のようでも心には針のあるような人々の上に、正当な報いが下ることを求めている。しかし新約の時代に生きている私たちは、この4節よりも優る教えと力とを受けていることを感謝しよう。主が祈りに答えられた時、ダビデの心は喜びにあふれた。そしてすべての民に同じ恵みを求めた。(詩篇28篇)

168.金を残して死ぬものは下だ。仕事を残して死ぬものは中だ。人を残して死ぬものは上だ。「後藤新平(政治家/日本の偉人)」

169.
Do not fear death so much, but rather the inadequate life.
- Bertolt Brecht
【訳】 死はそんなに恐れなくていい。それより、不十分な生き方こそ恐れなければならない。
<ベルトルト・ブレヒト: 1898年年〜1956年。ドイツの劇作家、詩人、演出家。>

170.
I find television very educating. Every time somebody turns on the set, I go into the other room and read a book.
- Groucho Marx
【訳】 テレビというものは多いに教育をしてくれるものだと思うね。 誰かがテレビのスイッチをつける度に、私は他の部屋に行って本を読むことになるからさ。
<グルーチョ・マルクス: 1890年〜1977年。米国のコメディアン。>

171.「兄弟たち。私が心の望みとし、また彼らのために神に願い求めているのは、彼らの救われることです。」(ローマ人への手紙10章1節)
*黙想と祈り
この望みは、私たちの望みともなっているでしょうか。切に願い求めるならば、それは神様の前に覚えられています。「父なる神様。あなたのみこころはすべての人が救われて真理を知ることです。私たちがそのためにとりなしの祈りをささげることができますように導いてください。」

172.雷のなりとどろく暴風雨。この詩篇は、そこに神の力を認めている。自然界に表わされた神の力を認めながら、なお神の力が到底それで表わしつくされているものでないことが感じとられる。この雷雨は、あくまでも神の造られた自然を支配される神の力を歌ったものであって、人が雷の力に圧倒されて、雷を神格化しているのではない。1〜2節は栄光と力とを帰するにふさわしい神を礼拝するようにとの呼びかけである。ついで、3〜9節で、嵐の描写がなされる。すべて主を知るもの、主を礼拝する者が叫ぶのは「主の栄光」のことである。主は永遠に、その創造されたものを支配される主であられる。主に栄光を帰することで始まったこの詩篇は、大能の主がその民に与えられる約束で終わる。それは、神の力、神の平和である。(詩篇29篇)

173.幸せとは決して人の評価によるものではなく、自分が誰か(何か)のために力を尽くすことができたという満足感の中にある。「鈴木秀子(文学博士)」

174.
Everything in our kitchen is electrified - even the chairs.
我々のキッチンにあるものは全て電化されている、椅子もです。

175.まず第一に理解しなければならないことは、自分が理解していないということである。(ジャン・ポール・サルトルフランスの哲学者・小説家)

176.私の歩みは遅いが歩んだ道を引き返すことはない。(リンカーン)

177.
思いわずらいを、すべて神にゆだねなさい。
神があなたがたのことを心配してくださるからです。
(1ペテロ5:7)

casting all your anxiety on Him, because He cares for you.
(1 Peter 5:7)

所感と祈り:
神様は、いつでもどんなときでも、私たちを見ておられます。
そして、私たちの置かれた状況も、私たちの思いをもすべてご存知です。
神様は、私たちを放置されるお方ではありません。
私たちが神様を呼び求めることを喜んでくださるお方です。
悩んでいることがあるなら、御前にそれを注ぎだしましょう。
恐れていることがあるなら、その解決を願い求めましょう。
神様は私たちの躯体的な問題にかかわってくださいます。

主よ。主がすべてをご存知であり、私たちの心の叫びを聞いてくださることを感謝します。
主が解決の道筋をつけてくださることを期待します。
主に信頼し、心を注ぎだすことができる幸いを覚え感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

178.
ですから、私たちは確信をもって、こう答えることができます。
「主は私を助けてくださいます。だから何もこわくありません。人間が、私にどんな手出しができましょう。」
(ヘブル13:6)

so that we confidently say,
“The Lord is my helper, I will not be afraid.
What will man do to me?”
(Hebrews 13:6)

所感と祈り:
神様は、永遠に私たちを御手の中に置いてくださるお方です。
その神様が私たちをいつも見守ってくださるのです。
何ものも私たちを神様の御手の中から引きずり出すことなどできません。
すでに私たちは神様のものです。
私たちが神様から離れてしまったと思っても、神様は私たちを捉えていてくださいます。
そして、大丈夫、安心していなさいと語りかけてくださいます。

主よ。どのようなときも変わることのない愛で、私たちを支えてくださることを感謝します。
私たちの弱いところに、どうぞ、主の力を注いでください。
果たすべき事柄を、問題なく成し遂げることができるように助けてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

179.「主に不可能なことがあろうか。私は来年の今ごろ、定めた時に、あなたのところに戻って来る。そのとき、サラには男の子ができている。」(創世記18章14節)
*黙想と祈り
私たちにできることは、全能の主にすべてをお任せすることです。そこに神様は働いてみこころを行なわれます。「父なる神様。私たちが『主に不可能なことはない』という信仰に立ってすべてをおゆだねできますように守っていてください。」

180.健康の回復の感謝。ダビデは死ぬほどの重病に苦しんでいた。もしも彼が回復しなかったとしたら、彼の敵は手をうって喜んだことであろう(1)。しかし祈りは答えられ、彼の病気はいやされた(2、8)。そして彼は、そのいやしが神の御手によるものであることを確信した。ところで、なぜ神はこのような時期に、ダビデが病気になること許されたのであろうか。その理由の一つは。彼が神に全く依存している存在である事実を彼に思い起こさせるためであった(6〜7)。次に、ダビデは、自分の苦しみの時を顧み、新しく力を与えて仕えることを許してくださった主に感謝し、神がその御顔を隠されたと思われる「つかのま」と「いのちのかぎり長い」恵みのときとを比較している(5)。神はその民をいたずらに悲しませはしない。(詩篇30篇)

181.人間は、なぜ負けたか考えるけれども、なぜ勝ったかあまり考えようとしない。いいときのチェックもまた非常に大事である。「野村克也(野球評論家)」

182.体操をやっている選手同士は、ライバルの前に仲間だと思っていますし、各々が上手くなっていくことがうれしいです。(白井 健三 体操競技選手)

183.世界ではなく、自分自身を征服せよ。(ルネ・デカルト)

184.
軽率に行動せず、主が望んでおられることを実行しなさい。
(エペソ5:17)

So then do not be foolish, but understand what the will of the Lord is.
(Ephesians 5:17)

所感と祈り:
自分のしようとしていることが、神様に喜ばれることなのかどうかを正しく判断することができますように。
そして、神様が望まれることを選び取ることができますように。
神様の御心にかなっていると確信したなら、人目を恐れず、大胆に行動することができますように。
このように行動するためには、御心を祈り求める姿勢を保つ必要があるのだと思います。

主よ。大切なことを考える時、正しく判断する必要のある時、そして大切な選択をするとき、いつも主に祈り求めることができるように成長させてください。
いつもともにいてくださることを感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

185.人々は驚いてこう言った。『風や湖までが言うことをきくとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。』」(マタイの福音書8章27節)
*黙想と祈り
創造主である神様は、今もこの自然界を支配しておられます。「主なる神様。あなたが造られた自然の美しさに感謝をいたします。私たちがおごり高ぶることなくそれを守ることができますように導いてください。」

186.無実な者の悩みの詩篇。これはサウル王のもとから逃げてきた時のダビデの経験にもとずくものであろう(第一サムエル23:26)。さし迫った状況の下で、ダビデが神に求めている主のご本性を示してくださいという願いの背後にあるものは、信仰者ならだれでもよく知っている主の誉、力、聖さ、いつくしみ、真実である。主に対する完全な信頼のゆえに、心には動かぬ平安がある。神に対する信仰とは、自分のいのちを神にゆだねることである。信仰の歩みは、さんび、待望、主への信頼、救いへの感謝。ダビデは最初に自分の状態をとり扱う極度の悩みのために、主のあわれみを求めて訴え、ついで神の救いの御業によって義が立てられることを求めている。第二に、神のいつくしみについて述べている。(詩篇31篇)

187.当たり前のことに感謝できるようになったら強くなる。身近な幸せに気づくようになった人は強くなる。「谷崎重幸(東福岡高等学校ラグビーフットボール部監督)」

188.人は自分の話を聞いてもらうと、存外うれしいものです。まして初めて会った人が自分の話を熱心に聞いてくれると、感動すら覚えたりします。(池上 彰 ジャーナリスト)

189.コミュニケーションで最も大事なことは、言葉にされないことに耳を傾けることだ。(ピーター・ドラッカー)

190.
この大祭司は私たちと同じ試練に会われたので、人間の弱さをよく知っておられ、ただの一度も、誘惑に負けて罪を犯したことはありません。
ですから、躊躇せず、神の御座に近づいてあわれみを受け、時にかなって与えられる恵みを頂こうではありませんか。
(ヘブル4:15ー16)

For we do not have a high priest who cannot sympathize with our weaknesses, but One who has been tempted in all things as we are, yet without sin.
Therefore let us draw near with confidence to the throne of grace, so that we may receive mercy and find grace to help in time of need.
(Hebrews 4:15-16)

所感と祈り:
自分の罪深さを認める者は幸いです。
神様の御前にへりくだることができます。
砕かれたたましいを神様は喜んでくださいます。
そのような者を、神様はあわれみ、罪を赦し、豊かな恵みの中に入れてくださるのです。
自分の罪深さを知るほどに、神様の恵みの大きさを味わうことができます。
御前に近づく者を神様は変わることのない大きな愛で受け入れ、時にかなった助けを与えてくださいます。

主よ。あなたの恵みはなんと大きいのでしょう。
罪深い者をその泥沼から引き上げてくださいます。
主が私たちをきよめ、整えてくださいますように。
いつも心を御前に注ぎだすことができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

191.「けれども、彼らが問い続けてやめなかったので、イエスは身を起こして言われた。『あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。』」(ヨハネの福音書8章7節)
*黙想と祈り
このことばの後、年長者から始まって皆がその場を立ち去りました。イエスさまは彼女を罪に定めることなく、ゆるしを伝えられました。「父なる神様。私の罪のためにご自身のいのちを捨ててくださったイエスさまの愛に心から感謝をいたします。」

192.この詩篇は悔い改めの詩篇と呼ばれる7つの詩篇の一つである。ダビデの罪は赦された。しかし罪は恐るべき力を持っていた。告白されない時、ダビデの心は罪の力のために終日うめくほどであった。ダビデは自分の恐ろしい罪を神の御前に言い表わし、隠そうとはしなかった。ダビデの喜びは、ただ単なる心理的な解放感や自己満足のたぐいではなく、神を喜ばせまつったという喜びである。これが罪を赦された者の喜びである。神はそのような人を教え、導き、さとされる。この教えを受けて従う時こそ、新しいいのちの喜びが尽きないのである。私たちは頑固さをつねに神にうち破っていただかなければならない。罪の世の現実は悲しみが多い。しかし主により頼む者は、恵みで囲まれるのだ。(詩篇32篇)

193.忍耐もまた行動の一つの形態だ。(ロダン)

194.敵は相手ではなくて、自分の諦める心。「小路明善(アサヒビール社長)」

195.準備万端の人にチャンスが訪れることを幸運と呼ぶの。(オプラ・ウィンフリー アメリカのテレビ番組の司会者)

196.
Names and natures do often agree.
(名前と性質はしばしば一致する)
「名は体を表す[現す] / 名詮(みょうせん)自性(じしょう)」
<その他の類似表現>
The name often shows the reality.

197.
Don't judge each day by the harvest you reap, but by the seeds you plant.
-- Robert Louis Stevenson
毎日の価値というのは、その日収穫するものによって決まるのではなく、どんな種を植えるかによって決まるのです。

198.
ですから、食べ物や着物のことは、何も心配しなくていいのです。
ほんとうの神を信じない人たちのまねをしてはいけません。彼らは、それらがたくさんあることを鼻にかけ、そうした物に心を奪われています。
しかし、天の父は、それらがあなたがたに必要なことをよくご存知です。
神を第一とし、神が望まれるとおりの生活をしなさい。そうすれば、必要なものは、神が与えてくださいます。
(マタイ6:31ー33)

Do not worry then, saying, ‘What will we eat?’ or ‘What will we drink?’ or ‘What will we wear for clothing?’
For the Gentiles eagerly seek all these things;
for your heavenly Father knows that you need all these things.
But seek first His kingdom and His righteousness, and all these things will be added to you.
(Matthew 6:31-33)

所感と祈り:
神様は、私たち一人一人を見ておられます。
そして、私たちの状況も、必要もご存知です。
私たちが神様を第一とし、神様の望まれることを求めるなら、神様は私たちを祝福してくださいます。
そして、必要を満たしてくださると約束してくださっています。
信じて従うかどうかは、私たちの決めることです。
信じる者は、信じたとおりの恵みを受け取ります。
多く信じるものは多くを受け取けとり、少なく信じるものは少なく受け取るのだと思います。

主よ。明日のことを心配するなと教えられた主のみことばに従うことができますように。
心配することが問題を解決するのではないことを理解し、すべてをご存知で助けて下さる主を信頼して歩ませてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

199.「私をあなたの御前から、投げ捨てず、あなたの聖霊を、私から取り去らないでください。」(詩篇51篇11節)
*黙想と祈り
聖霊なる神様は私たちのためにいつもとりなしていてくださいます。私たちの唯一の助け主です。「父なる神様。あなたのあわれみのゆえに日ごとに私たちをあなたとの親しい交わりに導いてくださり、心から感謝いたします。」

200.この詩篇は、前の詩篇の結びの節と同じことばで始まるが、32篇のような個人体験の記録ではなく、礼拝の讃歌である。主のみことば、みわざ、御旨は真実で、正しく、聖、かつ公平である。そのことがわかると、しぜんに主への恐れと礼拝の心がわき起こってくる。そして人類本来の目的は、主を恐れることである。この世に住むすべての者は、主の力と主のみわざの不変性とに恐れの心を持たなければならない。人間存在の全パノラマは、神の決定的な意図と予知によって決っているクライマックスに間違いなく到達する一連の事象である。そのために、神はあらかじめ選ばれる。だからこの世界には、独断的な、また気まぐれなものは何一つとして存在しない。それは、すべての人に適用できる原理で、一口に言って、神の真実という原理である。(詩篇33篇)

201.知ることだけでは十分ではない。それを使わなくてはいけない。やる気だけでは十分ではない。実行しなくてはいけない。(ゲーテ)

202.かなしみを/あたためあつて/あるいてゆこう 「坂村真民(仏教詩人)」

203.
Do you love your enemies? Yes, all three of them - gamble, women and liquor.
あなたはあなたの敵を愛しますか? はい、三つとも:ギャンブル、おんな、酒。

204.俺は犯罪者を叩き潰すため、なんだってやってきた。奴らを見逃すことだけは断じてあってはならん。(映画 逆転裁判より)

205.明確な答えはない。英国の作家、日本の作家であるということがどんな意味を持つのか分からない。自分のことはいつもただの(ひとりの)作家だと思っている。<カズオ・イシグロ>

206.
神が何を望んでおられるか知りたいなら、遠慮なく、直接尋ねなさい。
神は喜んで教えてくださいます。願い求める人には、神はいつでも惜しみなく、あふれるばかりの知恵を授けてくださるからです。そのことで、決してとがめたりはなさいません。
(ヤコブ1:5)

But if any of you lacks wisdom, let him ask of God, who gives to all generously and without reproach, and it will be given to him.
(James 1:5)

所感と祈り:
神様は、私たちが自分本位の思いからではなく、御心を尋ね求め、その思いに沿いたい気持ちで願い求める者を喜んでくださり、その願いに応えてくださいます。
心に願い求める思いが御心に沿う人は幸いです。
その人は、神様がその思いをかなえてくださいます。
神様が良くしてくださるので、自分の思いを超えて、事が成し遂げられます。
そして、そのような人は、その成果について主に感謝し、神様に栄光をかえすので、さらに豊かな祝福を受けます。
偶然に思えるような出来事でさえ、主は、それらを織りなすようにして最善へと導いてくださいます。

主よ。自分の弱さを認め、主の御力、知恵を願い求める者を、主は喜んでくださり、必要な助けを与えてくださることを感謝します。
主の御心に沿った歩みへと導き、祝福してください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

207.「主を恐れることはいのちの泉、死のわなからのがれさせる。」(箴言14章27節)
*黙想と祈り
主を恐れて生きるのは、どこまでも必要なことです。私たちがおごり高ぶって滅びることのないためです。「主なる神様。私たちがあなたを恐れ敬い、傲慢の罪から守られますように助けていてください。」

208.人間は正しくあってこそ、幸せになれる。「マルクス・アウレリウス(ローマ皇帝)」

209.
奢則不孫、儉則固、與其不孫也寧固。
(論語、述而第七)
奢れば則ち不孫、倹なれば則ち固(いや)し。其の不孫ならんよりは寧ろ固しかれ。
「ぜいたくになれば尊大になり、倹約すれば頑固になる。でも尊大より頑固のほうがよい。」

210.
I don’t think of work as work and play as play. It’s all living.
- Richard Branson
【訳】 私は仕事を仕事としてとらえないし、遊びを遊びとしてとらえない。すべてが、生きるということなんだ。
<リチャード・ブランソン: 1950年〜。イギリスの実業家で、ヴァージン・グループの創設者。>

211.
Reality can destroy the dream; why shouldn't the dream destroy reality?
- George Moore
【訳】 現実が夢を壊してしまうことがあるわけだから、夢が現実を壊してしまうこともありだね。
<ジョージ・ムーア: 1852〜1933年。アイルランド の小説家。>

212.
平和をつくり出す人は幸いです。そういう人は神の子どもと呼ばれるからです。
(マタイ5:9)

“Blessed are the peacemakers, for they shall be called sons of God.
(Matthew 5:9)

所感と祈り:
私たちが愛し合うことによって、神の家族であることが示されます。
互いの人格を認め、尊重し、自分とは異なる価値観や認識をもった相手であることを受容し、赦し合うことができますように。
価値観の相違があれば、物事の受け止め方、感じ方も異なります。
意見の違いがあることは当然のことです。
責めるよりも、理解に努める忍耐を持つことができますように。

穏やかに答えれば相手の心を静め、
激しいことばでやり返すとけんかになります。(箴言15:1)

主よ。あなたが人を愛するその愛で、人を愛することができますように。
あなたが赦してくださったように人を赦すことができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

213.「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。」(ローマ人への手紙10章9節)
*黙想と祈り
イエスさまを主とするまことの信仰は、私たちを救いへと導きます。「父なる神様。私たちの口をきよめていつもあなたが主であると告白することができますようにお守りください。」

214.苦悩を訴える悲痛な叫びは、おそらくダビデがサウル王の追跡を受けていた時のものであろう。そして、これはダビデが眠っているサウル王のいのちを奪わないでおいたあのエン・ゲディの洞穴における経験から生まれ出たものであろう(第一サムエル24)。当時ダビデの心の乱れていた。それは、サウル王の宮廷にいる自分の敵、王の性格の不安定、恐ろしいほどの忘恩、憎しみなどのためであった。敵に対するさばきを求めるこの祈りは、サウルに対する悪意の表われではなく、真の正義を示してくださいという嘆願なのである。この詩篇は三部に分かれるが、いずれも救いに対する感謝で終わっている。暴力からの力強い救いを求める祈り(1〜10)、不正からの速やかな救いを求める議論(11〜18)、無罪の宣告を求める訴え(19〜28)。(詩篇35篇)

215.私は常々、「心を磨く」、あるいは「心を高める」ということが、生きる上で最も大切であるといってきた。「稲盛和夫(京セラ名誉会長)」

216.「君は、小さいときサンタクロースを信じ、大人になっては神を信じるんだ」「そして君は、いつも想像力の不足になやむんだ」(野いちご)

217.
「倚(よ)りかからず」 茨城のり子
もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくはない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある

倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ
(『倚(よ)りかからず』茨城のり子 ちくま文庫より)

218.
「求めない」 加島祥造
求めない―
すると
心が静かになる

求めない―
すると
心が広くなる

求めない―
すると
心が澄んでくる

求めない―
すると
心に平和がひろがる

求めない―
すると
待つことを知るようになる

求めない―
すると
自立した自分がいる

求めない―
すると
ひとから自由になる

求めない―
すると
君に求めているひとは去ってゆく

求めない―
すると
君に求めないひとは君とともにいる

求めない―
すると
なにを考えているのだ
とひとは聞く

君はただ笑っていればいい!

求めない―
すると
心が空に向かって開く
(『求めない』加島祥造 小学館文庫より抜粋)

219.
自分のことばかり考えてはいけません。他の人を思いやり、何がその人にとって最善か、よく考えなさい。
(1コリント10:24)

Let no one seek his own good, but that of his neighbor.
(1 Corinthians 10:24)

所感と祈り:
問題を解決するときには、神様の知恵が与えられるように願い求める必要があります。
特にその相手が人の場合には、なおさらです。
人の心が絡むときは、一筋縄ではいきません。
自分が耐えられないような無理をしてはいけないし、自分の利益だけを考えてもうまくいきません。
自分の状況や思いを伝えなければいけませんし、相手への理解を示すことも必要です。
互いに自分の状況を理解し合い、双方にとって最善な解決へと導いていただくことが大切なのだと思います。
神様は、最高の知恵を持ったお方です。そしてすべての問題の解決の鍵を握っておられます。

主よ。困難な問題に直面している兄弟姉妹に解決をお与えください。
最善の解決方法を主はご存知です。
その知恵をお与えください。
私たちには先のことはわかりませんが、主の御心にかなった次の一歩を踏み出すことはできます。
御心を尋ね求める者には、それを明らかにして下さる約束を受け取らせてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

220.「アブラハムは近づいて申し上げた。『あなたはほんとうに、正しい者を、悪い者といっしょに滅ぼし尽くされるのですか。』」創世記18章23節
*黙想と祈り
アブラハムの執拗なとりなしの祈りを神様は受け入れ、聞き届けられました。「父なる神様。一人の人の救いのために私たちもアブラハムのようにあきらめずに祈る者でありますように助けていてください。」

221.この詩篇の中心主題は、神の恵みである(5、7、10)。それとの鋭い対照をもって悪人の様子が描かれている(1〜4)。自己欺まんに陥っている罪人の哲学を素描したのち、その生活の現実の様子が述べられている。しかし悪には限界がある。続いて神の偉大さについて語っている(5〜9)。神の属性については、ことばで十分に表現することは不可能である。その偉大さは、量的なものではなく、むしろ質的なものであり、頭でいくら考えても考えきれるものではない。そこで神と人間との関係を、親の保護とか渇きをうるおすという身近なものによって描いている。この詩篇は、救いを求める祈りと、悪人どもの壊滅を信じる信仰による確信を述べて終わっている(10〜12)。(詩篇36篇)

222.
The wall in our apartment are so thin that whenever my wife slices onions the people next door cry.
我々のアパートの壁は非常に薄いので、妻が玉ねぎを刻む時は隣の部屋の人はいつでも泣きます。

223.皆が驚くことをしたいね。楽しく生きて行くためにね。(マーク・ザッカーバーグ アメリカのプログラマ・実業家)

224.あやまるということは、何の役にも立ちませんね。特に、自分が何もしていないときに罪の意識を感じるのは、具合のわるいものです。むかし学校で先生の机から物が紛失したとき『盗んだのは誰ですか?』といわれて、もちろんぼくだという気がしました。でも、じっさいは何が盗まれたかも知らなかったのです。(審判)

225.出し惜しみ、骨惜しみ、負け惜しみをしない。「横田尚哉(ファンクショナル・アプローチ研究所社長)」

226.成功を喜び、失敗の中にユーモアを見出しなさい。あまり真剣に考えてはいけない。リラックスしなさい。そうすればまわりの人すべてがリラックスするだろう。楽しみなさい。いつも熱意を示しなさい。(サム・ウォルトン)

227.
ですから私たちは、今見えるもの、すなわち身の回りの苦しみには目をとめません。
むしろ、今は見えない天にある喜びを望み見ているのです。苦しみは、やがて消え去ります。
しかし、その喜びは永遠に続くのです。
(2コリント4:18)

while we look not at the things which are seen, but at the things which are not seen;
for the things which are seen are temporal, but the things which are not seen are eternal.
(2 Corinthians 4:18)

所感と祈り:
この世では、さまざまな問題に出会います。
時には、耐えられないと思えるほどの苦しみを味わうこともあることでしょう。
そして、その中に置かれていると、それがいつまでも続くような錯覚に陥ることがあります。
しかし、そうではありません。それらには必ず終わりが来ます。
いつかは必ずその苦しみから解放されるのです。
どのような問題に取り囲まれたとしても、その問題は私たちと神様との間に割り込むことはできません。
いつもどのような時も神様の御手の中に置かれており、神様の愛が私たちを包み込み、守ってくださっています。
何ものもその愛から私たちを引き離すことはできません。
神様に愛され、神様がいつも共におられることを思い起こすことができますように。

主よ。私たちが弱っているとき、主が背負ってくださることを感謝します。
一番近くにおられるのが、すべてにまさる主であることを感謝します。
試練の中にある兄弟姉妹の心が折れないように、支えてください。
そばにおられる主の御腕を感じることができますように。
https://youtu.be/HDKoaFfrzw4
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

228.「イエスはこれを聞いて言われた。『医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。』」(マタイによる福音書9章12節)
*黙想と祈り
私たちには必ず弱さや傷があります。ないと思うならば、それこそ深い傷です。「父なる神様。あなたはご自身のもとに近づく者を決してお見捨てになることはありません。心から感謝いたします。」

229.この詩篇の作者は、悪しき者の繁栄と勢力とによって、たしかに心を乱されたのだが、これは真の価値関係の一時的転倒にすぎないものだと信じている。悪しき者の繁栄についての黙想のこの詩篇は四部に分けられる。人生問題に対する正しい態度を定義し(1〜8)、次に、作者の心底にある信仰を分析し(9〜21)、さらに、彼の信仰とあかしが述べられて、人生の最も重大な問題である主のご性格に注意が向けられる(22〜33)。最後に、主に対して、しっかりと心を向け、生活を主の道からそらしてはならないとの勧めのことばが述べられている(34〜40)。そうすれば、悪しき者の破滅を必ずや目撃することができる。これは、一個人を満足させるための事柄ではなく、人生の道徳的基礎の要請なのである。(詩篇37篇)

230.晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ。(吉川 英治)

231.苦労もせずに得たものというのは、すぐ失われてしまう。「木下宗昭(佐川印刷会長)」

232.幸せは探しても見つからない。それは考え方だから。

233.60点主義で即決せよ。決断はタイムリーになせ。決めるべきときに決めないのは度しがたい失敗だ。(土光 敏夫 実業家)

234.全く最低に汚ねえ・・・・・(勝手にしやがれ)

235.
「一つおとりよ」
ピエール、マッチをすって手のひらの上のガラス玉を照らして見せる。
「お星さまのかけらだ。空から落ちたんだよ」
(シベールの日曜日)

236.
神にも人にも喜ばれ、
正しい判断力と英知を得たいなら、
とことん主に信頼しなさい。
決して自分に頼ってはいけません。
(箴言3:4ー5)

So you will find favor and good repute
In the sight of God and man.
Trust in the Lord with all your heart
And do not lean on your own understanding.
(Proverbs 3:4-5)

所感と祈り:
この自然界を見る時、人知を遥かに超えた神様の知恵を見ることができます。
技術力の進んだこの時代においても、人が作り得ない美しさと素晴らしさがそこにあります。
その偉大な神様が私たちに知恵を与えてくださいます。
小さな自分の力に頼るのではなく、無尽蔵の知恵と力を持っておられる神様に信頼するようにと教えられています。
信頼する者に神様は応えてくださいます。
とことん信頼するとはどういうことなのかを悟ることができますように。

主よ。すべての問題について、主からの判断力をいただいて対処することができますように。
主が知恵と力を与えてくださることを信じます。
また人の心を動かし、状況をも変えてくださることを信じます。
どうぞ、最善へとお導きください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

237.「イエスはまた彼らに語って言われた。『わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。』」(ヨハネの福音書8章12節)
*黙想と祈り
イエスさまは、この世のやみの中を、また心のやみの中をも照らされるまことの光です。「父なる神様。あなたに従う者にいのちの光を与えてくださるというすばらしい約束を心から感謝いたします。」

238.神の助けを求めるこの祈りは、肉体的、道徳的な鋭い苦痛に迫られてささげられたものである。1〜8節にしるされているこまかい描写は、比喩かもしれないが、この諸説の中に見られる強い個人的な体験の要素は、何か重い病気を思わせる。ヨブの場合のように、大きな苦痛がおそってきたのであろう。この詩篇は、まず作者の今までの経験から、主が今自分に対してとっておられる態度は、怒りと不快の態度であると推論し、罪から起こる不安と動揺を覚える(1〜11)。続いて、彼は神に帰る決意をし(12〜17)、最後に自分の罪を認め、これこそ彼の悲しみと心労の原因であったことを認める。にもかかわらず、彼の信仰はまだ輝かしい勝利の確信にまでは達せずとも、積極的に主にゆだねている態度を見る。(詩篇38篇)

239.仕事に興味を持つと人生の楽しみが二倍になる。起きている時間の約半分は仕事をしているのだから、仕事が楽しくなくなれば、人生は不幸になる。(デール・カーネギー)

240.大きな夢に沿って一つひとつ実績を積み重ねていく過程が、その夢に対する思いをますます強いものにしていく。「根岸英一(米パデュー大学特別教授/ノーベル化学賞受賞)」

241.自分が変わっていったら、結果として周囲が変わっていくんや。(笑福亭 鶴瓶 落語家)

242.ときどき、夜中にこの静けさが私にのしかかってくる。平和って何て恐ろしいんだろう。(甘い生活)

243.
ある晩、男が夢をみていた。
夢の中で彼は、神と並んで浜辺を歩いているのだった。
そして空の向こうには、彼のこれまでの人生が映し出されては消えていった。
どの場面でも、砂の上にはふたりの足跡が残されていた。 ひとつは彼自身のもの、もうひとつは神のものだった。
人生のつい先ほどの場面が目の前から消えていくと、彼はふりかえり、砂の上の足跡を眺めた。
すると彼の人生の道程には、ひとりの足跡しか残っていない場所が、いくつもあるのだった。
しかもそれは、彼の人生の中でも、特につらく、悲しいときに起きているのだった。
すっかり悩んでしまった彼は、神にそのことをたずねてみた。
「神よ、私があなたに従って生きると決めたとき、あなたはずっと私とともに歩いてくださるとおっしゃられた。
しかし、私の人生のもっとも困難なときには、いつもひとりの足跡しか残っていないではありませんか。
私が一番にあなたを必要としたときに、なぜあなたは私を見捨てられたのですか」
神は答えられた。 「わが子よ。 私の大切な子供よ。 私はあなたを愛している。 私はあなたを見捨てはしない。
あなたの試練と苦しみのときに、ひとりの足跡しか残されていないのは、その時はわたしがあなたを背負って歩いていたのだ。」

244.【アメリカのジョーク】

<< The Picture >>

 George had responded to a call from his attorney,
 insisting that they meet at once.
 He arrived at his lawyer's firm, and was ushered into his
 office.

 "Do you want the bad news first or the terrible news?"
 the lawyer asked.
 "Well, if those are my choices, I guess I'll take the bad
 news first."
 "Your wife found a picture worth a half-million dollars."
 "That's the bad news?" George was stunned? "If you call
 that bad, I can't wait to hear the terrible news."
 "The terrible news is that it's of you and your secretary."

<< 写真 >>

 ジョージは、彼の弁護士からの電話で、一度会うことを、お願い
 されました。
 彼は、彼の弁護士事務所に着いて、事務所に案内されました。

 「あなたは、悪いニュースとひどいニュースどちらを先に聞きた
 いですか?」
 「じゃー、悪いニュースからお願いします」
 「あなたの奥さんが、50万ドル相当の写真を見つけたのです」
 「それが悪いニュース?」ジョージは、あぜんとしました。
 「もし、それを悪いニュースと呼ぶなら、ひどいニュースも聞き
 たいですね」
 「ひどいニュースは、それが、あなたとあなたの秘書のものだと
 いうことです。」

245.
何をするにも、主を第一にしなさい。
主がどうすればよいか教えてくださり、
それを成功させてくださいます。
(箴言3:6)

In all your ways acknowledge Him,
And He will make your paths straight.
(Proverbs 3:6)

所感と祈り:
神様は私たちのそれぞれの人生を導いてくださるお方です。
何をするにも、神様に語りかけ、神様のお導きを慕い求める者は幸いです。
教えだけを示して私たちがそれに従うのを遠くから見ておられるようなお方ではなく、私たちが慕い求める時、私たちに関わってくださるのです。
そして私たちの必要に対して、備えをしてくださるお方です。
さまざまな問題を通しても、私たちの信仰を練り上げ、最善へと導いてくださいます。

主よ。あなたとの親密な交わりを通して筋金入りのクリスチャンにならせてください。
いつでもどこでも主を認める心をお与えください。
主のうちにあるときに、私たちのうちに平安があり、幸いがあることを感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

246.「主は仰せられる。『悩む人が踏みにじられ、貧しい人が嘆くから、今、わたしは立ち上がる。わたしは彼を、その求める救いに入れよう。』」(詩篇12篇5節)
*黙想と祈り
神様はいつも弱い者、貧しい者を顧みられます。どこまでも深い愛です。「父なる神様。今日もあなたの愛によって生かされていることを感謝いたします。救いの恵みに感謝して歩む一日としてください。」

247.この詩篇は38:13〜14の展開である。嘆きの原因は、個人的な災いよりももっと深いところにある。人生の正しい理想、強烈で屈辱的な経験、鋭い反省、内省の期待、苦悩の軽減についての絶望は、すべてヨブの場合にひとしいものである。作者は、まず自分の感情を抑圧し、悪人の繁栄についてかれこれ言うことをやめようと決意した(1〜3)。しかし感情の抑圧は、心理的爆発を起こさずにはいず、自分を制することができなかった(4〜6)。この爆発はヨブの場合とは違う。しかし、作者が重々しく耐え忍ぶつもりでいた気分は、もっと積極的、活動的な気分へと転じる(7〜11)。そして最後に、祈りをもって終わっている(12〜13)。これがやはり解答なのである。(詩篇39篇)

248.幸福な人生を歩んでいる人は、言葉の使い方を知っています。言葉は選んで使いなさい。言葉の選択一つで、人生は明るくも暗くもなるのです。(ジョセフ・マーフィー イギリスの宗教者・作家)

249.
Of a molehill he makes a mountain.
(モグラ塚から山をつくる)
「針小棒大(しんしょうぼうだい)」
<その他の類似表現>
To make a mountain (out) of a molehill.
To make an elephant (out) of a fly.

250.
Every man has three characters: that which he shows, that which he has, and that which he thinks he has.
-- Alphonse Karr
誰もが3つの性格を持っている。一つは、表に表れる性格、もう一つは、実際に備わっている性格、そしてもう一つは、備わっていると思っている性格である。

251.いま目の前にある仕事、環境、知識を最大限生かした人が必ず成功者になる。「佐々木隆(ジェイティービー相談役)」

252.私は人間の不幸は只一つのことから起るものだということを知った。それは部屋の中で休息できないということである。(柔らかい肌)

253.一切の人生の果実は、その人が蒔いた種子のとおり表現してくる。(中村 天風)

254.
あなたがたは、神の力強い御手の下で自分を低くしていなさい。
ちょうどよい時に、神はあなたがたを高く引き上げてくださるでしょう。
(1ペテロ5:6)

Therefore humble yourselves under the mighty hand of God, that He may exalt you at the proper time,
(1 Peter 5:6)

所感と祈り:
高慢な人は、その高ぶりによって神様からも人からも自分の評価を下げています。
素晴らしいと思っているのは自分だけです。
謙遜な人は、その品格が認められ、尊敬されます。
神様が良くしてくださることほど素晴らしいことはありません。
私たちの最善をご存知のお方が、そのようにしてくださるからです。
恵みを受けた私たちは、神様のなさることは時にかなって美しい、と神様をほめたたえます。

主よ。最高のお方によって、導かれ、守られ、恵みが注がれるとは、私たちはなんと幸いなことでしょう。
いつも感謝をもって、主をほめたたえます。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

255.「怒りをおそくする者は英知を増し、気の短い者は愚かさを増す。」(箴言14章29節)
*黙想と祈り
怒りや短気は私たちの心によいものを蒔きません。自分の心を見張りましょう。「父なる神様。私たちの心が怒りに支配されそうになるときには、あなたの忍耐を思い起こさせてくださいますようにお守りください。」

256.この詩篇に映し出されているいくたの対比的な気分は、サムエル記第一の終わりの部分に述べられている諸状況からきているのかもしれない。ツィケラダの滅亡を嘆く嘆き(第一サムエル30:4〜6)、アマレクのあっけない敗北(同16〜20)、ギルボアにおけるペリシテ人の勝利と、ダビデにとってひじょうにかかわりあいのあるサウル王の死の報告、これらはみんなほんの3、4日のうちに起こった出来事であった(第二サムエル1:1〜2)。ダビデはひじょうな困難の中にあって耐え忍んできた。しかし今や、神は彼のために働かれた。そして彼は自分のために大いなることをなされた神に、ほかの人々もより頼むことを願っている。ダビデは神の御前に出て、また神に祈っている。再び敵にとり囲まれ、過去の罪に苦しめられる。その中で、彼は神に向かって祈っている。(詩篇40篇)

257.自分は生きている値打ちのない人間だとまで思った。思い悩んだ末に考え付いたのが「儲けようと考えたのがいけない」ということだった。自分は儲けなくてもいいから、この世のために少しでもできるだけのことをしようという奉仕の心だった。(堤 康次郎)

258.縁を重んじ/徳を積めば/運は開ける/焦らず驕らず/軸をぶらさず 「福地敏行(日本アイ・ビー・エム取締役専務執行役員)」

259.
Many a poor husband was once a rich bachelor.
多くの貧しい夫はかってはリッチな独身であった。

260.
 「お前にもチャンスは来る。その時、事態は一変するわ」
 『いつ変わるの?』
 「期待するのをやめたときかしら」
                 (映画 夢のチョコレート工場より)

261.ユリシーズは妻の所に戻りたくなかった。だからトロイ戦争をした。帰りたくないから戦争を引きのばしたのだ。(軽蔑)

262.死にそうになるほど辛いことも乗り越えれば、あなたをずっと強くする。<フリードリヒ・ニーチェ>

263.
最後に、次のように書いて、筆を置きます。
喜びなさい。健全に成長しなさい。互いに励まし合いなさい。互いに仲良くし、平和を保ちなさい。そうすれば、愛と平和の神があなたがたと共にいてくださいます。
(2コリント13:11)

Finally, brethren, rejoice, be made complete, be comforted, be like-minded, live in peace;
and the God of love and peace will be with you.
(2 Corinthians 13:11)

所感と祈り:
神様に喜ばれる私たちのあり方が示されています。
救われた恵みを喜び、ともに感謝をささげるものでありますように。
神様に喜ばれることが何なのかを知り、教えに従って忠実な信仰者として成長できますように。
互いに人格や品性が磨かれ、心からの真実をもって、互いに励まし合い、支え合うことができますように。
互いに考え方や感じ方の違いはあっても、赦し合い、認め合い、穏やかな気持ちでいられますように。
神様が私たちを愛してくださっているように、そのままで互いに愛し合うことができますように。
そのような私たちの交わりの中に、神様が共におられます。

主よ。さまざまな問題があっても、主の御前に静まることができる幸いを覚え感謝します。
どうぞ、この心を主がご支配くださいますように。
この思いをきよめ、引き上げてくださいますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

264.「『主の御名を呼び求める者は、だれでも救われる。』のです。」(ローマ人への手紙10章13節)
*黙想と祈り
私たちは心の底から「だれでも」と思っているでしょうか。確かに神様は、私をも救われたのです。「父なる神様。あなたの御名を賛美します。あなたの尊い救いの恵みにあずかることができて心から感謝いたします。」

265.ダビデは、弱い人を顧みる者を、神は必ず祝福してくださるということを確信しながら、この詩篇を始めている。神はこのような人々を死から、また彼らの敵から守ってくださり、さらに、彼らの病気の時にはともにいてくださる。ついで、ダビデ自身病気になり、彼の敵は彼が回復しないように望んでいることを述べている。しかし敵ばかりか、彼の最も親しい友までも彼を裏切った(9)。これはアブシャロムの謀反に加わって彼にそむいた彼の議官アヒトフェルのことであろう(第二サムエル15:12、31)。しかし同時に、主を裏切ったユダへの預言でもある(ヨハネ12:18)。それから、ダビデは決して誤ることなく、失望を与えられないお方に目を向けている。神がとこしえに彼を御前に置かれるなら、彼の敵に何ができようか。(詩篇41篇)

266.年をとるほどに、私はいよいよ自らの人間の乏しさを感じるが、しかし、命のある限りは、やはり祈りをこめてなんとか自らの人間の味つけに燃え続けたいと思うのである。「平澤興(京都大学元総長)」

267.「昔、パリ音楽院の学生だったの。一流のピアニストを目ざして・・・・・ショパン・・・・・ドッビュッシー、初めてのリサイタルの夜、ピアノの蓋が手に落ちてきて、指が三本だめになって・・・・・夢がこわれたわ。あとは私と、この犬さえ食べていくのに、やっとでした」(あなただけ今晩は)

268.【アメリカのジョーク】

<< Special Gloves >>

 One day on the job I noticed some customers had been
 waiting for service in the ice cream section for a while.

 Even though it wasn't my job, I went over and helped them.
 First I washed my hands and then put on plastic gloves.

 The young girls looked at me and one spoke out,
 “You don't pick your nose with those gloves do you?”

 I glared at her and quickly responded,
 “No, I have different gloves for that.
 I wipe my ass with these!”

<< 特別な手袋 >>

 ある日、仕事で、お客さんがしばらく、アイスクリームのところ
 で、待っているのに気づきました。

 それは、私の仕事ではなかったのですが、私は、そちらに行って
 彼らを手伝いました。
 最初に、手を洗って、ビニールの手袋をつけました。
 
 若い女の子が私を見て、しゃべりました。
 「その手袋をはいて、鼻をほじってないでしょうね」

 私は、彼女をにらみつけて、すぐに返事をしました。
 「そんなことはないよ、鼻をほじる時のために、別の手袋を持っ
 てるんだよ。それでは、お尻もふくんだよ」

269.
君者舟也、庶人者水也。
水則載舟、水則覆舟。
(荀子、王制篇第九)
君なる者は舟なり。庶人なる者は水なり。
水は則ち舟を載せ、水は則ち舟を覆す。

270.
I’ve learned that people will forget what you said, people will forget what you did, but people will never forget how you made them feel.
- Maya Angelou
【訳】 人は、あなたが言ったことやあなたがしたことは忘れるだろうけど、あなたがその人をどんな気持ちにさせたかということは決して忘れないものよ。
<マヤ・アンジェロウ:1928年〜2014年。米国の詩人、歌手、女優。>

271.
One of the symptoms of an approaching nervous breakdown is the belief that one's work is terribly important.
- Bertrand Russell
【訳】 ノイローゼになりやすいの兆候の一つは、自分の仕事が非常に大切なものだと信じきってしまっていることだね。
<バートランド・ラッセル: 1872〜1970年。イギリスの数学者、哲学者。ノーベル文学賞受賞。>

272.
アブラハムが九十九歳になったとき、主が彼に現れました。
「わたしは全能の神である。私の命令に従って正しく生きなさい。
(創世記17:1)

Now when Abram was ninety-nine years old, the Lord appeared to Abram and said to him,
“I am God Almighty;
Walk before Me, and be blameless.
(Genesis 17:1)

所感と祈り:
神様は、九十九歳のアブラハムに神様に従って正しく生きることを期待して語られました。
神様にとって、私たちが御前で生き、用いられるために、九十九歳は遅すぎではないということです。
神様が用いて下さるなら、肉体の衰えも置かれている状況も問題にはならないのだと思います。
神様が私たちを用いて成し遂げてくださいます。
私たちに必要なのは、約束を握り、信じて疑わない信仰です。

主よ。私たちは自分の弱さや限界の前に、自分勝手な線引きをしてしいます。
しかし主は、「わたしは全能の神である」と語られました。
私たちにできなくても、主はおできになります。
そして主が私たちを用いてくださるのなら不可能が可能に変わることを信じます。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

273.「しかし彼はためらっていた。すると、その人たちは彼の手と彼の妻の手と、ふたりの娘の手をつかんだ。−主の彼に対するあわれみによる。そして彼らを連れ出し、町の外に置いた。」(創世記19章16節)
*黙想と祈り
ロトはソドムの町を後にすることをためらいました。しかし、滅びの時は刻々と近づいていたのです。「父なる神様。自分の身と心がどのような状態に置かれているかをいつも省み、必要な時には軌道修正することができますようにお守りください。」

274.鹿は全く疲れきっており、渇きのためにあえいでいる。作者はその中に、自分の姿を見る。彼は神をしたいあえいで、ほとんど死ぬばかりである。私たちはこれほど真実に神を求めているだろうか。この渇きと対照的に、彼は多くの人とともに、祭りの日に、神の家へ行った時の喜びを回想している。同様に、救いを受けた人々とともに、神にお会いするために教会に行くことを私たちは本当に喜んでいるだろうか。「おまえの神はどこにいるのか」と問いながら、ののしっている敵に囲まれたこの孤独な人の姿に注意せよ。しかし再び転じて、彼は自分の魂に「神を待ち望め」と挑んでいる。このような人は、必ず暗黒を通りぬけて、神の御顔の光の中にはいる。「神を待ち望む」ことこそ、困難の中にあって、勝利を得る秘訣である。(詩篇42篇)

275.教えを学ぶことによって道を知り、その道に沿っていくことで人間として完成に近づいていく。「伊與田覚(論語普及会学監)」

276.墓場は、いちばん安上がりの宿屋である。(ラングストン・ヒューズ)

277.
アブラムは主を信じました。主はアブラムの信仰を義と認めました。
(創世記15:6)

Then he believed in the Lord; and He reckoned it to him as righteousness.
(Genesis 15:6)

所感と祈り:
アブラムは、神様から約束を示されたとき、それは、彼の現状から考えると起こり得ないようなことでした。
その状況の中で、彼は神様のことばを信じました。
その信仰によって彼は義と認められ、約束は彼のものとなりました。
神様は、彼の信仰のゆえに祝福してくださったのでした。
私たちにも同様にたくさんの約束が示されています。
それを信じる者は幸いです。
その約束を受け取ることができます。

主よ。どうしてそのようなことが起こりましょうかと思えるような状況であっても、主からの約束を受け取らせてください。
現状を見て失望するのではなく、信仰によって、その先にある約束の結実を見させてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

278.「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。」(マタイの福音書9章37,38節)
*黙想と祈り
収穫は多いのです。それを見ることができるように目を開いていただきましょう。「父なる神様。あなたがご覧になるように収穫を確信して祈り労する者にしてください。」

279.作者は、神が自分を助けに来られるのに、なぜこんなに長く手間どっておられるように見えるのか理解できずに、困惑している。ほかの誰も自分を助けえないことを、彼ははっきり知っている。そこで、彼は神に再び以前の幸福な交わりを許してくださるように嘆願する。4節で、彼は神を礼拝するほかの人たちと一緒にエルサレムにいる自分を回想してみる。救い主をよく知れば知るほど、この詩篇の作者のように、単純に神に近づかなければならないことを痛感するようになる。主は私たちのすべての喜びの源なのだから。彼は落胆の必要のないことを思い起こさせている。神を待ち望み、神の光とその真理によって導かれる者は、決して失望の道に陥ることはない。主の導きは、抽象的なものではなく、人格的なものであり、主の聖さに導くものである。(詩篇43篇)

280.歴史を学ぶと、我々が歴史から学んでいないことが分かる。(ヘーゲル)

281.柔道を学ぶことは、ただ勝って結果を出すことではなく、人のお役に立つことを学ぶことである。「古賀稔彦(柔道家)」

282.
Her figure? She looks more like a bottle of milk than a bottle of coke.
彼女のスタイル?彼女はどちらかというとコークのボトルというよりミルクのボトルのようだ。

283.一度剣を抜いた以上は、息が絶えるまで勝利を完全に手中に収めるまで剣を捨ててはならぬ。(ウィンストン・チャーチル イギリスの政治家)

284.
どっかへ走って ゆく汽車の
七十五セント ぶんの切符をください
どっかへ走って ゆく汽車の
七十五セントぶんの
切符をください ってんだ
どこへいくか なんて
知っちゃあいねえ
ただもう こっちから はなれてくんだ
(ラングストン・ヒューズ「七十五セントのブルース」)

285.
いらだってはいけません。主を待ち望みなさい。
主は必ず来てくださり、あなたを救ってくださいます。
勇気を出しなさい。主を待ち望みなさい。
主はきっとあなたを救ってくださいます。
(詩篇27:14)

Wait for the Lord;
Be strong and let your heart take courage;
Yes, wait for the Lord.
(Psalm 27:14)

所感と祈り:
神様は私たちが直面にしている問題をご存知です。
その中から私たちを救うことができます。
私たちはすぐにでもそれを解決したいと願いますが、神様は最善のタイミングまで、私たちに待たせます。
どのような問題をも神様はそれがなかったよりも良い結果になるようにとお導きになります。
そのようにして信仰が練り上げられ、待ち望んだ者だけが見ることのできる景色を見るのです。

主よ。私たちに最適な良いものを与えてくださることを感謝します。
弱った時に私たちを支えてくださることを感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

286.「そこでイエスは、その信じたユダヤ人たちに言われた。『もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。』」(ヨハネの福音書8章31節)
*黙想と祈り
とどまることは、時に力の必要なことです。私たちは力を尽くして神様のみことばにとどまるのです。「父なる神様。あなたのことばを日々の糧として歩み、豊かな実を結ぶ者としてくださいますように祈ります。」

287.この民族的讃美歌は、過去の勝利に対する感謝で始まり、災難と敗北のただ中での祈りで終わっている。神がわたしたちにしてくださった多くの大きな事を思い返し、記憶することは、いつも励ましとなる。カナン征服の物語は、新しい世代へと語り伝えられてきた。そして勝利のほまれは、いつも主のものなのである。未来と同様、現在についても、詩篇の作者はただ神だけに頼っている。しかし実際問題として、神はその民を見捨てられたかのように見えた。彼らは敗北し、諸国民の中に散らされた。作者はその理由がわからない。彼はとにかく神にすべてを語り、神を忘れなかった。そして神に祈り、大胆に救いを訴えている。神に祈り求めることこそ、難破しかかっている者が、まずしなければならないことなのである。(詩篇44篇)

288.あなたの才能ではなく あなたの態度があなたの高さを決めるのだ。(ジグ・ジグラー)

289.成功する人は、与えられた縁、人間関係、仕事、環境の中に、徹底して価値を見出していく力が強い。

290.人生に不満があるならば、ただ不平ばかり鳴らしていないで行動することだ。(ウエイン・ダイアー アメリカの心理学者)

291.俺達はきよらかな光の発見に心ざす身ではないのか。−−季節の上に死滅する人々から遠くはなれて。(ランボー「地獄の季節」)

292.【アメリカのジョーク】

<< Flying >>

 Four people were flying in an airplane. A priest, a boy
 scout, the smartest man in the world, and the pilot.

 Suddenly, the plane started to give trouble, and it looked
 as though they would have to jump out.
 However, there were only three parachutes.

 First, the pilot took one and said
 “I have a wife and kids! I can't die!”and jumped out.
 Then, the smartest man took one and said
 “I'm the smartest man, I can't die!” and jumped out.
 At last, the priest and the boy scout were left.
 “You take the last parachute, I am old” said the priest.

 And the boy scout replied,
 “Don't worry we can both have one! The smartest man
 in the world just jumped out of the plane with
 my backpack!”

<< 飛行 >>

 飛んでいる飛行機に4人がいました。僧侶、ボーイスカウト、
 世界で一番利口な人、そしてパイロット

 突然、飛行機は、故障し始めて、全員、飛び降りならなければ
 ならないような事態になった。
 しかし、パレシュートは3つだけ。

 最初に、パイロットがひとつ取って、言った。
 「私には、妻と子供がいる、死ねない」飛び降りました。
 世界で一番利口な人も一つ取り、言いました。
 「私は、利口な人間だ、死ぬわけにはいかない」飛び降りました。
 最後に、僧侶とボーイスカウトが残りました。
 僧侶は、「あなたがパレシュートをつけなさい。私は老人だ」と
 言いました。

 ボーイスカウトは言いました。
 「心配しないで、世界で一番利口な人は、ぼくのバックパックを
 持って飛び降りたのですよ」

293.
信仰とはいったい何でしょう。それは、望んでいることが必ずかなえられるという確信です。
また、何が起こるかわからない先にも、その望んでいることが必ず待っていると信じて疑わないことです。
(ヘブル11:1)

Now faith is the assurance of things hoped for, the conviction of things not seen.
(Hebrews 11:1)

所感と祈り:
現状を知って望んでいたこととのギャップにがっかりすることがあります。
そのような状況でもなお、望み続けるかどうかが、分かれ道です。
やっぱりだめかと考えるのでしょうか。それとも、さあこれからだと考えるのでしょうか。
神様は、望み続けることを喜んでくださるのだと思います。
現状に心を塞がれてしまうことがありませんように。
神様が私たちを心にかけてくださることを覚えていられますように。
どのような状況であっても、神様がともにおられることを悟ることができますように。

主よ。私たちの心が弱った時、どうぞ、強めてください。
望み続けることができますように。
折れない心をお与えください。
現状の向こうにある希望を見させてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

294.「あなたの救いの喜びを、私に返し、喜んで仕える霊が、私をささえますように。」(詩篇51篇12節)
*黙想と祈り
ダビデが罪を犯したときに、喜びが失われてしまいました。神様との交わりには喜びがあるのです。「父なる神様。御霊の実である喜びがいつも私の心を支配していますようにお守りください。」

295.これは、王のその花嫁の婚礼についての愛の歌である。作者は王である花婿を描いているが、彼の美しい容貌、戦場での勇気、王座の変わらないこと、また彼の花嫁の衣と彼の衣のすばらしさなどのことから、地上の王権を越えて、主ご自身を指していることがすぐわかる。それでは、花嫁とは誰のことであろうか。明らかに彼女は異国の王の娘である。しかし花婿が主のひな型なら、花嫁はたしかに教会のひな型であるはずだ。彼女は自分自身の民と彼女の父の家を忘れるように言われている。彼女は彼を離れることを決して望まないほどに、その夫と全く一体になるべきである。そのように、私たちの心は完全に主のものとならなければならない。また花嫁については、花婿から与えられた美しい衣についてだけ語られている。(詩篇45篇)

296.教育とは炎をもえあがらせることであって、入れ物をみたすことではない。(ソクラテス)

297.信用誠実に優る知恵はない。「吉田博一(エリーパワー社長)」

298.ただバカっつったって、ホントのバカじゃダメなんだからな。知性とパイオニア精神にあふれたバカになんなきゃいけないの。(赤塚 不二夫 漫画家)

299.
地球が二つに割れればいい
そして片方は洋行すればいい
すれば私はもう片方に腰掛けて
青空をばかりーー
(中原中也「この小児」)

300.
彼が神に受け入れられたのは、行いによるものでしょうか。もしそうなら、彼は誇ることができました。
しかし、神の目から見るとアブラハムには誇る理由など少しもありませんでした。
というのは聖書に、「アブラハムは神を信じた。それがアブラハムの義と認められた」(創世15:6)と書いてあるからです。
(ローマ4:2ー3)

For if Abraham was justified by works, he has something to boast about, but not before God.
For what does the Scripture say? “Abraham believed God, and it was credited to him as righteousness.”
(Romans 4:2-3)

所感と祈り:
アブラハムは何かを成し遂げたから神様に認められたのではなく、神様を信じたことで義と認められました。
救いは神様からの贈り物です。
贈り物が差し出されたならば、素直に受け取れば自分のものになります。
贈り物を分解して、それがどのような構造になっていて、どのような性質を持っているのかを分析機にかけて調べてから受け取ろうとすると、それは贈り物の形を失い、贈った人の心を踏みにじってしまうことでしょう。
贈られたそのままを受け取るのが贈った方にとっても贈られた方にとっても一番良いのは明白です。
神様の恵みを疑わず受け取る者は幸いです。
神様以上に信頼に値する方は存在しません。

主よ。信仰の器を大きく広げて受け取りたいと思います。
豊かな恵みを器いっぱいに満たしてくださることを感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

301.「寄るベのない者をしいたげる者は自分の造り主をそしり、貧しい者をあわれむ者は造り主を敬う。」(箴言14章31節)
*黙想と祈り
すべての人は神様によって造られました。神様はそのひとりひとりを尊い存在としてご覧になっています。「父なる神様。あなたの思いを私の思いとし、隣人を愛して歩む一日でありますように導いていてください。」

302.地震や洪水や民族的動乱や災難の危害から私たちを導き出す計画ともいうべき詩である。しかし、私たちは避け所である神をいと近くに持っているので、安全であり、恐れるべきものは何もない。神の都の中では、神がその中にいますので、すべてが平和である。また神の臨在は、川のようであり、その流れは元気の回復と平安とをもたらす。外からの嵐と、内側の恐れから守ってくださった私たちの唯一の避難所である神は、全宇宙の主であられる。神はその戦いを滅ぼし、また戦いをやめさせられる。あちこちに忙しく動きまわったり、私たちをおびやかすように見えるさまざまの危険について心を悩ます代わりに、静まって、神の強い御手が被造物界を支配しておられることを知るべきである。(詩篇46篇)

303.仕事を好きになったこと、会社を好きになったこと、そのことによって今日の私がある。「稲盛和夫(京セラ名誉会長)」

304.簡単なことを完璧にやる忍耐力の持ち主だけが、いつも困難なことを軽々とこなす熟練を身につける。(フリードリヒ・シラー ドイツの詩人・劇作家)

305.
Pardon all but thyself.
(自分以外のすべての人を許しなさい)
「己を責めて人を責むるな」

306.
Freedom is nothing else but a chance to be better.
-- Albert Camus
自由とは自分が成長する好機にほかならない。

307.
かの女は森の花ざかりに死んでいった。
かの女は余所にもっと青い森のあることを知っていた。
(ギイジャルルクロオ「花ざかりの森」)

308.賢く考えていながら愚かに行動してしまうのが人間の性だ。(アナトール・フランス)

309.
神はアブラハムに、「あなたに一人の男の子を授けよう。その子から多くの子孫が生まれ、偉大な民族となる」(創世15:5)と言われました。
この時アブラハムは、そんな約束はとうてい実現するとは思えなかったにもかかわらず、神を信じました。
(ローマ4:18)

In hope against hope he believed, so that he might become a father of many nations according to that which had been spoken, “So shall your descendants be.”
(Romans 4:18)

所感と祈り:
アブラハムは、望み得ない状況のときに信仰によって望みをいだきました。
神様はその信仰のとおりにしてくださいました。
神様が発せられたことばは、事を成し遂げます。
約束されたお方は、無から有を生み出すことのできるお方です。
私たちが可能かどうかを決めることではありません。
神様が与えてくださった約束なら、それは実現します。
現状がどのようなものであれ、神様にとって障害にはならないのです。

主よ。力強い御翼のうちに私たちを守り、導いてくださることを感謝します。
信仰によって望みをいだき、希望をもって歩むことができますように。
人にはできなくても、主にとっては不可能はないことを信じます。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

310.「そのように、信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。」(ローマ人への手紙10章17節)
*黙想と祈り
聖書のみことばの中にはすべての真理が記されています。それに耳を傾けるならば救いへと至るのです。「父なる神様。私たちに聖書をお与えくださり感謝します。多くの方がこのいのちのことばにふれることができますように助けてください。」

311.これは、主の主権について歌っている三つの詩篇(46〜48)の二番目のものだ。これはおそらくみな同じ事件について述べており、ともに旧約の預言の三本の糸ともいうべきメシヤ(救い主)、イスラエル、異邦人について述べている。メシヤは地にあまねく王であられ、イスラエルはこれをなしとげるために選ばれている。ここに全宇宙的メシヤ王国の画が示されている。5〜7節の第二段では、第一段の二つのおもな思想である神は、全世界の王であるということ、それゆえに神をたたえよということが強調されている。第三段は、第一段で予期されたことが実現されている。この詩篇は、私たちがキリストを私たちの生涯の主権者とし、そのことを認めるように要求している。(詩篇47篇)

312.何がしたいのか、どうありたいのか、自分の生きる道は何なのかを考え、その思いに実直に生きていくこと。「紀里谷和明(映画監督)」

313.
My wife and I have a joint account. I deposit and she draws it.
妻と私は共同口座を持っています。私が預け、彼女が引き出します。

314.君は凄い、自分の夢を実現した。(映画 はるかなる大地へより)

315.
あの青い空の波の音が聞こえるあたりに
何かとんでもないおとし物を
僕はしてきてしまったらしい
透明な過去の駅で
遺失物係の前に立ったら
僕は余計に悲しくなってしまった
(谷川俊太郎「かなしみ」)

316.人生で最も輝かしい時はいわゆる栄光の時ではなく、落胆や絶望の中で人生への挑戦と未来に成し遂げる展望が湧き上がるのを感じた時なのだ。(ギュスターヴ・フローベール)

317.高校の恩師が言っていたんですが、ボクシングは相手を踏みにじって、その上に自分が立つ。だから勝つ人間は、その責任が伴うんだと言われました。彼の分の責任を伴って、これからも戦いたい。<村田諒太>

318.【アメリカのジョーク】

<< LOST WIFE >>

 Two guys, one old and one young, are pushing their carts
 around the DIY Store when they collide.
 "Sorry about that" says the old guy to the young guy,
 "I'm looking for my wife, and I guess I wasn't paying
 attention to where I was going."

 The young guy says: "That's OK. It's a coincidence,
 but I'm looking for my wife, too. I can't find her and
 I'm getting a little desperate."

 The old guy says: "Well, maybe we can help each other.
 What does your wife look like?

 The young guy says: "Well, she is 27 years old, tall,
 with red hair, blue eyes, long legs, big boobs, and
 she's wearing a skimpy halter top and tight white shorts.
 What does your wife look like?"

 The old guy says:
 "Doesn't matter - let's look for yours."

<< 迷子の奥さん >>

 二人の男、一人は年配で、一人は若人が、DIYの店でカートを押
 していて、ぶつかってしまいました。
 「すいません」年配の男が、若い男に言いました。
 「私は、妻を捜しています。(店の中を)歩いているうちに見失
 ったのです。」

 若い男は言いました。「いいですよ、偶然ですから、でも、私は
 妻を捜していますが、見つかりません。すこし捨てばちになって
 いるとことです。」

 年配の男性が言います。「じゃ、お互い協力しましょう。あなた
 の奥さんはどんな感じですか?」

 若い男は、言います。「えーと、彼女は27歳、背が高く、赤い
 髪の毛、ブルーの目、長い足、大きな胸、ピッタリしたホールタ
 ー(ドレス)を着て、白いショートパンツを着ています。あなた
 の奥さんはどんな感じですか?」

 年配の男性は言います。「どうでもいいよ。あなたの奥さんを捜
 しに行こう!」

319.
彼はその信仰によって、百歳の自分がもう父親になれる年でないとも、また九十歳の妻サラが子どもを産めないとも思いませんでした。
(ローマ4:19)

Without becoming weak in faith he contemplated his own body, now as good as dead since he was about a hundred years old, and the deadness of Sarah’s womb;
(Romans 4:18)

所感と祈り:
アブラハムの信仰はなんと強く、揺るぎないことか。
どのようにしてそのような信仰が持てたのでしょう。
それも神様の恵みなのかもしれないと思います。
自分にはできなくても、約束をしてくださった方が神様なのだから、自分の知識、経験、理解を超えた方法でそのことを成し遂げられると信じたのでしょうか。
そのように神様の約束を信じ続けたアブラハムは、大きな祝福を受けました。
彼の信仰生活の鍵とも言えることがこのあと書かれています。

アブラハムは少しも疑うことなく信じ、そのことがまだ実現しないうちから、その祝福のゆえに神を賛美しました。(ローマ4:20)

まだ実現しないうちから、信仰によってその祝福を見ていたのでした。
そしてそのことのゆえに神様を賛美したということです。

主よ。信仰の父と言われるアブラハムの信仰から、主を信じることと信仰生活の姿勢について学ぶことができます。
約束を信じ続ける信仰をお与えください。
揺るぎない確信をもって、歩むことができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

320.「こうして、神が低地の町々を滅ぼされたとき、神はアブラハムを覚えておられた。それで、ロトが住んでいた町々を滅ぼされたとき、神はロトをその破壊の中からのがれさせた。」(創世記19章29節)
*黙想と祈り
アブラハムのとりなしの祈りは確かに聞かれていました。祈りには力があります。「父なる神様。アブラハムの祈りによってロトは救い出されました。今日の私の祈りがどなたかの救いのために用いられますように祝福してください。」

321.46篇は神の民が大災害から救い出されたことを記念しており、47篇は大いなる王をさんびする勝利の歌であった。そして48篇は覆滅をはかった諸王の手から神によって救われた都の光栄を歌う詩である。これは、おそらくエルサレムがセナケリブの包囲から救われたことを記念した歌であろう。イザヤ33を参照。彼はシオンの美(2)、その石垣の難攻不落(12〜13)を語っている。それはこの都が軍事的に強力であったというのではなく、その力、美しさはただ「大いなる方」のゆえである。だから、作者は神の偉大さと聖さ(1)、義(10)を語る。しかし神の宮の中に立った時、作者は神の御力の大きさや、都の光栄を思うよりは、むしろ神の恵みのことを考えた(9)。神こそ力の主でいます。(詩篇48篇)

322.己を尽くすとは、誠を尽くすことです。自分の人間としての真心、誠を尽くすこと。人は騙せても天には通用しない。だから人を相手にせず、天を相手にする。「田口佳史(東洋思想研究家)」

323.
死んだ女より
もっとかわいそうなのは
忘れられた女です
(マリー・ローランサン「鎮静剤」)

324.
If I were given the opportunity to present a gift to the next generation, it would be the ability to laugh at yourself.
- Charles Shultz
【訳】 次の世代にプレゼントをするチャンスが与えられたとしたら、自分自身のことを笑い飛ばすことができる能力を私はプレゼントしたいと思う。
<チャールズ・シュルツ: 1922〜2000年。米国の漫画家。代表作である『ピーナッツ』はスヌーピーで有名。>

325.
Anger begins with folly, and ends with repentance.
- Beverly Sills
【訳】 怒りは愚かさで始まり、悔恨の気持ちで終わるものよ。
<ビヴァリー・シルズ:1929年〜2007年。米国の女性オペラ歌手。>

326.狐火や 髑髏に雨の たまる夜に (蕪村)

327.
私たちは、神の御心にかなうことを願い求めるなら、いつでもその願いを聞いていただけると確信しています。
(1ヨハネ5:14)

This is the confidence which we have before Him, that, if we ask anything according to His will, He hears us.
(1 John 5:14)

所感と祈り:
信じていなければ、願い求めることさえしないことでしょう。
信じていても、聞いてもらえないことを恐れるなら、願い求めることができなくなります。
私たちは、神様が私たちを愛してくださっていること、そして、私たちに良くしてくださるお方であることを信じる必要があるのだと思います。
私たちのひとりひとりの祈りに耳を傾けてくださいます。
遠くにではなく、私たちの内側に御霊を住まわせてくださるのですから、誰よりも近くにおられるお方です。
その存在を認め、信じて祈り求めることを、神様は喜んでくださいます。
子どものように素直な気持ちで神様を信じ、御心にかなう歩みをし、願い求めることができますように。

主よ。どうぞ疲れた人たちの心を癒やしてください。
その心に力を与え、信仰をもって立ち上がることができますように。
祈り求めることさえできないほどに弱っているなら、主の愛に満ちた友を備えてくださいますように。
互いに愛し合い、支え合い、感謝と喜びをもって歩くことができるようにしてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

328.「ですから、わたしを人の前で認める者はみな、わたしも、天におられるわたしの父の前でその人を認めます。」(マタイの福音書10章32節)
*黙想と祈り
このみことばを心して受け止め、主を証しする者とさせていただきましょう。「父なる神様。私はイエスさまの御名を恥じません。あなたは私の救い主です。心から御名を賛美し感謝します。」

329.人間社会には、富や地位などによる差異がある。たしかに平等ではない。しかし、どんな人にも平等におそってくるものがある。それは死である。死は、たとい富によって貧しい人から区別された人に対しても、平等におそってくる。だから、この世のものに信頼をおいている者も、死にはうち勝てない。しかし神は、私をよみにとどめておくような死の力から私の魂をあがなってくださる。詩人は、霊のことに重きをおく人と物に重きをおく人との間にあるこの世での不公平を見て、気落ちしないようにと勧めている。死後、神は、神の人とこの世の人との地位を逆転させられるという事実に目をとめることが大切である。死は人間の真価を明らかにするのである。(詩篇49篇)

330.草木や昆虫も動物も土壌の中の微生物も、自然という一つのシステムの中に生きている命は皆、等しく尊い存在であり、必要ではない命はない。「川下都志子(一般社団法人silva代表)」

331.ボクシングは奇妙なスポーツだ。同じことを街中でやってみろ。たちまち逮捕される。「チャンピオン」

332.人間の偉大さは不運に対してどのように耐えるかによって決まるものだ。(プルターク)

333.一番抵抗の少ない道を選んではいけない。その道は転機を導かないし、人生を変えることはないだろう。変化がなければ人生は平凡であり、貴重な時間を無駄にしながら自分では何も成し遂げることなしに他人の成功等を見ながら娯楽を得るだけの人生になってしまうことが多い。(マイケル・ラーデン)

334.
どんな時にも祈りなさい。どんなことでも、聖霊の考えにそって神にひたすら願い求めなさい。
各地に散っているすべてのクリスチャンのために、熱心に祈り続けなさい。
(エペソ6:18)

With all prayer and petition pray at all times in the Spirit, and with this in view, be on the alert with all perseverance and petition for all the saints,
(Ephesians 6:18)

所感と祈り:
かつてパウロは、キリストに出会うまで、クリスチャンたちを迫害していました。
当時のクリスチャンたちは、そのような厳しい状況の中にあって信仰を守っていました。
しかし、クリスチャンたちが散らされたことで、福音が拡大していきました。
神様は、クリスチャンたちを祈らせ、耐えられるように力を注ぎ、支えておられたのだと思います。
神様のなさることは、時には私たちの理解を越えていますが、すべての問題さえ用いて最善へと導いてくださいます。

主よ。たとい、いったいいつまで続くのかと思えるような状況の中にあっても、その中で平安を持つことができるほどに力を注いでください。
主を見上げ、賛美します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

335.「そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」(ヨハネの福音書8章32節)
*黙想と祈り
私たちのたましいは本当の自由を求めています。それは真理のうちに見い出されます。「父なる神様。真理であるイエスさまが私たちに真理を知る道を開いてくださったことを心から感謝いたします。」

336.神はその民に語りかけられ、慰めを与えられる。人々は外形的にはささげ物をささげていたが、心では正しいささげ方をしていなかった。人々はささげ物をしなければ神がお困りになるかのように思っていた。しかし神が人々に求めておられるのは、感謝のささげ物と、彼らの誓いをはたすこと、主にささげると約束したものをはたすこと、そして最後に信仰をもって祈ることの三つであった(1〜15)。神はまた偽善を責められる。その民にばかりでなく、悪しき者にも語られる。彼らは神の律法に従うことを拒み、教えを受けようとしなかったが、神はすぐには罰せられなかったので、神はおそらく自分たちの罪を問わないだろうと考えた。しかし自分の生き方を変えて、神をいつも自分の前において生きようとする者には、救いが提供されている。(詩篇50篇)

337.ピンチのときこそ、攻めるべきです。状況に合わせて、自分の役割を考えながら、その時にふさわしい形で果敢に攻め続ける。「桜井章一(雀鬼会会長/20年間無敗)」

338.
The design on a woman's birthday cake is often beautiful, but the arithmetic is usually terrible.
女性の誕生日ケーキのデザインは素晴らしいが、算数があまりにもひどい。

339.あなたがそこにただいるだけで、その場の空気が明るくなる。あなたがそこにただいるだけで、みんなの心がやすらぐ。そんなあなたに私もなりたい。(相田みつを 詩人・書家)

340.私は太平洋の橋になりたい。(新渡戸 稲造)

341.
いびつな男がおりました
 彼はいびつな道を行きました
いびつな階段のところで
 六ペンス銀貨をみつけました
彼はいびつな猫を買いました
 猫はいびつなねずみを捕えました
そしてみんないっしょに
 いびつな家に住みました
(マザー・グース「童謡」)

342.じゃ、これが地獄なのか。こうだとは思わなかった・・・・・二人ともおぼえているだろう。硫黄の匂い、火あぶり台、焼き網なんか要るものか。地獄とは他人のことだ。(サルトル「出口なし」)

343.【アメリカのジョーク】

<< Dead Boss >>

 A guy phones up his Boss, but gets the bosses' wife
 instead.
 "I'm afraid he died last week." she explains.

 The next day the man calls again and asks for the boss.
 "I told you" the wife replies, "he died last week."

 The next day he calls again and once more asks to speak
 to his boss.
 By this time the wife is getting upset and shouts,
 "I'VE ALREADY TOLD YOU TWICE, MY HUSBAND,
 YOUR BOSS, DIED LAST WEEK! WHY DO YOU KEEP CALLING?"

 "Coz," he replied laughing, "I just love hearing it..."

<< 死んだ上司 >>

 男は、彼の上司に電話します。かわりに奥さんが電話に出て、
 「残念ですが、彼は先週死にました。」彼女が答えます。

 次の日、男はまた、電話して、上司のことを聞きます。
 「言ったでしょ」「彼は、先週死にました。」

 次の日、彼は、もう一度電話して、彼の上司にしゃべれるように
 頼みます。
 それで、奥さんは、怒ってしまって、叫びます。
 「2回も言ったでしょ、私の夫、あなたの上司は、先週死にまし
 た。なぜ、電話ばかりするの?」

 「だって」笑いながら彼は言います。
 「ただそれが聞きたくて・・・・・・」

344.
御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。
私たちは、何をどのように祈ったらよいかさえわからないのですが、御霊は、ことばに表せないほどの深い同情と理解をもって、とりなしてくださるのです。
(ローマ8:26)

In the same way the Spirit also helps our weakness;
for we do not know how to pray as we should, but the Spirit Himself intercedes for us with groanings too deep for words;
(Romans 8:26)

所感と祈り:
私たちの心が深く傷ついたとき、あれこれと励ましのことばを聞くより、深い愛をもって肩を抱き、そっとそばにいてくれるほうがどれだけ慰められることでしょう。
自分の思いをことばに表すことさえできず、ただうめくだけのようであっても、御霊が私たちとともにおられ、ことばにならない心を深く読み取り、理解してくださいます。
この大きな愛をもった神様に心を注ぎだすことができることはなんと幸いなことでしょう。

主よ。深く傷ついた兄弟姉妹の心を包んでくださることを感謝します。
あなたの愛をその心で感じ取ることができますように。
主がともにおられる実感を強くお与えください。
主こそ私たちの助け主、砦です。そのことがよくわかるようにしてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

345.「主のみことばは混じりけのないことば。土の炉で七回もためされて、純化された銀。」(詩篇12篇6節)
*黙想と祈り
みことばは、神様の約束を示しています。それは決して変わることのない尊いものです。「父なる神様。この月もあなたのみことばの光のうちを歩ませてくださって、心から感謝いたします。」

346.ダビデはいまわしい罪を犯した。信仰者もなお罪を犯すことがありうる。しかしその時、悔い改めが必要である。彼は悔い改めた。それがいかに真実であり、深いものであったかを、この詩篇はよく示している。彼は言い訳をしなかった。ウリヤとその妻バテ・シェバに対してばかりでなく、神に対して罪を犯したことを知った。また彼は心がきよめられ、きよい心の与えられる必要を知った。そして、彼は神のみもとへ来たのである。そうしたために、彼は真の喜びを回復することができたのである。私たちが神との正しい関係を回復した時、喜びが私たちに帰ってき、また良心の自由が与えられて、私たちはほかの人々を助ける神の働き人として用いられる。この詩篇は、同じく悔い改めの詩篇である32篇と対比して学ぶと、多くのことを教えられる。(詩篇51篇)

347.知識を与えるよりも感銘を与えよ。感銘せしむるよりも 実践せしめよ。(坪内 逍遥)

348.夢を持って努力していれば必ず壁の向こうに行くドアが見つかる。「カール・ベンクス(建築デザイナー)」

349.逆境はそれまで開いたことのない魂の目を開いてくれる。(モーリス・メーテルリンク ベルギーの詩人・劇作家)

350.【 松下幸之助 名言集 】
・「自社伝統の精神を部下、後輩に話し伝えることは社員たるものの尊い仕事であり義務である。」
・「商売や生産は、その商店や製作所を繁栄させることにあらず、その働き、活動によって、社会を富ましめるところにその目的がある。」
・「事を遂げる者は愚直でなければならぬ才走ってはうまくいかない。」
・「アイデアを生むと言っても、口先だけでは生まれない。これもやはり熱心であること。寝てもさめても一事に没頭するほどの熱心さから、思いもかけぬ、よき知恵が授かる。」
・「むずかしいことはできても、平凡なことはできないというのは、ほんとうの仕事をする姿ではない。」

351.今すべてが一変してはならぬという法は、ないではないか。(ドストエフスキー「罪と罰」)

352.
その祈りが信仰によってささげられたものなら、病気は治るでしょう。もし病気の原因が罪によるものなら、主はその罪を赦してくださいます。
ですから、互いに罪を告白し、祈り合いなさい。正しい人の祈りは大きな力があり、驚くほどの効果があります。
(ヤコブ5:15ー16)

and the prayer offered in faith will restore the one who is sick, and the Lord will raise him up, and if he has committed sins, they will be forgiven him.
Therefore, confess your sins to one another, and pray for one another so that you may be healed. The effective prayer of a righteous man can accomplish much.
(James 5:15-16)

所感と祈り:
罪を告白するということは、その罪を再び犯したくないという意志の現れです。
私たちは罪の性質を持っていますから、再びその罪を犯すかもしれませんが、神様は私たちの心を見られるお方です。
私たちがどのようになりたいのかを読み取られます。
そして神様に従い、正しく生きようとするその心を喜んでくださいます。
神様の祝福を受けるなら、最善へと導かれます。
パウロには、祈っても取り除かれない体の不具合がありましたが、彼にとっては神様と人との前にへりくだり、最善に生きるために神様がそれを残されました。
私たちは自分たちの罪深さからさまざまな病気を招くことがありますが、正しく生きようとする人の祈りによって治るという約束が示されています。
信仰によってこの恵みを受け取ることができますように。

主よ。互いに祈り合い、罪から離れ、主に喜ばれる生き方ができるようにお導きください。
主による祝福こそが、私たちを最高の人生へと導くことを覚えさせてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

353.「柔らかな答えは憤りを静める。しかし激しいことばは怒りを引き起こす。」(箴言15章1節)
*黙想と祈り
相手を変えることはできなくても、自分を変える決意をすることはできます。「父なる神様。人間関係において相手を思いやる言葉を語れるように助けてください。」

354.この詩篇は、ダビデが自分を殺そうとしているサウル王の手をのがれている時に書いた詩の一つである。ドエグはサウル王の牧者の長であったが、ダビデを憎んでいて、悪しきことを企て、ダビデに不利なことをサウル王に語って、取り入ろうとした(第一サムエル22:9〜10)。その結果、祭司85人が殺された。このような人間がさばかれることは、もはや避けられないことだった。ドエグは神をおのが避け所としなかったが、ダビデは神を避け所とし、ドエグは自分の富の豊かなことを頼みとしたが、ダビデは生ける神を頼りとし、ドエグは悪をもって自分をかたくしたが、ダビデは神によって自分を励ました(7、詩篇62:8、第一テモテ6:17、第一サムエル30:6参照)。たとい迫害を避けて逃げているダビデでも、彼は神の家にある緑のオリーブの木のようだった。(詩篇52篇)

355.結果はどうであれ、とにかく一つのことを愚直に続けること、そして自分を信じる勇気がなければ、何も得られない。「尾堂真一(日本特殊陶業会長兼社長)」

356.あなたのマスカラではなく、口紅を汚すような男と付き合いなさい。(キム・カーダシアン アメリカのモデル・女優)

357.
ウラジミール  じゃあ、いくか?
エストラゴン  ああ、いこう。
(しかし、二人はうごかない。幕)
(ベケット「ゴトーを待ちながら」)

358.人生は大なる戦場である。(島崎 藤村)

359.五蘊仮に形を成し、四大今空に帰す。まさに首を刀に当らんとす、裁断一陣の風。(日野資朝)

360.四大元主なし。五陰本来空。首を以て白刃に臨めば、猶し春風を斬るが如し。(僧肇)

361.花は咲くもよし、散るもよし

362.
さて、次のことを勧めます。すべての人のために、神のあわれみが注がれるよう熱心に祈り、とりなしなさい。そして、やがて彼らにも恵みが与えられると信じて、感謝しなさい。
(1テモテ2:1)

First of all, then, I urge that entreaties and prayers, petitions and thanksgivings, be made on behalf of all men,
(1 Timothy 2:1)

所感と祈り:
信じて祈るということは、祈ったことがすでにかなえられたように感謝できるということなのだと思います。
疑いながらではなく、信じて祈ることができますように。
なんの曇りもない心で、神様を慕い求め、信頼し、祈ることができますように。
神様はそのような信仰を喜んでくださり、豊かな祝福と恵みによって応えてくださることでしょう。

また、すべての重い責任を負っている人たちのために祈りなさい。それは、私たちが主を深く思いながら、平安のうちに落ち着いた一生を過ごすためです。(1テモテ2:2)

「主を深く思いながら、平安のうちに落ち着いた一生が過ごす」とは、信仰者にとっての幸せの形の一つだと思いました。

主よ。人のために熱心に祈る心をお与えください。
自分のことや自分の家族のことだけではなく、視点を高くもって人のために祈ることができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

363.「神の賜物と召命とは変わることがありません。」(ローマ人への手紙11章29節)
*黙想と祈り
神様の選びもまた変わることがありません。神様ご自身が変わることのないお方だからです。「主なる神様。あなたの永遠のご計画の中で与えられている賜物と召命とを感謝いたします。」

364.神の実在を否定したり、そのように生活することは、愚かなことだ。被造物界に現わされている神の力の証拠は、無視できないのだから(ローマ1:19〜20)。旧約聖書では、「愚か者」というのは、知能が欠けているだけでなく、道徳的性格の欠けている人のことである。神は、神を尋ね求めるほど賢い者がいるかどうかを捜し求められたが、一人もいなかった。「わたしの民」ということばは(4)、神がここで語り手であられることを示している。神は、ご自分の子ども一人一人に心を向け、格別悪しき者に苦しめられている者を顧みてくださる。神は民を救うために行動をとられる。何も原因らしいものがない時に、彼らの心に恐れを起こさせるのは神である。過去において、神は何度も救いの恵みを与えてくださった。だから、今もまた同様なのである。(詩篇53篇)

365.天は人も我も同一に愛し給ふゆえ 我を愛する心をもって人を愛するなり。(西郷 隆盛)

366.とにかく全力でやること、人とのご縁を大事にすること。「本田大助(大丸松坂屋百貨店北海道専任バイヤー)」

367.流れに逆らっちゃいかん。しかし、流れに流されてもいかん。(弘世 現 実業家)

368.
Repentance comes too late.
(後悔の気持ちが表れるのは遅すぎる)
「後悔先に立たず」
<その他の類似表現>
Late repentance is seldom worth much.
Regret will not mend matters.
When you repent, it is too late.
No weeping for shed milk.

369.
Friends are like melons. Shall I tell you why? To find a good one, you must a hundred try.
-- Claude Mermet
友人とはメロンのようだ。どうしてか教えてあげようか。何度も何度も試食しなければ美味しいのに当たらない。

370.われわれはじぶんたちの生きている現在と決して完全に同時代にいることはない。歴史は仮面をつけて進行する。歴史は前の場面の仮面をつけたまま次の場面に登場するのだが、そうなるとわれわれはもうその芝居がさっぱりわからなくなる。幕が上がるたびに、話の糸口をたどりなおさなければならないのだ。(レジス・ドブレ「革命の中の革命」)

371.
しかし、キリストは永遠に存在されるので、いつまでも祭司です。
また、ご自分を通して神のもとに来る人々を、完全に救うことがおできになります。
永遠に生きておられるキリストは、いつも神のそばで、ご自分の血によって彼らの罪が帳消しになるようにとりなしていてくださるのです。
(ヘブル7:24ー25)

but Jesus, on the other hand, because He continues forever, holds His priesthood permanently. Therefore He is able also to save forever those who draw near to God through Him, since He always lives to make intercession for them.
(Hebrews 7:24-25)

所感と祈り:
私たちは罪深く不完全な者です。
いつまでも同じ失敗を繰り返すかもしれません。
しかし、そのことはけっして致命的ではありません。
私たちの弱さは、私たち以上に神様がご存知です。
私たちを知り尽くしたお方が、私たちのためにキリストを与えてくださいました。
自分の至らなさを責めて、気持ちを滅入らせるのではなく、罪を赦すためにキリストを遣わしてくださった神様の愛に感謝し、救いを喜ぶことが神様に喜ばれる姿なのだと思います。
ですから目を上げて神様を見上げましょう。
ともに感謝と喜びをもって神様に賛美をささげましょう。
https://youtu.be/PMkUe35IGB4

主よ。今日も御前に静まり、みことばに耳を傾けることができ感謝します。
罪深い者をあわれみ、十字架の血潮によって私たちの罪を帳消しにしてくださることを感謝します。
この救いを喜び、感謝をささげます。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

372.「主は、約束されたとおり、サラを顧みて、仰せられたとおりに主はサラになさった。」(創世記21章1節)
*黙想と祈り
神様の約束、その仰せは必ず実現します。それは私たちの上にも起こります。「父なる神様。全能の主の御名を心から賛美します。あなたにとって不可能なことはないと信じて感謝します。」

373.表題によると、この詩篇は、ダビデとその部下たちがサウル王の手をのがれている時に書かれたものである(第一サムエル23:14以下)。サウル王の子ヨナタンは、ダビデへの友情から、いのちの危険をおかしてダビデのところへ来た。ヨナタンが「神の御名によってダビデを力づけた」ので、ダビデはジフ人が自分の隠れ場をサウル王に密告した際、それは最後の隠れ場がかえって彼を捕えるわなにもなりえた危険な時であったのに、ダビデはすぐに心を神に向けた。ダビデは神を「私を助ける方」と信じており、敵の陰謀は失敗に終わり、自分は必ず救い出されることを確信している。真実に神により頼んでいる者にとっては、実際に救いがくる時に、信仰による大胆なことばを使うことができる。また感謝に満ちたさんびのいけにえを神にささげることができる。(詩篇54篇)

374.家族のため、仲間のため、さらには社会のためといったパブリックな思いで頑張ると、すごく大きな力が発揮できる。「篠宮龍三(プロ・フリーダイバー)」

375.どうだ、感じるか?動機が早まり、神経が過敏になり死を予感して全身が震える。それが人間だ。(映画 サロゲートより)

376.
人生は夢にして、その外形のあるものはしばしあらわれ、あるものは稀にきたり、あるものは夜にのみあらわる・・・・・多くは移ろい
多くは繰りかえす変化のうちに消ゆるとも一つの見せかけの秩序をば人は感ず
この秩序のととのうところすべてを人は実と見る
記憶の力かくのごとし
(ジェームス・トムソン「おそるべき夜の都会」)

377.目的を達成する為には人間対人間のうじうじした関係に沈みこんでいたら物事は進まない。(大久保 利通)

378.
静かで節度のある生活は、絶え間ない不安に襲われながら成功を追い求めるよりも多くの喜びをもたらしてくれる。<アルベルト・アインシュタイン>
“A calm and modest life brings more happiness than the pursuit of success combined with constant restlessness,” <Albert Einstein>

379.
あなたがたのために神が計画しておられることすべてを喜びなさい。困難に耐え、常に祈りなさい。
(ローマ12:12)

rejoicing in hope, persevering in tribulation, devoted to prayer,
(Romans 12 :12)

所感と祈り:
神様は私たちを愛しておられます。
たとい今はいつまで続くのかと思えるような困難の中にあっても、それをくぐり抜けた先があることを望み見ることができますように。
祈らざるをえないような経験を通して、神様が私たちのうちに練られた品性を備えさせ、ご計画に用いることのできる器へと磨いておられるのだと思います。
そこをくぐり抜けたものにしか語れない言葉があります。
人の心は本物の厚みのある真実によって開かれ、動かされるのだと思います。

主よ。今、試練の中にある兄弟姉妹に力を注いでください。
ゆるがない信仰を与え、希望を見させてくださいますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

380.「自分の十字架を負ってわたしについて来ない者は、わたしにふさわしい者ではありません。」(マタイの福音書10章38節)
*黙想と祈り
イエスさまは、「わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽い」と言われました。荷は主がともに負ってくださいます。「父なる神様。私たちをあなたの弟子としてお取り扱いくださり感謝します。さらに成長できますようにお守りください。」

381.この詩篇は、おそらくアブシャロムにそむかれた時のダビデの歌であろう(第二サムエル15〜16)。12〜14、20〜21の反逆者とは、アヒトフェルのことだろう。この詩篇は、そのようなにがい経験におとしいれられたダビデが、全く勇気を失ってしまい、信仰も衰えた時の、しかも神により頼もうとする叫びである。1〜8節では苦悩が、9〜15節では怒りが、16〜23節では信頼が目立っている。最初、作者は困難の中から神に訴えている。迫害とその苦しみを述べ、それからのがれたいという願いを述べている。次に、町の中で暴虐と争いを語り、彼の敵のろうばいと滅亡を求めている。最後に、作者は神がその祈りに答えてくださることを確信している。信仰者も涙の中に主の助けを求めなければならない時がある。しかも主は涙をぬぐい、恵みで答えてくださる。(詩篇55篇)

382.人生の晩年に近づいたならば、青壮年の時代以上に、はるかに心を引きしめて、人生の晩年の修養に努めねばならぬであろう。「森信三(哲学者/教育者)」

383.風立ちぬ! いざ生きめやも (ポール・ヴァレリー「海辺の墓地」)

384.人生を支配するのは幸運であり、英知にあらざるなり。(キケロ)

385.
生者仮借也。仮之而生。
生者塵埃也。死生為昼夜。
(荘子、至楽篇第十八)
生は仮借なり。之を仮りて生ず。
生は塵埃なり。死生は昼夜たり。
「人生は借り物である。
いろいろ借りものして生きているに過ぎない。
生命は塵のようなもので執着するに及ばない。
塵から生命が生まれ、生命が塵に帰っていく。
従って、死生の変化は昼夜の移り変わりと同じである。」

386.
Life is a daring adventure or nothing at all.
- Helen Keller
【訳】 人生は、勇敢に立ち向かうか、全く何も行動に起こさないか、のどちらかね。
<ヘレン・ケラー: 1880〜1968年。米国の教育家、社会福祉事業家。視覚と聴覚の重複障害者(盲ろう者)>

387.
We are condemned to kill time: Thus we die bit by bit.
- Octavio Paz
【訳】 私たちは、時間を消費していくように運命づけられている。そうして、少しずつ死に近づいていく。
<オクタビオ・パース: 1914年〜1998年。メキシコの詩人、外交官。>

388.
この世の人々の生活や考え方をまねてはいけません。むしろ、神に喜ばれることは何かを思いながら、なすこと考えることすべての面で生き生きとした、全く新しい人となりなさい。
(ローマ12:2)

And do not be conformed to this world, but be transformed by the renewing of your mind, so that you may prove what the will of God is, that which is good and acceptable and perfect.
(Romans 12:2)

所感と祈り:
私たちは移りゆくこの世の価値観に揺れ動かされるのではなく、聖書に示された神様の御心に従います。
何が神様に喜ばれることなのかを考えて判断し、行動を選び取ることができますように。
周囲の人たちの思いを無視するのではなく、愛をもってその人たちの気持ちに配慮することも忘れてはいけないのだと思います。
それが、神様を第一としつつ、隣人を愛する生き方なのではないでしょうか。
神様に喜ばれる日常生活の中で、神様からの祝福を受け取り、互いに愛し合い、幸いを得ることができますように。

主よ。私たちの生き方をお示し下さることを感謝します。
どうぞ御心にかなった歩みをすることができるよう成長させてください。
私たちを用いて主の栄光をあらわしてくださいますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

389.「イエスは彼らに答えられた。『まことに、まことに、あなたがたに告げます。罪を行なっている者はみな、罪の奴隷です。』」(ヨハネの福音書8章34節)
*黙想と祈り
イエスさまは罪の奴隷であった私たちをご自身のいのちを代価として買い戻してくださいました。測り知れない恵みです。「父なる神様。罪を赦されていることがどれほど大きな恵みであるかを覚えて、心から感謝をいたします。」

390.この詩篇は、ダビデの困難が彼の親族と部下によって起こされた55篇と違って、他国人と敵とに原因している時に歌った詩である。これは、二つの分節(1〜4、5〜11)と結びの感謝(12〜13)とから成っている。作者は恐れと信仰とを表わしているが、信仰は優越している。敵か数多く、誇り高ぶり、残酷であり、強そうに見えていても、恐れて敵を見ることをせず、かえって神を仰がなければならない。そうする時に、信仰者はついに全く神により頼むことができるようになり、決して恐れなくなる。第二文節は二つの思想(7、8)を加えて、第一文節を発展させている。この二つの分節では、作者の神の義となさけについての概念がはっきりとした対照を示している。12〜13節で彼の神への信頼は、詩の限界を越えてあふれ出ている。(詩篇56篇)

391.対立からは平和も幸福も生まれない。「横田南嶺(鎌倉円覚寺管長)」

392.人生は苦痛であり、人生は恐怖である。だから人間は不幸なのだ。だが、人間はいまでは人生を愛している。それは、苦痛と恐怖を愛するからだ。(ドフトエフスキー「悪霊」)

393.頭で考えるな。肌で掴め。(ブルース・リー「燃えよドラゴン」)

394.この世は一つの劇場にすぎぬ。人間のなすところは一場の演劇なり。(クリソストムス)

395.
それでもまだロトがぐずぐずしているので、御使いはロト夫婦と二人の娘の手をつかんで、町の外の安全な場所へ連れ出しました。それは、主のあわれみによるものでした。
(創世記19:16)

But he hesitated. So the men seized his hand and the hand of his wife and the hands of his two daughters, for the compassion of the Lord was upon him; and they brought him out, and put him outside the city.
(Genesis 19:16)

所感と祈り:
私たちの決心がつかない時、神様は私たちをさまざまな状況や人を通して、そこから導き出してくださることがあります。
時にはそれは、体や心の痛みを伴うこともありますが、そのことを通して、神様は私たちを最善へと導いてくださいます。
いつか振り返ったとき、あのことがあったからこそ今の自分があるのだと思える時がくることでしょう。

主よ。振り返って、感謝をささげることができることは、なんと幸いなことでしょう。
主の良くしてくださったことを忘れないでいたいと思います。
主の御前に静まることのできる幸いを覚え、感謝します。
私たちのために良い計画を備えてくださることを信じ、感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

396.「神へのいけにえは、砕かれたたましい。砕かれた、悔いた心。神よ。あなたは、それをさげすまれません。」(詩篇51篇17節)
*黙想と祈り
罪を犯したダビデにとってこの事実はどれほど大きな慰めであったことでしょうか。私たちも同じように告白できるのです。「父なる神様。私たちがいつも砕かれた悔いた心をもってあなたの御前に進み出ることができますようにお守りください。」

397.この詩篇は、ダビデがサウル王の迫害をのがれていた時のもので、アドラムの時のものか(第一サムエル24)はよくわからない。作者の意識の中には、敵と神という二つの事実があった。しかし彼の敵に対する恐れは、神に対する信仰によっても容易に消え去らぬほど強かった。それでダビデは意気消沈しているのだろうか。彼の信頼の秘訣は、彼が心を向け、よりすがっている神ご自身にあった。神の御名や、神を示す代名詞が、この短い11節の中に20回も出てくる。悩みの時にダビデが認めた神の二つの性格とは、恵みとまことである。神は彼にとって親鳥のようなお方であり、暖かい御翼のかげにいれば、安全である。困難や危険の中で学びとったことは、神へのさんび、喜び、待望であった。(詩篇57篇)

398.目隠しした馬の様に範囲の限定された目的は、必ずその持ち主の視野を狭くする。(ロバート・フロスト)

399.人生の大きな問題に直面して、自分の心の弱さを感じた時は、その時の気持ちと強かった時の気持ちを比較、検討するんだ。「中村天風(天風会創始者)」

400.誰にでも可能性があるし、やればできると思ってほしい。でも、甘えていたり、すねている選手にはガツンと言いますよ。(工藤 公康 福岡ソフトバンクホークス監督)

401.消えろ、消えろ、つかのまの灯火、人生は歩いている影にすぎぬ。(ウィリアム・シェークスピア「マクベス」)

402.人生は闘争にして、闘争は短刀を意味す。(キプリング「フィッシャーの水夫宿の歌」)

403.
しかし神は、アブラハムの願いを聞き入れ、ロトのいのちを救いました。町を覆い尽くした死の災から、ロトを救い出したのです。
(創世記19:29)

Thus it came about, when God destroyed the cities of the valley, that God remembered Abraham, and sent Lot out of the midst of the overthrow, when He overthrew the cities in which Lot lived.
(Genesis 19:29)

所感と祈り:
神様は、ロトを滅びから救い出されました。
その背後にアブラハムの祈りがありました。
神様は私たちのたましいの危機から私たちを救い出すために、キリストを遣わしてくださいました。
現実に迫る危機があっても、それは私たちのたましいを滅ぼすことはできません。
私たちは自分の行いによらず信仰によって救われる恵みをいただいています。
どのようなときも、どのような状況の中にあっても、私たちには救いの望みがあります。
なんと幸いなことでしょう。

主よ。現実のさまざまな問題の中にある兄弟姉妹を力づけ、そこから救い出してください。
たましいに平安を与え、どのような中にあっても希望を持ち続けさせてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

404.「穏やかな舌はいのちの木。偽りの舌はたましいの破滅。」(箴言15章4節)
*黙想と祈り
舌を制御するのは困難です。しかし、それは私たちのいのちにかかわることです。「父なる神様。私たちがあなたに信頼して、自らの舌を制御する知恵をいただけますように助けていてください。」

405.「滅ぼすな」というしらべは、神殿さんび歌用の旋律の名である。正義の仮面をかぶり、その実腐敗堕落している人々に対するこの猛烈な非難が、ダビデの統治期間中のどの時期に当るか、簡単にはきめられないが、口のうまいアブシャロムの徒に関するものかもしれない(第二サムエル15:3〜5)。詩人の個人的不満から出た憤怒なのではなく、真の神への敬虔を広めていくのに有害となった偽りに対するものであったことは、明らかである。公義がまげられ、社会は不義で満ち満ちている。力ある者たちが不義を行なっていた(1〜5)。そこで、最高の裁判官でいます神に訴える(6〜9)。そして悪が砕かれ、追い払われる時に、義人たちは真の満足を経験するのである(10〜11)。だから、私たちは、正義のもとでいます神に期待しよう。(詩篇58篇)

406.幸せが何から成っているのか探し続けている人は、決して幸せになれない。人生の意味を見出そうとしている人は、決して生きているとはいえない。(アルベール・カミュ)

407.プラス思考ができない人間はいい知恵は生まれないし、いい人との出逢いもない。「樋口武男(大和ハウス工業会長・CEO)」

408.他人から好かれる人は、言葉の使い方を知っています。言葉は選んで使いなさい。言葉の選択一つで、人との関係は180度変わってきます。(ジョセフ・マーフィーイギリスの宗教者・作家)

409.心は一種の劇場だ。そこではいろいろな知覚が次々に現れる。去っては舞いもどり、いつのまにか消え、混じり合ってはかぎりなくさまざまな情勢や状況をつくり出す。(デヴィッド・ヒューム「人性論」)

410.海、それは自分の心をありのまま映し出す鏡だ。(ハーマン・メルヴィル「白鯨」)

411.しっ、静かに。君のそばを葬式の行列が通りすぎていく。(ロートレアモン「マルドロールの歌」)

412.
海の波は楽しげに手を打ち鳴らし、
山々は、喜びの歌を合唱しなさい。
正義を貫いて世界をさばくために、
主はおいでになるのです。
(詩篇98:8ー9)

Let the rivers clap their hands,
Let the mountains sing together for joy
Before the Lord, for He is coming to judge the earth;
He will judge the world with righteousness
And the peoples with equity.
(Psalm 98:8-9)

所感と祈り:
神様は、ご自分の民にご自身の栄光をあらわされます。
困難な闘いがあっても、神様の助けと働きによって最終的には勝利を見させてくださいます。
すべてにまさるお方が私たちの神様です。
私たちを永遠に、その愛とあわれみに満ちた御腕で支え、包み込んでくださいます。
私たちをその愛から引き離すものは何もありません。
心からの賛美をもって神様をほめたたえます。
神様からの喜びに満たされるなら、海も山もすべての被造物が神様をほめたたえているように感じるのだと思います。
なんという幸いでしょう。

主よ。あなたは私たちの喜びです。
私たちをどのようなときも、強め、支えてくださることを感謝します。
あなたのうちに住まわせてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

413.「ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。そのさばきは、何と知り尽くしがたく、その道は、何と測り知りがたいことでしょう。」(ローマ人への手紙11章33節)
*黙想と祈り
私たちが聖書を開くごとに神様の知恵を見出せたならば何と幸いなことでしょうか。「父なる神様。底知れず、知り尽くしがたいあなたの真理にさらに目が開かれていくように導いてください。」

414.この詩篇は、サウルの町ギベアにダビデがいた時、彼がどんなに緊張した日々を送ったかを示している。ダビデはサウル王の娘を妻にしていたのに、サウル王の命令によってダビデを殺そうとした人々が、彼のいのちをつけねらっていたのである(第一サムエル19:1、9〜18)。ダビデはまず自分のいのちをねらう者から神が救い出してくださるようにと祈る(1〜5)。それから、彼がいかに危険な状況にあるかということを描き(6〜10)、神がさばいてくださるようにと嘆願し(11〜13)、また詩人は、今の状況に目を向けて(14〜15)、神への信仰を述べている(16〜17)。ダビデの信仰がこのような現実の苦しみの中に、躍如として表われている。信仰とは、このように最も暗い状況の中でも光を見る目なのである。(詩篇59篇)

415.心の中でどういう思いを抱いているかによって、その人の性格は変わってくる。「稲盛和夫(京セラ名誉会長)」

416.ちょっとしたことを喜ぶようにすれば人生が喜びで溢れる

417.僕は人は死ぬまで無限大の可能性を秘めている生き物だって、やっぱり思ってる。(香取 慎吾 タレント・歌手)

418.神々はシジフォスに、休みなく岩を山の頂上まで転がして運び上げる刑罰を課した。山の頂上に達すると石はそれ自身の重さで再び落ちて来るのであった。無益で希望のない労働以上に恐ろしい刑罰はないと神々が考えたのは理由のあることであった。(アルベール・カミュ「シジフォスの神話」)

419.わたしの人生をわたしはコーヒー・スプーンで測ってきた。(T・S・エリオット「プルフロック」)

420.人生において人がなすべき主な仕事とは、自分自身を誕生させることである。可能性としての自分を実現することである。人の努力のもっとも重要な成果とは、その人自身のパーソナリティである。(エーリッヒ・フロム)

421.
主は、虫けら同然の者をあわれみ、
優しくいたわってくださいます。
すぐにお怒りにならず、恵みと愛に満ち、
いつまでも怒りの心を持ち続けたりはしません。
(詩篇103:8ー9)

The Lord is compassionate and gracious,
Slow to anger and abounding in lovingkindness.
He will not always strive with us,
Nor will He keep His anger forever.
(Psalm 103:8-9)

所感と祈り:
罪深い私たちは、神様のきよさと比べるなら、とても御前に立てるようなものではありません。
そのような私たちを神様は愛してくださるのです。
人に嫌われるようなことがあっても、神様は私たちを見放したりはなさいません。
むしろそのようなものだからこそ、キリストを遣わし、私たちを赦す道を備えてくださり、私たちを引き寄せてくださいました。
罪深さを認め、へりくだる者は幸いです。
キリストによって与えてくださった救いを感謝して受け取り、みもとに近づくなら、神様は私たちを喜んで迎え入れ、祝福してくださいます。

主よ。私たちの心の底まで読み取られます。
とても御前に立てるような者ではありませんが、救いを与えてくださったことを感謝します。
感謝してその恵みを受け取ります。
どうぞこの心をきよめ、御心にかなう者へと成長させてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

422.「これらの出来事の後、神はアブラハムを試練に会わせられた。神は彼に、『アブラハムよ。』と呼びかけられると、彼は、『はい。ここにおります。』と答えた。」(創世記22章1節)
*黙想と祈り
神様はすべてのことを働かせて益としてくださいます。試練の中にも必ず神様のご計画があります。「父なる神様。試練の時にもなお、あなたがともにいてくださり、私たちがあなたの恵みを信じて忍耐できることを感謝いたします。」

423.表題を見ると、この詩篇が作られた状況は、アラム・ナハライム、アラム・ツォバに対するダビデの戦いと関連している(第二サムエル8:3〜6)。初めてイスラエルは敗れたかと思われた。それで、ダビデはひどく失望して、神がイスラエルを棄てられたと思って、不服を言った。しかし祈っているうちに、ダビデは神が御旗を与えてくださっていたことを思い出した。神は、その御旗のもとに進軍する者を救われる。その旗は、真理のためにあげられなければならない。ダビデの祈りに神は答えられた。神はそのしもべに、国土はヨルダン川の両岸とも神のものであることを保証され、ダビデが戦っている隣りの国は、ご自分の目的のために存在すると公言された。人間の助けがむなしい時に、神によって雄々しく行なうことができる。(詩篇60篇)

424.もしあなたが恐れを克服したいと思うのなら、家の中で座って考えたりしてはいけない。外に出て、忙しくするのだ。(デール・カーネギー アメリカの講演家・作家)

425.
Secret fire is discerned by its smoke.
(秘密の火はその煙で見つかる)
「隠すことは現る[知れ易し]」

426.
Good people are good because they've come to wisdom through failure. We get very little wisdom from success, you know.
-- William Saroyan
立派な人が立派なのは失敗を通して知恵を身につけたからです。成功から知恵を得ることはまずないですね。

427.
「ぼくは神の王国なんかにいやしない」
「人間はみなそこにいるのだよ」
(アーネスト・ヘミングウェイ「兵士の故郷」)

428.人間は、鏡をもって生れてくるのではなく、また、われはわれなりというフィヒテ的哲学者として生れてくるのでもないから、人間はまず、他の人間という鏡に自分を映してみる。(カール・マルクス「資本論」)

429.生を愛するが故に死を恐れる思想は欺瞞であり、生の苦痛を征服し、自殺する勇気をもった新しい人間こそ、自ら神となる。(ドストエフスキー「悪霊」)

430.済んだことをくよくよせぬこと。滅多なことに腹立てぬこと。いつも現在を楽しむこと。とりわけ人を憎まぬこと。未来を神にまかせること。「ゲーテ(ドイツの大文豪)」

431.人の本当の価値というのはその人自身から見出すことはできない。それは周囲の人々の表情や雰囲気の中にありありと浮かびあがってくるものだ。(アルベルト・シュバイツァー)

432.
神はすべての人が救われて、真理を理解するに至ることを切に望んでおられます。
(1テモテ2:4)

who desires all men to be saved and to come to the knowledge of the truth.
(1 Timothy 2:4)

所感と祈り:
神様は私たちに無関心なお方ではありません。
また遠くにいて、人々を全体的に漫然とながめておられるお方でもありません。
私たち一人一人に目を留め、私たちが自分でも掴みきらない心のすべてを理解し、読み取られるお方です。
そして、私たちが神様に心を向け、自分の罪を認めて、神様に立ち帰ることを待ち望んでおられます。
私たちがどんなに罪深い者であっても、神様に近づくことができるように、キリストの十字架によって罪を赦す道を備えてくださいました。
愛とあわれみに満ちた神様のみもとに近づきましょう。
そこには豊かな祝福があります。

主よ。まだ主を知らない多くの人たちが、主の愛に出会うことができますように。
どうぞ私たちを、主の愛を示す者としてお遣わしください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

433.「わたしの弟子だというので、この小さい者たちのひとりに、水一杯でも飲ませるなら、まことに、あなたがたに告げます。その人は決して報いに漏れることはありません。」(マタイの福音書10章42節)
*黙想と祈り
神様は私たちの行いのすべてを見ておられます。事の大小はありません。「父なる神様。あなたが私たちのどのような奉仕にも目を留めて喜んでくださることを感謝します。」

434.これも、42篇と同様、孤独についての詩である。この詩篇は、あまりにも大きすぎる試みや、あまりにも重くかぶさってくる生活の困難、あまりにも数多い問題に面している信者のための詩篇である。ダビデは心がくずおれた時、神に呼び求めた。ダビデははるかかなたに一つの岩を見た。その岩は彼をやけつく熱気より防ぎ、はげしい砂あらしより守るのに十分高いものであったろうか。そうだ。過ぎていった日々、彼の避け所であり、強いやぐらであった神は、今身近におられる。彼はそのようにして神の翼の下に、幕屋の中に隠れ場を見い出した。もし神の御前にぬかづき、神が祈りに答えてくださる時、神のために仕える誓いをしたのなら、神よりの御答えが来た時には、さんびの歌を歌い、御名をたたえて日々誓いをはたすことを喜びとしたい。(詩篇61篇)

435.人世に取つて親切が最大の美徳。「渋沢栄一(日本の資本主義の父)」

436.
Professionals built the Titanic; amateurs built the Ark.
プロがタイタニックを建造し、アマチュアがノアの方舟を建造した。

437.人間は自分たちが理解しやすいように物事を単純化する。無限の恐ろしさを忘れたくて簡単な尺度を考え出した。(映画 ルーシーより)

438.ああ、ぼくの人生というものはつらい。恐怖とたたかいと苦しみに満ちている。が、それはもはや決定した歴史だ。(ピランデルロ「ヘンリー四世」)

439.木とは人間の兄弟で、動かないのです。木の話す言葉では、人殺しのことを樵夫といい、死体を運ぶ人のことを炭焼きといい、ノミをキツツキといいます。(ジャン・ジドロウ「間奏曲」)

440.およそ芝居などというのは、最高のできばえでも影にすぎない。最低のものでもどこか見どころがある、想像でおぎなってやれば。(シェイクスピア「真夏の夜の夢」)

441.どんな遠くに旅をしても、その距離だけ内面へも旅をしなければ、どこへも行きつくことはできません。(リリアン・スミス)

442.心許すときはしっかりその人を観なはれ。時代を先取りして、誰の意見でも有り難く聴くことです。実行するせんはこちらが決めればよろしい。失敗は何にでもつきもんです。恐れてては何もできまへん。<吉本せい>

443.
神のなさることはみな正しく、
そのおきてはどれ一つ取っても誤りがありません。
(詩篇111:7)

The works of His hands are truth and justice;
All His precepts are sure.
(Psalm  111:7)

所感と祈り:
神様は、揺るぎない確かさで私たちを導き、支えてくださいます。
私たちにとってどうすることが最善であり、幸いなことであるのかをすべてご存知のお方です。
その神様のお導きに従うことが、一番良いことです。
私たちの言葉にならない思いをも読み取られ、良くしてくださいます。
私たちがどのような状況に置かれていても、御手の中にあることを覚えていたいと思います。
たとえ今、涙の川に流されそうに思えても、神様は変わらない愛と力強い御腕に抱いて、そこから平安の岸へと連れ出してくださいます。

主はご自分に信頼を寄せる人に食物を与え、
決して約束を破棄しません。(詩篇111:5)

主よ。あなたは良いお方です。
私たちを主の栄光の光で包んでください。
主の御名によりて、アーメン。
https://youtu.be/MPBuEGFO9YM

清水雅夫

444.「まことに、まことに、あなたがたに告げます。だれでもわたしのことばを守るならば、その人は決して死を見ることがありません。」(ヨハネの福音書8章51節)
*黙想と祈り
神様のことばを守ることは自分の力では決してできません。大切なのは、助け主である聖霊様に日々拠り頼むことです。「父なる神様。私たちがあなたのことばを守ることを喜びとし、日々聖霊様に励まされて歩めるようにお守りください。」

445.この詩篇の主題は、神のみが私たちの力であり、また救いであるということである。この詩篇の中で、ダビデは4回も神こそわが救いであると歌っている(1、2、6、7)。神は何か救いと呼ばれるものを下さるのではなく、神ご自身を私たちに下さるのだ。私たちの望みもまた神によって与えられる。私たちの望みが神より出ている限り、必ず成就される。私たちに災いを加えようとはかっている悪魔の計画は、かたむいた石垣のように、必ずくずれる。しかし、神は何ものにもゆり動かされない岩(2、6、7)である。この岩こそ、私たちの真の避け所である。悩み、苦しみ、悲しみがあったなら、この避け所へ行って、自分の心のありのままを注ぎ出すことである。その時、私たちは神から解決ばかりでなく、力をも与えられるのである。(詩篇62篇)

446.困難に挫ける人もいれば、困難で成長する人もいる。「ネルソン・マンデラ(南アフリカ共和国黒人初の大統領)」

447.この世から去りゆくにあたって、つぎの言葉を辞世にしよう。私の見てきたものには誰も及ばないだろう。(ラビンドラナート・タゴール「詩集」)

448.人間わずか五十年、化転のうちにくらぶれば、夢幻の如くなり。(織田信長)

449.三分の一世紀にわたる私の意識的な生活は、全部が全部、革命闘争についやされてしまい、系統的な勉強などできなかった。しかしもう一度やりなおすとしたら、私は躊躇なく同じ道にとびこむだろう。(レオン・トロッキー「わが生涯」)

450.一粒の麦、地に落ちて死なずば、ただ一つにてありなん。もし死なば果を結ぶべし。おのが生命を愛する者は、これを失い、この世にてその生命を憎むものは、これを保ちて、とこしえの生命に至るべし。(「新約聖書」ヨハネ伝)

451.
The time you enjoy wasting is not wasted time.
(Bertrand Russell)
「無駄を楽しむ時間なら、無駄に過ごされた時間にならない」

452.
We are condemned to kill time: Thus we die bit by bit.
- Octavio Paz
【訳】 私たちは、時間を消費していくように運命づけられている。そうして、少しずつ死に近づいていく。
<オクタビオ・パース: 1914年〜1998年。メキシコの詩人、外交官。>

453.
The reality of the other person is not in what he reveals to you, but in what he cannot reveal to you.
- Khalil Gibran
【訳】 他人の本音は、あなたに明かしたことではなく、明かさなかったことの中にある。
<ハリール・ジブラーン: 1883〜1931年。米国の詩人、画家。>

454.【アメリカのジョーク】

<< Emergency! >>

 The boss who was on the 25th floor of the building called
 up the clerk on the ground floor for an important file.
 Since it was rather urgent the boss told the clerk it was
 an emergency and that he should hurry with the file.
 After more than 30 minutes the clerk appears all tired and
 panting for breath.
 The Boss asks him why he was panting and what caused the
 huge delay.
 The clerk replies, 'Boss when I went to the lift it said '
 during an emergency please use the staircase'!!!

<< 緊急! >>

 ビルの25階にいた上司は、1階の店員に、重要なファイルのこ
 とで電話をかけた。
 それは、緊急な用件だったので、上司は、(1階の)店員に、
 それは、緊急なので、ファイルを持って急いで来てくれと言いま
 した。
 30分以上経ってから、店員が息切れしながら疲れきった様子で
 あらわれた。
 上司は、彼に、なぜ息をきらせているのか、どうしてこんなにす
 ごく遅かったのか?聞いた。
 店員は答えた。「だって、エレベーターに行くと、緊急時は、階
 段を使えと書いてあったんだ」

455.
彼は、神の約束はどんなことでも実現すると堅く信じました。
(ローマ4:21)

and being fully assured that what God had promised, He was able also to perform.
(Romans 4 :21)

所感と祈り:
私たちが実現しないだろうとか、起こり得ないと考えるような現状であったとしても、もし、神様のご計画や約束の中に含まれているなら、必ず実現します。
神様にとって現状を変えることや、実現するための前提となる条件を整えることは不可能ではありません。
私たちは現状の延長線上で将来を描く傾向がありますが、神様の御手が介入するなら、私たちが思いもしなかった局面が開けていきます。
神様がなさるのであれば、無限の可能性があるのだと思います。

主よ。現実に存在するこの宇宙の大きさでさえ、私たちの想像を越えていますが、この世界を創造されたその御力の大きさは、それをさらに上回るものです。
限りない御力をもった主を仰ぎ、信仰によって歩むことができるようにお導きください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

456.「私はあなたの恵みに拠り頼みました。私の心はあなたの救いを喜びます。」(詩篇13篇5節)
*黙想と祈り
神様への信頼は、私たちに救いの喜びをもたらします。今日、主への信頼を告白しましょう。「父なる神様。私たちが力を尽くしてあなたの恵みに拠り頼むことができますようにお守りください。」

457.ダビデは、「私のたましいは、あなたに渇き」(1)と言った。ユダの荒野にさまよいながら、ダビデの魂はその肉体的渇きにもまして神を求めて渇いていた。その渇きにはただ神のみがいやしうるものであった。ダビデは、「私のたましいが満ち足り」(5)ると歌った。ダビデは過去の経験から、この彼の渇きは必ずいやされるということを知っていた。夜、星空のもとに自分の衣をしいて横たわったダビデは、必ず答えてくださる神を思って、心を明るくされた。その翌日、ダビデは彼の導き手でいます神に近く従って歩むことによって、再び立ちなおった。ダビデは、「私のたましいは、あなたにすがりつき、あなたの右手は、私を支えてくださいます」(8)と言い「御翼の陰で、私は喜び歌います」(7)と歌っている。(詩篇63篇)

458.望ましい人生とは失敗や迷いのない人生ではなく、どんな困難にあっても、せめて自分を欺かずに、誠実に自己を大切に生きていく人生である。何もかも知りつくしている自己の前に、ひれ伏せるような尊い自己を持つ人生である。「平澤興(京都大学元総長)」

459.人びとは、いわばひとつのことばをスクラップにすることによって、それを処理しおえたと信じこむ。しかし、ある真理をかたづけることはある商品をかたづけることほどに、たやすくない。(エンツェンスベルガー「政治と犯罪」)

460.うつせみの世は夢にすぎず、死とあらがいうるものはなし。(フランソワ・ヴィヨン「遺言詩集」)

461.
「いつもいっしょ!/これがわたしの信仰理念/
木とも石とも/蝶とも鳥たちとも/いっしょ/
人間はもちろん森羅万象/いつもいっしょに生き/
いつもいっしょに息をする/だから一人であっても一人でない/
沈むことがあっても/すぐ浮きあがる/
ふしぎな奇跡が起きてくる/いつもいっしょ!/
ああこの愛のことばを/唱えてゆこう」
(坂村真民)

462.
神にできないことは何もない。あなたに言ったとおり、来年の今ごろまた来る時には、必ずサラに男の子が生まれている。」
(創世記18:14)

Is anything too difficult for the Lord? At the appointed time I will return to you, at this time next year, and Sarah will have a son.”
(Genesis 18:14)

所感と祈り:
「すでに夫婦はすっかり年をとり、サラも子を産める年齢はとうの昔に過ぎていた」(創世記18:11)
そのような状況で約束をいただきました。
いったいどうしてそのようなことが起こるのかと首をかしげるのが当然だったのです。
神様は、無から有をつくることのできるお方です。
何もないところに有るようにされるのです。
その力がどれほど大きいものであるのかを悟り、信じることができますように。
私たちの人生の中にも、私たちの経験や想像を越えて、事を成し遂げることがおできになります。
神様に期待するときは、すべての制約の枠を取り除くことができますように。

主よ。信じる者に豊かな祝福を与えてくださることを感謝します。
信じて受け取らせてください。
どのような制約にもとらわれず、主に期待し、祈り求める者でありたいと思います。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

463.「わずかな物を持っていて主を恐れるのは、多くの財産を持っていて恐慌があるのにまさる。」(箴言15章16節)
*黙想と祈り
何にもまさって主を恐れることは、私たちが真に豊かな人生を歩む鍵です。「主なる神様。まことの神であるあなたを恐れ、あがめて祝福された人生を歩めるように導いてください。」

464.これは、神を恐れる者を滅ぼそうとする破廉恥な者たちの陰謀が無に帰するばかりでなく、こういう罪人が断罪されるようにという祈りである。二部から成っており、陰謀家の手からの保護を求める祈り(1〜6)と、神の報復の確信(7〜10)を願っている。ダビデは、差し迫った危険と、その脅威の恐怖からの救いを求めている。邪悪な者たちの陰謀から、また公然たる攻撃からひとしくかくまってくださるようにと祈っている。しかし、悪人たちがとがのない者に対して企んだことは、結局彼自身の破滅にほかならなかった。彼らが彼に向けて矢を射るなら、神は彼らの頭上に矢を雨と降らせ、彼らを傷つけられる。ことばを使って、彼らが彼にわなをしかけても、彼ら自身の舌が、彼らをつまずかせることになってしまう。(詩篇64篇)

465.人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ。(チャップリン)

466.少(わか)くして学べば壮にして為すあり。壮にして学べば老いて衰えず。老いて学べば死して朽ちず。「佐藤一斎(幕末の儒者)」

467.
If all the world's a stage, where is the audience sitting?
もし世界のすべてが舞台なら、観客はどこに座るのだろう?

468.もし最後の結果が良ければ、私に浴びせられた非難などは全く問題ではない。ただし、最後の結果が悪ければ、たとえ十人の天使が私を弁護してくれたところで、何の役にも立ちはしない。(エイブラハム・リンカーン 第16代アメリカ大統領)

469.楽園を追放された、人間は、歴史への道に出ていくことを強いられたのである。神話の用語でいえば、人間は帰ることを許されない。実際は人間は帰ることができないのである。(エーリッヒ・フロム「革命的人間」)

470.
さて神が約束したとおり、サラは子どもを身ごもり、年老いたアブラハムの息子を産みました。
その時期も神の言ったとおりでした。
(創世記19:1ー2)

Then the Lord took note of Sarah as He had said, and the Lord did for Sarah as He had promised.
So Sarah conceived and bore a son to Abraham in his old age, at the appointed time of which God had spoken to him.
(Genesis 19:1-2)

所感と祈り:
神様は、ご自分が約束なさったことを必ず成し遂げられます。
神様にとっては障害になるものは何も無いのだと思います。
その成し遂げるタイミングもすべてご自分の思い通りになさいます。
神様が私たちのために良い計画を立て、それを実現なさるのにも、神様は最善のタイミングをご存知です。
すべての条件が整えられ、私たちにとって絶妙なタイミングで御心が成就していきます。
そのような神様を信頼し、御心にお委ねする心を持つことができますように。
自分の思いだけで事を進めるより、神様に導かれるほうが最善です。

主よ。あなたの導きがわかるように、私たちを整えてください。
いつも祈ることができますように。
主を仰ぎ、御心を尋ね求め、信仰をもって歩ませてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

471.「というのは、すべてのことが、神から発し、神によって成り、神に至るからです。どうか、この神に、栄光がとこしえにありますように。アーメン。」(ローマ人への手紙11章36節)
*黙想と祈り
私たちの歩みは、今日神様が中心となっているでしょうか。そうであるならば、それは神様に栄光が帰せられる人生です。「父なる神様。あなたの御名が全世界であがめられますように。私も今日心からあなたの御名をあがめます。」

472.神は祈りを聞いてくださったお方である。神の家に住む幸いこそ、信仰の究極の喜びである。しかし、このように神に近づきうるためには、まず私たちを神より遠ざけている罪が取り扱われなければならない(1〜4)。救いの神は、私たちの救いを求める祈りを聞いてくださる。国家の危機にのぞんで、この詩人は神に信頼を置き、神はもろもろの民の騒ぎを静められた(5〜8)。キリストが命じられたように、地の果てにまで宣べ伝えられた福音は、受けいれるすべての人に救いの喜びを与えられる。平和と繁栄の喜びが最後に歌われる。地を豊かにし、川を水で満たし、田と牧場に富を与えるのは「あなた」なる神である。これらすべて豊かなみのりをもたらすものは、神の賜物なのである(9〜13)。(詩篇65篇)

473.困難を前に絶望して立ち上がれなくなってしまうのか、それともいますぐには分からなくても、その出来事に何か意味があると捉えて人間性をより豊かにしていくのか、そこに人生の分かれ目がある。「鈴木秀子(文学博士)」

474.すべての情報に目を通そうとしてもムダである。自分に関係のない情報ははなから必要ないと考えないと、情報の海で溺れてしまう。(竹村 健一 政治評論家)

475.一人の人間がわれわれにとっていつでも未知のものとしてとどまっていること、その人間の中にはわれわれの理解の手からすべり落ちてしまう解きがたい何ものかが常にあるということ、これはおそらくほんとうである。(アルベール・カミュ「手帖」)

476.有能な者は行動するが、無能な者は講釈ばかりする。(バーナード・ショー)

477.
アブラハムに与えられた約束を覚えていますか。神は、自分以上にすぐれた存在はありえないので、ご自分の名を指して誓われました。
幾度もアブラハムを祝福し、多くの子孫を与え、偉大な国民の父とすると言われたのです。
そこでアブラハムは、その約束を忍耐して待ち望み、ついに約束のものを手にしました。
(ヘブル6:13ー15)

For when God made the promise to Abraham, since He could swear by no one greater, He swore by Himself, saying, “I will surely bless you and I will surely multiply you.”
And so, having patiently waited, he obtained the promise.
(Hebrews 6:13-15)

所感と祈り:
アブラハムは、神様の約束が実現するまで、長い間、待たなければなりませんでした。
彼を待たせることにも、神様の意図があったのだと思います。
その忍耐には信仰が必要でした。
そのことを通して、神様はアブラハムの信仰を高め、後世の私たちにも信仰による忍耐について教えておられるのだと思います。
神様の約束を忍耐して待ち望む者は、その約束のものを手に入れることができます。
私たちにとってすくにでも実現してほしいことがあります。
しかし神様は、最善の時をご存知であり、そのときまで私たちが信仰による希望を持ち続けることを求めておられるのだと思います。

主よ。私たちにとっての幸いは、いつも主の御側に歩むことです。
砕かれたたましいを喜ばれ、豊かに祝福してくださることを感謝します。
信じて受け取る者でありたいと願います。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

478.「神は仰せられた。『あなたの子、あなたの愛しているひとり子イサクを連れて、モリヤの地に行きなさい。そしてわたしがあなたに示す一つの山の上で、全焼のいけにえとしてイサクをわたしにささげなさい。』」(創世記22章2節)
*黙想と祈り
神様はアブラハムにとってイサクがどのような存在であるのかをよくご存知でした。この試みの背後に確かに神様のご計画がありました。「父なる神様。自分では理解できない苦しみのときにも主のもとにとどまることができますようにお守りください。」

479.詩人は全地に呼びかけて、神をさんびせよと叫んでいる。これこそ神に造られた全宇宙の被造物の当然なすべきことである。そのためには、全地が神の大能の力を知らなければならない。イスラエルが神の大能の力をまざまざと見たのは、昔、神がイスラエルをエジプトから導き出した時の数々の奇蹟であった。そればかりか、神がイスラエルを火の中、水の中を通して、豊かな広いところへ導かれた。イスラエルの神がその民イスラエルを捨てられない何よりの証拠である。神が神であることは、歴史の中に示されるだけではない。この今の自分の身に示される。神は祈りを聞き、救われた。熱心に求めた祈りが答えられたという体験は、信仰生活における貴重な経験である。この詩人は、そのあかしを持っている。(詩篇66篇)

480.神よ、変えることの出来ない事柄については、それをそのまま受け入れる平静さを、変えることの出来る事柄については、それを変える勇気を、そして、この二つの違いを見定める叡智を、私にお与えください。(ニーバー)

481.あれこれ考えないで「ありがとう」って言ったらええだけなんだがや。「竹田和平(日本一の個人投資家)」

482.始まりと思うのも自分。もう終わりと思うのも自分。(フェデリコ・フェリーニ イタリアの映画監督)

483.人は自分がどんな土地にいるかを匂いで知るために、一本の指を土の中につっこむ。私は実存の中に指をつっこむーーが、それは何の匂いもない。私はどこにいる?私は何者か?どうやってここへ来たのか?この世界と呼ばれるものは何なのか?その語は何を意味するのか?この物の中に私をおびき寄せ、そのまま置きざりにして行ったのは何者か・・・・・?(キルケゴール「反覆」)

484.
わたしはあなたがたのために立てた計画をよく知っている。
それは災いではなく祝福を与える計画で、将来と希望を約束する。
(エレミヤ29:11)

For I know the plans that I have for you,’ declares the Lord, ‘plans for welfare and not for calamity to give you a future and a hope.
(Jeremiah 29:11)

所感と祈り:
神様は、さまよっていた私たちに戻るべき道を示し、罪にとらわれ、身動きできない状態から、私たちを解放してくださいました。
神様は私たちを愛してくださっています。
そして、私たちに良い計画を立ててくださいます。
ご自分のもとに来る人々を祝福し、永遠への保証を与えてくださいます。
どのように困難な道を歩んでいたとしても、いつかは完全に解放され、神様のもとで平安を得ることができるのです。
共に神様を仰ぎ、愛し合い、支え合って歩んでいきたいものです。

主よ。滅ぶしかなかった私たちに救いの道を開き、将来への希望のある日々へと招いてくださったことを感謝します。
力のない私たちに力を与え、みこころのままに生かしてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

485.「さて、獄中でキリストのみわざについて聞いたヨハネは、その弟子たちに託して、イエスにこう言い送った。『おいでになるはずの方は、あなたですか。それとも、私たちは別の方を待つべきでしょうか。』」(マタイの福音書11章2,3節)
*黙想と祈り
この切迫したヨハネの問いにイエスさまは答えられました。私たちが真剣に求めるならば、神様はご自身を明らかにしてくださるのです。「父なる神様。あなたが私たちの心の求めに答えてくださるお方であることを心から感謝いたします。」

486.イスラエルの祖アブラハムへの神の約束は、地のすべての国民がイスラエル民族によって祝福されるということであった。この詩篇はそれを解くかぎを示している。「どうか、神が私たちをあわれみ、祝福し、」(1)と祈る理由は、決して「私たち」のみのためではなく、「私たち」によって神の道、神の救いがもろもろの国民に知られるためなのである。「神が私たちを祝福してくださっ」(6〜7)た理由は、「私たち」が自己中心的に神の恵みを楽しむためでなく、「地の果てが、ことごとく」「私たち」のように、神を恐れる恐れに満ち満ちるためである。イエス・キリストの救いもそれと同じだ。私たちが主イエス・キリストを救い主として受けいれると、神は私たちを祝し、さらにほかの人をも祝してくださる。(詩篇67篇)

487.歴史が大きく変わる時には、チャレンジをしなければいけない。「澤田秀雄(エイチ・アイ・エス会長)」

488.障害物は、あなたに教えるべきことを教えるまでは消えない。(バーバラ・アンジェリス アメリカの心理学者)

489.
Talk [Speak] of the devil, and he will [is sure to] appear.
(悪魔の話をしなさい、そうすれば悪魔が現れるでしょう)
「噂をすれば影(がさす)」
<その他の類似表現>
Speak of angels, and you will hear their wings.

490.
He who has not Christmas in his heart will never find it under a tree.
-- Roy L. Smith
心の中にクリスマスが息づいていない人には、ツリーの下にもクリスマスはやって来ない。

491.ここがロドスだ、ここで跳べ!(ギリシア故事より)

492.わたしは満足を求めてあらゆる詩を読んだが満足はえられなかった。わたしが欲したのは精神の食事であったのに、わたしが蒐集したのは精神のボンボンやエクレアだった。詩をあきらめたわたしは、空想の食事を追って散文をあさり、いたるところに卑小な名作を見つけ、それから、人類よりも偉大となるべく誠実に努力したごく少数の人びとを見つけた。わたしの空腹を満たすものは、かれらの悪戦苦闘だけだ。(T・E・ロレンス「E・ガーネットへの書簡」)

493.脚本は人生によって汚されたのです。(ジョセフ・エル・アンキーウィッツ「裸足の伯爵夫人」)

494.置かれた場所で咲きなさい。(渡辺 和子)

495.
アブラハムの妻サラも、信仰によって、すでに子を産む年齢を過ぎていたにもかかわらず、母親になることができました。神の約束は必ず実現すると信じたからです。
(ヘブル11:11)

By faith even Sarah herself received ability to conceive, even beyond the proper time of life, since she considered Him faithful who had promised.
(Hebrews 11:11)

所感と祈り:
神様を信じる者は幸いです。
起こり得ないようなことを、神様の約束のゆえに信じたアブラハムやサラの信仰は、いったいどのようなものだったのでしょうか。
その答えを示す言葉が次のように書かれています。

この地上がほんとうの故郷ではなく、自分がほんのつか間、滞在する旅人に過ぎないことを自覚していたのです。そう認めた時、彼らは心から、天にある故郷を慕い求めました。
(ヘブル11:13)

彼らには永遠への思いがありました。
この世でどのような困難があっても、その時期より遥かに永く居られる神様とともにある天の故郷を慕い求めていたのでした。
揺るぎないこの確信によって、どのような困難をも乗り越え、希望を持ち続けることができたのだと思います。
そして神様はその信仰を喜び、豊かな祝福を与えてくださいました。

主よ。信仰によって歩むとはどのようなことであるのかをお示し下さり感謝します。
信仰によって歩ませてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

496.「イエスは彼らに言われた。『まことに、まことに、あなたがたに告げます。アブラハムが生まれる前から、わたしはいるのです。』」(ヨハネの福音書8章58節)
*黙想と祈り
イエスさまはこのことばをもってご自身が永遠に存在する神であることをはっきりとお告げになりました。「主なる神様。御子イエスさまが永遠に存在される生けるまことの神様であることをおぼえて御名を心から賛美します。」

497.この詩篇は、ダビデが神の契約の箱を、エルサレムに移した時、それを祝って作ったものであろう(第二サムエル6)。荒野を行進中、彼らを導かれた神が、今なお彼らとともにおられるので、彼らのエルサレムへの行進は、非常な喜びに満たされた。エルサレムに近づいた時、ダビデはこのとりでが最近まで敵の手中にあったこと、また彼がその時にも信仰を失わず、イスラエルの軍団が神の使いに助けられて勝つことを疑わなかったことを思い出した。神の契約の箱の行列は、おごそかに聖所に向かって進んでいく。ダビデは契約の箱よりも、救いの神ご自身のことを考えた。すべての敵を打ち砕かれ、その民に力を与えた神を。神はいと高き天に乗られる全世界の主権者でいます。その力を雲の中に持たれる神が、イスラエルに力と勢いとを与えられる。(詩篇68篇)

498.人はしょせん、自分で自分の背中を押すしかないのだ。(カーク・ダグラス)

499.苦しい中でこそ得られる喜び。そこにこそ本当の遊がある。「桑村綾(和久傳女将)」

500.
Marry me and I'll never look at another horse.
私と結婚してください、そうすれば決して他の馬を見ません。

501.幸福が現実となるのは、それを誰かと分かち合ったときだ。(映画 イントゥ・ザ・ワイルドより)

502.部屋代が天国へ送れるのなら、いいのにな。(ラングストン・ヒューズ「小さな、しかし、重要な抒情詩」)

503.中傷誹謗に対する最善の返答、それは黙々と自己の義務を守ることである。<ジョージ・ワシントン>

504.
信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。神のもとに来ようとする人はだれでも、神の存在と、熱心に神を求めれば神が必ず報いてくださることを、信じなければなりません。
(ヘブル11:6)

And without faith it is impossible to please Him, for he who comes to God must believe that He is and that He is a rewarder of those who seek Him.
(Hebrews 11:6)

所感と祈り:
神様の約束を、それが実現する何の兆しもない状況の中で信じた人々が、神様に喜ばれ、祝福を受けました。
何も無いところから有るようにされる神様の御力がどれほどのものであるのかを悟ることができますように。
人にはできないことを神様は成し遂げられます。
この世界の法則の下に制約されるお方ではなく、それをお定めになったお方です。
神様の約束を疑うことなく受け取ることができますように。
神様は私たちに信仰を働かせることを望んでおられるのだと思います。

主よ。信仰を働かせることがどのようなことであるのかを理解することができますように。
主に喜ばれる生き方ができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

505.「しかし、この私は、神の家にあるおい茂るオリーブの木のようだ。私は、世々限りなく、神の恵みに拠り頼む。」(詩篇52篇8節)
*黙想と祈り
オリーブは平和の象徴です。神の恵みに拠り頼む者には平和が約束されています。「父なる神様。私たちをおい茂るオリーブのように祝福してくださる恵みを心から感謝いたします。」

506.この詩篇は22篇と同様、主に対しあくまでも忠実であったために加えられた不当な苦しみを主題にしている。ダビデがおちいった状態は、まことに最悪であった。ダビデはなぜ自分が憎まれるのかわからないと言う。しかし、神のためにそしられている。だから、神がダビデを苦難から救い出してくださらないなら、神を待ち望んでいるほかの人々が、失望してしまうかもしれないと言って、憂える。このように重苦しい苦難を述べたのち、神に祈って助けを求めている。ここでもまた、彼の苦しみについて述べている。しかしダビデは、あわれみ深い神が彼の深い悩みから彼を全く救ってくださることを確信して祈っている。ダビデが「私は神の御名を歌をもってほめたたえ、神を感謝をもってあがめます」と祈っているのは、この確信のゆえなのである。(詩篇69篇)

507.人生で大事なことは、自分を主語にして生きること。「福島智(盲ろうの東京大学教授)」

508.生きている人間は長靴なしでもすまされるが、死んだ人間は棺桶なしではすまされない。(プーシキン「その一発」)

509.おまえは母さんにするときより、よっぽど愛情こめて、人形にキスするんだね?(アラバール「大典礼」)

510.死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。(太宰治「晩年」)

511.
A man should not strive to eliminate his complexes but to get into accord with them.
- Sigmund Freud
【訳】 自分のコンプレックスを無くそうとするのではなく、コンプレックスと調和を図ろうとするべきだね。
<ジークムント・フロイト:1856年〜1939年。オーストリアの精神分析学者、精神科医。>

512.
Do not quench your inspiration and your imagination; do not become the slave of your model.
~Vincent Willem van Gogh
【訳】 あなたの直観力や想像力を抑制してはいけない。規範の奴隷になってしまってはいけない。
<フィンセント・ファン・ゴッホ:1853年〜1890年。オランダ生まれの後期印象派の画家。>

513.
形兵之極、至於無形。
(孫子、虚実篇第六)
兵を形(あらわ)すの極は、無形に至る。

514.
このことがあってから、そこをアドナイ・イルエ(「主は備えてくださる」の意)と呼びました。現在でもそう呼ばれています。
(創世記22:14)

Abraham called the name of that place The Lord Will Provide, as it is said to this day, “In the mount of the Lord it will be provided.”
(Genesis 22:14)

所感と祈り:
神様が私たちを導き、招いてくださったのなら、神様が私たちの必要に備えてくださいます。
神様にはできないことがありません。
信仰をもって踏み出す時、そこに道が開かれます。
アブラハムは、備えがあったから神様に従ったのではありませんでした。
神様に従ったから、神様が備えてくださいました。
信仰による歩みは、そのような順番なのだと思います。
神様は私たちを用いて事を成し遂げられます。
用いられる器になることができますように。

主よ。共に集い、主を賛美することは、私たちの喜びです。
あなたのしてくださったことを感謝し、心からの賛美をささげます。
私たちの心を主からのもので満たしてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

515.「野菜を食べて愛し合うのは、肥えた牛を食べて憎み合うのにまさる。」(箴言15章17節)
*黙想と祈り
物質的な豊かさは、真に豊かであるかどうかの指針にはなり得ません。「父なる神様。あなたは私たちを祝福してくださるお方です。私たちが目先の豊かさだけに惑わされてしまうことのないようにお守りください。」

516.この短い詩篇は、40篇の最後の部分(13〜17)と同じである。素祭をささげる時、宮の礼拝用として別に使われた(表題を注意)。この詩篇がここに置かれたのは、69篇との関連からであろう。両者とも窮迫感で始まり、正しい者の敵に対するさばきを呼び求め(70:2〜3と69:23〜27)、両者とも個人的な窮迫ゆえに神に訴えている。この詩篇が以前その一部であったと思われる40篇は、69篇とも多くの共通点を持っている。両者とも泥沼と暗黒を示し、神の救いの活動に言及している。相違点もあるが、40:12と69:4、40:6と69:31、40:11と69:16、40:1前半と69:20などを比較。正義とあわれみの主に訴え、また詩人は大胆に歌っている。(詩篇70篇)

517.「人間は、必ず一人には一人の光がある」とある先達は言った。しかし、一人の光が真に光を放つには、それなりの条件が要る。そしてその根本になるのが、人生に誓うものを持つことではないか、と思うのである。

517.憂鬱は凪いだ熱情に他ならない。(アンドレ・ジイド「地上の糧」)

518.私がいま、このうちの誰かひとりに、にっこり笑って見せると、たったそれだけで私は、ずるずる引きずられて、その人と結婚しなければならぬ羽目におちいるかも知れないのだ。女は自分の運命を決するのに、微笑一つで沢山なのだ。(太宰治「女生徒」)

519.メフィストフェレス「お昇りなされ、あるいは下りなされ。同じことじゃよ」(ゲーテ「ファウスト」)

520.
このことを覚えていてください。あなたがたの生活の中に入り込む誘惑は、別に新しいものでも、特別なものでもないということです。
ほかにも多くの人たちが、あなたがたよりも先に、同じ問題にぶつかってきたのです。
どんな誘惑にも抵抗するすべはあります。神様は決して、とてもたち打ちできないような誘惑や試練に会わせたりはなさいません。
神様がそう約束されたのであり、その約束は必ず実行されるからです。
神様は、あなたがたが誘惑や試練に忍耐強く立ち向かえるように、それから逃れる方法を教えてくださいます。
(1コリント10:13)

No temptation has overtaken you but such as is common to man; and God is faithful, who will not allow you to be tempted beyond what you are able, but with the temptation will provide the way of escape also, so that you will be able to endure it.
(1 Corinthians 10:13)

所感と祈り:
神様は、私たちの置かれた状況も、私たちの弱さもすべてご存知です。
私たちが自分の限界を認め、神様の御前にへりくだるとき、神様が御力を私たちのうちに現してくださいます。
自分ではどうすることもできないところに解決の扉を備えてくださいます。
神様に信頼して、神様を第一の拠り所として歩む時、神様が私たちが前に進めるように助けてくださいます。
神様の御前で、強がることも、体裁を繕うことも不要です。
むしろ高ぶりを捨て、ありのままの姿で御前に出ることができますように。

主よ。信頼する私たちのために備えを与えてくださることを感謝します。
どうぞ御心に沿って歩むことができる聡明をお与えください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

521.「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。」(ローマ人への手紙12章1節)
*黙想と祈り
私たちはこのからだと心とをもって神様を礼拝します。それは神様への尊いささげ物です。「父なる神様。あなたが私たちのささげる礼拝を喜んでお受け入れ下さることを心から感謝いたします。」

522.これは老人の祈りであろう。若い時から神が教えられたことを学んできた。生まれた時から彼を支えてくださったお方は神であった。だから、彼の人生にはさまざまな試練があったにもかかわらず、彼はつねに神をほめたたえ、たえず神に望みを置き、神を自分の「住まいの岩、」彼を救う「強いとりで」とより頼んできた。「主の名は堅固なやぐらのようだ。正しい者はその中に走りこんで救いを得る」ということを、彼は経験してきた。今、年老いてなお、彼は神の勢いと力とをあかしする機会があるようにと願っている。彼は、「一日中」神の義と救いとを語ることを願っている。彼と伝道心は、老いてますます盛んである。一生涯、信仰のあかしを通すことは大きな恵みであり、また奉仕である。特権と義務、また責任、使命でもある。(詩篇71篇)

523.
If you're born again, do you have two belly buttons?
もし再び生まれたら、おへそは二つになるのですか?

524.この世では誰もが苦しみを味わう。そして、その苦しみの場所から強くなれる者もいる。(アーネスト・ヘミングウェイ アメリカの小説家・詩人)

525.
「僕の思念、僕の思想、そんなものはありえないんだ。言葉によって表現されたものは、もうすでに、厳密には僕のものじゃない。僕はその瞬間に、他人とその思想を共有しているんだからね」
「では、表現以前の君だけが君のものだというわけだね」
「それが堕落した世間で言う例の個性というやつだ。ここまで言えばわかるだろう。つまり個性というものは決して存在しないんだ」
(三島由紀夫「旅の墓碑銘」))

526.私は私自身の証人である。(サン・テグジュペリ「人間の土地」)

527.どうせあたしをだますなら、死ぬまでだましてほしかった。(西田佐知子「東京ブルース」)

528.秀れた者となるためには、人の数倍の努力と苦労をしなければならない。人の寝るところは半分にし、人の食うところは半分くらいにしても、努力するところは人の十倍も二十倍もやるだけの元気がなければならぬ。「安岡正篤(思想家)」

529.人間の一生は誠にわずかの事なり。好いた事をして暮らすべきなり。夢の間の世の中に、好かぬ事ばかりして、苦しみて暮らすは愚かな事なり。(山本 常朝)

530.
主があなたがたを懲らしめるのは、ちょうど親が子どものためを思って懲らしめるのと同じなのです。
(申命記8:5)

Thus you are to know in your heart that the Lord your God was disciplining you just as a man disciplines his son.
(Deuteronomy  8:5)

所感と祈り:
私たちは、自分ではどうすることもできないような辛い状況を通して、神様だけが頼れるお方であることを知ります。
その中で私たちは、自分の無力さを知り、心を砕かれて謙遜な者になります。
そして揺るぐことのない信仰者となり、神様からの恵みによって、平安を得ます。

あなたの神、主の教えを守りなさい。主を恐れ、命じられるとおりに歩みなさい。
主が小川や池や泉、谷や丘のあるすばらしい地へ導いてくださいます。(申命記8:6ー7)

神様に従う歩みの中で、私たちは潤いのあるすばらしい恵みの地へと導かれます。

主よ。試練の中にある兄弟姉妹の心を強くしてください。
いつか必ず訪れるやすらぎのある地への希望を持ち続けることができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

531.「アブラハムは全焼のいけにえのためのたきぎを取り、それをその子イサクに負わせ、火と刀とを自分の手に取り、ふたりはいっしょに進んで行った。」(創世記22章6節)
*黙想と祈り
父アブラハムと、息子イサク。二人に共通していたのは、神様へのゆるぎない信頼でした。「主なる神様。どのような状況の時にもあなたがすべてをご支配しておられることを信じて感謝をします。」

532.これは、詩篇第二巻(42〜72)最後の詩篇で、その主題は理想の王である。ダビデは、その子ソロモンにこうあってほしいと願い、祈った。しかし、ここで歌われているのは、ソロモン以上のお方を指している。真の王メシヤのことである。よい王が立てられて、よい政治をすることは神の大きな祝福だ。悪政の下にある国民が、いかによい政治を求めていることか。よい政治とは、神の権威に服して、民の幸福をはかることである。この詩篇は二度読むとよい。はじめはソロモンのことを考えながら読み、二度目は主イエス・キリストのことを考えつつ読むことである。キリストは「しいたげる者どもを打ち砕」かれる。キリストは罪とサタンに勝たれた。キリストの支配は永遠であり、その名も御国も永遠に続く。(詩篇72篇)

533.楽観的であるということは、顔を常に太陽へ向け、足を常に前へ踏み出すことである。(ネルソン・マンデラ)

534.将来の幸せに繋がる道ほど険しい。「越智直正(タビオ会長)」

535.国王であれ農民であれ、家庭に平和を見いだせる者が、もっとも幸せである。(ヨハン・ゲーテ ドイツの詩人)

536.叔母の言う。「お前はきりょうがわるいから、愛嬌だけでもよくなさい。お前はからだが弱いから、心だけでもよくなさい。お前は嘘がうまいから、行いだけでもよくなさい」(太宰治「晩年」)

537.地上的な希望はとことんまで打ちのめされねばならぬ。そのときだけひとは真の希望で自分自身を救うことができる。(カフカ「城」)

538.私の生とは幻想である。革命はもはや私の興味をひかない。(ペーター・ヴァイス「マラーノサド」)

539.私は悲しい癖で、顔を両手でぴったり覆ってゐなければ、顔を覆って、じっとしている。(太宰治「女生徒」)

540.いまぼくがひたすら望んでいることはーーー存在すること(to be)なのだ。どうか忘れないでほしいが、この不定詞は中国語では<他動詞>なんだよ。(ヘンリー・ミラー「南回帰線」)

541.
主は、あなたがたが心とたましいを尽くして、あなたがたの神、主を愛しているかどうかを試しておられるのです。決してほかの神々を拝んではいけません。
神の命令にだけ従い、神だけを頼りなさい。
(申命記13:3ー4)

you shall not listen to the words of that prophet or that dreamer of dreams;
for the Lord your God is testing you to find out if you love the Lord your God with all your heart and with all your soul.
You shall follow the Lord your God and fear Him;
and you shall keep His commandments, listen to His voice, serve Him, and cling to Him.
(Deuteronomy 13:3-4)

所感と祈り:
自分は預言者であるからとか、占い師だとか言って、彼らの信じる神々を信じさせようとする誘惑には注意が必要です。
自分のことを言い当てられると、信じたくなるかもしれませんが、言い当てるぐらいは悪霊でもできることです。
私たちが頼るべきお方は、この世界を創造されたまことの神様だけです。
まことの神様は、私たちを愛し、私たちに救いの道を備えてくださいました。
その愛に応答することができますように。

主よ。私たちを惑わすものがあっても、しっかりと見分けることができますように。
いつも正しい信仰を持つことができるようにお導きください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

542.「だれでも、わたしにつまずかない者は幸いです。」(マタイの福音書11章6節)
*黙想と祈り
バプテスマのヨハネの真剣な問いに対して、イエスさまはご自身のなさっているわざを告げ、このおことばを語られました。「父なる神様。信仰の目を通してあなたを見、つまずくことのないようにお守りください。」

543.この詩篇の作者が感じていた問題は、神を信じることは、価値のあることなのだろうかということであった。信者でない友だちは、非常に成功して良い生活を送っている。その中のある人たちは、はるかに神や信仰より離れてはいるが、彼らの暮しは順調で、万事がうまくいっているように見える。それなのに信者である自分の生活には、なんと苦労が多いことだろうか。神は本当に自分のために配慮してくださっているのだろうか。神への信仰は、ほとんど滑るばかりであった。ところが、この作者は、神の聖所へ行った時、この問題を解決できた。彼はすべての問題を神のみもとに持って行った。神の観点から見る時、悩みはなくなってしまった。信仰なき人をうらやむべきではなく、あわれむべきなのだ。神がともにいてくださることこそ、真の慰め、力なのである。(詩篇73篇)

544.弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ。(マハトマ・ガンジー)

545.素直な人が伸びる。○『ポケット修養訓』

546.後悔はするけど、やり直したいとは思わない。やり直してたら、前に進めないよね。(二宮 和也 歌手・タレント・俳優)

547.『正範語録』
1、実力の差は努力の差
2、実績の差は責任感の差
3、人格の差は苦労の差
4、判断力の差は情報の差
5、真剣だと知恵が出る
6、中途半端だと愚痴が出る
7、いい加減だと言い訳ばかり
8、本気でするから大抵のことはできる
9、本気でするから何でも面白い
10、本気でしているから誰かが助けてくれる

548.
ロバと王様とわたし
あしたはにんな死ぬ。
ロバは飢えて、
王様は退屈で
私は恋で・・・・・
時は五月。
(ジャック・プレヴェール)

549.
「あなた、わたしを好き」
「好きだとも」
「どのくらい好き!」
「お金にして十万ポンドくらい。そう、十万ポンドくらいだよ!」
(ジョン・ブレイン「年上の女」)

550.人の一生には焔の時と灰の時ある。(アンドレ・レニエ「半ばの真実」)

551.
たとえわが子が死んでも、神はもう一度生き返らせてくださると信じていたのです。
まさに、そのとおりのことが起こりました。イサクは確かに死ぬ運命にあったのに、生きたまま、再びアブラハムの手に戻されたのです。
(ヘブル11:19)

He considered that God is able to raise people even from the dead, from which he also received him back as a type.
(Hebrews 11:19)

所感と祈り:
神様は必ず約束を実現なさると信じたアブラハムの信仰の堅さは驚きものです。
人の頭で考えるなら、絶対に実現することは無理な状況であったのに、神様の約束を信じ、行動しました。
神様は、その信仰にこたえられ、彼の想像をこえた方法で備えを置かれたのでした。
私たちのためにも、私たちの思いをこえたところで、備えをしてくださいます。
神様に期待する信仰を働かせることができますように。

主よ。約束を握り、疑わない信仰をお与えください。
信じる者を祝福してくださることを感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

552.「イエスは答えられた。『この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現われるためです。』」(ヨハネの福音書9章3節
*黙想と祈り
イエスさまは暗やみを光に、絶望を希望に変えることのできるお方です。そして、そこに神様の栄光があらわされるのです。「父なる神様。あなたのおことばにはいつも希望があります。心から感謝します。」

553.この詩は、罪の結果を見て、祈るべきとりなしの祈りである。ことに神の民の群れの中にある罪を見た時にささぐべき祈りである。作者は、神を離れたことを歎いて祈っている(1)。次に、過去の恵みを思い起こして祈っている(2)。それは、神の贖いとご臨在のことである。そして次に、敵する者たちが自分に対してしたことを述べて祈っている(3〜11)。さらにその次に、神がなしてくださったことを、祈りの中で述べている(12〜17)。そして最後に、とりなしの祈りをささげている(18〜23)。敵の力を覚えて祈り(18)、神のあわれみを覚えて祈り(19)、神の約束を覚えて祈り(20)、神の栄光を覚えて祈っている(22)。どんなに困難が大きくとも、どうしていいかわからないような時にも、祈ることは勝利である。(詩篇74篇)

554.もし誰かが一度だけあなたを裏切ったのなら、それは彼らの責任です。もし彼らが二度もあなたを裏切るのなら、それはあなたの責任です。(エレノア・ルーズベルト)

555.美しいものを見たいと思ったら人を喜ばせたらいい。「鍵山秀三郎(日本を美しくする会相談役)」

556.人は何度も失敗することがあろう。しかしそれを他人のせいにし始めるまでは、落伍者ではない。(ジョン・バローズ アメリカの作家)

557.
Union [Unity] is strength.
(団結は力である)
「団結は力なり」
<その他の類似表現>
Many straws may bind an elephant.
United we stand, divided we fall.

558.
I have not failed. I've just found 10,000 ways that won't work.
-- Thomas Edison
失敗したのではない。うまくいかない幾多の方法を見つけたにすぎない。

559.
お前をきらいになった時
お前にそれをいう代り
お前をきらいになった時
私は鳥打かぶろうよ
(ジャン・リュック・ゴダール「勝手にしやがれ」)

560.女はつねに隣の亭主をスミレだと思っている。(フランス古諺)

561.火を消すには火をもって為せ。(ウィリアム・シェークスピア「ロミオとジュリエット」)

562.
誘惑に負けて悪に走らない人は幸いです。なぜなら、神を愛する人に約束されたいのちの冠を、ほうびとして頂けるからです。
(ヤコブ1:12)

Blessed is a man who perseveres under trial;
for once he has been approved, he will receive the crown of life which the Lord has promised to those who love Him.
(James 1:12)

所感と祈り:
誘惑に負けて悪に走らず、今日まで守られたのであれば、そのことに感謝しましょう。
神様に目を向けて歩み続けるなら、道を踏み外しそうになっても、神様が正しい方向へと導いてくださいます。
いつも神様に喜ばれることかどうかを正しく判断することができますように。
私たちにとって一番幸いなのは、神様からの祝福を頂けることなのではないでしょうか。
神様は私たちを誰よりも理解し、私たちにとっての最善をご存知です。
その神様に導かれるなら、私たちは最高の生き方ができるのだと思います。
今、御前に静まるひとときがあることはなんと幸いなことでしょう。

主よ。さまざまな欲に引かれて、道を踏み外すことがないようにお守りください。
いつも御前に喜んで感謝をささげることのできる日常でありたいと願います。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

563.「主は天から人の子らを見おろして、神を尋ね求める、悟りのある者がいるかどうかをご覧になった。」(詩篇14篇2節)
*黙想と祈り
私たちはみな神様の目にはかなわない罪人です。しかし神様は、あえてそのような者に目を留めてくださる恵み深いお方です。「主なる神様。いつも自分が何者であるのかを忘れることなく、謙遜に歩めるようにお守りください。」

564.74篇10節に「神よ。いつまで仇はそしるのでしょうか」とあったが、75篇にはその答えがしるされている。神は現在においても必ず悪をさばくことをしるしている。神は祈りに答えて、罪をさばき始めておられる。作者は、信仰をもって神に感謝している(1)。苦しめられる時、その苦しみに目をつけず、目をあげて神に感謝している。すると、神ご自身が語られ、その祈りに答えておられる(2〜3)。そこで罪人に対して、へりくだるべきことを忠告し(4〜6)、神のさばきを宣告している(7〜10)。神のさばきは、悪しき者には苦しみとなり(8)、正しき者には慰めとなる(9)。それは、神が「悪者どもの角を、ことごとく初り捨てよう。しかし、正しい者の角は高く、上げられる」からだ(10)。(詩篇75篇)

565.人間としての欲求や希望はだれもが同じ。(オプラ・ウィンフリー)

566.与えられた仕事を天職と思い、その仕事を好きになるよう努力し、さらに打ち込む。「稲盛和夫(京セラ名誉会長)」

567.
I'm not saying he's ugly but he's got a perfect face for radio.
彼が醜いとは言いませんが、彼は完璧にラジオ向きの顔をしています。

568.大人になるってのは、責任を果たしてかつ遊べるようになることさ。(映画 ウェインズ・ワールド2より)

569.貞淑とは情熱の怠惰である。(ラ・ロシュフコオ伯爵「箴言」)

570.女をよくいうひとは、女を充分知らない者であり、女をいつも悪くいうひとは、女をまったく知らないものである。(モーリス・ルブラン「怪盗アルセーヌ・ルパン」)

571.ぼくは期待している。女というものは、男によって文明化される最後のものであろうと。(ジョルジュ・メレディス「喜劇論」)

572.「さいわい」にも幸と福と二字ある。学問的にいうと、「幸」というのは幸いの原因が自分の中にない、偶然的な、他より与えられたに過ぎない幸いを幸という。たまたまいい家庭に生まれたとか、思いがけなく上手い巡り合わせにぶつかったとかいう、これは幸。そうではなくて原因を自己の中に有する、すなわち、自分の苦心、自分の努力によって勝ち得たる幸いを「福」という。福の示偏は神さまのことだ。旁(つくり)は「収穫を積み重ねた」という文字だ。農家でいうならば俵を積み上げるという文字。神の前に蓄積されたるものが「福」である。<安岡正篤>

573.
このあと、主の使いがもう一度アブラハムに、天から呼びかけました。
「あなたはよくわたしの言うことを聞いた。愛する息子さえ惜しまずに、わたしにささげようとしたからだ。
神であるわたしは誓う。想像もできないほどあなたを祝福し、子孫を増やそう。空の星、海辺の砂のように、数えきれないほど豊かに。
あなたの子孫は敵を征服し、世界中の国々に祝福をもたらす。
それはみな、あなたがわたしの言うことに従ったからだ。」
(創世記22:15)

Then the angel of the Lord called to Abraham a second time from heaven, and said,
“By Myself I have sworn, declares the Lord, because you have done this thing and have not withheld your son, your only son,
indeed I will greatly bless you, and I will greatly multiply your seed as the stars of the heavens and as the sand which is on the seashore;
and your seed shall possess the gate of their enemies.
In your seed all the nations of the earth shall be blessed, because you have obeyed My voice.”
(Genesis 22:15)

所感と祈り:
神様を信じ続ける者は、豊かな祝福を受け取ります。
その豊かさは、数え切れないものとなるのだと思います。
神様が良くしてくださったことを忘れないでいたいものです。
どれほど、助けていただいたことでしょう。
どれほど、守っていただいたことでしょう。
どれほど、支えていただいたことでしょう。
思い返せば、その恵みは本当に豊かなものだったと思います。
そしてこれからも永遠にその祝福が続いていきます。

主よ。私たちの心に永遠への思いをいだかせ、希望を与えてくださることを感謝します。
この世に生きている限り、さまざまのことが私たちを悩ませたりしますが、私たちのゴールが天にあり、永遠に変わることのない主の愛に包まれることを感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

574.「人は心に計画を持つ。主はその舌に答えを下さる。」(箴言16章1節)
*黙想と祈り
私たちの心にはさまざまなことが思い浮かび、そして消えていきます。しかし、私たちの道を確かなものになさるのは主です。「主なる神様。今日も私たちのために新しい道を作ってくださる恵みを心から感謝いたします。」

575.この詩は、神がアッシリヤの王セナケリブとその軍隊をみなごろしにされた時(第二列王記19:35)に歌ったものである。神はだれのために働かれるのであろうか。それは、神を知る者、神をあがめる者のため(1)、また神に近づく者、神のご臨在を覚える者のためである(2)。そして次に、神の完全な勝利がしるされている(3〜6)。これは、ローマ人への手紙6章6節、コロサイ人への手紙2章14〜15節を思い起こさせる。だから、神は恐れられなければならないことがしるされている(7〜10)。それゆえに、私たちは神にすべてをささげるべきである(11〜12)。この詩は、主イエスが十字架上で、完全な勝利を得られたことを予表しているようである。(詩篇76篇)

576.何もないところからでも少しずつ積み重ねていけば、素晴らしい眺望が開ける。「岩崎航(筋ジストロフィーに屈せず五行歌を作り続ける詩人)」

577.
処世譲一歩為高。
退歩即進歩的張本。
(菜根譚)
世に処るには一歩を譲るを高しと為す。
歩を退くるは即ち歩を進むるの張本なり。
「人の世を生きていくには自分から一歩
譲るのがすぐれた道で、一歩譲る事が
一歩進める事の基本となる。」

578.人はその煩悶の始末をただ理性にばかり委せるために心を乱すことの方が多いのである。(アイザック・スターン「センチメンタル・ジャーニー」)

579.「なぜお前さんの歌はそんなに短いの?」と、或るとき小鳥にたずねてみた。「もしや息が続かないのじゃないの?」「私には歌が沢山あるのです。それをみんな歌ってしまいたいので」(アルフォンス・ドーデ「アルルの女」)

580.ひとりの男だけを見つめている女と、ひとりの男からいつも眼をそらす女とは、結局、似たようなものである。(ラ・ブリュイエール)

581.
自分のしようとすることをみな、主にゆだねなさい。
信頼する者を、主は助けてくださいます。
(詩篇37:5)

Commit your way to the Lord,
Trust also in Him, and He will do it.
(Psalm  37:5)

所感と祈り:
神様は、私たちが信頼して、依り頼むなら、その信仰に応えてくださいます。
私たちを誰よりもよく知っており、私たちの考えも感情も理解してくださいます。
そしてさらに私たちにとっての最善をもご存知です。
このお方以上に信頼できる存在はありません。
このお方の導きに従うより確かなものは他にはないのだと思います。

主よ。どうぞ、御心に従うことができるように、すべての道において、主を仰ぐことのできる信仰をお与えください。
主の御心を知ることができますように。
そして従わせてください。
今日も、御名をあがめ、賛美できる幸いを感謝します。
この心をすべて、主からのもので満たしてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

582.「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。」(ローマ人への手紙12章2節)
*黙想と祈り
今日私たちに必要なのは「心の一新」です。そこには必ず神様による祝福があります。「父なる神様。私たちがあなたのみこころが何であるのかを知り、行なうことを喜びとすることができますように導いてください。」

583.この詩は、疑いより信仰へと立ちなおった道筋が歌われている。作者は、まず自分の魂の悩みと苦しみについて述べている(1〜4)。それは、あたかも暗黒の日々であり、心は重くのしかかってくる。過去の恵みを今はもう失ってしまったという感さえ深くするほどだ(5〜6)。そこには、いくつかの疑問が湧いてくる(7〜9)。悪魔はつねに私たちの心に疑いを起こさせようとする。ここにある六つの疑問も、悪魔によって引き起こされたものである。しかし、ついに神を見上げ、その御業を覚えて、信仰に立ち帰ることができた(10〜12)。そこで神の偉大さを人々に宣べ伝えることができるようになった(13〜20)。疑いの起こってきた時、過去において神が自分の身になしてくださった恵みのみわざを一つ一つ思い出すことだ。(詩篇77篇)

584.
「人、遠き慮なければ必ず近き憂いあり」
(もし人が遠い将来を見通し、
広く周囲を見回して深い思慮を巡らせておかないと、
必ず手近なところに憂うべきことが起きてくる)「孔子/『論語』衛霊公第十五」

585.晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ。(吉川 英治)

586.私の歩みは遅いが歩んだ道を引き返すことはない。(リンカーン)

587.知ることだけでは十分ではない。それを使わなくてはいけない。やる気だけでは十分ではない。実行しなくてはいけない。(ゲーテ)

588.
《心が広いから 
受いれるんじゃないよ
受いれると 
広がるんだ》
《受いれる すると
許すということがわかりだす
 許すことを知ってから 受いれるんじゃあないよ
受いれる すると
 人の気持ちがわかってくる
 人の気持ちがわかって 受いれるんじゃあないよ》
《受いれる―
 すると 運命の流れは変わるだろう
 すこし深くなり
 すこし静かになり
 前とはすこし
 ちがった方向へゆくだろう》
(加島祥造著『受いれる』小学館より)

589.
Men build too many walls and not enough bridges.
- Isaac Newton
【訳】 人は多過ぎるほどの壁を築いてきたのに、築いた橋の数は不十分だね。
<アイザック・ニュートン:1642〜1727年。イギリスの物理学者、数学者、神学者。万有引力の法則を発見。>

590.
Life is truly known only to those who suffer, lose, endure adversity and stumble from defeat to defeat.
- Anais Nin
【訳】 人生は、悩んだり、失ったり、逆境に耐えたり、敗北の連続でつまづいてしまったりする人にだけ本当のことを知らせてくれるものよ。
<アナイス・ニン:1903年〜1977年。フランス生まれの女流作家。>

591.嫉妬はつねに、恋とともに生れる。しかし、必ずしも恋とともに死にはしない。(ラ・ロシュフコオ伯爵「箴言」)

592.男はどんな女とでも幸福にいけるものです。かの女を愛さないかぎりは。(オスカー・ワイルド「獄中記」)

593.
「きみはもう二度とその話はしないのかと思った」
「だって仕方ないじゃないの」
「話をすると思い出が消えちまうよ」
「だから、まわりのほうだけ話してるのよ」
(アーネスト・ヘミングウェイ「陽はまた昇る」)

594.
いま私は、この泉のかたわらで、娘たちが水をくみに来るのを待っています。
そこで、こうしていただけないでしょうか。娘たちに水を下さいと頼むつもりですが、その時もし、『ええ、どうぞ。らくだにも飲ませましょう』と言ってくれたら、その娘さんこそイサク様の妻となるべき娘だ、ということにしてください。そうすれば、主人アブラハムへの神様のお恵みを知ることができます。
(創世記24:13ー14)

Behold, I am standing by the spring, and the daughters of the men of the city are coming out to draw water;
now may it be that the girl to whom I say, ‘Please let down your jar so that I may drink,’ and who answers, ‘Drink, and I will water your camels also’―may she be the one whom You have appointed for Your servant Isaac;
and by this I will know that You have shown lovingkindness to my master.”
(Genesis 24:13-14)

所感と祈り:
神様の御心を知りたかったアブラハムの召使は、いま自分が置かれている状況の中でわかりやすい方法を提案し、祈り求めました。
神様は、ご自分の御心に忠実に従おうとするこの召使の信仰に応えてくださいました。
神様を信じ、従うことを選び取る者は幸いです。
神様が具体的な課題に対して、御心を示し、お導きくださいます。

主よ。信仰を働かせる雛形を見せてくださり感謝します。
忠実に従おうとするものに御心を示し、祝福を与えてくださることを感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

595.「アブラハムは答えた。『イサク。神ご自身が全焼のいけにえの羊を備えてくださるのだ。』こうしてふたりはいっしょに歩き続けた。」(創世記22章8節)
*黙想と祈り
父と息子の長い旅路は続きます。ここにも確かに神様の御目が留められていました。「父なる神様。今日もあなたへの信仰を杖として人生の旅路を進む私たちとともに歩んでくださることを心から感謝いたします。」

596.これは、神のみわざを語る詩である。この詩の中心は7節である。「彼らが神に信頼し、神のみわざを忘れず、その仰せを守るためである。」この詩篇において特に学ぶことは、神の忍耐とあわれみ深いことである。次を見よ。
8〜11  民の罪
12〜16 神は救いを施して恵みを与えられる
17〜22 民の罪
23〜29 神は日々の糧を与えて恵みを与えられる
30〜37 民の罪
38〜39 神は罪を赦して恵みを与えられる
40〜42 民の罪
43〜55 神は敵をさばき、導き、恵みを与えられる
56〜58 民の罪
59〜64 神のさばき
65〜72 信仰の目覚め

597.向上とは変化することである。完璧とは変化し続けることである。(チャーチル)

598.喜びは行動とともにやってくる。「アラン(フランスの哲学者)」

599.
A fishing rod is a stick with a worm at one end and a fool at the other.
釣り竿は片方に虫が反対側の端にはバカがついている棒である。

600.人の意見を聞いてから出る知恵は、本当の知恵ではない。(豊臣 秀吉 戦国武将)

601.愛される男は、女にとって、じつは愛を引っかける釘ぐらいの価値しか持っていない。(アンドレ・ジイド「日記」)

602.三本のマッチ一つ一つ擦る夜なか はじめのはきみの顔をいちどきに見るため つぎのはきみの目をみるため 最後のは君のくちびるをみるため 残りのくらやみは今のすべてを思い出すため きみを抱きしめながら (ジャック・プレヴェール「夜のパリ」)

603.愛のために死んだ人は神の中に葬られる。(ナヒテノルト)

604.
こうお祈りしている最中に、リベカさんがいらしたのです。
水がめを肩に載せ、泉に降りると、なみなみと水をくんでいらしたので、『すみませんが、水を飲ませてください』とお願いしました。
うれしいことに、リベカさんはすぐに水がめを下ろして、飲ませてくださるではありませんか。
そればかりではありません。『そうそう、らくだにもたっぷり飲ませましょう』と言って、そのとおりなさったのです。
(創世記24:45ー46)

 “Before I had finished speaking in my heart, behold, Rebekah came out with her jar on her shoulder, and went down to the spring and drew, and I said to her,
‘Please let me drink.’
She quickly lowered her jar from her shoulder, and said,
‘Drink, and I will water your camels also’;
so I drank, and she watered the camels also.
(Genesis 24:45-46)

所感と祈り:
神様は祈りに応えてくださり、さらに、思った以上の素晴らしい出会いを与えてくださいました。
神様が私たちを愛し、すべてをご存知なのですから、備えてくださるものは、さまざまな条件に合った最高のものなのだと思います。
神様に期待し、その祝福を受け取る者は幸いです。
御心を尋ね求め、神様からの最高のものを受け取ることができますように。
忠実なしもべに、神様は豊かな恵みをもって報いてくださいます。

主よ。アブラハムの召使のように、御心を熱心に尋ね求め、導きのとおりに従うことができますように。
主がそのような忠実なしもべに報いてくださることを感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

605.「耳のある者は聞きなさい。」(マタイの福音書11章15節)
*黙想と祈り
私たちの心の耳は開いているでしょうか。今日も聞かなければならない神様のみことばがあります。「父なる神様。私たちが心の耳を開いてあなたのみおしえに耳を傾けることができますようにお守りください。」

606.この詩は、神の宮が汚された時の祈りである。神の教会が不信者によって不当な弾圧と迫害を受け、汚され、踏みにじられた時、私たちもこの詩篇にあるように、砕けた心をもって祈らなければならない。まず敵の働きがしるされている(1〜4)。「あなたの...」ということばが何回か出てくる。これは、自分の苦しみを感じているのではなく、神の苦しみを感じて祈っているのである。それから次に、敵のさばかれることを祈っている(5〜7)。そのあとで、自分のために祈っている(8〜13)。過去における罪の赦しを願い、現在における神の助けを願い、神のご臨在と力の現わされんことを願い、あわれむべき者の救われんことを願っている。そして、とこしえに感謝し、主をほめたたえつつ、この祈りを終わっている。

607.自分自身の本当の姿を知るものは自分以外のどんな力にも利用されたり支配されたりすることはない。(ル・グウィン)

608.全員レギュラー、補欠は一人もいない。「梅沢辰也(中村中学校・中村高等学校前校長)」

609.平凡な人間と戦士の違いは、平凡な人間はすべてを祝福か、天罰のいずれかと思うのに対して、戦士はすべてを挑戦の機会と考えることである。(カルロス・カスタネダ アメリカの作家・人類学者)

610.いのちをたもつのも、いのちをほろぼすのも、どちらもたのしいあそびだったら、ほろぼすほうをえらんだからって、どうしてそれがざいあくかしら?(香山滋「海饅荘奇談」)

611.恋における貞節とは欲情の怠惰にすぎない。(アンドレ・レニエ)

612.恋はもしかすると死より強いかもしれぬ。しかし病気は死より一層強い。(マルセル・プレヴォ)

613.
あなたのおことばは、
つまずかないように道を照らしてくれる明かりです。
(詩篇119:105)

Your word is a lamp to my feet
And a light to my path.
(Psalm 119:105)

所感と祈り:
私たちを創造されたお方は、私たちにとっての最善をご存知です。
どのように生きることが正しく健全で私たちを幸いにするのかを、すべてご存知のお方のお導きに従うことが一番堅実な生き方なのだと思います。
そしてまたこの世だけでなく永遠に私たちを御もとに置いてくださるのです。
さまざまな試練や辛さがあったとしても、必ずそれらから解放されます。
神様とともにいることが私たちにとっての最高です。
どのような問題の中にあっても、このお方に目を向けていることができますように。

主よ。いま辛い状況の中にある兄弟姉妹を特別に強め、慰めてくださいますように。
そのたましいが主のもとにあって平安を得、憩うことができますように。
その状況の中にあるからこそ得られる深い恵みをお与えください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

614.「『行って、シロアム(訳して言えば、遣わされた者)の池で洗いなさい。』そこで、彼は行って、洗った。すると、見えるようになって、帰って行った。」(ヨハネの福音書9章7節)
*黙想と祈り
信仰は行動にあらわされます。神様のことばに従順に歩むという行動です。「父なる神様。今日もあなたの導きの中で示されることをひとつひとつていねいに行えるようにお守りください。」

615.これは、信仰の復興を求める祈りである。「神よ。私たちをもとに返し、御顔を照り輝かせてください」という祈りが、三回繰り返されている(3、7、19)。これは、あたかも、さんびかの折り返しのようであり、力ある祈りの真の求めを示している。熱心な祈りがまずささげられ(1〜2)、信仰復興の祈りがあり(3)、現在の苦難の有様が描かれ(4〜6)、また信仰の復興の祈りがあり(7)、次に過去における恵みを回顧し(8〜11)、現在における悪魔の力を描き(12〜13)、熱心な祈りがそれに続き(14〜17)、最後に、また信仰復興の祈りがささげられている。信仰復興の祈りは、私たちの心を砕いて、悔い改めを与えてくださいという祈りと、神ご自身を現わしてくださいという祈りである。(詩篇80篇)

616.政治とは、国民に関わる事柄に、国民を関与させないことである。(ポール・ヴァレリー)

617.過去の成功に安座することなく、昨日を捨てて明日に生きる。「牛尾治朗(ウシオ電機会長)」

618.何にも誇れる事はないけど「子供にも見せられる番組」にしか出ていない。(黒柳 徹子 女優・司会者・エッセイスト)

619.
ああ主よ、進むべき道を教えてください。
正しい小道を示してください。
(詩篇25:4)

Make me know Your ways, O Lord;
Teach me Your paths.
(Psalm 25:4)

所感と祈り:
日々の一歩一歩が私たちの人生の軌跡になっていきます。
将来のことを考えてどこに向かって歩むのかを決めることは大切なことです。
それと同じくらい、現在のこの瞬間の心の置きどころを正しくすることが大切なのではないかと思います。
今のこのひとときに感謝を覚えることができるなら、その人生は感謝に満ちたものになります。
幸いは遠くにあっていつかようやくたどり着くのではなく、私たちを愛し、導いてくださるお方を見上げ、すべてのことに感謝するときにすでにそこに存在しているのだと思います。

主よ。今、御前に静まり、みことばに耳を傾けるこの幸いを覚え感謝します。
どうぞ、今日の一日を主の御力によって生かしてください。
力のない弱さのうちに力を注いで用いてください。
大切なことを正しく選択し、それを行わせてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

620.「ああ、イスラエルの救いが、シオンから来るように。神がとりことなった御民を返されるとき、ヤコブは楽しめ。イスラエルは喜べ。」(詩篇53篇6節)
*黙想と祈り
イスラエルの回復は神様の約束であり、これから完全に成就する預言でもあります。「父なる神様。これからもイスラエルの祝福のために祈り続けることができるように助けてください。」

621.この詩は、収穫時のさんびと神のメッセージである。神のメッセージは、救いのみわざについてとイスラエルの民の欲望の気まぐれさについて語っている。11〜12節では、神はイスラエルの不信仰のために、ご計画どおりの恵みを与えることができないことを歎いておられる。神は、14節以下に述べられているように、神に従順になることを求めておられる。それでは、神に従順になることによって与えられる恵みとはどのようなものであろうか。まず、勝利が与えられること(14)、それから罪人たち、神に敵している者たちが神に従順になること、そしてさらに、あふれるばかりの恵みが与えられることである(16)。(詩篇81篇)

622.自分に責任があるのだと受け止め、やるべきことに誠心誠意取り組む先に、初めて進歩発展の可能性が見えてくる。「三島正一(三島光産社長)」

623.人生は、できることに集中することであり、できないことを悔やむことではない。(スティーヴン・ホーキング イギリスの理論物理学者)

624.
Venture a small fish and catch a great one.
(損を覚悟で小さな魚を投げ入れて、大きな魚を捕まえなさい)
「海老で鯛を釣る」
<その他の類似表現>
A little bait catches a large fish.
To throw a sprat to catch a whale [mackerel].

625.
Let us so live that when we come to die, even the undertaker will be sorry.
-- Mark Twain
我々の死に際して、葬儀屋さえもその死を惜しむような生き方をしようではありませんか。

626.
気違いと、恋人と、詩人とは
全く想像力で頭がいっぱいだ
広い地獄にも入りきらないほどの鬼を見るもの
それが気違いだ。
恋人も、それに劣らず気が狂っていて、
ジプシーの顔もヘレンのように美しいと見る。
(ウィリアム・シェークスピア「真夏の夜の夢」)

627.彼女は生れて初めて手に接吻された。すると彼女は堪らなくなって、夫への愛が冷め、「脱線して」しまった。(アントン・チェーホフ「手帖」)

628.幸福とは幸福をさがすことである。(ジュール・ルナアル)

629.
主が私たちの歩みを導いてくださいます。
人は自分に起こることすべてを理解することなどできるでしょうか。
(箴言20:24)

Man’s steps are ordained by the Lord,
How then can man understand his way?
(Proverbs 20:24)

所感と祈り:
どうしてこのようなことが起こるのですかと神様に文句を言いたくなった経験があるかもしれません。
しかし、自分の人生に起きるすべてを理解しないと納得しないのは人の傲慢なのではないでしょうか。
神様は、偶発的に起きる事柄さえ用いて、それらを織りなし、ご計画を進めることのできるお方です。
人には理解できなくても、神様に信頼し、神様が良くしてくださることを期待して歩めますように。

主よ。あなたが私たちひとりひとりのためにご計画を持ち、導いてくださることを感謝します。
さまざまな問題があっても、それらを用いて、それがなければ見えないものを見せてくださることを感謝します。
御前にへりくだり、御手におゆだねして歩む信仰をお与えください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

630.「あなたのしようとすることを主にゆだねよ。そうすれば、あなたの計画はゆるがない。」(箴言16章3節)
*黙想と祈り
神様がゆるがない土台であるゆえに、このお方に人生をゆだねるならば、ゆるがない人生を歩むことができるのです。「主なる神様。移ろいやすいこの世界にあって、揺らぐことも変わることもないあなたに信頼して歩めることを心から感謝いたします。」

631.この詩では、神の弾劾を受けた不義なさばき人についてしるしている。神は最高の裁判官として腐敗したイスラエルの支配者たちのまん中に立ち、彼らを責めとがめるために、さばきを行なわれる。1節の「神々」は、「さばき人」と理解するのがいいように思われる。なぜ地上のさばき人(支配者)を「神々」と呼んでいるのかというと、それは彼らに与えられているさばきと支配の機能が、本当は神に属するものだからである。2〜7節は、裁判権を偽りと不正をもって行使した人々に対する問責と弾劾がしるされている。彼らは、人を分けへだてし、苦しむ者、貧しい者、みなしごらを無視し、不義不正を行ない、あわれみのないやり方をしている。最後の節(8)で、作者は神ご自身に、真の正しいさばきを行なってくださいと呼び求める。(詩篇82篇)

632.誠実の心は、己に対し、また仕事に対し、物に対して常に己の最善を尽くし、良心を欺いたり、手をはぶいたりしないのであります。「平澤興(京都大学元総長)」

633.バカ野郎たちは歳を重ねればワインのように熟成すると思ってやがる。本当は酢になるばかりだ。歳食って良くなるもんなんかねぇのさ。(映画 パルプ・フィクションより)

634.上手な模倣は最も完全な独創である。(ヴォルテール)

635.
人は仰いで鳥を見るとき
その背景の空を見落とさないであろうか
(三好達治「鳥鶏」)

636.なぜハムレットは死後に見る夢のことを苦に病んだりしたのだろう。この世に生きていたって、もっと恐ろしい夢がやって来るのに。(アントン・チェーホフ)

637.どうか僕を幸福にしようとしないで下さい。それは僕にまかして下さい。(アンドレ・レニエ「半ばの真実」)

638.知らないことほど固く信じられるものはない。(モンテーニュ)

639.良心は、決して私たちを裏切ることはなく、人類の真のガイドである。良心と魂との関係は、本能と体との関係に等しい。良心に従う者は誰もが、人間本来の性質に沿った道をたどるのであり、誤りへと導かれるのを心配する必要はない。<ジャン=ジャック・ルソー>

640.
父なる神は、あなたがたに何が必要かを、あなたがたが祈る前からすでに、ご存知なのです。
(マタイ6:8)

So do not be like them;
for your Father knows what you need before you ask Him.
(Matthew 6:8)

所感と祈り:
イエス様は、私たちに祈り方について教えてくださいました。
祈りは、同じようなことばを呪文のように唱えるのではなく、私たちが真実をもって神様を礼拝し、神様とともに生きる私たちの生活について祈るようにお示しくださいました。
神様は、けっして私たちの生活と無関係に遠くにおられるお方ではありません。
私たちの衣食住や心の思いまでも知って、かかわってくださるお方です。
その神様を信頼し、信仰をもって共に歩んでまいりましょう。

主よ。今日も信仰を持って生きることができることを感謝します。
神様の御心のままにご計画が進められ、その中で私たちが用いられますように。
私たちの生活に必要なものが備えられ、守られますように。
私たちが互いに赦し合い、愛し合うことができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

641.「兄弟愛をもって心から互いに愛し合い、尊敬をもって互いに人を自分よりまさっていると思いなさい。」(ローマ人への手紙12章10節)
*黙想と祈り
ここには良い人間関係の秘訣が記されています。それは愛と尊敬です。「父なる神様。あなたは私たちが持っているたくさんの人とのつながりを祝福してくださいます。心から感謝します。」

642.この詩は、悪の運命に抗して救いを求める叫びである。イスラエルはしばしば武力と野心をもつ隣国のために危機に陥った。緊急の救いを求める訴えに際して、作者はさまざまな時代に、さまざまの国が仕かけてきた攻撃を回想している。この詩は四つに分けられる。まず危機について述べている(1〜4)。敵は思ったより多く、危機は深刻である。イスラエル攻撃のために集結した軍隊は、同盟して、神ご自身に敵した(5〜8)。イスラエルは何度も険悪な事態に当面したが、その度毎に神による驚くべき救いを経験した。その歴史に訴える嘆願がなされている(9〜12)。昔の救いについての記憶は、当面の助けを求める叫びに、熱心と雄弁さとを与えている(13〜18)。そして祈りは、神の栄光のためにささげられている。(詩篇83篇)

643.
 同じ若い世代の人たちのささやかな野心のみすぼらしさ!まじめにはたらき、サハラを灌漑する。LPセットときれいな妻といい子どもをもつこと。一週に一度は教養をえようとつとめる。確実な価値(正直、洗濯機、サン・テグジュペリなど)をえらぶこと。ああ、なんとなくむなくそのわるい計画!こんなものは飼いならされた家畜の理想だ。洗濯機を中心に夢想はできやしない。
 もちたい、もちたい?彼らすべてのものをもちたいとのぞむ。いったい彼らにとっては何のために生き、また死なねばならぬというものは存在しないのだろうか!(ブレチニー・シュル・オルジェの娘)

644.君の迷路には余分な線が三本もあるよ。ぼくの知っているギリシアの迷路なんか、たった一本の直線でできている。そして多くの哲学者がこの線の中でさえ迷ったのだから、一介の刑事が君の迷路に迷いこむのはごく自然のことさ。(ホルス・ルイス・ボルヘス「ボルヘスとわたし」)

645.想像力の消耗からも、人はその家庭を愛するようになってくる。(荻原朔太郎)

646.双生児の弟とぼくとがごっちゃになったのだ。自分の首をくくるつもりで彼奴の首をくくっちまった。やっぱり、俺はうっかりしてるんだなぁ!(カミ「ルーフォック・オルメスの冒険」)

647.幸福がそんなにみじめなものなら、幸福から私を救って下さい。(ジャン・ジロドウ「間奏曲」)

648.女は幸福ではなく、幸福のかわりにあるものだ。(ポール・クローデル「嬬子の靴」)

649.できることは年のおかげ。できないことは年のせいにしない。「上中別府チエ(83歳の高校生※掲載当時)」

650.「死出の山三途の河を越え給はん時、煩悩の山賊、罪業の海賊を静めて、事故へなく霊山浄土へ参らせ給ふべき」(日蓮)

651.
人但莫知当死之日。
故不暫憂耳。
(抱朴子、勤求篇)
人は但だまさに死すべきの日を知るなし。
故に暫くは憂えざるのみ。
「ひとはいつ死を迎えるかわからない。
だから、当面心配せずに生きられる。」

652.
Love your mission passionately. There is none other as beautiful.
- Fran!)ois-Auguste-Ren!) Rodin
【訳】 自分に与えられた使命を熱烈に愛しなさい。こんなに美しいものは他にはないからね。
<オーギュスト・ロダン: 1840年〜1917年。フランスの彫刻家。>

653.
Violence is the last refuge of the incompetent.
- Isaac Asimov
【訳】 暴力は、無能な人の最後の切り札だね。
<アイザック・アシモフ: 1920〜1992年。ロシア生まれの米国人作家。>

654.
一人の男の子が私たちのために生まれます。
その肩にすべての主権が与えられ、
その子は、「すばらしい助言者」「全能の神」「永遠の父」「平和の君」と呼ばれます。
(イザヤ9:6)

For a child will be born to us, a son will be given to us;
And the government will rest on His shoulders;
And His name will be called Wonderful Counselor, Mighty God,
Eternal Father, Prince of Peace.
(Isaiah 9:6)

所感と祈り:
キリストがお生まれになる何百年も前から、その誕生は預言されていました。
神様は、キリストを通して、行いによるのではなく信仰によって救われるようにしてくださいました。
私たちは義の衣を着せていただくことによって、未熟な者であっても安心して御前に出ることができます。
自分の至らなさを見て不安をいだく必要はありません。
むしろ、自分の罪深さを認めるその謙遜が神様に喜ばれるのだと思います。
ただ恵みによって受けたのですから、そのことで高慢になるようなことがありませんように。

主よ。私たちのために主の愛を見える形でお示しくださったことを感謝します。
このクリスマスを祝うシーズンを感謝します。
人々がその心に「平和の君」を感じ取ることができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

655.「御使いは仰せられた。『あなたの手を、その子に下してはならない。その子に何もしてはならない。今、わたしは、あなたが神を恐れることがよくわかった。あなたは、自分の子、自分のひとり子さえ惜しまないでわたしにささげた。』」(創世記22章12節)
*黙想と祈り
このときも神様はアブラハムの心を見ておられました。アブラハムは本当にイサクをささげ切っていたのでした。「主なる神様。アブラハムのあなたへの全き服従と信頼は、私たちへの大切な模範です。心から感謝をいたします。」

656.今までの詩篇とは異なり、「コラの子たちの賛歌」という表題を持つ。聖所における喜びを真の幸いとして歌っている。42篇は、神の家から追放されたことを嘆く歌であったのに対して、これは、万軍の主の御住いで礼拝することを許された作者の喜びを表わした歌である。神の家に住む幸いとは神の御手の中にある者の幸いのことである。神とともにいることがいかに幸いであるかということは、この詩篇の作者が歌っているところであるが、また私たちの信仰の体験でもある。神より離れたところに、なんの喜びがあろうか。神より離れた生活は絶望であり、むなしいものばかりだ。それは、たとい一時的には目を楽しませ、欲望を満たすかもしれないが、魂を真に楽しますものでも、心を満たすものでもない。(詩篇84篇)

657.世界全体が幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない。「宮沢賢治(詩人)」

658.
花に嵐の例えもあるさ
さよならだけが人生だ
(井伏鱒二「詩集」)

659.蛙に似た女でも蛙のお袋とはかぎらない。「ペーパームーン」

660.雪が降った。けれど、地面に血が染んでいるので積もらなかった。(アントン・チェーホフ「手帖」)

661.ひとは個人が社会に対して自己を主張するために行うすべての違反行為や、さらに犯罪についてさえも言訳をすることができる。だが故意にある人間が人間を物にまでおとしめようと努める場合には何ものも償うことの出来ない忌々しいものを地上に現出させることになる。(シモーヌ・ド・ボーヴォワール「第二の性」)

662.
家より価値のあるところは何処に?
いたるところに!
(エルヴァ・バカン)

663.
生活。
よい仕事をしたあとで
一杯のお茶をすする
お茶のあぶくに
きれいな私の顔が
いくつもいくつも
うつっているのさ
どうにか、なる。
(太宰治「晩年」)

664.
 Already, we've made an historic investment in education through the economic recovery plan. We've dramatically expanded early childhood education and will continue to improve its quality, because we know that the most formative learning comes in those first years of life. We've made college affordable for nearly seven million more students -- seven million. (Applause.) And we have provided the resources necessary to prevent painful cuts and teacher layoffs that would set back our children's progress. But we know that our schools don't just need more resources. They need more reform. (Applause.) That is why this budget creates new teachers -- new incentives for teacher performance; pathways for advancement, and rewards for success. We'll invest in innovative programs that are already helping schools meet high standards and close achievement gaps. And we will expand our commitment to charter schools. (Applause.)
 すでに、われわれは景気対策法で、教育分野への歴史的な投資を行いました。われわれは幼児期教育を劇的に充実させました。今後も教育の質を改善していきます。なぜなら、最も形成される知識はこうした人生の初期に生まれることをわれわれは知っているからです。われわれは大学の受け入れ人数を700万人近く増やしました。(拍手)そして、子どもたちの進歩を遅らせるような痛みを伴う予算の削減や教師の人員削減を避けるため、必要な財源を供給しました。しかし、われわれは、学校が単にさらなる財源を求めているだけではないことを知っています。さらなる改革を必要としています。(拍手)このため、今回の予算教書は教師を増やし、教師の実績に対する奨励金をつくりました。前進への道であり、成功への報酬です。われわれは学校が高い水準を充足し、学力の差をなくすために既に貢献している革新的プログラムに投資します。そして(公設民営の)チャータースクールへの関与を広げていきます。(拍手)(オバマ大統領)

665.
天も地も、耳をすまして主の告げることばを聞きなさい。
「長い間かけて育て、世話をしてきた子どもたちが
わたしに逆らった。
犬や猫でさえ飼い主の顔を覚えていて、
その恩に感謝するというのに、
わたしの民イスラエルは違う。
どんなに尽くしても、知らん顔なのだ。
(イザヤ1:2ー3)

Listen, O heavens, and hear, O earth;
For the Lord speaks,
“Sons I have reared and brought up,
But they have revolted against Me.
“An ox knows its owner,
And a donkey its master’s manger,
But Israel does not know,
My people do not understand.”
(Isaiah 1:2-3)

所感と祈り:
天の父である神様を認めず、さまよい歩き、傷つき病んで疲れ果てている民を、神様はあわれみをもって見ておられます。
自分勝手な道に進み、苦しんでいる人々に対し、わたしのもとに帰りなさいと、切なる思いをもって語りかけておられるのだと思います。
私たちは、その愛に応えるものでありたいと思います。

主よ。人々が主の愛を知ることができますように。
主の語りかけに、応答することができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

666.「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」(マタイの福音書11章28節)
*黙想と祈り
大切なのはイエス・キリストのもとに行くことです。そこにはまことのいやしと平安があります。「父なる神様。私のたましいが弱り、疲れてしまう時に、あなたのもとに身を避けることができますことを心から感謝をいたします。」

667.これは、回復を求める祈りである。初めて捕囚の人々がバビロニヤからユダヤに帰ってきた時、彼らの興奮と意気の盛んなことは、故郷の貧しさと荒廃とを見てすっかり冷やされてしまった(ネヘミヤ1:3)。この詩篇は、再建の労働と苦役を眼前にした神を恐れる人々の心を占めた三つの思いを反映させている。神が過去において与えてくださった恵みを回想し(1〜3)、新しい恵みを祈り求め(4〜8)、神の祝福の約束を信じること(9〜13)。これらは、過去における神の祝福の回想と、現在における祝福の希求と将来にかける祝福の約束の確信という歴史にかかわる神の祝福にもとづいた祈りである。中心はもちろん回復(6)である。彼らは霊的復活、霊的覚醒、信仰復興(リバイバル)を必要としていた。私たちもそうではないか。(詩篇85篇)

668.限界を決めているのは自分。限界なんてありません。「井村雅代(シンクロナイズドスイミング日本代表ヘッドコーチ)」

669.
There is only one way to find out if a man is honest. Ask him whether he is honest and if he says 'yes' he's not honest.
人が正直であるかどうかを見つけ出す方法が一つだけあります。彼に正直であるかどうかを聞いてみてください、もし「はい」と言ったら彼は正直ではありません。

670.運命は私たちがつくるものだ。いまからでも遅くない。いまをどう生きるかで、未来が決まる。(マハトマ・ガンジー インド独立の父)

671.タマを持っているやつから目をはなすなよ。いつもそいつの傍にいるんだ。それが人生の目的というものだ。(アーサー・ミラー「セールスマンの死」)

672.喧嘩のいいところは仲直りができることね。「ジャイアンツ」

673.「ああ、私の大事な吹出物さん」と、いいなずけがうっとりした声で言った。相手はちょっと考えていたが、やがて腹を立ててーーー破談になった。(アントン・チェーホフ)

674.一切が終ったら遠ざかることだ(神あるいは女から)。(アルベール・カミュ「手帖」)

675.教育。ーー「よく噛むんだよ」とお父さんが言う。そこでよく噛んで毎日二時間ずつ散歩をして、冷水浴をした。だがやっぱり不仕合わせな無能な人間が出来あがった。(アントン・チェーホフ)

676.
猫は小人の一番いい友達よ。
じゃ、人間は?
淫売の息子の巨人のことかい。
(セベロ・サルドゥイ「コブラ」)

677.人を動かす術を持ち合わせていなければ、自分の企画を形にすることはできない。(小倉 昌男)

678.
暗がりを歩いていた人たちは大きな光を見ます。
それは、死の陰の地に住んでいた者を照らす光です。
(イザヤ9:2)

The people who walk in darkness
Will see a great light;
Those who live in a dark land,
The light will shine on them.
(isaiah 9:2)

所感と祈り:
自分の人生には意義はないと感じていた人が、その価値を見いだします。
生きていてもつまらないと感じていた人が、生きることに喜びを持ちます。
生かされた一日を感謝をもって過ごすことができますように。
当たり前のことが実は当たり前ではなく、恵みに溢れていることを悟ることができますように。
すべてのことを感謝するということは、どこにいても主を認めることなのだと思います。
そのような信仰の姿勢を持つ時、私たちの心は安らぎ、癒され、回復します。

主よ。いつも主に目を向けていることができるようにお導きください。
私たちの心を主の愛で包み、守ってくださることを感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

679.「彼は答えた。『イエスという方が、泥を作って、私の目に塗り、「シロアムの池に行って洗いなさい。」と私に言われました。それで、行って洗うと、見えるようになりました。』」(ヨハネの福音書9章11節)
*黙想と祈り
いやされた盲目の人は、自分の身に起こったとおりのことをありのまま伝えました。「父なる神様。あなたは私たちの率直な証しをも用いてくださることを心から感謝します。」

680.表題は、「ダビデの祈り」となっているが、おそらくこれはダビデやほかの人の詩篇から抜粋したものを、集めたのかもしれない。この詩は、主との確実な交わり、主の力を与える恵みを願い求める熱心な魂の表明である。必ずしもこの詩が、ある特定の歴史的事件にもとづいたものだとは言えないが、この詩の中には、ある種の敵に対抗するために、助けを求める嘆願も見られる(14)。この詩の特徴としてあげることのできることは、祈りのたびごとに、その祈りが聞かれなければならない理由があげられていることである。またここには、祈りにおける正しい態度がしるされている。それは自分の欠乏を感ずる心(1)、神への敬愛と信頼(2)、たゆまざる熱心さ(3)、神の応答に対する待望である(4)。そのような祈りに神は答えてくださるのだ(5〜7)。(詩篇86篇)

681.世の中に幸も不幸もない。ただ考え方次第でどうにでもなる。「シェイクスピア(劇作家、詩人)」

682.渇しても盗泉の水を飲まず、熱しても悪木の陰に息わず。(陸機 中国の文学者「猛虎行」より)

683.一杯の茶のためには、世界など滅びていい。(ドフトエフスキー「地下生活者の手記」)

684.でも堕落は快楽の薬味なのよ。堕落がなければ快楽も水々しさを失ってしまうわ。限度をこさぬ快楽なんて、快楽のうちに入るかしら?(マルキ・ド・サド「新ジュスティーヌ抄」)

685.婦人たちよ、これから地獄めぐりをするのだ。ドレスのすそをからげなさい。(アレン・ギンズバーグ「吠える」)

686.快楽は罪だ。そしてときとして罪は快楽だ。(バイロン「ドン・ジュアン」)

687.昨日の考えは、今日は一新されていなければならないし今日のやり方は、明日にはもう一変していなければならない。(松下 幸之助)

688.【 松下幸之助 名言集 】
・「偉人のやり方をそのまま真似るというのではなく、それにヒントを得て、自分の持ち味に合わせたあり方を生み出さねばならないと思う。」
・「時には常識や知識から開放され、思いつきというものを大切にしてみてはどうだろうか。」
・「経営者にとって大事なことは、何と言っても人柄やな。結局これに尽きるといっても、かまわんほどや。まず、暖かい心というか、思いやりの心を持っておるかどうかということやね。」
・「人間は本来働きたいもの。働くことをじゃましないことが、一番うまい人の使い方である。」

689.
 It is our responsibility as lawmakers and as educators to make this system work. But it is the responsibility of every citizen to participate in it. So tonight, I ask every American to commit to at least one year or more of higher education or career training. This can be community college or a four-year school; vocational training or an apprenticeship. But whatever the training may be, every American will need to get more than a high school diploma. And dropping out of high school is no longer an option. It's not just quitting on yourself, it's quitting on your country -- and this country needs and values the talents of every American. (Applause.) That's why we will support -- we will provide the support necessary for all young Americans to complete college and meet a new goal: By 2020, America will once again have the highest proportion of college graduates in the world. That's is a goal we can meet. (Applause.) That's a goal we can meet.
 こうしたシステムを機能させるのは、政治家や教育者としてのわれわれの責任です。しかし、システムに参加するすべての市民の責任でもあります。そして今夜、わたしはすべての米国民に対し、高等教育や職業訓練のために1年か1年強の時間をささげるよう求めます。それは(生涯教育などを行う)コミュニティーカレッジでもよいし、4年制大学や職業訓練、見習い実習でもよいでしょう。しかし、訓練がどのようなものでしょうとも、すべての米国民が高校の卒業証書以上のものを得る必要があるでしょう。高校を中退するという選択肢はもはやなくなります。それはあなたたち自身を見捨てるだけでなく、あなたの国を見捨てることにもなります。この国はすべての米国民の能力を必要とし、評価しています。若い米国民が大学を卒業し、新しい目標を見つけるために必要な支援をわれわれが提供しているのは、このためなのです。2020年までに米国は再び、大学卒業者の割合が世界で最も高くなるでしょう。それがわれわれの目標です。(オバマ大統領)

690.
 A few weeks ago, when I was walking out of a bookstore in Ginza, a woman scurried up to me and asked in English,“Do you speak Chinese?”After I shook my head, she quickly turned to other people around us and repeated the same question. Two other women, who seemed to be in her company, were listening desperately for a positive reply. Unfortunately, they weren't able to find someone who could help them while I was there. I have no idea what kind of assistance those three women were in need of, but it seemed like it was too difficult for them to explain their problem in English. I felt so bad that I was unable to help them that I haven’t been able to get their weary eyes out of my head ever since. How I regret not having studied Chinese! Incidentally, I recently came across a potential solution to problems of this nature when I was watching a TV show about two Japanese men traveling in Vietnam. As they could not speak English well, they encountered a lot of trouble communicating. However, they were able to use modern technology to overcome many difficult situations. In particular, they relied heavily on a translation application they had on their smartphones. They barely spoke with the local people, but they were continuously communicating with them by showing them Vietnamese translations on their phones. By doing this, they were able to make good friends and really enjoy their trip. Needless to say, if we could all speak many languages, it would be easy to provide assistance to people from all over the world. However, it would take years to master even a few of the major ones. Although command of English remains the most useful and reliable tool in terms of international communication, it might not be a bad idea to have some translation technology close at hand for situations when English language proficiency isn't enough.

Best regards,
Eiken Mail Magazine Editor

691.
”Footprints”
One night I dreamed a dream.
I was walking along the beach with my Lord.
Across the dark sky flashed scenes from my life.
For each scene, I noticed two sets of footprints in the sand,
one belonging to me and one to my Lord.
When the last scene of my life shot before me
I looked back at the footprints in the sand.
There was only one set of footprints.
I realized that this was at the lowest and saddest times of my life.
This always bothered me and I questioned the Lord about my dilemma.
"Lord, you told me when I decided to follow You,
You would walk and talk with me all the way.
But I'm aware that during the most troublesome times of my life there
is only one set of footprints.
I just don't understand why, when I needed you most, You leave me."
He whispered, "My precious child, I love you and will never leave you
never, ever, during your trials and testings.
When you saw only one set of footprints
it was then that I carried you."
ある夜、私は夢を見た。私は、主とともに、なぎさを歩いていた。
暗い夜空に、これまでの私の人生が映し出された。
どの光景にも、砂の上に二人のあしあとが残されていた。
一つは私のあしあと、もう一つは主のあしあとであった。
これまでの人生の最後の光景が映し出されたとき、
私は砂の上のあしあとに目を留めた。
そこには一つのあしあとしかなかった。
私の人生でいちばんつらく、悲しいときだった。
このことがいつも私の心を乱していたので、私はその悩みについて主にお尋ねした。
「主よ。私があなたに従うと決心したとき、あなたは、すべての道にお
いて私とともに歩み、私と語り合ってくださると約束されました。
それなのに、私の人生の一番辛いとき、一人のあしあとしかなかったのです。
一番あなたを必要としたときに、
あなたがなぜ私を捨てられたのか、私にはわかりません」
主はささやかれた。
「私の大切な子よ。私はあなたを愛している。
あなたを決して捨てたりはしない。ましてや、苦しみや試みのときに。
あしあとが一つだったとき、私はあなたを背負って歩いていた。」
(マーガレット・F・パワーズ)

692.
すばらしい平和の時代が訪れ、
軍靴や血にまみれた軍服はみな焼き捨てられます。
(イザヤ9:5)

For every boot of the booted warrior in the battle tumult,
And cloak rolled in blood, will be for burning, fuel for the fire.
(Isaiah 9:5)

所感と祈り:
心の闇が犯罪を生み、欲望が戦いを起こします。
まことの光がその闇を照らし、渦巻く欲望から解放されますように。
世界中に平和が訪れ、互いに愛し合うことができますように。
すべての人々が神様を礼拝し、感謝と喜びに満たされたらどんなにすばらしいことでしょう。

主よ。涙の川を渡っている兄弟姉妹を神様が慰めてくださり、その中から平安の地へと導いてくださいますように。
不安に満ちているなら、御手の中にある安らぎを感じさせてください。
どのような問題の中にあっても、主がともにいてくださり、永遠に私たちの神様であられることを覚えさせてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

693.「私は、主に申し上げました。『あなたこそ、私の主。私の幸いは、あなたのほかにはありません。』」(詩篇16篇2節)
*黙想と祈り
あなたの信仰は、「私たちの主」から「私の主」へと変えられているでしょうか。「父なる神様。あなたは私の主、私の神であります。このように親しい関係へと導いてくださって、心から感謝いたします。」

694.この短い詩は、86篇9節の展開である。この詩は本質的には預言である。全世界に及ぶ神の王国の首都シオンに関する幻は、地理的に解釈すべきでなく、霊的に解釈すべきである。この中心思想ともいうべきものは、神が主また王として、あまねく喜びのうちに迎えられることである。この忠誠によって、すべての国際的な摩擦はなくなる。神の建てられた都シオンは神に愛され、その存在は周囲の山々を神聖なものにした。「門」ということばで詩的に表現されている全都は、他のあらゆる居住地にまさっている。この事実は、人々のシオンに関するたぐいまれな言明によって例証されている。この社会の基礎の再建とともに、大歓喜時代が始まる。その時には、「私の泉はことごとく、あなたにある」ということばが彼らの生活のすべての土台になる。(詩篇87篇)

695.一、二、三、四とステップアップして、三か四まで来た時に、「まぁ、いいや」と思ったら次もまた三か四で終わります。でも、もうひと頑張りをして、四を五にする努力をしていれば、次は五か六のレベルまでいく。「室瀬和美(漆芸家/人間国宝)」

696.自分の望みや本当の幸せ、絶対に譲れない事を真に理解することで随分と楽になったわ。自分を大切にするには自分しかいないということを学んだの。(ビヨンセ アメリカの歌手、ダンサー、女優)

697.他人からもらった快楽というものは、約束しただけのものをけっして支払ったこんとがないのに反し、行動することの快楽は、必ず約束したものより以上のものを支払う。(アラン「幸福論」)

698.わしは天国の門前にたたずんだ。と、何とその中に住んでいるのは、ほとんど貧乏人であった。また、わしは地獄の門前にたたずんだ。と、何とその中に住んでいるのはおおかた女であった。(リチャード・バートン版「千一夜物語」)

699.快楽を追う者は、善をこれの官能におく。(アウレリウス「自省日記」

700.神と悪魔が闘っている。そして、その戦場こそは人間の心なのだ。(ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」)

701.あなたの目は、こっそりと私の心を盗む。泥棒!泥棒!泥棒!(モリエール「贋才女」)

702.女の祖国は若さです。若さのあるときだけ、女というものは幸せなのです。(ゲオルグ・ゲオルギウ「第二のチャンス」)

703.全女性が同じ顔、同じ性質、同じ心立てをしていたのなら、男はけっして不貞を働かぬだけでなく、恋をすることもなくなろう。(カサノーヴァ「回顧録」)

704.苦痛に二種あるように、快楽にも二種ある。一つは、肉体的快楽であり、二つめは予想の快楽である。(エルヴェシウス「人間論」)

705.泣くことも一種の快楽である。(モンテーニュ「随想録」)

706.本来、お世辞というものは、女の身にぴったりと当てはまる衣装である。(キェルケゴール「追憶の哲理」)

707.退屈ーーこの怪物を押し潰す、ただそれだけのために、人はピストルを己の脳漿にぶちこむことすらある。(原口銃三「二十歳のエチュード」)

708.楽しみは汝が満足している場合には苦労の記憶なり。(エウリピデス「アンドロメダ」)

709.もっとも大きな快楽は、他人を楽しませることである。(ラ・ブリュイエール「人さまざま」)

710.乗り切るも、倒れるのも、ことごとく自力のもたらす結果である。(夏目 漱石)

711.
その主権は増し、平和は絶えることがありません。
彼はダビデの王座につき、
世界のすべての国々に真の正義と平和をもたらします。
天の軍勢の主の熱意で、
このことは必ず実現します。
(イザヤ9:7)

There will be no end to the increase of His government or of peace,
On the throne of David and over his kingdom,
To establish it and to uphold it with justice and righteousness
From then on and forevermore.
The zeal of the Lord of hosts will accomplish this.
(Isaiah 9:7)

所感と祈り:
世界中で、人々が大勢集まり、賛美をささげ、礼拝している姿を見ることができます。
主は私たちの王です。心から慕い求められるにふさわしいお方です。
同じ主を仰ぐ私たちは、国々の隔てを越え、兄弟姉妹として愛し合うことができます。
主に喜ばれる正しいことを行い、互いに愛し合うとき、真の正義と平和がもたらされるのだと思います。
私たちは世界中でクリスマスが祝われていることを見ることができて幸いです。
クリスマスの本当の意味を知らない人々までも、クリスマスには特別の喜びを感じています。

主よ。私たちの心に喜びを与えてくださっていることを感謝します。
私たちは、感謝をもってクリスマスを祝います。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

712.「人は心に自分の道を思い巡らす。しかし、その人の歩みを確かなものにするのは主である。」(箴言16章9節)
*黙想と祈り
私たちは自分の歩みについてさまざまなことを考えますが、この人生の主権は神様にあることをおぼえましょう。「主なる神様。あなたに人生のすべてをおゆだねできる幸いを心から感謝いたします。」

713.これは哀歌で、苦悩の叫びを歌っている。絶望的で、陰うつで、救いのないみじめさを感じさせる上では、詩篇中まことに特異な詩である。この詩は、捕囚時代の国家の悲哀を述べたものかもしれないが、ヨブのように神を唯一の拠り所としてかたく信じながらも、多面このような信頼を全く根底からくつがえすような強度のまどいを経験した者の窮境から出た個人的悲歌のように見える。この詩篇は二つに分けられる。まず苦悩に満ちた作者の訴えがあり(1〜8)、続いて、答えを与えられない疑問が述べられている(9〜18)。このような苦悩は、実際に体験した人でないとよくわからないだろう。普通の苦悩とは違う。しかし、このような苦悩に対するみことばによる心の備えができていないと、当面した時にとまどってしまう。(詩篇88篇)

714.僕はいい画や字を見ると、自分より優れた人間がこの地上に生きていたことをはっきり知って、ありがたくなり、自分も負けていてはすまないと思う。(武者小路 実篤 明治・大正の小説家)

715.
Walls have ears.
(壁は耳を持っている)
「壁に耳あり(、障子に目あり) /
 徳利(とくり)に口あり(、鍋に耳あり)」
<その他の類似表現>
Even woods have ears.
Fields have eyes, and woods have ears.

716.
Mountains cannot be surmounted except by winding paths.
-- Johann Wolfgang Von Goethe
曲がりくねった道を行かないと、山は越えられない。

717.人は最後に何で支えられるのか。人の心です。「井村雅代(シンクロナイズドスイミング日本代表ヘッドコーチ)」

718.わたしは、あの責め苦をもう一度ためし味わい、あの無意味なおろかしさにもう一度ぞっと身をふるわせたい。もう一度といわず、何度でもわたしのうちにある地獄を、ふたたび渡り歩いてみたい。いつかには、もっと上手にこのゲームを演じられるようになりたい・・・・・・(ヘルマン・ヘッセ「荒野の狼」)

719.人生には真の魅力はひとつしかない、それは賭博の魅力である。(ボードレール)

720.あいつらは、まず人をころしておいて、それからうそをつくんです。そんなことが許されるでしょうか?(ヘルマン・ケステン「ゲルニカの子供たち」

721.ちっぽけな快楽ほど人間を小さくするものはない。(シューベール「随想録」)

722.
・・・・僕の敵には驚嘆する
やつらはぼくに好意を抱いている
自身と、そしてやつらと折れあえば
どんなことでも赦される
ちょいとした忘れっぽさが、もう好かれ種になる
どんな信仰箇条にたいしてであれ
たったいっぺんアーメンをいえば
気持ちよく家に迎えられる・・・・
(エンツェンスペルガー)

723.エロチスムは死にまで至る生の称揚だ。(ジョルジュ・バタイユ)

724.優しさが享楽において必要だと主張するなど、あきらかに馬鹿げている。魂のやさしさなどというものは、感情の快楽に決して何ものも付加しはしない。あえて言うならそれは、快楽を損なうものですらある。愛することと享楽することとは、ぜんぜん別なことだ。それが証拠に、毎月のように、ひとは享楽することなく愛したり、またもっとしばしば、愛することなく享楽したりしているではないか。(マルキ・ド・サド「新ジュスティーヌ抄」)

725.ゼロだよ、といかくゼロに賭けるんだ!(ドストエフスキー「賭博者」)

726.選ぶすべを知る男の祖国は、それは茫漠とした雲の赴くところだ。(アンドレ・マルロウ)

727.どうか偶然なんてことをあてにしないで下さい。偶然のない人生というのもあるのですから。(ドストエフスキー「賭博者」)

728.「・・・したい」などという心はみな捨てる。その代わりに、「・・・すべきだ」ということを自分の基本原理にする。そうだ、ほんとうにそうすべきだ。(三島由紀夫「剣」)

729.一国の王であるってことは全く愚劣そのものさ。しかし一つの王国をこさえるってこと、こいつは別物だ。(アンドレ・マルロウ「王道」)

730.世の中に奉仕すること自体が信用である。(本田 宗一郎)

731.
見よ。主が来ようとしている。
天の王座を離れ、山々の頂の上を歩きながら、
地上に来る。
(ミカ1:3)

For behold, the Lord is coming forth from His place.
He will come down and tread on the high places of the earth.
(Micah 1:3)

所感と祈り:
罪をそのままにしてはいけません。
罪の性質があるために罪を犯すことがあっても、私たちは罪に対する態度を明確にする必要があります。
主の御前に告白し、そこから離れようとするのかどうかで、その態度は明確になります。
主は、私たちの弱さをご存知で助けてくださいます。
御前にへりくだり、心の思いをきよめていただけますように。
そうするとき、主からの平安が私たちを包み、感謝と喜びが与えられます。

主よ。この心が悪い感情に染まることがないようにお守り下さい。
人を見下し、ののしることがないように、謙虚さと慎みをお与えください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

732.「勤勉で怠らず、霊に燃え、主に仕えなさい。」(ローマ人への手紙12章11節)
*黙想と祈り
「権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって。」と万軍の主は仰せられる。(ゼカリヤ書4章6節「父なる神様。私たちが聖霊の火に燃やされて、熱心に主に仕えることができますように祝福してください。」

733.詩篇第三巻最後のこの詩は、その最初の詩73篇と対をなすように思われる。どちらもこの世で神を恐れて生きる人の直面する難関を扱っている。一方に、悪しき者の繁栄という問題があり、他方では、諸状況からおして、一見神がみことばとひどく矛盾しておられるように見える時、どうして神はそれに忠実であられるのかがわからなくなろう。しかしどちらの詩篇でも、神に対する信仰と実際経験の調和という同じ主題を持っている。一方は人間の経験にかかわり、他方は神のご支配を扱っている。この詩篇は、終わりに近づくにつれて、暗い調子をおびてくるが、神の御目的が逆の方向を指しているように見えるために起こる困惑が、この詩篇の重荷となっている。しかし解決は、神の恵みと真実である。この二語がこの詩篇には何回も出てくる。(詩篇89篇)

734.家が貧しくても体が不自由でも決して失望してはならない。人の一生の幸せも災いも、自分から作るもの。周りの人間も、周りの状況も、自分が作り出した影と知るべきである。(野口 英世)

735.仕事も人生も誠心誠意。「數土文夫(JFEホールディングス特別顧問)」

736.
I was brought up to respect my elders so now I don't have to respect anybody.
私は年長者を尊敬するようにと育てられてきましたが、今やだれも尊敬する必要がありません。

737.あなた以上のことは、誰もしてくれなかった。(映画 ラストダンスより)

738.空かけるホメロスはともかく、鳥ふぜいに負けてなるか!と人間クンの涙ぐましくも奇想天外なこの努力に栄光あれ!(ケン・アナキン「素晴らしきヒコーキ野郎」)

739.だが、僕はもうこの吹き降りの雨も歎きはしない。飛行家のつとめが僕のために、一個の別世界を開いてくれる。その世界の中で、僕はやがて二時間もたたないうちに直面してくるはずだった黒い竜と青い稲妻の髪を王冠のように戴いた高い峰々と。その世界の中で、やがて夜ともなれば、風雨から開放されて、星々の間に自分の路を尋ねて行くのだ。(サン・テグジュペリ「人間の土地」)

740.或る模範に人生をあてはめようとする人たち、この生ける屍みたいな人間たちの言葉を一体どうしろと言うんだ?人生に何らの究極目的が与えられていないということ、それが今や行動の条件となったのだ。(アンドレ・マルロウ)

741.われわれは苦しむ以上に恐れるのである。(アラン「幸福論」)

742.敗北は受容的なものである。しかし勝利は理念であり統一的法則でなければならぬ。日本の文化はこのような勝利の理念的責務に耐え得たかどうか疑わしい。(三島由紀夫「小説家の休暇」)

743.イタリア人が復讐に感じる不倫な幸福はむしろこの民族の想像力の強さによるものだと私は考える。他の民族は許すのではない、忘れるのだ。(スタンダール「パルムの僧院」)

744.五十歳までは、世界はわれわれが自分の肖像を描いていく額縁である。(アミエル「日記」)

745.人生は、書物のそとで聞く時は音色が違っている。(ロマン・ロラン「ジャン・クリストフ」)

746.おごれる者も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者もついにはほろびぬ、ひとえに風の前の塵に同じ。「平家物語」

747.兵を養うこと千日、用いるは一朝にあり。「水滸伝」

748.崇高なものが現代では無力で、滑稽なものにだけ野蛮な力がある。(三島由紀夫「禁色」)

749.未練がましいことをしているとは思わないで下さい。私は復讐がしたいのだ。(シラー「旅」)

750.歴史はただ、至るところに存在しながら何処にも存在しないためにのみ役立つのである。(マックス・ピカート「神よりの逃走」)

751.天才とは九十九パーセントが発汗であり、残りの一パーセントが霊感である。(トーマス・エジソン)

752.英雄に讃仰と忠節を捧げたまえ。そうすれば自分自身、英雄的となる。(D・H・ロレンス「現代人は愛しうるか」)

753.人はあらゆることにたいして身をまもることができる。ところが死に関してはわれわれはみな城壁の崩れた城砦に住んでいるようなものだ。(エピキュロス)

754.ああ、復活の前に死があるね。(ロマン・ロラン)

755.解かれることを望まない秘密だってあるさ。(エドガー・ポー「盗まれた手紙」)

756.人間は、死ぬことをひそかに望んだので、戦争をしたのである。自己保存の要求はきわめて深いのかもしれないが、死への欲情はさらに深い。(コーリン・ウィルソン「性の衝動」)

757.汽車が走っているあいだ、乗客は止っておる。汽車が止ると、乗客はそこから歩き出さねばならん。走るものも途絶え、休息も途絶える。死は最後の休息じゃそうだが、それだとて、いつまで続くか知れたものではない。(三島由紀夫「金閣寺」)

758.英雄のいない時代は不幸だが、英雄を必要とする時代はもっと不幸だ。(ベルトルト・ブレヒト「ガリレオ・ガリレイの生涯」)

759.勝負の世界では「これでよし」と消極的な姿勢になることが一番怖い。常に前進を目ざさないとそこでストップし後退が始まってしまう。<羽生善治>

760.< 近江商人心得帖 >
1.商いをするとしないとに関わらず、一度でも会った人の顔と名前は絶対に忘れないこと。
2.商いをするには、七度まで通って人を説き、例え成功しなくても後日を期して態度を変えないこと。
3.腹が立っても、笑顔を看板とし、音声は常に低めを心掛けること。

761.「そうしてアブラハムは、その場所を、アドナイ・イルエと名づけた。今日でも、『主の山の上には備えがある。』と言い伝えられている。」(創世記22章14節)
*黙想と祈り
神様はイサクの代わりにささげる雄羊を備えてくださいました。アブラハムは献身のしるしとしてそれをささげました。「父なる神様。私たちがささげるすべてのものはあなたからいただいたものです。心から感謝しておささげします。」

762.これはモーセの祈りである。詩篇中彼のものはこれしかない。この詩は、老預言者モーセの晩年の心中を表わしている。神と親しく交わった神の人モーセのこの祈りは、申命記、とくにその32〜33章を短縮して詩に作ったもののようである。彼は永遠の神を知っていた。その神の御前には人間などちりにひとしいことも知っていた。だから、その永遠の神の恵みによって支えられて始めて、意義ある生を送ることができるのだ。モーセが彼の長年の経験をとおして神より教えられたことは、神に打たれても神をうらまず、かえって神に近づこうとしている。神なしには彼の人生は全く無益なことをよく承知していたのである。これこそ、信仰の奥義であり、これを口先だけでなく、ほんとうに心からそう信じることのできる人は幸いである。(詩篇90篇)

763.生きているその命こそが尊い。「横田南嶺(臨済宗円覚寺派管長)」

764.希望は不幸な人間の第二の魂である。(ゲーテ「格言と反省」)

765.ぼくは二十歳だった。それがひとの一生でいちばん美しい年齢だなどとはだれにも言わせまい。(ポール・ニザン「アデン・アラビア」)

766.だが暗夜はそもそも、何処にあるのか。今は星なく、月光なく笑の渺茫と愛の乱舞さえない。青年たちは安らかである。そして私の前には、ついに真実の暗夜さえないのだ。絶望の虚妄なることは、まさに希望に相同じい。(魯迅「野草」)

767.勇気ーー攻撃する勇気は最善の殺戮者だ。死をも殺戮する。(ニーチェ「ツァラトゥストラ」)

768.
「ベツレヘム・エフラテよ。
あなたはユダの小さな村にすぎないが、
永遠の昔から生きている、
イスラエルの支配者が生まれる地となる。」
(ミカ5:2)

“But as for you, Bethlehem Ephrathah,
Too little to be among the clans of Judah,
From you One will go forth for Me to be ruler in Israel.
His goings forth are from long ago,
From the days of eternity.”
(Micah 5:2)

所感と祈り:
キリストが来られることは、遠い昔から預言されていました。

彼は立ち上がり、主の力によって、
彼の神、主の御名の威光によって群れを養う。
民は、そこで平安な生活を営む。
この方(イスラエルの支配者となる王)が
全世界からほめたたえられるからだ。(ミカ5:4)

世界中のいたるところでキリストがあがめられている時代に私たちは生きています。
このような状態を預言者ミカは見ていたのかもしれません。
この「イスラエル」は、民族の範疇を越え、主をあがめる世界中の人々が神の民となっています。
世界中の人々と兄弟姉妹として受け入れ合い、祈り合うことができることはなんという幸いでしょう。

主よ。全世界で御名がほめたたえられていることを私たちは見ています。
主に出会い、信仰が与えられていることを感謝します。
私たちの心には物によっては決して満たされない部分があります。
主だけが満たすことのできるお方です。
主から来る平安を覚え感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

769.魚鳥の心は知らず年わすれ (芭蕉)

770.
The thing is to find a truth which is true for me, to find the idea for which I can live and die.
- S!)ren Kierkegaard
【訳】 大切にしていることは、生死に関わる知恵を見つけるために、自分にとっての真理となる真理を見つけることだ。
<セーレン・キェルケゴール: 1813〜1855年。デンマークの哲学者。>

771.
Now is no time to think of what you do not have. Think of what you can do with that there is.
- Ernest Hemingway
【訳】 今ないものについて考えてちゃいけない。今あるもので何ができるかを考えるんだよ。
<アーネスト・ヘミングウェイ:1899〜1961年。米国の小説家で、ノーベル文学賞受賞。>

772.
神の約束は、必ずそのとおりになるのです。」
(ルカ1:37)

For nothing will be impossible with God.”
(Luke 1:37)

所感と祈り:
神様にとって不可能なことは何もありません。
神様が約束されたことは必ずそのとおりになると信じる者は幸いです。
信じたことが実現するのを見ることができます。
人にはできなくても神様にはできるのです。
私たちの人生の中で働く御力を見せてくださいます。
私たちの思いを越えたみごとなタイミングで事を進めてくださいます。
あとになってさまざまな出来事が、神様の織りなすご計画の一部であったことに気付くことがあります。
織物の裏側を見ていては想像もできない素晴らしい柄が神様のご計画の表側では仕上がっているのです。
今はわからなくても、いつか神様の栄光のわざを見させていただけますように。

主よ。今日も愛する兄弟姉妹たちとともに主を賛美し、みことばに耳を傾けることができることを感謝します。
私たちは心からの感謝をもって主をほめたたえます。
私たちのささげる礼拝をお受け取りください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

773.「わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。」(マタイの福音書11章29節)
*黙想と祈り
イエスさまは私たちを弟子として訓練なさいます。しかし、そのくびきは負いやすいと言われました(30節)。「父なる神様。あなたは私たちが負える荷を与え、成長させてくださいます。今日も感謝してその荷を負っていきます。どうぞ祝福してください。」

774.神に全幅の信頼を寄せている人の幸いを歌った詩である。この詩篇の中から一部を取り出して(11〜12)、悪魔はイエスを誘惑した。そのやり方は、前後の文脈を無視して、この詩篇の真に意図しているところとは正反対の意味に使った。こうした聖句の乱用を、悪魔的使用法と呼ぶのである。悪魔は、たとい神を試みても(信頼しなくても)、神は守ってくださるとそそのかした。しかしこの詩篇の教えているところは、神を信頼して歩む者だけを、神がいかなる危機からも守ってくださるというのである。しかし神を愛し、神に信頼して歩む者に与えられる恵みは、そればかりか、助け(14)、祈りに答え、神がともにいて救ってくださり、ほまれを与えてくださること(15)、さらに豊かないのちをも与えてくださることである(16)。(詩篇91篇)

775.この地上に同じ人間は一人もいないが、たった一つだけ同じ条件の中で人は生きている。それは1日24時間を平均に与えられていること。それをどう生かすかがその人の人生であり、責任である。「土光敏夫(昭和の実業家)」

776.
おお 時を鳴らせ
一兆回も真夜中の鐘を鳴らせ
僕はふたたびそれを聴こう
(アレン・ギンズバーグ「麻薬書簡」)

777.希望と怖れとは切り離せない。希望のない怖れもなければ、怖れのない希望もない。(ラ・ロシュフコォ伯爵「道徳的反省」)

778.
希望とは何かーーあそび女だ。
 誰にでも媚び、すべてを捧げさせ、
お前が多くの宝物ーーお前の青春を
 失ったときにお前を棄てるのだ。
(シャンドル「希望」)

779.イタリア人の勇気は怒りの発作であり、ドイツ人の勇気は一瞬の陶酔であり、スペイン人の勇気は自尊心の現われである。(スタンダール「恋愛論」)

780.消耗することが、一般的に犯罪的なのではなく、いわゆる”消耗”から立ち還る過程で何を捉えるかが問題なのである。(奥浩平「青春の墓標」)

781.思うに、希望とは、もともとあるものだともいえないし、ないものだともいえない。それは地上の道のようなものである。地上には、もともと道はない。歩くひとが多くなれば、それが道になるのだ。(魯迅「両地書」)

782.
ガブリエルはマリヤに声をかけました。
「おめでとう、恵まれた女よ。主が共におられます。」
(ルカ1:28)

And coming in, he said to her, “Greetings, favored one! The Lord is with you.”
(Luke 1:28)

所感と祈り:
神様に用いられることは、なんと幸いなことでしょう。
特別に何かを成し遂げたからでも、訓練を受けたからでもなく、ただ恵みによって選び、用いてくださるのです。
どのような人が用いられのでしょう。
マリヤは、御使いの宣告に驚きましたが、信仰をもって受け入れました。
「私は主のはしためにすぎません。何もかも主のお言いつけどおりにいたします。どうぞ、いま言われたとおりになりますように。」(ルカ1:38)
マリヤは、謙虚で従順な信仰者でした。

主よ。弱い者を強め、必要に対して備えてくださり、用いてくださることを感謝します。
力のないところに力を注いでください。
さまざまな問題に押しつぶされないようにお守りください。
御手におゆだねする信仰を持たせてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

783.「彼は答えた。『あの方が罪人かどうか、私は知りません。ただ一つのことだけを知っています。私は盲目であったのに、今は見えるということです。』」(ヨハネの福音書9章25節)
*黙想と祈り
彼は自分の身に起こったただ一つのことを握りしめていました。それは、人生において最も大切なことでした。「父なる神様。私たちの心の目が開かれてイエスさまを救い主として仰ぐことができますことを心から感謝いたします。」

784.これには、「安息日のための歌」という表題がついている。安息日ごとに歌いながら、はるかに永遠の安息を待望した歌であろう。神を礼拝し神をさんびすることは「良いこと」である。この詩篇の中には栄えるということばや思想がよく出てくる(13〜15)。神を信じる者の生涯は必ず栄える。しかしそれをただちにご利益主義な繁栄(商売が繁盛したり、病気がなおることなど)と理解してはならない。霊的繁栄のことである。どんなにひからびたような世の中にあっても、神を信じる者の生活は、なつめやしの木のように栄え、年老いてもなお実を結び、いつも生気にあふれて、青々としている。これは聖霊の実を結ぶことを意味し、私たちが信じる神こそ、まことの神でいますことの証拠として、私たちのあかしになるのである。(詩篇92篇)

785.喜びは、自分の持てる可能性を引き出すことからもたらされる。(ウィル・シュルツ)

786.他責ではなく自責で、精いっぱい。目の前の仕事をやり切った先に、成功を掴める。「白川洋平(ナチュラルハウス社長)」

787.
What a salesman - he could sell underarm deodorant to the Venus de Milo!
なんというセールスマン、ミロのヴィーナスにわきの下の芳香剤を売ることが出来たとは!

788.この世において成功したければ、他人よりそんなに賢い必要はない。ただ大抵の人より一日早ければ良い。(ナポレオン・ボナパルト フランスの皇帝)

789.希望はすこぶる嘘つきであるが、とにかくわれわれを楽しい小道を経て、人生の終りまで連れていってくれる。(ラ・ロシュフコォ伯爵「道徳的反省」)

790.臆病者は、ほんとうに死ぬまでにいくたびも死ぬが、勇者は一度しか死を経験しない。(ウィリアム・シェークスピア「ジュリアス・シーザー」)

791.臆病は残酷性の母である。(モンテーニュ「随想録」)

792.狭き門より入れ。滅びにいたる門は大きく、その路は広く、これより入る者は多し。生命にいたる門は狭く、その路は細く、これを見出すものは少なし。(「新約聖書」マタイ伝)

793.ひとは女に生れない。女になるのだ。・・・文明の全体が人間と雄と去勢物の中間のものを女性と呼んでいるのだ。(シモーヌ・ド・ボーヴォワール「第二の性」)

794.必要はもっとも確実なる理想である。(石川啄木「時代閉塞の現代」)

795.
すると天使が言いました。「こわがらなくてもいいのです、マリヤ。神様があなたにすばらしいことをしてくださるのです。
(ルカ1:30)

The angel said to her, “Do not be afraid, Mary; for you have found favor with God.
(Luke 1:30)

所感と祈り:
神様が共におられ、事を行わせてくださるのであれば、それに必要なすべてが整えられます。
私たちは従順に神様のご計画に従えば良いのです。
力の無い者を神様は用いてくださいます。
神様に用いられるのであれば、たとえ着手したときにはできなくても、できるようにしてくださいます。
安心していなさいと語りかけてくださいます。

主よ。人には不可能であっても、主はおできになります。
無いところにもあるようにされる圧倒的な力を持っておられる主に信頼します。
完全な主への信頼によって、心配しないで歩む信仰をお与えください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

796.「神よ。御名によって、私をお救いください。あなたの権威によって、私を弁護してください。」(詩篇54篇1節)
*黙想と祈り
ダビデは回りを敵に取り囲まれていました。けれども、ただ一人頼ることのできる方に祈り求めました。「父なる神様。苦難の時にこそあなたが避け所であることを信じて祈れる幸いを感謝します。」

797.主なる神が王としてのぞむことを喜んで歌う詩は、以下99篇まで続く。この詩は、長い間、王を持っていなかったユダヤ人が、バビロンの捕囚から帰国した時に作ったものかもしれない。しかしこれは預言である。3〜4節の「川」「大水」はノアの時代の洪水を指しているのか、さもなければ外国の勢力を指しているのか、よくわからないが、いずれにせよ、たとい自然界が荒れ、地上の多くの国民が海の波のように騒いでいたとしても、天地の造り主でいます主は高い所におられて、その勢いはそうしたものよりはるかにまさっている。一声を発せられれば、すぐに治まってしまう。これらの歴史的事件は、主の力と愛と真実とをあかししている。だから、神をかしこみ恐れて、そのみこころに従う者は、神の家に永遠に住む神の民なのである。(詩篇93篇)

798.喜びと悲しみは人間の定めなのだ。このことを正しく知ったとき、私たちはこの世を無事に進んでいける。(ウィリアム・ブレイク)

799.人生も仕事も、大事なことは諦めないこと。「松田次泰(刀匠)」

800.万策尽きてもうだめだ、と思う先に成功はある。(ジェームズ・ダイソン イギリスのダイソン社創業者)

801.もしきみがものにおびえているなら、この本を読みたまえ。だがその前に聞きたまえ。もし笑いだせば、おびえている証拠である。書物は、きみの目に、生命のない品物に見えるだろう。無理もない。だが、もし、まんいち、字が読めねば?恐れる必要があろうか・・・?きみは孤独か?寒気をおぼえているか?きみは心得ているか?人間はどれほどまでに<きみ自身>であるか?愚かで?そして裸であるか?(ジョルジュ・バタイユ「マダム・エドワルダ」)

802.何人も、ドイツ軍占領下を生きていた頃ほどには、自由を感じたことはない。(ジャン・ポール・サルトル)

803.ユートピアとは、贋物の一つもない社会をいう。あるいは真実の一つとない社会でもいい。(トマス・モア「ユートピア」)

804.悲劇的ではなく、焼けつくようなやつさ。革命に必要なリズムとは!(E・A・エフトゥシェンコ「革命とパチャンガ」)

805.われわれは明らかに政治的専心からは、一光年も遠ざかっているが、それは越えねばならぬ距離である。(ノーマン・メイラー「一分間に一万語」)

806.君にはこんな経験はないか。つまり、自分のしなくてはならないことが何かあることがわかっていて、しかしそれが何なのかははっきりつかめない。そんな経験はないかい。おれにわかるのは、何かをしなくてはならないのだということで、それが何なのかよくわからない。時がくればわかるだろうが、おれは本物をつかむまでやるんだ。わかるかい。(ジェームス・ディーン)

807.
「私は主のはしためにすぎません。何もかも主のお言いつけどおりにいたします。どうぞ、いま言われたとおりになりますように。」
マリヤがこう言うと、天使は見えなくなりました。
(ルカ1:38)

And Mary said, “Behold, the bondslave of the Lord; may it be done to me according to your word.” And the angel departed from her.
(Luke 1:38)

所感と祈り:
マリヤの従順な信仰の姿勢を見ることができます。
神様に用いられる人は、このような信仰を持った人なのだと思います。
神様がなさることであるなら、それを受け入れるのです。
心配しようと思えばさまざまな心配があるような状況でしたが、神様の御手にゆだねたのでした。

主よ。主のご計画のうちに私たちを用いてください。
用いられやすい信仰姿勢を持たせてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

808.「高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ。」(箴言16章18節)
*黙想と祈り
心の高慢は私たちのたましいにまで関わる大きな問題です。自分の心を見張りましょう。「父なる神様。私の心がおごり高ぶって倒れてしまうことがないように戒め、お守りください。」

809.王のさばきが歌われている。王の任務の一つは、世をさばくことであり、すべての人々にその受くべき報いを与えることである。たかぶる者を罰し、しいたげられる者を顧みることである。この世の権力者たちは、自分につごうのいい「律法」をつくることのできる立場にある(20)。だから、このような者をさばくのは神以外にはありえない。3〜6節では、圧政者について訴えている。7〜15節は、神のさばきが必至であることを説き、それから自分のことを述べ、主のみが自分たちを慰め、魂を喜ばせてくださることを歌い、最後には、悪人が全滅することを確信している。これは、過去においてだけのことではない。今日も同様であり、終末の日における神のさばきを、ここから読みとるべきである。(詩篇94篇)

810.勇気は筋肉と同じで、使うことによって鍛えられます。(ルース・ゴードン)

811.努力し続けられることが才能。「室瀬和美(漆芸家/人間国宝)」

812.あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。(スティーブ・ジョブズ アメリカのアップルコンピュータ創始者)

813.僕は詩人の顔と闘牛師の体とを持ちたい。(三島由紀夫「鏡子の家」)

814.ぽかんと花を眺めながら、人間も、本当によいところがある、と思った。花の美しさを見つけたのは人間だし、花を愛するのも人間だもの。(太宰治「女生徒」)

816.文章は下手な方がいい、粋ごのみがわざと着物を着くずして着るように。(レイモン・ラディゲ)

817.芸術家が創造できるのは部分的にせよ、また短時間にせよ、かれが自身のなかにそのモデルをみいだすことのできるものにすぎない。(イプセン)

818.私は自分の天才のすべてを生活に注いだが、作品には自分の才能しか用いなかった。(オスカー・ワイルド)

819.結婚のまへの夜、または、なつかしくてならぬ人と五年ぶりに逢ふ直前などに、思はぬ醜怪の吹出物に見舞はれたら、私ならば死ぬる。家出して、堕落してやる。自殺する。女は、一瞬間一瞬間の、せめて美しさのよろこびだけで生きてゐるのだもの。(太宰治「女生徒」)

820.女が学者であることは長所ではない。しかも学者ぶることは非常な短所である。(フォンテーヌ)

821.
おいらは いろんな河を知っている
この世さながらの昔からのいろんな河を
人の肉体に流れている血よりも古い河を知っている
(ラングストン・ヒューズ「手帖」)

822.女性というものは愛されるためにあるのであって、理解されるためにあるのではない。(オスカー・ワイルド「語録」)

823.われわれは人間の片面に多くかかわってきたがもう一方の面は未完成のまま残っている。その結果が革命家たちのようにくさいものに蓋といった具合になるのだ・・・。(イリア・エレンブルグ「雪どけ」)

824.蟹のうちには自分に食いついているその寄生虫を喰って生きているやつもある、自分のやっていることにちっとも気づかずになぁ。(アンドレ・マルロオ「王道」)

825.
神様が語られたことは必ずそのとおりになると信じたので、神様はあなたに、このような祝福をくださったのです。」
(ルカ1:45)

And blessed is she who believed that there would be a fulfillment of what had been spoken to her by the Lord.”
(Luke 1:45)

所感と祈り:
信じる者に豊かな祝福を与えてくださる神様をほめたたえます。
疑うのではなく信じる者になることができますように。
この世で歩み道がたとえ困難の多いものであったとしても、最終的には私たちは神様のもとで安らぐことができます。
キリストを信じる信仰によって、義と認めてくださるのは神様の約束です。
この約束をしっかり掴んでいるなら、安心して神様に近づくことができます。
永遠の神様が私たちに祝福を与えてくださいます。

主よ。いつも私たちとともにおられ、最善へと導いてくださることを感謝します。
今日の果たすべきことのために、力を注いで下さい。
主からの知恵によって、事を進めることができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

826.「望みを抱いて喜び、患難に耐え、絶えず祈りに励みなさい。」(ローマ人への手紙12章12節)
*黙想と祈り
希望は私たちの心に喜びや忍耐をもたらします。困難な中でこそ希望を見い出しましょう。「父なる神様。どのような状況の中にあっても、希望をもって祈りに励むことができるように助けてください。」

827.この詩は、神を王として歓呼して迎える明るい面を前半にたたえ、後半は過去における歴史的教訓を引用して警告を発している。どちらかというと暗い面が見られる。イスラエルの民はバビロン捕囚から帰ってきて、ふたたび自由にはなったが、昔の荒野の時のことを回顧すれば、決して安心などできないはずだ。神を忘れやすいのが、おしなべて人間の弱さなのである。荒野で神にそむいた人たちは、カナンの地の「安息に、はいる」ことができず、ヨシュアとカレブの二人のほかは、ことごとく荒野で倒れたではないか。ヘブル人への手紙3章8節以下には、この詩の後半を引用して、私たちへの戒めとしている。このことは、私たちもよく耳をすまして聞かなければならない警告ではないだろうか。聖霊は非常に力強く語っておられるのだから。(詩篇95篇)

828.『ありがとう』の言える人間になりなさい。『ごめんなさい』の言える人間になりなさい。嘘をつくような人間にはならないこと。(いかりや 長介)

829.他人の感動を与える人は疲れない。「森信三(哲学者/教育者)」

830.人間は精神が拡がるときと、とじこもるときが必ずある。強烈にとじこもりがちな人ほど逆にひろがるときがくる。(岡本 太郎 芸術家)

831.
Years know more than books.
(年は本より多くのことを知っている)
「亀の甲より年の功」
<その他の類似表現>
Personal experience is better than book learning.
Sense comes with age.
Years bring wisdom.
The older, the wiser.
Experience is the best teacher.
Experience is the mother of wisdom.
Experience teaches.
Live and learn.
He that travels far knows much.
An old fox is hardly caught in a snare.
Age and experience teach wisdom.
Age will tell.

832.
No matter what accomplishments you make, somebody helped you.
-- Althea Gibson
どんなことを成し遂げようと、必ず誰かに助けてもらっている。

833.教会のものは教会にかえし、党のものは党にかえすべしだ。・・・だがそういう自分はどこに身を置くことになるのだ?中立地帯というものはないのだろうか。(リチャード・ライト「失楽の孤独」)

834.あらゆるできごとは、もしそれが意味をもつとすれば、それは矛盾をふくんでいるからである。(ヘンリー・ミラー「北回帰線」)

835.人間は、人間となるためにーー言葉を発明せねばならなかったのでは決してない。人間は、すでに人間であったがゆえに、言葉を贈物として与えられたのである。(ヴィルヘルム・フォン・フムボルト)

836.近代的であるというのは、例えば日本とヨーロッパの現実は違うということを知ることなのである。そのために一命を失った日本の近代人もいる。(吉田健一「東西文学論」)

837.人間はだれでも気違いだが、人の運命というものは、この気違いと宇宙とを結びつけようとする努力の生活でなかったら何の価値があろう?(アンドレ・マルロオ「希望」)

838.現代の資本主義社会には生活はない。あるのはただ宿命だけだ。(ジャン・ポール・サルトル「アメリカ論」)

839.心せよ亡霊を装いて戯れなば、亡霊となるべし。「カバラ戒律」

840.苦しみは変らないで、変るのは希望だけだと。(アンドレ・マルロオ「侮蔑の時代」)

841.
ああ、親愛なる父よ、さびしい顎鬚よ
あらゆる時代の冷凍食品を味わう 勘定場を通りぬけ
ーー僕はホイットマンの本にさわり、スーパーマーケットの僕たちの
オデッセイを夢見、そしておかしさを感じるーー
ああ、親愛なる父よ、あなたが川のほとりに立ち
都市の霧にかくれてゆく蒸気船を見送ったとき
そこにはどんなアメリカがあったのですか?
(アレン・ギンズバーグ)

842.
ふるさとは遠きにありて想ふもの
そしてかなしく歌ふもの
かえるところにあるまじや
(室生犀星)

843.
上野駅から逃げたやつ
どこでどうしているのやら
(新川二郎)

844.わたしは、お前のいうことに反対だ。だが、お前がそれを言う権利を、わたしは、命をかけて守る。(ヴォルテール)

845.あるときは髪の型を変え、あるときは服装を変え、絶望と孤独の逃亡生活がはじまる。昨日を、今日を、そして明日を生きるために。(リチャード・キンブル「逃亡者」)

846.・・・旅の思い出というものは、情交の思い出とよく似ている。事前の欲望を辿ることはもうできない代りに、その欲望は微妙に変質してまた目前にあるので、思い出の行為があたかも遡りうるような錯覚を与える。(三島由紀夫「旅の墓碑銘」)

847.人生の中で起こることすべてはショウの中でも起こる。「バンド・ワゴン」

848.地上に存在する地獄を、黒人は美へと昇華させ、芸術的貢献であるジャズをもたらしたのである。(マックス・ローチ)

849.視よ、蒼ざめた馬あり、これに乗る者の名を死といい、黄泉これにしたがう・・・。「ヨハネ黙示録」

850.悪魔というものが実際に存在せず、ただ人間が創ったものだとすれば悪魔は人間そっくりに創られているにちがいない。(ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」)

851.
「重いな。これは何だ」
「夢のかたまりさ」
(ジョン・ヒューストン「マルタの鷹」)

852.忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心のかなしさよ。(菊田一夫「君の名は」)

853.旅人よ、行きてラケダイモン(スパルタ)の人々に告げよ。われら命を守りてここにたおれたりと。「テルモピレーに立つペルシア戦争記念碑」

854.ある一定の歴史的状況においては、革命について千通りもの語り方があるかもしれない。しかし、革命を行おうと決意したすべての人間のあいだには、必然的に一つの一致が存在するのだ。(レジス・ドブレ「革命の中の革命」)

855.歴史意識とはーーしまった、とんでもないことをしてしまった、どうしようという悶えだ。(小林秀雄)

856.
神様は取るに足りない私のような者さえ、
お心にとめてくださいました。
これから永遠に、どの時代の人々も、
私を神に祝福された者と呼ぶでしょう。
(ルカ1:48)

“For He has had regard for the humble state of His bondslave;
For behold, from this time on all generations will count me blessed.
(Luke 1:48)

所感と祈り:
へりくだり、砕かれたたましいを神様は喜んでくださいます。
神様が祝福し、豊かに用いてくださいます。
神様に用いられる者は、幸いです。
人の思いを超えた、すばらしい働きがなされ、神様の栄光があらわされます。
主が働かれるとき、私たちの弱さや欠けは、神様のご計画の障害にはなりません。
その不足を補って余りある御力が注がれます。

主よ。取るに足りないような者に力を注ぎ、御用のために用いてくださることを感謝します。
どうぞ、用いて下さい。
それが私たちにとって何よりの喜びです。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

857.「あなたの子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる。あなたがわたしの声に聞き従ったからである。」(創世記22章18節)
*黙想と祈り
アブラハムの信仰への祝福は、その子孫にまで及ぶという約束が与えられました。「父なる神様。私たちの信仰が子や孫に継承され、祝福の輪が広がっていくことを信じて感謝します。」

858.これもまた、神がさばくために来られることを歌った詩である。3〜5節にある「雲」「暗やみ」「火」「いなずま」といった表現を、暴風だとか雷といったものと理解する必要はない。むしろ、これは神の現われを表現していると見るべきだ。イスラエルの民は、昔シナイ山に現われた神のことを決して忘れなかった。神がご自分の姿を現わされる時には、必ず自然界の異変が起こる。まして詩においてそうした表現がとられることは、自然のことではないだろうか。主は焼きつく火であるから、真実でないものはみな焼きつくされてしまう。偶像もそうだ。しかし、正しい者はこの火を喜ぶ。それは、輝く光だからである。主は悪を憎む者を愛してくださり、その聖徒のいのちを守ってくださり、悪しき者の手から助け出してくださる。(詩篇96篇)

859.感謝は最大の徳であるだけでなく、全ての徳の源である。(キケロ)

860.
May I try on that dress in the window? Well, we'd prefer it if you used the changing room.
ウインドウの中のドレスを試着してもよろしいでしょうか? でも試着室を使っていただく方がよろしいのですが。

861.ケータイの画面から世の中を見てないで、生の経験をしろ。(映画 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)より)

862.ロシアの歴史がロシアの制度を形成した。それが自然かつ合理的であったからだ。中国の歴史がまさに中国を形成しようとしている。それがわれわれにとって自然かつ合理的であるからだ。(毛沢東・中共七全大会での政治報告)

863.しばしば勇気の試練は死ぬことではなく、生きることだ。(アルフィエリ「オレスト」)

864.セリフなんか要らないわ。私たちには顔があったのよ。(ビリー・ワイルダー「サンセット大通り」)

865.われは山賊、うぬが誇をかすめ盗らむ。(太宰治「晩年」)

866.青い種子は太陽の中にある。(ジュリアン・ソレル)

867.
Jazz and Freedom go hand in hand.
ジャズと自由は手をつないで行く。
(セロニアス・モンク)

868.英雄というのはね、電気冷蔵庫時代にはめだたない賞品なのよ。(フランソワ・トリュフォー「ニ十歳の恋」)

869.よく病気をして長い日時と「方舟」にこもって過ごすようになってから、ノアは何にもまさって世の中をよく観察できたに相違ないことがわかった。(マルセル・プルースト)

870.真理は「時」の娘であり、権威の娘ではない。(フランシス・ベーコン)

871.十で神童、十五で才子、二十過ぎれば、ただの人。(俚諺)

872.えっ、文学的才能がないといわれるのか。若いのに思い上がった人だね君は!(リール・アダン「二人山師」)

873.核兵器の開発は、国家が偉大さの高みに上ることを意味しません。むしろ、この上なく暗い邪悪の深みに転落することを意味するのです。こうした兵器は必要悪ではありません。絶対悪なのです。<サーロー節子>

874.
力ある聖なる方が、
私に大きなことをしてくださったからです。
そのあわれみは、いつまでも、
神を恐れ敬う者の上にとどまります。
(ルカ1:49ー50)

“For the Mighty One has done great things for me;
And holy is His name.
“And His mercy is upon generation after generation
Toward those who fear Him.
(Luke 1:49-50)

所感と祈り:
神様を慕い求める者には、豊かな恵みが注がれます。
私たちの弱さをすべてご存知のお方が、大きなあわれみをもって、私たちを愛で包んでくださいます。
キリストによる贖いによって、私たちはその豊かなふところに憩い、安らぐことができます。
朝の静かなときに、みことばに触れ、神様の御前に居られることはなんという幸いでしょう。

主よ。今日の一日を過ごすために必要な力をお与え下さい。
足りないところに主が満たし、弱いところを強めて用いてくださいますように。
人を赦し、愛し、思いやることができますように。
人の必要に対して、目を開かせてください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

875.「人の子は安息日の主です。」(マタイの福音書12章8節)
*黙想と祈り
イエスさまはすべての権威の上に立つお方です。安息日にあっても、いえ安息日だからこそ、このお方を第一として歩むのです。「父なる神様。私たちがあなたを第一に礼拝する者とされていることを心から感謝します。」

876.これもまた、バビロンの捕囚から帰ってきたのを喜んで歌った詩であろうと思われるが、その思想は非常に大きく、「全地」に呼びかけ、万国民にその救いを宣べ伝えるという大きな念願を持っている。実に伝道精神にあふれたものである。しかもこれは、もともとダビデが歌ったものである(第一歴代誌16:23〜33)。ダビデが契約の箱をエルサレムへ持ってきて、盛大なお祝いをした時、この歌を歌わせている。だから、すでに存在していたこの歌を、バビロン捕囚から帰ってきたユダヤ人たちが、自分たちの立場からふたたび歌ったものと思われる。そこで、ここにこの詩が入れられたようだ。万国民を主が統治されるという福音を宣べ伝えるこの詩はただ歌うだけでなく、私たちが実践し、主のみこころをなしとげたいものである。(詩篇96篇)

877.人は生きてきたように死んでいく。「柏木哲夫(金城学院大学学長)」

878.「一冊の本・・・一冊の本というものはユベエル君、卵のように閉ざされていて満ちていて滑らかなものなんだ。その中へものを入れようたって、なにも入りはしないんだ。針一本だってだめだ、むりしないことにはね。ところがむりに入れたんでは形が破れてしまうんだ」「じゃ、君の卵は十分満ちているんだね?」ユベエルが応じた。「だが友よ」と僕が声を大きくして言ったーー「卵というものはものを入れて満ちるものではないんだ、満ちて生れるんだ・・・」(アンドレ・ジイド「パリュード」)

879.
あんたこの世へ 何しに来たの
女ばっかり 追いかけず
天下国家に 目をむけて
なって頂戴 大物に・・・
(畠山みどり「大物になってちょうだい」)

880.ーー鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。生れようと欲するものは一つの世界を破壊せねばならぬ。鳥は神に向かってとぶ。神の名はアプラクサスという。(ヘルマン・ヘッセ「デミアン」)

881.ナタナエルよ、さあ、今度はいよいよ僕の本を捨て給え。そこから抜け出し給え。僕と別れ給え。(アンドレ・ジイド「地上の糧」)

882.君を飛ばせる飛躍はだれでもが持っているわれわれ人類の大きな財産なのだ。(ピストリウス)

883.そこで私は現実だったと思っていたことが実は夢で、夢の方が実は現実なのだーーーといったような夢を見たのだ。(アントン・チェーホフ)

884.青春の放棄。ぼくが存在や物事を放棄するのではない(ぼくにはそんなことはできないだろう)。存在や物事の方でぼくを放棄するのだ。ぼくの青春はぼくから逃れてゆく。病気とはそのことだ。(アルベール・カミュ「手帖」)

885.私たちの時代は、大難破にさらされている。だが、もしもこの難破から社会全体を救う英雄があらわれるとするならば彼はきっとそれをするために個人主義を利用するだろう。(バルザック「田舎医者」)

886.
知之者不如好之者。
好之者不如楽之者。
(論語、雍也第六)
これを知る者はこれを好む者に如かず。
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。

887.
Happiness is a butterfly, which when pursued, is always just beyond your grasp, but which, if you will sit down quietly, may alight upon you.
- Nathaniel Hawthorne
【訳】 幸福とは蝶のようなものだね。追いかけていると取り逃してしまうが、じっと座っていると向こうからやってくるものだ。
<ナサニエル・ホーソーン: 1804年〜1864年。米国の小説家。>

888.
All you’ve got to do is own up to your ignorance honestly, and you’ll find people who are eager to fill your head with information.
- Walt Disney
【訳】 あなたがしなければいけないことは、自分が無知であることを潔く認めることであり、そうすれば、知識を熱心に与えてくれる人が見つかるだろう。
<ウォルト・ディズニー:1901年〜1966年。米国のアニメーター、プロデューサー、映画監督、 脚本家、実業家。>

889.
彼女は男の子を産みます。その子をイエス(「主は救い」の意)と名づけなさい。
この方こそ、ご自分を信じる人々を罪から救ってくださるからです。
(マタイ1:21)

She will bear a Son; and you shall call His name Jesus, for He will save His people from their sins.”
(Matthew 1:21)

所感と祈り:
自分ではどうすることもできない罪からの解放を与えてくださるお方。
罪によって荒らされた心を修復し、渇きを潤し、暗やみを照らしてくださるお方。
希望のないところに希望を与え、喜びのないところに喜びを与えてくださるお方。
私たちはキリストによる救いによって、神様のうちに生かされています。
心からの感謝をもって主をほめたたえます。

主よ。ともに主をあがめ、賛美できる兄弟姉妹を与えてくださっていることを感謝します。
私たちは、喜びをもって主を賛美します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

890.「彼は言った。『主よ。私は信じます。』そして彼はイエスを拝した。」(ヨハネの福音書9章38節)
*黙想と祈り
ついに彼は自分の目を開けた方を信じ、礼拝する者へと変えられました。心の目も開かれたのです。「父なる神様。あなたが私たちにご自身をあらわしてくださり、まことの礼拝へと導いてくださることを感謝します。」

891.この詩篇は珍しく「賛歌」としか表題がつけられていない。この詩篇は96篇とよく似ている。主なる神は救いをなしてくださるお方であるということを歌っている。これは、過去において神がイスラエルを救ってくださったという事実ばかりでなく、これからも救ってくださり、とくにイスラエルの民の最後の救いについての預言でもある。しかしこの「イスラエル」をイスラエル民族と解するか、霊的イスラエルと解するかは、二つの解釈が存ずる。後者の意であると思われる。それは、この詩篇では「地の果てまでも」が私たちが神の救いと勝利とを見るにいたると歌われているので、全地が喜びの声をあげることを意味し、それは、教会において成就するからだ。神は正義をもって世界をさばくために、この世に来られる。(詩篇98篇)

892.人生とは、文字どおり「人に生かされ、人を生かす」ことだ。「野村克也(野球評論家)」

893.
このことはみな、神が預言者(神に託されたことばを語る人)を通して語られた、次のことばが実現するためです。
(マタイ1:22)

Now all this took place to fulfill what was spoken by the Lord through the prophet:
(Matthew 1:22)

所感と祈り:
キリストの誕生は、預言者を通して神様のご計画が示され、約束されていたことでした。
神様が語られたことばは、必ず実現します。
私たちは人生の中でさまざまな問題に直面します。
その状況の中で、私たちは神様に助けを祈り求めます。
そのことを通して、神様は私たちをご自身に近づけ、まことの平安がどのようにもたらされるのかを教えてくださいます。
私たちが心砕かれて、すべてを御手におゆだねするとき、神様は真の解決を与えてくださいます。
永遠への祝福をもって私たちを包み、安らぎを与えてくださいます。

主よ。今、試練の中にある兄弟姉妹が主のご臨在を感じ取ることができますように。
私たちにとっての最善を主はご存知です。
主がいつもともにおられ、最善へと導いてくださることを悟ることができますように。
主から来る平安で、心を包んでくださいますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

894.「主は、私へのゆずりの地所、また私への杯です。あなたは、私の受ける分を、堅く保っていてくださいます。」(詩篇16篇5節)
*黙想と祈り
神様ご自身が私たちへのゆずりであるとは、何というすばらしい約束でしょうか。「父なる神様。あなたは私たちへの最もすばらしい宝です。心から感謝いたします。」

895.主は聖である。そのことは、三度繰り返して言われている(3、5、9)。神との関係については、特権を与えられていたモーセ、アロン、サムエルのような人々ですら、公義を行うようにしいられていた。神はそのあわれみによって彼らを赦されたが、その悪行は罰せられた。しかしこれら三人について、心にとめておくべき大切なことは、彼らの祈りが答えられたことである(8)。神と彼らとの交わりは、「彼らは主を呼び、主は彼らに答えられた」という仕方でなされた。神は今日でも罪を憎まれる聖い神であるから、主の血によって私たちをきよめてくださり、私たちは神が私たちの祈りに答えてくださることを確信し、みことばを通して語りかけてくださることを期待することができる。(詩篇99篇)

896.やってやれないことはない、やらずにできるわけがない。「平櫛田中(彫刻家)」

897.
She's going off to London to have singing lessons. Where did she get the money? The neighbours all chipped in.
彼女は歌のレッスンを受けるためにロンドンに行きます。そのためのお金をどのように工面したのだろう?近所の人たちが皆寄付したそうです。

898.責任は選択をしている人自身が持つべきで、神様に転嫁するな。(プラトン 古代ギリシャの哲学者)

899.僕ら人間について、大地が万巻の書より多くを教える。理由は、大地が人間に抵抗するがためだ。(サン・テグジュペリ「人間の土地」)

900.忘れられたひとは誰か。清廉な静かな徳のある家庭的な人間だ。(ウィリアム・ナイサー「忘れられたひと」)

901.草が萎えるところでは生がない、つまり掟もなたない。死は掟を認めないからである。(ロープシン「蒼ざめた馬」)

902.彼が自分自身になまける権利を与えるためには、その白紙の原稿紙の上に、蠅が一匹とまるだけで十分だった。そうすると彼は書くのをやめたーー。蠅の邪魔をしてはいけない、と思って。(ジュール・ルナアル「博物誌」)

903.感傷とは、シニシズムの銀行定休日にすぎない。(オスカー・ワイルド「獄中記」)

904.どのようなテクストもさまざまな引用のモザイクとして形成され、テクストはすべて、もうひとつの別なテクストの吸収と変形にほかならない。(ジュリア・クリスティヴァ)

905.人間は生きなければならないという責任を負っている。けれども私には責任が失われて、それを失わせてしまった行為の責任が問われる。そしてそこにおいて生と死を見なければならない。(李珍宇「朴寿南への獄中書簡」)

906.
花も嵐も踏み越えて
行くが男の生きる道
泣いてくれるなほろほろ鳥よ
(西条八十「旅の夜風」)

907.逃げ口はたくさんあった。それにしても、なんと多くの、どこへもゆきつくことない門だったことか!(ポール・ニザン「アデン・アラビア」)

908.しばしばわれわれは、われわれのもっとも美しい行為を恥ずかしく思うであろう、それを生み出したすべての動機をひとにみられたならば。(ラ・ロシュフコォ伯爵「道徳的反省」)

909.おれが刑務所にぶちこまれたってたまえることはねえわな。おめえらだったずうっと刑務所に入ったきりじゃねえか。このアメリカってところがだいたい大きな刑務所なのだ。(マルコムX・スピークス)

910.空気のように軽いものでも、嫉妬する者には聖書の本文ほども、手がたい証拠となる。(ウィリアム・シェークスピア「オセロ」)

911.
『見よ。処女がみごもって、男の子を産む。その子はインマヌエル(神が私たちと共におられる)と呼ばれる。』
(マタイ1:23)

 “Behold, the virgin shall be with child and shall bear a Son, and they shall call His name Immanuel,” which translated means, “God with us.”
(Mattew 1:23)

所感と祈り:
キリストは、預言されたとおりに、この世界に来られました。
そして、私たちを救うために、その身をささげられました。
死の力を打ち破り、天にのぼり、御霊を私たちに住まわせられました。
どんなときも、主は私たちとともにおられます。
誰も近づくことのできない近さで私たちに寄り添い、私たちを理解し、支えてくださいます。
永遠の主の愛が私たちを包み、守ってくださいます。
私たちをその御腕に抱いてくださいます。
https://youtu.be/HDKoaFfrzw4

主よ。いつもそばにいてくださることを感謝します。
とこしえまで主は私たちの神様です。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

912.「へりくだって貧しい者とともにいるのは、高ぶる者とともにいて、分捕り物を分けるのにまさる。」(箴言16章19節)
*黙想と祈り
神様は私たちがへりくだって歩むことを何にもまさって喜んでくださいます。謙遜は栄誉に先立つのです。「父なる神様。私たちが目先の豊かさに惑わされて高ぶってしまうことのないようにお守りください。」

913.世界には、ただ一人のまことの神のみがいます。私たちが存在しているのもこの神に負うている。私たちは盲目的な非人格的な力によって生かされているのではない。造り主でいます神によって造られ、支えられている。人間が神によって創造されたという聖書の教理のみが、究極的な意味で、人間の尊厳を主張しうる唯一の教えである。人間は動物や物質ではないが、神でもない。神と人間との関係は、創造主と被造物の関係だけではなく、羊飼いとその牧場の羊の関係にある。よい羊飼いは、その羊のためにいのちを捨てる。この愛に対して、私たちの心は感謝とさんびで一杯になる。私たちは神の民とともに心からのさんびをもって、神を礼拝するのである。私たちは、きょうもまた神の愛と永遠の恵みを覚えつつ感謝のうちに過ごそう。(詩篇100篇)

914.忘れるにまかせるということが、結局最も美しく思い出すということなんだ。(川端 康成)

915.前へ行けば、前が見える。その前へ行けば、まだ前があることを知る。「井村雅代(シンクロナイズドスイミング日本代表ヘッドコーチ)」

916.私たちは、年々老いていくのではなく、日々新しくなっていく。(エミリー・ディキンソン アメリカの詩人)

917.同床異夢(どうしょういむ)とは、同じ布団で寝ていても同じ夢は見られないことです。愛の情熱は三年位しか続きません。夫婦は苦楽を共にして愛情を持ち続けるのです。─ 瀬戸内寂聴 ─

918.青春は例外なく不潔である。人は自らの悲しみを純化するに時間をかけねばならない。(吉本隆明「初期ノート」)

919.大地よ、お前の哀しい願いは、目に見えぬものとなって、私たちの心のうちによみがえることでないのか。(リルケ「ドゥイノの悲歌」)

920.われわれはすべて自然を鑑賞することばかりが多く、自然とともに生きることがあまりに少ないように思われる。(オスカー・ワイルド「獄中記」)

921.貞淑、それは虚栄である。それは形を変えた自尊心である。(アンドレ・ジイド「ワルテルの日記」)

922.国破れて山河あり。城春にして草木深し。(杜甫「春望詩」)

923.一人を殺せば犯罪者だが、百万人を殺せば英雄だ。「チャップリンの殺人狂時代」

924.
目が覚めるとヨセフは、天使の命じたとおり、マリヤと結婚しました。
しかし、その子が生まれるまでは、マリヤに触れませんでした。そして、生まれた子をイエスと名づけました。
(マタイ1:24ー25)

And Joseph awoke from his sleep and did as the angel of the Lord commanded him, and took Mary as his wife, but kept her a virgin until she gave birth to a Son;
and he called His name Jesus.
(Matthew 1:24-25)

所感と祈り:
ヨセフもまたマリヤと同様に、神様に忠実な人だったのだと思います。
神様の栄光があらわされることを考慮し、自分を制することのできる資質を持っていたのではないでしょうか。
神様を大切にし、その栄光があらわされることを喜ぶ者は幸いです。
神様がその信仰を喜んでくださり、豊かに祝福してくださいます。
私たちにとっての最善は、自分の思い描いたことに固執するのではなく、みこころのままに生きることなのだと思います。
ご計画によって備えられた状況を信仰によって受け入れ、御手におゆだねして生きることができますように。

主よ。私たちをみこころのままに生かしてください。
主に用いられることが私たちの喜びです。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

945.「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。」(ローマ人への手紙12章15節)
*黙想と祈り
このような品性は人を引き付けてやみません。「いっしょに」が鍵です。「父なる神様。私たちが今日も隣人を愛し、ともに生きていく者でありますように導いていてください。」

946.ダビデの詩篇である。ダビデが生涯、全き道を心がけていたことは、旧約聖書にしるされているとおりである。彼は全き道を自力で行なおうとはせず、神の命じるままに歩くことによって行なった。彼はまっすぐな心を求め、いやしいことをしりぞけ、彼を信仰より引き離すような傾向のあるすべてのものを離れ、また悪い評判のある人たちとは交わらないようにした。公けの生涯については、隣り人をそしる高ぶった者を見逃すようなことをしなかった。サウルの宮廷において、ダビデ自身がいかにこのことのために悩まされたことか。その代わり、忠信な者、全き道を歩む者、正直な人々を、忠実な友、相談役として、周囲に集めた。二心の者と不正な者は、彼の国政にあずかることはできなかった。これが彼の信条であった。(詩篇101篇)

947.私の言語の限界は、私の世界の限界を意味する。語りえぬものについては、沈黙しなければならない。(ウィットゲインシュタイン)

948.余の髭に気をつけてくれ。首きり役。余は首をきられることになっておるが髭を切られることにはなっておらんで。(1535年、トマス・モア卿)

949.もしも心がすべてなら、いとしいお金はなにになる。(フランク・シナトラ「唄」)

950.人間は好んで自分の病気を話題にする。彼の生活の中で一ばん面白くないことなのに。(アントン・チェーホフ「手帖」)

951.勤勉な馬鹿ほどはた迷惑なものはない。(ホルスト・ガイヤー「人生論」)

952.精神を凌駕することのできるのは習慣という怪物だけなのだ。(三島由紀夫「美徳のよろめき」)

953.僕は現実の場合におけるよりも、もっと真実に適合するように事実を調合しているんですが・・・。(アンドレ・ジイド「パリュード」)

954.善人は犬の前でも恥ずかしさを感じることがある。(アントン・チェーホフ「手帖」)

955.結局、地獄はなくなったのではなかろうか。現代の地獄は、地獄が存在しないことではあるまいか。現代の怖ろしい特質はここにあるのではなかろうか。さもなければあれほど人々が地獄を呼び求め、ありもせぬ地獄をぎょう望する気持が次郎にはわからない。(三島由紀夫「火山の休暇」)

956.安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは生のよろこびを書きつづる。(太宰治「晩年」)

957.ひょっとしたらこの宇宙は、何かの怪物の歯の中にあるのかも知れぬ。(アントン・チェーホフ「手帖」)

958.
実に神は、ひとり子をさえ惜しまずに与えるほどに、この世界を愛してくださいました。
それは、神の御子を信じる者が、だれ一人滅びず、永遠のいのちを得るためです。
(ヨハネ3:16)

 “For God so loved the world, that He gave His only begotten Son, that whoever believes in Him shall not perish, but have eternal life.
(John 3:16)

所感と祈り:
キリストを信じるなら、確実に永遠のいのちを得ることができます。
この肉体は、衰えていき、病みもします。
しかし、私たちには永遠への希望があります。
いつまでも私たちを誰よりも愛する神様とともにいられるのです。
その神様を仰いでいきましょう。

主よ。罪深い私たちが安心して永遠への希望を持てるようにしてくださったことを感謝します。
罪深い者だからこそ、キリストの十字架が必要でした。
滅びの穴から救い出してくださり、義の衣を着せていただけることを感謝します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

959.「アブラハムは年を重ねて、老人になっていた。主は、あらゆる面でアブラハムを祝福しておられた。」(創世記24章1節)
*黙想と祈り
アブラハムへの祝福は彼の生涯を通じて変わることがありませんでした。「父なる神様。私たちが与えられた信仰を生涯守り抜くことができますように祝福してください。」

960.これは、なやめる魂の悲痛な祈りである。彼の心は冬枯れの草のように枯れ、心痛のあまり食欲も失った。彼の敵は終日彼をそしり、彼を苦しめた。しかしそれらのものも、彼は究極的には主より出たものと感じている。彼らは自らのみじめさを見ていた目を、神に向けることによって、大きな慰めを得た。詩人は嘆きの叫びから、確信ある信仰の喜びへと移される。神は確かに彼の祈りを聞いてくださる。私たちはこの世にあっては悩みがある。しかし、キリストはすでに世に勝たれたのである。詩人は、23節以下、人間の弱さと永遠の神の力とを対照させている。私たちの力が中途で弱まる時には、それは、私たち信仰者がさらに試みと悩みとを戦い抜くべきことのしるしと思え。使命を果し終えるまでは、決して死ぬことはない。(詩篇102篇)

961.漫画から漫画の勉強をするのはやめなさい。一流の映画をみろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ。(手塚 治虫)

962.決して華々しくなくても、営々と努力を重ね続けた人は、晩年に至るまでやはり素晴らしい人生を歩んでおられる。「稲盛和夫(京セラ名誉会長)」

963.細かく考えすぎたらその場から動けないし、だいたいで動いているだけでは目的地につくことはできない。(羽生 善治 将棋棋士)

964.誰でも非凡な才能を持っているし、すべての人が美しいんだ。自分がいったい何者なのか、誰かに指摘してもらう必要のある人間なんて一人もいない。あなたは、そのままであなたなのだ。(ジョン・レノン イギリスのミュージシャン)

965.ほかのひとの心臓は胸にあるだろうが、おれの体じゃ、どこもかしこも心臓ばかり、いたるところで汽笛を鳴らす。(ウラジミール・マヤコフスキー「長靴をはいた雲」)

966.
キリストは神であられるのに、神としての権利を要求したり、それに執着したりはなさいませんでした。
かえって、その偉大な力と栄光を捨てて奴隷の姿をとり、人間と同じになられました。
(ピリピ2:6ー7)

who, although He existed in the form of God, did not regard equality with God a thing to be grasped, but emptied Himself, taking the form of a bond-servant, and being made in the likeness of men.
(Philippians 2:6-7)

所感と祈り:
キリストは、仕える者の姿をとって私たちのところにおりてくださいました。
弟子たちの足を洗い、私たちに互いに愛し合い、仕え合うことを教えてくださいました。

誰かが描いた例え話を思い出しました。
長いテーブルについて食事をしている二つのグループがあります。
ひとつのグループからは、いがみあったり、不平不満ばかりが聞こえてきます。
もう一つのグループからは、楽しく幸せな声が聞こえてきます。
どちらのグループもとても長い箸で食事をしなければなりませんでした。
いがみ合っているグループの人たちは、その長い箸で争うように食べ物を自分の口に入れようとするのですが、思うようにいかず、怒りや不満が溢れているのです。
ところが楽しく幸せなグループの人たちは、その長い箸を使って、他人の口に食べ物を入れてあげているのです。
互いに感謝し合いながら、楽しく食事をしていたのです。

主よ。私たちに互いに赦し合い、助け合い、支え合うことを教えてくださり感謝します。
幸いな人間関係を築けるようにお導き下さい。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

967.「イエスは彼らに言われた。『あなたがたのうち、だれかが一匹の羊を持っていて、もしその羊が安息日に穴に落ちたら、それを引き上げてやらないでしょうか。』」(マタイの福音書12章11節)
*黙想と祈り
イエスさまは、一人の人のたましいの救いを何よりも尊いものとしてご覧になります。「父なる神様。一人の人の救いがどれほど尊いものであるかをおぼえ、隣人を愛して歩む者としてください。」

968.103篇と104篇の詩篇は、いずれも「わがたましいよ。主をほめたたえよ」で始まり、同じことばで終わっている神へのさんびの詩である。私たちが神をさんびすべき理由は、主から賜った数々の恵みのゆえである(1〜5)。神は私たちの病気をいやし、危険を免れさせ、愛と恵みをあふれるばかりに注いでくださった。私たちはこのような恵みを受けるに値しない者であったが、主は私たちの罪にしたがって私たちをあしらわれず、主の十字架の犠牲のゆえに、私たちの罪を赦してくださるのだ。この主の約束は、私たちの子孫にまで及ぶ。だから、キリストを信じている両親を持つ子どもたちはすばらしい特権を与えられているのである。幼い時から神の義と愛とを知らされるからである。一家が一つ信仰に立つことはすばらしい。(詩篇103篇)

969.虹を見たければ、ちょっとやそっとの雨は我慢しなくちゃ。(ドリー・パートン)

970.淡にして事を成し、甘にして事をこわす。(淡々と着実に事に当たれば成功するが、甘くなれば失敗する)「大平正芳(元内閣総理大臣)」

971.
A bachelor is a man who is foot loose and fiancee-free.
独身者とは何でもしたいように出来て、フィアンセに煩わせられることもない男性である。

972.いつの日か必ず誇りに思う日がやって来る。約束する。(映画 セント・オブ・ウーマンより)

973.
Zeal is a bad servant.
(熱心は悪い召使である)
「鹿を逐(お)う猟師[者]は山を見ず」
<その他の類似表現>
Too much zeal spoils all.

974.
One of the best ways to persuade others is with your ears--by listening to them.
-- Dean Rusk
人を説得する最善の方法の一つは、耳を使うことだ。人の話にしっかり耳を傾けることだ。

975.心が通じなければそれ以上は進まない。最後は人間は心の問題だから、理屈ではなくて、お互い共通の辛さがあったと言うようなことをお互い認め合ったり、悲しみだとか、そういうものを認め合うことによって、人種の壁、宗教の壁、言葉の壁、そういうものを取り除くことが慰霊祭はできるんだと言うことで私は続けてきているし、そうなっているわけですから。<菅野寛也>

976.
それならそれでよいでしょう。主自らがしるしを決めます。見なさい。処女が男の子を産み、生まれた子にインマヌエル(「神が私たちと共にいる」の意)という名前をつけます。
(イザヤ7:14)

Therefore the Lord Himself will give you a sign: Behold, a virgin will be with child and bear a son, and she will call His name Immanuel.
(Isaiah 7:14)

所感と祈り:
神の御子がこの世に来られました。
預言者を通して語られたことが成就し、神様のご計画が進められました。
私たちはキリストによる救いの道が整えられた時代に生まれました。
そのことを信仰によって受け取る者には、その救いが現実のものになります。
民族の枠を越えて世界に拡がったこの救いの恵みを受け取ることができますように。
クリスマスをただの年中行事ようなものとして終わらせることがありませんように。
私たちの人生に光をもたらすこの救いを喜び、感謝することができますように。

主よ。主との出会いを感謝します。
無意味だと感じていた人生に意義を与え、渇いた心を潤してくださったことを感謝します。
主が共におられる人生は幸いです。心からの賛美をささげます。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

977.「門番は彼のために開き、羊はその声を聞き分けます。彼は自分の羊をその名で呼んで連れ出します。」(ヨハネの福音書10章3節)
*黙想と祈り
名を呼ぶ羊飼いと、呼ばれる羊。そこには親しい信頼関係があります。「父なる神様。私たちが日ごとにあなたの御声を聞き、あなたに従っていくことができる恵みを感謝します。」

978.この詩は、神の偉大さと威厳とのゆえに、神へのさんびがささげられている。神はすべてのものを造られたが、とくに人間を創造の冠として造られ、特別な配慮を与えられた。この自然界のすばらしい営み、秩序、計画を見ながら、すべてが偶然に出来たと主張することはできない。神の存在と創造について、より多くのことを知る特権を与えられた人間は、神の御業を喜び、神の御名をさんびすべきである。このようなさんびの歌も終わろうとする時に、なぜ突然罪人のことが出てくるのであろうか(35)。それは、罪が神の創造を汚してしまったからである。罪によって、人間は神との交わりを失ってしまった。しかし、主イエス・キリストによる罪の赦しの恵みは、このすばらしい神との交わりを回復してくださる。(詩篇104篇)

979.
So do not worry about tomorrow, for tomorrow will bring worries of its own. Today’s trouble is enough for today.
(New Testament, Matthew 6:34)
だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろうから。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。
(マタイによる福音書)

980.人に美しいものを見せようと思ったら、あなた自身が一所懸命に打ち込む、しかも心を込めて……「山秀三郎(日本を美しくする会相談役)」

981.犯罪者は国家の競争相手であり、国家の暴力独占権をおびやかす存在である。この役割も古い。往時の盗賊や山賊は、この役割をもっと純粋に演じていたのだから。(エンツェンスペルガー「政治と犯罪」)

982.政治を軽蔑するものは、軽蔑すべき政治しか持つことが出来ない。(トーマス・マン「魔の山」)

983.キューバの勝利は、叙事詩の勝利だった。(エルネスト・チェ・ゲバラ「遊撃戦論」)

984.人生は何物にも値しない。−−だが人生に値する何物も存しない。(アンドレ・マルロオ「征服者」)

985.そして時到らば死ぬがいい。死をことあげしたところで何になる。(ケストラー「スペインの遺書」)

986.
A man should never be ashamed to own that he is wrong, which is but saying in other words that he is wiser today than he was yesterday.
- Alexander Pope
【訳】 間違いを認めることを恥じる必要はない。 それは言葉を変えれば、昨日の自分より今日の自分の方が賢明になったということだよ。
<アレキサンダー・ポープ: 1688年〜1744年。イギリスの詩人。>

987.
When your friends begin to flatter you on how young you look, it’s a sure sign you’re getting old.
- Mark Twain
【訳】 あなたは若く見える、なんて友人たちが誉め始めたら、それはあなたが年をとってきたという確かなサインだろうね。
<マーク・トウェイン: 1835〜1910年。米国の作家、小説家。>

988.
あなたがたは、主イエス・キリストが、どんなに愛と恵みに満ちておられたかを知っています。
あれほど富んでおられた主が、あなたがたを助けるために、あれほど貧しくなられました。
その貧しさによって、あなたがたを富む者とするためでした。
(2コリント8:9)

For you know the grace of our Lord Jesus Christ, that though He was rich, yet for your sake He became poor, so that you through His poverty might become rich.
(2 Corinthians 8:9)

所感と祈り:
キリストは、私たちを助けるために、その豊かさを投げ出してくださいました。
それは私たちに模範を示しておられるのではないかと思います。
私たちを豊かにしてくださるのは神様です。
そしてそれは私たちをお遣わしになるためなのだと思います。
もし私たちが人を助けるために、その豊かさをもって仕えるなら、神様は私たちをますます用いてくださり、そのためにさらに豊かな恵みを注いでくださるのではないでしょうか。
神様に用いられる人は幸いです。
神様が愛と恵みで満たしてくださり、神様によって磨かれた器へと変えられていくのだと思います。

主よ。今日は各地の教会でご降誕を祝う礼拝がささげられることでしょう。
私たちを愛と恵みで満たしてください。
心からの喜びをもって、礼拝いたします。
それぞれの礼拝を豊かに祝福してください。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

989.「まことに、神は私を助ける方、主は私のいのちをささえる方です。」(詩篇54篇4節)
*黙想と祈り
このときダビデはいのちを狙われる危機的状況の中にいました。しかし彼は、主なる神さまこそ助けであると確信していました。「父なる神様。私たちは小さなことにも恐れを抱く弱い存在です。あなたの助けと支えを心から感謝いたします。」

990.この詩篇は、歴史の神に感謝する詩である。この詩篇の1〜15節は、ダビデ王が神の契約の箱を都へ持ってきた時に、さんびを歌わせたあの歌の前半(第一歴16:1〜36)と同じである。この詩は、イスラエルの歴史を述べて、主なる奇しい御業に感謝している。イスラエル以外の民族がその民族の歴史を歌う時、英雄崇拝にすぎない。しかしイスラエルの場合は、彼らの歴史を指導し、彼らのために恵みある御業をなしてくださった全能者をさんびするのである。ここにも、イスラエルの歴史における偉人たちの名前は出てくる。しかし彼らは、いずれも主なる神のしもべにすぎなかった。だから、彼らをさんびしているのではなく、さんびはすべて主なる神に帰しまつっている。これこそ、今日のキリスト者のさんびでもある。(詩篇105篇)

991.
今夜、ダビデの町(ベツレヘム)で救い主がお生まれになりました。
この方こそ主キリストです。
(ルカ2:11)

for today in the city of David there has been born for you a Savior, who is Christ the Lord.
(Luke 2:11)

所感と祈り:
世界中の教会で、クリスマスの記念礼拝がささげられています。
盛大に喜びをもってご降誕を祝い、賛美の声が会場を包みます。
なんと幸いなひとときでしょう。
この救いの喜びを与えてくださった神様に心からの賛美をささげます。
私たちの感謝はこの祝会のときだけで終わるのではなく、日々の日常の中にも及んでいます。
日常的に感謝を覚え、主をほめたたえる人生は幸いです。

主よ。私たちの心を光で照らし、喜びを与えてくださることを感謝します。
愛と恵みを満たしてくださる主の御名を賛美します。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

992.「親切なことばは蜂蜜、たましいに甘く、骨を健やかにする。」(箴言16章24節)
*黙想と祈り
親切なことばは、心とからだによい作用をもたらします。そのようなことばを語れる品性を身につけましょう。「父なる神様。私たちが日々御霊の実を結ぶことにおいて成長できますように導いていてください。」

993.この詩篇も105篇と同様、イスラエルの歴史を歌っている。しかし105篇が感謝の歌であるのに対して、これはざんげの歌である。イスラエルの民は名誉ある出来事を思う時、栄光を神に帰している。失敗の場合は、それを隠さず、ありのままにしている。そして民全体の失敗の場合には、公けにざんげしている。ここでは、神への忘恩、神を試みたこと、偶像礼拝、神の約束への不信、また約束の地では神のご命令にそむくなど、もろもろの罪を告白している。44〜47節では、主なる神の恵みを告白している。イスラエルは、民族としてしばしば罪を犯したのに、主なる神は恵み深く、彼らに対して与えられた契約を忠実に守られ、救ってくださった。48節は、詩篇第四巻を終わるに当っての頌栄である。(詩篇106篇)

994.何事もやってみなければ分からない。挑戦して初めてスタートラインに立てる。「藤崎斉(東京ステーションホテル総支配人)」

995.
Most people go through three Santa Claus stages. First, you believe in Santa Clause. Then, you don't believe in Santa Clause. Finally, you are Santa Clause.
殆どの人は三つのサンタクロース・ステージを経験します。第一段階はサンタクロースを信じます。次にサンタクロースを信じなくなります。最終的にはあなた自身がサンタクロースになります。

996.科学的にとりあつかわれたものが自然であるに反して、作詩されたものこそ歴史である。(オスワルト・シュペングラー「西欧の没落」)

997.神様は私たちに、成功してほしいなんて思っていません。ただ、挑戦することを望んでいるだけよ。(マザー・テレサ)

998.
布にくるまれ、飼葉おけに寝かされている幼子、それがめじるしです。」
(ルカ2:12)

This will be a sign for you: you will find a baby wrapped in cloths and lying in a manger.”
(Luke 2:12)

所感と祈り:
キリストは、私たちのために、低い所におりてくださいました。
すべての人々のために神様が、御子をお遣わしになりました。
だれでもキリストを信じるなら、たとえどのように暗く、汚れた過去があったとしても、その罪を赦し、神の家族に迎え入れてくださいます。
自分のようなものが救われてよいのかと思うような状況であっても、その罪深さを知っているへりくだりが、神様に受け入れられます。
自分の罪深さを知ってへりくだる者こそ、御前にふさわしいのだと思います。

主よ。罪深い私たちのために救いの道を備えてくださったことを感謝します。
その道への門をくぐり、恵みがあふれる神様のもとに立ち帰ることができますように。
主の御名によりて、アーメン。

清水雅夫

999.「あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。」(ローマ人への手紙12章18節)
*黙想と祈り
人が集まるところには、人間関係のもつれが生じます。お互いを見るのではなく、お互いに神様を見るならば平和が訪れます。「父なる神様。人間関係の中で傷つき、疲れるときにあなたを見上げることができるように助けてください。」

1000.この詩篇はさまざまの災いから救い出された人々の実例を六つ書いて、主なる神の救いの恵みをさんびしている。荒野の生活をして飢え渇き、苦しみの中でその魂が衰える時、彼らが主を呼び求めると、主は彼らを悩みから救い出して、幸いを与えてくださった。無宗教、不信仰のために国民が堕落して敵に敗れ、外国人の捕虜になる時、その苦しみの中で主に呼び求めると、主はその悩みから彼らを救い出してくださった。病気の中でも、嵐に出会った舟の中でも、凶作で困っている時でも、貧しさの苦しみの中においても、神に呼び求める者に対してそれを放ったらかしにはなさらない。あかしをしないではいられないのである(1〜2)。(詩篇107篇)

1001.どんな仕事でも、どんな人生でも誇りと喜びを持った瞬間から幕が開き、いろいろな可能性が拓けてくる。「矢部輝夫(JR東日本テクノハートTESSEI おもてなし創造部長)」

1002.ニーチェの時代には悲劇的なものを求めることが英雄的であったのに対し、すでに悲劇的なものが予め与えられていえる現代では幸福を求める行為以外にニーチェの説いた感情の高い密度を保障するものはない。(P・ボッシュ「われら不条理の子」)

1003.奴隷ははじめは正義をもとめているが最後には王国を要求する。(アルベール・カミュ「反抗的人間」)

1004.一つひとつの悲しみには意味がある。時には思いもよらない意味が。(エラ・ウィーラー・ウィルコックス)





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