リンダ・ハワードについて


                      経   歴


リンダ・ハワードはアメリカ在住の女性作家です。
1950年8月3日生まれ。

アラバマ州の小さな田舎町で、6人兄弟の2番目として生まれ、大の読書好きの少女に
成長しました。9歳ではじめて創作を手がけたというんですから、
ずいぶん早熟だったんですね〜。
短大中退後、トラック運送会社に勤めて事務を17年。
彼女もごくフツーのOLだったわけです。
24歳で、子供が3人ある男性と結婚。
1980年に、こつこつと書いていた原稿を思い切って出版社に送ったことがきっかけで
作家としてデビュー。 
1986年からは作家専業になりました。


日本では、1983年に「バラのざわめき」という作品が刊行されたのが最初です。



                         
                     その人気ぶり


「ロマンスの女王」という別名のあるとおり、彼女はアメリカでも大変人気があります。
ニューヨークタイムズといった一般小説のベストセラー部門でも常連。
もちろんアメリカロマンス小説の分野では各賞を多数受賞しているそうです。


日本でも、特にハーレクインシリーズでは絶大な人気を誇り、半年に一回行われる
読者投票では、リンダの作品が出たら必ず、ぶっちぎりで一位になるほど。

なかでも、1998年、最高傑作の声が高い「マッケンジーの山」が出版されたときには、
圧倒的な票数を獲得、ベストヒーロー賞、ベストヒロイン賞、ベスト作品賞のすべてを
総なめにして、ハーレクイン社でもあまりの反響の大きさに驚いたそうです。

実は私も、読了後に即「読者投票しよう!」と思ったのは、後にも先にも
「マッケンジーの山」だけ☆ きっとそういう読者が一杯いたんでしょうね。



                     作品の魅力とは


リンダ自身にアメリカ先住民の血が流れていることもあり、作品にもそういう出自の
登場人物が時折見られます。
「風と共に去りぬ」で有名なアメリカ南部の、フランス植民地時代から残る独特の
風習やゆったりとした言葉使い(英語でも南部なまりというのはすぐにわかるもの
らしいです)がヒーローやヒロインの個性をきわだたせている作品も少なくありません。


ハーレクインシリーズでは、殺人などはほとんどありませんが、他社から
刊行されているリンダ作品は結構、ハードなサスペンス仕立てになっているものも
あります。


それからそれから、リンダ・ハワードの作品の大きな魅力のひとつが、
とにかくむせ返るように長くて、熱いラブシーン。
お子様の手の届くところには置いておかないほうが良いかもですよ、奥様(笑)
大きな声ではいえませんが、これが最大の楽しみという方も多いのでは☆

でも、それもしっかりした主人公の性格づけや、伏線、シチュエーションの設定の
うまさがあってこそ。
ラストが、必ずハッピーエンドになるところも、安心して浸れるところだと、
私は思っています。



ぜひ、大人向けのラブストーリーを堪能してみて下さいね〜。





                 銀の恩寵に戻る       銀色文字トップに戻る