きみこむ日記

  2006年7月〜12月
                                                                                                   



   12・31

   2006年最後の日記になりました。
   個人的な総括を。


   「オペラ座の怪人」 東京公演も2年目に入り、正直言って中だるみかな
   という時期もあった今年ですが、待望の新ファントム登場が
   新鮮な風を運んでくれました。 最大のニュースだったと思います。


   その結果、ローテーションに余裕ができたこともあって(?)、
   9月に開幕した 「壁抜け男」 には高井さんがキャスティングされて、
   新しい魅力を感じさせて下さいましたね。
   高井さんのみならず、おなじみの俳優さんが総出演だったので
   オペラ座ファンにとってこの演目は、第2支店(笑)みたいな感じでした。
   

   私自身の観劇に回数で順位をつければ 1位はオペラ座の12回。 
   2位は 「アイーダ」 の9回、そして3位が 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」 の5回ですが、
   今年は回数の多少にかかわらず、印象的な作品が多かったように思います。
   ミュージカル映画もいくつか公開されましたし、来日公演も賑やかな1年でした。


   では、テーマ別の個人的ベスト3を。


   ◎大泣き&大笑いベスト3

    1位 美女と野獣 千秋楽・・ハッピーなのに切なくて。
    2位 エビータ・・まるでエヴァ自身を見ているような井上さんの熱演に涙。
    3位 クレイジー・フォー・ユー500回記念・・本編はもちろん、コミカルなカテコが楽しかったです♪

    番外 映画 「プロデューサーズ」・・主役お二人はもちろん、ゲイリー・ビーチ氏のドレス姿に
        鳩と心を通わせるヒトラーかぶれの男、ウィル・フェレル氏などに大ウケ。
        エンドロールの最後までジョークを詰めこむ姿勢には大拍手でした。


   ◎もう一度観たいベスト3

    1位 黒蜥蜴・・麻実れいさんの美貌と雰囲気は映像に残して頂きたいな〜。
    2位 ダンス・オブ・ヴァンパイア・・山口クロロックと市村教授は、まさに 「余人に代え難い」 キャスト。
    3位 風と共に去りぬ・・今井バトラー、セクシーなのに大地さんのアドリブに吹き出したりしてましたっけ♪

    番外 濱田めぐみさんの「シャドウ・ランド」・・9月のアイーダ・イベントで歌って下さいました。
        当日はTシャツにジーンズ姿で、もちろんセットもなし。
        なのに濱田さんが歌い出したとたんに荒涼としたサバンナが目前に広がり、
        客席がライオンキングの世界に引き込まれていく様子はもう圧巻!でした。


   ◎初対面インパクトベスト3

    1位 武田真治さん(エリザベート・トート)
    2位 吉野圭吾さん(ダンスオブヴァンパイア・ヘルベルト)
    3位 高井 治さん(壁抜け男・部長他)


   さて、皆さまの2006年はいかがだったでしょうか。
   振り返れば今年も大好きなオペラ座を通じて、幾多の楽しい出会いがありました。 
   折にふれ、優しい言葉をかけて下さった同好の士の皆さまに
   心から御礼申し上げます。


   では皆さま、どうぞ良いお年をお迎え下さいませ(^^)。



   12・30

   今年も残すところあとわずか。
   無事に仕事を納め、帰省中という方も多いと思います。
   私も早々に仕事を片づけて、家の大掃除・・・と言いたいところなのですが、
   昨日から雪模様でぐっと寒くなったせいで、大掃除する気が起きず。
   (もともとヤル気が存在したのかという話もありますが)


   しかたがない、今年は私の仕事規模に合わせて、大掃除じゃなくて
   中小・・いえ、零細掃除ってことで許してあげますか (限りなく自分に甘い☆)。



   12・29

   地元新聞の夕刊に、「マリー・アントワネット」 紹介記事が出ていました。
   タイトルに 「 “主役は市民” の群衆劇」 とあります。
   読み進むと、「歴史を題材としながら現代社会を意識した野心作。」
   「出演者は一様に『主役は市民』と声をそろえる。」 等の解説が。


   ・・なんとなくわかるけど、それが本来の意図だとしたら
   「マリー・アントワネット」 という、唯一の女性を指すタイトルは
   お客様の混乱を招く元のような気もするんだけどな〜。
   (エリザベートとかモーツァルト!みたいな人名タイトルが
    たんにクンツェ氏の好みなのかもしれませんが)


   結びの一文には 「特定の人物に感情移入するのを避ける演出も凝らされており・・」。

 
   うーん、“群衆劇=特定の人物に感情移入しにくい多人数劇” という単純な
   意味じゃないとは思うけど、やっぱりちょっと気になるところです。
   観客に感情移入をさせないということは、あくまで冷静に人間と歴史の営みを
   愚かしさも含めて見下ろすように観て欲しい、ということなのでしょうか。


   でも群衆劇と言われる 「レ・ミゼラブル」 だって、複数の登場人物がいるだけでなく、
   それぞれの物語に共感できる部分が、大切な魅力だと思います。
   悪人には違いないけど、下水道で独自の哲学を披露してみせたりする
   テナルディエはその典型ですよね。


   なによりも、歌と音楽で感情を増幅させるのが得意なミュージカルにおいて
   感情移入を避けるなんてことが、あり得るのかなあ☆
   ミュージカルというより、一般の演劇的発想で構築された印象の舞台、
   博多座では、新しい局面をひらいてくれるのでしょうか。

   (個人的にはあのキャスト陣なら、感情移入しまくりたいところですホント。)



   12・28

   NHK番組 「知るを楽しむ」では、来年1月に4週にわたって
   演出家の宮本亜門さんが特集されるそうです。
   先に発売されているテキストを見ると、「僕が居場所を見つけるまで」 として
   ひきこもりがちだった孤独な少年時代や、高校生で舞台を作る楽しさにめざめてから
   ダンサーを経て、演出家になるまでの道のりが詳しく語られています。


   私にとっては、なんとなく気がつけば売れっ子演出家という
   イメージの宮本さんだったのですが、当然のことながら
   色々な迷いや挫折を経験されているのですね。
   本放送を楽しみに拝見したいと思います。


   NHK教育テレビ 「知るを楽しむ・人生の歩き方」
   第1回・・1月10日(水) 22時25分〜



   12・27

   NHKの全国ニュース番組 「お元気ですか日本列島」 で
   「異国の丘」 舞鶴公演の様子が放映されました。
   舞鶴港は、最後まで引き揚げ船の受入れ港だったことで知られ
   抑留経験者の方やご家族にとっては、思い出深い場所ですね。


   ちょうど50年前の12月26日が、最後の引き揚げ船が入港した日だったそうです。
   1956年というと、昭和31年。 戦後10年以上過ぎてようやく帰国できた方も
   いらっしゃったということに驚かされます。


   番組は舞台映像の他に、俳優さんと抑留経験者の皆さんの
   交流会の模様や、現在の舞鶴港の様子、ミュージカル終演後の
   ミニインタビューなどでした。


   下村さんのお顔を拝見するのは、夏の 「エビータ」 以来。
   まだ頬のマイクもはずしていない終演直後だったせいか、
   声がかすれ気味かなと思いましたが、
   「やはり舞鶴での公演は、特別な印象を受けました。」 と穏やかにお話し
   していらっしゃる様子が印象的でした。


   それから、ちらりとでしたが佐渡さんの姿が見えたのが
   なんだか嬉しかったな〜。
   「異国の丘」 が終わったら、オペラ座にも顔を出して下さらないかしら。
   高井ファントムが微妙にタジタジするような、きかん気の強い佐渡クリスが
   ちょっぴり懐かしいです♪



   12・26

   先週の土曜日、友達から
   「今、井上芳雄さんがテレビに出てるよ。」 と電話がありました。
   ちょうど劇団四季の 「ジョン万次郎の夢」 放映中の時間帯だったので
   えー、もしかして誰かと見間違ってる???と思ってテレビをつけたら
   地元にある、キリスト教系の中・高・大学を紹介する別番組でした。


   途中から見たのですが、チャペルの建て替えに合わせて
   OBである井上さんや歌手の杉真理さんが、
   自らの音楽性を育ててくれた母校に思いをはせたり
   在校生の話を聞いたり・・という内容だったみたいです。


   収録は夏だったようで、白い半袖シャツ姿が爽やかな井上さん。
   チャペルの舞台みたいなところに立って、
   残念ながら音声は流れなかったけど、楽しそうになにか歌ってる
   表情がとっても素敵でした。
   そういえば途中 「マリー・アントワネット」 の舞台映像も少し流れていましたっけ。
   同窓の皆さん、ぜひ先輩の活躍を観に行って下さいね♪


   さてマリー・アントワネットも25日で千秋楽。 
   キャストの皆さんは博多で年越しですね。
   ちょっと気が早いですけど、
   あったかくて美味しいものを沢山召し上がって、
   どうぞ良い新年を迎えられますように・・。



   12・25

   週末は観劇友達で集まって忘年会&カラオケに行ってきました。
   福岡シティ劇場に近いカラオケ店を初めて利用したのですが、
   「オペラ座の怪人」 ナンバーの豊富さにビックリ☆


   で、ちょっと興味がわいて、帰ってからあらためて収録曲を調べてみました。
   舞台の流れ通りに並べてみた結果が以下の通りです。
   (蛇足ながら内容もちょっぴりつけ加えてみました)



      【1幕】

   ・プロローグ (老ラウルがオルゴールに語りかける短いソロ)
   ・ハンニバル (カーラのソロから始まって、ルフェーブルさん達のセリフ付)
   ・シィンク・オブ・ミー (こちらもカーラが歌う部分も有り)
   ・エンジェル・オブ・ミュージック (メグがクリスに楽屋の前で話しかけるシーン)
   ・リトル・ロッテ (ラウルとクリスの短いデュエット)
   ・ザ・ミラー (ファントムがラウルをあざけるところから)
   ・Phantom of the Opera (なぜか英語版のみ)
   ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト (説明不要ですね)
   ・怪人のかくれ家 (ボートから起きあがるクリス、アンマスクの終わりまで)
   ・舞台裏 (ブケーのソロ。 「スキを見せるなよ」 からマダムに怒られるところまで) 
   ・支配人のオフィス (支配人の新聞とばしやら、ファントムのお手紙セリフなど盛り沢山☆)
   ・イル・ムート (ラウル「切符は全部・・」 から始まるところがスゴイ。バレエ部分もあるのはやっぱ踊れってこと?)
   ・オペラ座の屋上 (「オール・アイ・・」かと思ったら、その前の 「どうしてここへ」 でした)
   ・オール・アイ・アスク・オブ・ユー (ファントムのエンジェル像の嘆きとシャンデリア落下も装備。)


     【2幕】

   ・墓場にて (ラウルが来ての舌戦に 「宣戦布告だ!」までセリフもバッチリ)
   ・ドンファンの勝利 (「殿様は今〜」とアンサンブルから、パッサリーノとドンファンの悪だくみも入ってます)
   ・ポイント・オブ・ノーリターン(「心にひそむ」のファントムパートから)
   ・地下の迷路 (「ふたたび来るのだ」〜人殺しをつかまえろと歌う影コーラスも)



   と、こんな感じでした。 曲の区切りを見るとCDにかなり忠実にできているようですが
   セリフやダンス部分がしっかり収録されているのが面白いな〜☆
   これは普通のカラオケというより、マニアックな 「オペラ座の怪人ごっこ」 を
   想定しているとしか思えない(笑)。


   ちなみに、これらの曲が収録されているカラオケシステムは、
   「ハイパーJOY V2」 。 (従来の 「ハイパーJOY」 とは別物です。
   対応機種が限られているようですのでご注意を。 「ハイパーJOY Wave」 もOKみたいです。)


   もちろんフルオーケストラとは行きませんが、
   アレンジや使われている効果音など、かなり舞台版に近い印象ですので
   オペラ座ファンの方には、かなり楽しめると思います。


   でも、これって 「マスカレード」 が無いなあと思ったら、サイバーDAMには収録されている模様。 
   (「プリマ・ドンナ」 はどちらのシステムにもありません。・・って、七重唱じゃ歌詞の表示にも困るよね☆)



   12・24

   今年もクリスマス・イブを迎えました。
   昨年に続き、いつもこの日記をご覧頂いている皆様への
   ささやかなクリスマスプレゼント替わりに
   ご存じの方もあると思いますが、ちょっと懐かしい
   オペラ座関連のページをご紹介したいと思います。


   日本では2005年の1月に公開された映画 「オペラ座の怪人」。
   アメリカでの公開は2004年末だったのですが、その年の感謝祭からクリスマスにかけて
   NYの老舗百貨店 「ブルーミングデール」 では、オペラ座の世界そのままに
   ディスプレイしたショーウインドウが評判になったそうです。


   お店の前で開催されたミニ・コンサートでは生オケでの演奏もあったとか。
   シュマッカー監督やジェラルド・バトラー氏やエミーロッサム嬢など
   おなじみの顔ぶれも招待されてのイベント動画もありますので、
   ディスプレイの写真 (こちらは海外の企業サイトを紹介しています) とあわせて
   華やかな雰囲気を楽しんで頂ければ幸いです。


   ではどうぞ皆さま、素敵なクリスマスをお過ごし下さい♪♪(^-^)/☆


   BROADWAY・COM ↓ ブルーミングデール前でのイベント動画
   http://www.broadway.com/gen/Buzz_Video.aspx?ci=502814

   New York Cool.com ↓ ショーウインドウ写真その1
   http://www.newyorkcool.com/archives/2005/February/nystories_1.html

   About.com ↓ショーウインドウ写真その2 (写真下のNEXTをクリック)
   http://gonyc.about.com/od/photogalleries/l/bl_bloomies01.htm



   12・23
   
   数日前、某経済新聞で新国立劇場 舞踏芸術監督の牧阿佐美さんの
   インタビュー記事を見かけました。
   私はバレエに関しては全然詳しくないのですが、
   牧さんは創立50周年になる牧阿佐美バレエ団の代表として、
   日本のバレエ界発展に貢献してきた方なのですね。


   さて、記事のテーマは「若いダンサーをどのように育成するか」。
   牧さんの答えは、「短い期間に凝縮して育てること。」
   10才から16才ぐらいまで集中して徹底的に練習することが
   大事だそうなのですが、その理由は集中力は若いときに生まれるから。


   特に、小学校3年〜6年生には、将来その道に進まなくても良いから
   体を作るためにバレエの基礎訓練を、学校でも行って欲しいというお話も。
   たしかに子供の頃に少しでも踊りをやっていると、姿勢が良くなるし
   身のこなしが軽くなって、ケガをしにくくなるような気がするな〜。
   (ただ、もしかしたらこれはバレエに限らない話かもしれませんが。)


   それから、なるほどと思ったのが、プロのダンサー育成の途中で必要な要素。
   プロは本番を重ねることが大事。 稽古だけじゃなく、照明に当たって演じることで上手になる。
   音楽は生の音楽でないといけない。 
   というのも、生演奏だとそのつどスピードが違うから
   早い遅いに合わせて踊る力がつく、ということなのですね。


   他にも同じ作品でも振付家によって要求されるものが違うのを経験すること、
   いわゆる超一流ダンサーの踊りを沢山見ておくことなど、感性を育てる手法は
   面白いなあと思います。


   牧さんは最後に、海外と違って日本では芸術に対してのスポンサーがつきにくく
   芸術家を育てる土壌が薄いことにも触れていらっしゃいました。
   日本舞踊や歌舞伎、オペラ、そしてわれらがミュージカルにも
   共通する部分が沢山ありそうな気が致します。 
   とても興味深い記事でした。



   12・22

   今日の 「いや、そうじゃなくて。」


   数週間前、父が買い物のついでに買ってきた
   トイレットペーパー、いつもは白なのに、その日はなぜか濃いめの
   ピンク色だったので、
   「健康管理のためには、こういうのじゃない方が良いんだよ。」 と言ったら、
   今日は濃いめのグリーンのトイレットペーパーが置いてあったこと。



   12・21

   パソコンテレビとして、無料動画番組を配信している
   GyaO(ギャオ)さんでは現在、ジェラルド・バトラー氏主演の
   映画 「オペラ座の怪人」 と、以前この日記で話題にした
   オペラ座の怪人原作の翻案映画 「ファントム・オブ・パラダイス」 が
   無料放映されているそうです。


   配信は1月1日まで。  視聴には登録が必要ですが、
   こういうシステムってスゴイですね〜☆

   GyaO映画ページ
   http://www.gyao.jp/cinema/



   12・20

   毎週火曜日に放映されている、NHK教育 「スーパーバレエレッスン」。
   当掲示板で教えていただいて、見ることができました。
   この番組は、パリ・オペラ座のリハーサルルームで撮影されたもので、
   今週からは 「眠れる森の美女」 結婚式場面のお稽古が始まりました。


   指導にあたるマニュエル・ルグリ氏の具体的な指導レッスンを見ると、最後に出てくる先輩の
   模範演技がどう違うのか、表現力のメリハリやバランスの良さがよーくわかって面白いな〜。
   バレエには全然くわしくない私でも、十分に楽しむ事ができました。


   ところで、「眠れる森の美女」 のオーロラ姫とは直接関係ありませんが、
   パリ・オペラ座の全面協力で製作された、「オーロラ」 というタイトルのバレエ映画が
   もうすぐ公開になるそうです。


   これは踊りを禁じられた国で展開する、王女の恋の物語というファンタジー。
   先にご覧になった方によればバレエそのものが中心で、ストーリーは
   さほど重視されていない面もあるようですが、エトワール他パリ・オペラ座のダンサーさんが
   総出演となれば、ちょっと見てみたい気もします。

   映画「オーロラ」公式サイト
   http://www.aurore.jp/



   12・19

   NHKで放映された映画 「ハイスクール・ミュージカル」 を見ました。
   簡単に言えば、高校生のハッピーエンド版・ロミオとジュリエットという感じでしょうか。


   バスケ部のリーダーと、化学部の天才少女が出会って
   恋を温めつつ、学内ミュージカルのオーディションをめざします。
   でも、バスケ部と化学部の他のメンバー達、オーディションのライバルは
   なんとか 「似合わないこと」 に取り組む2人を引き離そうとして・・・というストーリー。


   それにしても、ミュージカルファンとしては、ちょっとした小ネタが面白かったな〜☆
   たとえば、主人公の男の子トロイの親友が、
   ミュージカルなんてやめとけと、トロイに忠告する場面で言うんです。 
   「マイケル・クロフォードも知らないくせに。」


   しかも 「オレの母さんは、オペラ座の怪人を27回も見に行って、
   マイケル・クロフォードの写真を冷蔵庫の中に貼ってるんだぜ。」 ですって☆ 
   なぜ冷蔵庫の中かというと、ダイエットに役立つかららしいです(笑)。


   映画の結末はもちろん、あちらもこちらも大団円でした。 
   フィナーレの爽やかなダンスを観ていたら、なんだか胸が一杯に。
   さすがディズニー製作、明るくて楽しい作品でした♪



   12・18

   録画しておいた 「スタジオパークからこんにちは」 
   新妻聖子さん編を見ました。


   まず、これまでの歩みが紹介されましたが、新妻さんは
   もともと検事希望で大学に入学、歌は好きだったけど
   音楽の専門教育は受けてなかったそうです。
   しかし在学中に、「自分の歌の力を試してみよう。」 と思い立って
   オーディションに応募を開始、出会った歌の仕事でスカウトされて芸能界へ。


   その後 「レ・ミゼラブル」 オーディションを受けるように勧められた時も
   ミュージカルを見たことがない上、帰国子女の新妻さんは原作 「ああ無情」 のことも
   当初は知らなかったのだとか。
   以前、同番組で山本耕史さんのエピソードを知った時も思いましたが、
   運命に導かれるというか、ご縁があるというのはホントに不思議なものですね。


   NHKでお正月に放映予定の時代劇に、女剣士役でご出演された苦労談もありました。
   刀を腰に差しているのを忘れ、前進しすぎて刀の柄でフスマを2度連続で破ってしまったり
   夜中に木刀でお稽古をするので、自宅ではお母様や愛犬が逃げまどった(笑)話など
   表情豊かなお話ぶりも良かったです。


   番組中、視聴者の女性からのファクスもありましたが
   「自分の娘が、こんな風にまっすぐ明るく育ってくれたら良いなあと思います。」 
   という言葉に大納得してしまうほど、新妻さんの魅力あふれるインタビューでした(^^)。 
   


   12・17

   インターネットを使うことがすっかり生活に定着してきた昨今、
   音楽はCD単位ではなく、曲単位でダウンロードして購入する時代に
   突入しているようですね。


   音楽の配信サービスを提供するサイトのひとつ、「リッスン・ジャパン」で
   ロイド・ウェバー特集ページを見かけました。
   すでにCDで持っているものもありますが、試聴してみて
   この曲だけ欲しい、という向きにはこういうサービスもアリなのでしょうね♪

   リッスン・ジャパン↓(Listen Japan)
   http://listen.jp/store/musictopics_524_4.htm



   12・16

   コクヨといえば事務用品の大手メーカーですが、
   先日 「コクヨデザインアワード2006」 の受賞作品が
   発表されたそうです。
   グランプリを含めて10作品が写真で紹介されていますが、
   いずれもさすが美しい〜。


   「時間がたつにつれて紅葉する 葉っぱ型のふせん」 や
   「飲みごろになると、湯気で花がひらくティーバッグ」 なんて、  
   実用的でありながら、ロマンティックな視点が共存しているのが
   すこぶる魅力的だと思います。

   コクヨデザインアワード2006 受賞作品
   http://www.kokuyo.co.jp/press/news/20061127-645.html



   12・15

   昨年NHKで放映されて、あまりの反響に再放送を繰り返した
   ターシャ・テューダーさんの姿を伝えるドキュメンタリーの新作が、
   クリスマスに放映されるそうです。


   12月25日(月) 19時30分〜20時42分
   NHK総合 「ターシャからの贈り物」

   今回は最近のターシャさんの生活ぶりや、クリスマスを
   迎える様子などが撮影されているのだとか。


   花で一杯の庭に素朴な手作りの食べ物、コーギー犬や小鳥たち。
   童話 「青い鳥」 で、チルチルとミチルが訪ねる思い出の国のような
   ターシャの世界に、また会えるのがとっても楽しみです。



   12・14

   さらに昨日の続きです。

   ブロードウェイで舞台に立つ俳優さんたちの最低賃金や
   休暇制度などさまざまな権利を守るのが、ユニオン(組合)。
   平野利光さんのセミナーでは、ユニオンの仕組みから
   俳優さんの収入のお話もありました。


   で、気になるその金額ですが、作品によっても差がありますが
   名前でお客様を呼べる中堅〜ベテランクラスで
   週に日本円で200〜300万円ぐらいが中心だそうです。
   もちろんこれが最高額というわけではなく、ヒュー・ジャックマン氏が
   「ボーイ・フロム・オズ」 に出演したときの1年間連続契約料は10億円。


   でもさらにスゴイのが映画界から来たセレブ、ジュリア・ロバーツさん。
   今年の舞台出演料は8週間で8億円だったとか☆
   ひぇ〜っと思いましたが、平野さん曰く
   「ハリウッド映画1本で20億円もらったこともある女優さんですから
    舞台の実質の拘束時間 (稽古、リハ、本番) を考えると、これはかなり割安ですよ。」 


   もう少し身近なところでアンサンブルさんについて、
   ユニオンによる最低保証額はというと、週13万円程度。
   てことは1ヶ月に50数万円ですか。 
   結構良い金額ですが、NYは物価がとても高いので、
   これでも楽勝というわけではないみたい。


   ただし、これはユニオンに入っている俳優さん+オン・ブロードウェイの話で
   オフやオフオフクラスの俳優さんだと、アルバイトをしないと
   食べていけないのは日本と同じなのですね。


   また、「シカゴ」 は初演年が 「コーラスライン」 と重なったことから
   初演でのトニー賞を逃したものの、96年の再演で
   大ヒット (リバイバル賞を獲得) したことに触れて
   平野さんが、「やっぱり人間も作品も“タイミング”が大事なんですね。」
   と、仰っていたのがとても印象的でした。



   実は今回、某市民ミュージカル劇団の勉強会に参加したのですが
   休憩中、東宝 「RENT」 オーディションに応募するという話をしている
   若い人もいらしたりして、いつもとは違う刺激的な体験ができたことに、
   心から感謝しています。

   あーやっぱりブロードウェイに行ってみたいな〜♪


   ↓平野利光さんが代表を務める「TKOエンターティメント」HP
   http://www.tkonyc.com/pages/home.html



   12・13

   昨日の続き。
   平野利光さんのセミナーは、ブロードウェイに関するよもやま話が中心で
   ざっくばらんな雰囲気でした。


   ミュージカルチケットの代金は、徐々に値上がりしているそうですが、
   数年前、ついに100ドルの大台に載せたキッカケの作品は 「プロデューサーズ」。
   とにかく、手に入らないチケットだったので平野さん自身も
   「キャンセル待ちの列に、10時間並んだこともあります(笑)」
   オリジナルキャストの人気は凄まじかったのですね〜☆


   作品の運命を左右するとも言われる 「ニューヨーク・タイムズ」 の劇評について
   最近再演された 「コーラスライン」 は、「倉庫で眠っていたビンテージ車を磨きあげて
   街で走らせているようなもの」 という、あまり芳しくない評価だったとのこと。
   それでも実際問題としてチケットがどんどん売れているのは、
   「懐かしい歌手の歌を聴くとき、変にアレンジしないで欲しいと思うのと一緒じゃないかな。」
   というコメントには、なるほどって感じでした。


   その他にも今回の 「レミゼ」 はオーケストラの編成が小さくなってシンセサイザーが
   導入され、全体にコンパクトになっていること、
   開幕したばかりの 「メアリー・ポピンズ」 のセットは素晴らしいが
   アメリカ向けのアレンジが微妙だと言われていることなど、小ネタも面白かったです。


   さて、お勧めの舞台&映画ですが、
   まずは 「ヘアスプレイ」。 
   1988年ジョン・ウォーター監督による映画からミュージカル化されて
   さらに、来年には再映画化も予定されている作品ですね。
   日本でも2007年夏に来日公演が決定していますし、これは面白そう♪

   来日公演(ホリプロ)はこちら → http://www.horipro.co.jp/ticket/kouen.cgi?Detail=86


   それから、もうひとつは 「Grey Gardens」。
   現在ブロードウェイで上演中ですが、ケネディ大統領夫人だったジャクリーンの
   伯母とその娘の奇妙な生活を撮影した、1975年のドキュメンタリー映画を
   舞台化しているものだそうです。
   調べてみたのですが、残念ながらドキュメンタリーDVDは今のところ米amazonでの発売のみ。
   ただし、こちらも2007年にドリュー・バリモア主演で再映画化の計画があるようですから
   いずれは日本でも、見ることができるかもしれません。


   メモを見ていたら、俳優さんのギャラのお話などもありましたので、
   もう1日、感想を兼ねてセミナーの話題を続けたいと思います。



   12・12

   県内某市まで、JRで1時間かけてセミナーに行ってきました。
   テーマは 「ミュージカルがオン・ブロードウェイで上演されるまで」
   講師はNY在住で福岡出身のトシ・カプチーノこと平野利光さん。


   平野さんはNY在住12年。 
   舞台コーディネーションを手がけていらっしゃる方だそうで
   ブロードウェイ・ミュージカルの歴史やチケット代金の変遷、
   「RENT」 の初演にまつわるエピソード、再演が話題の 「コーラスライン」 
   「メアリーポピンズ」 「レ・ミゼラブル」 の評判など色々なお話を聞かせて頂きました。


   2001年トニー賞授賞式のオープニングを、教材としてビデオで
   見せて下さったのですが、これがとっても楽しかったです。
   会場のスクリーンに映っているのは 「42th Street」 の群舞だったのですが、
   華やかな衣装のダンサーさんたちが、踊りながら本物の42thの劇場を出て、
   NYの地下鉄に乗って (ちゃんと改札を通って、車内でも踊ってます) 
   授賞式会場に今、やって来ましたー! ・・・という演出と映像編集が、もうなんとも心ニクイ☆ 


   見ているうちに、今すぐにでもNYに飛んで行きたくなっちゃいました。
   他にもこれはぜひ見て欲しい、と勧められた映画などもありますので
   明日の日記に、話の続きを譲りたいと思います。



   12・11

   11月2日付の日記で、未来の予見に関する本を話題にしましたが、
   今回の遠征移動中に、また少し角度の違うスピリチュアルな体験記を読みました。
   タイトルは 「前世への冒険」 (森下典子著・知恵の森文庫)。


   1992年春、仕事でルポやエッセイを書いていた森下典子さんは、
   雑誌の企画で出会った女性から自分の前世を告げられます。
   前世占いといえば普通 「○○時代の武士」 といった大まかな内容が多いようですが
   森下さんの場合はまったく違いました。


   曰く 「あなたの前世は1430年に生まれてイタリアで活躍し、34才で病死した
   美貌の彫刻家、デジデリオ・ダ・セッティニャーノです」。 
   これがルネサンス美術書にも登場する、実在の人物だと知って驚く森下さん。
   彫刻作品はもちろん、デジデリオが育った村には銅像もあるということで、
   森下さんはあまりに具体的な話に疑惑を持ち、調べ始めます。 

   これは丹念な下調べによる、作り話ではないのか?

   しかし女性の語るデジデリオの人生には、出生の事情や同性愛の傾向、
   そして最期の様子といった、歴史書には書かれていないエピソードもあるわけで。
   

   深まる謎を追いかけてイタリアとポルトガルを旅する、森下さんの体験記は
   最終的な証明ができない部分もありますが、ルポとして見れば
   十分にエキサイティングなものでした。



   12・10

   遠征話の続き。
   2日目に出かけたのは、今年最後のオペラ座観劇。
   西尾さんの 「ハンニバル」 鞭ふり男&バレエ枠は、久々の登場ですね。
   福岡オペラ座では、たしか公演の大半は西尾さんが
   この枠を担当していらしたので、えらく懐かしいな〜♪


   懐かしいといえば、7月以来の高井ファントムも
   かなりのお久しぶりでした。
   ホントいうと、「壁抜け男」 で9月と10月に観劇してるんですけど
   オペラ座ファンとしては、こちらが本業あちらは副業みたいなイメージが(笑)。
   (実際には劇団員である以上、そういう区別はないと思いますけども)


   それから、寺田さんと小林さんの支配人ペアとの再会も嬉しかったです。
   特にアンドレの、なんとも切なーい感じのあの笑顔。
   カテコでもお辞儀をしながら、かすかに 「ありがとうございました」 と呟く
   寺田さんに、最初から最後まで目が釘づけでした☆



   12・9

   遠征1日目は 「黒蜥蜴」。
   初体験のベニサンピットは、倉庫か工場のような印象の劇場でした。
   舞台用のライトが小さなロビーをぼうっと照らし、
   ペンキが剥げかけた客席のイスに、白いテープを貼ってあるだけの黒い床。


   最近は大劇場のお世話になってばかりだったので、そっかお芝居って
   ホントはちょっと後ろ暗い活動なんだよねーと改めて思い出されました。
   麻実れいさん主演ということで、宝塚OGとおぼしき方の姿もちらほら。
   中日を過ぎたところですが、ほぼ満席だったようです。


   さて、お芝居の感想はというと、たぶんどのお客様も開口一番これでしょう。
   「麻実さんの黒蜥蜴がとにかく綺麗。」 
   夜会巻き風のヘアスタイルに、背中が大きくあいたマーメイドラインの細身の黒ドレス。
   深紅のマニキュアでタバコをくゆらせる謎めいた美貌は、三島由紀夫の世界にピッタリ。


   で、黒蜥蜴を追いつめる立場でありながら、密かに彼女に心惹かれる
   探偵・明智小五郎を演じたのは、千葉哲也さん。 
   私は初めて拝見しまして、実力派俳優さんだというのはよくわかったのですが、
   麻実さんの存在感からすると、正直言って雰囲気で負けてたかな。
   うーん演技の問題じゃなくて、乱歩や三島の世界の住人ではないといいますか。
   加えて序盤で黒蜥蜴と出会い、1対1で会話をする場面での
   レザーパンツに先のとがったブーツ風の靴というカジュアルな外見が、なおさら
   明智小五郎から遠ざかる原因になっていたような気もします。


   ただ千葉さんはぞくっとするほど、なめらかな声の持ち主で、
   ハチミツのように甘いテノールは(歌はありませんが)、ちょっとクセになりそう☆
   できれば他の演目で、もう一度千葉さんの舞台を観てみたいな〜。



   12・8

   どうにか体調も復活のきざしアリってことで
   9日まで1泊で東京遠征に出かけて参ります。
   今回の観劇は 「オペラ座の怪人」 と 「黒蜥蜴」。


   大好きな三島戯曲と麻実れいさんの舞台はもちろん
   お初の高井ファントム×西クリス×鈴木ラウルの組合せも楽しみです。

   では、今年最後の遠征に行ってきまーす。



   12・7

   風邪静養で丸くなって過ごしています。
   さて、2000年に山口祐一郎さんと内野聖陽さんが共演された
   NHKドラマ 「昨日の敵は今日の友」 のDVDが
   2月23日に新発売されるそうですね。


   友人に教えてもらうまで、失礼ながらこういうドラマがあったことも
   よく覚えていませんでしたが、聞くところによると
   山口さんがお風呂で鼻歌を歌ったり、こたつでミカンを食べる
   ファンにはこたえられない(笑)シーンがあるんだとか。


   Amazonさんにはパッケージ写真が出ていますが
   なんとも言えない山口さんの横分けヘアと、爽やかすぎて
   結婚詐欺師みたいなカンペキ笑顔に大ウケしてしまいました♪ 



   12・6

   ここ数日、どうも体調がすぐれず微熱と咳がとれないので
   遠征も近いことだし、病院に行きました。
   「アデノイドが腫れてますね」 と言われて薬をもらい
   帰りに 「シアターガイド」 を買おうと近所の書店へ。


   そしたら積んである雑誌の上に、レモン色をした長方形のものが置いてありまして。
   ん??? と、よーく見たら、老舗の主婦雑誌に付録として入ってる
   ネット付の食器用スポンジでした。
   うーん趣味のあわない置物とかよりは実用的で良いと思うけど、
   あまりにも飾り気というか、夢がないような気がするなぁ。


   でもこれが、肌色で穴あきチーズみたいな丸いスポンジなら、
   某演目のアルフ君みたいに 「スポンジ!」 って飛びついてしまうかも☆



   12・5

   すこし前、テレビで三波春夫さんの生涯を紹介する番組を見ました。
   それまで 「名前と歌は知ってるけど・・」 程度でしたけど
   正直言って、認識が変わりましたねー。


   三波さんが16才で浪曲師として世に出たものの、20才で徴兵され
   戦後4年間もシベリアで抑留生活を送っておられたとは
   知りませんでした。 収容所でも浪曲を歌って皆を慰めたそうで
   ミュージカル 「異国の丘」 そのままの生活だったわけですね。
   帰国後、芸人としては先輩だったゆき夫人と結婚。
   浪曲師ではなく、大衆歌謡の歌手として33才で再出発をはかることになります。


   後年マネージャーを務めた三波さんのお嬢さんがインタビューに答えていらっしゃいました。
   男性歌手が和服で歌うスタイルを編みだし、照明や音響にいたるまで細かく指示を出す
   名プロデューサーは、実は最後まで表に出ることのなかった母・三波夫人だったそうです。
   しかも優しいだけの妻ではなく、芸事に取り組む姿勢に関しては
   夫を大声で叱咤するほどの厳しさを見せていたのだとか。


   そんな話を聞きながら、すごーく納得だったのは
   三波さんのお顔が若い頃と全盛期では、まったく変わっていたこと。
   単に体型が変わったというレベルじゃなく、うーんうまく言えないけど、
   どこかの段階で、本物の歌い手オーラのスイッチが入ったという感じでしょうか。


   大ヒット作 「俵星玄蕃」 を歌う三波さんの映像も流れました。
   私も特別ファンというわけじゃありませんが、やはりどこか心のツボを刺激されて
   カラリと晴れわたるような気分になります。 あーやっぱりスゴイ歌手だったのですね。
   豊かな声量に明るい輝きが感じられる歌声と表情は
   まるで青空に咲く、真白い満開の桜のよう。



   三波さんは、ご自宅に自筆の書を飾っておられたと聞きました。
   ミュージカルファンとしても、うなずける言葉だと思います。 


   「その人の声は その人の魂の音色なり」 



   12・4

   立ち寄った書店で、リリー・フランキーさんと故・ナンシー関さんの
   対談集 「小さなスナック」 が文庫化されていたので手にとってみました。
   これは雑誌 「クレア」 に連載された人気シリーズだったのですね。


   巻末に文庫版あとがきとして、リリーさんがナンシーさんに
   あてた文章が掲載されていました。 
   そちらはどんなぐあいですか?とナンシーさんの様子を尋ねたあとで、
   こちらは相変わらずだとリリーさん、
   「切れ味の悪い包丁で食パンを切るような毎日が、押し出されてめくれています。」


   その表現に含まれる奇妙な現実感に、寂しさとも、あきらめともつかぬ
   盟友への思いが感じられるようです。


   言葉には表現する力がある。 
   あたりまえのことですが、なんだかもう一度、じっくり考えてみたくなりました。



   12・3

   テレビを見ていたら、疲労回復や美容に良いという
   酸素バーのお店が紹介されていました。
   そういえば、最近は酸素入りのお水とか色々ありますよね〜。


   で、女性レポーターさんが、高濃度酸素で美容パックをすることになり
   顔全体をすっぽり覆う透明プラスティックのマスクが登場した途端に
   出ましたよ、「オペラ座の怪人」 のオーヴァチュア(笑)。


   そのまま 「The Phantom Of The Opera」 エミー・ロッサム嬢の歌声を
   BGMにしながら、高濃度酸素パックが進行。
   続いて、プラチナを超微粒子状態で吹きつけるミスト → ふたたび高濃度パックへと
   進む間はサラ・ブライトマン嬢の 「Time To Say Goodbye」 が
   流れるという、なんともマニアックな選曲にちょっぴりウケておりました☆



   12・2

   セガトイズから本物の6分の1サイズのミニチュア・グランドピアノが
   発表されたという記事を見かけました。
   商品名は 「グランドピアニスト」、サイズは小さくても
   本物に負けないくらいの音色を奏でられる、ピアノプレーヤーだそうです。


   幅4ミリの鍵盤を弾いて楽しむことはもちろん、自動演奏100曲分が
   標準装備だとか。 値段は税込49,350円。
   ターゲットは音楽好きな大人ってことなんでしょうね〜。

   「戦う相手は かのドンファーン♪」 (スミマセン、自動演奏ピアノといえばこれしかなくて・・(^^A)

   ニュース記事↓ ITmedia+D
   http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0611/29/news080.html



   12・1

   今日の 「そういえばそうかなぁ」



   「ダンス・オブ・ヴァンパイア」 CDを聴いた友人に
   1幕ラスト、山口クロロックが舞台奥に歩きかけて振りむくあたりの旋律は、
   音の長さは違うけど、フランク永井のヒット曲 「有楽町で逢いましょう」 の
   ラスト部分と似てるよね、と言われたこと。






   11・30

   朝食時にテレビをつけたら 「とくダネ!」で、
   マリーアントワネットが、今ブームに!という
   ミニ特集をやっていました。


   内容は来年公開予定の映画 「マリー・アントワネット」 の概要と
   マリーが大好きで、自宅のインテリアもロココ風にした女性や
   アントワネット風の扮装で写真を撮ってくれるフォトサービス、
   それから最近開催された、フランス菓子の専門家による
   セミナーなどの紹介がありました。


   そしてもちろん、帝国劇場の話題も出ましたよ。
   でも、ごく短い舞台映像に加えて女性アナウンサーさんの解説が。

   「現在上演中の 『マリー・アントワネット』 は連日満員、
    ミュージカルとしては異例の盛況ぶりです。」


   え、あのー 「エリザベート」 をはじめとする他作品の立場は一体?



   11・29

   今週月曜日、「ダンス・オブ・ヴァンパイア」 CDが届きました。
   でもこれ、ファクスで申込みをしたのが11月18日、
   代金は22日に振込みしたもので、5日後の到着という早ワザにはビックリ☆


   で、実はパッケージは開けたものの
   内容はまだ聴いていません。 
   仕事その他でバタバタしてるのもあるんですけど、
   なんというのかなーもう少しだけ待つ楽しみを味わいたいというか
   聴いちゃうと、記憶と違っている部分がありそうでコワイというか、
   自分でもよくわからない複雑な気持ちなんです。


   これって、やっぱり・・恋? ・・・・・と、ベタなネタはさておき
   本音をいえば、雑用をすませた休日の午後に温かい飲み物と
   クッションと膝かけを用意して、ゆーーったりとトランシルバニアの世界に
   浸りたいってところかな。


   劇場の臨場感にはもちろん及ばないでしょうけど、
   市村さんの早口ソングに笑い、山口さんのロングトーンに酔いしれた
   あの真夏の感激よふたたび、って感じです。

   ・・とか美しいことを言ったものの、記憶力のモウロクぶりに驚いたりするんだろうなー自分☆



   11・28

   うちの母はもう20年以上、カルチャースクールで長唄・三味線を習っています。
   教室のお仲間も同世代の奥様ばかりで、半永久的に同じ顔ぶれ。
   ところが最近になって、講師が年配のご婦人から30代半ばで
   元気一杯の男性に変わったとか。


   それはさぞかし教室も活性化して…と思ったら、一部の生徒さんが
   辞めたいと漏らすようになったそうです。
   「えーでも、おばあちゃま先生の時は、せっかく行っても
    風邪休みとか多かったんでしょ?」 
   と尋ねたら、母がお茶をすすりながら曰く
   「うんそれがね、先生がすぐ生徒の名前を覚えなさるのがイヤみたいなのよ。」


   要するにそういう生徒さんは、毎週友達に会って一緒にお昼&お茶して、
   帰りにデパートをそぞろ歩きするのが楽しみで来てるんだから、
   名指しで注意されたりするビシバシお稽古は、ストレスになるということらしい。
   

   もちろんプロを目指してる教室ではないけど、完全に本末転倒ですよね〜。
   ただ、懸命にご指導して下さる先生に同情すると同時に、
   お金を払った結果、何を楽しみにするかという
   ニーズは人それぞれなんだなあと感じたお話でした。



   11・27

   「オペラ座の怪人」 東京公演が始まって1年10ヶ月。
   私の遠征も20回ほどになりましたが、よく考えたらその間に
   東京で見た舞台は、「OUR HOUSE」 を除いては
   四季と東宝ミュージカルで占められているのに気がつきました。


   せっかく大小演劇の集積地に通ってるのに、あまりにももったいなかったかなぁ。
   というわけで、12月の遠征は T.P.T (シアタープロジェクト東京) が上演する
   三島由紀夫作 「黒蜥蜴」 も観劇することにしました。


   主役の黒蜥蜴を演じるのは、元タカラジェンヌの麻実れいさん。
   麻実さんの耽美的で謎めいた美貌と雰囲気は、かなり期待したいところ。
   会場のベニサンピットは定員160人だそうで、帝劇の10分の1の広さなんですね〜。 
   全席指定となっていますが、届いたチケットには列番はなくて○○番という番号のみ。
   HPにも座席表はないし、演目によっても変更されるのだそうです。
   これは要するに、行ってみないと座席の場所はわからないってことかしら☆
   なんだか、色々な意味で初体験を楽しめそうです。



   11・26

   今月初めの来日で話題になった歌姫、サラ・ブライトマン嬢のCD発売に関して
   興味深い記事を新聞のウェブサイトで見かけました。
   タイトルは 「CD販売、2ヶ月で50万枚 露出作戦が奏功」。


   ベストアルバム 「輝けるディーヴァ」 は10月4日の発売以来
   好調な売れ行きを見せているそうなのですが、それには今回の
   念入りかつ効果的なメディア露出が、大きな役割を果たしていたということなのですね。


   この記事を読んで 「Time To Say Goodbye」 の曲の知名度に対して、
   サラ・ブライトマン嬢自身のことになると、まだまだ知られてないというのは
   確かにあるよね〜と思いました。
   (オペラ座ファンにとっては初代クリスとして、また元ウェバー夫人として
    ある種特別な存在ではありますが。)


   それにしても、銀座・山野楽器本店での店頭イベントはスゴかったのですね〜。
   これとは別に見かけた記事では、山野楽器本店の店頭は
   別名 「魔法の店頭」 といわれている、とありましたっけ。
   それは、絶妙のタイミングで実施される商品展開によって
   良質の作品への信頼感を顧客に根づかせているからだそうです。


   ファントムが心から愛し、英語版ラストシーンで
   (君だけが、私の歌に翼をつけることができたのに) と歌った
   サラさんの歌声が、なんだかまた聴きたくなりました♪



   11・25

   電車の中、目の前の女性が持っていたミニコミ新聞で
   思わずウケた、OL川柳の当選作品。


        「ウォーキング 細くならずに 黒くなる」



   11・24

   ニュースサイトで、「ブロードウェイに再演の波」 という記事を見かけました。
   ブロードウェイで今年、久々に開幕した 「コーラス・ライン」 は売り上げ好調だし、 
   半年限定の 「レ・ミゼラブル」 もチケット完売とのこと。 
   そういえば 「シカゴ」 も再演されて話題ですね。


   こういった現象について、チケット代は安いものではないから、
   お客は保証を求め、有名で楽しめる作品に向かう、というトム・ジョーンズ氏の
   コメントはなるほど納得です。
   だけどそのリスクを減らす為に、あちらではオフ・ブロードウェイやトライアウトという
   実験的なシステムが確立されていると思っていたのですが、そういう事情も
   変わりつつあるのでしょうか。


   もちろん、旧作の中には埋もれさせるのはもったいない名作があるし、
   新キャストや新演出で、息を吹き返す作品もあるとは思うけど、
   何の販売店でもそうですが、将来のことを考えると
   一定割合で新作が投入されないといけないはずなんだけどなあ☆


   ミュージカル先進国である欧米で、こういう傾向があるのがホントだとすれば
   日本のミュージカルは輪をかけてヒット作の再演が頼り、という状況に陥りそうな気もします。
   東宝さんの大型新作が、いきなり半年の全国公演を組んで話題になっていますが、
   これも、新作導入のシステムが足りないからではないでしょうか。


   ・・と、固い話でごめんなさい。
   でも、いきなり完璧な作品が出来上がるはずはないのだから、
   手直しの機会を作りながら、新演目にチャレンジしていただきたい気が致します。

   (イチかバチかの気持ちでチケットを買うのは、ファンとしてもつらいですわホント。)

   ニュースはこちら↓イザ!(産経新聞社)
   http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/stage/28494/



   11・23

   児童文学作家・たつみや章(しょう)さんの講演会に出かけてきました。
   でもこのペンネームよりも、フジミシリーズで有名なボーイズラブ作家の
   秋月こおさんという方が、もしかしたらわかりやすいのでしょうか。


   人気作家と熊本市議会議員という二足のわらじ生活の裏側や
   これまでの道のり話、初めて耳にすることばかりでとっても面白かったです。
   大学の同級生だったご主人様が、心臓の病気で急死なさった時、
   たつみやさんはまだ29歳。 
   その後、4歳をカシラに双子を含む4人のお子さんを育てながら
   10年の作家修業を経て 「ぼくの・稲荷山戦記」 でプロデビュー。
   以来14年で秋月こお名義と合わせて数十冊の本を出版していらっしゃいます。


   学生の頃、とりわけ作文や国語が好きなわけではなかったという彼女が
   作品を書く側に回った理由は、 「もう読みたい本がなくなった」 というほどの読書好きゆえ。
   プロ作家を目指したのは、 「子供を抱えて経済的自立が必要だったから。」
   児童文学を書くのは、 「母として人間として、子供たちに伝えたいことがあるから。」
   そして、普通の男女の恋愛でなくボーイズラブ小説を書くのは、「愛情の物語を書くのに
   愛する夫を失った自分とは違う世界の方が良かったから。」
   最初に自己分析は苦手と仰っていましたが、明快かつ率直なお話ぶりは
   さすが人間観察眼に鋭い小説家さんという感じでした。


   熊本市議会議員としては、特に学校図書の充実を訴える活動を展開。
   その結果、現在熊本市内の公立小中学校の図書館に、1校1名の司書さんを置くことに
   成功しているのだそうです。
   なにごとも環境に甘んじてあきらめず、ガッツを持って進むたつみやさんの
   お話に色々な意味で励まされる思いでした。


   それにしても市議活動や児童文学のお話をする時は、キリッと冷静かつ男性的なのに
   ボーイズラブ話になると、「萌えます♪」 なんて言葉が飛び出して
   コロコロ笑い転げるミーハーぶりが可愛いやら楽しいやら☆
   いつだって、心の中の少女部分は変わらないものなんですね〜。



   11・22

   「オペラ座の怪人」 原作にヒントを得て生まれた映画作品はいくつかありますが、
   その中で異彩を放つカルト映画 「ファントム・オブ・パラダイス」 から
   来春フィギュアが新発売されるそうです。


   この映画、ロック調作品ということで、なんとなく食わず嫌いしていたのですが、
   改めて紹介ブログなどを見ると、コアなファンがとても多い作品なのですね。
   1970年代半ばの公開ということは、ウェバー版よりも先に
   この世に生まれ出た翻案作品なわけで、ウェバー氏も参考にご覧になったのでしょうか。
   近いうちに、一度見てみようかな☆
   (ウェバー版ファントムのフィギュアも、作成されると嬉しいんですけどね〜。)

   フィギュアはこちら↓リアルアクションヒーローズ(メディコムトイ)
   http://shop.goo.ne.jp/store/atmart/goods/a5-1212s-0704n-103099-v10094.html



   11・21

   佐野ファントムの写真が新登場していると聞き、
   先週の遠征で、1年ぶりにオペラ座のプログラムを買ってきました。


   佐野さんは髪を撫でつけるショット(この目力がスゴイ☆)や
   オルガンでクリスに歌いかけるシーンなど、はっきりわかるだけで
   大きい写真が3枚。 
   それに 「ポイント・オブ・ノーリターン」 マスクを取られる直前、
   クリスの手を握っているのも指の細さからすると、たぶん佐野さんですよね?
   先輩ファントムももちろん掲載されていますが、村ファントムの写真が
   少ないな〜。 お顔のわかる写真は1枚だけです。


   ラウルは、石丸さん以下各ラウル俳優さんの写真が
   出ていますが、苫田クリスと柳瀬ラウルのマスカレードは、
   今年春の新しい写真なのですね。
   柳瀬さんの、ふんわりした横分けヘアスタイルに
   細い目元の笑顔が懐かしい〜。
   屋上でもオフィスでも、クリスのセリフにうんうんと熱くうなずく
   あったか子爵さまがとっても恋しくなりました♪



   11・20

   1年ほど前、某雑誌で未邦訳の洋書の紹介記事を見かけて
   「これが、早く日本語で読めるようになったら良いなあ」 と、
   思っていた本があります。


   先日、その本が日本語訳で発売されたことを知りました。
   「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(ジョン・グローガン著 早川書房)
   これは、グローガン家で飼われることになったラブラドール・レトリバー犬の
   マーリーと一家の13年にわたる交流を描いた実話です。


   犬にも人間同様それぞれ違う性格があるのものですが、
   このマーリーときたら、しつけ教室の先生も見放すほどのパワフル問題児。
   食い意地も凄くて、大事なモノを飲み込んだり子供のおやつを食べちゃったり。
   想像もしないような出来事の連続に、家族も大わらわの毎日ですが
   次第にマーリーだけが持つ個性を愛するようになっていきます。


   やんちゃなだけでなくマーリー自身が飼い主や子供達によせる
   まさに体当たりで(笑)圧倒的な愛情には、胸がじんわりとあったかくなるよう。
   一般のモノサシでいう 「良犬」 かどうかではなく、
   家族としての愛情が、動物と暮らす本質だと感じさせてくれる本でした。



   11・19

   1年にわたって放映されてきた
   NHKドラマ 「チャングムの誓い」 が、18日で最終回を迎えました。
   チャングムがいつどこにいても、人を助ける情熱を持ち続け
   彼女らしさを失わない・・と夫であるチョンホが尊敬を込めて語るラストは、
   いかにもこの作品らしくて良かったです。
   ただ、何年もたっている設定なのに、チャングム達が
   全然年をとらないのは、ご愛敬というところでしょうか。


   このドラマ、うちの両親もハマッて毎週、楽しみに見ておりました。
   BSで放映されていた頃から本放送と総集編、それに
   録画を分けて見ていたようで、一時は、私が両親の居間に入ると
   7割位の確率でテレビにチャングムやチェゴサングン様が
   映っていたこともありましたっけ。



   11・18

   遠征2日目に出かけた海劇場は、
   かなり大人数の高校生団体さんが入っていました。
   1階後方と2階席はブレザーの制服で一杯。
   男子学生さんの方が多いようでしたが、
   開演前の騒々しいことといったら☆
   自分のことを思い出せば、学外に出てはしゃぐ気持ちも
   わからんではないけどね〜。


   2階席の前方では、ワイシャツにネクタイ姿の先生が
   腰に手をあてて仁王立ち(笑)。
   ホントにお疲れさまでございます。


   結局、開演時間が少し遅れたし、オークション直前まで
   ガヤガヤしてたので、どうなることかと思いましたが
   いざ物語が始まったら、学生さん達もおとなしく観劇。
   2幕オペラ座地下の場面では集中しているようで
   水を打ったように静まりかえっていました。


   長期登板中の佐野ファントムはもちろん、西クリスも涙をこぼしながらの
   熱演でしたし、今回は北澤ラウルに温かみというか余裕が感じられて
   とっても良い舞台だったと思います。


   カテコでは、二度三度と幕が開くのが珍しかったのかな、
   北澤さんが幕の隙間から出てきた時には、どっと歓声が。
   なんだか初々しい反応に、北澤さんの嬉しそうな笑顔が印象的でした。



   11・17

   今回の東京行きのメイン理由、某会合への出席のために
   初めて東京ビックサイトに行きました。
   新橋駅から、ゆりかもめに乗るべく券売機の列に並んだら
   私の前は50代後半くらいの大柄な外人男性。


   しかし、お金を入れたのに乗車券が出てこないらしくて
   声を全然出さない上に後ろ姿なのに、肩をすくめたり頭を抱えたりで
   「なんてこったい!何も出てこないよ」 「なぜだ?」 「もうお手上げだよ」 
   みたいなゼスチャーが丸わかり。


   ちょっと不謹慎ながらも笑いをこらえつつ、
   後ろから覗きこんでみたら、お金を入れただけで
   発券ボタンを押してないようで。
   ちょうど振り返った男性と目があったので
   「金額のボタンを押してみて下さい。」 と言いながら指さしたら
   わかって下さったようです。 無事に発券。
   「OH! Wow!」 大喜びのあまりハイタッチされるかと思いました☆



   11・16

   遠征1日目は噂の新作、マリー・アントワネット。
   2階の前方席だったので、カリオストロの水晶玉をイメージしたという
   舞台の盆の照明や、ギロチンとトリコロールを意識したセットが
   しっかり見えて、なかなか面白かったです。


   山口さん、井上さん、石川さん、高嶋さんなどお馴染みの男優陣には
   あんがい耳に残る曲が少ないような気がしましたが、
   涼風さんや笹本さん、土居さんら女優さん達が歌うメロディには
   とても美しいものがありました。


   セリフという点では、山路さんの狂言回しが自然で
   聞き取りやすく、さすがという印象。
   そしてなんと言っても、今回の個人的な収穫は福井貴一さんかな。
   端正というだけじゃなくて涼しげな色香のある声に、おぉ〜っと感激でした。


   でも作品全体という話になると、たとえるなら
   新しくできた料理店に行ってみたら、素材と器は最高だけど
   料理の方法と味付けが???だった・・という感じでしょうか。


   エピソードを詰め込みすぎたのか省きすぎたのか
   唐突に出てくる話があるかと思うと、登場人物の心理についていけない部分もあり。
   一番の疑問は、山口さん演じる錬金術師カリオストロの正体と目的は? という点でしたね〜。
   あれが、たとえばギロチンを発明したギヨタン博士との関連があって
   ギロチンに最もふさわしい生け贄を求めているとか、
   大きな悲劇からしか金が生まれないので、錬金術のために・・・といった設定が
   何かあれば印象も違ったのかも。


   ともかくこの作品を観劇したら、ミュージカルファンのお友達と絶対に語りたくなると思います。
   あふれ出る疑問や衝撃やツッコミを、自分だけの胸におさめてはおけないよね(笑)。


   それからもうひとつ感じたのは 「原作を読んでみたい」 ということです。
   先に読んだ方によれば、かなり違う印象の物語になっているようですが
   遠藤周作氏が意図したものは何だったのか、とても興味が湧きました。


   次回の再演がもしあるのなら、オペラ座のケン・ヒル版とかコーピット版みたいに
   競作方式にしたらどうかなあ。 
   もしくは、宝塚ベルばらでやったように○○編として、フォーカス対象を変えるとか。


   ・・なーんてシロウト考えで申し訳ないのですが、あまりにも素材・人材が
   豊富なだけに、あきらめきれない気分でございます。
   コックさんが変わったら、ぜひもう一度行ってみたい料理店ですわホント☆



   11・15

   週の半ばですが、仕事の用事も兼ねて16日まで
   一泊で東京に行って参ります。
   今回の観劇は、オペラ座とマリー・アントワネット。


   MAについては、微妙な評判も聞かれるようですけど
   昔から言うではありませんか。
   百聞は一見にしかず。 論より証拠。  
   臥薪嘗胆。 一蓮托生。 色即是空。合掌。 ・・って拝んでどうする☆


   ま、なにはともあれ頑張って行ってきまーす。



   11・14

   NHKの 「スタジオパークからこんにちは」 に、俳優の篠井英介さんがご出演でした。
   役柄のイメージから、妖しくてエキセントリックな印象を持っていたのですが
   素顔はとても穏やかで、言葉遣いが綺麗な方だなあと感心しました。
   (ただ丁寧な言葉で話すというだけでなく、選ぶ言葉そのものが綺麗という意味で。)


   篠井さんは中学の演劇部にいる頃からすでに、自分は女性の役を演じるのが
   向いていると感じていたのだとか。
   女性の役を演じるからといって、ただ女性の姿がしたいのではないし、
   同性愛と混同されるのもちょっと違う。 
   だから舞台の上で声を細く作ることはしないが、プロの女形として
   想像力に訴える存在でいたい、というお話はとても面白かったです。


   演劇の魅力についてのコメント。
   「男が女を演じるのは変だとか、日本人が外人の役をやるのは変だ、
    ここは単に劇場でしかないじゃないか、と普通は思うかもしれない。
    だけど舞台を観ているうちに、これは外国の物語なんだとか、
    カーテン1枚でお城や宮殿だと感じられるのはイマジネーションがあるから。
    イマジネーションによって、劇場は海の底にも宇宙にもなる。
    このぶつかり合いが演劇の素晴らしさだと思います。」


   うんうん、これは大納得。
   舞台は空間が限られているゆえに、お客様に想像力を求めざるを得ない。
   でも、それがもっとも素晴らしいところなのですね。
   「ライオンキング」で、初めてティモンを見た時、人形を操る人間が隠れてないことや
   天才の才能が物言わぬ子供の姿をしてるという 「モーツァルト!」 の
   アイディアに 「ああ、こういうのもアリなんだ〜」 と感激したのを思い出します。


   NHKでご出演中の大河ドラマ 「功名が辻」 の井伊直政役について
   「もう、男らしく振る舞うので一杯一杯なんです。
   待ち時間に西田敏行さんから話しかけられると、気が抜けて優しくなっちゃうので
   隅の方に行って一人でいたりします(笑)。」 
   と、骨太な戦国武将を演じる可愛い苦労談もあって、とっても楽しいインタビューでした。



   11・13

   メルマガ発行の大手、まぐまぐさんの運営するポータルサイト
   「英語のまぐまぐ」 で、オペラ座関連のページを見つけました。
   洋画のタイトルを見ると、公開時につけられている邦題は忠実なのかなあと
   思うことがたまにありますね。
   そのへんの疑問を楽しく解説してくれるのがこのページです。


   映画「オペラ座の怪人」からは、Phantomという単語の意味や
   幽霊とか亡霊の微妙な英語表現の違いが紹介されています。
   「目に見えないけれど、心の目で見える」 という意味があるというのは
   興味深いところですね。


   個人的には、マイク音源の用語にも 「ファントム」 という言葉が
   使われていることがわかったのが嬉しかったな〜♪
   実は以前、福岡シティ劇場のバックステージイベントで楽屋見学した際に
   壁のスイッチに 「ファントム○番」 と書いた紙が貼ってありまして
   ???と思っていたので、なるほど納得!でした。
   ほかにも、有名な映画タイトルの意味がわかって、なかなか面白いです。


   こちら↓英語のまぐまぐ! 「ツタ哉の『そのタイトル英語でなんちゅーknow』入門編」
   http://english.mag2.com/tty/061013.html



   11・12

   11月に入り、そろそろ冬支度が本格化してくると
   恋しくなるお菓子があります。
   それは、ドイツのクリスマス菓子シュトーレン。
   洋酒に漬けた沢山のドライフルーツやナッツ、スパイスを入れて
   焼き上げるしっとりしたケーキで、これがなんとも美味しい♪


   そういえばイギリスにも、ちょっと趣が似ているクリスマス・プディングという
   有名な蒸し菓子がありましたっけ。 
   こちらは1年前から作っておいて、翌年のクリスマスに食べることもできる
   お菓子というより非常食みたいな(笑)ケーキなんですね。
   で、イタリアに行けばこれがパネトーネという名前の
   ドライフルーツを刻み入れたドーム型のお菓子に変化。


   じゃあ、オペラ座ファンとしては避けて通れないフランスは?
   と思って調べてみたら、色々あるけどやっぱりオーソドックスなのは
   薪型のケーキ、ブッシュ・ド・ノエルみたいです。


   ついでに足を伸ばしてみました、クリスティーヌの故郷スウェーデン。
   北欧のクリスマス菓子は、ジンジャークッキーが一番ポピュラーで
   豚や馬、もみの木やハートの抜き型で焼いたり、型紙を使ってお菓子の家を作るのだとか。


   クリスの楽屋を尋ねたラウルの懐かしそうな様子を見ると
   父親が聞かせるスウェーデンの昔話と共に、そんなお菓子を楽しんだことも
   あったのかもしれないなあと、想像してしまいます。


   今年のクリスマスは、じっくりと歴史を調べながら
   欧州のお菓子を楽しんでみようかな♪



   11・11

   家でテレビを見ていたら、博多座 「マリー・アントワネット」 の
   一般発売開始を知らせるCMが流れました。
   写真のバックに流れたのは、新妻さんの歌声だったのかな。
   来年とはいえ、もう開幕まで2ヶ月を切っているのですね。


   ところでフランス革命といえば、やっぱり思い出すのは 「ベルサイユのばら」。 
   原作マンガや、宝塚の舞台はもちろんですが、ブームに乗って
   1970年代の終わりには実写版の映画も制作されましたっけ。 
   聞くところによれば、オスカルとアンドレが市民の群れにまぎれていくだけという
   原作と全く違う結末にファンはビックリだったとか☆


   で、この映画、調べてみると監督を務めたのは、
   「シェルブールの雨傘」 「ロシュフォールの恋人たち」 で有名なジャック・ドゥミ氏。 
   そして音楽はミシェル・ルグラン氏。 「壁抜け男」 の作曲家さんでした。
   日本での映画評はさんざんだったけど、制作側の気合いは十分だったということでしょうか。


   良くも悪くも、日本女性には一種の “刷り込み” になっているフランス革命の物語ですが
   ヨーロッパの方の目を通すと、全く違う印象を受けることになるんでしょうね。
   東宝で上演中の 「マリー・アントワネット」 も、色々な意味で少々覚悟が必要なのかも。



   11・10

   たまに見ている某カレンダーサイトさん。
   記念日や歴史上のできごと、有名人の誕生日などが
   365日の枠の中で整理されてなかなか便利。


   で、毎日の誕生花と誕生石も載ってるんですが、
   花はともかく、石を365日にあてはめるのは結構大変なんでしょうね。
   宝石や半貴石じゃないのも出てくるのが、ツッコミどころ満載で面白いです。


   ちなみに、今日はこれ。

   11月10日の誕生石  化石     石言葉 「先祖の守り」。


                              ・・妙に素朴なところがナイスだよね♪



   11・9

   先月シアターTVで放映された、タナボタ企画の
   「NOTHING BUT MUSICALS GORGEOUS 〜SHOWしま賞!〜」 を見ました。
   岡幸二郎さん、林アキラさんに加えて、今井清隆さん、シルビア・グラブさん、
   笹本玲奈さん、伊東恵里さんが特別ゲストで、トニー賞の受賞作品から
   ミュージカルナンバーを紹介する、たっぷり2時間の舞台。


   ゲストはもちろん、曲が盛り沢山でどれも楽しかったのですが、
   やっぱりオペラ座ファンにとって一番嬉しいのは
   岡ラウルと今井ファントムの共演ですね♪
   黒スーツ姿の岡さんと黒のドレス姿の伊東恵里さんが歌う
   「All I ask of You」 、四季版とは違う日本語訳で
   脳内変換がちょっぴり難しいけど、声がとにかく美しい〜☆


   終わり近く、四季版だと 「言って欲しいの」 「君がすべて」 が
   「愛こそが」 「すべてと」 となってまして、文字で書くとなんか変ですけど
   クリスの語尾に、そっと重ねるようにラウルが歌う雰囲気がとっても素敵でした。


   やがて、恋人達が寄り添う場所よりも後方の、一段高いところに現れたのは
   燕尾服に銀色のマスクをつけた今井ファントム。
   黙ってじーっと見ているんですけど、二人が手に手を取って声を揃えると
   耐えきれないように目をそらし、肩で息をして嫉妬のうずきを抑えている様子が
   うわーなんともセクシーなファントムではありませんか☆


   エンジェル像の嘆きも日本語訳詞は多少違うのですが、
   繊細なファルセットに、震える手でマスクと顔を覆う激情ぶりは
   本物の舞台を見ているような迫力がありました。


   しかし、シリアスなナンバーでもオチが可笑しいのがタナボタ企画。
   「行けー!!」の声で、上から落ちてきたシャンデリアの小さいこと(笑)。
   家庭用の炊飯器よりひと一回り大きいくらいでしょうか。


   今井さんの説明によれば、四季版シャンデリアと同じ作者の
   手になるモノだそうで、ビーズもエンジェルもついて
   本物そっくりなミニチュア・シャンデリアくんにお客さまも大拍手でした。


   いや〜それにしても今井ファントム、良かったです。
   ただ立っているだけで、孤独と色気が感じられる・・・これもファントムの魅力ですね〜。



   11・8

   突然ですが、今までの人生で
   一番恥ずかしかった出来事と聞いて思い出すのは何でしょうか。
   えー私はといえば10年以上前になると思いますが、ネットカフェ初日が
   なんといってもベスト3に入る経験ですね。


   まだインターネットという言葉もかなり珍しかった頃、
   当時、おつき合いしていた方と、オープンしたばかりの
   ネットカフェ (その頃はインターネット喫茶だったかも) なるものに入りました。
   現在見かけるブースタイプではなくて、パソコンのショールームで
   コーヒーを飲むようなイメージのお店だったと思います。

 
   ちょうど、勤務先でインターネットを初体験したばかりの私がマウスを握り
   「こうやってホームページを見るのを、ネットサーフィンって言うんだって。」 などと
   受け売りの知識を披露しつつ適当にクリックしているうちに、
   いつのまにか妙な雰囲気の英語サイトへ。
   内心、変だな〜とは思ったんですけど、そこが大ざっぱなO型の悲しさ。
   どんどん進んでいって、小さな英語アイコンが2個、横に並んでいるページに到着。


   英語をよく読みもしないで、片方をクリックしたら・・・。
   出てきましたよ、とても乙女が口には出せないような過激ベッドシーンの写真が。 
   しかも、いきなり画面最大サイズで広がる大パノラマ。 うわーうわーっ☆※■◎


   ふたりとも真っ赤になり、あわててストップしようにもネット初心者同志ゆえ
   ジタバタするばかりで、なかなか×が見つけられず。
   いや〜あの時ほど恥ずかしかったことはありません。


   で、あとからよく考えてみると、入口で2個並んでいた英語アイコンって、
   「ノーマル」 と 「アブノーマル」 だったんですよね、しかも私がクリックしたのは
   よりによってアブノーマルの方だったという(笑)。
   人が沢山いるカフェで、昼間からスゴイ画像を見てる客だと
   きっとお店の人もビックリだったんだろうな〜。


   ・・という話を、パソコン教室のインストラクターをやっている友人に話したら、
   「それ、話のネタに頂きます。 ありがとうございます師匠。」 って言われました。


   なんでも地雷だらけの道で初心者がやってはいけないことを、全部含んでいる
   最高のネタらしいです。



   11・7

   来日中の歌姫、サラ・ブライトマンさんが歌う様子をテレビで見ました。
   オペラ座の怪人ファンにとっては、どうしても初代クリスティーヌとしての
   イメージが強い方ですが、いつ聴いても素晴らしい歌声ですね。


   「Time To Say Goodbye」 を聴きながら
   7,8年前に見た、ものまね対抗番組のことを思い出しました。
   歌唱力に定評のある星奈々さんが、ロバータ・フラックの
   名曲 「やさしく歌って」 (ネスカフェのCMにも使われた曲) で出場。
   歌い終えた直後に、ご本人が登場したことがあったんです。


   それまで、星さんの歌を 「うまい!似てる〜」 と思いながら聴いていたのですが、
   同じ曲をご本人が人なつっこい笑顔で歌い始めた途端、なぜか急に涙がこぼれて。。。


   ロバータ・フラックさんのお顔を見たのは、実はその時が初めてで
   特にファンというわけでもありません。
   なのに、彼女の歌声と笑顔、指先で小さく指揮をするような繊細な仕草に、
   なんともいえない優しさと愛情があふれて、もう胸が一杯になってしまいました。


   その時は 「やっぱり本物は違うんだ〜」 と、漠然と感じたのですが、
   数年後にミュージカルを好きになって、
   「あれが表現力の違いというものだったのかなあ」 なんて、シロウトながら思ってみたり。


   サラさんが最初にクリスティーヌを演じて20年。
   歌唱力はもちろん表現力にも深みを増したであろう彼女が、もし今、同じ役で
   舞台に立ったら、どんな歌姫を見せて下さるのでしょうか・・。



   11・6

   日曜日、雑誌でレシピを見かけた 「鶏の煮込み」 がどうしても
   作ってみたくて、両親が留守にしたのを幸いに一人で台所にこもって
   夕方から作り始めました。


   作り方そのものは単純で、手羽先20本をフライパンでこんがり焼いてから
   鍋に移し、生姜のスライス、唐辛子、しょうゆ、みりん、砂糖、水を入れて
   約2時間煮込むだけです。
   煮汁が半分くらいになったら、出来上がりを冷まして冷蔵庫に入れ、
   翌日、味がしみた煮こごりと共に食べるのが美味らしい。


   一応、書いてあるとおりに調味料を入れたとはいえ、
   初めて作る料理は味付けが色々と気になるもの。
   何度も味見をしたりしながら、出来上がるのに都合3時間かかりました。


   でも、実際に食べるのは翌日のお楽しみ。
   なので、日曜日の夕ご飯は一人でレトルトのカレーライスでした。 
   あー3分でできる料理って、なんて素晴らしいんだ☆



   11・5

   戦後、宝塚歌劇団に数年の間だけ存在した男子部を描いた舞台が
   来年6月に東京で上演されるというニュースを見かけました。
   タイトルは 「宝塚BOYS」。
   葛山信吾さん、吉野圭吾さん、山路和弘さん、柳家花緑さんらの出演で
   もちろん宝塚歌劇団の協力を得ての舞台化だとか。


   練習は積んだものの、結局一度も宝塚大劇場の舞台に立つことなく終わったという
   幻の男子部をどんな風に描くのか、映画化やドラマ化の話も進行中とのことで
   なかなか楽しみです♪
   (ただ、山路さんは5月30日まで帝劇MAの予定だけど、6月上演で
    準備は間に合うのかなぁ☆)



   11・4

   仕事関係の会食で、某企業の部長さんから聞いた話。
   ある晩、帰りが遅い時に行くサウナのレストランに入ったそうです。
   そしたら60代前半のエプロン姿の女性従業員さんを相手に
   オジサマばかり5、6人がカウンターで雑談をしていたとか。


   で、部長さんもそのカウンターに座って、食事をしていたところ
   たまたま音楽の話題になり、常連らしい誰かが 
   「○○さん、ローリング・ストーンズが好きって本当?」 
   と尋ねた途端に、女性の目がキラリ☆


   「そう! これよ!」 と、やおら作業場にあったホウキをギターに始まったのは
   ザ・ローリングストーンズの大ヒット曲 「サティスファクション」。
   「I can’t get no〜♪」 
   キース・リチャーズばりにエアギターをかき鳴らして
   リズム感抜群のヘッドハンギング、最後は片足でジャンプしながら 「Satisfaction!」


   その過激なロッカーぶりと、まん丸体型+普通のエプロン姿のギャップに
   オジサマ達一同アゼン(笑)。
   聞いてみたら、彼女はミック・ジャガーと同い年。
   40年来の熱狂的なファンで、ばりばりのブリティッシュロック娘だったそうな。


   部長さんもつくづく感心したご様子で、
   「いやー、人は見かけによらないもんですなー。 いいもの見せてもらいました。」 


   ホント、楽しい話ですね〜。 私もなんだか嬉しくなりました♪



   11・3

   NHK番組 「スタジオパークからこんにちは」 に山本耕史さんが
   出演されたので、録画して見ました。
   山本さんは30歳の誕生日を迎えたばかりということで、
   これまでを振り返るというトークが面白かったです。


   小さい頃から芸能界で仕事をしていた山本さんにとって
   仕事に行くのは学校と同じくらいあたりまえの事だったそうです。
   でも、 「レ・ミゼラブル」 のガブローシュ・オーディションはぜんぜん気が進まず
   「受かりたくない。 早くオーディション終えて友達と遊びに行きたい。」
   と思っていたんだとか。
   「それで、わざとヘタに歌ったりしたんです(笑)。」


   そういうご本人の気持ちに反して、1000人以上の応募者から
   たった二人のワクに入っちゃうんだから、チャンスって面白いものですね〜。
   「どうしてだと思いますか?」 と聞かれて山本さんの答えは
   「今になって思うと、選ぶ方としては歌がうまいかどうかは問題じゃなかったのかな。」


   オーディションになると急にハキハキしたり、演技をつけ加えたり
   張り切る人もいるけど自分はそれがイヤだったんですと山本さん。
   決められたことはきちんとやりつつも
   めんどくさそうとか、素の自分が出ていたのかも、とのこと。


   なるほど、当時11歳の山本さんはガブローシュがどんな役なのか
   完全には知らなかったのでしょうけど、可愛いだけの子供らしさとは違って
   大人びて気骨がある少年像に、素の山本さんがピッタリだったのかもしれませんね。
   (それでいて顔立ちが少女のように繊細で・・というギャップはなかなかのモノだし。)


   その後21歳になって、しばらく離れていたミュージカルに 「RENT」 で戻ったときに
   「ああ、自分はこういう事をやる人なんだ。」 と悟ったそうです。
   今はこの種の作品にロック・ミュージカルという表現しかないけど
   「幸か不幸か、追い求めるべきものに出会ってしまったんです。」 
   と語る、山本さんの真剣な表情が印象的でした。


   こういうのを拝見すると、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」 は
   山本さんが演じる必然の流れがあるのかな、という気も致します。
   地方公演はぜひ観に行こうっと♪



   11・2

   10月30日付の日記で話題にした
   井形慶子さんの著書 「夜にそびえる不安の塔」 を読みました。
   感想をひと言で表すなら、ありきたりですが
   事実は小説よりも奇なり、ってホントだな〜ということ。


   編集社の社長として活躍する井形さんが、古い知り合いに頼まれて
   本名や仕事内容を伏せたまま、女性占い師3人に
   潜入取材を試みるところから、この不思議な本は始まります。


   3人とも能力としては相当な高レベルだったのでしょう、
   5年の交流の中で起こる、背筋が寒くなるような占いと事実の一致。
   最初は他人の心の内や未来の予見が当たることに驚嘆し喜ぶ井形さんですが
   徐々に “あるもの” に囚われていきます。


   それがタイトルと結びつくメッセージなのですが、
   最終的な結末は、これからお読みになる方のために、
   ここでは伏せておきたいと思います。


   ただ、私がひとつ確信したのは 「知ることには責任がともなう」 ということ。
   昔から物語に出てくる魔法使いや仙人が、賢者を象徴する
   老人や老婆である意味がわかるような気もいたします。

   なるほど書き留めるに値する、一風変わった体験談ではありました。



   11・1

   昨日立ち寄った書店で 「子どもの格言」 (しんどうこうすけ著)
   という本を見かけました。
   小さな子供がなにげなく口にした言葉、101を紹介している本で、
   厳密にいうと 「格言」 ではないんですけど、なかなか面白いです。
   で、私が個人的に一番好きだったのはこれ。


   2歳の女の子が、
   いろんな動物が出てくる絵本を読んでもらった後に発した言葉。


     ↓


   「おばあちゃんも人間?」


                     うんうん、一応聞いておきたいよね(^^)。



   10・31

   雑誌 「トップ・ステージ」 最新号を買いました。
   ぱらぱらめくっていたら、山口祐一郎さんのインタビュー記事が。


   うわ〜綺麗な写真ですね〜☆
   「風は秋色」 みたいな落ち着いた色合いを背景に、
   ほんの少し首をかしげて微笑むまなざしが、とっても素敵です。
   もしかしたら、ここ数年でのベスト・ショットかも。


   さて、開幕が目前にせまった 「マリー・アントワネット」 で
   山口さんが演じるカリオストロについて。
   狂言回し的な役なので、50人におよぶ登場人物の
   想いとエネルギーを受けとめて演じることになるんだそうです。


   人間の気力とか意識のエネルギーを集約するのは
   難しそうですけど、山口さんのコメントがまた不思議です。
   「太陽とか水とか周りにあるエネルギーを還元していくことによって
    効率よく演じていければ・・」 


   うーむ、なんだか水力発電とか太陽光発電の話みたいだな〜。



   10・30

   このところ、巷で 「スピリチュアル」 という言葉を
   見る機会が多くなりましたね。
   しかし、占いとかスピリチュアル・カウンセリングは、本当に当たるのだろうか?
   誰もが持つ疑問に、5年の歳月をかけて向き合った本があると
   某雑誌の書評で知りました。


   「夜にそびえる不安の塔」 井形慶子・著(講談社) 
   自分の正体を伏せて、霊能者、占い師と言われる人々と交流して得た
   不思議な体験をまとめたものだとか。 


   私自身は以前に比べると、占いをあまり気にしなくなった方ですが
   (「あなたは来年25歳でぜったい結婚します。」 って、3人の占い師さんに
    言われて気合いを入れたけど、1年間なにごともなく(笑)すぎた過去もありまして。)
   ただ、前向きになれるカウンセリングや、音楽とか自然ヒーリングは良いと思うので
   この本が、中立の視線で書かれたノンフィクションという点には
   ちょっと惹かれます。 近いうちに読んでみようかな☆



   10・29

   映画 「フラガール」 を見てきました。
   これは昭和40年の福島を舞台に、常磐ハワイアンセンターオープンまでの道のりを、
   講師として東京から来たダンサーと、地元の娘たちとの交流を軸に描く作品です。
   前評判にたがわず笑いあり、涙あり、感動あり。 女優さんたちが数ヶ月の猛特訓で撮影に
   挑んだというラストのダンスショーも圧巻の出来ばえで大満足でした。


   まったくの初心者が集まり、ある目的に向かって訓練を重ね、ついに本番・・という流れは
   数年前にヒットした映画 「ウォーターボーイズ」 や 「スウィングガールズ」 に
   一見似ていますが、この作品の時代背景や心理状態は全く違いますね。


   現在では全国に存在する地域型テーマパークやリゾート施設ですが
   当時はまだ、誰も見たことがない「東北のハワイ」。 
   閉山の危機に怯える貧しい炭坑町を背景に、時代の変化に対する人々の抵抗や
   偏見と戦いながらも、貫き通す信念と行動、そして 「プロとは何か?」 を考えさせてくれます。


   たとえば今、自分が住む町内にサーカス団を作る話が持ち上がったら。
   しかも経済的事情から、どうしても団員に就職せざるを得なくなったら。


   きっと誰でも思うでしょう。 「この街にサーカスなんて、まさか。」
   「自分が曲芸やショーをやるなんて、考えたこともないのに。」


   でも約40年前この事業に携わった人々も、似たような気持ちだったのでは
   ないでしょうか。 それまでの素養とか興味の有無に関係なく、これをやるしかない。 
   これを成功させるしか、生きる道はない。


   最近はお稽古事や趣味として、フラはとても人気があるそうですし、
   私もハワイアン音楽が大好きなのですが、実際はたまたまハワイだった、
   フラダンスだったのに過ぎないわけですね。
   これがコサックダンスだって、インドネシアのケチャダンスだって、日本舞踊だって一緒だった。
   だけど “楽園ハワイ” というコンセプトだからこそ、花ひらいた夢も大きかったのかもしれません。


    「フラガール」 公開前の今春、起業家向けのサイト 「アントレ・ステージ」 に
   掲載された、常磐興産株式会社 元社長 故・中村豊氏のインタビュー(3回)をご紹介します。
   

   もちろん、この映画は純粋な娯楽作品だけど、
   常磐ハワイアンセンターの父とも言える中村氏のアイディアと奮闘ぶりは、
   また別の意味での面白みがあると思います。


   「常磐ハワイアンセンター物語」
    第1回 → http://www.entre-stage.net/back/shosai.php?interview_id=1144912206-541351

    第2回 → http://www.entre-stage.net/back/shosai.php?interview_id=1145264716-824099

    第3回 → http://www.entre-stage.net/back/shosai.php?interview_id=1145412847-836120
                                      



   10・28

   「風と共に去りぬ」 話の続き。
   観劇前から楽しみにしていた岡幸二郎さんのアシュレーは
   すらりとした姿はもちろん、声が爽やかで高貴な雰囲気もあり
   スカーレットが憧れる王子様にはピッタリだったと思います。
   幻になって久しい岡ラウルって、こんな雰囲気だったのでしょうか。


   今井ファントムとは、たしか在籍期間が一致しないと思うのですけど、
   オペラ座ファンとしては、ついつい元ファントム、元ラウル俳優さんの共演に
   想像を逞しくしてしまいます。
   (そういえば、タナボタ企画のコンサートで今井ファントム&岡ラウル企画がありましたね♪)


   脇を固める俳優さんの中でも、「エリザベート」 以来の再会だったのが寿ひずるさん。
   義侠心に厚い娼婦館の女主人ベルは、レットの良き理解者で
   ソロもあるし、なかなかオイシイ役どころです。


   ゾフィー皇太后でも思ったのですが、寿さんは宝塚の男役ぶりが
   まだ十分に残っている方みたいで、セリフや目線、ポーズなどがもう独特☆
   カテコのお辞儀の仕草も、元タカラジェンヌさんはやっぱり華やかな
   雰囲気があるなあと、感心して見ておりました。
   これに比べると、四季のクリスティーヌ女優さんのご挨拶 (胸に手を当てて目を伏せる) は、
   演目イメージもあるのでしょうけど、ずいぶん控えめなものでございます。


   四季といえばパンフレットを読んでいたら、8月末までブケー役だった
   岡智さんが、「風と共に去りぬ」アンサンブルでご出演だったのでビックリ。
   そういや同じく8月末まで 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」 の指揮者だった西野さんが
   9月には海劇場のオケピ登場!という早ワザもありましたっけ・・。



   10・27

   博多座で上演中の 「風と共に去りぬ」 観劇に行ってきました。
   ウィーンミュージカル等に比べると、東宝ミュージカルの中では
   人気がちょい低めと聞いていましたが、個人的にはなかなか楽しめる
   舞台だったと思います。


   この日は年配のお客様が多かったせいか、今井バトラーが吸う葉巻とか、
   アトランタ駅の場面で煙があがると、あちこちで咳き込む客席☆ 
   私も南北戦争のシーンでは、床から結構な花火が噴き出すので
   オペラグラスで閃光を直視してしまってクラクラしてましたが、
   大地スカーレットの美しさは十分に堪能してきました。


   今井バトラーも好みの色合いの衣装が多くて、良かったわ〜。
   特にクリーム色のスーツに白いシャツ、腰にガンベルトをして
   娼婦館の女たちとたわむれる姿は、男っぽさと甘さがあいまって素敵でした♪


   ただレット・バトラー像としては、今井さんはどこか優しすぎるのでしょうか。
   強情で自信家でプライドが高い男、レット・バトラーが抑えつけてきた情熱と
   嫉妬心からスカーレットの首を絞めそうになる・・という場面は、
   もっと燃えさかる炎のようであって欲しいなあと思ったり。


   それから面白かったのは、冒頭スカーレットが
   柱に抱きつくようにして、マミーにコルセットを締め付けられるシーン。
   大地さんのウエストのあまりの細さに、客席どよめいておりました☆



   10・26

   ずっと前に、この日記の話題で 「PHANTOM」 という焼酎に触れたことがありますが、
   現在上演中の 「オペラ座の怪人」 にちなんだ四季劇場 「海」 認定商品が
   発売されているそうです。
   名前は焼酎 「情熱のファントム」。 


   これって、四季からのご案内ってありましたっけ?
   最近は劇場の売店も覗かないので、海劇場で買えるかどうかは
   よくわかりませんが、発売元の 「Sho-Chu AUTHORITY」 さんは、
   カレッタ汐留の地下2階に店舗があるそうです。
   お酒が好きなオペラ座ファンへのお土産には、珍しくて喜ばれそう。


   それにしても 「情熱のファントム」 って不思議な名前だな〜。
   映画版 「オペラ座の怪人」 の字幕で話題になった 「情熱のプレイ」 を
   ついつい思い出してしまいます☆ 



   10・25

   このところ仕事が忙しくて、ゆっくり新聞やニュースに目を通す時間が
   なかったのですが、ようやく一段落。
   特に気を張る新しい取り組みが無事に終わって祝杯を・・と行きたいとこですが
   残念ながらお酒が飲めないので、好物の 「甘栗むいちゃいました」 の大袋を
   フンパツして熱いウーロン茶で乾杯〜♪


   で、幸せな気分で甘栗をポクポク食べながらニュースを見ていたら
   ホリプロを筆頭に、舞台に進出する大手プロダクションが増えている、という
   記事がありました。


   そういわれてみれば最近は、ハロプロのミュージカルとか、
   ドラマでも話題になった 「黒革の手帖」 など、アイドルやテレビタレントさんの
   舞台出演が目立ちますよね〜。
   テレビや映画に比べて採算には限りがあっても、やはりライブは
   支持を失わないし、中途半端な鍛錬では務められない舞台は
   演じる側にとっても、良い挑戦の機会なのだと思います。


   「天王洲 銀河劇場」 の運営に参画したホリプロ・堀社長の
   まずはオフ・ブロードウェイの作品、いずれはミュージカルのロングランも・・という
   コメントに、ミュージカルファンとしては色々な期待を持ってしまうわ〜♪
   原作との契約問題もあるとは思うけど、地方の民としては
   せっかく芸能プロダクションが、ひと肌脱ぐのですから、
   テレビ放映、もしくはDVD制作のチャンスも増やして頂きたいと思います。


   しかし、大手プロダクションさんがからむとなると、いずれは
   深田恭子さんや石原さとみさんを輩出したホリプロ・スカウトキャラバンの
   ミュージカル版企画とかスタートするんじゃないのかなあ☆

   うーん、「山口祐一郎の妹 オーディション」 なんて来たらどうしましょ・笑



   10・24

   ルキノ・ヴィスコンティといえば、イタリアが産んだ映画の巨匠ですが
   生誕100年を記念した特集が、11月にNHK・BSで予定されているそうです。


   まずは17日の 「シネマの扉」 でヴィスコンティ監督の人生、映画の魅力が
   紹介されるのに加えて、1999年にイタリアで制作されたドキュメンタリーの放映が
   予定されています。 
   21日以降、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」 「ベニスに死す」 「ルートヴィヒ」等
   いくつかの作品が放映されるということで、ヴィスコンティ美学に浸る11月になりそうです♪


   11月17日(金) 21時〜21時45分 BS2 「シネマの扉」
   11月20日(月) 20時〜21時 BS2 ドキュメンタリー 「ルキノ・ヴィスコンティ」



   10・23

   週末に家でテレビを見ていたら、君島十和子さんが
   トーク番組にご出演でした。
   途中からだったのですが、どうも趣味の話題だったみたい。
   ご主人も含め家族全員でハマッているのが、宝塚歌劇団だそうです。


   自宅では朝7時から宝塚の専門チャンネルにして、
   全員で涙しながら見るので
   「もう何度も学校に遅刻しそうになりまして(笑)。」


   車の中にも、宝塚公演のCDをずらりと揃えて聴いているという
   お話でしたが、家族で共通の楽しみや話題があるって、
   なかなか良いことだと思います。
   家族4人なら、役の分担も色々やりやすいでしょうしね♪



   10・22

   アイーダ・ソングセミナーの客席で隣り合わせたのは70代とおぼしき
   ご婦人お二人と、優しそうなお孫さんらしきお嬢さん。
   四季会員のお孫さんが、おばあちゃまとお友達を観劇&イベントに
   引率、というところでしょうか。


   開始までの15分ほどの待ち時間、四季スタッフさんから
   11月12月のイベントご案内がありました。
   それを聞きながら、おばあちゃま達もおしゃべり。

   「私たちはめったに来れないからねー。」
   「でも、2,3年に一回でも、こういう楽しみを知らんで死んでいく人もおるから。」
   「そう幸せやね。」
   「映画とは全然違うもん、雰囲気が。」
   と、ライブの魅力話で盛り上がるお二人。 さすが、わかってらっしゃる♪


   セミナーが始まると、大塚さんのトークに一緒になって笑い
   五東先生の指導にもきちんと従って真面目に練習。
   発表会では、ちょっと遠慮気味に後ろからでしたが、しっかり歌っていらっしゃいました。
   一番近い席のご婦人と私も少しだけお話させて頂き
   あったかい気持ちのお相伴にあずかりました。
   

   70、80代になっても、観劇友達とイベントに積極参加して,
   大塚さんのトークに笑いころげる、(もちろん大塚さんだって、まだまだ現役☆)
   そういうおばあちゃまに、私もナリタイ(^^)。



   10・21

   19日に開催された、アイーダ・ソングセミナーに参加しました。
   参加者は200名弱というところでしょうか。 
   お客様は最初から3つのグループと座席を指定されて、
   舞台に上がるためのスリッパに履き替えて待機です。


   ソング部分は、前回同様に五東さんと大塚さんから発声、呼吸、歌うときの
   ポイントなどの説明がありました。
   今回お手伝いして下さったのは、影山徹さん、川東優希さん、吉賀陶馬ワイスさん、
   そして女性アンサンブルから上延綾さん。


   課題曲 「神が愛したヌビア」 の歌詞パネルを指示棒で示しながら、大塚さんが
   ワイスさんに 「息を吸うポイントが来たら、そこって言ってね。」
   そしたら、ワイスさんが1行目の終わりで 「 ソコ!!」って、ものすごい裏返った
   大声で教えて下さったので、その勢いに全員大爆笑☆ 
   要するに、苦しくなったら息を吸うのではなく、感情の流れや言葉のつながりを
   考えて呼吸もするように、ってことなのですね。
   台本(楽譜?)をもらったら皆さん、最初にブレスポイントを決めるそうです。


   それから翻訳ミュージカルの場合は、練習の際に本来の英語で歌ってみると、
   メロディに添った言葉のニュアンスがよくわかるようになる、という話もありましたっけ。


   さて、発表会のあとは質問コーナー。
   大塚さんの 「はい、息子!」 のコールで、阿久津さんが加わって下さいました。
   以下は概要です。


   まず男性が 「ちょっと難しい質問を・・」 大塚さん「やめて下さい(笑)」。
   結局、質問は
   ・舞台の上から知り合いが来てるとか、何列目くらいまで見えますか?
   五東さんの答えは、 「視線が高かったりするし、見ようと思っているわけじゃないので。」
   ほとんど見えてないということかな。


   ・お客様が泣いている音(鼻水とか)は感じますか?
   阿久津さん 「感じます。でも一番感じるのは携帯電話です(笑)、
   集中できないので切っておいて下さいね。」 


   ・アイーダとラダメスがキスをする時、メレブが
    「誰を見たと・・」と言いかけますが、あの続きは?

   ワイスさん 「前の場面で、二人が 『俺を見ただろう』 『見てません』 と
   口論になっているのを、洗濯していた女たちが見てメレブに教える。 
   メレブとしては、そのせいでアイーダが鉱山に送られたりしてはいけないので、
   「見た」「見ない」のケンカを止めに来たんです。」
   大塚さん 「博多弁で “誰を見たと?” と言ってるわけじゃありません。」
   ライオンキングじゃないんで(笑)。」


   俳優さんによっては 「誰を見たと言ったんだ。」 って感じで、少し先まで
   セリフを言う方もあるそうです。なるほど。
   この質問と答えそのものも面白かったのですが、ワイスさんが説明の時に
    「ラダメスさんが」 とか 「アイーダ様が」 って、ちゃんとメレブの気持ちで
   丁寧な言葉を使っていらしたのが、微笑ましくて良かったわ♪


   次は、高校生くらいの女子学生さんから。
   ・裏声にならないように、高い声を出すには?
   ソングセミナーらしい質問に、
   五東先生が 「それはですね・・」 阿久津さんすかさず 「一歩前に出ましたよ(笑)。」

   ・・ここは専門的な事をおっしゃったのでメモが追いついてないのですが、
   要するにノドの筋肉を鍛錬するしかない、ということだったようです。 
   色々な発声練習法を使って、目的に合わせた毎日の練習が大切なんですね。


   ラスト質問は全員に。
   ・もし「アイーダ」の中で違う役をやれるなら、何をやってみたい?

   影山さん 「ラダメス。メレブも面白そう。」
   川東さん 「ラダメスです。」 と言ったきり、緊張してらっしゃるのか 「・・・・・。」 言葉が
   続かなかったので、大塚さんから 「口ベタですみません(笑)。」
   上延さん 「メレブ。」
   ワイスさん 「いつも影山さんにワイロを渡す役なので、もらう側。」
   阿久津さん 「大阪での初演で、ディズニーと四季の板挟みになった経験から、演出助手。」
   五東さん 「ファラオ。お父様はいつも担がれててうらやましいから(笑)」
   大塚さん 「阿久津と交代して、ゾーザーとラダメスをやってみたいですね(拍手)」


   と、だいたいこんな感じでした。
   舞台に立った時、テンポをはかるために点滅する緑と赤のランプを
   見てるつもりなのに伴奏とズレて、あれれ??となっちゃったのも良い体験だったと思います。
   演技をしながらあのランプを見つつ、音程も歌詞も正確に歌うのが
   どんなに大変なことか、ホントによーくわかりました☆
   俳優さん&スタッフの皆さん、今回も楽しいイベントをありがとうございました♪



   10・20

   ニュースサイトで、来年1月にBSフジで復活する番組 「世界名作劇場」 で
   「レ・ミゼラブル」 が取り上げられるという記事を見かけました。
 

   世界名作劇場といえば 「フランダースの犬」 「アルプスの少女ハイジ」
   「赤毛のアン」 「母を訪ねて三千里」 など、誰でも1度は見たことのある
   良質な子供向けアニメのシリーズですが、
   最新作のタイトルは 「レ・ミゼラブル 少女コゼット」 ということで
   コゼットの成長物語が主題のようです。


   ん〜ということはつまり、ファンテーヌとの別れから
   テナルディエの宿屋での苦労、その後バルジャンに引き取られて、
   逃避行を続けながらも一応の幸せを得る・・というあたりまでの物語でしょうか。
   マリウスとの恋はともかく、革命や戦闘はもしかしたら厳しいかも☆


   ニュースに加えて、東宝芸能公式サイトによれば、
   主題歌の作詞と歌は、斉藤由貴さんが担当するとのこと。
   これはやっぱり、ミュージカル版コゼットを演じたご縁なのでしょうか。
   最近の 「スケバン刑事」 といい、斉藤さんってちょっと不思議な
   活躍をなさる女優さんですね〜☆



   10・19

   今日は思いがけず東京遠征中に拾った、マイブームのお話を。

   ホテルで夜中に目が覚め、ふとつけたテレビで途中から見たのが
   ドキュメンタリー 「マルタ・アルゲリッチの音楽夜話」。
   アルゲリッチ・・聞いたことあるような無いような?


   見ているうちにアルゲリッチさんが今年65歳、アルゼンチン生まれの
   世界的に有名な女流ピアニストだと、恥ずかしながら初めて知りました。
   番組はインタビューと、コンサートのリハーサル風景が主だったようです。


   さて番組の中盤、
   「シューマンを弾くのは好きです。 とても奔放で近しい人だと感じるから。」
   という彼女の言葉とともに、映像はオーケストラをバックに
   シューマンのピアノ協奏曲を弾く場面に。


   私は正直言って歌のない音楽全般と、クラシックにはなんとなく
   興味が薄い方なのですけど、その曲を耳にしたとたん、ぐっと引き込まれました。 
   シューマンと言われても、中学の音楽室で見た肖像画しか知らないし
   たまたまシューマンが好みだったのか、アルゲリッチさんの演奏が
   気に入ったのかよくわかりません。
   ただ、めりはりのある曲調と、きらびやかなピアノがワクワクする感じで☆


   翌日、さっそく立ち寄った銀座の山野楽器で、幸いにも見つけました。
   マルタ・アルゲリッチ版 「シューマン ピアノ協奏曲 イ短調 作品54」 CD。
   家に帰ってから、ずーっと聴いています。


   このCDにはヴァイオリン協奏曲 (ギドン・クレーメル氏演奏)も
   収録されているのですが、こちらは全く食指が動かないので
   やっぱりピアノ、もしくはアルゲリッチさんがカギなのかなあ。


   もうこれ以上、趣味を広げたくないーと抵抗しつつも
   クラシックの大密林を前に、足を踏み出しかけてるインディ・ジョーンズの気分です・・。



   10・18

   遠征話の続き。
   海劇場は平日のせいもあってか、サイド後方に空席が
   めだつ客席でしたが、舞台の方はいつもと変わらず熱く濃く。
   佐野ファントム長期登板中ということで
   観劇前はお疲れが心配でしたが、結果からいうと9月よりも
   声が前面に出ているように感じられました。


   ただ、もしかしたら、この日は初見の方が比較的多かったのでしょうか。
   曲ごとの拍手もあまりないし、1幕終わりではシャンデリア落下席に
   近いご婦人グループが、本気でビックリしていらっしゃいましたっけ。


   休憩時間には座席で、ヨーグルトをスプーンで食べてる若いお嬢さん2人が。
   「うわー豪傑〜☆」 と言いたげなお客様の視線が集まる様子に
   すみません、不謹慎ながらちょっぴりウケてしまいました。

   (その後すぐスタッフさんが客席外に誘導して下さったようです。
    多様なお客様へのマナー徹底は大変だけど、やっぱり大事ですね。)



   10・17

   遠方に出張して夜、自宅に戻り
   テレビをつけたら新番組 「極上の月夜」 で、中国発の
   エンターティンメントが紹介されていました。 題して 「千手観音」。


   これは音楽に合わせて、黄金の衣装を身につけた21人の男女が
   縦1列に並んで手を動かすことによって、正面から見ると
   孔雀の羽のように生き生きと千手観音の踊りが表現されるというもの。
   これだけでも大変そうですが、この21人のダンサーさん全員
   実は耳が聞こえないという説明にビックリ☆
   音楽が聞こえない分、太鼓が空気を震わせる振動や
   互いの息づかいでタイミングをはかっているのだそうです。


   他にも中国雑伎団で、幼い頃から気の遠くなるような
   訓練を積んでいく子供達の様子なども放映されて、
   ずっと昔見た、セサミストリートを思い出しました。
   その日のテーマは 「Practice(練習)」。
   エルモ達がバレエを練習するシーンがあり、
   子供番組のテーマとしては、なかなかスゴイなあと思った記憶があります。


   私たちが何かを極める為には、早くからそれを始めるか 
   スタートが遅ければ、その分集中して練習するしかないのですね。
   対象がなんであれ、真剣に鍛錬する大切さをあらためて感じる機会となりました。
   この番組は大人の鑑賞にたえるエンターティンメントの紹介を
   めざすそうなので、楽しみにチェックしたいと思います☆



   10・16

   遠征話も途中ですが、週末に出かけたアイーダ・ソングイベントのお話を。
   流れとしては 「神の愛するヌビア」 の短縮版を課題曲に、
   五東さんの発声指導を受けて大塚さん指揮で練習。 
   最終的には舞台に上がって、濱田さんのソロ(テープ録音)と
   共にグループ発表・・という感じでした。 
   発声方法はもちろん、歌詞のブレスポイントや心情の込め方など
   プロの訓練の一端を覗くことができて、興味深い内容に大満足♪


   発表会の後に短い質問コーナーがありました。
   阿久津さん、大塚さん、五東さん、村井まり子さん、杏奈さん、中村巌さん、中村茂昭さんが登場。
   トップバッターは、4〜5歳くらいの可愛い女の子が
   「大きくなったら四季に入りたいんですけど、どうしたらいいですか?」
   って、年ごろのわりにディープな質問だな〜。
   大塚さんが目を細めつつ 「すぐにでも入れてあげたいね(笑)」
   村井さんからの答えは 「歌や踊りが好きな気持ちが、ずーっとあれば大丈夫。」 


   次は女子高校の合唱部で 「星のさだめ」 を歌っているというお嬢さんから。
   ラダメスパートのポイントは?という質問だったのですが、
   阿久津さんの答えは 「星のさだめを、虫のさだめと言わないように(笑)」 
   大阪初演時の、歌詞まちがい話は1回目のソングイベントでもお話してらしたみたいですね。
   次回の観劇で、つい思い出してしまいそう☆
   ちなみに真面目なアドバイスとしては、「でしゃばらないように、 女性の声を盛り上げて
   土台を男性の声が支える。 エスコートするつもりで歌っています」 とのこと。


   ラスト質問は 「もし1ヶ月のお休みがあったら、何をしますか?」 
   中村茂昭さん 「実家の掃除と庭づくり」(←なぜかこれが一番ウケてました。若いイケメン風の外見から
             想像できない答えだったからかしら。)
   杏奈さん 「お休みとお金が揃えば、海外旅行」
   阿久津さん 「まず親に会いに行きます。 あとはブロードウェイで開幕した
            メアリーポピンズとコーラスラインが見たい。」
   五東さん 「南の島でぼーっとする。」
   村井さん 「10年ぶりの海外旅行」
   中村巌さん 「温泉に行きたいです。」(1ヶ月ずっと?って大塚さんからツッコミも)
   大塚さん 「親のお墓が遠くにあるので墓参りに行って、あとは家族でゆっくりしたいですね」


   日曜日だったせいか、子供さんとご両親といった感じのファミリーのお客様もちらほら、
   キャストの皆さんにも里心のつきそうな、ほのぼのコメントで終了となりました。
   終演後のお疲れもあったと思いますが、何度も声を合わせて歌って下さった俳優さんと
   企画準備をして下さったスタッフの皆さんに、心から感謝です♪



   10・15

   観劇の合間を縫って、おつかいを果たしに日比谷に出かけました。
   実は夏の遠征時、地下鉄改札のそばにあった
   コンビニエンスストアで、携帯用の沖縄産・顆粒海塩を見かけ
   「携帯タイプは珍しいなあ」 と、ひとつ買ったのが事の発端。


   で、スポーツをやっている友達へのお土産にしたら
   これが仲間内で大好評☆
   なんでも岩塩とか自然塩は最近よくありますが、
   この製品は特に美味しくてミネラルが高い分、塩分が少ないので
   血圧の高い人にも良いんだとか。
   「あれはどこで売ってるの?」 「また買ってきて」 という
   熱烈リクエストに応えることになったというわけ。


   前回は説明書をよく見ていなかったのですが、調べてみたら
   雑誌などでも紹介されて、結構有名な商品だったようです。
   お値段はちょっと高めですが、なにかのご参考になればということで
   ご紹介させて頂きます♪

   沖縄の塩「ぬちマース」公式HP
   http://www.nutima-su.jp/



   10・14

   遠征観劇、まずは 「壁抜け男」。
   前回の初日は座席の関係なのか(2階最前サイド)
   実は高井さんの声が響きすぎて、
   歌詞が7割程度しか聞き取れなかったのですが、
   今回は歌詞はもちろん、表情など細かい部分も
   楽しむことができました。


   初日に比べて、一段とパワーアップしていたのは
   なんといっても寺田さん♪
   前回は喜納さんみたいなアクが
   足りないかなあと思ったのですが、今回は
   アル中のお医者さんもおネエ系の警官も、初心者マークの
   弁護士も、ねちっこいほどの熱演が最高でした。


   それから、個人的には小林さんが良かったです。
   特に太っちょ囚人役の、刑務所長ラブぶりときたら(笑)。
   人なつっこいシベリアンハスキー犬みたいに、檻の中から首を伸ばして
   キャイキャイ喜びながら高井刑務所長に頭を撫でてもらい、
   手の甲を差し出して 「撫でて♪」 って催促してるし。
   しかも、撫でてもらったところを小林囚人がペロペロ舐めるという、
   ストーリーに全然関係のない、異常な愛情ぶりが面白いな〜。


   またその愛情に無頓着というか、異常さに気づいてない風の
   高井刑務所長が妙にはまってツボです。  まさにジュディオン素敵ナリ。 



   10・13

   晴天が続いて、秋風も気持ちの良いこの頃。
   14日まで1泊で、東京遠征に出かけて参ります。


   今回は 「自由」 と 「海」 の劇場ハシゴ観劇。
   ファントム10週目の佐野さんと、初日以来5週目の高井さんに
   いずれも約1ヶ月ぶりの再会ということになります。


   そろそろ連投のお疲れも心配ではありますが、
   考えてみれば、登場したてで元気一杯!も良いけれど
   鯖の押し寿司と一緒で、ほどよく慣れて熟成した
   味わいもまた良きものかもしれませんね。 
   (・・って、誰がサバなんだ・笑。)


   ホントにくいしんぼでスミマセン☆ 行ってきまーす。



   10・12

   新聞で、新しい男性オペラ歌手ユニット 「LEGEND」 の記事を見かけました。
   メンバー全員が国立音大出身、オペラ歌手として活躍中というプロフィールだけでは
   珍しくないけど、ユニットとしての活動が注目されているそうです。


   その秘密は、従来型のクラシックコンサートではなく
   ホスト風のコント等、笑いの要素を取り入れて
   新しいオペラの魅力をアピールしている点だとか。


   うーん、コントは想像つかないけど、テノールやバリトンで
   歌う美声のホストはちょっと見たいかも♪
   11月初めにサロン・ド・アール青山で開催予定されているプログラムを見ると、
   ミュージカルナンバーもご披露されるようですね。


   最近マスコミにも登場してきたオペラ界の新風に、
   ちょっと注目してみようかな。
   (余談ですけど、国立音大といえばファントム俳優の村 俊英さんは
    彼らの大先輩なんですね〜☆)



   10・11

   たまーに見ているテレビ番組ですが、今週は
   面白そうな内容なので、ここでご紹介。

   「アートエンターティンメント 迷宮美術館」
   10月15日(日) NHK・BS2 23時〜24時


   15日のテーマは 「絵画は踊る」。 
   ダンスを描いた画家、またその作品を特集するということで、
   「現代のドガ」 と称されるロバート・ハインデル氏の作品も登場するそうです。


   ハインデル氏といえば、バレエ・ダンサーを描いた作品が有名ですが
   オペラ座ファンにとってはなんと言っても 「オペラ座の怪人」 を題材にした
   「The End of Innocence」 が印象に残るアーティストだと思います。
   バレエ・ダンサーを描くようになった経緯やハインデル氏の想いなどを
   垣間見ることができそうです♪



   10・10

   10月9日で、元祖ロンドンの 「オペラ座の怪人」が、
   初演以来20年の節目を迎えたそうです。 
   20歳の誕生日おめでとうございます♪
   

   現地では記念公演にイベントも開催ということで
   きっとオペラ座ファンが、世界中からロンドンに集結してるんでしょうね〜☆


   さて先日、今年の夏に 「オペラ座の怪人」 ワールドツアーが上演された香港の
   公式サイトを見かけました。 中国語で紹介されるテレビCMの動画や
   製作発表で歌うラウルとクリス、ファントム役のブラッド・リトル氏が台北公演で
   サインに応じるお姿など、アジアツアーでも大歓迎されている様子が
   うかがえます。
   ニュースの中には、ラウルが老ラウルに変身するメイクを見せてくれる動画もあります♪
   (“video”ページを参照下さいませ)


   それにしても中国語での宣伝記事は、漢字が沢山出てくるので
   なんとなく意味がわかるのが面白いな〜。
   「怒把水晶燈」 なんて、ファントムが怒りのあまりシャンデリアを落とす様子が
   クラシカルな雰囲気で伝わりますね☆

   「オペラ座の怪人」ワールドツアー・香港公演・公式サイト
   http://www.musicnationgroup.com/www/Phantom/



   10・9

   先週の日記に続いて、懐かしめテレビ番組関連のお話。
   これは今月21日に発売される予定のCDです。


   オペラ座のトークイベントで、林和男さんが “全音階” を説明するのに
   「NHK教育テレビで、あさがおが咲く時の効果音に
    こういう全音階が使われていましたね。」 と仰っていたのを
   思い出しました。
   教室のテレビで、この種の番組をたまに見せてもらえるのは
   なんだか特別な感じで、とっても嬉しかったな〜☆

   CD 「あの日の教室・さわやか3組」
   http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1233885



   10・8

   家でぼーっと見ていたワイドショーで 「謎の生物 大量発生?」 
   というニュースを放送していました。
   途中から見たのですが、海や川の流れのよどみで時折見かける
   寒天状のモノの正体は何か? という話題だったみたいです。


   あれは “オオマリコケムシ” というれっきとした生物なのだと
   男性アナウンサーさんが解説。 
   「勇気を出して食べてみた人もあるそうですが、
    汚い水中にいることもありますし、食べるのはやめた方が良いと思います。」


   うん、そうだよね〜と思っていたら、続けて
   「ちなみに食べた方によると、無味無臭で 『しょうゆが欲しかった』 とのことです。」

   ・・って妙に日本人らしくて、のんびりした締めくくりに思わず笑ってしまいました☆



   10・7

   博多座から会員向けの小冊子が届きました。
   今月は、来年1月上演の 「マリー・アントワネット」 特集。
   出演者プロフィールとして、主要キャストの略歴や出演作品、
   それから現在の活動等が紹介されています。


   山口祐一郎さんの欄は、最初に一路真輝さんが山口さんを “帝劇の怪人” と
   称したことにふれ、四季在団中と退団後の東宝ミュージカルでの
   多彩な活躍が記されていました。 
   で、文章の結びは 

   「圧倒的な歌唱力と存在感。  “怪人”に違いあるまい。」


   というわけで、客観的なプロフィール紹介だと思って読んでいたら
   最後はすごく熱い語りになってて、ちょっと面白かったです。



  ※ところで、去る10月5日は山口さんのバースデーだったそうで、
   遅ればせながら、お誕生日おめでとうございます♪
   あれほど若々しくて、しかもおちゃめな50歳は
   滅多にいらっしゃらないのではないでしょうか。


   それにしても、どうしてあんなに若いんでしょうね〜?
   もしかしたら山口さん、実はひそかにトランシルバニアに行って
   本物のクロロック伯爵になってたりして。

   (もちろんそうなったら、リー君ともども、東宝さんから出張旅費が出るんだろうな〜☆
    良いですねえ、不老不死手当。なーんて♪)



   10・6

   以前から興味があったのに、数年前に少しだけやって
   中断した勉強を、再開してみようと思っています。
   それは、カラーコーディネーター試験へのチャレンジ。
   ホントいうと資格が目的ではないのですが、
   一応ハードルを設定しないと、気持ちを維持できないもので。


   今年は12月3日が試験日なので、あと2ヶ月弱。
   昨日、受験の手続をすませた帰り、書店に寄って
   買ってきたのは 「カラーコーディネーター 速修テキスト」
   副題がありました 「1ヶ月で合格できる!」。 
   これこれ、これですよ(笑)。


   てわけで、ざっと計算して1日おきに勉強すれば良いことが
   わかりましたので、今日は早速お休みの日にしたいと思います〜♪
   (・・どんな学生生活をおくってきたのかモロバレですな☆)



   10・5

   地元局のラジオ番組に、劇団四季の阿久津陽一郎さんが出演されました。
   まずは 「アイーダ」 ナンバー 「迷いつつ」 をON AIR。
   女性アシスタントさんがアイーダのファンみたいで大興奮の中、パーソナリティ氏が
   主にインタビュー。(☆が阿久津さん)
   個人的にはワイルドな印象があったのですが、阿久津さんって丁寧に、
   落ち着いた感じでお話しなさる方なのですね。


   ・たたずまいから(普通の人と)違いますが、身長は?
   ☆183.5センチです。
   ・その身長なのに僕より顔がほっそり小さくて、脅威です(笑)。なにか秘訣が?
   ☆注意してるのは体調をくずさないこと、早寝早起きに、うがいと手洗い・・小学生みたいですね(笑)。

   ・今ハマッていることは?
   ☆ 「24 シーズン5」 です。
     レンタルして、あいてる時間にちょこちょこ見てます。
     あんがい 「アイーダ」 とも接点があると思います。
   ・接点とは?
   ☆どちらも緊急性が求められるところ。 たとえば船でラダメスのあかすりをするシーン、
     アイーダにとっては凶暴なラダメスからいつ何をされるかわからない危険性がある、
     ラダメスはエジプトに着くまでに、早くこの女の素性を知りたいというタイムリミットが
     演出上つけられています。

     24はリアルタイムを求められるので、今のうちに今の事件を解決しないと
     次の事件に対応できない。 状況は全然違うけど、心のおきどころは参考になります。

   ・最近の元気の源は?
   ☆プレーオフ。今週末からのホークスの戦いを見つめたい。(おおっ!と喜ぶパーソナリティ氏)
     ユニフォームを買って球場で着て応援したりするんですよ。ホークスが勝ち進んでくれれば、
     福岡ドームで1位決定戦を絶対に応援したいので・・・と選手の名前も出しつつの
     熱〜い野球話にパーソナリティさんもビックリでした。

   ・千秋楽が決まって、ゴールが見えてきた感じですか。
   ☆ここからが身体に疲れが出てきがちなので、1回1回気をひきしめてやっていきたいです。
   ・ホークスの試合と一緒で、毎回全力で闘うんですね。

   (こんな話の間、「星のさだめ」 がバックに流れてるので、女性アシスタントさんは
    阿久津さん以上にきらきらのアイーダモード。 「興奮しすぎです」 って言われてました・笑。
    でも気持ちはわかるわ〜。)

 
   ・・とまあこんな感じで、締めはイベントの紹介とチケット発売の案内で終了でした。
   なんだかアイーダよりも 24とホークス話に熱が入った阿久津さん。
   インタビュアーのお二人がずいぶん気を遣って、舞台話に引き戻して下さった
   雰囲気が面白かったです。 これも阿久津さんなりの地元サービス、
   それとも、レンタル屋さんの会員にもなったことだし
   千秋楽まで福岡の住民続行宣言なのでしょうか?(^^)。



   10・4

   今日はちょっと懐かしめのテレビ番組の話題を。
   NHK・BS2で毎週金曜日19時30分から放映されている 「週刊お宝TV」。


   10月13日(金)はコロッケさんをゲストに招いて
   NHKの人形劇 「新八犬伝」 をとり上げるそうです。
   辻村ジュサブローさんの美麗なお人形と、坂本九さんのナレーション。
   子供ごころにも色々な影響を与えてくれた番組でした。
   続く10月20日(金)の特集は、少年ドラマ 「なぞの転校生」。
   いずれも、懐かしい映像を見ることができそうですね♪



   10・3

   週末の地元新聞に ミュージカル 「風と共に去りぬ」 ご出演の
   岡幸二郎さんのインタビュー記事が出ていました。


   スカーレットがずっと想いをよせる穏やかな青年アシュレーは、
   レット・バトラーが 「動」 なら、対照的な 「静」 を求められる役柄なんですね。
   それゆえ 「一番大事にしているのは、品、憂い、たたずまい。」 と岡さん。
   でもご自分自身の性格は、アシュレーよりはバトラータイプだそうで、
   「もっといえばスカーレットに似てるかも(笑)。」


   福岡県大川市ご出身ということで、のど自慢大会の常連だった
   子供の頃のエピソードもありました。 大会でいつも賞を競っていた
   ライバルはのちの演歌歌手、北山たけしさんだそうです。
   その後はそれぞれミュージカルと演歌へ・・ってわけで
   人生の分岐点って、面白いものですね〜☆


   「風と共に去りぬ」は、本日が初日。
   大地さんをはじめキャスト&スタッフの皆さま、
   博多の美味しいものを召し上がって、元気に1ヶ月を務められますように
   お祈りしております。


   どうぞ良い舞台を。



   10・2

   NHKで先週放映された井上芳雄さんのライブ、
   相変わらずの伸びやかな美声と長い手足を楽しませて頂きました。


   沢山歌って下さった中で、個人的には 「Your Song」 が一番良かったです。 
   これは、耳なじみのあるエルトン・ジョンのメロディに、日本語の歌詞をつけた曲。
   きみのためにラブソングを作ってみたんだと、ところどころセリフのように
   歌いかける井上さんの表情から、ささやかな生活の中にある幸せや
   愛情が伝わってくるようでした。


   ライブ映像の間には別録りのインタビューもありました。
   小学生の頃から憧れた、ミュージカル俳優の夢が思っていた以上の
   形で実現した今、これからどうするか、何を新しい夢にかかげるのか。
   井上さんが模索の段階にあるというお話に、なるほどなあと思ってみたり。
   物語なら主役をつかんでハッピーエンドだけど、実際にはその先に
   何十年も続く人生がある、というようなお話もありましたっけ。
   うーんこれって早い段階で、世間の注目を集めてしまった人が
   必ず感じる気持ちなのでしょうねきっと。


   ところで、劇団四季に5年ほど在籍された治田敦さんが、
   9月30日付のご自身のブログで、四季時代を振り返って
   本当にあそこで勉強して良かったと、最近よく思うと書いていらっしゃいます。
   「楽譜に正確に」 「感情過多になって言葉をおろそかにするな」 等、
   当時はピンと来なかったことが、今になって真意を痛感しているとも。


   別にこのコメントを引き合いに出すからといって井上さんが、
   四季に入団すれば良いのにという意味ではありません。
   ミュージカル俳優に限らず、一般の仕事とか生活にも言えると
   思うのですが、やはり我々は人生のどこかで、熱い鉄のように 
   「叩いて伸ばされる」 経験が必要なのではないでしょうか。


   ・・と、えらそうにスミマセン。 
   ただ、会社勤めを経て、フリーランスになった自身を振り返ってみて
   当時はイヤでたまらなかったことも、基礎として強制されたからこそ、
   知らず知らず身についている・・ってのは結構あるような気がします。


   基礎がなければ応用はできず、応用ができなければ進歩はいずれ止まってしまう。
   そして進歩の過程には、必ず基礎に立ち返る瞬間がある。
   たとえるなら、螺旋階段みたいにグルグル回って少しずつ上昇してるような感じでしょうか。
   52歳の治田さんが感じることと、27歳の井上さんが感じることは
   別だと思うけれど、あくまで螺旋階段の立っている位置が違うだけで
   昇っている階段は同じなんじゃないのかな。


   組織や団体の力によらず、推進力を自分一人で探って行かなくてはならない
   井上さんは、やっぱりこれからが大事なところなのでしょうね。
   ぜひジャンルにとらわれず、色々な経験を積んで頂きたいと思います。

   (もちろん四季ファンとしては、四季演目への客演も夢のひとつに加えて欲しいところです。
    なにしろキャッツにオペラ座、アスペクツにジーザス・・・挑戦しがいのある役がどっさり♪)



   10・1

   ニュースサイトで、珍しいバラの花が紹介されている記事を見かけました。
   「レインボーローズ アリス」 という名前がついているこのバラ、
   写真を見てビックリ☆ 花びら1枚1枚が7色に染め分けられています。
   もちろん造花ではなく、花が育つ途中で葉脈に色を与える特殊な
   技術を使っているのだとか。


   子供の頃、萩尾望都さんのマンガに出てくる 「銀のバラ」 を作りたくて
   友達と方法を一生懸命に考えたことがあるんですけど、
   こんな夢のようなバラが、現実にあるんですね〜☆


   ドライフラワーにしても色が褪せないそうですので、
   贈り物には珍しくて良いかもしれません。
   (発売元のバラ市場さんのページを見ると、ハロウィン用アレンジも可愛いです♪)

   バラ市場↓写真はこちら
   http://store.yahoo.co.jp/e-green/a5aaa5e9a55.html



   9・30

   録画していたNHK 「シブヤらいぶ館」 を見ました。
   今井清隆さんと新妻聖子さんがゲストの嬉しい企画。
   でもなんといってもオペラ座ファンにとって感涙ものなのが
   今井ファントムの 「Music of the night」 ですね。
   ピアノがメインの伴奏で、聴き慣れているものより少し軽いアレンジに
   なってはいますが、今井さんの男性的な美声で聞くこのナンバーはやっぱり格別です♪


   他にもレ・ミゼラブル 「Stars」、風と共に去りぬ 「掌」 、新妻さんとのデュエットで
   キス・ミー・ケイト 「ソーインラブ」 、ミス・サイゴン 「この世が終わる夜のように」 等を
   聞かせて下さいました。


   新妻さんはゴールドのドレスがとっても綺麗。
   舞台でのハプニング話として、「レミゼのエポニーヌが長い髪を隠していた
   帽子が取れてしまった、」というお話をしていらっしゃいました。
   バルジャン役の先輩(山口さん)が、エポを少年だと思って 「坊や」 となるセリフを
   とっさに 「お嬢さん」 と言いかえて下さったので、
   新妻さんは大先輩の心づかいに感激したそうです。
   その話を聞いた今井さん、「私なら、坊やって言っちゃうなぁ(笑)」


   そう、あれは博多座・2004年1月21日ソワレの出来事ですね。
   偶然に私も、その場面見ておりました。 
   (この日、初見のレミゼがマチ・ソワだったので
    どうして昼と夜で言ってることが違うんだろう? と思った記憶が。)


   番組のラストは今井さんが 「ラ・マンチャの男」 から、セリフ付きで
   「見果てぬ夢」 を熱唱して下さいました。
   映画版のピーター・オトゥール演じるドンキホーテの悲しいほど澄んだ瞳、
   下女アルドンサを姫君ドルシネアとあがめ、サンチョ・パンサと共に
   旅をする騎士姿が浮かんで、最後は涙涙でした。。。



   9・29

   近いうちに、見に行きたいな〜と思っている映画があります。
   今月公開になったばかりの 「フラガール」。


   これは福島県にある常磐ハワイアンセンター(現名称はスパリゾートハワイアンズ)の
   初めて物語。 昭和40年当時の風景の中で、炭坑町の娘たちが
   ショーのために生まれて初めてフラダンスを学び、オープンをめざす様子を描く映画です。
   実話に基づいているのが興味深いところですね。


   実は私もごく小さい頃、常磐ハワイアンセンターに行ったことがあります。
   両親とはるばるエアコンもない車で、旅行をしたときに立ち寄った場所でした。
   今でもハワイアン音楽が好きなのは、この時の記憶のせいかも。


   現在では本物のハワイ旅行も決して珍しくないけど
   当時はまだ一般庶民にとってハワイは憧れ、夢の場所でした。
   なので、常磐ハワイアンセンターで初めて見た椰子の木やバナナの木、そして
   華やかなフラダンス・ショーは、子供ごころにも大きな衝撃でしたね〜☆


   で、ショーを見ながら思いました、
   「ハワイって車で行けるんだ・・(笑)」

   とっても評判が良いらしいこの映画。
   ちょっぴり懐かしい、あの頃に旅してみましょうか♪



   9・28

   JRの4人がけ席で一緒になった若い女性の3人グループ。
   2人が会話して、1人はずっと本を読んでいました。


   でも、しばらくして。
   「・・まだ蒙古斑があるからって言われて・・」
   という話が聞こえたとたん、本を読んでいたお嬢さんが
   パッと顔を上げて、尋ねてました。
   「モウコハン? それ美味しいの? 」 


   あはは、あれが天津飯 (てんしんはん) の親戚だったらスゴイよね(笑)。



   9・27

   もうすぐ博多座で開幕するミュージカル 「風と共に去りぬ」 のテレビ特番を見ました。
   内容は舞台映像+東京でのお稽古の様子+主要キャストインタビュー。 
   この舞台は未見なのですが、セットや衣装がなかなか豪華みたいですね。


   スカーレットの19着に及ぶ衣装は、カツラや靴、メイクも一緒に替えていくので
   「私がやるミュージカルの中で、この作品が一番大変です。」 と大地真央さん。


   お稽古場は舞踏会シーンがメイン。
   大地さんは白Tシャツにパニエで膨らませた青いロングスカート。
   一緒に踊る今井さんは、白いシャツと黒のジャケット姿で、
   以前より少しお痩せになったのかしら、立ち姿がスッキリしてて素敵でした。


   今井さんのミニ・インタビューでは、レット・バトラーの人物像について
   「プレイボーイで、決めた女性は必ず落とせると思っていたが
   スカーレットはそうはいかない。 でもそれを人生の中で
   楽しんでいる男だと思います。」
   岡幸二郎さんや杜けあきさんの穏やかな雰囲気に比べると、
   緊張のせいかなんだかコワイくらいの真顔でお話していらっしゃいます。
   大ベテランなのに、相変わらずシャイな方ですね〜今井さん☆


   オリジナル・ミュージカルの特色については、
   岡さんからコメント。
   「海外作品の歌詞を日本語に当てはめると、どうしても
   日本語として伝わりにくい部分があるけど、この作品は
   (日本人による作詞作曲なので) 歌いやすいです。」


   10月3日の初日まであと1週間。
   私は10月下旬のチケットを持っているのですが
   もっと早めに観に行きたくなりました。 開幕が楽しみです。



   9・26

   ニュースサイトを見ていたら、海外のブログで日本語名への変換ジェネレーターの
   話題が取り上げられていました。
   これは英語名を入れて男性・女性の別を選ぶと、どういう仕組みかよくわかりませんが、
   漢字に変換してくれるというソフトだそうです。
   (もちろん、日本人の名前もローマ字で入力すれば変換できます。)


   試しにオペラ座の登場人物で、いくつか入れてみた結果がこちら。


     ファントム → 石丸健太

     クリスティーヌ・ダーエ → 白石美千子

     ラウル・ド・シャニュイ → 森田大輝


                          ・・・なんか、月9ドラマみたいだ(笑)。


    ↓ Japanese name jenerator
   http://www.rumandmonkey.com/widgets/toys/namegen/969/



   9・25

   24日に開催されたアイーダ・イベント 「福岡Spirit!」 に行ってきました。
   昼間は用事があったので、イベントのみの参加だったのですが、受付に着いたら
   皆さんが入口ボードを指さしてなにやらワイワイ。


   ん〜??? よーく見たら、イベントACTとして、
   濱田めぐみさんのお名前があるではありませんか。当日マチネは予定通り
   樋口アイーダだったそうで、これが1番のサプライズでしたね〜☆


   総合司会は岡本さんと石原さんの黒タキシード姿がダンディな王様コンビ。

   ナンバー構成もなかなか凄くて、大塚俊さんの 「ビーアワゲスト」 から始まり
   阿久津さんの 「彼らの心は天国に」 、大塚さんの 「狂信者シモン」
   五東さんの 「Think of me」 、濱田さんの 「シャドーランド」 等々。


   もちろんダンスだって脇坂真人さんと萩原隆匡さんのオリジナルタップダンスや、
   優雅なデュエットダンスもあり、脇坂さんの振付・演出・構成に大拍手でした。


   質問コーナーの司会は大塚さん。 主要キャストが勢揃いで答えて下さいました。

   「休演日は何をしていますか?」 とか (答えは寝てる、鍼、岩盤浴、街歩き等)
   「舞台の夢は見ますか?」 というような質問もありました。
   (皆さん、セリフを覚えてないのにいきなり通し稽古とか
    出番に間に合わなかったとか、舞台で失敗する夢をよく見てるようですね〜。
    濱田さんは「李香蘭」川島芳子の扮装で、セットはライオンキング(笑)という夢を見たそうです。)


   でも、可笑しかったのは 「登場人物の年齢設定は?」 に
   ワイスさんの 「メレブはハイティーンらしいので、自分では18歳くらいだと思っています。」
   に続いて、阿久津さんが 「ラダメスは22歳」 って言った途端に
   客席から 「え〜〜〜」 って、スゴイどよめきが(笑)。


   しかも、トークコーナーが終わって皆さんが退場し、
   再度舞台に現れた、総合司会の岡本さんと石原さんの第一声も
   「ラダメスが22歳ですって・・」 だったので、
   皆よっぽどショックだったのね〜と大ウケしてしまいました。


   濱田アイーダとキャスト全員によるラストナンバー 「神が愛するヌビア」 まで
   1時間15分に及ぶ楽しいイベント、準備して下さったカンパニー&スタッフの
   皆さんに、心から大感謝です♪



   9・24

   夜、寝る前の短いひととき、「エメラルドグリーンの誘惑」(アマンダ・クイック著)
   というロマンス小説を読んでいます。
   この作品は、ロマンス専門用語(?)で、ヒストリカルと言われる
   18〜19世紀ぐらいの欧州を舞台にしたもの。


   要するに時代劇というわけで、恋愛や結婚に関する考え方や
   会話が古めかしいので、私はあまりこの分野は得意ではないのですが、
   この作品はなかなか良くできています。


   最初の結婚で不貞な妻に懲りた伯爵は、とりたてて美人ではないけれど、
   素直な笑顔が気に入って、没落貴族の娘ソフィーを2度目の妻に迎えます。
   しかし実はソフィーは、当時の女性としては珍しいほどの本の虫。 
   男性上位の社会で、女性が跡継ぎを産むだけの道具として扱われることを嫌い、
   結婚後少なくとも3ヶ月は互いの内面を知るため、ベッドを共にしないことを
   伯爵に約束させてしまいます。


   それでもどうにかして、約束を破りたくて仕方がない伯爵(笑)。 
   ついに2週間ほど過ぎた晩、ソフィーの寝室へ押しかけてきます。
   しかし事前に察知したソフィーが、催眠効果のある薬草茶を飲ませたので
   伯爵はあえなく前後不覚に。


   しかしホントに可笑しいのはこれから。
   無事に役目を果たしたように見せかけるため、ソフィーが赤いお茶をシーツにほんの少し
   垂らすつもりが手が震えてばしゃっとこぼしてしまいます。
   で、ありえないほど大きなシミをこしらえたもんだから、何も知らずに翌朝起きた伯爵は
   新妻にどんな恐ろしいふるまいをしたのかと顔面蒼白☆


   結局は良心の呵責に耐えかねて、ソフィーが3日目に白状してしまうのですが、
   いつもカールした髪が一房こぼれたり、靴のリボンが片方ほどけたりする
   おっちょこちょいのソフィーと、ぶつぶつ言いながらもそれを直してやらずにはいられない
   伯爵の、どことなくコミカルなやりとりが楽しい作品でした。


   (それに、黒髪にエメラルドグリーンの瞳という伯爵の風貌や、34歳と23歳という
    ソフィーとの年齢バランスなどなんとなくジェラルド・バトラー氏とエミー・ロッサム嬢の
    オペラ座コンビが浮かぶので、オペラ座ファンとしては1粒で2度美味しかったな〜)



   9・23

   銀行での待ち時間、手に取った週刊誌に
   林真理子さんと野際陽子さんの対談記事が出ていました。


   野際さんといえば、私にはNHKアナウンサーから女優さんに
   転身した珍しい方という印象だったのですが、実は立教大在学中から
   演劇サークルで舞台を経験してらっしゃったのですね。
   しかも、その頃は劇団四季のレパートリーを
   (当時はジロドゥやアヌイが主。) 借りて練習していたとか。


   その後、卒業を前に劇団四季に入ろうかと顧問の先生に相談したら
   「君は背が高いから、役がつかないかもしれないね」 と言われて断念。 
   結局、たまたま募集があったNHKアナウンサーの道を選んだそうです。
   これ40数年前の話ですが、現代では考えられない理由ですね〜☆


   林さんの 「じゃあもし四季に入っていたら、ずっと主役をつとめて
   今頃は浅利(慶太)夫人になっていたかも。」 という言葉に、
   野際さんが 「うーん、夫人にはなってないと思いますけど・・」 って答えていらっしゃいました。


   まあ夫人の座はともかく、もし野際さんが入団なさっていたら、
   大人の知性と色気あふれる美貌とあの演技力で、
   素晴らしい看板女優さんになられたことでしょうね〜。


   毎日のトレーニングで、70歳にして腕立て伏せが
   できるようになったという野際さんは、私たち女性みんなにとって、
   素敵なお手本だなあとつくづく感じた記事でした。


                               ・・バランスボール、うちも買おうかなぁ☆



   9・22

   「レ・ミゼラブル」 観劇以来、楽しませていただいてる
   某俳優さんのブログで、レミゼ・アンサンブルで結成した
   ユニット「バリケーズ」ライブのご案内を見かけました。


   今回の参加メンバーを見ると、伊藤俊彦さん、KAZZさん、萬谷法英さん、
   上條コウさん、局田奈都子さん、井上珠美さん、浦壁多恵さんら20名。
   なんだかお懐かしい顔ぶれだわ〜。


   「BARRICADES in club ex」
   2006年 11月24日、25日 各日昼夜2回公演
   品川プリンスホテル クラブexにて


   バリケーズはもともと、レミゼ上演中に結成した野球チームだったそうですが、
   こういう形で集う機会があるのは、レミゼファンにとっても嬉しいことですね♪
   一般発売に先がけて、9月25日から先行予約があるそうです。

   バリケーズ公式サイト↓先行チケット予約の申し込みはこちらから。
   http://www.barricades.jp/



   9・21

   時々お世話になる、紀伊國屋書店さんのサイト。
   2005年の分野別年間ベストセラーリストが出ていました。


   2005年といえば、オペラ座ファンにとっては映画公開と舞台の開幕が重なった
   記念すべきファントム・イヤーでした。
   文庫分野で 「オペラ座の怪人」(角川文庫・長島良三訳) が28位という結果に
   ほー♪って感じですが、ビックリしたのは 「映画」 分野のベストセラーリスト。
   なんと1位が 「オペラ座の怪人・パーフェクトガイド」(日経BPムック)だそうです。
   映画と舞台の相乗効果は、やはり絶大だったのですね〜☆

   紀伊国屋書店Bookweb↓ 2005年 分野別年間ベストセラー
   http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/tanass.cgi?REV-COD=KB13



   9・20

   とつぜんですが、スーパイコってご存じでしょうか。
   一種の方言らしいのですが、九州 (もしかしたら北部限定?) では、
   酢豚のことをスーパイコと呼ぶことがあります。
   たぶん中国語の読みが長崎あたりから入ってきたんだと思います。


   友人があるレストランで食事をしていたら、ほろ酔い加減の
   年配の男性が入ってきて、店員さんに
   「スーパイコをくれ。」 と注文したそうです。
   メニューに酢豚はあるのですが、年若い店員さんには
   意味がわからなかったようで 「は?」


   「スーパイコ。」 「え?」 
   「お前は耳が聞こえんのか?スーパイコ!」
   「・・・??」
   「だから、スーパイコたい!!(店中に響く大声)」


   店員さんが、厨房に尋ねてようやく酢豚だとわかったらしく。


   「すみませんでした、酢豚ですね?」

   「・・スーパイコ!!」


   もうそのへんになると、周辺のお客様も笑いをこらえている
   様子だったそうです。
   どんどん声を大きくしても、別に音量の問題じゃないから
   連呼するだけじゃ当然わかりませんよね〜。
   店員さんからすると、宇宙語みたいに聞こえたんだろうなあ多分。



   9・19

   今週、個人的にとっても楽しみにしてるテレビ番組があります。

   「これがラスベガスだ〜華麗なるショーのすべて」

   俳優の萩原流行さんが、ラスベガスのショーと舞台裏などを紹介する
   番組だそうです。 いつ撮影されたのかはわかりませんが、
   ラスベガス版 「オペラ座の怪人」 がチラリとでも登場すれば嬉しいな〜♪

   放映予定 9月23日(土) 19時30分〜21時  NHK・BS2



   9・18

   台風が来る直前の週末、「アイーダ」 観劇に出かけました。
   お目当ては、お初の樋口アイーダ&吉賀陶馬ワイスメレブ。


   最初はおそるおそる観ましたが、濱田さんや井上さんとは全く違うアイーダ像を
   楽しむことができました。
   樋口さんってCFYではあまり感じなかったけど、アイーダでは他の方が
   全体に大柄なせいか、ホントに小柄で華奢なんですね〜。
   (吉賀陶馬ワイスさんがこれまた長身なので、まるで林立するビルのよう。)


   さらに樋口アイーダはセリフが早口で動きもシャキシャキしてるから、
   元気な江戸っ子の王女様みたいな感じもありまして。 
   うーん、アイーダは男まさりな部分もある女性だけど、
   もう少し、王女らしい優雅な雰囲気も欲しかったかも。
   ただ歌声はさすがに力強くて、ソロの部分は良かったです。


   面白かったのは、五東アムネリスと阿久津ラダメスのやりとり。
   寝室にアムネリスを行かせて、アイーダに真剣に迫るラダメスなのに
   アムネリスの 「ラダメス〜♪」 に答えて
   なぜか 「ただいま、参りま〜す♪」 って、えらく可愛い言い方になっちゃったので
   客席から思わず笑いが。
   ここは、こんなに笑いをとるところじゃないよねーって私もウケてしまいました。



   9・17

   地元の薬局チェーンのサイトで、劇団四季の脇坂真人さんの
   インタビュー記事を見かけました。
   「私の健康管理」 というテーマのせいか、ダンスをする身体づくりに
   関して、かなり詳しくお話していらっしゃるのが珍しくも面白いです。
   アメリカでダンスに出会い、趣味で社交ダンスをなさっているとか。


   身体の動きに関して武術からヒントを沢山得ていらっしゃるのですね。
   それにしても、あの脇坂さんが26歳からダンサーを志したなんて
   とっても意外でした☆
   リラックスが力を出す秘訣、なんとなく脇坂さんご自身のお人柄にも言えそう♪

   大賀薬局公式サイト・9月号インタビュー「私の健康管理」
   http://www.ohga-ph.com/my_health_care/0609.html



   9・16

   たまにファッション誌などで見かけるパーソナルカラー。
   肌や瞳、髪の色などをもとに、春夏秋冬の4つのグループに分けて
   似合う色を探すというシステムですね。


   たまたま見かけた本に、このカラー診断をするアナリストさんの
   Q&Aが出ていました。
   パーソナルカラーのメイクへの活かし方とか、アクセサリーの応用など
   ごく普通の質問に続いて、最後になんだかスゴイやりとりが。


   質問

   「私の髪は黒っぽく、瞳は濃い茶です。肌は黄色みがありますが片方がピンク色、
    あごはオレンジがかっています。 どの季節か教えて下さい。」 

   答え

   「一度、眼科に行かれてはいかがでしょうか。」


                          ・・・ある意味、プロとしての的確なアドバイスですけどね〜。



   9・15

   仕事帰りに文具店に寄って、来年の手帳を買いました。
   まだ2006年が3ヶ月以上残ってるけど、遠征予定やオペラ座のチケ予定などを
   早く入れておきたくて。


   帰って早速、「タイタニック」 に 「レ・ミゼラブル」、博多座 「マリーアントワネット」等の
   上演期間を書き込みました。
   「アイーダ」 千秋楽が先行予約日にうまく取れなかったので、予定を入れられないのが
   ちょっと寂しいけど、オペラ座だけは月1回ペースを守って東京に通うことに
   なりそうです。


   この手帳の後半とか終わり頃あたりには、またオペラ座の
   観劇予定を書き込めることになるのでしょうか。 
   ちょっと気が早いけど、真っ白いページを見ながら、ふとそんなことを思いました。
   (オペラ座がお休みの間に 「ジーザス」 再演があったら、最高なんですけども☆)



   9・14

   東京から帰った翌日、 「アイーダ」 イベントのハガキが届いていました。
   応募したのもすっかり忘れていましたが、これは10月の 「みんなで歌おうアイーダ」 
   ソングセミナーの引換券。


   以前参加した、「ソング&ダンス」 のソングセミナーで、冒頭の 「ハレルヤ」 を
   パートに分かれて歌ったのを思い出しました。
   福岡シティ劇場内のリハーサル室の中、ただでさえ歌は苦手なのに、
   すぐ横で私服の井上智恵さんとキム・スンラさんが歌って下さるのを
   ついつい聞いちゃうので、よけい自分のパートが大混乱(笑)。


   舞台に上がっての発表会では、早水さんや渋谷さんが目の前で
   「階段の足元に気をつけて。」と、優しく声をかけて下さって大感激・・なんてことも
   ありましたっけ。
   さて、今回はどんなイベントになるのかな。 まだ1ヶ月先だけどホント楽しみです♪



   9・13

   今回の遠征では、「エビータ」 も観劇してきました。
   昨年1月にも観ているのですが、前回よりも下村ペロンの性格面が
   ハッキリしてて、エヴァとの対比が良かったです。


   政敵の多さと大統領という野望の大きさに尻ごみして
   「自信がないんだ、できれば亡命してパラグアイでのんびりしたい」
   というペロンに、井上エヴァの 「何言ってんの、しっかりしてよアンタ」 みたいな
   すごく庶民的なカカア天下ノリが、もう最高(笑)。


   エヴァが先に立って、労働者にペロンを救世主だとアピールしても
   最初は下村ペロンは口をポカーンとあけてるんですが、
   皆がついてきてくれるのがわかると、
   自信とともに表情も引き締まって、徐々に大統領の顔になっていくんですね。


   時代や場所がどんな風に変わっても、基本的に男性は女性の存在と影響によって
   育てられる (良い方向へとは限らないけど) 部分があるのではないでしょうか。

   考えてみれば 「オペラ座の怪人」 も、究極はそういう話ですしね〜♪



   9・12

   遠征話の続き。

   日本初演4000回記念公演となった 9月10日マチネ 「オペラ座の怪人」 、
   当日のキャストは、以下の通りでした。


   ファントム 佐野正幸  クリスティーヌ 沼尾みゆき  ラウル子爵 鈴木涼太
   カルロッタ 種子島美樹  メグ・ジリー 宮内麻衣  マダム・ジリー 戸田愛子
   ムッシュアンドレ 林和男  ムッシュフィルマン 青木朗  ピアンジ  半場俊一郎
   ムッシュルフェーブル 深見正博  ムッシュレイエ 松下武史  ブケー 塚本伸彦


   【男性アンサンブル】
   関与志雄  孔大愚  小倉佑樹  小泉正紀  佐藤圭一  飯田洋輔  佐藤季敦

   【女性アンサンブル】
   種市万里子  西山愛由美  室井優  小野さや香  鶴岡由佳子  野坂華代
   劉微  田窪万理子  加藤玲子  山浦めぐみ  小川美緒  中野聖子


   佐野ファントムが、オペラ座の地下でクリスを見つめる
   愛情というにはあまりにも狂気じみた眼差しや、傷つきやすい子供みたいな
   振る舞いなど、高井さん村さんとはまた違う雰囲気はやっぱり凄かったです。


   鈴木ラウルと沼尾クリスは久しぶりの組合せですけど、心なしか沼尾クリスの
   表情がぐっと和らいでいるような。
   マスカレードで鈴木ラウルと交わす、楽しそうな笑顔が印象的だったからでしょうか。


   今回は席が下手の端の方だったので、ラスト近く指輪を返しにきた
   沼尾クリスの表情がよく見えました。
   指輪を差し出しながら、ファントムの顔をまばたきもせずじーっと見つめているのですね。


   「I love you」 にもそのまま・・かと思ったら、その瞳がみるみるうちに
   涙でうるんできて、かなり長い間ファントムと見つめ合い、やがてそっと去っていくクリス。


   ファントムのことを最後まで理解できなかったし、愛情を受け入れることはできないけれど
   あなたのことは一生、決して忘れない。 

   この日の沼尾クリスは、精一杯そんなことを伝えているように感じられました。



   9・11

   10日は、オペラ座4000回記念であると同時に、
   東京公演のチケットの最終先行発売日でした。
   毎度のことながら、四苦八苦のチケット争奪戦を終えて
   すぐに向かった海劇場、お会いした皆さんとも
   「いやー今回はさすがにつながりにくかったねー」 と、チケ取り話に。


   こういうのは、四季に限らずチケットを求めるファンの永遠の課題でしょうけど、
   あれやこれやと必勝法を模索して、誰でも苦労するものなのですね。


   そのうち、
   あざみ野の方角を向き、海苔巻きを口にくわえて
   電話するとつながりやすいとか、そんな話が聞こえてきても
   不思議じゃないと思うな〜☆ 

   (で、えーまさかぁと言いながら、こっそり1度はためしそう。)



   9・10

   遠征1日目は、キャッツ観劇の予定を変更して 「壁抜け男」 初日観劇でした。
   劇場でボードを見てビックリ、ファントムにラウルに支配人さんにカルロッタ・・と
   オペラ座カンパニーから大移動ではありませんか。


   この演目はビデオを見たことがあるので、ある程度覚悟はしていましたが、
   高井さんのコミカル演技は、かなりのショーゲキでした。
   部長に検事に刑務所長とエライ人の役を独占状態ではありますが、
   錯乱しちゃったり、悪事を暴露されて逃げ出したり。 役代わりも多いし大忙し。


   しかしなんといっても、雄々しい歌声が健在だったのが一番嬉しかったな〜。
   傲慢で冷酷で、しかも嫉妬深い高井検事が妻のイザベルを怒鳴る
   「呼ばれたら、すぐ来い!」 
   あの低い美声でのサディスティックなセリフが、まあ似あうのなんの(笑)。


   それなのに、「ももひきはどこだー!」 とか 「腹巻きを出せー!」
   みたいなセリフもあるので、ファントムの声なのに〜って笑いころげておりました☆



   9・9

   どうやら、台風到来の心配もないようでホッとしつつ
   10日まで、一泊で東京遠征に出かけて参ります。
   ひとつだけ気がかりなのは、オペラ座の最終発売の先行予約。
   遠征先でちゃんと起きれるのか、ってことですね〜。 
   子供のころ親に教えてもらったのを思い出して、
   夜寝る前にマクラさんにお願いしてみようかな。


   では参戦ご予定の皆さま、
   お互いにチケットの女神のお恵みがありますように♪



   9・8

   「オペラ座の怪人」 上演4000回記念日が近づきました。

   手元にある上演回数の記録を見る限りでは、1988年4月に
   日生劇場で初演の幕が開いてから、1000回目は93年から始まった札幌公演で、
   2000回目は97年から始まった名古屋公演、3000回目は02年からの
   京都公演で達成しているようです。
   

   もちろん再演の頻度や公演回数にもよりますが、だいたい4〜5年に一度の
   アニバーサリーということなんですね。 
   (ちなみに3000回目は2002年7月6日ソワレだったそうで、
    今回の4年2ヶ月ってかなり早いみたい☆)


   ちょっと気が早いですけど、次の大きな節目である5000回は
   どこで、どんなキャストで迎えることになるんだろう? と、ついつい考えてしまいます。
   もしかしたら今回のように、新ファントムが登場してるのかなあなんて。


   ま、先のことはわかりませんけれど、4000回ボートを漕ぎ、4000回シャンデリアを落とし、
   4000回 「クリスティーヌ 、I love you」 と愛の言葉を贈り、
   そして4000回 オペラ座の地下で、ひとり姿を消したファントムの行方に
   想いをめぐらせつつ、記念公演の日を迎えたいと思います。


   ・・・って、もちろん1人じゃないけど、こうして回数にするとなんだか面白いですよね。 
   だって、クリスに4000回もキスされてるんですよ。
   そこだけ見るとファントムも恋愛の大ベテランだ(笑)。



   9・7

   新聞に、作家・浅田次郎さんのインタビュー記事が出ていました。
   デビューから15年、すっかり人気作家の地位を確立した感がありますが、
   私は以前から作品よりも、ご自身の作家としての姿勢に
   関心を持っています。


   浅田さんは毎日、朝5時半から12時間を書斎で過ごすのが基本で
   前半6時間は執筆、後半6時間は締め切り前でも読書と決めているとか。
   たしか随筆で締め切りに遅れない主義で、自衛隊での経験から自己管理と体力には
   自信があると書いていらっしゃいましたっけ。


   作家というと無頼な自由業というか、一種の虚業と思われがちですが、
   浅田さんの場合は、「浅田次郎」を屋号にした、エンターティンメント事業の
   ビジネスマン、もしくは経営者という意識が強いんだと思います。 


   それにしても、 「やっぱりそうなんだ〜☆」 と、嬉しく思ったのは
   執筆(アウトプット) と 読書(インプット) を同じ割合にしていらっしゃること。
   書店内をくまなく歩いて、ジャンルを問わずなんでもお読みになるそう。


   文章にせよ話す言葉にせよ、豊富なアウトプットは良質のインプットからですね。
   昨日、自室の本を300冊ほど処分したので、隙間の空いた本棚を眺めつつ
   「よーし読書するぞー!」と、決意を新たにしております。 

   
                         (こうしてさらに貯金と縁遠くなる自分・・☆)



   9・6

   2日前のこの日記で 「奥様は魔女」 の再放映のことを話題にしましたが、
   今日届いた某カード系会員誌で、「海外ドラマ50年」 という記事を見かけました。


   NHKが日本で本格的にテレビ放映を始めたのが、1953年。 3年後の1956年に
   「カウボーイGメン」 という邦題で現在のTBSから放映されたのが、日本における
   海外ドラマの記念すべき1本目だそうです。


   以来、半世紀 「コンバット」 「逃亡者」 「0011ナポレオン・ソロ」 「刑事コロンボ」 「チャーリーズ・エンジェル」
   「可愛い魔女ジニー」 「ダラス」 「大草原の小さな家」 「白バイ野郎ジョン&パンチ」 「フルハウス」
   「ビバリーヒルズ高校白書」 「アリーmy Love」 「冬のソナタ」 「ER」 「チャングムの誓い」 ・・etc
   あげればきりがないほど、沢山の海外ドラマが私たちを楽しませてくれたんですね。


   なかでも世界的な大ヒットシリーズとして、記事の中で取り上げられていたのが 「スター・トレック」。
   1966年にアメリカで第1回目が放映されたそうですから、ちょうど40年ですか☆
   今年はアニバーサリー企画のDVDボックスも順次発売されるそうで、
   当初は番組の埋め草にすぎなかったらしい海外テレビドラマも、ホントにあなどれません。


   韓国ドラマも良いけれど、恋愛はもちろんアクションにコメディ、サスペンスにSF
   そしてヒューマンドラマ・・と、バラエティ豊かなアメリカ産ドラマはやっぱりスゴイと思います。


   毎週、続きを待ちきれない気持ちでいそいそとテレビの前に座り、
   放映の翌日には友達とその話で盛り上がる楽しさが、とーっても懐かしくなりました♪



   9・5

   週末の小旅行での話。
   今回は車で行くことになり、久々に私が運転手になりました。


   高速道路を走りながら、一緒に行った友人Aが前の車を見て
   「あ、あれタンクローリーだよね。 中はガソリンでしょ? 怖いよね横転とかしたら・・」
   友人Bも 「うん、そっちの車線にいるのは 『液化窒素』 ってタンクに書いてあるよ。」
   「じゃあさ、一緒に横転したら爆発炎上じゃない?」
   「だよね。」 「・・・・・・・・」


   単なる想像なのに、ものすごい緊迫感が漂う車内(笑)。
   えーい、私の運転がそんなに信用できないのかー☆

                            (と、強気なのは心の中だけです、ハイ)



   9・4

   秋は、テレビ番組の改編シーズン。
   NHK・BSで懐かしいテレビドラマの放映が再スタートするそうです。


   タイトルは 「奥様は魔女」。
   何度も再放送を見た、一番懐かしい海外ドラマですね〜。
   サマンサタバサというお店の名前もありますが
   私が初めて外国の人名を略するニックネーム(サマンサ→サム)を
   知ったのは、この番組でしたっけ。
   今見るととっても新鮮な、60年代のサマンサ・ファッションも楽しみです♪

   「奥様は魔女」
   10月5日深夜0時〜BS2



   9・3

   急に思い立って、熊本・山鹿の温泉に行きました。
   ここは、八千代座という昔ながらの本格的な芝居小屋が
   あることで名を知られています。


   宿泊した旅館にも、秋に予定されている坂東玉三郎さんの
   舞踊公演のポスターが貼られているし、白地に藍で型抜きされた浴衣の柄は
   歌舞伎の隈取りを模したもの。


   静かな川沿いを散歩中に姿を現したトンボは、秋風の空に
   「今年も来ましたよ」 と小さな筆先を走らせているように見えました。



   9・2

   夏休みも終わって新学期の初日に
   テレビのローカル番組で見かけた、司会者2人のやりとり。


   女性アナウンサーさんから 「○○さんの新学期の思い出は?」 
   と聞かれた、吉本の若手芸人さんの答え

   「そうですねー学校に行ったらまず最初に、クラスメートが
   何人増えたか数えてました。」


   あーちょっと見ない間に・・・って、メダカの水槽だねそれじゃ(笑)。



   9・1

   CNNニュースサイトで、「レ・ミゼラブル」 のジャン・バルジャンを
   地でいくような記事を見かけました。


   これは 「ベトナムで、強盗の脱獄犯が政治家に出世していた」 というもの。
   男が最初に投獄されたのは1984年。 2年後に脱獄して
   指名手配中に偽名で警察官として就職。
   大変優秀だったらしく、その後20年間の勤務で
   警察署長、議員にも選ばれていたそうです。


   経緯は不明ながら、今月発覚して男は再逮捕されたようですが、
   それにしても19世紀のフランスならともかく、偽名で警察に就職できて
   20年間もばれなかったのが不思議ではあります。


   ♪今日も 一日を生き延びた 終わることなき罪よ
   思わず 「ワン・デイ・モア」、逃亡するバルジャンの歌詞を思い出しちゃいました。
   


   8・31

   経済新聞に、ぴあ総合研究所による演劇市場の規模に関する
   調査結果が掲載されていました。


   それによると、2005年の演劇市場は、公演回数こそ前年を下回ったものの
   動員数は1801万人で、前年の6.8%増。
   市場規模に関しては11.3%増ということで、5年連続で
   前年を大きく上回っているそうです。


   で、この市場の伸びに大きく貢献したのが、市場全体の
   56%を占めるミュージカル。
   海外からの招聘ミュージカルに加えて、劇団四季の全国規模での
   動員拡大と、宝塚歌劇団の集客安定等を、ぴあ総研は好調の理由にあげています。


   ミュージカルファンとしては嬉しい報告ですが今後のことを考えると、
   市場の成長に見合う、製作スタッフや俳優の人材育成も急務という気が致します。
   いずれ、日本にもブロードウェイのような場所が生まれて(地理的に、ではなく精神的に) 
   作り手、演者、観客それぞれがレベルを高める時代が来ることを、
   個人的には心から願っているのですけども・・。



   8・30

   ネットのニュースで数日前、放映中のテレビドラマ 「新・桃太郎侍」 最終回で
   高嶋政宏さんとシルビア・グラブさんの夫婦共演が実現するという
   記事を見かけました。
   シルビアさんの役どころは、高嶋さん演じる若殿さまの腰元だそうで、
   共演は 「エリザベート」 以来5年ぶりとか。


   西洋風の印象が強いシルビアさんの腰元って、なんとなく想像しにくいけど
   めったに見られない貴重なお姿かもしれませんね。
   「エリザベート」 がご縁で生まれたカップルといえばもう1組ありますが、
   あちらはダンナ様の時代劇で夫婦共演・・ってのは、やっぱ無理なんだろうな〜。



   8・29

   今回の帝劇ヴァンパイア観劇で、お土産を買ってきました。
   いつから発売になったのか詳しくは知らないのですが、
   山口さんの所属事務所から出ていた、黒ネコ型のマウスパッド(800円也)。
   相変わらず社名のロゴもないのに、意味不明の突起物はちゃんとくっついてます。
   うちわと同サイズ同デザインって、これは経費削減のため(笑)?


   それから新しくなったプログラムも購入しました。
   新プログラムは舞台写真が満載で、あれこれ発見があって楽しい♪
   でも、サラを後ろから抱き寄せて咬みつくクロロック伯爵の写真が
   ご丁寧に剱持サラと大塚サラが全く同じアングルで、しかも見開きで掲載されているのには
   やっぱりこのショットは、はずせないのよね〜とウケてしまいました。


   これは、オペラ座で言えばファントムとクリスの羽交い締めシーンですよね。
   四季のパンフも、こういうサービスショットをばーんと大きく、
   しかもキャスト別に掲載して下さらないかしら。
   まず高井ファントム&苫田クリスでしょ、次は村ファントム&苫田クリス、
   それから佐野ファントム&苫田クリス。
   なぜクリスが固定かというと、ハイ完全に個人的な好みで(笑)。


   他のクリス女優さんは目をつぶって立っているだけなのに、苫田クリスは
   ファントムの肩に頭を乗せかけて、無防備に眠るあどけない雰囲気が
   なんとも、ファントムとしてもたまらないんじゃないかなぁ・・・・・と、オヤジ発想でスミマセン。



   8・28

   遠征2日目は千秋楽まで残り1日と迫った 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」観劇。
   リピーターの多さを反映してか、赤いワンピースに十字架のネックレスとか、
   黒ワンピースに赤いブーツというサラ・コスプレ風の女性も見かけました。
   この日は森公美子さんやワハハ本舗の俳優さんなど、芸能人の方も
   客席にちらほら。


   しかし、一番ビックリしたのは、2幕の墓場でヴァンパイア達が
   客席にぞろぞろ下りてくる場面。
   私はクコールが登場する通路席だったのですが、
   数列前のお客様が、舞台でアルフレートが握っているような
   大きな金色の十字架をかざしていたことですよ。 
   ひえ〜いくら参加型演目とはいえ、わざわざ家から用意してきたってこと?
   どうなるのかと思ったら、ヴァンパイアさんの数人は、
   ちゃんと 「うぉ〜☆」 って、のけぞって下さってました。


   でも、楽屋でもきっと、なにかというと指で十字架を作って
   「ほれー」 「きゃー」 なんて遊びを俳優さんたちもやってるんでしょうね〜。
   本編の方も楽間近のせいか、アドリブ満載でしたし、
   まさに、遊び心で楽しまなきゃ!という姿勢が、四季の舞台とは
   ある意味対照的で面白かったです。



   8・27

   オペラ座本編は、待望の佐野ファントム観劇。
   たまたま前方席だったので、あのキラキラした目が
   クリスを熱く見つめたり、ラストシーンで涙を一杯にためている様子を
   しっかり堪能することができました。


   ただ、ひとつだけ疑問がありまして。
   2幕オペラ座の地下のシーン、マスクとカツラを取られた佐野ファントムの
   左の眉毛の少し上あたりに、どうみても肌色のバンソーコーらしきものが
   貼られていたのですが、あれはどうしてなんでしょう?


   ポイント・オブ・ノーリターンの最後、クリスにマスクをはぎ取られた瞬間や、
   ボートを漕ぐ 「ふたたび 来るのだ」 で、すでに貼ってたかどうかは不明ですが、
   「いくらなんでも19世紀には、まだバンドエイドはないよね〜」 
   と、佐野ファントムのおでこばかりを見つめた、2幕ではありました☆



   8・26

   遠征1日目は海参り。
   オフステージトークイベントに参加しました。
   詳しくは後日、ちゃんとしたレポを作成しますが、今回は北澤さんと
   司会の関与志雄さんのトークが面白かったです。


   質問コーナーでは
   北澤さん、沼尾さん、小泉さん、室井さん、半場さん、林さんが答えを担当。
   「舞台のキスは本当にしてるのですか? 恋は生まれないのですか?」 
   というキワドイけど、よくぞ聞いて下さいました(笑)という質問が。
   この顔ぶれだと、該当するのは当然クリスとラウルのみ。


   司会の関さんから、最初の質問に関しては 「してます」 との確認。
   ま、これは見てればなんとなくわかることだけど、問題は次の質問ですよね。


   関さんがおもむろに 「で、・・・・どうなの?(笑)」
   なぜか動揺しまくりの北澤さんに対して、沼尾さんは結構落ち着いた感じ。
   「舞台の上でのお話ですから。 役柄のクリスティーヌが! ラウルに!」 


   北澤さん 「なんで強調するの?」 と、いいつつ
   胸に手をあてて 「なんか痛いんですけど(笑)」 
   可哀想にナイーブな男心にショックを受けちゃったんですね〜。 


   他のキャストの皆さんも大ウケですが、これでは終わりませんでした。
   関さんから非情なダメ押し 「じゃあ、恋が生まれることは・・」 
   沼尾さんキッパリ 「私はありません!(場内爆笑)」 


   「でも、(劇団員として)仲は良いんですよ。」 と沼尾さんが一応フォローして下さったのですが、
   なんだかイスの上でふにゃふにゃしてた北澤さん、えらく可愛いかったな〜♪



   8・25

   暦の上では秋と言っても、まだまだ暑い昨今ですが
   26日まで一泊で遠征に出かけて参ります。
   今回は、お初の佐野ファントム&ヴァンパイアのMy楽観劇の予定。

   新しい出会いがあれば、しばしのお別れもあり。
   いろんな意味で刺激的な2日間になりそうです☆ 



   8・24

   10月にフジテレビ系列で始まるドラマ 「役者魂!(仮)」 の記事を
   テレビ雑誌で見かけました。


   松たか子さん扮する芸能事務所マネージャーと、彼女が担当するベテラン俳優が
   織りなすコメディだそうですが、このベテラン俳優というのが、藤田まことさん。 
   シェイクスピアの芝居しかやらない、偏屈で気難しい俳優と組むことになった
   マネージャーの運命はいかに・・ってことで、これなかなか面白そう♪


   藤田さんといえば、最近では時代劇や刑事物でシリアスなイメージがありますが
   もともとは喜劇から出発した俳優さんですし、どんなコメディ演技を
   見せて下さるのかが楽しみです。
   それにしても、現在放映中の 「下北サンデーズ」 といい、演劇に関する
   ドラマの登場がじわりと増えているのも、昨今のブームを反映しているのでしょうか。


   こうなったら、ミュージカル俳優を題材にしたドラマもぜひ!と
   思うのは私だけではないはずですよね。


   設定としては、舞台では素晴らしい美声で観客を魅了するのに、
   舞台を下りると宇宙人みたいにつかみどころがなくなっちゃう
   大柄のベテラン・ミュージカル俳優と新人マネージャー。
   ・・なーんてどうかしら。


   新人マネージャー役を励ます先輩マネージャー役には
   松本明子さんでお願いして、
   「私もねー、くん製を作ったりして大変だったわよ、あの時は・・(遠い目)」
   と、超マニアックなセリフも期待してみたいな〜(笑)



   8・23

   今年の高校野球も無事に終わりました。
   それにしても、先日の決勝戦は凄かったですね。 
   どちらの選手と関係者にとっても、熱くて長い長い戦いだったと思います。


   あの試合終了時、私はちょうど外出した帰り道でしたが
   近所の細い路地を通りかかったら、とある家の開けた窓から
   野球中継のインタビューが漏れ聞こえていました。


   あー終わったんだなあと思いつつ、そこを過ぎようとしたら
   「・・以上、監督のインタビューでした。」 
   アナウンサーが結んだとたんに、家の中から拍手する音が。


   きっとテレビの前でずーっと応援してたんでしょうね〜。
   熱心な拍手に込められた、心からの 「お疲れさま」 に、
   あったかい気持ちになりました。



   8・22

   ネットニュースを見ていたら、某記事タイトルに 
   「アメリカにあって日本に需要がない分野」 とありました。 
   ???と思ったら、その分野とは 「おっさん的歌姫」 だそうです。
   その前例として昨年、あのデスティニーズ・チャイルドにも
   ひとり混じっていて社会問題になったとか。


   というわけで(?)ささやかな残暑払いにどうぞ。 

   (アメリカでの需要の真偽は定かではありませんが
    大変失礼ながら、つい笑ってしまいました。 スミマセン☆)

   ABC振興会↓デスティニーズ・チャイルドにおける社会問題
   http://abcdane.net/blog/archives/200508/descha_osann.html



   8・21

   観劇ファン歴がある程度長くなると、
   過去 (特に初心者の頃) に観た舞台について
   「あの時のキャストは誰だったんだろう?」 と思うことが
   あるのではないでしょうか。


   私も、福岡シティ劇場で10年前に初めて観た 「オペラ座の怪人」 の当日キャスト、
   知りたいと思いつつ観劇日を正確に覚えてなかったので、半ばあきらめておりました。
   ところが先日、部屋の整理中に出てきた96年の手帳に 
   「7月17日 オペラ座の怪人」 と、メモがあるじゃありませんか☆
   早速ネットで調べてみたら、ちゃんとキャストを記録なさっていた方があって
   ようやく念願を果たすことができました。
   あんまり嬉しかったので、ここに覚え書きとして記載させて頂きたいと思います。


   【1996年 7月17日(水) ソワレ・福岡シティ劇場】

   ファントム 村 俊英  クリスティーヌ 鈴木京子  ラウル子爵 佐野正幸
   ムッシューアンドレ 林 和男  ムッシューフィルマン 佐川守正  メグ・ジリー 家本朋子
   マダム・ジリー 西島美子  カルロッタ 酒井悦子  ピアンジ 半場俊一郎
   ムッシューレイエ 井関 一  ムッシュールフェーブル 喜納兼徳  ブケー 安福 毅


   (アンサンブル)
   向井善彦  古島 肇  柴崎康ニ  須郷祐介  小山田 整  才加志 実 坂詰 克洋
   平野万理  宮崎純子  伊藤摩美子  堀江真知子  金岡裕子  井上ちえ 
   高橋 恵  池田さやか  有光風花  鍋谷 明  岩上 純  厚木一葉


   
   井上ちえさん(現在は智恵さん)のお名前がアンサンブルにあるのも珍しいですが、
   この福岡公演の後半にはクリスとして、同期の柳瀬ラウルとともに
   舞台に立たれたようです。 初々しい恋人同士が見たかったわ☆


   ・・・こうしてみると、10年前から現在に至るまでずっとオペラ座の舞台を
   支えていらっしゃる方々のお名前に、感慨深いものがありますね。
   なんといってもタイトルロールの村さん、ホントお元気だな〜☆



   8・20

   このところ、個人的にハマッているテレビ番組があります。
   NHK・BS1もしくはBS2で不定期に放映されている
   10分間のミニ番組 「アメリカ魂のふるさと」。


   ジョージア州アトランタ、テネシー州ナッシュビルというように
   ある地名にまつわる歴史や観光スポットを
   落ち着いたアナウンスと共に、美しい映像で見せてくれます。
   アメリカを舞台にしたロマンス小説が好きな私には
   映像から色々なイメージがふくらむので楽しい限り♪


   番組の間の埋め草にしては、もったいないな〜と思っていたら
   5本を50分番組にまとめたものも、放映されるようになりました。
   ハンバーガーの由来、「大草原の小さな家」 「トム・ソーヤー」の発祥の地など
   新しい発見もあって楽しいこの番組を、今日はご紹介させていただきます。



   8・19

   テレビで、最近増えている女性向けの執事カフェが紹介されていました。
   1軒目のお店はスーツ姿の若い男性が紅茶のサービスをしてくれる
   あんがい普通の感じでしたが、2軒目は執事役はすべて外人男性というお店。


   外人さんならレディファーストの仕草も手慣れてるし、
   サービス精神も旺盛でなかなか楽しそうだけど、
   これは執事じゃなくてウェイターとホストの中間点って感じなのでは?
   もちろんいずれにしてもお遊びではありますけど、執事なのに
   今風の無精ヒゲや長髪ってのは、ちょっと無理があるんじゃないのかなぁ☆


   映画 「バットマン」 に出てくるアルフレッド氏とまでは
   行かなくても、執事ってもっと落ち着いた感じの人物が
   イメージに合うような気がします。


   ミュージカル俳優さんで執事にお願いしたい方って誰だろうと
   考えてみたのですが、紳士らしい気品と落ち着きに期待して
   喜納兼徳さんなんてどうでしょう。


   あと、忠誠心と責任感に重きをおくなら、芝清道さんも素敵だと思います。
   情熱を胸に秘め、命をかけてお仕えする熱血執事って感じでしょうか。
   ただ仕事熱心のあまり、やたらと朝早くから起こされそうですけど(笑)。



   8・18

   先日の里帰りで、会社をやっている本家のイトコ夫婦が
   新商品を開発して、福岡の老舗デパート「岩田屋」で
   7月から販売してるという話を聞きました。


   私は全然知らなかったのですが、地元テレビ番組やフリーペーパーでも
   取り上げられて、小さいながらもテレビ番組の「デパ地下ランキング」2位に入ったとか。
   へー☆っと、ビックリしながら早速、うちで試してみました。


   商品は 「丸ごとトマトのキムチ」 (580円・八百味屋)。
   名前の通り、1袋に2個トマトが入っている冷凍食品で、解凍してから
   サラダや冷製パスタに入れて頂くのが美味しいようです。
   たしかにキムチの匂いは多少するけど、トマトの酸味や甘さのせいか
   辛みもさわやかでクセがなく、暑くて食欲がない時には良いかも。


   イトコの話によれば、「市場に出たトマトじゃ鮮度が不足するから、
   直接、農家と契約して、今日採れたものをすぐに漬けてるんだよ。」 とのこと。
   今年始めたばかりで生産が追いつかず、今は店頭販売のみだそうですが、
   ご興味のある方がいらっしゃいましたら、一度お試し下さいませ♪



   8・17

   「アイーダ」 イベントも盛んなキャナルシティ博多内のお店で
   開催されている、女性向けキャンペーンを見かけたのでご紹介します。
   小籠包の 「南翔饅頭店」 で、指定のランチもしくはディナーを
   頂くと、食後にネイルケア&アートのサービスが受けられるそうです。
   期日は8月30日まで。
   2,300円のランチは決して安いとはいえないけど、こういうサービスが
   ついてる時なら、ちょっとお得感あるかもね♪



   8・16

   車で2時間ほどかかる父の実家へ、お墓参りを兼ねての里帰り。
   久しぶりに会ったイトコ達とおしゃべりをしていて、
   うちの親戚は、O型とB型ばかりで他の血液型は皆無だと
   初めて知りました。


   私の家は両親共にO型なのですが、5才年下のイトコの家は
   お嫁さんがOで、イトコと子供2人はB型。


   「B型に囲まれてると、やっぱりなんか違う?」 と、お嫁さんに聞いたら、
   大らかに笑いながら言ってました。
   「うん、私がもし先にいなくなったら、マイペース人間ばかりだから
    一家離散ねたぶん(笑)。」 



   8・15

   仕事関係で時々お世話になる、東京在住のY先生。
   70才を過ぎた今でも、現役で活躍する経営コンサルタントのお一人です。


   仕事柄出張も多い方ですが、ずいぶん昔、九州へ行く急用ができたのに
   羽田空港への到着が遅れたことがあったそうです。


   もう搭乗も終了しているのに、気が短い毒舌家の先生、
   得意のべらんめぇ調で 「どうしても急ぐんだ、いいから乗せろ!」と、空港職員に
   大声を出してすごんでみせたものの、あえなく断られたらしい。


   飛び立っていく飛行機を 「くっそー!」 っと、地団駄を踏んで見送った先生ですが、
   実はその飛行機こそ、赤軍派にハイジャックされた日航機 「よど号」 。
   もし乗っていればそのまま韓国に連れて行かれて、3日間は機内で缶詰になったはず。
   先生はニュースでそのことを知って、思わず震え上がったそうです。


   「人間の運不運は、後からになってみないとわからないもんだ。」 

   暴言を吐いて困らせた空港職員さんにも申し訳なかったと、
   先生しみじみ仰っていましたっけ。


   1970年3月31日 「よど号」ハイジャック事件。 
   この飛行機を操縦していた元機長・石田真二氏の
   死去のニュースにふれて思い出した話です。



   8・14

   11日付の日記で紹介した、FMラジオ番組 「今日はネコと音楽三昧」 
   用事をしながら、ところどころ聴きました。
   ネコ好きな著名人のインタビューもあったのですが、女性写真家さんが
   飼い猫の名前の由来などを語っている最中に、
   録音マイクの近くに本人が来たようで。

    「それで、猫の魅力というのは・・あら」
    「・・ゴロゴロゴロゴロ・・・」
    「興味あるの?」
    「・・グルグルグルグル・・・」

   全国放送に、すごくクリアに猫がノドを鳴らす音が(笑)。
   ここから聴いた人は、ビックリしたでしょうね☆



   8・13

   松任谷由実さんの曲だけを集めた、ミュージカル 「ガールフレンズ」 の
   制作記事を見かけました。
   12月に博品館劇場で上演予定で、主役は華原朋美さんと
   元・劇団四季の堀内敬子さんのダブルキャスト。
   共演に 「OUR HOUSE」 にご出演だった、池田有希子さんが決まっているそうです。


   セリフ無しで、ユーミンの歌だけでつないでいくストーリーって、
   色々なシチュエーションの曲を、ひとつの物語にまとめるのが
   大変そうですね〜。
   でも、こういう新しい試みで、ミュージカルの魅力が
   広く伝わっていくのは嬉しいことです。


   世間的な知名度は華原さんが上なのでしょうけど、
   私はやっぱり堀内さんで見てみたいな〜☆
   (で、帰り道はお客さんみーんな 「卒業写真」 とか口ずさむんでしょうね♪)



   8・12

   数日前に、テレビで寄席番組が放映されたので、
   少しだけ見ておりました。
   やっぱり落語って楽しいですね〜。


   好きな演目は色々ありますが、
   昔テレビで見た、 「ぜんざい公社」 という新作落語が
   とっても面白かったので印象に残っています。


   まだJRが国鉄、NTTが電電公社と言われていた頃のお話。
   国が財政確保のために始めた、国営のぜんざい公社に男が出かけます。
   気軽な気持ちで行ったのに、受付窓口で住所氏名、年齢職業を聞かれた上に
   別の部署に行って書類を作らなくてはなりません。 
   身分証明書に印鑑を求められて目を白黒。


   書類作成の証紙代に手数料まで取られて、どうにか書類を作って戻ると、
   また受付で、代金支払の手続きのため別の部署に行くように言われます。
   たらい回しに怒って 「もう食べません!」 と、言うと
   「そうしますと、ぜんざい法第何条何項により、契約不履行で懲役刑に・・」
   刑務所に入れられてはかなわないので、あきらめて手続きを続行しますが
   男の受難はまだこれから。


   お餅は入れるかと聞かれて、「入れて下さい。」 というと
   「焼きますか?」 「お願いします。」 「では、消防法によりまして火気取扱い許可の書類を。」
   「じゃあ、いいです。 生でかじります」 「では、医師の診断書が必要になりますので、
   3階で健康診断を受けて頂きます。」 胃のレントゲンを取られ、費用もさらに払わされて
   エレベーターもない公社の中を、上がったり下がったり。


   ふらふらになりながら、ようやく食堂にたどりつくとウエイトレス、ではなくて
   国家公務員のおねえさんがぜんざいを運んで来てくれます。
   やっと甘くて美味しいぜんざいにありつける、と喜んだ男が
   立派な器のフタをあけると、肝心のぜんざいの汁が入ってない。


   文句を言う男に、お役所の人が涼しい顔で
   「甘い汁は、こちらで先に吸わせて頂いております。」 


   風刺たっぷりのオチも秀逸ですが、それまでの小さな過程が
   いちいち笑える名作だと思います。 
   実際は関西弁なので、やり取りがさらに可笑しいんですよ〜。
   最近は上演されることが少ない噺みたいですが、機会があればぜひどうぞ〜(^^)。



   8・11

   もうすぐ月遅れのお盆。 
   旅行や帰省ご予定の方、もしくはお家でゆっくり・・という方も
   いらっしゃると思います。
   今日は、NHK・FMラジオで予定されている
   ちょっと楽しそうな夏の特集番組をご紹介します。


   題して 「今日は一日 “ネコと音楽” 三昧」
   8月13日(日) 午後0時15分〜深夜1時  NHK・FMラジオ


   深夜の45分番組?と思ってよく見たら、お昼から夜中まで、
   12時間以上の長時間にわたって、ネコと音楽がテーマの番組なのですね。
   ネコにまつわる音楽といえば、四季ファンにとってはなんといっても
   「キャッツ」 それから 「人間になりたがった猫」 ですが、
   おなじみのナンバーは登場するのかな?
   当日は、私もヒマを見つけて聴いてみようと思っております♪



   8・10

   昨夜は、外出先から戻ったのが真夜中すぎだったので
   眠気に負けて、日記が中途半端に終わってしまいました。
   なので昨日の観劇デビュー話の、ちょっぴり不思議な後日談を。


   SKDのレビュー初体験の私に、母が教えてくれて
   しっかり覚えた男役の大スターの名は 「オヅキサエコ」 さん。
   少し大きくなってから、“小月冴子”と書くのだと知りました。
   (映画 「男はつらいよ」 21作目で、マドンナ役のダンサー・木の実ナナさんらと
    共演もしていらっしゃるそうです。)


   さて、それから何年もすぎて。
   劇団四季 「オペラ座の怪人」 でミュージカルにハマリまくっている私に
   ある日、感応力の強い友人が前の晩に見た夢の話をしてくれました。


   友人は夢の中で、大相撲の懸賞金スポンサーを紹介するみたいに
   白い紙を持った人が次々に舞台を通るのを見ていたそうです。


   「そしたら隣にいた小さな女の子が、服のすそを引っぱって
    『ねえ、あの人に賭けて』 って言うから、
    何のことかと思いながら指さす方を見たら、紙に 小月冴子 って
    書いてあったんだけど・・・誰だか知ってる?」


   友人は往年のスターことなど全く知らないので、
   最初はこれをどう読むのかも、わからなかったようです。
   もちろん、私がSKDのレビューを見た話を聞かせたこともありません。 
   で、どうして私に尋ねたかというと、

   「だって小さな女の子は、たぶん貴女だったと思うから。」



   夢の意味するものが何だったのか、
   そちら方面に無縁の私には全然わかりません。
   だけど私自身の年頃と、小月さんの名前を心に刻んだ体験の一致を考えると
   偶然とはいえ、なんだか不思議な気持ちがしてきます。


   私たちの意識の時空間のどこかに、人生の中で生まれた感動の瞬間を
   立体的にピンナップしている場所がある。
   というのは、いささかSFチックな想像でしょうか・・。

   (それにしても子供なのに 「賭けて。」 って、どんなギャンブラーなんでしょ・笑)



   8・9

   佐野さんのファントムデビューで、地方在住のオペラ座ファンも
   なんだか落ち着かない今日このごろです。


   そんな中 「デビュー」 つながりで思い出した、私の観劇デビュー話を。
   たぶん小学校に上がったかどうかという年頃だったと思います。
   母が、福岡で上演された松竹歌劇団(SKD)の 「夏のおどり」 に
   連れて行ってくれました。
   現在は歌劇団といえば、宝塚歌劇団の独走状態ですが
   数十年前はまだ、松竹歌劇団も人気が高かったようです。


   初めて見る大人数のラインダンスに、羽飾りとスパンコールがきらめくラテン風の衣装。
   和もの洋ものを取り混ぜたレビューショーの華やかさに、すごい衝撃を受けました。
   (帰ってから、ダンスシーンのお絵かきを何枚もした記憶があります☆)
   3年前の夏、ミュージカルにハマるまで思い出すこともなかったのですが、
   考えてみると、この時に生まれた種がずっと心の中で眠っていたのかも。


   「デビュー」は、フランス語の debut から来ており、もともとの意味は
   試合で最初の一投げをすることから来ているとか。
   佐野さんがファントムとして、どんな一投を見せて下さるのか、
   心から楽しみにしています。



   8・8

   最近、大人向けの 「ぬり絵」 が売れているそうですね。
   花や鳥といった自然や名画だけじゃなく、あの 「ベルサイユのばら」 を
   題材にした本もあるんだとか。


   だけどお手本にしばられるのって、どうなんだろう?と、密かに思っていたら、
   新聞で、自由度が高くて面白い塗り絵の紹介記事を見かけました。
   これは 「マンダラ塗り絵」 という本で、アメリカの心理療法士さんの考案によるもの。
   無意識に選ぶ色や、浮かび上がる図案から癒される効果もあるそうで
   独創的な満足感も魅力のひとつかもしれませんね。


   公式サイトの中でも、「マンダラ・ギャラリー」 に出ている読者の彩色例の
   個性豊かで美しい出来ばえにはちょっと感動です。
   (特に、“花びらのマンダラ” が美しい〜☆)

   春秋社↓公式サイト「マンダラ塗り絵」
   http://www.shunjusha.co.jp/book/71/71361.html



   8・7

   この週末、「アイーダ」 観劇に行ってきました。
   濱田さんはいつもながらの入魂の演技で良かったし、阿久津さんも
   「南十字星」の直後のせいか(?)、前回より真面目な将軍さまで
   個人的には好感度アップ☆
   (ただ、アムネリスを寝室に行かせる時の口調は
    あいかわらず女性を甘言で惑わすプレイボーイ風でしたけども。)


   今回は2階席だったのですが、お隣のグループは
   年配のご婦人が学生のお孫さん2人を連れての、初・アイーダ観劇という雰囲気。
   私のすぐ隣に座った18才ぐらいの青年、1幕の途中から
   退屈そうにゴソゴソしたり溜息をついたり。


   なので内心 「あーやっぱり年頃の男の子には面白くないのかもね〜」
   と、思っていたら、アイーダとラダメスが共に死を迎え
   舞台一杯に星空が広がる頃には、彼もこぼれる涙をさかんに手でぬぐっていました。



   感想を直接尋ねることはできないけど、今日の体験が
   若い彼の心に、なにか良い芽を与えてくれたら嬉しいなあと
   しみじみ思った夏休みの1日でした。



   8・6

   両親が近所の外出先から車で帰ってきて、開口一番
   「さっきそこで警察に捕まったよ」


   ビックリして理由を聞いてみると、
   なんでも発進してからシートベルトを装着するつもりが、
   駐車場を出てすぐに警察の検問に会ったんだそう。 
   ふだんの父はかなりの慎重派なので、タイミングも
   悪かったというべきでしょうか☆


   しかし滅多にそんな体験したことがないうちの両親、
   すっかり動転して、若い警察官が顔を近づけて来たのに
   なかなか窓が開けられなかったらしい。
   「一生懸命ボタンを押してるんだけど、ドアのロックだったみたいでねー。」 と母。

   二人が車内でジタバタしている様子を想像すると、
   気の毒だけどちょっぴり可笑しい☆
   結局たいしたお小言はなく、1点引かれて釈放になったそうです。
   

   高校野球じゃありませんが、真面目な父にとっては
   これも痛恨の1点だったみたい。 でも 「大難を小難で免れる」 という言葉もあるし、
   事故を未然に防いだんだってことで、これからは安全にお願いしますね〜。



   8・5

   とつぜんですが私は、昔から理にかなった 「手順」 を見るのが好きです。
   実際に自分がやらなくても、なんだか胸がスッキリするんですよね〜。 
   なので今でも料理番組や手芸番組の鑑賞は大の楽しみ。


   で、先日、深夜にNHKでDIY講座が再放映されていたので
   おぉっ♪と、思って見ておりました。
   その日のテーマは家のトイレを徹底掃除する方法。
   フタや便座まで取り外しての、かなり大がかりな作業みたいです。
   女性の先生の指導を受けるのは、男性アナウンサーとタレントの服部まこさん。


   取り外す作業にあたって先生の説明がありました。
   あとで困らないように、部品やネジは、はずした順に並べておくこと。
   ふむふむ、ごもっとも。 


   「じゃあ、やってみましょう。」 という先生の声で
   服部さんが便座のフタを固定している、右側のネジを取り外したら
   持ち方が悪かったのか、ネジとパッキンと金具がバラバラっと落ちてしまいました。


   「あら、順番がわからなくなってしまいましたね。
   でも大丈夫、左側を外すときに注意すれば良いんですよ。」 と、先生が反対側をはずして


   ・・・バラバラっと落としました。

   一瞬ボー然として、思わず素で笑い出す3人。


   生放送のNG集みたいな展開に、私も大ウケしてしまいました☆



   8・4

   先月、東京に行ったときに永田町の書店で見かけて
   欲しいけど、荷物になるし・・・と、悩んであきらめた本が
   地元書店にあったので買ってきました。


   「千住家にストラディヴァリウスが来た日」 (千住文子著・新潮社)
   日本画家の千住博氏、作曲家の千住明氏、ヴァイオリニストの千住真理子さんという
   芸術家兄妹の母・文子さんが昨年秋に出版された本です。


   クラシックに関しては全くシロウトの私でも、名前だけは知っている
   ヴァイオリンの名器ストラディヴァリウス。
   17世紀のイタリアが生んだ天才職人、アントニオ・ストラディヴァリ作の楽器ですが
   その卓越した音色の秘密は、現代科学でも解明しきれないのだとか。


   純粋な本物は世界的にも少なく、オークションに出れば十数億円を
   下らないという、演奏家にとっては “永遠の夢の楽器” が
   どうしてスイスから日本に来ることになったのか。
   運命的な出会いから、嵐のように過ぎた2ヶ月の出来事が
   過去の回想を交えながら、生き生きと描かれています。
   この本が当事者の真理子さんでなく、長年そばで彼女を見守ってきた
   お母様の視点から書かれているのが、個人的には興味深いところでした。


   2才半の真理子さんがヴァイオリンの手ほどきを受けてから、30数年。
   天才少女と言われ脚光を浴びる反面、嫉妬や反感といった想像を絶する人間の
   暗部に傷つけられながら追求してきた芸術の道。
   苦楽を共に歩んだからこそ、真理子さんが何も言わなくてもそれまで使っていた
   楽器の限界が、文子さんにもわかってしまいます。
   良い楽器が欲しい、しかしあまりにも大きい経済的な壁を越えられるのか。


   真理子さんの全身を襲う、原因不明の蕁麻疹(じんましん)は
   経済的な壁と、自分の腕に見合った楽器への焼けつくような憧れとの
   葛藤がもたらしたものなのでしょうか。
   ときに無力な自分を責めたり奮い立たせたり、人間の感覚だけでは
   追いつかないような体験に、神に祈るような気持ちになりながら
   文子さんと真理子さんは、ついに一歩を踏みだします。


   亡き夫に祖父母、そして兄たちの愛情が千住家にとって最大の奇跡を起こす
   結末に、「芸術とは」 「家族とは」 「愛とは」 を考えずにはいられません。


   このところ、「どうしてミュージカルを観て、私たちは感動するんだろう?」 と
   ずっと考えている私には、予想以上に大きな収穫を与えてくれた本でした。



   8・3

   現在、東京で開催されているワークショップ形式の展覧会
   「ダイアログ・イン・ザ・ダーク 2006」 の記事を見かけました。


   これは、1989年にドイツで始まって以来、世界17カ国で開催されているもので
   真っ暗闇の会場を視覚以外の感覚を頼りに、数人のグループごとに
   約1時間かけて進む体験型イベントだそうです。
   暗闇のガイドをして下さるのは、アテンドと呼ばれる視覚障害者の方。
   光のある日常の世界とは逆に、私たちが導かれる体験も貴重ですし
   見えないからこそ見えてくるもの、感じられるものがありそうです。


   ずっと前のテレビ番組で、母性本能の強弱を知る方法として、
   暗闇を歩いたときに障害物や立っている人の気配が感じられるか、
   嗅覚が鋭いか、そしてカーテンに隠された3つの小部屋を見て、自分の子供がいる
   部屋を感じ取れるか、という実験をやっていたのを思い出しました。
   (特に小部屋の実験ではなんと80%以上の確率でわかったそうで、母親ってスゴイです☆)


   要するに人間が本来持っている野生は、五感(+第六感?)をフルに使うことで
   さらに顕在化してくるんでしょうね。 こんなイベントも一度体験してみたいな〜。


   ↓公式サイトはこちらです。
   http://www.dialoginthedark.com/



   8・2

   数日前の某経済新聞に、ハリウッドのヘアデザイナー、
   サミュエル・マーティン氏のインタビューが掲載されていました。
   私は初めてお名前を拝見しましたが、この夏公開されている
   映画 「パイレーツ・オブ・カリビアン」 で、ジャック・スパロウ船長を
   はじめとしたユニークな登場人物のヘアメイクを発案した方だとか。


   すでに40年のキャリアを持つ大ベテランのマーティン氏、
   過去の実績には、マドンナ主演のミュージカル映画 「エビータ」 もあるのですね。
   この作品ではハリウッド映画史上最多、42人のヘアスタイリストが
   マドンナ演じるエヴァ・ペロンの髪型などを担当したらしい☆


   しかし斬新な仕事の原点には、40年代、50年代の往年の
   ハリウッド女優の美しさや、クラシックな名作の影響もあるそうです。
   映画 「パイレーツ〜」 を、そんな視点から見るのも楽しいかもしれませんね♪



   8・1


       「ひなが育ったよ。3羽。
            もう飛んでいった」


   新聞を読んでいたら首相官邸便りで、谷垣財務大臣から
   自民党総裁選への出馬表明の報告を受けた、
   小泉首相の言葉が掲載されていました。


   内容の硬さにはそぐわないのかもしれませんが、
   童謡のようで、ふと心に触れる魅力がありますね。


   言葉ってホントに不思議なものです・・。



   7・31

   毎日のようにお世話になっている劇団四季の公式サイト、
   出演予定キャスト表で、アンサンブルさんの表示が無くなってちょうど1年になります。


   PCファイルを整理していたら、旧システム最終日の全キャストを
   記録していたものが出てきました。
   見てみると、1年前はあの人がこれに出ていたのね〜と思い出すのはもちろん
   今は退団されている俳優さんのお名前もあり、色々と感無量であります。


   せっかくなので、2005年7月31日時点の上演演目の全キャスト、
   ちょっと長くなりますが、よかったらご覧下さいませ♪
   (ただし週間予定ですので、実際の舞台出演実績とは多少違う可能性があります。)



   【キャッツ】
   グリザベラ 坂本泰子    ジェリーロラム=グリドルボーン 秋 夢子
   ジェニエニドッツ 高島田 薫    ランペルティーザ 王 クン   ディミータ  団 こと葉
   ボンバルリーナ 南 千繪    シラバブ 荒井香織    タントミール 高倉恵美
   ジェミマ 飛田万里    ヴィクトリア 坂田加奈子   カッサンドラ 大口朋子
   オールドデュトロノミー 石井健三  アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ キムスンラ
   マンカストラップ 趙 宇   ラム・タム・タガー 福井晶一   ミストフェリーズ 蔡 暁強
   マンゴジェリー 李 涛   スキンブルシャンクス 百々義則   コリコパット 徐 元博
   ランパスキャット 幸田亮一   カーバケッティ 村瀬美音   ギルバート 千葉ヒカル
   マキャヴィティ 赤瀬賢二   タンブルブルータス 岩崎晋也



   【名古屋ライオンキング】
   ラフィキ 平田曜子   ムファサ 田村雄一   ザズ 伊藤謙吉   スカー 渋谷智也
   ヤング・シンバ 近藤勇斗   ヤング・ナラ 森田真由   シェンジ 松本昌子   バンザイ 大塚道人
   エド 小原哲夫   ティモン 羽根渕章洋   プンバァ 北村がく   シンバ 宇都宮直高
   ナラ 黒木ますみ

   男性アンサンブル                  女性アンサンブル
   韓 盛治                       光川 愛
   吉賀陶馬ワイス                   北沢陽子
   松元 朋                       合田友紀
   田辺 容                       小林英恵
   遠藤智彰                       原田真理
   太田泰信                       斎藤美保
   宮澤良輔                       小川紗登子
   中村茂昭                       李 京禧
   染矢 裕                       畑 裕子
   廣野圭亮                       岩渕夏子
   持丸伸孝                       加藤裕美
   品川芳晃                       鈴木美帆
   三好徹哉                       小松陽子



   【オペラ座の怪人】
   オペラ座の怪人 村 俊英   クリスティーヌ・ダーエ 高木美果   ラウル・シャニュイ子爵 佐野正幸
   カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹   メグ・ジリー 松元美樹   マダム・ジリー 秋山知子
   ムッシュー・アンドレ 寺田真実   ムッシュー・フィルマン 小林克人
   ウバルド・ピアンジ 半場俊一郎   ムッシュー・レイエ 田代隆秀   ムッシュー・ルフェーブル 鈴木 周
   ジョセフ・ブケー 岡 智

   男性アンサンブル                  女性アンサンブル
   小泉正紀                       小野さや香
   佐藤圭一                       久居史子
   小倉佑樹                       ちな
   塚本伸彦                       石川 愛
   吉末高久                       岩本潤子
   齊藤 翔                        野坂華代
   孔 大愚                        戸田真美
                                畠山 馨
                                小野誠子
                                石野寛子
                                岡山梨都子
                                宮内麻衣


   【夢から醒めた夢】
   ピコ 吉沢梨絵   マコ 花田えりか   マコの母 重水由紀   メソ 有賀光一
   デビル 光枝明彦   エンジェル 鈴木涼太   ヤクザ 野中万寿夫   暴走族 吉原光夫
   部長 川地啓友   老人 維田修二   老婦人 北村昌子   夢の配達人 荒川 務

   男性アンサンブル                 女性アンサンブル
   遠藤敏彦                      大石眞由
   広瀬幹夫                      クリスティン・ゼンダー
   三宅克典                      村井まり子
   滝沢行則                      北 聖子
   櫻井秀樹                      寺嶋あゆみ
   小川善太郎                     佐藤知子
   須永友裕                      種市万里子
                               笹倉 舞
                               北井久美子
                               朴 琴淑
                               村岡萌絵


   【はだかの王様】
   アップリケ 江上健二   ホック 手島 梓   王様 岡本隆生   
   王妃パジャママ/フリルフリル はにべあゆみ   王女サテン 曲木佐和子   デニム 玉城 任
   外務大臣モモヒキ 田中廣臣   内務大臣ステテコ 神保幸由   運動大臣アロハ 坂本 剛
   ペテン師スリップ 井田安寿   ペテン師スリッパ 栗原英雄   眼鏡屋ピンタック 菅本烈子
   衣裳大臣チェック 藤井智子   戦争大臣ブルーマー 山崎義也

   男性アンサンブル                  女性アンサンブル

   内田孝志                       前川遙子
   熊谷 崇                        和田翔子
   二見隆介                       上原のり
   小林匡人                       光武礼子
                                藤津愛弓
                                村上久美子
                                石野寛子
                                市川友貴
                                中山菜穂
                                磯谷美穂


   【桃次郎の冒険】
   紙芝居屋 岡崎克哉   桃次郎 飯村和也   桃三郎 藤原大輔   お爺さん 伴藤 武
   お婆さん はにべあゆみ   犬 山崎義也   サル 田中廣臣   キジ 秋本真結実
   スモモ 紗乃めぐみ   アンズ 大徳朋子   さくらんぼ 古屋敷レナ

   男性アンサンブル                  女性アンサンブル
   小出敏英                       首藤萌美
   那俄性 哲                      斉藤瑠理
   金田暢彦                       佐伯静香
   佐藤晃仁                       上原のり
                                久下紘子



   【マンマミーア】
   ドナ・シェリダン 早水小夜子   ソフィ・シェリダン 五十嵐可絵   ターニャ 前田美波里
   ロージー 青山弥生   サム・カーマイケル 渡辺 正   ハリー・ブライト 飯野おさみ
   ビル・オースティン 松浦勇治   スカイ 田邊真也   アリ 八田亜哉香   リサ 宮崎しょうこ
   エディ 川口雄二   ペッパー 丹下博喜

   男性アンサンブル                  女性アンサンブル
   村上未来                       小島由夏
   小島良太                       村上 智
   笠嶋俊秀                       村上絵里子
   福山 弘                        大田未稀
   深堀拓也                        片山加奈子
   嶋崎孔明                       黒崎 綾
   長清 智
   上田 亮



   【アイーダ】
   アイーダ 井上智恵   アムネリス 佐渡寧子   ラダメス 阿久津陽一郎   メレブ 中嶋 徹
   ゾーザー 大塚 俊   アモナスロ 石原義文   ファラオ 勅使瓦武志

   男性アンサンブル                  女性アンサンブル
   竹原大祥                       ネヘブカ 石倉康子
   脇坂真人                       井上麻美
   秋山光二                       遠藤瑠美子
   川東優希                       眞弓ヴァネッサ
   朱 涛                         艾 于涵
   沼沢 勉                        山崎ゆみ子
   影山 徹                        田邉杏奈
   萩原隆匡                       上延 綾



   【美女と野獣】
   ビースト 柳瀬大輔   ベル 秋本みな子   モリース(ベルの父) 林 和男   ガストン 新木啓介
   ルミエール 道口瑞之   ルフウ 遊佐真一   コッグスワース 小林アトム   ミセス・ポット 奥田久美子
   タンス夫人 織笠里佳子   バベット 竹村千穂   チップ 川良美由紀

   男性アンサンブル                  女性アンサンブル
   ムッシューダルク                  佐伯真由子
   高橋辰也                       西内いず美
   佐藤靖朗                       遠藤珠生
   藤山大祐                       あべゆき
   松下雅博                       工藤伸子
   谷本充弘                       北 涼子
   キム グヨル                     西田桃子
   松本 海                       荻原亮子
   岡野大輔                       木下真美子
   江上健二                       かわづ 恵
   原田昌幸



   【オンディーヌ】
   オンディーヌ 坂本里咲   騎士ハンス 石丸幹二   水界の王 日下武史   ベルタ 大平敦子
   ユージェニー 木村不時子   オーギュスト 松宮五郎   王妃イゾルデ/皿洗いの娘 大橋伸予
   王 山口嘉三(劇団昴)   ベルトラム 青山祐士   侍従 広瀬明雄   裁判官1 川口啓史(劇団俳優座)
   裁判官2 立岡 晃   詩人 中村啓士   マトー 田島雅彦   サランボー 戸田愛子

   男性アンサンブル                 女性アンサンブル
   高橋征郎                      西村麗子
   (劇団民藝)                    林 浩代
   香川大輔                      岩本やよい
   木内宣輝                      松田英子
   上出匡高                      増嶋あゆみ
                               松尾千歳
                                村中ちえ



   【魔法をすてたマジョリン】
   マジョリン 真鍋奈津美   ブツクサス 藤田晶子   ニラミンコ 味方隆司   ダビッド 望月龍平
   オカシラス 喜納兼徳   プレッツェル婆さん 菅本烈子   ステファン 和田翔子
   タツロット 鎌滝健太   花嫁 佐藤朋子

   村人/魔女たち                 村人/魔女たち
   内御堂 真                    安間さや香
   森田利夫                     新子夏代
   関川慶一                     桜井香奈
   木村雅彦                     三好愛美
   近石博昭                     赤沼由桂
                              山邊千恵里
                              稲垣麻衣子
                              伊東亜佐美



   【東京ライオンキング】
   ラフィキ 康 理愛   ムファサ 内田 圭   ザズ 雲田隆弘   スカー 下村尊則
   ヤング・シンバ 増田嵐樹   ヤング・ナラ 竹田理央   シェンジ 青木豊美   バンザイ 太田浩人
   エド 古野 健   ティモン 藤川和彦   プンバァ イ ムヒョン   シンバ 友石竜也
   ナラ 上田亜希子

   男性アンサンブル                女性アンサンブル
   小原 勉                     井田智子
   賀山祐介                     野田久美子
   武智正光                     鈴木由佳乃
   奈良坂 紀                    寺西紀子
   井上隆司                     玉井明美
   黒川 輝                     藤井智子
   伊藤丈雄                     鄭 雅美
   李 昌原                     岸 千恵子
   片山崇志                     朴 哉垠
   虎尾信弘                     松下沙樹
   小松真太郎                   岩沢英美
   丸山田加賜                   金井紗智子
   中島淳治                     山下るみ子
   イ ギドン
                                          (以上、敬称略)



   7.30

   ダンス・オブ・ヴァンパイアの公式グッズとして、コウモリ型の
   携帯クリーナーが新発売されました。
   公式ブログにも紹介写真が出ていますね。
   小さなぬいぐるみ状でキリッとした目元に、しっかり牙もついてます♪


   私も遠征時に売店で見かけたので、お土産にひとつ買ってきました。
   でも、ミュージカルのことを知らない人が見たら、単なる悪趣味か
   バットマンのマニアか、ハロウィンの名残としか見えないかもしれないわ〜。


   それにしてもこれ、結構厚みもあるし、羽を広げた全長が
   10センチ以上あるんですけど、
   携帯電話より場所をとるクリーナーって一体(笑)。

   (モデルは特別大っきなコウモリ、山口クロロック伯爵だったりして☆)



   7・29

   オペラ座イベントが終わったら、帝劇へバタバタ移動しての
   ヴァンパイア観劇は、セゾ○カードの貸切公演でした。


   クコールのお掃除タイムは、登場した途端に大拍手で
   スゴイことになってるんですね☆
   懐かしい 「神田川」 のピアノ伴奏が流れる中 「赤い手ぬぐい マフラーにして」 で
   マフラーを巻き直したり、「洗い髪が 芯まで冷えて」 の時は、女性が髪を洗うような
   仕草をしたりと、なんだかほとんど宴会芸(笑)。


   続けて流れた 「恋人よ」 の哀愁ある音色をバックにホウキとちりとりで
   スッキリお掃除したクコールさん、最後はおもむろにカードを取り出して

   「そんなオイラも、セゾ○カード! (大拍手)」



   7・28

   遠征最初は、オペラ座観劇とバックステージイベント。
   見学はもちろんですが、グループごとの順次見学にできる待ち時間に
   舞台監督さんや照明や音響スタッフさんが聞かせて下さる、舞台の裏話にも
   楽しいトリビアがありました。


   ただ、舞台監督さんに最初にクギを刺されたのが、
   ファントムの仕掛けに関しての質問規制について。
   あーなるほど、と思ったら続けて
   「前回までのイベントでも、答えられない質問が出まして(笑)。
   ボートと椅子についてはお答えできませんので、よろしくお願いします。」


   ん〜? ファントムの椅子はわかるけど、ボートの操作に関しては
   以前、テレビ特番でもレポーターさんを乗せて動かしたりしてましたし、
   問題ない気もするのですけども。


   実は、あのボートにはタロ・ジロみたいな、力持ちのわんこが仕込んであって
   犬ゾリよろしく、大人ふたり乗せて引っ張ってるとかだったら、
   企業秘密も納得なんですけどね〜☆ 



   7・27

   仕事関係の勉強会が東京で開催されるのに便乗して
   28日まで1泊で、今月2回目の遠征に出かけて参ります。
   オペラ座観劇+イベントと、いつのまにやらすっかりハマッた
   ヴァンパイア観劇の予定です。
   高井ファントムとの再会は、さてどんなものになるのかなぁ♪
   (ワクワクしながら準備して、勉強会のテキスト忘れるとこだった)



   7・26

   レンタルしていた映画 「スクール・オブ・ロック」 を観ました。
   仲間に見放されたロックギタリストのデューイ (ジャック・ブラック) が、
   家賃を払うために、友達になりすまして名門小学校の代用教師になり、
   生徒を自分のバンドのメンバーに育てて、コンテストに挑戦するという音楽コメディ。


   なんとなく 「天使にラブソングを2」 のロック版っていう感じもありますが
   大きく違うのは、あちらは不良生徒を更生させる目的で
   シスターが音楽の喜びを教えるんですけど、
   こちらは不良先生が自己中心的な理由で、上品な生徒たちを
   ロックに引き込むという、とんでもない逆パターン(笑)。
   でも実際には怪優ジャック・ブラックの、はちゃめちゃな熱ーい魅力で
   ぐいぐい引き込まれてしまいました。


   それに、ロック=反抗心=反社会性=犯罪、バクチ、堕落・・という図式は
   本物のロック精神ではないということが、だんだんとわかってくるのが面白いですね〜。
   音楽の歴史を学び、一流アーティストの演奏技術を研究し、
   最高のステージのためには、ストイックな生活姿勢も必要だと
   自然に感じられるように構成されています。
   リアリティは皆無だけど、子供の出てくるコメディ映画としてはバランスがよくて
   ロックを知らない人でも充分楽しめる作品ではないでしょうか。


   それにしても、子供達と出会ったばかりのデューイが、バック・コーラスを選ぶのに
   女の子たちに好きな歌を歌わせる場面。
   3人のうち2人が、ミュージカル・アニーの 「トゥモロー」 と、キャッツの 「メモリー」 を
   歌うので、(残り1人は賛美歌) げんなりするというシーンには
   やっぱりロッカーにとって、ミュージカルは天敵なのね〜と、思わず笑ってしまいました。



   7・25

   今日の 「わたしを見て〜〜。」 
     (吉野ヘルベルト、もしくは下村ルミエール風に)


   珍しくネイルサロンに行き、
   ライラック+ブルーの偏光パールに、
   きらきらラインストーンと花模様のネイルアートをして
   今日で5日になるのに、うちの両親が一向に気づかないこと。


               (目の前でご飯のお茶碗とか持ってるのに・・☆)



   7・24

   昨今のインターネットの浸透で、公式サイトやブログを
   開設する俳優さんがホントに多くなりましたね。


   あれこれと見てまわるのも楽しいですが、今日は
   私がいつも更新を楽しみにしている大好きなサイトをご紹介。
   「レ・ミゼラブル」 や 「ミス・サイゴン」 等にご出演された
   元・劇団四季の今泉りえさんの公式HPです。


   今泉さんはご自身が舞台に立つだけでなく、心身にさまざまな障害を持つ
   子供達のミュージカル団体 「ワクワクキッズ」 で、歌唱指導や演出活動もなさっています。
   

   いつもほのぼのして優しいお人柄が伝わるDiaryですが、
   7月20日付の日記は、四季時代に 「美女と野獣」 「ライオンキング」で
   教育係として子役さん達とふれあった思い出話が掲載されています。
   今やすっかりメジャーになったウェンツくんも、今泉さんのお世話に
   なったのですね〜。
   お友達やご家族はもちろん、歌うこと、教えることに今泉さんの愛情が感じられて
   読んでいるこちらも幸せな気分♪


   福岡LKでは、ひのあらたさんが子役さんに大人気だったというお話を
   聞いたことがありますが、どうしても自分中心の発想になる芸能界で
   こういう形で地道に貢献している方もあるというのは、素晴らしいことだと思います。


   レミゼは今年で卒業みたいですが、今泉りえさんの
   今後のご活躍を、心からお祈りしております(^^)。

   今泉りえ オフィシャルサイト
   http://homepage2.nifty.com/shining331/



   7・23

   運転しながらラジオを聴いていたら、尾崎豊さんの歌が流れてきました。
   26歳の若さで亡くなってから、もう14年以上たつんですね。
   メロディや歌詞に独特の魅力があり、カリスマ的な人気を誇っていた反面、
   覚醒剤所持での逮捕歴など、尾崎さんは色々な意味で印象深いアーティストの一人でした。


   でも私にとって一番忘れられない、尾崎さんに関連する思い出は
   泥酔状態で民家の庭先に倒れているところを発見され、
   その後の急死が伝えられた直後に掲載された、新聞コラムです。


   中年男性とおぼしきその新聞記者は、数多くのファンの嘆きや
   追悼特集が次々に組まれるマスコミの過熱ぶりなどを淡々と伝え
   尾崎豊もジェームス・ディーンやマリリン・モンローのように
   早すぎる死によって伝説化されるであろうと予想しました。


   そして、最後をこう結んでいたのです。


   「こういう状況下であえて言う。       なんと、ぶざまな死であったことかと。」


   読んだ瞬間に、胸にずしんときました。
   非難を受けることを覚悟で、なぜこのような言葉を使ったのか、
   いたずらな美化を許さない記者氏の真情が感じられたからかもしれません。


   これは小説や映画のヒーローのような、美しい死なんかではないのだ。
   アーティストとしての使命や責任を理解するなら、酒やクスリや不健康な生活で
   自身の寿命を縮めるような真似ができたはずがない。
   なぜ、お前ほどの能力の持ち主がもっと自分を大事にしなかったのかと、
   父親が少年の肩を揺さぶるような悲しみと無念さが、行間から伝わってきました。


   尾崎豊さんがご存命ならば、今年41歳。
   彼の忘れ形見である息子さんはこの7月に、17歳の誕生日を迎えるそうです。
   

   時折ティーンエイジャーの息子に歯がゆい思いをしながらも、
   自分の背中を見せて黙々と生きる、大人の男ってヤツを
   味わせてあげたかったなぁとしみじみ思いながら聴いた、
   「17歳の地図」 でした。



   7・22

   久しぶりの 「アイーダ」 観劇&リハーサル見学会に行って来ました。
   リハ見学最終日で、イベント参加者が約200人と多かったせいか、
   見学も質問コーナーもちょっと短めでしたが、
   噂の脇坂さんの、優しい悪魔ダメ出し(☆)と、大塚さんの
   スマートな面白トークを楽しむことができました。


   質問コーナーで、「ここだけの話はありますか?」 と聞かれて
   「・・・・・・・・」と、二人で絶句。 大塚さん 「こんなに人がいるのに?(笑)」。
   即答はされませんでしたが、ラストの質問から裏話が飛び出しました。


   質問は 「ゾーザーのダンスで、難しい技はなんですか?」
   うーん、と考えた脇坂さん、「これ言ってもいいのかなぁ」 と言いつつ
   カーテンコールで、ゾーザー内閣(?)の大臣服に着替えて出てきた時の苦労談を。


   8人が上手と下手に分かれていったんはけてから、上手側の4人は、
   舞台裏を猛ダッシュして、8×2くらいの短いカウントで下手側袖に移動、
   涼しい顔で下手から出てくる 「メガミックス」 が、実はリハーサルでも
   やりたくないナンバー1になるぐらい大変なのだそうです。


   脇坂さん 「お客様でも、ここを見てあれ?と思う方もあるし、
    何も思わない方もいるんですけど、できれば思って下さい(笑)」
   アンサンブル経験者の大塚さんも
   「高校生以来だよこんなに走ったのは、っていうぐらいです(笑)」


   というわけで、 “ここだけの話” も聞けたし、本編も総スタンディング。
   カテコも通常より2回プラスの大盛り上がりで、大満足の観劇となりました♪
   個人的には、ラストの生き埋めシーンで、感極まったように声を震わせた
   福井ラダメスが今日一番のツボだったな〜☆



   7・21

   地元テレビ番組 「ドォーモ」 で、劇団四季 「アイーダ」 の裏側潜入特集を見ました。
   レポーターは、高橋徹郎さんと萬田美子さん。
   高橋さんは、地元で演劇の演出などやっている方なので、のめり込むように見てます。
   「久しぶりに熱い仲間に会えて嬉しい!」と、おっしゃってました。
   開演6時間前の技術スタッフの準備から、リハーサル、本番中の舞台裏まで
   初めて見る映像もあって、充実してましたね〜。


   濱田さんもナビゲートして下さるのですけど、アイーダと自分自身との切り替えが
   当初はうまくいかず、時には一日中アイーダから抜けられなくて
   「夜、寝る時にもヌビアの民のことを考えたりして(笑)。」 なんていうこともあったとか。


   収録日は、会員イベントのリハーサル見学会当日だったようで、
   お話に聞いたヌビアのダンスに対する、脇坂さんの細かい指導の様子もありました。
   今回は照明さんや音響さん、カツラのメンテナンスなど、裏で地道に
   舞台を支えているスタッフさんの真摯な姿勢を感じられたのが、特に良かったと思います。


   濱田さんから、カツラ担当さんのお部屋に案内してのコメント。
   「つけているカツラから、髪の毛がたとえ1本顔に垂れてきても、演技に集中できないんです。
    担当の方が、毎日丁寧に手入れして下さってます。」


   その他、照明では役者さんによって微妙に違う動作や歌い出しのタイミングを
   先読みしながら操作する難しさ、機械を扱っていても舞台上の芝居から
   気持ちを離さないようにしている、という音響さんのお話など、
   ロングランの舞台を、常に100%のレベルに保ち続ける苦労がよーくわかりました。
   すっかりお馴染みになった舞台監督の原田さん(小柄な童顔にメガネ姿が可愛い感じ)を見て、
   レポーター2人が
   「舞台監督にしては若いですねー」 「しかもアニメに出てきそうな・・(笑)」 には
   失礼ながら、ちょっとウケてしまいました☆


   五東さんが、開演前に発声室でアムネリスの歌を英語で発声練習するシーンや
   本番中、 激しいダンスを終えて袖に戻ってきたゾーザー軍団ダンサーさんたちの
   荒い息遣いなど、どれほどの集中力と、エネルギーが費やされているのかが
   よくわかり、見てるこちらも胸が熱くなるようです。


   開演3分前、スタンバイした博物館のセットの前で、円陣を組んで
   俳優さん達が声を合わせる場面もありました。
   互いのエネルギーが互いを守るように、ケガもなく無事に
   素晴らしい舞台を作れますようにと祈りと気合いが感じられます。


   「ドォーモ」 は九州局ネットで15年以上続く、地元では超有名な番組ですが
   深夜番組があまり好きじゃない私は、これまで3回ぐらいしか観たことがありません。
   でも今回、スピーディで、ドキュメンタリータッチの濃い内容に、
   この番組をちょっと見直しましたわ。
   それと同時に、次のリハーサル見学会&観劇がますます楽しみになりました〜♪



   7・20

    1ヶ月ぐらいかけて、ぼちぼち読んでいたロマンス小説
   「ファースト・レディ」 (スーザン・E・フィリップス著 二見文庫)を
   やっと読了しました。


   これはアメリカ合衆国大統領の若き未亡人ニーリーが、
   つかの間の自由を求めて、ホワイトハウスを抜け出す場面から始まる物語です。
   変装した彼女が出会うのが、ある事情で赤ん坊と生意気なティーンエイジャーの
   女の子を連れて旅をしていたジャーナリストのマット。


   要するに、現代アメリカ版 「ローマの休日」 なのですが
   個人的に面白かったのは、マットの人物設定。
   マットは大柄な体格に、迫力のある低音の大声でしゃべる荒っぽさに似合わず
   父親の蒸発後に苦労する母親を支え、7人の妹の面倒をみた過去がありました。


   彼が思春期を過ごした、女だらけの家を思い出すくだり。
   「シャンプーひとつとっても」 「花や野菜、フルーツサラダなどいろいろなフレーバー。」
   「洗面器にヘアクリップが入ったままになっていたり、シャワーヘッドにワイヤー入りの
    ブラが掛けてあったり」
   「洗面台の下の棚にはさまざまなサイズの生理用品、髪のコンディションが悪いとき、
    太りすぎの時に効果を発揮する製品がぎっしり・・」


   そりゃあ、7人もいればうんざりだよね〜☆  華やかさと、にぎやかさと
   むせかえるような匂いを想像すると、つい気の毒になって笑ってしまいます。
   でもそういう生活の中で、マットが養った忍耐力と器の大きな優しさ、
   責任感の強さが、物語の随所に現れているのは、なかなか良かったと思います。


   ニーリーの身分が知れて彼女が自分の世界に戻ったとき、
   ジャーナリストとしての彼がどういう行動を取ったのか。
   赤ん坊とティーンエイジャーの女の子に、だんだんと情を移していく
   流れも自然で、ちょっと長いけれど楽しい作品でした。


   ただ、どういうわけか、私にとっては読み進むうちに
   マットが、劇団四季の柳瀬大輔さんとダブってくるのが不思議なんですよね〜☆



   7・19

   「海」劇場のあるカレッタ汐留で、現在行われている
   オペラ座の怪人キャンペーン。 
   次回の遠征の参考にと、内容が一覧になったページを見ておりました。


   四季の会報誌で紹介されていたもの以外にも、オペラ座の怪人をイメージしたお料理や
   商品が紹介されています。 カクテルやケーキも美味しそうだし、
   一番最後に出ている、深紅の薔薇をかたどったハンドメイドの
   フラワーソープなどはお土産に良さそう。


   それから炭火焼のお店で用意されている 「ファントム膳」 の
   ファントムマスクがナイスですね〜。 そっかータマネギでできるんだなぁ。 
   これ、さっそく晩ご飯でやってみようっと♪
   (うちの両親には思いっきり引かれそうですけど)

   一覧はこちら↓カレッタ汐留
   http://www.caretta.jp/06opera/opera_menu.htm#2



   7・18

   今回レンタルした最後の1本は、1942年版の映画 「オペラの怪人」。
   この当時タイトルに 「座」 はついてないんですね。
   クロード・レインズ主演作品です。 テクニカラーで色は綺麗だし
   音楽も良かったけれど、ストーリーは大幅に違っててビックリ☆



   エリックはクリスティーヌの名乗れない実父で、オペラ座のバイオリン奏者。
   なので、恋の三角関係には最初から入れません。(父子の事情説明は無し)
   オペラ座の地下に住みつく経緯も、ごく最近のこととして描かれているような。


   しかも専門がバイオリンなので、作曲はするけど歌を教える場面がないし、
   当然ペルシャでの生活とか、発明家、投げ縄など神秘的な要素も皆無。
   父親が生きてる以上、“音楽の天使”話も出てこないので
   クリスティーヌはごく普通の可愛いコーラスガールであります。


   ファントムの代わりにクリスティーヌに恋をするのは、
   2枚目のオペラ歌手アナトールと、警察官ラウル (おいおい☆) の美男子コンビ。
   どっちつかずの態度で、男性二人を手玉にとっちゃうクリスがある意味スゴイです。
   これってホラーとかゴシックロマンというよりは、毛色の変わった軽い恋愛ものなのかなあ?


   というわけで、ストーリー的にはまったく別物という感じでしたが、
   作品として駄作かというと決してそんなことはありません。 
   アカデミー賞の撮影賞と室内装置賞をとっているそうですし、
   第2次世界大戦中に作られた作品であることを思えば、
   充分に豪華な雰囲気もあるのではないでしょうか。


   しかし特筆すべきは、なんといってもエリック役のクロード・レインズ氏ですよ。
   一連の事件が起こる前、自分とクリスの関係を知りつつそれを言えないエリックが
   彼女の体調を心配するあまり、 「クリスティーヌ!」 と、
   呼びかけてしまうシーンがあります。
   単なる仕事場の顔見知りに、急にファーストネームで呼ばれてとまどうクリスティーヌ。


   で、エリックが 「Sorry・・」 と謝るのですが、そのためらいと憧れと、愛情が混じりあった
   何とも言えない繊細な表情が、もう最高!でしたね〜。 
   言葉ではなく、瞳が万感の想いを語っていて 
   あれでどうしてクリスは、彼が普通の男性じゃないことに気づかなかったんだろう?と思うほど。


   特別ハンサムというわけではありませんが、上品で優雅な雰囲気のあるこの俳優さんは、
   「カサブランカ」 にも警察長官役で出演。 「アラビアのロレンス」 が
   引退作だったという話も聞きますから、かなりの名俳優だったのでしょうね。


   結局クリスティーヌと暮らす夢を果たせず、音楽だけを残して逝った哀しい男性の物語は、
   原作とは別の意味で、胸に迫るものがありました。



   7・17

   先日見つけたレンタルビデオ屋さんで、テレビドラマ 「おやじぃ。」 の
   後半部分だけ借りてきました。
   田村正和さんの妻、黒木瞳さんが30年前に好きなまま
   別れた恋人が山口祐一郎さん。
   「あの時、やっぱり貴女と一緒になるべきだった。
    すべてを捨てて僕と一緒に・・」と人妻をグラグラさせたけど
   結局フラれるという、美味しいようでちょっぴり可哀想な役どころです。


   でも役柄としては高校生の子供も二人いて、すっかり中年のはずなのに
   うーん山口さん、美青年オーラ出し過ぎかも(笑)。
   なにしろ奥さんと子供に出て行かれて、仕事もやめ、田舎に帰って兄貴の
   コンビニでも手伝うかと思っている中年男性・・・という哀愁設定がまったく似合わないし☆


   次にテレビドラマに出演されるなら、山口さんの雰囲気を活かして
   設定をもう少し華やかにして頂きたいな〜。
   たとえば・・オーケストラの天才指揮者なんてどうでしょう。



   長身がこの上なく映える燕尾服に、輝くエナメルの靴。
   あの鋭い目つきのまま、ときに激しく雄々しいタクトを振るかと思うと、
   目をとじて音符を撫でるように繊細な指揮もあり。


   曲の高まりとともに撫でつけた黒い前髪が少しだけ乱れて、
   音楽の神と交わす至福の時をホールの空間に刻みつけながら
   フィナーレは渾身のクレッシェンド!


   万雷の拍手を受けて、夢からさめたように初めて笑顔になる。


   ・・・・・なーんて、こういう設定なら、共演者もストーリーも関係なく
   楽しめると思うんだけどな〜♪ (って、ドラマがそれで良いのかという話もありますけどね)



   7・16

   一風変わった人気番組 「オーラの泉」 に、次週は
   俳優の山本耕史さんがゲスト出演されるそうですね。
   ミュージカルの子役からスタートして、舞台はもちろん大河ドラマで
   今や全国的に知られるようになった山本さん、どんなお話になるのかな。


   国分太一さんのトークが面白いのでこの番組たまーに見るのですが
   真偽はともかく、前世は何だろう?ってのは誰でも一度は思うことではないでしょうか。


   そういえば、昔 「笑っていいとも」 で、野沢直子さんが
   ゲストの前世を推理するクイズで、ケント・デリカットさんの前世を
   ずばり回答してて笑えました。

   答え 「バボちゃん。」  



   7・15

   家から徒歩10分のところに、レンタルビデオ店があるのを最近知りました。
   さっそく行ってみたら、これが意外と大きくて品揃えも豊富♪
   嬉しくなって、さっそく見つけた 「ロマン・ポランスキーの吸血鬼」 ほか
   数本を借りてきました。


   さて、「ダンス・オブ・ヴァンパイア」 の原作映画を見ての第一印象は
   「細かいところまで原作に忠実なんだな〜」ということ。
   シャガールに間違えられた教授が、おかみさんに頭を叩かれる流れや、
   ブラウス1枚でアルフレートに迫るヘルベルトのエピソードなど
   ほぼ、原作そのまんまなんですね〜☆


   ただコメディとしては、自分がミュージカル好きということもあってか
   断然ミュージカル版の方が面白いし、なにより、伯爵やアルフレートの
   人物像に思想と厚みが与えられているのは
   脚本と作詞を担当したクンツェ氏の功績なんだなあと実感。


   でも、映画版の方が可笑しかったシーンもありました。
   昼間はヴァンパイアが入っている棺桶、映画では
   ホントに伯爵とヘルベルトが寝るのですけど、忍び込んだアルフレートが
   ヘルベルト用のフタをあけたら、自分の寝床が気に入らなかったシャガールが
   足元にもぐりこんで寝てるんです。 
   シャガールの幸せそうな寝顔と、男二人のぎゅうぎゅう詰めぶりに
   思わず笑ってしまいました☆



   7・14

   暑さにうだりつつ出席した、経営とマネジメントの勉強会で
   新型のビジネスモデルを提唱している、歯科医の先生のお話を聞く機会がありました。
   こちらでは関西を中心に独自の 「口臭治療」 を特化させて、
   提携クリニックの全国展開をはかっていらっしゃるとのこと。
   ビジネス話がメインだったのですが、少しだけ
   治療内容や予防の考え方も伺うことができました。


   プラークコントロールとか、歯周病予防のための歯磨きやフロス使用は
   私たち一般人にも、お馴染みの言葉になりましたが、
   ブレスコントロールを提唱する先生に言わせると
   「食後の歯磨きと器具による舌磨きにはあまり意味がない」 のだとか。


   えー?食後に磨かないと虫歯になるんじゃないの?と、ビックリしましたが、
   唾液で口内の掃除とpH調整をする、自身の力を弱めないことの方が大切、という
   理論なんですね。 


   ですから、歯磨きは朝起きてすぐ(朝食前)と、夜寝る前にするもの。
   とくに、朝起きてすぐ口をゆすいだり、歯を磨いて綺麗にすることは
   仏教の考えから来ているので、アジアの修験者は必ずこれを修行の一環として行う。
   このことが結果的に、口内の健康を守ってきたという話には
   「そういえば昔読んだアーユルヴェーダの本にも、朝一番に強めのうがいを
    すること、ってのがあったよね〜」 と、急に思いあたったり。
   シロウトの私に専門的なことはわかりませんが、
   ひとつの考え方として、なかなか興味深いものがありました。

   ※クリニックのHPがあるそうです。ご参考までに。
   医療法人ほんだ歯科 http://www.honda.or.jp/





   7・13

   劇団四季の濱田めぐみさんご出演と聞いて
   録画しておいた地元テレビ番組 「めんたいワイド」 を観ました。
   紺のハーフパンツと、焦げ茶のキャミソールに焦げ茶とブルー柄の
   薄手のブラウスを重ねた、すっきりスタイルの濱田さん。


   登場した途端に、「すらりとした方ですね〜」と、全員にビックリされていました。
   「身長は?」 の質問には 「165センチです。」 とのこと。
   えー、そんなに長身だったとは、知りませんでした☆
   舞台では周囲が全体に大きいせいなのでしょうか。


   登場してから 「アイーダ」 の話が始まるまで丸々30分。
   他のコメンテーターさんと一緒に博多山笠中継や、カキ漁の中継を
   見たり、お料理コーナーの試食をしたり・・って構成は珍しいなあ。


   「アイーダ」 に関してはストーリー紹介の後、ディズニーによる
   指導の話になりました。
   「ディズニーのスタッフには、『人間の本質を表現して欲しい。
   きれいなだけの物語ではなく、どろどろした部分も含めて』 と、言われました。
   アイーダにあこがれ、友達になり、私も人間としていつも考えさせられています。」


   ここで司会者の方から
   「あの歌唱力のエネルギーは、どこから生まれるのですか?」
   (アイーダがローブを受け取る舞台映像を見ながら)


   「不思議なんですけど、食事や睡眠だけではエネルギーはおぎなえないんです。
   共演者の気迫や、お客様の想いなどをたばねた空気が、声になるという感じ。
   舞台に立って初めて成立するもの。 だから、練習の時とは全く違います。」


   濱田さん一人でやろうとすると、かえってノドを痛めそうになったりするそうで、
   やっぱり舞台の上では、アイーダという役の魂が歌を後押ししてくれるのでしょうか。
   不思議ですが、面白い話ですね〜。


   そしてラストは、またまた出ました濱田さんの大好物 「クイックリー」 のタピオカジュース☆
   小さな声で 「わーい」 と言いながら飲む濱田さんは、やっぱりどこかあどけない笑顔が
   ホントに可愛くて、ますますファンになっちゃいました♪



   7・12

   昨日の続き。
   「風と共に去りぬ」 で、もう1組登場するカップルといえば、アシュレーとメラニー。
   小冊子には、アシュレー役の岡幸二郎さんのコメントも掲載されていました。


   アシュレーを演じるにあたって大切にするのは愁いと、
   相手の変化にすぐ対応できるように、役作りをニュートラルにすること。
   そして、こういう作品で岡さんが心がけていることは、
   ずばり 「衣装をきっちり着ること」 だそうです。


   こういう部分のこだわりは、やっぱり岡さんらしいですね〜。
   「女性がドレスにうるさいように、僕も注文は凄いですよ(笑)」 
   衣装担当スタッフの方に、具体的にお直しを希望なさるとか。
   すらりとして愁いのある岡アシュレー、こちらも早く観たいものです。
   (よく考えたら、今井さんとはファントム&ラウルなんですね☆)



   7・11

   博多座から、10月上演のミュージカル 「風と共に去りぬ」 の
   宣伝小冊子が届きました。
   大地真央さんのあでやかなスカーレット・オハラはもちろんですが、
   レット・バトラー姿の今井清隆さん (これたぶん過去の舞台写真ですよね) が
   なかなか素敵♪ 白っぽいチョッキにベージュのズボン、黒ジャケットで
   ズボンのポケットに、軽く手を入れている立ち姿の足が長くてカッコ良いですね〜。


   公演紹介には、ミニ・インタビューも掲載されています。
   これによると、今井さんがこの役に初挑戦したのは
   2002年だそうですが、今回は密かに胸に期することがあるとか。
   まず、バトラーが持つナルシスト要素を出すこと。
   そして1幕のラスト近くで、キザなセリフと共にスカーレットを抱きしめる時に、
   前回のように遠慮しないこと(笑)。


   根本的にシャイな今井さんには、かなり気合いがいりそうなハードルですが、
   大胆で熱い南部男ぶりを、ファンとしては心から期待してますよ〜☆



   7・10

   東京行きの機内でJALの雑誌を読んでいたら、四方田犬彦氏の
   連載エッセイの中で、旅行家であり偉大な学者でもあった鶴見良行氏が
   話題になっていました。
   鶴見氏といえばインドネシアやフィリピン、マレーシアなどを訪れる中で
   ナマコやエビの採集や調理、交易等、生活に密着した部分から独自のアジア学を著した
   「ナマコの眼」 という著著が有名ですが、エッセイで紹介されていた
   研究の苦心談が面白かったです。


   研究内容の性質上、鶴見氏としては取材したいのはもっぱら女性なのに
   外国人である自分の前に出てくるのは、現地の男性有力者ばかり。
   で、一計を案じた鶴見氏曰く
   「日本の有名なコックさんが来ましたよ。 さあ無料でお料理教室が
   始まりますよおというと、みんな集まってくるんですよ。」 


   なーるほど、先生考えましたね〜。
   好奇心と新しい料理への関心、美味しいものを家族に食べさせたいという愛情に
   “無料” というお得感がプラスされれば、これはもう無敵ですよ。


   たぶん実際に料理教室っぽい事もなさったのでしょうし、現地の女性たちとの
   気取らない会話の中から、得るものが多かったのではないでしょうか。
   人間観察の視点に、どこか温かいものを感じるエピソードでした。



   7・9

   遠征最終日は、ダメ押しの 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」。
   カード会社の貸切公演だったので、カテコの最後に
   市村さんと山口さんからご挨拶がありました。


   基本的に山口さんは歌にさしつかえるのか、
   絶対に必要な場面を除いて、ヴァンパイアの牙はつけてないのですが
   カテコの時は、黒地に銀糸の刺繍が豪華な燕尾服に黒マント、
   それに長めの牙を装着していました。 


   で、市村さんが黙って立っている山口さんを指さして
   「えー牙が生えてるので、しゃべるのは苦手みたいですけど(笑)
   今日は私の命令でしゃべらせます。」 と、山口さんを脅かすと
   さすがに先輩の命令には逆らえず(?)前に出てご挨拶ですが。


   「・・・ほんひふは(爆笑)・・」 本日は、が言いにくそうな山口さんがなんだか可愛い〜☆
   しかも、黒マントの中からカード会社のマークを書いた
   大きなプレートが魔法のように出てきたので、また大ウケ。
   山口さん、そのまま嬉しそうにカン高い声で 「ありふぁほうごふぁいふぁひはー!」 


   最後は、市村さんと山口さんがプレートを一緒に持って
   ニッコリお手振りするお別れに、拍手喝采のカテコがホント楽しかったです♪



   7・8

   遠征2日目。
   すっかりヴァンパイアの毒と刺激にあてられ、くらくらする頭で
   出かけた 「海」 劇場は、主要キャストが福岡からずっと拝見している
   ベテランさんが多いせいもあって、妙なたとえですが
   辛いものの後の卵雑炊みたいに、ほっと安心できる味わいでした。


   前方列のセンターブロック席だったのでオペラ座の地下で
   倒れた沼尾クリスに、村ファントムがマントをかける場面が目の前だったのですけど、
   どうもマントが裏返しだったようで、折り返した方がキラキラ☆
   そういえばボートから取るのに、いつもよりちょっぴり手間取ってましたよね村さん。


   裏返しのまま、優しく肩口を撫でてあげる村ファントムを見て、
   そそっかしいけど子煩悩なパパを、微笑ましく想像してしまいました。 



   7・7

   遠征最初の観劇は、東宝ミュージカル 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」 2連発。
   結局CDも聴かず原作の映画も見ないまま、できるだけ白紙の状態でいこうと
   思っていたので、ストーリー(というよりオチ?)はもちろん、キャラクターも演出も、
   おぉ〜っという場面で一杯でした。


   ところで、1幕が終わって休憩になったら駒田一さん演じる、せむし男クコールが
   (クロロック伯爵に仕え、昼間は動けないヴァンパイアに代わって雑用をする男です。ほとんど無言)
   幕の前に現れて、1幕で舞った紙ふぶきをお掃除するというパフォーマンスがありました。


   1公演目はホウキを持ってきて掃除するけど、途中でなぜかゴルフの素振り(笑)。
   で、2公演目はウチワを持ってきて、パタパタ吹き飛ばし作戦。
   合間でウチワを持ち替えて、卓球の素振り(拍手)。


   これ初日からやってるわけではないそうですが、
   今後ご覧になる皆様、できれば客席の電気がついた途端に
   走りたい気持ちをちょっと押さえてお待ち下さいませ。 
   もしかしたら、楽しいものが見られるかもしれませんよ〜♪



   7・6

   今週に入ってずっと雨模様ですが、
   観劇+プライベートの用事も兼ねて、7月8日まで
   2泊の予定で東京遠征に出かけて参ります。


   今回は 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」 観劇がメインなので
   汐留参りもするけど、イベント参加は次回に見送りということになりそう。
   2泊するのは初めてなので、なんだか妙にドキドキします。


   助さん、雨具は持ちましたか。 格さん、十字架とニンニクの用意は良いですね。
   これこれ八兵衛さん、出発前から団子を食べてはいけませんよ。
   では、筑前のちりめんじゃこ問屋の隠居、トランシルバニアへ行って参ります〜(^^)。



   7・5

   「世にも美しい数学入門」 (ちくまプリマー新書)を読みました。
   ベストセラー 「国家の品格」 ですっかり有名になった数学者の藤原正彦氏と
   小説 「博士の愛した数式」 の作者、小川洋子さんとの
   対談をまとめたものです。


   数学といえば、苦手科目の大横綱。 
   私も高校2年で転校した時に、人数の関係で理系クラスに編入されて
   半年間、数学と物理漬けで死ぬ目にあった記憶があります☆


   なんとなく無機的で冷たい印象の学問ですが、
   実は永遠の真理を見つけ出す数学は 「美しい」 以外の何物でもない、
   と、藤原氏は語ります。


   そして、天才数学者が生まれやすい条件として

    1.何かにひざまずく心を持っていること (宗教的なものでなくても、伝統なども含む)
    2.子供の頃から美しいものを見ていること
    3.精神性を尊ぶこと (物欲ではなく、芸術や文学などお金にならないものにも価値を感じる)

   の3つをあげて、
   「これは単なる知能指数の問題ではない。 だから、インドの南の果てからも
   天才数学者やノーベル物理学賞の受賞者が出ています」 というお話は
   興味深いものがありました。


   日本も数学者の資質は世界的に、とても高い国だとか。 
   で、その感性を端的に表しているのが 「俳句」 なのだそうです。 
   確かに、5・7・5の限られた文字数で大宇宙をも表現するイマジネーション、
   数字と美が共存した、これほどコンパクトな文学は
   世界に類を見ないのではないでしょうか。


   本の後半は実際の定理などが出てくるので、ちょっと難しくなりますが
   藤原氏はご両親ともに文学者だったせいか (新田次郎氏と藤原ていさん)
   言葉の端々に情緒的な感性をにじませる方で
   実にロマンティックな面白い本でした。



   7・4

   ファントムがオペラ座の地下で、クリスに似せた人形を
   作っていたのは、皆さまもご存じの通り。
   今日は、もしファントムがこれくらいの腕前だったら
   クリスがいなくても大丈夫だったかも?と思えるような
   お人形作成と販売のHPをご紹介します。


   京都・嵯峨野に、ショールーム「天使の里」をもつ
   (株)ボークスさんのお人形 「スーパードルフィー」。
   テレビでも紹介されたので、ご存じの方も多いかもしれませんね。
   一体数万円のお値段なので、完全に大人向けのお人形ですが、
   日本人の指先の器用さと感性の繊細さはさすが!と驚くできばえです。


   既製モデルもありますが、個人の好みに合わせたフルオーダーもできるとか。
   ・・てことは、ファントムみたいなお人形も頼めるのかなあ☆

   こちらです↓スーパードルフィー
   (限定モデルがドラマティックで、なかなか素敵です)
   http://www.superdollfie.net/index.html



   7・3

   地元テレビ番組 「ナイトシャッフル」 に、
   劇団四季の濱田めぐみさんがご出演でした。
   素顔の濱田さんは、元気がよくてさばさばして、それでいて
   どこかあどけない雰囲気のある女性なんですね〜。


   福岡アイーダ・カンパニーで、現在流行しているのが
   博多駅の商店街 「デイトス」 にある 「Quickly・クイックリー」。
   このお店から、タピオカジュースをまとめてデリバリーしているそうです。
   濱田さんのコメント。
   「大はやりで大はやりで大はやりです。 
   劇場と店が近い福岡でしか出前してもらえないから、
   (福岡にいるうちに)飲めるだけ飲んどけ、みたいな(笑)。」


   映像も出たけど、ホント美味しそう。 
   こんど博多駅に行ったら、濱田さん一番の好物だそうな
   ジャスミンパール・ミルクティーを試してみようっと♪


   その他にも、アイーダがローブをまとった時、斜め上を見上げる意味とか
   初演時に受けた指導の話が色々と面白かったのですが、
   (ディズニーによればそちら方向に、常にアイーダ達の神がいるからだそうです。)
   一番感動したのは、ローブそのものの話。


   あのローブは、仲間達の服をちぎり取って縫い合わせたものなので
   みんな服の袖がなかったり、裾がボロボロだったりするのですね。


   不自由な収容所暮らしの中、どれほど皆が望郷と希望と祈りを
   胸に秘めていたのか。
   濱田アイーダが、ローブを受け取る舞台映像がちらりと見えただけで、
   胸が一杯になって、私も涙涙でした。。。



   7・2

   旅行話の続き。
   観劇なしの今回の小旅行、行き先は大阪。
   しかし前日から九州は大雨だったので、覚悟はしていましたが
   当日の大阪は降ったりやんだりのお天気でした。


   さて、着いて歩き出してみたら、久しぶりに履いた私のサンダルの
   細いヒモが擦れて、どうにもこうにも痛〜い。
   仕方がないのでなにか手頃な靴を買おう、ということになり
   友達も一緒に梅田の百貨店へ。 


   気がつけばバーゲン初日、靴売り場の規模も博多とは大違い。 
   サイズも豊富で安いし、お、これは初めて見るブランドだなあ♪
   ねえ、あれ良いんじゃない? うん、じゃあ試してみるね。 あ、そしたらこれも・・。



   で、どうなったかって?
   ハイもちろん靴は買いました。 洋服も安かったので買いました。
   外に出ようと思ったら、大雨だったので観光はやめ、
   食事をしてさらなるバーゲン巡り。 
   あとは家族へのお土産に塩昆布を買い、帰りのJRでは私も友達もぐっすり。


   うーん・・予定ではもっとこう、風情のある大人の女旅になるはずだったんだけどな〜☆


                      (でもやっぱバーゲン最高。 大阪最高。(^^)v)



   7・1

   寝台特急 「なは」 の個室寝台は、記憶にあった2段ベッド形式じゃなくて、
   小さめの3畳間にベッドが2つ並んでる、という感じの小部屋でした。
   内装はかなり古いけど、各部屋で微調整できる空調、枕元にはアラーム、
   部屋が留守になっても大丈夫なように、暗証番号式の
   ロックシステムもあるので、女性だけでも安心。


   想像していたほど揺れないし、列車の音が響かないので
   100%とはいかないまでも、ちゃんと眠れました。
   新幹線や高速バスに比べると割高ですが、個室なので
   遅くまで起きておしゃべりするのも気兼ねなし。
   旅情を味わうのには、なかなかオススメの列車だと思います。


   早々とパジャマに着がえ、小さなベッドにそれぞれ
   寝っころがって友達とおしゃべりしていたら、なんだか
   修学旅行のワクワク気分を思い出しました♪