(9月8日、10日、17日、19日 の4回開催)



9月2日に初日を迎えた博多座 「ダンス オブ ヴァンパイア」。
27日の千秋楽までにマチネ終演後のトークショーが4回開催されるということで、
第1回目に参加して参りました。 


この企画は毎回出演者が違いまして、この日は
山口祐一郎さん、石川禅さん、泉見洋平さん、大塚ちひろさんに
司会を駒田一さんで・・という構成です。 


マチネ終演してから約15分の休憩をはさんで幕があくと
舞台上には5客の椅子とそれぞれの横に水入りボトルが載った小テーブル。
奥にお城の螺旋階段と天井からコウモリ型のシャンデリアが下がったままなので
これは舞踏会のセットなんですね。


最初に螺旋階段から黒いウチワを持って下りてきたクコール扮装の
駒田さんが登場してご挨拶。 
「本番と違って、ぺらぺらしゃべりますのでよろしく(笑)」


続いて、カテコ扮装の4人が入場してトークショーの始まりです。
(メモを参考にしていますので順番はあってると思いますが、会話については
 概要ってことでご了承下さい)



山口さんを中央にして、下手側に石川さんと駒田さん。
上手側に大塚さんと泉見さんという順番で座って、まずは博多座公演開幕から
一週間過ぎた感想を駒田さんがインタビュー。


泉見さん 「もう一週間たったのかという感じ」
大塚さん 「楽しすぎます。 公演やって美味しいモノ食べてまた公演やって(笑)」
石川さん 「大好きなんです博多座。 お客さんが近いです」
山口さん 「できればあと2、3年やりたいです」


次は、東京公演を含めてエピソードをという振りだったのですが、
駒田さんが話している最中に、山口さんが急に立ち上がって
舞台前方にひとひら降ってきた雪を猫みたいに追いかけたので皆ビックリ。
ヤングシンバですかあなたは(笑)。


つかまえた雪は最前列のお客さんに、山口さんがプレゼントしてあげました。
それを見た駒田さん 「その雪、ネットで売らないで下さいね(笑)」


さて、エピソード話 (というか失敗談)はといいますと。


泉見さん 「今日、霊廟で何百年か前のフトンが・・・」


そうなんです。 この日のマチネ公演、霊廟で伯爵とヘルベルトの棺桶の間に
置き忘れの丸めたマットみたいなものがありまして、
教授が 「その変なのどけちゃえ!」 とアドリブで指示して、アルフが
袖に抱えてって片づけるというハプニングがあったんです。


石川さん 「息子さんが寝る前にマット運動したんじゃ?(笑)」 
フトンの色を山口さんに尋ねられ 「黒です」 という泉見さんの答えに
山口さん 「元はピンクだったんです(笑)」

・・永遠の命を授かったおフトン、さすが年季が入ってますね〜。


で、失敗談の続き。


大塚さん 「博多ではやらかしていませんが(笑) 東京では通路でコケました。」
駒田さんから 「これからも気をつけてください」 のフォローが優しいな〜。


石川さんは胸から手帳を取り出して、ネタ(?)披露です。
まめに公演日記みたいなものをつけていらっしゃるのでしょうか。
博多座ではミスはないので、帝劇の思い出。
「シャガールが運び込まれた場面で 『お湯はいらない もう死んでる』 のはずが
「医者はいらない」 と言ってしまったけど、袖でシルビアさんに指摘されるまで
気づかなかったそうです。


それから、レベッカに杭を持って追い回される場面で
いつもならまっすぐ突き出されるだけなのに、その日は
顔の前でグルグル回されたので、石川さんもつられてぐーるぐーると大きく
上半身をまわしたとか。 その場面を再現してみせる石川さんに
駒田さんが 「エグザイルですね」 って返したのが可笑しかったな〜。


失敗談といえば、今期歌詞間違いがたまにあると聞く山口さん。
(実は、この日の公演でもちょっぴり間違いがありました。
「神は すでに 死に絶え」 が 「神は ついに 死に絶え」 ってなってたような)
ですが今日は歌詞ではなく、やっぱりサラのお風呂話から(笑)。


東京と演出が変わり、風呂場で客席からリフトが見えないようライトを調節したら
お風呂の中がクリアに見えるようになったという話です。 
(でもこれって失敗談?) と思っていたらなぜか突然方向転換、
博多座のふわふわ軽ーい雪ふぶきの話に。


博多座の雪は滞空時間が長いだけでなく、上に舞い上がるそうです。
おかげで・・・って、山口さんが 「神は死んだ」 の一節を歌い
「♪いまや 恋(フガッ)」って、鼻に吸い込んだ実況をなさったので
これには客席も舞台も大爆笑☆


それから、伯爵のマントがリフトから下りるときに引っかかって、
つんのめるようになる場面も、実演つきで説明して下さいました。


それから、博多という土地についての印象を尋ねる質問も。
このへんは各上演地への一種のサービストークなんだと思いますが
駒田さんが 「博多の方だけは 『おかえりなさーい』 って言ってくれる」
という話はちょっと珍しかったです。
(余談ですけど、九州電力のテレビCMで、出張から戻ってきたらしい
ソフトバンクの元監督 王貞治さんが、道ですれ違う人やお店の人に
「お帰りなさい」って声をかけられるというバージョンが放映されていまして
ちょっぴりそれを思い出しました。)



さてさて、後半は客席から事前に集めた質問コーナーです。
このへん記憶もかなりあいまいなので、簡単に箇条書きで。


泉見さんへ

・アルフと似てるところは?
「トロいところ。 ひとつのところに突き進むところ」

・ヘルベルトとのからみの感想は?
「毎日が試練です(笑) 鏡に映るところはタイミングが決まってるので大変」


大塚さんへ

・美しさを保つ秘訣は?
「露出が多い役なので、ジムで運動と寝る前のコアリズム」


石川さんへ

・霊廟の高いところに残る場面は怖い?
「本番中は周りが暗いからそうでもないけど、稽古で周りが明るいと怖い」 

そういえば、オペラ座のエンジェル像シーンについて、ファントム役の高井さんも
同じように仰っていましたね〜。
石川さん、ホントは自力で戻れるというネタばらし(☆)もしてましたっけ。


・滑舌よく歌う苦労は?
「今年の初めから、この夏に向けて稽古を始めました(拍手)。」
猛練習のおかげで、今は寝てても言えるという石川さんに、駒田さんが
「ボクも寝てても(クコールのセリフが)言えますよ 「こんにちは(笑)」


山口さんへ
・サラ以外に咬みたい人は?
「見えないところであれこれ咬んでます」
リクエストしてもらったら咬みますみたいな話をなさったので、駒田さんが
立ち上がって 「はい! ボク1番!」って、立候補していらっしゃいました(笑)。


・息子の育て方を間違ったと思いませんか?
これ、質問を読んだだけで客席も大爆笑☆ 舞台の前面に出てきた山口さん
「のびのびとすこやかにそれだけを願って・・・申し訳ございません(深く一礼・笑)」


「永遠の命を得たらどうする?」 という質問もあったのですが、これは
全員で答えて下さいました。

山口さん 「いつもと変わらず」
泉見さん 「老いが来るなら永遠の命はいらないです」と答えたとたんに
「老いが来てもねー」 と、最長老の山口さんが立ち上がったので、一同どよめく(笑)。


山口さんの 「老いも良いもんだと毎日思ってます」 という答えは
ご自分の事のみならず、年配の方もいらっしゃるお客様への心遣いなのでしょうね。


石川さんは来世があるなら、そちらにも行ってみたいけど
もし輪廻転生がなければ、元気で長生きしても良いという感じの答えでした。



ここで質問コーナーは終了です。 質問用紙を投函したお客様の中から
2名にサイン入りポスターのプレゼント抽選がありました。
私はぎりぎりに劇場に入って質問を書く時間がなかったので
応募はパスです。 
1枚は最前列のお客様に当たったので、その強運ぶりに一同ビックリでした。



最後は皆さんからひと言ずつのご挨拶で。


泉見さんと大塚さんは、熱い舞台に何度でも足を運んで下さいという感じのコメント。
石川さんからは、市村正親さんから大変な役を引き継いだけど、
これからも精進して、楽にむけてまだまだ変わります!という力強い
宣言がありました。


山口さんのご挨拶は
「トークショーがなくても、毎日果報者だなあと思っています。
今日これからサンマを食べるんですが、きっとサンマに 『今日は楽しかったよ』 と
話しかけると思います(笑)」


って、最後は山口さんらしい、ほわほわポエジーなお話でシメとなりました。



駒田さんの、テキパキしながらもフォローが行き届いた司会の
おかげで、大いに盛り上がったトークショーに大満足。
毎日のクコール劇場、ホントに大変だと思いますが、たぶん日に日に
駒田クコールのファンも増えていると思います。 
(そういえば、この日のクコール劇場、客席からの声援多かったな〜)


博多座での上演期間はあと20日足らず。
私も、できればあともう1回は万難を排しまくってトークショーに
参加したいと思っております。 
毎回顔ぶれが違うので、こちらも心から楽しみ♪


キャストの皆さん&スタッフの皆さん、
素晴らしいイベントをありがとうございました☆







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2009年9月8日(火)イベント記録

ダンス オブ ヴァンパイア ・ アフタートークショー

博多座