2005年12月21日(水)〜25日(日)まで、合計6公演で実施
「美女と野獣」福岡公演の千秋楽が1ヶ月後に迫る中、
クリスマスウイークの特別カーテンコールが実施されました。
実は当初、日程の都合がつかなくて参加の予定ではなかったのですが、
参加したお友達が 「これスゴイから、絶対観た方が良い!」 と
口をそろえて勧めてくれるので、「それじゃ」ということで頑張って25日の観劇に
出かけました。
結果的には観劇はもちろん、大・大満足のイベントとなりました。
勧めてくれたお友達には、感謝感謝です♪
さて、イベントキャストということで、以下にアンサンブルさんを含めて
出演者のお名前を記録しておきます。
ビースト 佐野正幸 ベル 井上智恵 モリース 高橋辰也 ガストン
吉原光夫
ルミエール 百々義則 ルフウ 江上健二 コッグスワース 吉谷昭雄
ミセス・ポット 岩本潤子 タンス夫人 織笠里佳子 バベット 井田安寿
ムッシューダルク 寺田真実 チップ 川良美由紀
男性アンサンブル
孔 大愚 藤山大祐 岡本繁治 長清 智 熊谷 崇 松本 海
岸本功喜 塚下兼吾 原田昌幸
女性アンサンブル
佐和由梨 西内いず美 遠藤珠生 あべゆき 光武礼子 曲木佐和子
工藤伸子 西田桃子 久下紘子 木下真美子
熱のこもった本編の舞台が終わり、いつも通りのカーテンコール。
最後に幕の隙間から佐野さんと井上さんが出てきて挨拶するというパターンは
ちょっと珍しかったかな。 最近オペラ座で、最後にやっているカテコですね☆
降りたままの幕にキラキラした光が映し出されて、クリスマスの
教会の鐘の音が響きました。
幕が上がると、青い幕の前に舞台のキャンドルが立ち上がり
モリースの高橋さんを中心に、ずらりとキャストさんが並んでいます。
佐野さん、井上さん、江上さん、吉原さん、川良さん、織笠さん、岩本さん、
寺田さん、佐和さん、あと私にはアンサンブルさんの区別があまりつかないけれど、
計量スプーンさんに、砂時計さん、泡立て器さん、それからケーキサーバーの男性も
いらっしゃいましたっけ。
たぶんシンガー枠の皆さんが勢揃いだったんだと思います。
高橋さんがくるりと後ろを向いて指揮を担当。
始まった曲は賛美歌 「もろびとこぞりて」
伴奏はなく、アカペラでのコーラス。
さすがに綺麗な歌声。 そりゃそうですよね〜プロばっかりですもの☆
3番まで歌って下さいました。
全員が退場してさらに、青い幕があがると、ビーストのお城。
中央に、赤いリボンのかかった、大きなクリスマスツリーが設置されています。
流れてきた音楽は、チャイコフスキー 「くるみ割り人形」 の 「小序曲」 と
同じく 「くるみ割り人形」 から 「トレパック(ロシアの踊り)」 だと思います。
ちょっとテンポが早くて華やかな曲ですね。
召使いたちが、クリスマスの準備で大忙し。
バケツやほうきを持って、みんなでお掃除をしているという設定みたい。
チーズグレーダーの長清さん、バケツをもって笑顔で軽やかにジャンプ。
それを合図にダンサーさんのバレエダンスが始まりました。
でも、百々ルミエールが、相変わらずベロニカに気をとられてバベットに
こづかれたり(笑)。
下手から、様子をうかがうようにガストンとルフウが登場、
ナプキンガール達が、キラキラした金色のゾウキン(☆)を手に、踊りながらやってきて
立っている吉原ガストンに、次々に渡して行っちゃいました。
受け取ったガストン、「へっ」という顔をしながらも、半分をルフウに押しつけて
二人で素直に、床や壁のふき掃除(笑)
でもあのー、サボリの罰で掃除をさせられる不良コンビにしか見えないんですけど☆
吉原ガストンがヤンキー座りをして、かったるい感じでお掃除する姿に
お客さまも大笑い。
そのうち、みんなの輪に飛び込んで、一緒にバレエを踊り出すガストンとルフウ。
吉原さんが長い手足で、つま先立ったりバレエのポーズをするのが
可笑しいやらカワイイやら☆
最後にラインダンス風になったら、江上さんがナプキンガール達に負けないくらい
足を高く上げて、華麗な踊りを披露して下さいました。
でも、メイクと扮装がルフウのままなので、これがまたなんとも面白いんですよね〜。
最後は全員でポーズをとって美しくフィニッシュ。
鳴りやまない拍手の中、
聞き覚えのある前奏が流れ始めと思ったら
客席後方から 「きゃーっ」 と歓声が上がりました。
白いライトに照らされて、客席の中央通路に佐野さんが登場。
佐野王子さまがセンターブロック上手側通路、F列26番の付近で立ち止まり
ふり返って歌うのは、「ホワイト・クリスマス」。
まさに夢のような雰囲気、というか 「佐野正幸ディナーショー」 みたいだな〜♪
王子様の衣装のスパンコールやビーズがきらめき、天井では
ミラーボールも回っていましたっけ。
とにかく佐野さんの目力も含めて、光るものは全部集めてみましたって感じ(笑)
これだけでも充分ビックリだけど、さらに驚いたのは客席全体に
雪が降り始めたことです。
紙吹雪じゃなくて、これは細かい泡状の人工雪ですね。
まるで本物のボタン雪のように、フワフワ舞い落ちて、手のひらに受けると
ふっと溶けていきます。
私は1階の中央より少し前に座っていたのですが
2階席のお席から見るのも綺麗だったんじゃないかな〜♪
舞台の上はいつのまにか、星空をバックにクリスマスツリーがキラキラと
輝き、雪とクリスマスソングの美しさに酔いしれました。
2コーラス目は舞台上、下手からゆっくりと井上プリンセスベルが登場。
舞台に上がった佐野さんとデュエットを聴かせて下さいました。
この時の井上さんの歌声が、なんとも優しくて良かったなあ。
そして、ラストはキャスト全員が2人ひと組になって舞台に勢揃い。
ナプキンガールの皆さんは、舞台端に腰かけ、男性のアンサンブルさんが
膝をついて座り、その後ろにプリンシパルの皆さん、という順番だったかな。
ベルとビースト、ルフウとガストン、コッグスとタンス夫人・・という風に
なっているのですが、この場面でも百々ルミエールがよそ見をして
井田バベットから 「ほら、ちゃんと前向いて」 って服を引っ張られているのが
個人的には笑いのツボ☆
最後に佐野さんが 「メリークリスマス!」
続けて全員で 「メリークリスマス!」 と声を揃えたフィナーレに
大拍手と歓声と、何度も上がる幕でカーテンコールが繰り返されました。
私の斜め後ろに座っていた、小さなお嬢ちゃんが 「ベル〜」 と声をかけて
手を振ってたのが印象的でしたね〜。
・・・いやぁ今回のイベント、クリスマスソングのご披露は予想がつくところだけど
あれほどしっかりドラマ仕立てで、ダンスの振付がされたミニ・ショーに
なっているとは正直思いませんでした☆
お忙しい本番とお稽古の中、かなりの時間を割いて俳優の皆さんと
スタッフの皆さんが準備して下さったことが、この舞台初見の方でも
よーくわかったのではないでしょうか。
思い出に残る素敵なクリスマスプレゼントを
ホントにありがとうございました。
(吉原さんと江上さんのバレエが、目に焼きついて離れませんわ私・・☆)
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2005年12月25日(日) イベント記録
美女と野獣 クリスマス特別カーテンコール
福岡シティ劇場