夜空を見上げて

白い溜め息を吐き出して

何も言わず彼を静かに見守り続ける女神を見詰める


あの月の様に暖かく淡い光で

アイツを包み込めたらいいのに…

(04/02/02)






『大好き』じゃ足りない

『愛してる』じゃ足りない

貴方への気持ちを完璧に表現出来る言葉が見付からない


だから有りっ丈の想いを籠めて

貴方をぎゅっと抱き締める

(04/02/03)






空を見上げ彼を思う

青い青い空よりも蒼い彼の瞳を想う


空を見上げ彼を思う

白い白い雲よりも純白の彼の影を想う


離れていても

見上げる空は同じ色

(04/02/05)






貴方に赦して貰える筈がない

だって私は闇に生きる者だから


お前を赦せる筈がない

だって俺も闇を抱えているから


本当に赦される事を望んでいるのはどっち?

(04/02/07)






『幸せ』は目に見えなくて

『幸せ』は形に出来なくて


形ある物だったなら

どんな事をしてでも

貴方の為に『幸せ』をかき集めるのに


貴方には世界で一番『幸せ』でいて欲しいから

(04/02/10)






『永遠』なんて存在しない

『永遠』に同じなんてありえない


貴方との関係で思うのは『永遠』の愛なんて存在しないという事

けれど自分が求めているのは愚かな女の名を持つ『永遠』


大切なものは『永遠』には続かないのに

必要の無い『永遠』を追い続けている


貴方との関係が『永遠』だったら良かったのに…

(04/02/12)






甘いあまーいチョコレート

けれどそのお菓子が

何時もよりずっとずっと甘いのは


一番大好きなあの人が

自分にくれたモノだから

(04/02/13)






『好き』『愛してる』

貴方は言い過ぎだって呆れるけれど

何時言えなくなるか解らないから


だから今言える限りの

『好き』『愛してる』を言い続けたい

(04/02/16)






何時かきっと

私は貴方に見放される日が来るでしょう


それでいいと私は思うのです

罪深い私は

貴方には相応しくないと解っているから


けれどもし叶うのなら

もう少しだけ傍に居させて下さい

(04/02/18)






何時かきっと

お前は俺から離れて行く


それでもいいと俺は思っている

俺の傍に居ても

お前が苦しむのは

俺がお前を苦しめるのは解っているから


だけどもし叶うなら

もう少しだけ傍に居てくれないか?

(04/02/19)




top詩再録第二段。
ど、どうなんだこれは…?(首傾げ)

back