憧れは互いに支え合う事

現実は唯の傷の舐め合い


どうすれば君の力になれるのか

どうすれば君の誇りになれるのか


考えても考えても

答えは出る事は無い


あの星の光の様に

煌びやかに瞬けたらいいのに

(06/04/27)






言うならば一番最初に

告げるならば誰よりも早く


貴方が生まれてきてくれた日だから

貴方が生まれてきてくれたからこそ

私は貴方と出会うことが出来たのだから


――今日だけはいつもと違う夜にしてもいいですか?――


(06/05/04)






生まれ落ちた事は罪

生きていく事が罰


半ば暴力的にこの世に生み出された命は

生きていく度に罪と罰を積もらせ


半ば暴力的にこの世から摘み取られる命は

悲しみという小さな痛みを残して逝く


願わくば辛過ぎるこの世が

貴方にとって少しでも楽園に近付きますように

(06/05/15)






『恋』というゲームを愉しめる程

自分勝手にもなれず


『愛』というモノに縋りつける程

素直にも、純粋にもなれなかった


貴方が私を好きでいてくれたから

貴方が私を愛していてくれたから


だからこそ私は貴方を愛せただけかもしれない…

(06/05/28)






彼だけが居れば幸せ

彼さえ居てくれるなら他に何もいらない


それを心の底から言える程無欲ではなくて


彼が一番大切なのは勿論だけど

それでも譲れないモノもあって


こんな貪欲な自分は

いつか彼に見放されるのだろうか?

(06/05/30)






冷え切った瞳

傷付いた表情


分かっていた

解っていた


けれど、それを俺はどうする事も出来なかった


だってそれは全て

俺のせいなのだから

(06/06/05)






全ては嘘

全ては幻


そう思えれば

そう思い込めれば


いっそ楽になるのかもしれないね?

(06/06/06)






好きになってもらえないなら

愛してもらえないのなら


君が他の人のものになってしまうぐらいなら


自分のこの手で

何もかも壊してしまいたいと思った…

(06/06/07)






壊すだけ壊してしまえば

それで全て諦めがつくと思った


けれど、それで残ったのは

どうしようもない罪悪感と


そして――貴方への消えない想い

(06/06/08)






それは些細な切欠


見逃してしまえば

それで終わってしまったモノ


けれど、それがある意味で生きたのは

きっと運命だったのかもしれないね?

(06/06/09)




top詩再録第十五段。
そろそろネタに詰まってきた感じ(爆)

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