主よ
どうかこの声を聞き届けたまえ
主よ
どうかこの祈りを聞き届けたまえ
絶望を祈りに変え
誓いを呪いへと変え
今まさに此処から
貴方のいる場所へ旅立たんとしている者の
祈りとも言えぬ最後の詩を
主よ
貴方は何故暴力的にこの世に命というモノを生み出し
主よ
貴方は何故絶望的にこの世から命(ソレ)を摘み取るのですか?
(06/02/11)
幸福
幸せ
シアワセ
言葉にする事は簡単で
語ることは単純で
実感する事は何より困難で
シアワセでない時ほど幸せに敏感で
幸福な時ほどシアワセには鈍感で
貴方の中の幸せは
どこにありますか?
(06/02/24)
彼が傍に居てくれる
『幸せ』
彼が自分を抱き締めてくれる
『幸せ』
この幸せだけに
縋って生きていけたらいいのに…
(06/04/03)
日々死にたいと願う
日々死にたいと叫ぶ
けれど死ねる程の勇気はなくて
そして死ねる程の覚悟もなくて
言ってみれば
死ぬ事が出来ないから今ここに生きているだけ
生きたいのではなく
死ぬ為に生きている
そんな人生に何の意味があるというのでしょうか?
(06/04/08)
死にたいと渇望する瞳
殺してくれと訴える涙
きっと殺さないのはあくまでも自己満足で
きっと殺さないのは倫理を笠に来た着た正論で
言ってみれば
自分が貴方を失いたくないから
自分が貴方を失ってしまったら
辛くて辛くて堪らないから
死なせたくないのではなく
自分の傍に居て欲しいだけ
そんな想いは貴方には重過ぎますか?
(06/04/09)
振り向けない
立ち止まれない
振り返れば
きっと貴方を攫って行きたくなる
立ち止まれば
きっと貴方の元に留まりたくなる
壊れるのは俺だけでいい
せめて貴方だけは綺麗なままで…
(06/04/10)
言葉にならない想いと
言葉に出来ない想い
相反する感情が
頭の中で交錯する
全てを告げる事も
全てを曝け出す事も出来ないけれど
それでも俺が今君に持っている気持ちだけは
たった一つの真実だから
(06/04/11)
一分一秒がもどかしい
時間を早送りしたくなる
逢えるのは何時も夜
夜の住人である私は昼は何も持つ事は出来ない
唯、夜という闇を待ち続ける事しか出来ない
何時の日にか
青空の下
貴方の蒼と空の青を見詰められたらいいのに
(06/04/12)
好きになっても傷付くだけだと
信じても裏切られるだけだと
とっくに分かっているのに
どうしてまた人を好きになってしまうのだろう
信じる事の恐さも
裏切られる苦しみも
全部全部知っているのに
心なんてなくなってしまったら
きっと何よりも楽になれるのに…
(06/04/13)
もう恋なんてしない
もう誰も愛さない
俺の愛は君だけのもので
俺の心は君だけのもので
だから、もう俺に恋なんてモノは存在しない
もう俺に心なんてモノは存在しない
だって、俺の心は君が持って逝ってしまったのだから
(06/04/15)