〜口説き方講座(灰原哀編)〜
「工藤君…貴方は一体何度言えば解るの?」
その優秀な頭脳は推理の時以外はお飾りなのかしら?
哀の強烈な怒気にあてられ流石の新一も腰が引け気味である。
「お、俺のせいじゃねえよ! あのバ快斗が…」
「それを甘んじて受けているのは貴方でしょ?」
「……そ、それは…」
事の発端は定期検診を休んだ事。
それが一度や二度なら冷静な哀の事。
ここまで新一を睨み付けたりはしない…が。
今回で定期検診をすっぽかされる事計17回。
ちなみにこれは20回中の数字である(爆)
要は…20回中3回しかまともに来ていない訳であって…。
流石の志保も切れてしまったのであった。
「工藤君…」
先ほどの怒気は保ったまま、ニッコリと微笑みかけてくる哀に新一は身の毛もよだつ思いで返事を返す。
「な、何だ…灰原…?」
「『江戸川コナン』に戻るのと『27歳の工藤新一(若かりし頃の優作そっくり)』のどちらがお望みかしら?」
「…………解った、次からはちゃんと受ける」
「解れば良いのよ」
【口説く】
(1) 納得させようとしきりに説得したり懇願したりする。自分の思いどおりにしようとし、いろいろに言う。
「父親を―・いて車を買わせる」「言葉巧みに―・く」
(2) 異性に対して、自分の意に従わせようと、しきりに言葉で迫る。言い寄る。
「女を―・く」
(3) くどくどと繰り返して言う。しきりに嘆きの言葉を言う。
「のろのろしげにはばかる所もなく―・き給へば/平治(上・古活字本)」
(『大辞林』より)
どうやら灰原哀の場合の口説くとは(1)の意味だったようである…(爆)
END.
|
新一が白馬さんの誘いを断って脱兎の如くかけて行ったのはこんな理由から(爆)
きっと白馬が誘う1週間程前だと思われます。
口説くの意味が他と違うし…ι
雪花姉…これが精一杯です…ι