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生活が不規則で、食事回数や食事時間がまちまちな人
ファーストフードや外食することが多い人、あるいはコンビ二弁当、惣菜など調理済みの食品をよく食べる人
野菜が嫌い、肉や魚が嫌いというように食べ物の好き嫌いが激しく、栄養に偏りがある人
体がだるく、疲れやすい人
ストレスが多い人
顔色が悪く、立ちくらみがする人
風邪をひきやすい人
更年期の女性
以上のような人は、とくに、潜在性ビタミン、ミネラル欠乏症のリスクが高い人です。サプリメントは補うとういう意味ですが、ビタミンやミネラルを錠剤などで補う場合も、基本的には、普段の食生活で不足しがちなビタミンやミネラルを補うという考え方で使ってほしいと思います。もちろん、老化防止やがん、動脈硬化、心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を予防したいという積極的な健康維持に、ビタミンやミネラルを活用したいという人にもサプリメントは有効です。サプリメントを利用する場合、どうすればいいのか、いつ飲めばいいのか、注意点について説明します。

サプリメントは組み合わせによって効果がアップする

ビタミン、ミネラル、あるいは食物成分は、単独でとるよりもいくつかの組み合わせたほうが、より効果的なのです。例えば、美しい素肌を手にいれるためには、どんなサプリメントをとればいいのかといいますと、ビタミンC・A・Eの三種類。これに、肌を構成するたんぱく質であるコラーゲンを加えれば、ハリと弾力のあるみずみずしい肌をつくり、なおかついつまでも美肌を保つことができます。しかも、ビタミンCとコラーゲンの関係は、コラーゲンの合成を促進する働きがCにはあります。つまり、いっしょにとると非常に効率がいいということです。また、同じ抗酸化作用をもっているビタミンCとEもいっしょにとることで繰り返し酸化を抑える働きをしますから、より作用が強まるといえるでしょう。サプリメントをいかに組み合わせるかということになります。

飲む時は食後すぐあとがいちばんいい

一般的に薬を服用するときは、薬の種類によって食前や食後30分、あるいは食間というような注意があります。サプリメントはいつ飲むのがいいかというと消化器が活発に働いている食後に摂取するほうが、効率よく吸収されます。食前に飲んでしまうと、あとから食べたものに押し出されて、十分吸収されずに糞便中に排出されてしまうからです。また、油に溶けやすいビタミンA・D・E・Kの吸収には胆汁酸が必要です。この胆汁酸は肝臓で生成される胆汁の重要な成分で、腸管での脂肪の吸収を助ける働きをしています。これらのビタミンが吸収されるためには、脂肪分を食べて胆汁の分泌を促す必要があるのです。というのも、肝機能の衰えや胆管の閉寒などにより、胆汁が腸管へ排出されなくなると脂溶性ビタミンの吸収が阻害されて欠乏を招くことがあるからです。このことからも油分を含んだ食べ物を食べたあとにビタミンを飲んだほうが効率よく吸収されるのです。

サプリメントをどう使うか