日常的日記
2006年7月9日(日)
ジャンプ32号
メゾン・ド・ペンギン
七夕ネタ。力押しの一発ネタだけの作者と思ってたら、こんな頭使った技法で攻めてくるとは。
意外と引き出し多いのか?
エム×ゼロ
10週目にしてよーやく基本設定かー。これで魔法修行しながらの学園コメディって路線か。
ヒロインと秘密を共有したほうが話は作りやすいと思うが、どーも最終盤までなさそーだな。
しかし、主人公もヒロインも動機付けが希薄だから、基本受け身のキャラなんだよなぁ。
能動的なキャラでテコ入れしないと、中堅止まりでパッとしないまま終了って予感が。
コメディワークでは『とらぶる』と互角だけど、キャラの強さでは圧倒的に負けてるからな。腰のラインと絶対領域のエロさも互角ではあるんだが。方向性は違うが。
ボボボ
男塾とホスト部って……いつの間にこの作者こんなに画力上がったんだ?それともアシ絵か?この職場でどーやってこんな力磨くんだ?
D.Gray-man
絵柄が激変した!
同一人物が描いたと思えないくらいだが、別人ならせめてもーちょっと似せようとか思うよなぁ。
あの繊細さが消えて二流の少年マンガ絵になってるんじゃ、退化と言わざるを得ない。
ツギハギ
作家って設定は珍しかったけど、中身は結局ワンピとハンタの亜流だった。
設定倒れにもなってなかったな。
2006年7月4日(火)
戯言シリーズ
シリーズ9冊と『ザレゴトディクショナル』『西尾維新クロニクル』読了。
キャラを立てるのに属性とか能力とかだけじゃなくて、なんのために動くかって「行動原理」の部分でキャラ立てしてるのは偉いと思った。
まー、64人もが別々の行動原理やら目的意識やら持ってたら、物語としては破綻するのも当然だけれども。
「世界の終わり」だとか「特殊能力」だとかが満載なのは、そーいう「設定」が大好きなヲタクの特性なんだろうけど、そのキャラがそれぞれ自分の「原理」や「目的」、つまり自分の「物語」を持ってて、作品上では脇役だけど、それぞれが主役としての物語を生きてるって感じさせるところが、キャラを作品のコマにしないって意味で、誠実というか、愛情だなぁと思った。愛情あるわりに、すぐ殺すけどさ。
2006年7月2日(日)
おとぎ銃士 赤ずきん
『パワパフ』『赤ずきん』『ふたご姫』と女児向けアニメゴールデンタイムの中堅だが、これはちょっと一線踏み越えてるなぁ。
視聴者の視点に立ってて力を秘めてる主人公の男と、ツンデレ幼なじみ女と、「異界からの侵入者」系非日常女の組み合わせなんて、『うる星』以来のハーレムアニメのテンプレートじゃないか。幼女が感情移入できる要素が見あたらないぞ?
女児向けで戦闘ヒロインというのはあるし、その前身の魔女っ娘物でも主人公が異界からの使者ってパターンはあるんだけど。これの前番組の『シュガシュガルーン』もそーだったな。
んでも、女児向け作品で感情移入の対象になるキャラって「劣等生としてのボケ」で、コンプレックスの内面描写があるもんだけど、赤ずきんの内面描写はまったくなくて「非日常としてのボケ」だけだから、これでは感情移入のしようもない。
内面描写がある一人称キャラが男の女児向け作品なんてあったかなぁ。ボーイズラブ以外で。(『ハチクロ』がそうだけど、あれはボーイズラブの手法で描いてるから)
ヲタク向けとしての出来はいいから、割り切っちゃえば問題ないのかなぁ。考えてみたら、『マリみて』だってこの時間にやってたんだからアリなのか?