日常的日記


2004年8月30日(月)
ジャンプ40号
waqwaq

前作『サクラテツ』において読者の過半を置き去りにして駆け抜けた作者が、王道のヒロイックファンタジーで帰ってきた。
問題作『荒野の砂漠 水一滴も無し』の改作とも見えるが?

DEATH NOTE

キラが単なる月の偽名を超えて一人歩きを始めた。
キラが実在する人格であるかが問題ではなく、キラとして為した行為とその影響のみが問題とされる。
ここではもはやキラとは存在ではなく概念になっている。

月のキャラとしてみれば、「新世界の神となる」という目的を放棄したのか、記憶を取り戻す手を打ってあるのか、あるいは自分が手を下さなくても新世界を創造するシステムを作り上げたのか、いずれかになる。
押井監督作品のテーマの中に「自分自身の影を追い続ける犬」というものがあったが、キラを追う月という構図もそれに近い。

ゲドー

崖っぷちで生き残り。
エロとギャグとに特化してればまだまだいけると思うが…
脱ぎ要員をもう少し増やすか?

2004年8月25日(水)
マリア様がみてる チャオ ソレッラ! 今野緒雪 集英社

めでたく既刊読了。

この巻は小説としての縦筋は旧白薔薇くらいなもので、しかも申し訳程度のもの。
ほぼ純然たる旅行記なのだが、キャラの力でもたせてしまっている。
ストーリーがなくてもキャラの行動原理がしっかりしていれば作品になるという好例。
ある状況におかれたキャラが何を思ってどう行動するかが掴めていれば、いくらでも作品は作れるものだ。
いわば作者本人によるパロディ同人のようなものだが、考えてみればこのシリーズははじめからそーゆー感じだった。

ところで、学園祭の劇の演目はやはり「とりかえばや」なのだろうか?

2004年8月15日(日)
コミケ66 3日目
プリキュア強し。
団子状態の中で頭一つ抜けていた。

マリみて、ネギまは意外と伸びず。
スクールランブルと武装錬金がメディア展開の薄さのわりに健闘していた。
特にスクランはアニメ化されている冬には台風の目になりうる。
武装錬金は完全にトッキュンのワントップ。もう少し弾数が欲しい所だ。

しかし、サヴァイヴ本が揃いも揃ってメノりん表紙だったのはなんなんだ?
中身はオールキャラのも多かったのに。

2004年8月12日(木)
サムライチャンプルー
「静」と「動」とヒロインという類型的な造形ながら、三人の関係が友情や愛情でなく「なんとなく一緒にいる」という非常に薄いものになっている。
ストーリーの中心となるヒロインの目的も作品全体に対する支配力は弱い。
必然的にシリーズ構成よりも各話演出や脚本の比重が大きくなっている。
行動原理の明確な3人のキャラを素材にして、それぞれが調理法を競う。それがチャンプルーの由縁か。

2004年8月7日(土)
されど罪人は竜と踊るW・X 浅井ラボ スニーカー文庫
読了。

エロゲーみたいな展開だと思っていたら、なるほど、萌え研究の成果でしたか。
庇護欲と嗜虐欲の刺激は確かにセオリー通り。

でも…ごめんなさい。kelaはもう、男の子にしか萌えられない体になってしまっていたのです。
こんな私を、どうか許して。

2004年8月2日(月)
犬夜叉 感想
よいこのアニメで生臭い話をやっているな。

らんまに桜モチの恋占いの話があったが、あれの「結ばれる」も読みようによっては生臭い話だった。