日常的日記


2004年7月28日(水)
お伽草子

光のキャラが弱いなぁ。
「兄の遺志を継いで健気にがんばる妹」キャラにしたいのかもしれないが、肝心の兄が何もしないまま死んでしまっているので妹の行動原理も具体性に乏しい。
RPG的なおつかいイベントを繰り返すだけで、主人公が自分の意志で決断をしないのでは目的意識としての意味でも弱いままだ。
まぁ いずれ晴明とは対立するんだろうから、そのころになれば変わってくるのだろう。

兄に対する感情に比べて、綱に対しての感情が弱すぎるので二人の関係としても楽しめる部分がない。
もともと堅物同士でキャラの方向性がかぶっているのが悪いのだが。

もう主人公側は諦めて晴明や万歳楽を活躍させたほうが面白くなりそうだ。

2004年7月21日(水)
ラグナロク 爆裂天使 マガジン34号
ラグナロク

普通なら歯が光る所にデコが光ってるあたり、キャラはもとよりスタッフからもまともにヒーロー扱いされていないらしい。
言うこともやることも筋が通っているのに…「のび太のくせに生意気だ」状態か?

爆裂天使

揺らせばいいってもんじゃないぞ。

マガジン34号

M.I.Q

ネタは一杯あるんだろうが、2年もすれば時代遅れになるんだろうなぁ。
歴史的名作にはなりようがない、ある意味とてもマガジン的作品。

エアギア

スク水仮面、まだいたのか。

2004年7月15日(木)
チャンピオン33号
サナギさん

新連載。だが、知らない人に「3年前からやってます」と教えれば苦もなく信じるだろう。
キャラが関係を構築する過程を物語として描写することをしない、始まりも終わりもない作品である。

前作よりキャラの関係性を重視しているが、互いが互いの人格そのものに関心を持つのでなく、ネタを介してのみ繋がっている。
このあたり「ネタ>キャラ」の作風が残っているようだ。

ネタ漫画としては正直前作でやり尽くした感があるので、どこまでキャラ漫画になりきれるかに注目したい。

2004年7月8日(木)
チャンピオン32号
かりんと

もはや最初の入れ替わりネタは見る影もない。
いかなる力学が働いたのか?

ロボこみ

殺人犯扱いされることは心配しても、殺したこと自体には全く関心がないんだな……
いくら機械でも一緒に生活してればそれなりに情が移りそうなものだが。
恐るべき非情さ。あるいは彼が生きているのは限りなく孤独な世界やもしれぬ。



2004年7月2日(金)
クラウ 感想

この話 ドラえもんだけでのび太がいないんだなぁ。
非日常の側のキャラだけで日常側のキャラがいないから観客の視点の置き場が浮いてしまう。
対をなす両者の関係を軸にストーリーを進めるのは定番だが、両者共が非日常、つまり物語の謎を
「知ってる」側に立っているので、「知らない」側の観客と乖離している。
本来父親がその役目を果たすんだろうが、別居してるし。

ある意味あずまんが式の主役不在作品とも言えるが、クラウの行動原理が不明なので落ち着かないところではある。
仕事をしてる動機が金なのかそうでないのかも今回はわからなかった。これは先に進めば明かされるんだろうが。

ところで、ゲストキャラのストーリーが完全に投げっぱなしだったが、引っ張るんだろうか?